JPH10274710A - 耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物およびこれを用いたカラーフィルタの製造方法 - Google Patents

耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物およびこれを用いたカラーフィルタの製造方法

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JPH10274710A
JPH10274710A JP9519797A JP9519797A JPH10274710A JP H10274710 A JPH10274710 A JP H10274710A JP 9519797 A JP9519797 A JP 9519797A JP 9519797 A JP9519797 A JP 9519797A JP H10274710 A JPH10274710 A JP H10274710A
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color filter
photopolymerizable composition
heat
photopolymerizable
composition
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JP9519797A
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English (en)
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Kiyoshi Uchigawa
喜代司 内河
Masaru Shinoda
勝 信田
Hiroshi Komano
博司 駒野
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、光吸収域の吸収性、光透過域の透過
性に優れ、プラズマディスプレイパネル等に好適に用い
られる耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物、および
これを用いたカラーフィルタの製造方法を提供する。 【解決手段】 (A)光重合性化合物と、(B)光重合
開始剤と、(C)顔料として、平均粒径0.01〜0.
3μmの、(i)Al、Co、Cr、Fe、Mo、N
i、Ti、Zn、およびZrの中から選ばれる少なくと
も1種の金属の酸化物と、所望によりさらに、平均粒径
0.01〜0.3μmの、(ii)Ca、Mg、および
Siの中から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含有し
てなる耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物、並びに
これを用いたカラーフィルタの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な耐熱性カラ
ーフィルタ用光重合性組成物およびこれを用いたカラー
フィルタの製造方法に関する。さらに詳しくは、耐熱
性、光吸収域の吸収性、光透過域の透過性に優れ、プラ
ズマディスプレイパネル等に好適に用いられる耐熱性カ
ラーフィルタ用光重合性組成物、およびこれを用いたカ
ラーフィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルやイメージセンサー、CRT
ディスプレイ等に用いられるカラーフィルタは、従来よ
り、感光性組成物中に緑(G)、青(B)、赤(R)の
有機顔料を添加したカラーフィルタ用感光性組成物を基
材上に塗布、乾燥した後、ホトリソグラフィーによって
マトリックス状の所定の色のレリーフ樹脂層に形成して
製造されている。
【0003】プラズマディスプレイ(以下「PDP」と
いう)は、CRTディスプレイと同程度の発光輝度を有
する表示体が得られること、構造が比較的簡単であり大
型化が可能であること、装置のコンパクト化が可能なこ
とから、近年、表示体装置としての実用化が望まれてい
るものの1つである。このPDPは基材上にセル構造を
作成し、このセル内に電極、蛍光体、放電ガスを封入し
表示素子とするものである。各蛍光体が任意に発光する
ことにより画像を形成する。
【0004】カラーPDPは赤、緑、青の各種蛍光体を
マトリックス状に配置したものであるが、カラーPDP
の作製に使用される蛍光体としては、CIE(Commissi
on Internationale de l'Eclairage、国際照明委員会)
XYZ系スペクトル三色値座標系の色ベクトルxy色度
図(以下「CIE色度図」という)で表されるx値、y
値の位置が色度曲線の近傍にあり、かつ発光特性が高
く、耐光性、および放電ガスによる劣化の少ないことが
要求される。このような特性を実現するために、様々な
傾向物質を組み合せて配合したものが用いられている
が、表示体として十分に満足し得る程度に好ましい色調
のものはいまだ得られておらず、また、蛍光物質自体が
白色あるいは淡色のため、画像のコントラストを強調す
ることが難しいという問題があった。
【0005】上記問題を解決するためには、例えば、P
DPにカラーフィルタを設けることにより、画像のコン
トラストを強調することが期待される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PDP
の製造においては、350〜750℃程度の温度で焼成
作業を行う工程があり、従来のように有機顔料を主体と
したカラーフィルタ形成用感光性樹脂組成物を使用した
場合、焼成時の熱により有機顔料が分解してしまい、十
分に満足し得るカラーフィルタを形成することが困難で
あった。
【0007】このためPDPパネル等のカラーフィルタ
に好適な、耐熱性、光吸収域の吸収性、光透過域の透過
性に優れたカラーフィルタを形成し得る、耐熱性カラー
フィルタ用光重合性組成物の開発が望まれていた。
【0008】本発明者らは、上記従来技術が有する問題
点を解決するために鋭意研究の結果、カラーフィルタ用
光重合性組成物に所定の平均粒径を有する特定の金属酸
化物または複合酸化物を含有させることにより、高い耐
熱性を有し、光吸収域の吸収性、光透過域の透過性に優
れたカラーフィルタを形成することが可能であり、コン
トラストの優れたPDPを提供することができることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(A)光重合性化合物と、(B)光重合開始剤と、
(C)顔料として、平均粒径0.01〜0.3μmの、
(i)Al、Co、Cr、Fe、Mo、Ni、Ti、Z
n、およびZrの中から選ばれる少なくとも1種の金属
の酸化物を含有し、さらに所望により、平均粒径0.0
1〜0.3μmの、(ii)Ca、Mg、およびSiの
