JPH10274948A - Ｅｌ表示板 - Google Patents
Ｅｌ表示板Info
- Publication number
- JPH10274948A JPH10274948A JP9095119A JP9511997A JPH10274948A JP H10274948 A JPH10274948 A JP H10274948A JP 9095119 A JP9095119 A JP 9095119A JP 9511997 A JP9511997 A JP 9511997A JP H10274948 A JPH10274948 A JP H10274948A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- display
- light
- substrate
- electrode layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エレクトロルミネッセンス（ＥＬ）を用いた
表示板において、表示部の位置とＥＬ層の発光位置を精
度良く合わせると共に、表示部を立体的に且つ奥行感が
あるように見せる。 【解決手段】 背面電極層１２と透明電極層１５とに交
流電圧を印加することにより、その間に挟まれた発光層
１４を発光するＥＬ層１１と、その上面に配設された表
示基板とを備えてなるＥＬ表示板において、上記表示基
板を無色透明または有色透明のガラス基板１６によって
構成すると共に、このガラス基板１６に前記ＥＬ層１１
を一体に形成した。
表示板において、表示部の位置とＥＬ層の発光位置を精
度良く合わせると共に、表示部を立体的に且つ奥行感が
あるように見せる。 【解決手段】 背面電極層１２と透明電極層１５とに交
流電圧を印加することにより、その間に挟まれた発光層
１４を発光するＥＬ層１１と、その上面に配設された表
示基板とを備えてなるＥＬ表示板において、上記表示基
板を無色透明または有色透明のガラス基板１６によって
構成すると共に、このガラス基板１６に前記ＥＬ層１１
を一体に形成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンス（以下ＥＬという）を利用した表示板に関する
ものである。
ッセンス（以下ＥＬという）を利用した表示板に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のＥＬ表示板を腕時計の発
光文字板として利用したものがある。例えば、図４に示
したＥＬ表示板はその一例であり、最下部に背面電極層
２、その上に絶縁反射層３、発光層４、透明電極層５を
順次積層し、これら全体を透明の防湿シート６で覆って
ＥＬ層１を構成したのち、防湿シート６の上面に時字な
どの表示部７を印刷したものであり、背面電極層２と透
明電極層５との間に交流電圧を印加することで発光層４
が発光し、防湿シート６に形成された表示部７を明るく
照らすことができる。なお、図中符号１０は、時計の指
針軸９が貫通する小孔である。
光文字板として利用したものがある。例えば、図４に示
したＥＬ表示板はその一例であり、最下部に背面電極層
２、その上に絶縁反射層３、発光層４、透明電極層５を
順次積層し、これら全体を透明の防湿シート６で覆って
ＥＬ層１を構成したのち、防湿シート６の上面に時字な
どの表示部７を印刷したものであり、背面電極層２と透
明電極層５との間に交流電圧を印加することで発光層４
が発光し、防湿シート６に形成された表示部７を明るく
照らすことができる。なお、図中符号１０は、時計の指
針軸９が貫通する小孔である。
【０００３】また、図５に示したＥＬ表示板は、上記防
湿シート６の上に時字などの表示部７を印刷する代わり
に、防湿シート６の上面に比較的薄い透光性基板８を別
体で配設し、この透光性基板８に時字などの表示部７を
形成したものである。
湿シート６の上に時字などの表示部７を印刷する代わり
に、防湿シート６の上面に比較的薄い透光性基板８を別
体で配設し、この透光性基板８に時字などの表示部７を
形成したものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ＥＬ表示板にあっては、防湿シート６の伸び縮みを極力
抑える必要から、薄いポリエステルフィルム等にアニー
ル処理を施してから使用するが、ＥＬ層１の背面電極層
