JPH10188718A - 電子機器用モールド樹脂体の照光機構 - Google Patents

電子機器用モールド樹脂体の照光機構

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JPH10188718A
JPH10188718A JP35733496A JP35733496A JPH10188718A JP H10188718 A JPH10188718 A JP H10188718A JP 35733496 A JP35733496 A JP 35733496A JP 35733496 A JP35733496 A JP 35733496A JP H10188718 A JPH10188718 A JP H10188718A
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JP
Japan
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key top
electronic equipment
resin sheet
transparent
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP35733496A
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English (en)
Inventor
Shunji Naito
俊司 内藤
Tatsuya Okamura
達也 岡村
Masayuki Hagimura
雅之 萩村
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で容易に電子機器用モールド樹脂
体全体を均一に照光できる電子機器用モールド樹脂体の
照光機構を提供する。 【解決手段】 透明または半透明な合成樹脂シート10
の一方の面にエレクトロルミネッセント素子層30を形
成する。合成樹脂シート10のエレクトロルミネッセン
ト素子層30を形成した部分の反対側の面上に透明又は
半透明な溶融モールド樹脂を直接成型することによって
合成樹脂シート10上に透明又は半透明なキートップ
(電子機器用モールド樹脂体)20を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキートップ等の電子
機器用モールド樹脂体を照光するのに好適な電子機器用
モールド樹脂体の照光機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、押釦スイッチに用いられるキート
ップを照光する場合は、基板上に発光ダイオードを取り
付け、該発光ダイオードの上部に透明なキートップを配
置し、前記発光ダイオードから発射された光を前記キー
トップ内に導いて該キートップをその下面側から照光す
るように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の照光機構には以下のような問題点があった。発光ダ
イオードは点光源になるため、照光しようとするキート
ップの表面全体を均一に照光することは困難であった。
またこの欠点を解消するためには、光源を拡散する拡散
部材を別途取り付ける必要があるが、そうすると装置の
構造が複雑化し、また組み立て作業が煩雑になり、さら
に厚みが厚くなってしまうなどの問題が生じてしまう。
【0004】キートップは通常基板上に多数個配置さ
れるが、その場合発光ダイオードの数も多数個配置しな
ければならなくなってしまう。
【0005】発光ダイオードは消費電力が大きく、特
に電池を利用した携帯用機器に応用した場合は連続使用
時間に対する影響が無視できなくなる。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、構造が簡単で容易に電子機器用モール
ド樹脂体全体を均一に照光できる電子機器用モールド樹
脂体の照光機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、透明または半透明な合成樹脂シートの表面
にエレクトロルミネッセント素子層を形成し、且つ該合
成樹脂シートのエレクトロルミネッセント素子層を形成
した部分の反対側の面上に透明又は半透明な溶融モール
ド樹脂を直接成型することによって該合成樹脂シート上
に透明又は半透明な電子機器用モールド樹脂体を取り付
けるように構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明を用いたキート
ップ板1の要部を示す図であり、同図(a)は平面図、