中から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含有してな
る、耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物に関する。
【0010】また本発明は、上記耐熱性カラーフィルタ
用感光性組成物を基材上に塗布し、これを所定のネガマ
スクを介して露光、現像し、さらに所望により焼成する
ことにより、カラーレリーフ樹脂層をパターン形成す
る、耐熱性カラーフィルタの製造方法に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0012】本発明の(A)成分である光重合性化合物
としては、付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を
少なくとも1個含有する化合物(以下「エチレン性化合
物」と記すことあり)が好ましく用いられる。このエチ
レン性化合物は、光重合性組成物がエネルギー線の照射
を受けた場合、光重合開始剤の作用により付加重合硬化
するようなエチレン性不飽和二重結合を1個以上有する
化合物であって、例えば前記のエチレン性不飽和二重結
合を1個以上有する単量体や、側鎖若しくは主鎖にエチ
レン性不飽和二重結合を有する重合体等が例示される。
なお、本発明における前記「単量体」は、狭義の単量体
にとどまらず、二量体、三量体、オリゴマーをも包含す
るものである。
【0013】エチレン性不飽和二重結合を1個以上有す
る単量体としては、例えば不飽和カルボン酸、脂肪族
(ポリ)ヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエス
テル、芳香族(ポリ)ヒドロキシ化合物と不飽和カルボ
ン酸とのエステル、不飽和カルボン酸と多価カルボン酸
および前述の脂肪族(ポリ)ヒドロキシ化合物、芳香族
(ポリ)ヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化合物と
のエステル化反応により得られるエステル、不飽和カル
ボン酸アミド、不飽和カルボン酸ニトリル等が挙げられ
る。
【0014】具体的には、メチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリ
レート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリ
レート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、エチレングリコールモノ
メチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノ
メチルエーテルメタクリレート、エチレングリコールモ
ノエチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモ
ノエチルエーテルメタクリレート、グリセロールアクリ
レート、グリセロールメタクリレート、アクリル酸アミ
ド、メタクリル酸アミド、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、ベンジルアクリレート、
ベンジルメタクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジア
クリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト、ブチレングリコールジメタクリレート、プロピレン
グリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールエタントリアクリレー
ト、トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、エチレンオキサイド変性ト
リメチロールプロパントリアクリレート、エチレンオキ
サイド変性トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、テトラメチロールプロパンテトラアクリレート、テ
トラメチロールプロパンテトラメタクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエ
リスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサメタクリレート、1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリ
レートや、これら例示列挙した化合物のアクリレート、
メタクリレートを、フマレート、マレエート、クロトネ
ート、イタコネートに換えた、フマル酸エステル、マレ
イン酸エステル、クロトン酸エステル、イタコン酸エス
テルや、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイ
ン酸、クロトン酸、イタコン酸、ヒドロキノンモノアク
リレート、ヒドロキノンモノメタクリレート、ヒドロキ
ノンジアクリレート、ヒドロキノンジメタクリレート、
レゾルシンジアクリレート、レゾルシンジメタクリレー
ト、ピロガロールジアクリレート、ピロガロールトリア
クリレート、アクリル酸とフタル酸およびジエチレング
リコールとの縮合物、アクリル酸とマレイン酸およびジ
エチレングリコールとの縮合物、メタクリル酸とテレフ
タル酸およびペンタエリスリトールとの縮合物、アクリ
ル酸とアジピン酸およびブタンジオールとグリセリンと
の縮合物、エチレンビスアクリルアミド、エチレンビス
メタクリルアミド、フタル酸ジアリルのアリルエステ
ル、ジビニルフタレートや、特開平5−70528号公
報等に記載の、下記一般式(I)
【0015】
【化1】
【0016】〔式(I)中、Xは−CO−Z−COOH
(ここで、Zは酸無水物の残基を示す)または−Hを示
し、ただし、−CO−Z−COOHの割合が30モル%
以上であり;Arは下記式(II)または式(III)
【0017】
【化2】
【0018】
【化3】 (ただし、式(II)、(III)中、R1 〜R8はそ
れぞれ独立に水素原子または炭素原子数1〜6のアルキ
ル基を示し;Yは側鎖に炭素原子数1〜5のアルキル
基、炭素原子数1〜5のアルコキシアルキル基、フェニ
ル基、または炭素原子数1〜5のアルキル基若しくは炭
素原子数1〜5のアルコキシアルキル基により置換され
たフェニル基、シクロヘキシル基、を有してもよい炭素
原子数1〜8のアルキレン基を示す)で表される基を示
し:R’は水素原子またはメチル基を示し;nは1〜2
0の整数である〕で表される化合物が挙げられ、中でも
カルドエポキシジアクリレート、カルドエポキシジメタ
クリレート、ビスフェノールA型エポキシアクリレート
等が好ましいものとして挙げられる。
【0019】また、側鎖若しくは主鎖にエチレン性不飽
和二重結合を有する重合体としては、例えば、不飽和二