２、絶縁電極層３、発光層４を加熱乾燥する際に防湿シ
ート６が僅かに収縮してしまうために、時計の文字板の
ように時字の表示位置とＥＬ層１の発光位置との精度が
要求されるものでは、その両者間の位置精度を出すのが
非常に難しい問題となっていた。
ＥＬ表示板にあっては、防湿シート６の伸び縮みを極力
抑える必要から、薄いポリエステルフィルム等にアニー
ル処理を施してから使用するが、ＥＬ層１の背面電極層
２、絶縁電極層３、発光層４を加熱乾燥する際に防湿シ
ート６が僅かに収縮してしまうために、時計の文字板の
ように時字の表示位置とＥＬ層１の発光位置との精度が
要求されるものでは、その両者間の位置精度を出すのが
非常に難しい問題となっていた。
【０００５】また、前者の場合には防湿シート６の上面
に直接時字等を印刷しているため、表示が平面的で単調
なものとなり易く、時計の文字板のように高い装飾性や
高級感を要求されるものには向かないものであった。
に直接時字等を印刷しているため、表示が平面的で単調
なものとなり易く、時計の文字板のように高い装飾性や
高級感を要求されるものには向かないものであった。
【０００６】更に、時計の文字板のように、中心部に指
針軸９を通すための小孔１０が設けられている場合、防
湿シート２によって小孔１０の内周面を覆うことができ
ず、小孔１０の部分は防湿シート２が形成されない状態
で使用されることとなる。このような場合には防湿効果
が薄れてＥＬ表示板の寿命を短くするという問題を有し
ていた。
針軸９を通すための小孔１０が設けられている場合、防
湿シート２によって小孔１０の内周面を覆うことができ
ず、小孔１０の部分は防湿シート２が形成されない状態
で使用されることとなる。このような場合には防湿効果
が薄れてＥＬ表示板の寿命を短くするという問題を有し
ていた。
【０００７】一方、上記従来例の後者の場合には、表示
基板となるガラス等の透光性基板８上に種々の装飾を施
すことができるという利点があるものの、ＥＬ層１と透
光性基板８とが別体であるために、防湿シート６の伸び
縮みに対しては上記と同様に透光性基板８に形成した時
字の位置とＥＬ層１による発光位置とがずれてしまうお
それがあったり、指針軸９を通す小孔１０の内周面の防
湿性が損なわれるといった問題があった。また、ＥＬ層
１とは別体で透光性基板８を設けているため、製造コス
トが高くなるという問題もあった。
基板となるガラス等の透光性基板８上に種々の装飾を施
すことができるという利点があるものの、ＥＬ層１と透
光性基板８とが別体であるために、防湿シート６の伸び
縮みに対しては上記と同様に透光性基板８に形成した時
字の位置とＥＬ層１による発光位置とがずれてしまうお
それがあったり、指針軸９を通す小孔１０の内周面の防
湿性が損なわれるといった問題があった。また、ＥＬ層
１とは別体で透光性基板８を設けているため、製造コス
トが高くなるという問題もあった。
【０００８】そこで、本発明は、表示部の位置とＥＬ層
の発光位置を精度良く合わせると共に、表示部が立体的
に且つ奥行感があるように見えるようにし、加えてＥＬ
層の防湿効果を高めることを目的とする。
の発光位置を精度良く合わせると共に、表示部が立体的
に且つ奥行感があるように見えるようにし、加えてＥＬ
層の防湿効果を高めることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項１に係るＥＬ表示板は、背面電極層
と透明電極層とに交流電圧を印加することにより、その
間に挟まれた発光層を発光するＥＬ層と、その上面に配
設された表示基板とを備えてなるＥＬ表示板において、
前記表示基板を無色透明または有色透明の透光性基板に
よって構成すると共に、この透光性基板にＥＬ層を一体
に形成したことを特徴とする。
に、本発明の請求項１に係るＥＬ表示板は、背面電極層
と透明電極層とに交流電圧を印加することにより、その
間に挟まれた発光層を発光するＥＬ層と、その上面に配
設された表示基板とを備えてなるＥＬ表示板において、
前記表示基板を無色透明または有色透明の透光性基板に
よって構成すると共に、この透光性基板にＥＬ層を一体
に形成したことを特徴とする。
【００１０】また、本発明の請求項２に係るＥＬ表示板
は、前記透光性基板が、上下面が鏡面加工されたガラス
板またはアクリル板であり、上面または透明電極層と接
する下面に表示部が設けられていることを特徴とする。
