JPH10274678A - 時計用発光文字板 - Google Patents

時計用発光文字板

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JPH10274678A
JPH10274678A JP9095120A JP9512097A JPH10274678A JP H10274678 A JPH10274678 A JP H10274678A JP 9095120 A JP9095120 A JP 9095120A JP 9512097 A JP9512097 A JP 9512097A JP H10274678 A JPH10274678 A JP H10274678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
glass substrate
indication
timepiece
dial
Prior art date
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Pending
Application number
JP9095120A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Iwamura
満夫 岩村
Masaaki Sato
正昭 佐藤
Masaaki Watanabe
正明 渡辺
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Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Publication date
Application filed by Kawaguchiko Seimitsu KK filed Critical Kawaguchiko Seimitsu KK
Priority to JP9095120A priority Critical patent/JPH10274678A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時字の表示位置とEL層の発光位置を精度良
く合わせると共に、時字の表示を立体感や奥行感のある
ものとして高級的なイメージが得られるようにする。 【解決手段】 背面電極層22と透明電極層25とに交
流電圧を印加することにより、その間に挟まれた発光層
24を発光するEL層21と、このEL層21の上面に
配置されるガラス基板26とを一体に形成すると共に、
このガラス基板26の鏡面加工した面に時字等の表示部
27を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンス(EL)を用いた時計用発光文字板に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の時計用発光文字板として
は、例えば図4に示したようなEL層1を用いたものが
知られている。このEL層1は、最下部から背面電極層
2、絶縁反射層3、発光層4、透明電極層5を順次積層
し、その上面および下面を透明の防湿シート6a,6b
で被覆して構成したものであり、背面電極層2と透明電
極層5との間に交流電圧を印加することで発光層4が発
光し、防湿シート6aの一部又は全体を明るく照らす。
時計用発光文字板は、前記EL層1の上面に時字などの
表示部7を形成し、EL層1からの発光によって表示部
7を後面から照明する構成となっている。また、時計用
発光文字板の下面には足8付きの金属支持板9が接着剤
で固定され、この金属支持基板9を時計のムーブメント
に固定することで時計用発光文字板を位置決めしてい
る。なお、図中符号10は、時計の指針軸11を通す小
孔である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の時計用発光文字板にあっては、防湿シート6a,6
bの伸び縮みを極力抑える必要から、防湿シート6a,
6bにアニール処理を施してから使用するが、EL層1
の背面電極層2、絶縁反射層3、発光層4を加熱乾燥す
る際に防湿シート6a,6bが僅かに収縮してしまうた
めに、時計の文字板のように時字の表示位置とEL層1
の発光位置を正確に合わせる必要がある場合には、位置
精度の確保が難しいといった問題があった。
【0004】また、薄いプラスチックフィルムの防湿シ
ート6a,6bに直接印刷等で時字を形成しているだけ
なので、立体感や奥行感に乏しく、高級的なイメージが
得られなかった。
【0005】更に、時計用発光文字板の中心部には指針
軸11を通すための小孔10が形成されるが、孔の径が
小さいために小孔10の内周面まで防湿シート6a,6
bで完全に覆うことができず、この部分での防湿効果が
十分には得られず、EL層1の寿命を短くする原因とも
なっていた。
【0006】そこで、本発明は、時字の表示位置とEL
層の発光位置を精度良く合わせると共に、時字の表示を
立体感や奥行感のあるものとして高級的なイメージが得
られるようにし、加えてEL層の防湿効果を高めること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る時計用発光文字板は、背面
電極層と透明電極層6とに交流電圧を印加することによ
り、その間に挟まれた発光層5を発光するEL層と、こ
のEL層の上面に配置されるガラス基板とを一体に形成
すると共に、このガラス基板の鏡面加工した面に時字等
の表示部を設けたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2に係る時計用発光
文字板は、前記ガラス基板の下面に微細な凹凸模様を形
成したことを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項3に係る時計用発光
文字板は、前記ガラス基板とEL層が支持フレームを介
して時計の中枠に固定されることを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項4に係る時計用発光
文字板は、前記EL層の下面及び側面をフッ素樹脂によ
る絶縁層で被覆したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に基づいて、本発明
に係る時計用発光文字板の実施の形態を詳細に説明す
る。図1及び図2は、本発明に係る時計用発光文字板の
構成および取り付け構造を示したものである。この実施
例に係る時計用発光文字板は、従来例と同様に、EL層
21が背面電極層22、絶縁反射層23、発光層24、
透明電極層25を順次積層して構成されるが、従来例と
は異なってEL層21の上面にやや厚手の透明ガラス基
板26が一体に形成されている。このガラス基板26
は、ワレの問題からして好ましくは0.3mm以上の厚
手のガラスで、更に硬化処理されているものが好まし