価カルボン酸とジヒドロキシ化合物との重縮合反応によ
り得られるポリエステル、不飽和二価カルボン酸とジア
ミンとの重縮合反応により得られるポリアミド、イタコ
ン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデンマロン酸とジ
ヒドロキシ化合物との重縮合反応により得られるポリエ
ステル、イタコン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデ
ンマロン酸とジアミンとの重縮合反応により得られるポ
リアミド、フェノールノボラック型エポキシアクリレー
ト、フェノールノボラック型エポキシメタクリレート、
クレゾールノボラック型エポキシアクリレート、クレゾ
ールノボラック型エポキシメタクリレート、ビスフェノ
ールA型エポキシアクリレート、ビスフェノールS型エ
ポキシアクリレート、ウレタンアクリレートオリゴマ
ー、ウレタンメタクリレートオリゴマー等が挙げられ
る。上記エポキシ(メタ)アクリレート樹脂にさらに多
塩基酸無水物を反応させたものであってもよい。
【0020】この他に、側鎖にヒドロキシ基やハロゲン
化アルキル基などの反応活性を有する官能基を有する重
合体、例えばポリビニルアルコール、ポリ(2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート)、ポリエピクロルヒドリン
等と、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン
酸、クロトン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸との
高分子反応により得られる重合体なども使用できる。
【0021】上記のエチレン性化合物の中でも、特開平
5−70528号公報等に記載のカルドエポキシジアク
リレート、カルドエポキシジメタクリレートや、ビスフ
ェノールA型エポキシアクリレートは、重合密度の高い
パターンを得ることができるため好ましく用いることが
できる。特にカルドエポキシジアクリレート、カルドエ
ポキシジメタクリレートを用いた場合には露光時に感度
の向上がみられるので好ましく用いることができる。
【0022】これら光重合性化合物は、本発明の光重合
性組成物中、光重合性化合物、光重合開始剤および顔料
の総和100重量部中に5〜55重量部の範囲で配合す
るのが好ましく、より好ましくは10〜45重量部であ
る。5重量部未満では露光硬化後の被膜の耐摩耗性や耐
薬品性が低下することがあり、一方、55重量部を超え
ると感度が低下することがあり、また十分なフィルタの
性能を得ることが難しくなり、好ましくない。
【0023】本発明の(B)成分としての光重合開始剤
は、特に限定されるものでなく、例えば1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−
1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−メチル−1
−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプ
ロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ
−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オ
ン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフ
ェニルホスフィンオキシド、1−[4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル
−1−プロパン−1−オン、2,4−ジエチルチオキサ
ントン、2−クロロチオキントン、2,4−ジメチルチ
オキサントン、3,3−ジメチル−4−メトキシベンゾ
フェノン、ベンゾフェノン、1−クロロ−4−プロポキ
シチオキサントン、1−(4−イソプロピルフェニル)
−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1
−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メ
チルプロパン−1−オン、4−ベンゾイル−4’−メチ
ルジメチルスルフィド、4−ジメチルアミノ安息香酸、
4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミ
ノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸ブチ
ル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシ
ル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−イソアミル、
2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチル
ケタール、ベンジル−β−メトキシエチルアセタール、
1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エ
トキシカルボニル)オキシム、o−ベンゾイル安息香酸
メチル、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケトン、
4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4,
4’−ジクロロベンゾフェノン、ベンジル、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−
n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、
ベンゾインブチルエーテル、p−ジメチルアミノアセト
フェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェ
ノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、
2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミ
ダゾリル二量体、チオキサントン、2−メチルチオキサ
ントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジベンゾス
ベロン、α,α−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェ
ノン、ペンチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、9
−フェニルアクリジン、1,7−ビス−(9−アクリジ
ニル)ヘプタン、1,5−ビス−(9−アクリジニル)
ペンタン、1,3−ビス−(9−アクリジニル)プロパ