は、前記透光性基板が、上下面が鏡面加工されたガラス
板またはアクリル板であり、上面または透明電極層と接
する下面に表示部が設けられていることを特徴とする。
【００１１】また、本発明の請求項３に係るＥＬ表示板
は、前記透光性基板の下面に、微細な凹凸模様が形成さ
れていることを特徴とする。
は、前記透光性基板の下面に、微細な凹凸模様が形成さ
れていることを特徴とする。
【００１２】また、本発明の請求項４に係るＥＬ表示板
は、前記ＥＬ層の下面及び側面をフッ素樹脂による絶縁
層で被覆したことを特徴とする。
は、前記ＥＬ層の下面及び側面をフッ素樹脂による絶縁
層で被覆したことを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下添付図面に基づいて本発明に
係るＥＬ表示板の実施の形態を詳細に説明する。図１は
本発明に係るＥＬ表示板を腕時計の発光文字板に適用し
た場合の断面図である。このＥＬ表示板は、従来例と同
様に、背面電極層１２、絶縁反射層１３、発光層１４、
透明電極層１５を順次積層することによってＥＬ層１１
を構成しているが、従来例とは異なってＥＬ層１１の上
面には透明のガラス基板１６が一体に形成される。この
ガラス基板１６は、やや厚手のガラス板の上下面を鏡面
加工したもので、その上面には時字などの表示部１７が
形成される。表示部１７は、ガラス基板１６の上に直接
印刷して形成するか、又は金属片を貼り付けて形成す
る。上記ガラス基板１６は、ワレ等の破損問題からし
て、好ましくは０．３ｍｍ以上の厚みを有し、更に硬化
処理が施されたものが好ましい。
係るＥＬ表示板の実施の形態を詳細に説明する。図１は
本発明に係るＥＬ表示板を腕時計の発光文字板に適用し
た場合の断面図である。このＥＬ表示板は、従来例と同
様に、背面電極層１２、絶縁反射層１３、発光層１４、
透明電極層１５を順次積層することによってＥＬ層１１
を構成しているが、従来例とは異なってＥＬ層１１の上
面には透明のガラス基板１６が一体に形成される。この
ガラス基板１６は、やや厚手のガラス板の上下面を鏡面
加工したもので、その上面には時字などの表示部１７が
形成される。表示部１７は、ガラス基板１６の上に直接
印刷して形成するか、又は金属片を貼り付けて形成す
る。上記ガラス基板１６は、ワレ等の破損問題からし
て、好ましくは０．３ｍｍ以上の厚みを有し、更に硬化
処理が施されたものが好ましい。
【００１４】表示基板に厚みのあるガラスを用いたこと
で、加工過程で種々の熱処理を施してもほとんど伸び縮
み等の変形が起こらず、ＥＬ層１１の発光位置と表示部
１７とを精度良く位置合わせすることができる。また、
ガラス基板１６に厚みがあるのに加えてその上下面を鏡
面加工したことで、表示部１７に立体感とより一層の奥
行感を生じさせることができる他、ガラス基板１６の下
面に透明電極層１５を一体に形成する際の蒸着作業や、
エッチング作業が容易且つ正確になる。
で、加工過程で種々の熱処理を施してもほとんど伸び縮
み等の変形が起こらず、ＥＬ層１１の発光位置と表示部
１７とを精度良く位置合わせすることができる。また、
ガラス基板１６に厚みがあるのに加えてその上下面を鏡
面加工したことで、表示部１７に立体感とより一層の奥
行感を生じさせることができる他、ガラス基板１６の下
面に透明電極層１５を一体に形成する際の蒸着作業や、
エッチング作業が容易且つ正確になる。
【００１５】ガラス基板１６は無色透明か、もしくは有
色透明である。無色透明とした場合にはＥＬ層１１から
の発光を効率よく透過することができる一方、有色透明
のガラス基板を用いた場合にはＥＬ層１１の発光色自体
が淡い黄緑色の単一色であるため、両者が色同士が相ま
って多様な色彩効果を得ることができる。なお、前記透
明電極層１５及び背面電極層１２には電圧入力用のリー
ド端子１８，１９がそれぞれ形成される。
色透明である。無色透明とした場合にはＥＬ層１１から
の発光を効率よく透過することができる一方、有色透明
のガラス基板を用いた場合にはＥＬ層１１の発光色自体
が淡い黄緑色の単一色であるため、両者が色同士が相ま
って多様な色彩効果を得ることができる。なお、前記透
明電極層１５及び背面電極層１２には電圧入力用のリー
ド端子１８，１９がそれぞれ形成される。
【００１６】上記透明電極層１５は、ガラス基板１６の
裏面側に酸化インジウムを錫でドーピングして得られる
