JPH10273591A - ポリエーテルイミド樹脂の透明なブレンド - Google Patents

ポリエーテルイミド樹脂の透明なブレンド

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JPH10273591A
JPH10273591A JP9352498A JP35249897A JPH10273591A JP H10273591 A JPH10273591 A JP H10273591A JP 9352498 A JP9352498 A JP 9352498A JP 35249897 A JP35249897 A JP 35249897A JP H10273591 A JPH10273591 A JP H10273591A
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JP9352498A
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Sterling Bruce Brown
スターリング・ブルース・ブラウン
Stephen Michael Cooper
スティーブン・マイケル・クーパー
Brenda A Giles
ブレンダ・エイ・ジャイルズ
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General Electric Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明でしかも反復した熱への露出に耐えるこ
とのできるブレンド組成物。 【解決手段】 ポリエーテルイミド樹脂;ポリカーボネ
ート樹脂、ポリ(エステル−カーボネート)樹脂および
ポリアリーレート樹脂からなる群から選ばれる少なくと
も1種の樹脂;およびブレンドに透明性を与える有効量
の触媒;からなる透明なブレンドが開示される。このブ
レンドは、透明であることに加えて、良好な延性並びに
高い曲げおよび引張特性をも有している。この組成物の
黄変指数はホスファイトの添加により改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は熱可塑性成形組成物に係わり、より詳しくはポ
リエーテルイミド樹脂と、ポリ(エステル−カーボネー
ト)樹脂、ポリカーボネート樹脂およびポリアリーレー
ト樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の他の樹
脂とのブレンドである透明な組成物に係わる。本発明は
更にΔYI値がより低いことにより示される色の減少さ
れた透明なブレンドに係わる。この透明な組成物から成
形された物品が本発明の別の実施の態様である。
【0002】関連技術の簡単な記述 ポリ(エステル−カーボネート)は熱可塑性成形樹脂の
ブレンドの調製における成分として有用である。これら
のブレンドは或望ましい物理的特性を有する特定の物品
を成形するのに魅力的でありうる。例えば米国特許4,43
0,484 にはポリ(エステル−カーボネート)樹脂と、芳
香族ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミドおよび
ポリエーテルイミドとからなり、高い荷重熱変形温度の
ような改善された特性を示すブレンドが記載されてい
る。しかしながら、これらのブレンドから成形された物
品は不透明な特性をしておりそのため透明性を要求され
る用途からは排除されている。
【0003】ポリカーボネート樹脂とポリエーテルイミ
ドのブレンド自体は米国特許4,548,997 に例示されてい
るように当業界に知られておりそして同じく不透明であ
る。これらのブレンドはポリエーテルイミド樹脂の延性
を改善しながらポリカーボネート樹脂の熱抵抗を改善す
ると記載されている。ポリアリーレートもポリエーテル
イミドとブレンドされて不透明な組成物が得られてお
り、この組成物は米国特許4,908,419 に見られるように
改善された特性を有すると記載されている。
【0004】1992年9月1日付けの米国特許出願07
/940,251には、ポリエーテルイミド、シロキサン−ポリ
エーテルイミドコポリマーおよびポリカーボネート樹脂
(ポリ(エステル−カーボネート)樹脂を包含する)の
三元ブレンドがエンジニアリング熱可塑性樹脂に有用な
改善された難燃性および強度特性を備えた延性の物品を
得るために熱成形可能であると広義に記載されている。
【0005】1992年10月23日付けの米国特許出
願07/965,484には、ポリエーテルイミド、シロキサン−
ポリエーテルイミドコポリマーおよびポリカーボネート
樹脂(ポリ(エステル−カーボネート)樹脂を包含す
る)のブレンドが物品の応力亀裂抵抗を改善する方法と
して広義に記載されている。米国特許5,387,639 にはポ
リエーテルイミド、熱可塑性芳香族ポリアリーレート樹
脂およびポリカーボネート樹脂(ポリ(エステル−カー
ボネート)樹脂を包含する)の三元ブレンドが延性の物
品を得るために熱成形可能であると広義に記載されてい
る。
【0006】米国特許5,521,258 にはメタフェニレンジ
アミンから誘導されたポリエーテルイミドとポリ(エス
テル−カーボネート)樹脂のブレンドが延性で、オート
クレーブ抵抗性の物品に対する積年の必要性を満たすこ
とが見出されている。このようなブレンドの多くは透明
な医療用止め栓のような物品の製造に有用であると思わ
れるが、しかしこれらのブレンドはこうした用途に必要
とされる透明性に欠けている。ポリカーボネート樹脂お
よびポリ(エステル−カーボネート)樹脂は必要な透明
性を有しているが、医療用途向けの殺菌技術に対する十
分な熱抵抗を持っていない。他方、ポリエーテルイミド
はこうした医療用の止め栓用途には高価すぎる。それ故
に透明でありそして反復した熱への露出に耐えることの
できる代替的なブレンド組成物の開発が長年必要と思わ