ン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロ
モ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4
−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4−メ
トキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−ト
リクロロメチル−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)ス
チリルフェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリ
クロロメチル−6−(2−ブロモ−4−メトキシ)スチ
リルフェニル−s−トリアジン等が挙げられる。中で
も、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル
イミダゾリル二量体と2−メチル−1−[4−(メチル
チオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン
または2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−
モルホリノフェニル)−ブタン−1−オンを組み合わせ
て使用したものは高感度であり好ましく用いることがで
きる。
【0024】この光重合開始剤は、本発明の光重合性組
成物中、光重合性化合物、光重合開始剤および顔料の総
和100重量部中に0.3〜15重量部の範囲で配合す
るのが好ましく、より好ましくは1〜12重量部であ
る。0.3重量部未満では感度が低下することがあり、
一方、15重量部を超えると露光硬化後の被膜の耐摩耗
性や耐薬品性が低下することがあり、好ましくない。
【0025】本発明の(C)成分である顔料としては、
平均粒径0.01〜0.3μmの、(i)Al、Co、
Cr、Fe、Mo、Ni、Ti、Zn、およびZrの中
から選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物を含有し、
さらに所望により、これに平均粒径0.01〜0.3μ
mの、(ii)Ca、Mg、およびSiの中から選ばれ
る少なくとも1種の酸化物を含む。
【0026】本発明においては、顔料として、有機顔料
を実質的に含まずに、これら(i)の金属酸化物、ある
いは、(i)の金属酸化物と(ii)の酸化物とを用い
ることにより、350〜750℃程度の温度で焼成作業
を行った場合でも、優れた性能を有するカラーフィルタ
を形成することができる。また、これら金属酸化物は電
気絶縁抵抗値が高く、これを用いてカラーフィルタを形
成した場合、PDPは電流のリークが少なく、発光ムラ
やコントラストの低下を招くことがない。
【0027】(i)Al、Co、Cr、Fe、Mo、N
i、Ti、Zn、およびZrの中から選ばれる少なくと
も1種の金属の酸化物としては、具体的には、Al
23、CoO、Co23、CrO、CrO2、Cr
23、CrO3、Cr27、Cr59、Cr35、Cr3
6、Cr513、Cr212、Cr615、Cr38、F
23、Fe34、MoO、Mo23、MoO2、Mo2
5、MoO3、Mo38、Mo823、Mo926、Ni
O、NiO2、TiO、Ti23、TiO2、ZnO、Z
nO2、ZrO2や酸化アルミニウムコバルト、酸化クロ
ムチタン、酸化チタン亜鉛、酸化コバルトニッケル、ア
ルミニウム/コバルト/チタン/クロム酸化物、コバル
ト/チタン/亜鉛/ニッケル酸化物等の複合酸化物など
を挙げることができる。なお、本発明において「複合金
属酸化物」とは、各金属を混融した状態で酸化したもの
を意味する。
【0028】(ii)Ca、Mg、およびSiの中から
選ばれる少なくとも1種の酸化物としては、具体的に
は、CaO、Mg2O、SiO2等が挙げられる。これら
各元素の酸化物を2種以上用いるときは、各元素の酸化
物を混合したもの、あるいは、各元素を混融した状態で
酸化させたものの、いずれでもよい。
【0029】上記した中でも、(C)成分として、Fe
23、Fe34は、赤色カラーフィルタとして用いるの
に好ましい顔料である。
【0030】また、(C)(i)成分として、Al、C
o、Cr、Fe、Mo、Ni、Ti、Zn、およびZr
の中から選ばれるいずれか2種以上の金属の酸化物を含
み、さらに所望により(ii)成分としてCa、Mg、
およびSiの中から選ばれる少なくとも1種の酸化物を
含む顔料は、青色、緑色用カラーフィルタとして用いる
のに好ましい顔料である。ここで、(C)(i)成分と
して2種以上の酸化物を含む場合は、複合金属酸化物の
形で用いるのが好ましい。
【0031】上記において、特に、Co、Fe、Mo、
Ni、およびZrの金属酸化物からなる顔料は、青色カ
ラーフィルタとして用いるのに好ましい。これらは好適
には複合金属酸化物の形で用いられる。
【0032】また、上記において、特に、(C)(i)
成分が、平均粒径0.01〜0.3μmの、Al、C
o、Cr、およびTiの金属の酸化物であるか、あるい
は、平均粒径0.01〜0.3μmの、Ti、Zn、C
o、およびNiの金属酸化物である顔料は、緑色カラー
フィルタとして用いるのに好ましい。これらは好適には
複合金属酸化物の形で用いられる。
【0033】本発明では、これら顔料としての金属酸化
物は、平均粒子径0.01〜0.3μm、好ましくは
0.02〜0.25μmのものが用いられる。平均粒子
径が上記範囲のものを用いることにより、色調や透過域
の可視光線の透過性能が高いカラーフィルタが得られ
る。
【0034】これら顔料は、本発明の光重合性組成物
中、光重合性化合物、光重合開始剤および顔料の総和1
00重量部中に、40〜400重量部の範囲で配合する
のが好ましく、より好ましくは50〜300重量部であ
る。40重量部未満では透過域外の可視光線を十分に遮
光することが困難になることがあり、一方、400重量
部を超えるとカラーフィルタ形成時に該フィルタの膜減
りが大きくなることがあり、好ましくない。
【0035】本発明の光重合性組成物は、上記成分の他
に、ホウ酸鉛ガラス、ホウ酸亜鉛ガラス等の、Si、
B、Pb、Na、K、Mnなどの酸化物からなる低融点
ガラス紛を、顔料100重量部に対し2〜20重量部程
度添加しておくことにより、焼成処理を行った後に低融
点ガラスが顔料である金属酸化物の結着剤として働き、
基材との密着性の高い強固なブラックマトリックスを形
成することができ、好ましい。
【0036】本発明の耐熱性カラーフィルタ用光重合性
組成物は、上述した光重合性化合物、光重合開始剤、お
よび顔料の他に、所望により膜形成能を有する化合物、
有機溶剤、熱重合禁止剤、消泡剤、界面活性剤等を添加
することができる。
【0037】膜形成能を有する化合物を添加することに