ＩＴＯ粉末（Ｉｎｄｉｕｍ Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ）を蒸
着した後、エッチングによって所望の形状に形成された
ものである。一方、背面電極層１２は、導電性が良く且
つ電極を薄く形成できる銅箔を採用している。絶縁反射
層１３は、発光層１４を電気的な絶縁破壊から守るため
のもので、絶縁耐圧の高い材質のものが使用され、例え
ばチタン酸バリウムを分散した塗料でスクリーン印刷に
より形成される。なお、絶縁反射層１３は、光を片面の
みに集光させるための反射板の役割も兼ねている。ま
た、発光層１４は、硫化亜鉛（ＺｎＳ）の蛍光母体に微
量の金属やハロゲン元素の付活剤を加えて塗料化し、こ
れをスクリーン印刷にて形成することで形成される。こ
の場合、発光層１４の発光色は、蛍光母体である硫化亜
鉛（Ｚｎｓ）に添加する付活剤の種類を変えたり、混合
比を変えることによって様々に色に発色させることがで
きる。
裏面側に酸化インジウムを錫でドーピングして得られる
ＩＴＯ粉末（Ｉｎｄｉｕｍ Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ）を蒸
着した後、エッチングによって所望の形状に形成された
ものである。一方、背面電極層１２は、導電性が良く且
つ電極を薄く形成できる銅箔を採用している。絶縁反射
層１３は、発光層１４を電気的な絶縁破壊から守るため
のもので、絶縁耐圧の高い材質のものが使用され、例え
ばチタン酸バリウムを分散した塗料でスクリーン印刷に
より形成される。なお、絶縁反射層１３は、光を片面の
みに集光させるための反射板の役割も兼ねている。ま
た、発光層１４は、硫化亜鉛（ＺｎＳ）の蛍光母体に微
量の金属やハロゲン元素の付活剤を加えて塗料化し、こ
れをスクリーン印刷にて形成することで形成される。こ
の場合、発光層１４の発光色は、蛍光母体である硫化亜
鉛（Ｚｎｓ）に添加する付活剤の種類を変えたり、混合
比を変えることによって様々に色に発色させることがで
きる。
【００１７】上記ＥＬ層１１の発光は、表示部１７の位
置に相当する部分での発光と、ＥＬ層１１全体を発光さ
せて表示部１７のみだけでなくそれ以外の部分も発光さ
せる場合がある。
置に相当する部分での発光と、ＥＬ層１１全体を発光さ
せて表示部１７のみだけでなくそれ以外の部分も発光さ
せる場合がある。
【００１８】上記ＥＬ層１１の下面及び外側面はフッ素
樹脂による絶縁層２０で被覆されている。この絶縁層２
０は、従来の防湿シートに代わるもので、フッ素樹脂塗
料を背面電極層１２の上からスクリーン印刷することで
形成される。フッ素樹脂による場合は、指針軸２１を貫
通させるための小孔２２の内周面やＥＬ層１１の外側面
にも絶縁層２０を形成することができるので、従来の防
湿シートに比べて防水および防湿効果が一段と向上す
る。
樹脂による絶縁層２０で被覆されている。この絶縁層２
０は、従来の防湿シートに代わるもので、フッ素樹脂塗
料を背面電極層１２の上からスクリーン印刷することで
形成される。フッ素樹脂による場合は、指針軸２１を貫
通させるための小孔２２の内周面やＥＬ層１１の外側面
にも絶縁層２０を形成することができるので、従来の防
湿シートに比べて防水および防湿効果が一段と向上す
る。
【００１９】図２は、ガラス基板１６の下面に微細な凹
凸模様３０を形成した場合の実施例を示したものであ
り、それ以外の構成は上述とほぼ同一であるので詳細な
説明は省略する。凹凸模様３０は、鏡面加工されたガラ
ス基板１６の下面全体に均一の梨地模様として形成さ
れ、サンドブラストとバフ研磨によって鏡面加工された
梨地模様に仕上げることができる。このように微細な凹
凸模様３０を形成することでＥＬ層１１からの発光面積
を増やすことができ、結果的に発光輝度がアップして表
示部１７をより一層明るく照らすことができる。なお、
この凹凸模様３０は、梨地模様の他に幾何学模様なども
有効である。また、ガラスの代わりにアクリル等の樹脂
基板を使用する場合には、熱転写や射出成形等による方
法で凹凸模様を形成することができる。また、アクリル
等の樹脂基板の場合も、ガラス基板同様に厚手のもので
あってアニール処理が施されているものが好ましい。
凸模様３０を形成した場合の実施例を示したものであ
り、それ以外の構成は上述とほぼ同一であるので詳細な