れている。
【0007】発明の要約 本発明は透明な物品に対する積年の必要性を満たす熱可
塑性組成物を提供するものであり、この組成物は(a)
ポリエーテルイミド樹脂、(b)ポリカーボネート樹
脂、ポリ(エステル−カーボネート)樹脂およびポリア
リーレート樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種
の樹脂および(c)組成物に透明性を与える有効量の触
媒の透明な組成物を含んでなる。
【0008】本発明の好適な第一の実施の態様において
は、ポリエーテルイミド樹脂は次式(I)の反復単位を
含む。
【0009】
【化13】
【0010】ここに、Tは−O−または式−O−Z−O
−の基であり、該−O−または−O−Z−O−基の二価
結合は3,3′、3,4′、4,3′または4,4′位
置にあり、Zは次式群(II)からなる群から選ばれる二
価の基である。
【0011】
【化14】
【0012】上記式中、Xは次式群(III )
【0013】
【化15】
【0014】の二価の基からなる群から選ばれる一員で
あり、yは1乃至約5の整数であり、そしてqは0また
は1である。また、Rは(a)6乃至約20個の炭素原
子を有する芳香族炭化水素基およびそのハロゲン化誘導
体、(b)2乃至約20個の炭素原子を有するアルキレ
ン基、(c)3乃至約20個の炭素原子を有するシクロ
アルキレン基および(d)次式(IV)の二価の基からな
る群から選ばれる二価の有機基である。
【0015】
【化16】
【0016】上記式中、Qは次式群(V)
【0017】
【化17】
【0018】からなる群から選ばれる一員であり、そし
てyは約1乃至約5の整数である。本発明の第二の好適
な実施の態様においては、ポリエーテルイミド樹脂は次
式(VI)の反復連鎖単位を含む。
【0019】
【化18】
【0020】上記式中、fは約10乃至約500の整数
であり、R2 はパラ−フェニレン、メタ−フェニレンま
たはパラ−フェニレンとメタ−フェニレンの混合物であ
り、そしてR1 は次式(VII )
【0021】
【化19】
【0022】の二価の分子部分である。本発明の第三の
好適な実施の態様においては、ポリ(エステル−カーボ
ネート)樹脂は次式(VIII)
【0023】
【化20】
【0024】の反復ポリカーボネート連鎖単位および次
式(IX)
【0025】
【化21】
【0026】の反復カルボキシル連鎖単位を含んでい
る。上記式中、各Dは個々にこの樹脂の調製に使用され
た二価フェノールの二価の芳香族残基であり、そしてR
は次式(X)または(XI)
【0027】
【化22】
【0028】あるいはこれらの混合物の分子部分から選
ばれた二価の分子部分であり、ポリ(エステル−カーボ
ネート)樹脂の重量平均分子量はゲル透過クロマトグラ
フィーで測定してポリスチレン標準に比較して約25,
000乃至約40,000である。本発明の第四の好適
な実施の態様においては、ポリカーボネート樹脂は上述
した次式(VIII)
【0029】
【化23】
【0030】の反復カーボネート連鎖単位を含む。この
実施の態様におけるDはこの樹脂の調製に使用された二
価フェノールの二価の芳香族残基である。本発明の第五
の好適な実施の態様においては、ポリアリーレート樹脂
は次式(XII )
【0031】
【化24】
【0032】の反復カルボキシル連鎖単位を有する。上
記式中、Dはこの樹脂の調製に使用された二価フェノー
ルの二価の芳香族残基であり、そしてRは次式(XIII)
または(XIV )
【0033】
【化25】
【0034】あるいはこれらの混合物の分子部分から選
ばれた二価の分子部分である。本発明の第六の好適な実
施の態様においては、熱可塑性樹脂組成物は(a)ポリ
エーテルイミド樹脂、および(b)ポリカーボネート樹
脂、ポリ(エステル−カーボネート)樹脂およびポリア
リーレート樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種
の樹脂の反応生成物を少なくとも1種含む。
【0035】本発明の第七の好適な実施の態様において
は、触媒は好ましくはオルガノホスフィン酸金属塩、よ
り好ましくはフェニルホスフィン酸ナトリウムである。
本発明の第八の好適な実施の態様においては、熱可塑性
樹脂成形組成物は好ましくは少なくとも1種の有機ホス
ファイトを含んだ触媒抑制剤を更に含む。発明の好適な実施の態様の詳細な説明 本発明のブレンド中の成分(a)を構成するポリエーテ
ルイミド樹脂(以後PEIとも呼ぶ)は既知の化合物で
あり、その調製方法および特性は米国特許3,803,085お
よび3,905,942に記載されている。
【0036】本発明のブレンドの調製に使用されるPE
Iは次式(I)
【0037】
【化26】
【0038】の反復単位を1個より過剰に典型的には1
0乃至1000またはそれ以上含有する。ここに、Tは
−O−または式−O−Z−O−の基であり、該−O−ま
たは−O−Z−O−基の二価結合は3,3′、3,
4′、4,3′または4,4′位置にあり、Zは次式群
(II)からなる群から選ばれる二価の基である。
【0039】
【化27】
【0040】上記式中、Xは次式群(III )
【0041】
【化28】
【0042】の二価の基からなる群から選ばれる一員で
あり、yは1乃至約5の整数であり、そしてqは0また
は1である。また、Rは(a)6乃至約20個の炭素原
子を有する芳香族炭化水素基およびそのハロゲン化誘導
体、(b)2乃至約20個の炭素原子を有するアルキレ
ン基、(c)3乃至約20個の炭素原子を有するシクロ
アルキレン基および(d)次式(IV)の二価の基からな
る群から選ばれる二価の有機基である。
【0043】
【化29】
【0044】上記式中、Qは次式群(V)
【0045】
【化30】
【0046】からなる群から選ばれる一員であり、そし
てyは約1乃至約5の整数である。一実施の態様におい
ては、PEIは上記のエーテルイミド単位に加えて、更
