JPH10274562A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JPH10274562A
JPH10274562A JP9079262A JP7926297A JPH10274562A JP H10274562 A JPH10274562 A JP H10274562A JP 9079262 A JP9079262 A JP 9079262A JP 7926297 A JP7926297 A JP 7926297A JP H10274562 A JPH10274562 A JP H10274562A
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JP
Japan
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photoelectric conversion
pixel
pitch
accumulation
conversion element
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JP9079262A
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English (en)
Inventor
Masataka Ide
昌孝 井出
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細なパターンを有する被写体も検出可能で
あると共に、焦点検出精度が高くかつ応答性、低輝度限
界性能も向上させた光電変換装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 フォトダイオードPD1〜PDnはスイ
ッチSW12,SW23,SW34,SW2P,SW3P,SW4P等を切換えること
により、サンプルピッチを切り換えられるように構成さ
れており、それぞれ独立して、各フォトダイオード毎に
画素増幅回路E1〜Enに入力する場合と、サンプルピ
ッチ4倍、即ちフォトダイオードPD1〜PD4、PD
5〜PD8・・・のユニットをサンプルピッチとして画
素増幅回路E1〜Enに入力する場合を切り換えて動作
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷蓄積型光電変
換素子を用いた光電変換装置に関し、特に、光電変換素
子列から信号を出力する際の画素ピッチを変更できるよ
うにしたものであり、例えばカメラの自動焦点検出装置
等に適用できる光電変換装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より電荷蓄積型の光電変換素子を利用
した光電変換装置については種々の提案がなされてお
り、また、これを適用した焦点検出装置についての提案
も既になされている。
【0003】上記の如き焦点検出装置においては、光電
変換素子アレイは複数の光電変換素子が所定の画素ピッ
チを有して配列されて構成されている。ここで画素ピッ
チをより小さくするとより微細なパターンの被写体も検
出が可能となる。しかしながら画素ピッチを小さくする
と、焦点検出に必要な所定の情報を得るのに必要な電荷
蓄積時間が増大し、応答性が悪くなるとともに検出可能
な低輝度限界が上昇してしまうという欠点がある。
【0004】このような問題点を解決するために、特開
昭64―80920号公報には、光電変換素子アレイ部
の光電出力に関する画素ピッチの小さい第1の光電変換
素子アレイと、第1の画素ピッチより大きい画素ピッチ
を有する第2の光電変換素子アレイとを有し、各々独立
して電荷蓄積動作を行わせ、光電出力を読み出した後、
第1及び第2の光電変換素子の光電出力に基づいて各々
焦点検出演算を行い、両方の焦点検出結果のうち適切な
方を選択する焦点検出が示されている。
【0005】また、特開昭60―4913号公報には、
光電変換素子の光電出力を読み出してAD変換した後、
複数個の光電出力データを加算して一個の光電出力とし
て扱って焦点検出演算を行うことにより、演算時間を短
縮することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭64―80920号公報に記載の焦点検出装置は、
第1及び第2光電変換素子アレイに対して、それぞれ電
荷蓄積を制御する回路と光電出力を読み出す回路を必要
とし、回路規模が非常に大きくなり、そのためコストア
ップになるという問題がある。また第1の光電変換素子
アレイと第2の光電変換素子アレイの位置に差があるた
め、異なる被写体を検出してしまう可能性があるという
不具合が存在する。
【0007】また、上記特開昭60―4913号公報に
記載の焦点検出装置は、光電変換素子の電荷蓄積時間に
ついては従来と変わることがなく、さらに、AD変換し
た後に、複数個の光電出力データを加算して一個の光電
出力として扱うので、AD変換誤差が積算され検出精度
が悪化するという不具合がある。
【0008】本発明は、微細なパターンを有する被写体
も検出可能であると共に、焦点検出精度が高くかつ応答
性、低輝度限界性能も向上させた焦点検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光電変換装置
は、入射光量に応じた電荷を発生する電荷蓄積型光電変
換素子を所定のピッチで複数配列した光電変換素子アレ
イと、この光電変換素子アレイ中において、隣接する上
記光電変換素子を結合または分離して画素ピッチを切り
換える画素ピッチ切換手段と、この画素ピッチ切換手段
を制御し、上記光電変換素子アレイから所定の画素ピッ
チで画素出力を得る制御手段とを具備することを特徴と
する。また、本発明の光電変換装置は、入射光量に応じ
た電荷を発生する電荷蓄積型光電変換素子を所定のピッ
チで複数配列した第1光電変換素子アレイと、上記光電
変換素子の配列方向と直交する方向に、各光電変換素子
と隣接して設けられ、画素幅切換用の複数の第2光電変
換素子と、この第2光電変換素子と、上記光電変換素子
を結合または分離して、画素ピッチに対して直角方向の
画素幅を切り換える画素幅切換手段と、この画素幅切換
手段を制御し、上記光電変換素子アレイから所定の画素
幅で画素出力を得る制御手段とを具備することを特徴と
する。また、本発明の光電変換装置は、さらに、上記制
御手段は、被写体の輝度に応じて上記画素ピッチまたは
上記画素幅を切換え制御することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
発明の実施の形態を説明する。第1の発明の実施の形態
は、本発明の基本的な構成を示す光電変換装置であっ
て、図1に示す様に、所定のピッチを有する複数の光電
変換素子から構成され、各光電変換素子が入射光量に応
じた電荷を発生する電荷蓄積型の光電変換素子アレイ1
と、光電変換素子アレイ1内の隣接する光電変換素子を
結合または分離して画素ピッチを切り換える画素ピッチ
切換手段2と、画素ピッチ切換手段2を制御すると共
に、光電変換素子アレイ1の出力を得る制御手段3とか
ら構成されている。