より、タック性の少ない乾燥した被膜を形成するととも
に、被膜の強度を上げることができる。このような膜形
成能を有する化合物としては、アクリル酸、メタクリル
酸、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアク
リレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルアク
リレート、イソプロピルメタクリレート、N−ブチルア
クリレート、N−ブチルメタクリレート、tert−ブ
チルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ベンジ
ルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フェノキシ
アクリレート、フェノキシメタクリレート、イソボルニ
ルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、スチレン、アクリルアミド、メタ
アクリルアミド、アクリロニトリル、メタアクリロニト
リル等から選ばれた単量体を共重合させることによって
得られた高分子化合物や、側鎖にカルボキシル基を有す
る酸性セルロース変性物、ポリエチレンオキシド、ポリ
ビニルピロリドン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩
化ビニリデンとの共重合体、塩化ビニリデン、塩素化ポ
リオレフィン、または塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重
合体、ポリ酢酸ビニル、アクリロニトリルとスチレンと
の共重合体、アクリロニトリルとスチレン、ブタジエン
との共重合体、ポリビニルアルキルエーテル、ポリビニ
ルアルキルケトン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリウ
レタン、ポリエチレンテレフタレートイソフタレート、
アセチルセルロースおよびポリビニルブチラール等を挙
げることができる。
【0038】光重合性組成物の現像時に、アルカリ性水
溶液での現像性を改善するためにアクリル酸、メタクリ
ル酸等のカルボキシル基を有する単量体を共重合成分と
して使用することは有効である。アクリル酸、メタクリ
ル酸等を共重合成分中に5〜40重量%程度含有させる
ことが好ましい。
【0039】また、カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシエチルセルロース、カルボキシプロピルセルロー
スや、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロースのヒドロキ
シル基に多塩基酸無水物を反応させたセルロース樹脂は
PDPパネルの焼成時に分解、揮散しやすい性質を有す
るため好ましく用いることができる。
【0040】上記膜形成能を有する化合物を添加する場
合には、本発明の光重合性化合物、光重合開始剤、およ
び顔料の総和100重量部中に、200重量部以下の範
囲で配合するのが好ましく、より好ましくは150重量
部以下である。
【0041】さらに、本発明の光重合性組成物は、該組
成物を希釈し塗布性を改善するため有機溶剤が使用でき
る。使用される有機溶剤としては、具体的にはエチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエ
ーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチ
レングリコールジメチルエーテル、エチレングリコール
ジエチルエーテル、エチレングリコールジプロピルエー
テル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリ
コールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモ
ノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエー
テル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エ
チレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチ
レングリコールモノプロピルエーテルアセテート、エチ
レングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールモノプロピルエーテルアセテート、2−
メトキシブチルアセテート、3−メトキシブチルアセテ
ート、4−メトキシブチルアセテート、2−メチル−3
−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキ
シブチルアセテート、3−エチル−3−メトキシブチル
アセテート、2−エトキシブチルアセテート、4−エト
キシブチルアセテート、4−プロポキシブチルアセテー
ト、2−メトキシペンチルアセテート、3−メトキシペ
ンチルアセテート、4−メトキシペンチルアセテート、
2−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メ
チル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−
4−メトキシペンチルアセテート、4−メチル−4−メ
トキシペンチルアセテート、アセトン、メチルエチルケ
トン、ジエチルケトン、メチルシソブチルケトン、エチ
ルイソブチルケトン、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プ
ロピル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、炭酸メチル、
炭酸エチル、炭酸プロピル、炭酸ブチル、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、シクロヘキサノン、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、
シクロヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、グリセリン等が例示的に挙げられる。中で
も、3−メトキシブチルアセテートは特に好ましく用い
ることができる。
【0042】この有機溶剤は、本発明の光重合性組成物
中、光重合性化合物、光重合開始剤、および顔料の総和
100重量部中に1000重量部以下の範囲含有するの
が好ましく、より好ましくは500重量部以下である。
【0043】熱重合禁止剤としては、ヒドロキノン、ヒ
ドロキノンモノエチルエーテル、p−メトキシフェノー
ル、ピロガロール、カテコール、2,6−ジ−tert
−ブチル−p−クレゾール、β−ナフトール等が挙げら