に次式(XV)のポリイミド反復単位を含有するコポリマ
ーでもよい。
【0047】
【化31】
【0048】上記式中、Rは式(I)に対して既に定義
したとおりであり、そしてMは以下の式(XVI )、式
(XVII)および式(XVIII )からなる群から選ばれる。
【0049】
【化32】
【0050】
【化33】
【0051】
【化34】
【0052】PEIは次式(XIX )
【0053】
【化35】
【0054】の芳香族ビス(エーテル無水物)と式(X
X)
【0055】
【化36】
【0056】の有機ジアミンとの反応を含めた当業者に
周知の方法のいずれかにより調製することができる。上
記式中、TおよびRは式(I)で上記に記載したとおり
である。一般に、この反応は約100乃至約250℃の
温度で、式(XIX )の無水物と式(XX)のジアミンとの
間の相互作用をもたらすために例えばo−ジクロロベン
ゼン、m−クレゾール/トルエンなどの周知の溶剤を使
用して行うことができる。別の方法として、芳香族ビス
(エーテル無水物)およびジアミンの成分の混合物を並
行して攪拌しながら高温度に加熱することにより溶融重
合させてPEIを調製することができる。一般に、この
溶融重合は約200乃至400℃の温度を使用する。こ
の反応には連鎖停止剤および分岐剤を使用することもで
きる。PEIおよびその調製方法はWilliams等の米国特
許3,983,093 に記載されている。
【0057】特定の芳香族ビス(エーテル無水物)およ
び有機ジアミンの例は例えば米国特許3,972,902および
4,455,410に開示されている。式(XIX )の芳香族ビス
(エーテル無水物)の例示的な例には以下の化合物が含
まれる。 2,2−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)フェニル)プロパン二無水物;4,4′−ビス
(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテ
ル二無水物;4,4′−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物;4,4′−
ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベンゾフェノ
ン二無水物;4,4′−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物;2,2−ビス
(4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)フェニル)
プロパン二無水物;4,4′−ビス(2,3−ジカルボ
キシフェノキシ)ジフェニルエーテル二無水物;4,
4′−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルスルフィド二無水物;4,4′−ビス(2,3−ジ
カルボキシフェノキシ)ベンゾフェノン二無水物;4,
4′−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルスルホン二無水物;4−(2,3−ジカルボキシフ
ェノキシ)−4′−(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニル−2,2−プロパン二無水物;4−
(2,3−ジカルボキシフェノキシ)−4′−(3,4
−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテル二無水
物;4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)−4′−
(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフ
ィド二無水物;4−(2,3−ジカルボキシフェノキ
シ)−4′−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベン
ゾフェノン二無水物;4−(2,3−ジカルボキシフェ
ノキシ)−4′−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)
ジフェニルスルホン二無水物;およびこのらの種々の混
合物。
【0058】上記の式(XIX )に包含される好適なクラ
スの芳香族ビス(エーテル無水物)には、Tが次式(XX
I )
【0059】
【化37】
【0060】であり、そのエーテル結合が3,3′、
3,4′、4,3′または4,4′位置およびこれらの
混合位置にあり、そしてYが次式群(XXII)
【0061】
【化38】
【0062】からなる群から選ばれる、構造の化合物が
含まれる。PEI/ポリイミドコポリマーが使用される
ときは、このビス(エーテル無水物)に組み合わせてピ
ロメリト酸無水物のような二無水物が使用される。この
ビス(エーテル無水物)は双極性中性溶剤の存在下にお
けるニトロ置換フェニルジニトリルと二価フェノール化
合物の金属塩との反応生成物を加水分解し、次いで脱水
することにより調製できる。
【0063】式(XX)の有機ジアミンには例えば以下の
化合物が含まれる。m−フェニレンジアミン、p−フェ
ニレンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルプロパ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン(通常4,
4′−メチレンジアニリンと命名される)、4,4′−
ジアミノジフェニルスルフィド、4,4′−ジアミノジ
フェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフェニルエー
テル(通常4,4′−オキシジアニリンと命名され
る)、1,5−ジアミノナフタリン、3,3−ジメチル
ベンジジン、3,3−ジメトキシベンジジン、2,4−