【0011】この第1の発明の実施の形態に係る光電変
換装置では、同一の光電変換素子アレイ1内において、
隣接する各光電変換素子の出力を、画素ピッチ切換手段
2によって、結合または分離することにより、第1の画
素ピッチと、この第1の画素ピッチより大きい第2の画
素ピッチとに切り換えて使用することができる。そして
制御手段3は、内部に設けられている共通の蓄積時間制
御回路と読出回路を用いて、光電変換素子アレイ1の電
荷蓄積制御と光電変換出力の読み出し制御を行う。
【0012】次に図2〜図12を参照して本発明の第2
の実施の形態について説明する。図2は本発明の光電変
換装置が搭載されたカメラの断面図である。このカメラ
はカメラボデイBの下部に焦点検出装置FDを有してい
る。カメラボデイB内では撮影レンズLを通過した被写
体からの光束はメインミラーMMにより反射又は透過さ
れる。メインミラーMMで反射した光束はファインダF
Lに導かれ,メインミラーMMを透過した光束はサブミ
ラーSMで反射されて焦点検出装置FDに導かれる。焦
点検出装置FDは、撮影レンズLを通過した光束を絞り
込む視野マスクS、赤外光をカットする赤外カットフィ
ルタSF、光束を集めるためのコンデンサレンズC、光
束を全反射する全反射ミラーZM、光束を制限するセパ
レータ絞りK、光束を再結像させるセパレータレンズ
H、光電変換素子列とその処理回路からなるAFセンサ
ASとから構成されている。
【0013】図3は焦点検出装置FD内の光電変換素子
列P上に被写体からの光束を導く焦点検出光学系の構成
をさらに詳細に示すものである。図3において、Lは撮
影レンズ、Sは視野マスク、Cはコンデンサレンズ、K
は撮影レンズLの光軸に対して略対称に配置された開口
部K1,K2を有するセパレータ絞り、H1,H2はセ
パレータ絞りK1,K2に対応してその後方に配置され
たセパレータレンズである。なお図3では前述の全反射
ミラーZM,赤外カットフィルタSfについては省略し
ている。
【0014】撮影レンズLの領域L1を介して入射した
被写体からの光束は視野マスクS、コンデンサレンズ
C、セパレータ絞りKの開口部K2及びセパレータレン
ズH2を通り光電変換素子列P上に再結像される。P上
に配置されている光電変換素子列はセパレータレンズH
1、H2に対応して第1、第2の光電変換素子列PDA
L,PDARを有している。撮影レンズが合焦即ち結像
面G上に被写体像Iが形成される場合、その被写体像I
はコンデンサレンズC及びセパレータレンズH1、H2
によって、光軸Oに対して垂直な2次結像面P(光電変
換素子列)上に再結像され、第1像I1、第2像I2と
なる。撮影レンズが前ピン即ち結像面Gの前方に被写体
像Fが形成される場合には、2次結像面Pに形成される
被写体像は、合焦時に比較して光軸Oにお互い近づき、
第1像F1、第2像F2となる。撮影レンズが後ピン即
ち結像面Gの後方に被写体像Rが形成される場合には、
2次結像面Pに形成される被写体像は、合焦時に比較し
て光軸Oから離れ、第1像R1、第2像R2となる。こ
れら第1像と第2像の間隔を検出することにより、撮影
レンズの合焦状態を前ピン、後ピンを含めて検出するこ
とができる。具体的には第1像と第2像の光強度分布を
光電変換素子列の出力より求めて両像の間隔を測定す
る。
【0015】図4は図3に示したカメラの電気制御ブロ
ック図であり、まず各部の構成について説明する。図4
において、CLはカメラの制御装置で、例えば内部にC
PU(中央処理装置)、ROM,RAM,ADコンバー
タADCを有するコントローラである。コントローラC
Lの内部のROMに格納されたカメラのシークエンスプ
ログラムに従ってカメラの一連の動作を行っている。ま
たコントローラCLはその内部にE2PROM35を有
しており、撮影レンズLの焦点合わせ制御(AF制
御)、測光等に関する補正データをボデイ毎に記憶する
ことができる。
【0016】レンズ駆動部LDはコントローラCLによ
って制御され、撮影レンズLのフォーカシングレンズを
レンズモータMlによって駆動する。測光部SKは、被
写体の輝度に応じた出力を発生し、コントローラCLは
その測光出力をADコンバータADCによりAD変換し
て、測光値としてRAMに格納する。1RSW(ファー
ストレリーズスイッチ)、2RSW(セカンドレリーズ
スイッチ)はレリーズ釦に連動したスイッチで、レリー
ズ釦の第1段階の押し下げにより1RSWがオンし、引
き続いて第2段階の押し下げで2RSWがオンする。コ
ントローラCLは1RSWで測光、AFを行い、2RS
Wオンで露出動作とフィルム巻き上げを行う。
【0017】次に撮影レンズLの焦点状態を検出するた
めのAFセンサAS内部の構成について説明する。AF
センサASは光電変換素子列であるフォトダイオードア
レイPDAL,PDAR,処理回路SA,及びセンサ制
御回路SCCから構成される。フォトダイオードアレイ
PDALおよびPDARは、前述の被写体像R1、I
1、F1と被写体像R2、I2、F2をそれぞれ受光す
る位置に配置される。センサ制御回路SCCはコントロ
ーラCLからの4個の制御信号RES,END,CL
K、PTに応じてAFセンサ内部全体の動作を制御す
る。制御信号RESはリセット信号であり、END信号
は電荷蓄積終了信号であり、CLKは信号の通信時に使
用するクロックであり、PTは画素ピッチを切換えるた
めの制御信号である。AFセンサASは処理回路SAよ
りモニタ出力MDATAと蓄積信号出力SDATAをコ
ントローラCL内部のADコンバータADCに対して出
力する。
【0018】図5に、AFセンサASのフォトダイオー
ドアレイPDAL、PDAR、処理回路SAの回路図を
示す。フォトダイオードアレイPDAL,PDARは、
フォトダイオードPD1〜PDnから構成され、このフ
ォトダイオード列PD1〜PDnのうち第1の所定範囲
のフォトダイオードによってフォトダイオードアレイP
DALが構成され、第2の所定範囲のフォトダイオード
によってフォトダイオードアレイPDARが構成され
る。各フォトダイオードは入射する光量に応じた電荷を
それぞれ発生する。
【0019】本発明では、光電変換素子アレイ部のサン
プルピッチを小さく設定した際の光電変換出力を用い
て、より微細パターンの検出及びより高精度の検出を行
い、一方、光電変換素子アレイのサンプルピッチを大き
く設定した際の光電変換出力を用いて、より高速応答及
びより低輝度限界の低い被写体の焦点検出ができるよう
に構成している。サンプルピッチとしては、例えば35
mmカメラとして充分微細なパターンにまで焦点検出を
可能とするためには、フィルム面即ち焦点面(一次結像
面)でのサンプルピッチが50μm〜100μm程度で
あればよいことが一般的に知られている。
【0020】ここでサンプルピッチとは画像処理に用い
るデータ採取点の空間的な間隔を示すものである。この
時、光電変換素子の画素ピッチは、撮影レンズの焦点面
である一次像面換算でのサンプルピッチから求めること
ができ、二次像面換算、即ち焦点検出素子上での画素ピ
ッチpは一次像面換算でのサンプルピッチPに再結像光
学系の倍率Mを乗じることによって計算することができ