説明は省略する。凹凸模様３０は、鏡面加工されたガラ
ス基板１６の下面全体に均一の梨地模様として形成さ
れ、サンドブラストとバフ研磨によって鏡面加工された
梨地模様に仕上げることができる。このように微細な凹
凸模様３０を形成することでＥＬ層１１からの発光面積
を増やすことができ、結果的に発光輝度がアップして表
示部１７をより一層明るく照らすことができる。なお、
この凹凸模様３０は、梨地模様の他に幾何学模様なども
有効である。また、ガラスの代わりにアクリル等の樹脂
基板を使用する場合には、熱転写や射出成形等による方
法で凹凸模様を形成することができる。また、アクリル
等の樹脂基板の場合も、ガラス基板同様に厚手のもので
あってアニール処理が施されているものが好ましい。
【００２０】図３は、時字などの表示部１７をガラス基
板１６の下面に形成した場合の実施例を示したものであ
る。即ち、この実施例ではＥＬ層１１とガラス基板１６
との間に表示部１７を介在させることで、表示部１７に
より一層の奥行感を生じさせる効果が出る。
板１６の下面に形成した場合の実施例を示したものであ
る。即ち、この実施例ではＥＬ層１１とガラス基板１６
との間に表示部１７を介在させることで、表示部１７に
より一層の奥行感を生じさせる効果が出る。
【００２１】なお、本発明のＥＬ表示板が、上述した時
計用発光文字板以外のものに適用されることは勿論であ
る。
計用発光文字板以外のものに適用されることは勿論であ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るＥＬ
表示板によれば、透光性基板にＥＬ層を一体に形成した
ことで、透光性基板での表示位置とＥＬ層での発光位置
とを精度良く合わせることができる。また、透光性基板
とＥＬ層とを一体に形成したことで、製造コストを低く
抑えられるといった効果もある。
表示板によれば、透光性基板にＥＬ層を一体に形成した
ことで、透光性基板での表示位置とＥＬ層での発光位置
とを精度良く合わせることができる。また、透光性基板
とＥＬ層とを一体に形成したことで、製造コストを低く
抑えられるといった効果もある。
【００２３】また、透光性基板が鏡面加工されているた
めに、表示部を立体的に且つ奥行感が出るように表示さ
せることができる。
めに、表示部を立体的に且つ奥行感が出るように表示さ
せることができる。
【００２４】さらに、透光性基板の下面に微細な凹凸模
様を形成した場合には、発光輝度が増大して表示部をよ
り一層明るく照らすことができるといった効果がある。
様を形成した場合には、発光輝度が増大して表示部をよ
り一層明るく照らすことができるといった効果がある。
【００２５】さらにまた、ＥＬ層の下面及び側面をフッ
素樹脂による絶縁層で被覆したので、従来の防湿シート
では得られなかった狭い場所や複雑な形状部に対しても
防湿処理を施すことができ、ＥＬ層自体の製品寿命を延
ばすといった効果がある。
素樹脂による絶縁層で被覆したので、従来の防湿シート
では得られなかった狭い場所や複雑な形状部に対しても
防湿処理を施すことができ、ＥＬ層自体の製品寿命を延
ばすといった効果がある。
【図１】本発明に係るＥＬ表示板の一実施例を示す構成
断面図である。
断面図である。
【図２】透光性基板の下面に凹凸模様を設けた場合の構
成断面図である。
成断面図である。
【図３】透光性基板の下面側に表示部を形成した時の図
１と同様の構成断面図である。
１と同様の構成断面図である。
【図４】従来のＥＬ表示板を時計の文字板に応用した時
の断面図である。
の断面図である。
【図５】従来のＥＬ表示板の他の例を示す断面図であ
る。
る。
１１ ＥＬ層 １２ 背面電極層 １４ 発光層 １５ 透明電極層 １６ ガラス基板（透光性基板） １７ 表示部 ２０ 絶縁層 ３０ 凹凸模様
Claims (4)
- 【請求項１】 背面電極層と透明電極層とに交流電圧を
印加することにより、その間に挟まれた発光層を発光す
るＥＬ層と、その上面に配設された表示基板とを備えて
なるＥＬ表示板において、 前記表示基板を無色透明または有色透明の透光性基板に
よって構成すると共に、この透光性基板にＥＬ層を一体
に形成したことを特徴とするＥＬ表示板。 - 【請求項２】 前記透光性基板は、上下面が鏡面加工さ
れたガラス板またはアクリル板であり、上面または透明
電極層と接する下面に表示部が設けられていることを特