ビス(β−アミノ−t−ブチル)トルエン、ビス(p−
β−アミノ−t−ブチルフェニル)エーテル、ビス(p
−β−メチル−o−アミノフェニル)ベンゼン、1,3
−ジアミノ−4−イソプロピルベンゼン、1,2−ビス
(3−アミノプロポキシ)エタン、ベンジジン、m−キ
シリレンジアミン、2,4−ジアミノトルエン、2,6
−ジアミノトルエン、ビス(4−アミノシクロヘキシ
ル)メタン、3−メチルヘプタメチレンジアミン、4,
4−ジメチルヘプタメチレンジアミン、2,11−ドデ
カンジアミン、2,2−ジメチルプロピレンジアミン、
1,18−オクタメチレンジアミン、3−メトキシヘキ
サメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレン
ジアミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、
3−メチルヘプタメチレンジアミン、5−メチルノナメ
チレンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン、
1,18−オクタデカンジアミン、ビス(3−アミノプ
ロピル)スルフィド、N−メチル−ビス(3−アミノプ
ロピル)アミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチ
レンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジ
アミン、およびこのようなジアミンの混合物。
【0064】一般に、有用なPEIはm−クレゾール中
で25℃で測定して約0.2デシリットル/グラムより
高い、好ましくは約0.35乃至約0.7デシリットル
/グラムの固有粘度[η]を有する。PEIを製造する
多くの方法には米国特許3,847,867;3,814,869;3,850,88
5;3,852,242;3,855,178 に開示されている方法が含まれ
る。これらの米国特許には本発明のブレンドに使用する
PEIを調製するための一般的なおよび特定の方法が例
示されている。
【0065】式(I)の範囲に入る特に好ましいPEI
の例は、Rがパラフェニレン、メタフェニレンまたはパ
ラフェニレンとメタフェニレンの混合物であり、Tが−
O−Z−O−の基で、Zが次式(XXIII )
【0066】
【化39】
【0067】を有し、そして−O−Z−O−基の二価結
合が3,3′位置にある、反復単位を含むものである。
本発明の他方の樹脂成分はポリ(エステル−カーボネー
ト)樹脂、ポリカーボネート樹脂およびポリアリーレー
ト樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂で
ある。
【0068】成分(b)に使用されるポリ(エステル−
カーボネート)樹脂(以後PECとも呼ぶ)は、次式
(VIII)
【0069】
【化40】
【0070】の反復ポリカーボネート連鎖単位および次
式(IX)
【0071】
【化41】
【0072】の反復カルボキシル連鎖単位を含む。ここ
に、式中、各Dは個々にこの樹脂の調製に使用された二
価フェノールの二価の芳香族残基であり、そしてRは次
式(X)または(XI)
【0073】
【化42】
【0074】あるいはこれらの混合物の分子部分から選
ばれた二価の分子部分である。PECは溶融重合あるい
は界面重合のいずれでも調製できる。溶融重合は例え
ば、炭酸ジフェニルを二価フェノールとエステル前駆体
例えばイソ−またはテレ−フタレートのジフェニル誘導
体およびこれらの混合物との種々なる混合物に同時に反
応させることを含む。この重合反応を促進するために種
々の触媒または触媒混合物例えば水酸化リチウムやステ
アリン酸リチウムを使用することもできる。
【0075】一般に、界面重合法はエステル前駆体の存
在下での二価フェノールとカーボネート前駆体との反応
を含む。界面重合技術の例は米国特許3,169,121;4,487,
896に見ることができる。その調製プロセスの反応条件
は変動しうるが、好ましくはプロセスの幾つかでは典型
的には苛性水溶液中に二価フェノールおよびエステル前
駆体反応物質を溶解または分散し、こうして得られた混
合物を適当な水に非混和性の溶剤媒体と組合せ、それか
らこれらの反応物質を適当な触媒の存在下および制御さ
れたpH条件下でカーボネート前駆体例えばホスゲンと
接触させることを含んでいる。最も普通に使用されてい
る水に非混和性の溶剤にはメチレンクロライド、1,2
−ジクロロエタン、クロロベンゼン、トルエン等が含ま
れる。
【0076】有利には、この反応を促進するために反応
混合物に触媒を加えることができる。触媒は典型的には
二価フェノールおよびエステル前駆体反応物質のカーボ
ネート前駆体との反応速度を加速する。限定はされない
が代表的な触媒には例えばトリエチルアミンのような第
三アミン、第四ホスホニウム化合物、第四アンモニウム
化合物等が含まれる。
【0077】PECを調製する好ましいプロセスはホス
ゲン化反応を含む。このホスゲン化反応が進行する温度
は約0℃以下から約100℃まで変動しうる。ホスゲン
化反応は約室温(約23℃)乃至約50℃の温度で進行
させるのが好ましい。この反応は発熱反応なので、ホス
ゲンの添加速度を利用して反応温度を制御することがで
きる。ホスゲンの所要量は一般に二価フェノール反応物
質の添加量に依存する。
【0078】ここで使用される二価フェノールは既知で
あり、その反応性基はフェノールの水酸基であると考え
られる。二価フェノールのあるものは次の一般式(XXI
V)
【0079】
【化43】
【0080】によって表される。ここに、式中、Aは1
乃至約15の炭素原子を含有する二価の炭化水素基、1
乃至約15の炭素原子およびハロゲンのような置換基を
含有する置換された二価の炭化水素基、−S−、−SS
−、−S(O)2 −、−O−または−S(O)−であ
り、各Xは個々に水素、ハロゲン、一価の炭化水素基例