れる。可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジドデ
シルフタレート、トリエチレングリコールジカプリレー
ト、ジメチルグリコールフタレート、トリクレジルホス
フェート、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケー
ト、トリアセチルグリセリン等が挙げられる。界面活性
剤としては、アニオン系、カチオン系、ノニオン系等の
各種活性剤が挙げられ、消泡剤としてはシリコーン系、
フッ素系等の各種消泡剤が挙げられる。
【0044】上記光重合性組成物を用いて、カラーフィ
ルタを製造するには、図1に示すように、基板1上に上
記カラーフィルタ用光重合性組成物を塗布してカラーフ
ィルタ用光重合性組成物層2を形成し(図1(A))、
これをパターンマスク(ネガマスク)3を介して露光し
た後(図1(B))、現像し、さらに消耗により焼成す
る工程を経て、所定パターンのカラーレリーフ樹脂層4
を形成することによって、カラーフィルタ5を得ること
ができる(図1(C))。
【0045】このカラーフィルタの製造方法について、
以下にさらに一例を挙げて詳細に説明する。
【0046】(1)耐熱性カラーフィルタ用光重合性組
成物を調製 エチレン性二重結合を有する光重合性化合物、光重合開
始剤、および顔料、必要により塗膜形成能を有する化合
物、有機溶剤、熱重合禁止剤、消泡剤、界面活性剤、高
分子結合剤等を加えて3本ロールミル、ボールミル、サ
ンドミル等で分散、混練し、カラーフィルタ形成よう光
重合性組成物を調製する。
【0047】(2)耐熱性カラーフィルタ用光重合性組
成物層の形成 あらかじめ表面を清浄にしたガラス等の基板上に、上記
調製した耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物を塗布
する。基板と該光重合性組成物との密着性を向上させる
ためにシランカップリング剤を耐熱性カラーフィルタ形
成用光重合性組成物に添加しておくか、基板に作用させ
ておいてもよい。基板に塗布するにあたっては、ロール
コーター、リバースコーター、バーコーター等の接触転
写型塗布装置やスピンナー、カーテンフローコータ等の
非接触型塗布装置が用いられる。
【0048】基板上に厚膜の耐熱性カラーフィルタ用光
重合性組成物層を形成するには、塗布回数を複数回とす
るか、または前記塗布装置の数種を併用するのがよい。
その後、室温にて数時間〜数日放置するか、温風ヒータ
ー、赤外線ヒーター中に数十分〜数時間入れて溶剤を除
去し、塗布膜厚1〜10μm程度に調整し、耐熱性カラ
ーフィルタ用光重合性組成物層とする。
【0049】なお、上記の他に、カラーフィルタ用光重
合性組成物をドライフィルム状に形成しておき、それを
基板上にラミネートすることによってカラーフィルタ用
光重合性組成物層を形成してもよい。
【0050】(3)露光処理 上記カラーフィルタ用光重合性組成物層にパターンマス
ク(ネガマスク)を介して、、露光を行う。露光に用い
る活性エネルギー線としては、紫外線、エキシマレーザ
ー光、エックス線、ガンマ線、電子線が好適である。照
射エネルギー線量は用いる光重合性組成物の組成に応じ
て若干異なるが、50〜2000mJ/cm2程度が好
ましい。
【0051】(4)現像処理 露光後、現像液を用いて浸漬法、スプレー法等により現
像処理を行い、未露光部分を溶解除去する。使用する現
像液としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等アル
カリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、ピ
ロリン酸塩;ベンジルアミン、ブチルアミン等の第1級
アミン;ジメチルアミン、ジベンジルアミン、ジエタノ
ールアミン等の第2級アミン;トリメチルアミン、トリ
エチルアミン、トリエタノールアミン等の第3級アミ
ン;モルホリン、ピペラジン、ピリジン等の環状アミ
ン;エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のポ
リアミン;テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、ト
リメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、トリメチ
ルフェニルベンジルアンモニウムヒドロキシド等のアン
モニウムヒドロキシド類;トリメチルスルホニウムヒド
ロキシド、ジエチルメチルスルホニウムヒドロキシド、
ジメチルベンジルスルホニウムヒドロキシド等のスルホ
ニウムヒドロキシド類;その他コリン等の水溶液が使用
される。
【0052】(5)焼成処理 現像後、乾燥した後、各色ごとに上記(1)〜(4)の
処理を繰り返す。上記繰り返し処理の際に、現像後、温
度80℃〜250℃程度で5〜60分程度ベーク処理を
行うことにより、先に形成された焼成前のカラーフィル
タ上に他の色が重なることを未然に防止することができ
好ましい。焼成は350〜750℃程度の温度で行われ
る。これにより、耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成
物中の顔料、および低融点ガラス以外は熱分解、揮散さ
れ、カラーフィルタが形成される。
【0053】なお、上記において、耐熱性カラーフィル
タ用光重合性組成物とこれを用いたカラーフィルタ形成
の一例を述べたが、液晶表示パネル等、焼成工程を含ま
ないカラーフィルタに用いた場合においても、優れたカ
ラーフィルタを形成することができることはいうまでも
ない。
【0054】また、本発明におけるカラーフィルタ用光
重合性組成物、およびこれを用いたカラーフィルタは、
赤(R)、緑(G)、青(B)各発色素子のみならず、
ブラックマトリックスにも適用される。
【0055】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0056】(実施例1)下記(1)〜(6)に示され
る化合物を3本ロールミルを用いて2時間分散、混練し
て耐熱性赤色カラーフィルタ用光重合性組成物を調製し
た。 (1)Fe23顔料(シコトランスレッド、BASF社製、 平均粒径0.1μm) 50重量部 (2)カルドエポキシジアクリレート 20重量部 (3)エチレンオキシド変性トリメチロールプロパン トリアクリレート 22重量部 (4)2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリ ノフェニル)−ブタン−1−オン(チバガイギー社製: IRGACURE 369) 4重量部 (5)2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル イミダゾリル二量体 4重量部 (6)3−メトキシブチルアセテート 100重量部 得られた耐熱性赤色カラーフィルタ用光重合性組成物を