る。即ち、光電変換素子アレイ上でのサンプルピッチ、
即ち画素ピッチpは、p=M*P と表すことができ
る。光電変換素子アレイの標準的な画素ピッチは、たと
えば一次像面換算サンプルピッチP=100μm、再結
像光学系倍率M=0.3とすると、画素ピッチp=33
μmとなる。よって、画素ピッチp<33μmとすれば
より細かいパターンの被写体の検出に好適であり、一
方、画素ピッチp≧33umとすればより低輝度被写体
を検出に好適である。
【0021】次に図5に戻って、AFセンサASの内部
構成について説明する。フォトダイオードPD1〜PD
nは前述のようにサンプルピッチを切り換えられるよう
に構成されており、それぞれ独立して、各フォトダイオ
ード毎に画素増幅回路E1〜Enに入力される場合と、
サンプルピッチ4倍、即ちフォトダイオードPD1〜P
D4、PD5〜PD8・・・のユニットをサンプルピッ
チとして画素増幅回路E1〜Enに入力される場合を切
り換えて動作することができる。
【0022】フォトダイオードPD1〜PD4を代表例
として、以下説明する。フォトダイオードPD1の出力
は画素増幅回路E1に直接入力され、フォトダイオード
PD2、PD3、PD4の出力は各々スイッチSW2
p,SW3p、SW4pを介して画素増幅回路E2、E
3、E4に入力される。またフォトダイオードPD1〜
PD4の各出力はPD1〜PD2間、PD2〜PD3
間、PD3〜PD4間にて各々スイッチSW12、SW
23、SW34で接続されている。
【0023】通常サンプルピッチの場合はスイッチSW
12、SW23、SW34をオフ、スイッチSW2p,
SW3p,SW4pをオンとする。即ち、フォトダイオ
ードPD1、PD2、PD3、PD4の各出力を各々独
立して画素増幅回路E1、E2、E3、E4に入力す
る。一方サンプルピッチ4倍の場合は、スイッチSW1
2、SW23、SW34をオン、スイッチSW2p,S
W3p,SW4pをオフとする。即ちフォトダイオード
PD1、PD2、PD3、PD4を一個のフォトダイオ
ードとして扱い、その出力をまとめて画素増幅回路E1
に入力する。
【0024】このサンプルピッチ切り換えは制御回路S
CCからの信号(PTにより行われる。通常サンプルピ
ッチとサンプルピッチ4倍の場合のフォトダイオードP
D1〜PDnと画素増幅回路Eの接続関係をわかりやす
いように切り換えスイッチを省略して各々図6、7に示
す。即ち、図6は通常サンプルピッチの場合を示し、図
7はサンプルピッチ4倍の場合を示す。画素増幅回路E
では前記フォトダイオードアレイPD1(PDnで発生
する電荷をそれぞれ増幅し、それぞれの電荷量に対応す
る電圧信号に変換して蓄積信号Vs1〜Vsnを発生す
る。
【0025】このように本実施形態では、光電変換素子
アレイのサンプルピッチを切り換え可能に構成し、大き
い方の画素面積が小さい方の画素面積の4倍としている
ので、同一の信号蓄積量を得るのに1/4倍の時間です
むことになり、従来の焦点検出装置が小さい方の光電変
換素子アレイのみで構成されていることからすると、被
写体が暗い場合などは従来の焦点検出装置では電荷蓄積
時間が長くなり応答性を悪化させていたのに対して、電
荷蓄積時間が4分の1ですみ大幅な高速化を達成でき
る。
【0026】図8は画素増幅回路Eの一画素分に対応す
る詳細な構成を示す回路図である。フォトダイオードP
D1のアノードは接地GNDに接続され、カソードは初
段アンプ部51に入力される。この初段アンプ部51
は、反転増幅器A1、積分コンデンサC1、スイッチS
W1、とからなり所謂「積分回路」を構成している。ス
イッチSW1はセンサ制御回路SCCからの信号(RE
Sによりオン/オフ制御される。蓄積動作時はスイッチ
SW1をオンとして積分コンデンサC1を初期化した
後、スイッチSW1をオフして蓄積動作を開始させ、蓄
積量に応じた電圧が初段アンプ部51の出力V1に発生
する。
【0027】この初段アンプ部51の出力V1は、2段
目アンプ部52の入力に接続されており、この2段目ア
ンプ52はコンデンサC2、C3、C4、反転増幅器A
2、バッファA3、スイッチSW2およびSW3とから
構成され、サンプルホールド機能を有するとともに、増
幅率が(C2/C3)の反転増幅回路となっている。こ
れらのスイッチSW2、SW3は各々センサ制御回路S
CCからの信号(RES、(ENDによりそれぞれオン、
オフ制御される。蓄積制御はスイッチSW2、SW3を
オンさせ各部を初期化し、その後、スイッチSW2をオ
フして蓄積中の初段アンプ51の出力V1を前記所定の
増幅率で増幅して出力VS1を発生する。そして信号
(ENDによりスイッチSW3をオフするとホールドコ
ンデンサC4にその時点での蓄積レベルに対応する電圧
レベルを維持、即ちホールドして蓄積レベルを保持す
る。
【0028】次に図5に戻り説明を続ける。画素増幅回
路Eの各出力Vs1〜VsnにはPMOSトランジスタ
P1〜Pnのゲートが各々接続されている。但し、前述
のサンプルピッチ切り換えに関して画素増幅回路E1、
E2、E3、E4について説明すると、出力Vs1は直
接、Vs2、Vs3、Vs4は各々スイッチSW2e、
SW3e、SW4eを介して接続されている。これらの
PMOSトランジスタP1〜Pnのドレインは全て接地
GNDに接続され、一方ソースは全て共通に定電流負荷
ILに接続され、さらに出力をMDATAとするバッフ
ァB1に入力される。ここでPMOSトランジスタP1
〜Pn、定電流負荷IL、バッファB1は画素増幅回路
E1〜Enの各蓄積レベルのMAX値を検出し出力する
ピーク検出部60を構成している。
【0029】即ち、最も入射光量の大きいフォトダイオ
ードに対応する画素増幅回路ECの出力に応じたモニタ
信号をMDATAに出力する。通常サンプルピッチの場
合は、スイッチSW2e、SW3e、SW4e及び対応
する各スイッチをオンとして画素増幅回路Eの各出力V
s1〜Vsnの内のピーク検出を行う。一方サンプルピ
ッチ4倍の場合は、スイッチSW2e、SW3e、SW
4e及び対応する各スイッチをオフして有効な画素増幅
回路Eの出力Vs1、Vs5、Vs9・・・の内からピ
ーク検出を行う。なおこのサンプルピッチ切り換えは、
制御回路SCCの信号(PTによって行われる。通常サ
ンプルピッチ、サンプルピッチ4倍の場合の各々につい
て有効となるピーク検出部を図6、7に示す(図6は通
常ピッチ、図7はサンプルピッチ4倍の場合である)。
【0030】次に画素増幅回路E1(Enの各出力Vs
1〜VsnはさらにスイッチSWs1〜SWsnを介し
て、共通に接続され、その出力をSDATAとするバッ
ファB2に入力される。スイッチSWs1〜SWsn
は、センサ制御回路SCCからの信号(CLKをシフト
レジスタSRに入力することにより、これに同期して順
次オンされて、各画素増幅回路Eの出力をSDATAに
順次出力させる。
【0031】図9はAFセンサASの蓄積動作と蓄積信
号読みだし動作を示すタイミングチャートである。ま
ず、コントローラCLは信号PTをL(サンプルピッチ
小を示す)としてサンプルピッチを初期設定する。次に
信号RESをHョL、ENDをLョHとすることにより画
素増幅回路E内のスイッチSW1、SW2、SW3をオ