えば炭素原子数1乃至約8のアルキル基、炭素原子数6
乃至約18のアリール基、炭素原子数7乃至約14のア
ルアルキル基および炭素原子数7乃至約14のアルカリ
ール基、および炭素原子数1乃至約8のアルコキシ基か
らなる群から選ばれ、mは0または1であり、そしてn
は0乃至約5の整数である。
【0081】使用される二価フェノールの幾つかの典型
例はビス−フェノール類例えば(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロセス(ビスフェノール−Aとしても知られる)、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェ
ニル)プロパン;二価フェノールエーテル類例えばビス
(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3,5−
ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル;ジヒド
ロキシジフェニル類例えばp,p′−ジヒドロキシジフ
ェニル、3,3′−ジクロロ−4,4′−ジヒドロキシ
ジフェニル;ジヒドロキシアリールスルホン類例えばビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン,ビス(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン;ジヒ
ドロキシベンゼン類例えばレゾルシノール、ヒドロキノ
ン;ハロ−およびアルキル−置換ジヒドロキシベンゼン
例えば1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジクロロベンゼ
ン、1,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンゼン;並び
にジヒドロキシジフェニルスルフィドおよびスルホキシ
ド類例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシドおよ
びビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)
スルホキシドである。種々の更なる二価フェノール類が
利用できそして米国特許2,999,835;3,028,365;3,153,00
8 に開示されている。2種以上の異なる二価フェノール
あるいは二価フェノールとグリコールとの組合せを使用
することも勿論可能である。
【0082】カーボネート前駆体は典型的にはハロゲン
化カルボニル、炭酸ジアリールまたはビスハロホーメー
トである。ハロゲン化カルボニルには例えば臭化カルボ
ニル、塩化カルボニルおよびこれらの混合物が含まれ
る。ビスハロホーメートには二価フェノールのビスハロ
ホーメート例えば2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,
5−ジクロロフェニル)プロパン、ヒドロキノンのビス
クロロホーメート等あるいはグリコールのビスハロホー
メート等が含まれる。上記のカーボネート前駆体の全て
が有用であるが、ホスゲンとしても知られる塩化カルボ
ニルが好ましい。
【0083】一般に、ポリエステルの調製に慣用されて
いるいずれのジカルボン酸もポリ(エステル−カーボネ
ート)樹脂の調製に利用できる。しかしながら、本発明
に使用されるPECは芳香族ジカルボン酸、特にテレフ
タル酸およびテレフタル酸とイソフタル酸の混合物を使
用して調製される。ここにテレフタル酸とイソフタル酸
の重量比は約2:98乃至約98:2の範囲であり、特
に好ましくはテレフタル酸とイソフタル酸の重量比は約
40:60乃至約60:40の範囲である。
【0084】ジカルボン酸自体を使うよりも、この酸成
分の種々の誘導体を使用することが可能であり、時には
好ましくさえある。こうした反応性誘導体の例は酸ハロ
ゲン化物である。その好ましい酸ハロゲン化物は酸二塩
化物および酸二臭化物である。従って、例えば、テレフ
タル酸またはテレフタル酸とイソフタル酸との混合物を
使用する代わりに、二塩化テレフタロイルまたは二塩化
テレフタロイルと二塩化イソフタロイルの混合物を使用
することができる。
【0085】PEC、ポリカーボネートおよびポリアリ
ーレートを調製する従来の界面重合法では、一般にカー
ボネートおよび/またはエステル前駆体との重合反応に
先立ちまたはこの重合反応の間に反応混合物に分子量調
節剤(連鎖停止剤)が加えられる。有用な分子量調節剤
には例えばフェノール、クロマン−I、パラ−t−ブチ
ルフェノール、p−クミルフェノール等の一価フェノー
ルが含まれる。
【0086】PECを調製するのに使用される反応物質
の割合はこのPEC生成樹脂を含有する本発明のブレン
ドの目的とされる用途に従って変動しよう。一般に、テ
レフタレートおよびイソフタレートを合わせたエステル
単位の量はカーボネート単位に対して約20重量%乃至
約85重量%でよく、好ましくはカーボネート単位に対
して約40重量%乃至約80重量%でよい。
【0087】本発明のブレンドに成分(b)として使用
するのに好ましいPECはビスフェノール−Aおよびホ
スゲンを塩化イソ−およびテレ−フタロイルと反応させ
て誘導されそしてゲル透過クロマトグラフィーによって
測定してポリスチレン標準に比較して約25,000乃
至約40,000の重量平均分子量を有するものであ
る。本発明の組成物の脂質抵抗を高めるためには、特に
好ましいPECはゲル透過クロマトグラフィーで測定し
てポリスチレン標準に比較して少なくとも約30,00
0、好ましくは少なくとも約34,000の重量平均分
子量を有する。
【0088】本発明の更なる実施の態様ではポリカーボ
ネート樹脂を含有する熱可塑性樹脂成形組成物が包含さ
れる。ポリカーボネート樹脂(以後PCとも呼ぶ)は芳
香族ポリカーボネート単位を実質的な割合で含有するポ
リマーを包含する。ここに、実質的な割合とは一般にポ