い。また、このガラス基板26は、上面および下面が鏡
面加工されており、その上面には時字などの表示部27
が形成される。表示部27は、ガラス基板26の上に直
接印刷して形成するか又は金属片を貼り付けて形成す
る。
【0012】表示基板に厚みのあるガラスを採用したこ
とで、加工過程で種々の熱処理を施してもほとんど伸び
縮み等の変形が起こらないため、EL層21の発光位置
と表示部27の位置とを精度良く位置合わせすることが
できる。また、ガラス基板26の上下面を鏡面加工した
ことで、表示部27に立体感と奥行感を生じさせること
ができる他、ガラス基板26上に透明電極層25を形成
する際の蒸着作業やエッチング作業が容易且つ正確にな
る。なお、上記EL層21及びガラス基板26の中心部
には指針軸28が貫通する小孔29が設けられる。ま
た、上記EL層21の発光は、表示部27の位置に相当
する部分での発光と、EL層21全体を発光させて表示
部27のみだけでなくそれ以外の部分も発光させる場合
がある。
【0013】上記透明電極層25は、ガラス基板26の
裏面側に酸化インジウムを錫でドーピングして得られる
ITO粉末(Indium Tin Oxide)を蒸
着した後、エッチングによって所望の形状に形成された
ものである。一方、背面電極層22は、導電性が良く且
つ電極を薄く形成できる銅箔を採用している。絶縁反射
層23は、発光層24を電気的な絶縁破壊から守るため
のもので、絶縁耐圧の高い材質のものが使用され、例え
ばチタン酸バリウムを分散した塗料でスクリーン印刷に
より形成される。なお、絶縁反射層23は、光を片面の
みに集光させるための反射板の役割も兼ねている。ま
た、発光層24は、硫化亜鉛(ZnS)の蛍光母体に微
量の金属やハロゲン元素の付活剤を加えて塗料化し、こ
れをスクリーン印刷にて形成することで形成される。こ
の場合、発光層24の発光色は、蛍光母体である硫化亜
鉛(Zns)に添加する付活剤の種類を変えたり、混合
比を変えることによって様々に色に発色させることがで
きる。
【0014】上記EL層21の下面及び外側面はフッ素
樹脂による絶縁層30で被覆されている。この絶縁層3
0は、従来の防湿シートに代わるもので、フッ素樹脂塗
料を背面電極層22の上からスクリーン印刷することで
形成される。フッ素樹脂による場合は、指針軸28が貫
通する小孔29の内周面やEL層21の外側面にも絶縁
層30を形成することができるので、従来の防湿シート
に比べて防水および防湿効果が一段と向上する。
【0015】上記構成からなる時計用発光文字板は、図
2に示したように、支持フレーム31を介して時計の中
枠32に取り付けられる。この支持フレーム31は、金
属の薄板をリング状に形成したもので、円周上には時計
用発光文字板を載置する棚部33が形成されている。ま
た、外周上の対向する二個所には中枠32の凹溝34
a,34bに嵌まり込む係合突起35a,35bが設け
られる。このように、支持フレーム31を用いること
で、従来の金属支持板が不必要となり、その分ガラス基
板26の厚みを大きく確保することができ、強度的にも
アップすると共に表示部27の立体感と奥行感がより強
く現れることになる。
【0016】図3は、上記時計用発光文字板の他の実施
例を示したものであり、鏡面加工されているガラス基板
26の下面に微細な凹凸模様26aを形成した以外は上
述の実施例とほぼ同様の構成である。凹凸模様26a
は、ガラス基板26の下面全体に均一の梨地模様として
形成され、サンドブラストとバフによって形成される。
このように微細な凹凸模様26aを形成することで、E
L層21からの発光面積が大きくなりその分輝度もアッ
プして時字をより一層明るく照らすことができる。な
お、この凹凸模様26aは、梨地模様の他に幾何学模様
なども有効である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る時計
用発光文字板によれば、EL層と、その上面に配置され
るガラス基板とを一体に形成すると共に、このガラス基
板の鏡面加工した面に時字等の表示部を設けたので、時
字の表示位置とEL層の発光位置を精度良く合わせるこ
とができると共に、時字を立体的に且つ奥行感が出るよ
うに表示させることができ、高級感の漂う時計用文字板
を提供することができた。
【0018】また、上記ガラス基板の下面に微細な凹凸
模様を形成したことによって、EL層からの発光面積が
大きくなり、その分時字をより一層明るく照らすことが
できるといった効果がある。
【0019】さらに、上記発光文字板は支持フレームを
介して時計の中枠に固定されるので、取付構造が極めて
簡易になる。また、従来の金属支持板を使用しない分ガ
ラス基板を厚く形成することができる。
【0020】さらにまた、EL層の下面及び側面をフッ
素樹脂による絶縁層で被覆したことで、指針軸が貫通す
る小孔の内周面も被覆することができ、防湿効果が一段
と向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る時計用発光文字板の構成を示す断
面図である。
【図2】上記時計用発光文字板を支持する構成を示す分
解斜視図である。
【図3】時計用発光文字板の他の実施例を示す図1と同
様の断面図である。
【図4】従来の時計用文字板の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
21 EL層 22 背面電極層 24 発光層 25 透明電極層 26 ガラス基板 26a 凹凸模様 27 表示部 30 絶縁層 31 支持フレーム 32 中枠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面電極層と透明電極層とに交流電圧を
    印加することにより、その間に挟まれた発光層を発光す
    るEL層と、このEL層の上面に配置されるガラス基板
    とを一体に形成すると共に、このガラス基板の鏡面加工
    した面に時字等の表示部を設けたことを特徴とする時計
    用発光文字板。
  2. 【請求項2】 前記ガラス基板の下面に微細な凹凸模様
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の時計用発光
    文字板。
  3. 【請求項3】 前記ガラス基板とEL層は、支持フレー
    ムを介して時計の中枠に固定されることを特徴とする請
    求項1記載の時計用発光文字板。
  4. 【請求項4】 前記EL層の下面及び側面をフッ素樹脂
    による絶縁層で被覆したことを特徴とする請求項1記載
    の時計用発光文字板。
JP9095120A 1997-03-28 1997-03-28 時計用発光文字板 Pending JPH10274678A (ja)

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