同図(b)は同図(a)のA−A断面図、同図(c)は
裏面図である。また図2は図1(a)のB部分の拡大図
である。なお図1乃至図5において合成樹脂シート10
に印刷する各層の厚みは説明の都合上それぞれ実際より
かなり厚く示している。
【0009】図1に示すようにこのキートップ板1は、
合成樹脂シート10の一方の面(裏面)にエレクトロル
ミネッセント素子層30を形成し、他方の面(表面)に
印刷層及び接着層50,55を形成し、該印刷層及び接
着層50,55の上を覆うようにキートップ20を成型
して構成されている。なお実際は1枚の合成樹脂シート
10上には上記キートップ20が多数個成型されてい
る。以下各構成部分について詳細に説明する。
【0010】まずエレクトロルミネッセント素子層30
は、図2に示すように、合成樹脂シート10の一方の面
(裏面)の略全体に、透明導電膜からなる透明電極層3
1と、発光体層33と、絶縁層35と、背面電極層37
と、絶縁保護層39とをこの順番に積層して構成されて
いる。
【0011】ここで合成樹脂シート10としては、例え
ば厚み100μm程度の透明なポリエチレンテレフタレ
ート製フイルムを用いる。
【0012】透明電極層31としては、例えば厚み1μ
m程度のITO膜(酸化インジウムスズ膜)を用いる。
【0013】発光体層33としては、樹脂バインダー
(高誘電率樹脂、例えばシアノエチル系樹脂、ポリフッ
化ビニリデン系樹脂など)中に蛍光体(例えばZnSに
Cuをドープしたもの)の粉末を混合したものを用い、
その厚みは例えば50μm程度にする。
【0014】絶縁層35としては、高誘電率絶縁材、例
えば高誘電率樹脂(例えばシアノエチル系樹脂、ポリフ
ッ化ビニリデン系樹脂など)に高誘電率フィラー(例え
ばチタン酸バリウムの粉末)を混合したものを用いる。
【0015】背面電極層37としては、例えばカーボン
ペーストや銀ペーストを用いる。
【0016】次に合成樹脂シート10の他方の面(表
面)のキートップ20を形成する部分には、所望の形状
・色彩の印刷層50が形成され、その上にはキートップ
20が接触する面全体に透明な塩化ビニル樹脂製の接着
層55が形成されている。そして接着層55の上にキー
トップ20が接着されている。
【0017】図1に戻ってキートップ20は熱可塑性の
透明なモールド樹脂材料からなり、その外周につば部2
1を設け、該つば部21の下面には合成樹脂シート10
に設けた3つの貫通孔11を介して合成樹脂シート10
の反対面(裏面)側に3つの固定部23を設け、これら
固定部23とつば部21が合成樹脂シート10を挟持す
るようにしている。
【0018】なおこの実施形態では、固定部23とつば
部21によってキートップ20を固定しているので、接
着層55は必ずしも必要ない。
【0019】次に図3を用いてこのキートップ板1の製
造方法を説明する。先ず図3(a)に示すように、一方
の面(裏面)全体に透明電極層31を形成してなる合成
樹脂シート10の該透明電極層31上に発光体層33と
絶縁層35と背面電極層37と絶縁保護層39とをこの
順番で印刷形成することによって、該合成樹脂シート1
0の一方の面全体にエレクトロルミネッセント素子層3
0を形成する。
【0020】次に図3(a)に示すように、合成樹脂シ
ート10の反対側の面(表面)の所定位置に、所定形状
の印刷層50を印刷し、その上に透明な接着層55を印
刷する。
【0021】次に図3(b)に示すように、該合成樹脂
シート10に3つの貫通孔11と、1つのピンゲート用
貫通孔13をプレスによって開口する。
【0022】次に図3(c)に示すように、第1,第2
金型60,70を用意する。第1金型60にはキートッ
プ20の上部形状と同一形状のキャビティー61が設け
られており、第2金型70には固定部23と同一形状の
3つのキャビティー71とピンゲート73とが設けられ
ている。
【0023】そして前記合成樹脂シート10を第1,第
2金型60,70間に挟持すると、ピンゲート73は合
成樹脂シート10のピンゲート用貫通孔13を貫通す
る。
【0024】そしてピンゲート73から溶融した樹脂を
圧入してキャビティー61内を溶融樹脂で満たすと共
に、貫通孔11を通してキャビティー71内にも溶融樹
脂を満たす。
【0025】そして前記溶融樹脂が固化した後に第1,
第2金型60,70を取り外せば、図1に示すキートッ
プ20の成型が完了し、キートップ板1が完成する。
【0026】図4は上記キートップ板1を用いて構成し
た押釦スイッチの1例を示す概略側断面図である。同図
に示すようにこの押釦スイッチは、キートップ板1の下
側にスイッチ基板80を配置し、該スイッチ基板80に
設けたスイッチ接点81上にクリック板83を取り付