リマー中のポリカーボネート単位が約20重量%より多
いことを意味する。ポリカーボネート物質は次式(VII
I)
【0089】
【化44】
【0090】の構造単位を含む。ここに、式中、Dは二
価の有機基である。式(VIII)中の適当なD基にはエチ
レン、プロピレン、トルメチレン、テトラメチレン、ヘ
キサメチレン、ドデカメチレン、1,4−(2−ブテニ
レン)、1,10−(2−エチルデシレン)、1,3−
シクロペンチレン、1,3−シクロヘキシレン、1,4
−シクロヘキシレン、m−フェニレン、ベンゼン−1,
4−ジメチレン(これはエチレン基のビニローグであり
そして類似の性質を持っている)および米国特許4,217,
438 に概括的または特定的に名称または式により開示さ
れているジヒドロキシ化合物に対応するもののような類
似の基が含まれる。また、非炭化水素分子部分を含有す
る基も含まれる。このような非炭化水素分子部分はクロ
ロ、ニトロ、アルコキシ等の置換基および又チオ、スル
ホキシ、スルホン、エステル、アミド、エーテルおよび
カルボニルのような連結基でありうる。しかしながら、
種々の基の混合物も有用であり得るが、最も頻繁には全
てのD基は炭化水素基である。
【0091】D基の全数の好ましくは少なくとも約60
%、より好ましくは少なくとも約80%、そして最も望
ましくは前記D基の全てが芳香族基である。芳香族D基
は好ましくは次式(XXV )
【0092】
【化45】
【0093】を有する。ここに、式中、A1 およびA2
の各々は単環式の二価の芳香族基であり、そしてYは1
個または2個の原子がA1 をA2 から分離している橋架
け基である。式(XXV )中の自由原子価結合は通常Yに
対してA1およびA2のメタまたはパラ位にある。式(XX
V )中において、A1およびA2の基は置換されていない
フェニレン基あるいはその置換された誘導体でよく、例
示的な置換基(1つまたはそれ以上)はアルキル、アル
ケニル、ハロ(特に、クロロおよび/またはブロモ)、
ニトロ、アルコキシ等である。置換されていないフェニ
レン基が好ましい。A1 及びA2が共にp−フェニレン
であるのが好ましいが、両者共にo−フェニレンまたは
m−フェニレンであっても、あるいは一方がo−フェニ
レンまたはm−フェニレンで他方がp−フェニレンでも
よい。
【0094】橋架け基Yは1個または2個の原子、好ま
しくは1個の原子がA1 とA2 を分離している基であ
る。Yは最も頻繁には炭化水素基そして特に飽和された
基例えばメチレン、シクロヘキシルメチレン、2−
[2.2.1]−ビシクロヘプチルメチレン、エチレ
ン、イソプロピリデン、ネオペンチリデン、シクロヘキ
シリデン、シクロペンタデシリデン、シクロドデシリデ
ン、またはアダマンチリデン、特にgem−アルキレン
(アルキリデン)基である。しかしまた、不飽和基およ
び炭素および水素以外の原子を含有する基、例えば2,
2−ジクロロエチリデン、カルボニル、フタリジリデ
ン、オキシ、チオ、スルホキシおよびスルホンも含まれ
る。しかし、入手性および本発明の目的に対する特別な
適性から、式(XXV)の好適な基は2,2−ビス(4−
フェニレン)プロパンであり、この基はビスフェノール
Aから誘導され式中におけるYはイソプロピリデンであ
りA1 およびA2 はそれぞれp−フェニレンである。
【0095】PCおよびその界面重合による調製方法は
米国特許3,028,365;3,334,154;3,275,601;3,915,926;3,
303,331;3,169,121;3,027,814;4,188,314に与えられて
いる。一般には、この方法はPECの製造に対して上記
に記載のとおりであるが、しかしエステル前駆体の不在
の下で行われる。PCの重量平均分子量はポリスチレン
に比較してゲル透過クロマトグラフィーで測定して少な
くとも約30,000であるべきである。PCの重量平
均分子量は最も頻繁には約35,000乃至約40,0
00の範囲である。しかしながら、含まれるPCの分子
量がこれより高い組成物は流動性が減少する犠牲は受け
るが好ましい延性を有する。使用される精確な分子量は
所望の用途の最終使用における要件および部品の成形で
遭遇する成形困難性の程度に一部は依存することにな
る。
【0096】ポリアリーレート樹脂(以後PARとも呼
ぶ)も本発明に有用である。PARは次式(XII )
【0097】
【化46】
【0098】の反復カルボキシル連鎖単位を有する周知
の樹脂である。ここに、式中、Dはこの樹脂の調製に使
用された二価フェノールの二価の芳香族残基であり、そ
してRは次式(XIII)または(XIV )
【0099】
【化47】
【0100】あるいはこれらの混合物の分子部分から選
ばれた二価の分子部分である。PARは一般に芳香族二
官能性カルボン酸またはそのエステル形成誘導体と二価
フェノールとを反応させて調製される。PARはヘッド
−テール配列のカルボン酸/ヒドロキシ官能性モノマー
から重合することもできる。ポリ(エステル−カーボネ
ート)の調製のために上記に記載した芳香族ジカルボン
酸および二価フェノールをポリアリーレート樹脂の調製
に使用できる。
【0101】好適なPARにおいては、二官能性カルボ
ン酸残基部分はテレフタル酸またはテレフタル酸とイソ
フタル酸の混合物の残基を含有している。更に好ましく
は、このようなポリアリーレートはテレフタル酸約30
乃至約70モル%およびイソフタル酸約70乃至約30
モル%の混合物の残基を含有している。テレフタル酸5
0モル%およびイソフタル酸50モル%の混合物の残基
を含んだPARが普通である。一般に、このようなおよ
びその他の適当なポリアリーレートはp−クロロフェノ
ール中49℃で測定して約0.4乃至約1.0dl/g
の還元粘度を有する。本発明に使用されるPARは例え
ば芳香族ジカルボン酸の酸塩化物と二価フェノールとの
反応、芳香族ジカルボン酸のジアリールエステルと二価