厚さ0.3mmの清浄な表面を有するガラス基板上にリ
バースコーター(大日本スクリーン社製:ラウンドコー
ター)を用いて乾燥膜厚5μmとなるように塗布し、8
0℃で1分間乾燥させた。その後、800mJ/cm2
の紫外線を全面照射して露光した後、電気炉中で550
℃、30分間焼成作業を行った。この基板に背面から3
波長蛍光管の光を照射したが、色ムラやピンホール等の
ない優れた赤色カラーフィルタが得られた。
【0057】同様にして、あらかじめITO(インジウ
ム−亜鉛−酸化物)パターン、クロムメタルパターン、
ブラックマトリクス、および平坦化膜が設けられた、P
DP上面板上に、上記において調製した耐熱性赤色カラ
ーフィルタ用光重合性組成物を乾燥膜厚5μmとなるよ
うに塗布し、80℃で1分間乾燥させた。その後、ネガ
マスクを介して超高圧水銀灯を用いて800mJ/cm
2の紫外線を照射して露光した後、0.5%炭酸ナトリ
ウム水溶液を用いて、25℃、60秒間スプレー現像し
たが、露光部に欠け、剥がれ、変色等みられず、未露光
部にも残渣のない良好な赤色カラーフィルタが得られ
た。
【0058】(実施例2)下記(1)〜(6)に示され
る化合物を3本ロールミルを用いて2時間分散、混練し
て耐熱性緑色カラーフィルタ用光重合性組成物を調製し
た。 (1)コバルト/チタン/亜鉛/ニッケル複合酸化物(ダイピ ロキサイドTMカラ−グリーン#3320、大日精化工 業社製、平均粒径0.1μm) 80重量部 (2)カルドエポキシジアクリレート 20重量部 (3)エチレンオキシド変性トリメチロールプロパン トリアクリレート 22重量部 (4)2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリ ノフェニル)−ブタン−1−オン(チバガイギー社製: IRGACURE 369) 4重量部 (5)2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル イミダゾリル二量体 4重量部 (6)3−メトキシブチルアセテート 120重量部 得られた耐熱性緑色カラーフィルタ用光重合性組成物を
厚さ0.3mmの清浄な表面を有するガラス基板上にリ
バースコーター(大日本スクリーン社製:ラウンドコー
ター)を用いて乾燥膜厚2μmとなるように塗布し、8
0℃で1分間乾燥させたが、色ムラやピンホール等のな
い優れた緑色カラーフィルタが得られた。
【0059】同様にして、実施例1において作製した赤
色カラーフィルタが形成された上面板を100℃、5分
間ベーク処理したものを用意し、上記において調製した
耐熱性緑色カラーフィルタ用光重合性組成物を乾燥膜厚
5μmとなるように塗布し、80℃で1分間乾燥させ
た。その後、ネガマスクを介して超高圧水銀灯を用いて
800mJ/cm2の紫外線を照射して露光した後、
0.5%炭酸ナトリウム水溶液を用いて、25℃、60
秒間スプレー現像したが、露光部に欠け、剥がれ、変色
等みられず、未露光部にも残渣のない良好な緑色カラー
フィルタが得られた。
【0060】(実施例3)下記(1)〜(6)に示され
る化合物を3本ロールミルを用いて2時間分散、混練し
て耐熱性緑色カラーフィルタ用光重合性組成物を調製し
た。 (1)アルミニウム/チタン/コバルト/クロムおよびカルシ ウム/マグネシウム/ケイ素複合酸化物(ダイピロキサ イドTMカラ−グリーン#3330、大日精化工業社製、 平均粒径0.1μm) 85重量部 (2)カルドエポキシジアクリレート 20重量部 (3)エチレンオキシド変性トリメチロールプロパン トリアクリレート 22重量部 (4)2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリ ノフェニル)−ブタン−1−オン(チバガイギー社製: IRGACURE 369) 4重量部 (5)2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル イミダゾリル二量体 4重量部 (6)3−メトキシブチルアセテート 120重量部 得られた耐熱性緑色カラーフィルタ用光重合性組成物を
厚さ0.3mmの清浄な表面を有するガラス基板上にリ
バースコーター(大日本スクリーン社製:ラウンドコー
ター)を用いて乾燥膜厚2μmとなるように塗布し、8
0℃で1分間乾燥させたが、色ムラやピンホール等のな
い優れた緑色フイルタが得られた。
【0061】同様にして、実施例1において作製した赤
色カラーフィルタが形成された上面板を100℃、5分
間ベーク処理したものを用意し、上記において調製した
耐熱性緑色カラーフィルタ用光重合性組成物を乾燥膜厚
5μmとなるように塗布し、80℃で1分間乾燥させ
た。その後、ネガマスクを介して超高圧水銀灯を用いて
800mJ/cm2の紫外線を照射して露光した後、
0.5%炭酸ナトリウム水溶液を用いて、25℃、60
秒間スプレー現像したが、露光部に欠け、剥がれ、変色
等みられず、未露光部にも残渣のない良好な緑色カラー
フィルタが得られた。
【0062】(実施例4)下記(1)〜(6)に示され
る化合物を3本ロールミルを用いて2時間分散、混練し
て耐熱性青色カラーフィルタ用光重合性組成物を調製し
た。 (1)コバルト/ニッケル/ジルコニウム/モリブデン/鉄複合 酸化物(ダイピロキサイドTMカラ−ブルー#3460、 大日精化工業社製、平均粒径0.14μm) 120重量部 (2)カルドエポキシジアクリレート 20重量部 (3)エチレンオキシド変性トリメチロールプロパン トリアクリレート 22重量部 (4)2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリ ノフェニル)−ブタン−1−オン(チバガイギー社製: IRGACURE 369) 4重量部 (5)2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル イミダゾリル二量体 4重量部 (6)3−メトキシブチルアセテート 150重量部 得られた耐熱性青色カラーフィルタ用光重合性組成物を
厚さ0.3mmの清浄な表面を有するガラス基板上にリ
バースコーター(大日本スクリーン社製:ラウンドコー
ター)を用いて乾燥膜厚2μmとなるように塗布し80
℃で1分間乾燥させた。その後、800mJ/cm2
紫外線を全面照射して露光した後、電気炉中で550
℃、30分間焼成作業を行った。この基板に背面から3
波長蛍光管の光を照射したが、色ムラやピンホール等の
ない優れた青色カラーフィルタが得られた。
【0063】同様にして、実施例1において作製した赤
色カラーフィルタ、および緑色カラーフィルタが形成さ
れた上面板を100℃、5分間ベーク処理したものを用
意し、上記において調製した耐熱性青色カラーフィルタ
用光重合性組成物を乾燥膜厚5μmとなるように塗布
し、80℃で1分間乾燥させた。その後、ネガマスクを
介して超高圧水銀灯を用いて800mJ/cm2の紫外
線を照射して露光し、0.5%炭酸ナトリウム水溶液を