徴とする請求項１記載のＥＬ表示板。 - 【請求項３】 前記透光性基板の下面には、微細な凹凸
模様が形成されていることを特徴とする請求項１又は２
記載のＥＬ表示板。 - 【請求項４】 前記ＥＬ層の下面及び側面をフッ素樹脂
による絶縁層で被覆したことを特徴とする請求項１記載
のＥＬ表示板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9095119A JPH10274948A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | Ｅｌ表示板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9095119A JPH10274948A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | Ｅｌ表示板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10274948A true JPH10274948A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=14128956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9095119A Pending JPH10274948A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | Ｅｌ表示板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10274948A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000348870A (ja) * | 1999-06-07 | 2000-12-15 | Polymatech Co Ltd | Ｅｌ表示シート |
| WO2002093982A1 (fr) * | 2001-05-16 | 2002-11-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Element el et unite d'eclairage le comprenant |
| JP2005353504A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | Ｅｌシート |
| KR20170019553A (ko) * | 2015-08-11 | 2017-02-22 | 삼성디스플레이 주식회사 | 디스플레이 장치 및 이의 제조 방법 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9095119A patent/JPH10274948A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000348870A (ja) * | 1999-06-07 | 2000-12-15 | Polymatech Co Ltd | Ｅｌ表示シート |
| WO2002093982A1 (fr) * | 2001-05-16 | 2002-11-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Element el et unite d'eclairage le comprenant |
| US6879100B2 (en) | 2001-05-16 | 2005-04-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | EL element and illumination comprising it |
| CN1315358C (zh) * | 2001-05-16 | 2007-05-09 | 松下电器产业株式会社 | El元件以及使用该el元件的照明设备 |
| JP2005353504A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | Ｅｌシート |
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