フェノールとの反応および芳香族二酸と二価フェノール
のジエステル誘導体との反応のような周知の従来技術に
よるポリエステル形成反応の任意の反応により調製する
ことができる。これらの方法は例えば米国特許3,317,46
4;3,948,856;3,780,148;3,824,213;3,133,898;4,477,64
7に記載されている。
【0102】本発明のブレンドには又ランダムに分岐さ
れたPEC、ランダムに分岐されたPCおよびランダム
に分岐されたPARの存在も含まれる。こうしたランダ
ムに分岐された物質は線状ポリマーを含有するブレンド
のレオロジー特性を圧力成形や吹込成形のような成形技
術向けに変更するのに時には有用であり線状物質に対し
て部分的または全面的な置換物質として使用できる。こ
のようなランダムに分岐されたポリマーは前述した二価
フェノール、カーボネート前駆体および/またはエステ
ル前駆体に多官能性の有機化合物を共反応させることに
より調製される。分岐ポリカーボネートの製造に有用な
こうした多官能性有機化合物は米国特許3,544,514;3,63
5,895;4,001,184 に示されている。このような多官能性
化合物は一般的に芳香族でありカルボキシル、カルボン
酸無水物、フェノール、ハロホルミルまたはこれらの混
合物である官能基を少なくとも3つ含んでいる。限定は
されないがこれらの多官能性芳香族化合物の幾つかの例
を掲げると1,1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン、ト
リメリト酸無水物、トリメリト酸、トリメリト酸トリク
ロリド、4−クロロホルミルフタル酸無水物、ピロメリ
ト酸、ピロメリト酸二無水物、メリト酸、メリト酸無水
物、トリメシン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物等が含まれ
る。好ましい多官能性芳香族化合物は1,1,1−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリメリト酸無水
物、トリメリト酸またはこれらのハロホルミル誘導体で
ある。
【0103】本発明の第三の必須な成分は透明な組成物
をもたらす有効量の触媒である。この触媒はPEIと他
方の樹脂成分(即ち、PEC、PC、PAR)との間に
反応を生起させると考えられる。PEIとこれらの他方
の樹脂成分との間のこうした反応生成物は種々の樹脂成
分間における、ブロックコポリマー、グラフトコポリマ
ーおよびブロックコポリマーとグラフトコポリマーとの
混合物並びにランダムまたはスクランブルコポリマーで
あると考えられる。本発明組成物においては種々のコポ
リマーの構築が形成される可能性がある。こうしたコポ
リマーの存在は通常のPEIに観察されるTgとこれら
の他方の樹脂成分のTgの中間に存在する新しいガラス
転位温度(Tg)の存在によって示されるものと思われ
る。PEIとこれらの他方の樹脂成分との間におけるコ
ポリマーの生成を観察するためには、動的機械特性分析
(DMA)による分析を行うことにより樹脂の転移を容
易に観察することができる。ガラス転位温度を分析する
ための例示的なデータを示すと以下のとおりである。
【0104】 PEI 25 25 50 PEC 75 75 50 触媒 0 0.03 0.03 Tg(℃) 177.7;212 185.4 195 これらのデータから分かるように、PEIとPECとの
間に反応生成物が生成されると個々の樹脂成分のそれぞ
れに対する当初のガラス転位温度の中間に新しいガラス
転位温度が形成される。PEIのTgは約212℃にあ
りそしてPECのTgは約178℃にある。更に、未反
応即ち非コポリマー含有樹脂も存在しうるものと思われ
る。この未反応または非コポリマー含有樹脂は組成物の
調製に使用されたPEIおよび/またはPEC、PCお
よびPARを意味する。PEIとPEC、PCおよび/
またはPARとの間の反応生成物が本発明に包含される
ことは明らかである。
【0105】本発明に有用な触媒にはポリエステルの重
合反応に対して当業界で知られている触媒が含まれる。
包含される触媒はオルガノホスフィン酸金属塩、アルカ
リ土類金属酸化物、有機チタネートまたはこれらの任意
の混合物である。特に好適な触媒は次式(XXVI)
【0106】
【化48】
【0107】に示されるようなフェニルホスフィン酸ナ
トリウム(以後SPPとも呼ぶ)である。有用な触媒に
は又PEIをPEC、PCおよび/またはPARと共に
処理する過程で熱的に劣化しうる触媒も含まれる。この
ような触媒には第四アンモニウム塩および第四ホスホニ
ウム塩が含まれる。これらの塩における陰イオンの対イ
オンは例えばハロゲン化物、水酸化物、フェノール
塩、、チオフェノール塩、カルボキン酸塩、、スルホン
酸塩、、硫酸塩、水素硫酸塩、リン酸塩、リン酸水素
塩、リン酸二水素塩、亜リン酸塩、ホスフィン酸塩、ホ
スホン酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、テトラフェニル
ホウ酸塩等のような当業界で周知のイオン類から選ぶこ
とができる。好適な触媒はビス−フェノレート塩ヘキサ
エチルグアニジニウムビス(ビスフェノール−A)であ
る。
【0108】この触媒の使用量は使用するPECとPE
Iとの比、反応条件およびPECとPEIとの間に望ま
れる反応の程度によって幾分変動しうる。一般的には、
効果的な量はスプレーのない透明な組成物をもたらす触
媒レベルである。ここに、スプレーとは融解組成物から
のオフガスによって発生されると考えられる成形部品中
の表面欠陥である。オフガスは組成物の成分間の反応の
副生物および/またはポリマーの劣化の結果によるもの
と考えられる。効果的な量は組成物の合計重量に基づい
て約0.0005重量%乃至約1重量%である。組成物
の合計重量に基づいて好ましい範囲は約0.005重量
%乃至約0.1重量%であり、特に好適な範囲は約0.