ンし、各部の初期化を行う。そして所定時間後に信号R
ESをLョHとすることにより画素増幅回路E内のスイ
ッチSW1、SW2をオフし、蓄積動作を開始する。蓄
積積動作中は各フォトダイオード毎の入射光量に応じた
傾きで、各画素増幅回路出力Vs1〜Vsnのレベルが
下降していく。画素のピーク値を示すMDATAにはこ
れらのVs1〜Vsnのうちで最もレベルの低い出力
(MAX)に追従した出力がモニタ信号として出力され
る。コントローラCLはこのMDATAを所定のタイミ
ングで、内蔵しているADコンバータADCでAD変換
して、そのレベルをチェックする。
【0032】そして蓄積量が適正なレベルになと、信号
ENDをHョLとすることにより画素増幅回路内のスイ
ッチSW3をオフし、全画素ブロックの蓄積を終了し、
同時に各画素ブロックの蓄積レベルを保持する。そして
蓄積動作を終了後、次に蓄積信号の読み出しを行う。こ
こで、読み出しクロックとして信号CLKを入力する
と、シフトレジスタSRよりS1〜Snが出力され、ス
イッチSws1〜Swsnが順次オンされ、各画素の蓄
積信号が順次SDATAに出力される。コントローラC
LはSDATA出力を信号CLKに同期してA/D変換
して内部のRAMに格納していき、全ての画素について
の蓄積信号の読みだしが完了したところでその読み出し
動作を終了する。
【0033】次にサンプルピッチ4倍の場合について説
明する。まず、コントローラCLは信号PTをH(サン
プルピッチ大)としてサンプルピッチを初期設定する。
以下通常サンプルピッチの場合と同様に信号RESをH
ョL、ENDをLョHとすることにより画素増幅回路E内
各部の初期化を行い、所定時間後に信号RESをLョH
とすることにより画素増幅回路Eの蓄積動作を開始す
る。蓄積動作中は、通常サンプルピッチの蓄積時に比較
して4倍の各フォトダイオード毎の入射光量に応じた傾
きで、各画素増幅回路出力Vs1〜Vsnのレベルが下
降していく。このときMDATAにはこれらのVs1〜
Vsnのうちで最もレベルの低い出力(MAX)に追従
した出力がモニタ信号として出力される。
【0034】コントローラCLはこのMDATAを所定
のタイミングで、内蔵しているADコンバータADCで
AD変換して、そのレベルをチェックし、蓄積量が適正
なレベルになると、信号ENDをHョLとすることによ
り全画素ブロックでの蓄積を終了する。次に蓄積信号の
読み出しを行う。ここで、信号CLKとして読み出しク
ロックを入力すると、シフトレジスタSRよりS1〜S
nが出力されてスイッチSws1〜Swsnが順次オン
され各画素の蓄積信号が順次SDATAに出力される。
ただしセンサデータとして有効な出力はS1、S5、S
9・・・に対応した出力であるので、コントローラCL
は有効なSDATA出力のみを信号CLKに同期してA
/D変換して内部のRAMに格納していく。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態に係るカ
メラの動作について、図10に示すフローチャートに基
づいて説明する。これは図4に示すコントローラCLの
動作制御手順を示すメインルーチンである。まず、コン
トローラCLが動作を開始すると、図10に示すメイン
ルーチンが実行されて、最初にEEPROMにあらかじ
め記憶されている各種補正データや蓄積制御データを読
み込み、RAMに展開する(S200)。続くステップ
S201では、ファーストレリーズスイッチ1RSWが
オンされているか否かを判断し、オフであれば、ステッ
プS209に分岐する。一方、オンであれば、露出量を
決定するために測光部SKを動作させて被写体輝度を測
定して「測光」を行い(S202),被写体に対する焦
点状態を検出し、それに基づいて撮影レンズを合焦位置
へ駆動させ、被写体にピントを合わせるサブルーチン
「AF」をコールする(S203)。
【0036】このAF動作の結果、撮影レンズLが合焦
したか否かを判別する(S204)。合焦していなけれ
ばステップS208に進み、一方合焦している場合は、
更にセカンドレリーズスイッチ2RSWがオンされてい
るか否かを判別する(S205)。セカンドレリーズス
イッチ2RSWがオンされていなければステップS20
8に進む。一方、オンされている場合は、サブルーチン
「露出]を行うためにまず上記ステップS202で求め
た測光値に基づいて決定された絞り値に撮影レンズの絞
りを絞り込み、次にシャッタを制御して所定時間だけシ
ャッタを開いて露出動作を行う(S206)。このシャ
ッタ動作が終了したら絞りを開放状態に戻した後、撮影
したフィルムを巻き上げて、次のコマの位置に給送し
(S207)、一連の撮影動作を終了して続くステップ
S208に進み、不図示の表示装置LCD、LEDの表
示動作を制御し(S208)、その後、前記ステップS
201に戻って同様の処理を繰り返す。
【0037】ステップS209では、シャッタに係わる
1RSWや2RSW以外のスイッチのどれかが操作され
ていることを想定して他のスイッチの状態を判定し(S
209)、オンされていなければ上記ステップS208
に進む。一方オンされているスイッチがある場合はその
オンされたスイッチに応じた処理を実行(S210)し
た後ステップS208に進む。
【0038】図11には、図10中のステップS203
でコールされるサブルーチン「AF(自動焦点)」のフ
ローチャートが示されている。このAF動作では、まず
ステップS300で初期状態を通常サンプルピッチに設
定するために、それを示すフラグをセットし、制御信号
PTをHとする。次にステップS301で蓄積中フラグ
を参照して、AFセンサASが蓄積中か否か判断し、ま
だ蓄積中であればステップS303に進み、蓄積中でな
ければ、ステップS302で蓄積終了フラグを参照し
て、AFセンサASの蓄積が終了したか否かを判断す
る。蓄積終了していればステップS304に進み、まだ
蓄積終了していなければ続くステップS303に進む。
【0039】ステップS303ではサブルーチン「蓄積
制御」をコールすることにより、AFセンサASの蓄積
動作を開始すると共に、バッファB1からのモニタ出力
MDATAをチェックし、適正レベルに達しているか、
蓄積リミット時間に達しているか否かを判定し、AFセ
ンサの蓄積制御を行なう。そして、蓄積動作中の場合に
は、このサブルーチンの中で蓄積中を示すフラグをセッ
トする。そしてステップS301に戻る。
【0040】ステップS304では、AFセンサASに
おいて蓄積された信号を、バッファB2よりセンサデー
タとして読み出す。これは、コントローラCLから読み
出しクロックCLKをAFセンサASに与え、それに同
期してAFセンサASより出力されるセンサデータを、
コントローラCLは順次AD変換してRAMに格納す
る。続いて、このRAMに格納されたセンサデータに基
づいて焦点検出演算を行う(S305)。またここで蓄
積中フラグ、蓄積終了フラグを初期化して次回の蓄積動
作に備える。
【0041】そして、ステップS306において焦点検
出演算結果が検出不能であるか否か判断し、検出可能で
あれば、ステップS307に進む。一方、検出不能なら