け、該クリック板83の上に前記キートップ20の1つ
の固定部23を配置するように構成している。
【0027】そしてキートップ20を押圧すれば、キー
トップ20が下降してその固定部23がクリック板83
を反転し、スイッチ接点81をオンする。
【0028】一方前記エレクトロルミネッセント素子層
30の透明電極層31と背面電極層37(図2参照)間
に、例えば100Vで1KHzの交流電圧を印加すれ
ば、発光体層33全体が発光し、その光は透明な合成樹
脂シート10及びキートップ20を通して該キートップ
20の表面から放射される。このとき印刷層50に印刷
された模様などがキートップ20の表面に明るく照らし
出される。
【0029】エレクトロルミネッセント素子層30はキ
ートップ20全体を均一に光らせるので、キートップ2
0の各部における光の強さの強弱が少なく、発光ダイオ
ードを用いた場合のような光の偏りを全く生じない。
【0030】図5(a),(b)はキートップ板1′,
1″を用いて構成した他の押釦スイッチを示す概略側断
面図である。
【0031】図5(a)に示す押釦スイッチにおいて、
図4に示す押釦スイッチと相違する点は、固定部23を
省略した点(キートップ20は接着層55〔図2参照〕
によって固定されている)と、キートップ板1′とスイ
ッチ基板80の間にラバーシート85を挿入した点と、
スイッチ接点81及びクリック板83の位置をキートッ
プ20の真下にした点のみである。
【0032】このように柔軟なラバーシート85を介在
させれば、スイッチ接点81をキートップ20の中央真
下に位置させてこれを押圧しても、エレクトロルミネッ
セント素子層3は傷まない。
【0033】なお本発明にかかるキートップ板は上記構
造のものに限定されず、例えば図5(b)に示すキート
ップ板1″のようにキートップ20の下面中央に合成樹
脂シート10を貫通して挟持する固定部23を設けても
良い等、種々の変形が可能である。
【0034】さらに本発明はキートップ板1に適用され
るのみならず、例えば回転式電子部品のつまみの部分
や、スライド式可変抵抗器のつまみの部分など、他の種
々の電子機器用モールド樹脂体の照光にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 エレクトロルミネッセント素子層を用いているので光
源を平面状にすることができ、別途拡散部材などを用い
なくても容易にキートップの表面全体を均一に照光する
ことができる。
【0036】光源が平面状で且つ薄いので、装置の薄
型化が図れる。
【0037】1枚の合成樹脂シート全体にエレクトロ
ルミネッセント素子層を一度に形成することにより多数
個のモールド樹脂体を照光できるので、従来のように発
光ダイオードを多数個取り付ける必要がなく、構造が簡
単で部品点数が削減でき、組み立てが容易である。
【0038】発光ダイオードを用いたものに比べ、消
費電力が少ない(約半分)。特に電池を利用した携帯機
器に応用した場合は連続使用時間の延長に効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたキートップ板1の要部を示す図
であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)
のA−A断面図、同図(c)は裏面図である。
【図2】図1(a)のB部分の拡大図である。
【図3】キートップ板1の製造方法を示す図である。
【図4】キートップ板1を用いた押釦スイッチの1例を
示す概略側断面図である。
【図5】図5(a),(b)はキートップ板1,1′を
用いた他の押釦スイッチを示す概略側断面図である。
【符号の説明】
10 合成樹脂シート 20 キートップ(電子機器用モールド樹脂体) 30 エレクトロルミネッセント素子層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明または半透明な合成樹脂シートの表
    面にエレクトロルミネッセント素子層を形成し、且つ該
    合成樹脂シートのエレクトロルミネッセント素子層を形
    成した部分の反対側の面上に透明又は半透明な溶融モー
    ルド樹脂を直接成型することによって該合成樹脂シート
    上に透明又は半透明な電子機器用モールド樹脂体を取り
    付けたことを特徴とする電子機器用モールド樹脂体の照
    光機構。
JP35733496A 1996-12-26 1996-12-26 電子機器用モールド樹脂体の照光機構 Pending JPH10188718A (ja)

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