用いて、25℃、60秒間スプレー現像したが、露光部
に欠け、剥がれ、変色等みられず、未露光部にも残渣の
ない良好な青カラーフィルタが得られた。
【0064】上述のようにして得られた赤、緑、および
青の各カラーフィルタが形成された上面基板と、基材上
に電極、蛍光体、バリアリブ層が設けられた背面板とを
張り合わせ、電気炉中で550℃、30分間焼成作業を
行った。その後、放電ガスを封入し、PDPを完成した
が、カラーフィルタ部に欠け、剥がれ、変色等みられ
ず、高コントラストのカラーPDPが得られた。
【0065】(比較例1)下記(1)〜(6)に示され
る化合物を3本ロールミルを用いて2時間分散、混練し
て耐熱性赤色カラーフィルタ用光重合性組成物を調製し
た。 (1)C.I.Pigment Red 177 50重量部 (2)カルドエポキシジアクリレート 20重量部 (3)エチレンオキシド変性トリメチロールプロパン トリアクリレート 22重量部 (4)2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリ ノフェニル)−ブタン−1−オン(チバガイギー社製: IRGACURE 369) 4重量部 (5)2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル イミダゾリル二量体 4重量部 (6)3−メトキシブチルアセテート 150重量部 得られた耐熱性赤色カラーフィルタ用光重合性組成物を
厚さ0.3mmの清浄な表面を有するガラス基板上にリ
バースコーター(大日本スクリーン社製:ラウンドコー
ター)を用いて乾燥膜厚2μmとなるように塗布し、8
0℃で1分間乾燥させた。その後、800mJ/cm2
の紫外線を全面照射して露光した後、電気炉中で550
℃、30分間焼成作業を行ったが、焼成中赤色顔料が分
解、飛散してしまった。
【0066】
【発明の効果】本発明による耐熱性カラーフィルタ用光
重合性組成物は、特定平均粒径を有する特定の金属酸化
物または複合酸化物を顔料として用いることにより、高
い耐熱性を有し、光吸収域の吸収性、光透過域の透過性
に優れたカラーフィルタを形成することが可能であり、
コントラストの優れたPDPを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタを製造する工程を示す
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 カラーフィルタ用光重合性組成物 3 パターンマスク(ネガマスク) 4 カラーレリーフ樹脂層 5 カラーフィルタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)光重合性化合物と、(B)光重合
    開始剤と、(C)顔料として、平均粒径0.01〜0.
    3μmの、(i)Al、Co、Cr、Fe、Mo、N
    i、Ti、Zn、およびZrの中から選ばれる少なくと
    も1種の金属の酸化物を含有してなる、耐熱性カラーフ
    ィルタ用光重合性組成物。
  2. 【請求項2】 (C)顔料として、さらに、平均粒径
    0.01〜0.3μmの、(ii)Ca、Mg、および
    Siの中から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含有し
    てなる、請求項1記載の耐熱性カラーフィルタ用光重合
    性組成物。
  3. 【請求項3】 (C)(i)成分が、平均粒径0.01
    〜0.3μmのFe34および/またはFe23であ
    る、請求項1または2記載の耐熱性カラーフィルタ用光
    重合性組成物。
  4. 【請求項4】 (C)(i)成分が、平均粒径0.01
    〜0.3μmのAl、Co、Cr、Fe、Mo、Ni、
    Ti、Zn、およびZrの中から選ばれるいずれか2種
    以上の金属の酸化物である、請求項1または2記載の耐
    熱性カラーフィルタ用光重合性組成物。
  5. 【請求項5】 (C)(i)成分が、平均粒径0.01
    〜0.3μmの、Co、Fe、Mo、Ni、およびZr
    の金属酸化物である、請求項1、2または4のいずれか
    1項に記載の耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物。
  6. 【請求項6】 (C)(i)成分が、平均粒径0.01
    〜0.3μmの、Al、Co、Cr、およびTiの金属
    の酸化物である、請求項1、2または4のいずれか1項
    に記載の耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物。
  7. 【請求項7】 (C)(i)成分が、平均粒径0.01
    〜0.3μmの、Ti、Zn、Co、およびNiの金属
    酸化物である、請求項1、2または4のいずれか1項に
    記載の耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物。
  8. 【請求項8】 (A)光重合性化合物として、カルドエ
    ポキシジアクリレート、またはカルドエポキシジメタク
    リレートを含有してなる、請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物。
  9. 【請求項9】 さらに低融点ガラスを含有してなる、請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の耐熱性カラーフィル
    タ用光重合性組成物。
  10. 【請求項10】 さらに塗膜形成能を有する高分子化合
    物を含有してなる、請求項1〜9のいずれか1項に記載
    の耐熱性カラーフィルタ用光重合性組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の耐熱性カラーフィルタ用感光性組成物を基材上に塗布
    し、これを所定のネガマスクを介して露光、現像し、さ
    らに所望により焼成することにより、カラーレリーフ樹
    脂層をパターン形成する、耐熱性カラーフィルタの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008070822A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Fujifilm Corp 硬化性組成物、カラーフィルタ及びその製造方法
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KR20150066884A (ko) * 2013-12-09 2015-06-17 제일모직주식회사 감광성 수지 조성물 및 이를 이용한 차광층

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