ばステップS311に進む。ステップS307では、上
記焦点検出演算により求められたデフォーカス量が許容
範囲内にあるかを判別して、範囲内にあれば合焦状態に
あるのでステップS310に進み、合焦処理を行った
後、リターンする。ステップS310の合焦処理では合
焦を示す不図示のファインダ内LEDを点灯させたり、
不図示のPCVを発音させて合焦となったことを報知す
る。一方ステップS307にて、デフォーカス量が許容
範囲外、即ち非合焦状態である場合には、S308にて
上記ステップS305で求められたデフォーカス量に基
づいてレンズ駆動量を計算する。そしてステップS30
9に進み、上記レンズ駆動量だけレンズを駆動を行う。
その後は再度ステップS301に戻って同様にAF動作
を行い、合焦するまで蓄積動作(レンズ駆動を繰り返
す。
【0042】一方ステップS306で検出不能であった
場合は、ステップS311でセンサデータ及び後述する
蓄積時間に基づいて、被写体が低輝度であるか否か判断
する。低輝度である場合はステップS312に進み、サ
ンプルピッチが通常か4倍モードであるかをフラグを参
照して判別する。最初は通常サンプルピッチに設定され
ているので、ステップs313に進み、サンプルピッチ
を4倍に設定してステップS301に戻り、低輝度性能
を向上して再度蓄積動作を行う。一方すでにサンプルピ
ッチ4倍になっている場合はステップS314に進む。
またステップS311にて低輝度ではない場合もステッ
プS314に進む。ステップS314では、検出不能処
理として、ファインダ内LEDを点滅させる等の検出不
能を示す動作を行い、リターンする。
【0043】次に、図12のフローチャートに基づい
て、図11のステップS302でコールしたサブルーチ
ン「蓄積制御」について設明する。まず蓄積中フラグを
参照して蓄積中か否かを判別し(S400)、蓄積中で
なければ、AFセンサASの蓄積を開始し蓄積中フラグ
をセットするとともに、コントローラCL内部の不図示
のカウンタを動作させ蓄積時間の計測を開始して(S4
01)、リターンする。次にステップS400で蓄積中
であれば、ステップS402に進み、前述のカウンタ出
力に基づく蓄積時間tを蓄積リミット時間Tlmtと比
較し、蓄積時間tが蓄積リミット時間Tlmtよりも大
きい場合はステップS405に進み蓄積を終了し、蓄積
終了フラグをセットする。
【0044】蓄積時間tが蓄積リミット時間Tlmt以
下の場合はステップS403に進み、モニタ出力MDA
TAのレベルをAD変換する。そしてステップS404
では、AD変換値Mを所定の判定値Mthと比較する。
そしてモニタレベルMが判定値Mthよりも小さい場合
は、ステップS405に進み、蓄積を終了した後リター
ンする。一方そうでなければリターンする。
【0045】以上述べたように、被写体が低輝度であり
通常サンプルピッチでは検出できない場合であっても、
AFセンサASのサンプルピッチを4倍に切り換えて検
出することにより、低輝度限界を4倍に向上させて検出
することができる。さらにサンプルピッチの切り換えを
同一の光電変換素子アレイを切り換えて実現しているの
で、サンプルピッチの切り換えで異なる被写体を検出し
てしまうことがない。あるいはAD変換する前に画素出
力を加算しているので、AD変換後の加算する場合に比
べてAD変換誤差が小さいという長所がある。
【0046】また、前述の測光処理(図10ステップS
202)の結果が所定の輝度値より低い場合は、予めサ
ンプルピッチ4倍に設定してAFセンサの蓄積を開始す
るようにすれば、通常サンプルピッチによる蓄積及び焦
点検出演算時間分のタイムラグ短縮とすることができ
る。
【0047】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図13は前述の第2の実施の形態における図
11に対応するフローチャートを示すものであり、第2
実施形態と本実施形態は、図11と図13のみ異なりそ
の他は同一である。
【0048】まずステップS500においてサンプルピ
ッチの初期状態としてサンプルピッチ4倍に設定し、そ
れを示すフラグをセットすると共に、制御信号PTをH
にする。次にステップS501で蓄積中フラグを参照し
て、AFセンサASが蓄積中か否か判断し、まだ蓄積中
であればステップS503に進み、蓄積中でなければ、
ステップS502において蓄積終了フラグを参照して、
AFセンサASの蓄積が終了したか否かを判断する。蓄
積終了していればS504に進み、まだ蓄積終了してい
なければ続くステップS503に進む。
【0049】ステップS503では、図12に記載のサ
ブルーチン「蓄積制御」をコールすることにより、AF
センサASの蓄積動作を開始すると共に、AFセンサA
Sのモニタ出力をチェックして蓄積終了か否かの判断を
行い、蓄積終了でなければ、蓄積中を示すフラグをセッ
トする。そしてステップS501に戻る。ステップS5
02おいて蓄積終了と判断された場合には、ステップS
504で、AFセンサASにおいて蓄積された信号をセ
ンサデータとして読み出す。コントローラCLから読み
出しクロックCLKをAFセンサASに与え、それに同
期してセンサデータがAFセンサASより出力されるの
で、コントローラCLはこのセンサデータを順次AD変
換してRAMに格納する。
【0050】続いて、ステップS505にてこのRAM
に格納されたセンサデータに基づいて焦点検出演算を行
う。またここで蓄積中フラグ、蓄積終了フラグを初期化
して次回の蓄積動作に備える。そして、ステップS50
6において焦点検出演算結果が検出不能であるか否か判
断し、検出可能であれば、ステップS507に進む。一
方、検出不能ならばステップS512に進む。
【0051】ステップS506で検出不能であった場合
は、被写体が非常に高周波なパターンで相対的にサンプ
ルピッチが粗いため検出できないある場合が考えられ
る。そこでサンプルピッチを細かくして検出を行う。ま
ず、ステップS512で、サンプルピッチが通常か4倍
モードであるかをフラグを参照して判別する。最初はサ
ンプルピッチ4倍に設定されているので、ステップS5
13に進む。ステップS513では、サンプルピッチを
最初のサンプルピッチの1/4倍(通常サンプルピッ
チ)に設定し、ステップS501に戻り再度蓄積動作を
行う。一方すでにサンプルピッチ1/4倍(通常サンプ
ルピッチ)になっている場合はステップS514に進
む。
【0052】ステップS514では、検出不能処理とし
て、ファインダ内LEDを点滅させる等の検出不能を示
す動作を行い、リターンする。このように、サンプルピ
ッチ4倍と通常サンプルピッチの両方のサンプルピッチ
によって焦点検出を行っても検出不能となった場合に、
検出不能処理を行なっている。
【0053】焦点検出可能であればステップS507に
進み、上記焦点検出演算により求められたデフォーカス
量が合焦許容範囲内にあるかを判別して、範囲内にあれ
ば合焦状態にあるのでステップS511に進み、合焦処
理を行い、リターンする。ステップS511の合焦処理
では合焦を示すファインダ内LED(不図示)を点灯さ
せたり、不図示のPCVを発音させて合焦となったこと
を報知する。次にステップS507にて非合焦状態であ
れば、S508に進む。
【0054】ステップS508では上記ステップS50
5で求められたデフォーカス量DFを所定値Dと比較す
る。そしてデフォーカス量DFが所定値Dよりも小さい
場合は合焦近傍であるので、より高精度な焦点検出を行
うためステップS512に進む。ステップS512、S
513ではサンプルピッチを1/4倍(通常サンプルピ
ッチ)に設定してステップS501に戻り再度蓄積動作
をやり直し、より高精度な焦点検出を行う。そしてデフ
ォーカス量が所定値Dよりも大きい場合はステップS5
09に進む。デフォーカス量がある程度大きい場合は、
通常サンプルピッチで検出しても、サンプルピッチ4倍
で検出しても得られる空間周波数の上限は同一になって
しまい、小さいサンプルピッチで検出する意味がなく、
さら小さいサンプルピッチで検出するとに蓄積時間およ
び演算時間が増大するという副作用が発生するのでサン
プルピッチの切り換えは行わない。
【0055】そしてステップS509に進み上記デフォ
ーカス量に基づいてレンズ駆動量を演算し、ステップS
510でこのレンズ駆動量だけレンズを駆動を行う。そ
の後は再度ステップS501に戻って同様にAF動作を
行い、合焦するまで蓄積動作〜レンズ駆動を繰り返す。
【0056】以上述べたように、合焦近傍となるまでは
AFセンサASをサンプルピッチの大きい方に切り換え
て検出するので、同一輝度においては蓄積時間を1/4
倍と短縮することができるとともにセンサデータ数が1
/4倍となり演算時間も短縮することができる。また合
焦近傍ではサンプルピッチを小さい方に切り換えて検出
するので焦点検出精度を高めることができる。そして被
写体が高周波パターンで検出できない場合でも、サンプ
ルピッチを小さくして再検出するので検出できる可能性
が高まる。
【0057】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。第4実施形態は第2実施形態に対して、図5
に示すAFセンサASの内部構成を図14に置き換えた
ものであり、その他は第2実施形態と同一なので説明を
省略する。ここではサンプルピッチを切り換えるため
に、画素ピッチを変えるだけではなく、光電変換素子列
の並び方向と直角方向の幅についても、サンプルピッチ
が大きい時は大きくするように画素を切り換える。これ
はサンプルピッチに対して幅が小さいとエネルギー的に
損であり、大きいとサンプルピッチが細かくても幅方向
で情報が相殺されてサンプルピッチの細かい情報がとれ
なくなるからである。この幅はサンプルピッチの4〜5
倍程度が最適と一般的に知られている。従って、サンプ
ルピッチの切り換えとともに幅も切り換えた方が有効な
被写体情報が得られる。
【0058】図14に示すAFセンサASの内部構成に
ついて説明する。フォトダイオードPD1a〜PDn
a、PD1b〜PDnb、PD1c〜PDncはサンプ
ルピッチと、サンプルピッチと直角方向の幅を切り換え
られるように構成されており、フォトダイオードPD1
a〜PD1c、PD2a〜PD2cを代表例として以下
説明する。フォトダイオードPD1a〜PDnaがそれ
ぞれ独立して画素増幅回路E1〜Enに入力される場合
と、サンプルピッチ2倍かつ幅2倍(面積4倍)となる
フォトダイオードPD1a〜PD1cおよびPD2a〜
PD2cのユニットを1画素として画素増幅回路E1、
E3、・・・に入力される場合を切り換えて動作するこ
とができる。フォトダイオードPD1b、PD1cはP
D1aの幅の1/2倍の幅及び同一のピッチを各々有し
ている。
【0059】フォトダイオードPD1aの出力は画素増
幅回路E1に直接入力され、フォトダイオードPD1
b、PD1cの出力は各々スイッチSW1b、SW1c
を介して画素増幅回路E1に入力される。フォトダイオ
ードPD2aの出力は画素増幅回路E1にスイッチSW
12を介して画素増幅回路E1入力に接続されるととも
に、スイッチSW2pを介して画素増幅回路E2入力に
接続される。またフォトダイオードPD2b、PD2c
の出力は各々スイッチSW2b、SW2cを介して接続
された後、スイッチSW12を介して画素増幅回路E1
の入力に接続されるとともに、スイッチSW2pを介し
て画素増幅回路E2入力に接続される。
【0060】通常サンプルピッチの場合はスイッチSW
1b、SW1c、SW2b、SW2c、SW12をオ
フ、スイッチSW2pをオンとする。即ち、フォトダイ
オードPD1a、PD2aの各出力を各々独立して画素
増幅回路E1、E2に入力する。一方サンプルピッチ2
倍かつ幅2倍の場合は、スイッチSW1b、SW1c、
SW2b,SW2c、SW12をオン、スイッチSW2
pをオフとする。即ちフォトダイオードPD1a、PD
1b、PD1c、PD2a,PD2b,PD2cを一個
のフォトダイオードとして扱い、その出力をまとめて画
素増幅回路E1に入力する。
【0061】このサンプルピッチ切り換えは制御回路S
CCからの信号(PTにより行われる。サンプルピッチ
1倍、画素幅1倍モードとサンプルピッチ2倍、画素幅
2倍モードの各々の場合のフォトダイオードPD1〜P
Dn、画素増幅回路Eの接続の様子をわかりやすいよう
に切り換えスイッチを省略して各々図15,16に示
す。即ち、図15はサンプルピッチ1倍、画素幅1倍モ
ードを示し、図16はサンプルピッチ2倍、画素幅2倍
モードを示す。画素増幅回路Eでは前記入力されるフォ
トダイオードが発生する電荷をそれぞれ増幅し、それぞ
れの電荷量に対応する電圧信号に変換して蓄積信号Vs
を発生する。
【0062】次に図14に戻り説明を続ける。画素増幅
回路Eの各出力Vs1〜Vsnにはピーク検出部を構成
するPMOSトランジスタP1〜Pnのゲートが各々接
続されている。但し、前述のサンプルピッチ切り換えに
関して画素増幅回路E1、E2について代表して説明す
ると、出力Vs1は直接、Vs2はスイッチSW2eを
介して接続されている。ピーク検出部についてはすでに
説明したものと同一であるので説明は省略する。サンプ
ルピッチ1倍の場合は、スイッチSW2eをオンとして
画素増幅回路Eの各出力Vs1〜Vsnの内のピーク検
出を行う。一方サンプルピッチ2倍の場合は、スイッチ
SW2eオフして有効な画素増幅回路Eの出力Vs1、
Vs3、Vs5・・・の内からピーク検出を行う。なお
このサンプルピッチ切り換えは、制御回路SCCの信号
(PTによって行われる。サンプルピッチ1倍、サンプ
ルピッチ2倍の場合の各々について有効となるピーク検
出部を前述の図15、16に示す。シフトレジスタSR
の動作については第2実施形態と同一であるので説明を
省く。
【0063】次に第4実施形態の動作について図17に
示すフローチャートを用いて説明する。この図17に示
すフローチャートはAF動作を示し、第2実施形態の図
11に対応している。以下、図11と異なる部分のみ説
明する。
【0064】まずステップS600においてサンプルピ
ッチ、画素幅の初期状態としてサンプルピッチ1倍、画
素幅1倍を設定し、それを示すフラグをセットする。次
にステップS601、S602、S603で蓄積動作を
行う。詳細は図11に示すフローチャートと同じなので
省略する。ステップS604では、AFセンサASにお
いて蓄積された信号をセンサデータとし読み出し、ステ
ップS605にてこのRAMに格納されたセンサデータ
に基づいて焦点検出演算を行う。そして、ステップS6
06において焦点検出演算結果が検出不能であるか否か
判断し、検出可能であれば、ステップS607に進む。
一方、検出不能ならばステップS611に進む。ステッ
プS611では低輝度か否か判別する。低輝度の場合は
ステップS612に進み、サンプルピッチ2倍、画素幅
2倍モードであるかをフラグを参照して判別する。最初
はサンプルピッチ1倍、画素幅1倍に設定されているの
で、ステップs613に進みサンプルピッチを2倍、画
素幅2倍に設定して低輝度検出限界を向上させてステッ
プS601に戻り再度蓄積動作を行う。一方すでにサン
プルピッチ2、画素幅2倍になっている場合はステップ
S614に進み、検出不能処理として、ファインダ内L
EDを点滅させる等の検出不能を示す動作を行い、リタ
ーンする。ステップS607(S610については図1
1と同じ内容なので説明は省略する。
【0065】このように光電変換素子アレイのサンプル
ピッチ及び幅を切り換え可能に構成することによって、
より有効に被写体情報を得ることができる。また大きい
方の画素面積はサンプルピッチ2倍、画素幅2倍として
小さい方の画素面積の4倍としているので、低輝度検出
限界を4倍向上させることができる。また同一輝度では
電荷蓄積時間が1/4倍ですみ大幅な高速化を達成でき
る。
【0066】またサンプルピッチ2倍と画素幅2倍とを
同時に切り換えているが、独立して設定して使用するこ
とも可能である。本実施形態ではサンプルピッチ、画素
幅の切り換えを各々2倍としているが、これに限定され
るものではない。
【0067】本発明の各実施形態では、サンプルピッチ
の切換えは2段階しか行なっていないが、3段階以上に
しても良いことは勿論である。この場合、初期状態で一
番ピッチが粗いか細かいピッチに設定する他に、中間ピ
ッチを設定し、被写体輝度情報や焦点状態情報に基づい
て、サンプルピッチの変更を行なうこともできる。
【0068】本発明の各実施形態では、サンプルピッチ
の変更は、バッファB1を介して出力される各光電変換
素子のモニタデータに基づいて行なっていたが、光電変
換素子列に隣接して設けられたモニタセンサの出力に基
づいて変更を行なっても良く、また、本発明をカメラに
適用した場合には、カメラの露出制御用の測光素子の出
力を用いることもできる。
【0069】以上述べたように、本発明の各実施形態の
光電変換装置によれば、同一の光電変換素子アレイの画
素ピッチ、画素面積を切り換えて使用することにより、
簡単な回路構成で微細なパターンを有する被写体も検出
可能であると共に、焦点検出精度を高めることができ、
かつ応答性、低輝度限界性能も向上させることが可能と
なるという顕著な効果が得られる。
【0070】なお、この発明の上記実施形態によれば、
以下の如き構成が得られる。 (1) 入射光量に応じた電荷を発生する電荷蓄積型光
電変換素子を所定のピッチで複数配列した光電変換素子
アレイと、この光電変換素子アレイ中において、隣接す
る上記光電変換素子を結合または分離して画素ピッチを
切り換える画素ピッチ切換手段と、この画素ピッチ切換
手段を制御し、上記光電変換素子アレイから所定の画素
ピッチで画素出力を得る制御手段と、を具備することを
特徴とする光電変換装置。(1)に記載の光電変換装置に
よれば、微細パターンの検出が可能となり、画素ピッチ
を切換えることにより、低輝度の場合であっても応答性
に優れ、低輝度検出限界が向上した光電変換装置を提供
できる。 (2) さらに、上記光電変換素子の配列方向と直交す
る方向に、各光電変換素子と隣接して設けられ、画素幅
切換用の複数の第2光電変換素子と、この第2光電変換
素子と、上記光電変換素子を結合または分離して、画素
ピッチに対して直角方向の画素幅を切り換える画素幅切
換手段と、を具備し、上記制御手段は上記画素ピッチ切
換手段を制御すると共に上記画素幅切換手段を制御し、
画素出力を得ることを特徴とする(1)に記載の光電変
換装置。(2)に記載の光電変換装置によれば、さら
に、画素幅を切換えることにより、サンプルピッチを余
り粗くすることなく、低輝度限界を向上させることがで
きる。 (3) 上記制御手段は、被写体の輝度に応じて上記画
素ピッチ又は上記画素幅を切換え制御する(1)又は(2)に
記載の光電変換装置。(3)に記載の光電変換装置によ
れば、被写体輝度に応じて適切な画素出力を得ることが
できる。
【0071】(4) 上記制御手段は、上記光電変換素
子の電荷蓄積出力に基づいて、上記被写体輝度の判定を
行なう(3)に記載の光電変換装置。(4)に記載の光電
変換装置によれば、光電変換素子列中の光電変換素子の
出力を兼用することができるので、スペースを節約する
ことができる。 (5) 上記光電変換装置は、撮影装置に設けられ、上
記光電変換素子列からの出力に基づいて、焦点状態を検
出し、上記制御手段は、上記検出された焦点状態に基づ
いて、上記画素ピッチ又は上記画素幅を切換え制御する
(1)又は(2)に記載の光電変換装置。(5)に記載の光電
変換装置によれば、焦点状態に応じたサンプルピッチを
選択することができ、例えば、合焦点近傍ではより精度
の高い焦点検出を行なうことが可能となる。
【0072】(6) 複数の光電変換素子を配列した光
電変換素子列と、上記光電変換素子列の各光電変換素子
に接続された複数の画素増幅器と、上記光電変換素子列
と上記画素増幅器の間の接続を切換えるスイッチング回
路と、を有し、上記スイッチング回路は制御信号に基づ
いて、上記各光電変換素子毎に1つの上記画素増幅器を
接続するモードと、所定数の光電変換素子に対して1つ
の画素増幅器を接続するモードを有することを特徴とす
る光電変換装置。(6)に記載の光電変換装置によれ
ば、スイッチング回路によって接続を切換えることによ
り、最適なサンプリングとすることができ、画素ピッチ
を細かくすると微細なパターンを検出でき、また画素ピ
ッチを粗くすると検出限界を向上させることができる。
また、画素増幅器を設けているので、感度を向上させる
ことが容易である。 (7) さらに、画素信号を順次シフトするためのシフ
トレジスタと、このシフトレジスタの各レジスタと、上
記複数の各画素増幅器との間の接続を切換える第2スイ
ッチング回路と、を有し、上記第2スイッチング回路
は、上記制御信号に基づいて、上記各画素増幅器毎に1
つのレジスタを接続するモードと、所定数の画素増幅器
に対して1つのレジスタを接続するモードとを有するこ
とを特徴とする(6)に記載の光電変換装置。(7)に記
載の光電変換装置によれば、画素信号の出力時に必要な
画素信号のみを選択的に出力することができる。 (8) 上記画素増幅器の出力のピーク値を出力するバ
ッファを有する(6)又は(7)に記載の光電変換装置。
(8)に記載の光電変換装置によれば、新たにモニタ用
センサを設ける必要がなく、小型化が容易となる。
【0073】(9) 入射光量に応じた電荷を発生する
電荷蓄積型光電変換素子を所定のピッチで複数配列した
光電変換素子アレイと、上記光電変換素子の配列方向と
直交する方向に、各光電変換素子と隣接して設けられ、
画素幅切換用の複数の第2光電変換素子と、この第2光
電変換素子と、上記光電変換素子を結合または分離し
て、画素ピッチに対して直角方向の画素幅を切り換える
画素幅切換手段と、この画素幅切換手段を制御し、上記
光電変換素子アレイから画素出力のレベルを変更する制
御手段と、を具備することを特徴とする光電変換装置。
(9)に記載の光電変換装置によれば、低輝度の場合で
あっても応答性に優れ、低輝度検出限界が向上した光電
変換装置を提供できる。 (10) 複数の光電変換素子からなる光電変換素子列
を有する光電変換装置において、隣接する複数の光電変
換素子の出力を組み合わせる出力するスイッチング回路
を有することを特徴とする光電変換装置。
【0074】(11) 上記光電変換装置は、被写体輝
度情報または焦点状態検出情報に基づいて上記スイッチ
ング回路による上記出力の組み合わせを変更する(10)に
記載の光電変換装置。 (12) 所定のピッチを有する複数の光電変換素子か
ら構成され、入射光量に応じた電荷を発生する電荷蓄積
型の光電変換素子アレイと、前記光電変換素子アレイの
隣接する光電変換素子を結合または分離して画素ピッチ
を切り換える画素ピッチ切り換え手段と、前記画素ピッ
チ切り換え手段を制御するとともに前記光電変換素子ア
レイの出力を得る制御手段と、を有することを特徴とす
る光電変換装置。 (13) 所定のピッチを有する複数の光電変換素子か
ら構成され、入射光量に応じた電荷を発生する電荷蓄積
型の光電変換素子アレイと、前記光電変換素子アレイの
隣接する光電変換素子を結合または分離して画素ピッチ
を切り換える画素ピッチ切り換え手段と、前記光電変換
素子アレイの隣接する光電変換素子を結合または分離し
て、画素ピッチに対して直角方向の画素幅を切り換える
画素幅切り換え手段と、前記画素ピッチ切り換え手段
と、前記画素幅切り換え手段を制御するとともに前記光
電変換素子アレイの出力を得る制御手段と、を有するこ
とを特徴とする光電変換装置。 (14) 被写体の輝度を検出する輝度測定手段を有
し、前記制御手段は前記輝度測定手段の出力に基づき、
低輝度の場合は、前記画素ピッチ切り換え手段に画素ピ
ッチを拡大するように制御することを特徴とする(12)又
は(13)に記載の光電変換装置。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、微
細なパターンを有する被写体も検出可能であると共に、
焦点検出精度が高くかつ応答性、低輝度限界性能も向上
させた焦点検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施の形態に係り、本
発明の光電変換装置が搭載されたカメラの断面図であ
る。
【図3】図3は、本発明の第2の実施の形態における、
焦点検出光学系の構成を示す図である。
【図4】図4は、図3に示したカメラの電気制御ブロッ
ク図である。
【図5】図5は、図4に示した電気制御回路ブロック中
のAFセンサASのフォトダイオードアレイPDAL、
PDAR、処理回路SAの詳細回路図である。
【図6】図6は、通常サンプルピッチの場合における、
フォトダイオードPD1(PDnと画素増幅回路Eの接
続関係を示す回路図である。
【図7】図7は、サンプルピッチ4倍の場合における、
フォトダイオードPD1(PDnと画素増幅回路Eの接
続関係を示す回路図である。
【図8】図8は、図4に示した電気制御回路ブロック中
の画素増幅回路Eの一画素分に対応する詳細回路図であ
る。
【図9】図9は、本発明の第2の実施の形態における、
AFセンサASの蓄積動作と蓄積信号読みだし動作を示
すタイミングチャートである。
【図10】図10は、本発明の第2の実施の形態に係る
カメラの動作を示すフローチャートである。
【図11】図11は、図10中のステップS203でコ
ールされるサブルーチン「AF(自動焦点)」を示すフ
ローチャートである。
【図12】図12は、図11のステップS302でコー
ルされるサブルーチン「蓄積制御」を示すフローチャー
ト図である。
【図13】図13は、本発明の第3の実施の形態に係る
フローチャート図である。
【図14】図14は、本発明の第4の実施の形態に係る
AFセンサASの内部構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図15】図15は、サンプルピッチ1倍、画素幅1倍
モードの際のフォトダイオードPD1〜PDn、画素増
幅回路Eの接続の様子をを示す回路ブロック図である。
【図16】図16は、サンプルピッチ2倍、画素幅2倍
モードの際のフォトダイオードPD1〜PDn、画素増
幅回路Eの接続の様子を示す回路ブロック図である。
【図17】図17は、第4実施形態の動作を示すフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1 光電変換素子アレイ、 2 画素ピッチ切換手段、 3 制御手段、 AS AFセンサ、 CL コントローラ、 PD1〜PDn フォトダイオード E1〜En 画素増幅器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光量に応じた電荷を発生する電荷蓄
    積型光電変換素子を所定のピッチで複数配列した光電変
    換素子アレイと、 この光電変換素子アレイ中において、隣接する上記光電
    変換素子を結合または分離して画素ピッチを切り換える
    画素ピッチ切換手段と、 この画素ピッチ切換手段を制御し、上記光電変換素子ア
    レイから所定の画素ピッチで画素出力を得る制御手段
    と、 を具備することを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 入射光量に応じた電荷を発生する電荷蓄
    積型光電変換素子を所定のピッチで複数配列した第1光
    電変換素子アレイと、 上記光電変換素子の配列方向と直交する方向に、各光電
    変換素子と隣接して設けられ、画素幅切換用の複数の第
    2光電変換素子と、 この第2光電変換素子と、上記光電変換素子を結合また
    は分離して、画素ピッチに対して直角方向の画素幅を切
    り換える画素幅切換手段と、 この画素幅切換手段を制御し、上記光電変換素子アレイ
    から所定の画素幅で画素出力を得る制御手段と、 を具備したことを特徴とする光電変換装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、被写体の輝度に応じて
    上記画素ピッチまたは上記画素幅を切換え制御する請求
    項1又は2に記載の光電変換装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013541717A (ja) * 2010-10-25 2013-11-14 アキュリ サイトメーターズ,インコーポレイテッド フローサイトメータのデータセットを収集するシステム及びユーザインターフェース

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