01重量%乃至約0.05重量%である。一般的には、
過剰レベルの触媒はしばしば物理的特性の減少をもたら
すので、透明性を達成するのに必要とされる最小量の触
媒を使用するのが望ましい。
【0109】所望な化学反応が所望の程度に完結された
後にPEI/PEC組成物に触媒抑制剤を加えることが
しばしば好ましい。ここに用語触媒抑制剤とは触媒がP
EIとPECとの間の付加化学反応を加速するのを不活
性にする種の物質を意味する。有用な触媒抑制剤には例
えばホスファイト及びジホスファイト、ホスフィン酸及
びホスホン酸、亜リン酸、リン酸二水素塩例えばリン酸
二水素ナトリウム、メタリン酸、並びに有機酸および酸
無水物が含まれる。種々の触媒抑制剤の特定例は米国特
許5,055,531 に見ることができる。
【0110】特に好適な触媒抑制剤は式RjP(OR)k
を有する有機ホスファイトである。ここに、式中、各R
は個々に水素原子、1乃至約20個の炭素原子を有する
アルキル基または6乃至約20個の炭素原子を有するア
リール基であることができるが、但しR基の少なくとも
1つはアルキルまたはアリール基でなければならず、j
は1または0であり、そしてjが0ならkは3であり、
jが1ならkは2である。有用な有機ホスファイトには
例えばジフェニルホスファイト、トリス−ノニルフェニ
ルホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ペンタエリトリットジホスファイト、およびトリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトが含
まれる。組成物に添加されるホスファイトのレベルは触
媒の活性を沈静化しまたは抑制するのに有効なレベルで
ある。一般的には、組成物の合計重量に基づいて約0.
01重量%乃至約3重量%が使用される。更に好ましい
量は組成物の合計重量に基づいて通常約0.1重量%乃
至1.0重量%である。精確な使用量は使われる触媒お
よびこの触媒を抑制する特定の触媒抑制剤の有効性に幾
分依存する。熱的に劣化しうる触媒が使われるときに
は、触媒抑制剤の追加は随意である。特定の好適な範囲
の決定は余分な実験をすることなく容易になしうる。
【0111】触媒および随意成分の触媒抑制剤の非常に
低いレベルはかかる成分を精確に測量して組成物中に分
散させる上で困難を提供する。このような困難の多くを
克服するための一つの方法はかかる添加剤を樹脂成分の
一つの中により高いレベルで分散させてこの添加物の濃
縮物を作り、次いでこの濃縮物を組成物に加えて添加剤
の所望レベルを得ることである。この濃縮物においては
広い重量比の添加剤レベルが有用であるが、典型的に有
用な範囲はキャリヤーとして使用される樹脂の重量に基
づいて約0.1%乃至約5%である。
【0112】組成物の透明性を犠牲にする可能性がある
とはいうものの、或他の特性の利点を得るために、本発
明のブレンド組成物をプラスチック配合技術において慣
用されている他の添加剤を添加することにより変性する
ことができる。こうした添加剤には充填剤(例えば粘
土、雲母またはタルク)、補助艶消し剤、補強剤(例え
ばガラス繊維)、耐衝撃性改良剤(例えばエポキシ変性
ポリオレフィン)、可塑剤、流れ促進剤及びその他の処
理助剤、安定剤、着色剤、顔料、離型剤、紫外線遮蔽
剤、滴下抑制剤(例えばポリテトラフルオロエチレン
(PTFE))、補助または相乗難燃剤等を含むことが
できる。
【0113】本発明に使用されるPEIの量は最終組成
物に望まれる究極の特性により広く変動しうる。PEC
および/またはPARがPEIと共に使用されるとき
は、PEIは組成物全体の約5重量%乃至約95重量%
の範囲となることができ、これに対応してPECおよび
/またはPARは組成物全体の重量に基づいて約95重
量%乃至約5重量%で変動することができる。組成物の
物理的特性は組成物に使われる樹脂成分の比に少なくと
も部分的に依存して変動するであろう。この点を更に説
明すると、PEIに富む(即ちPECよりPEIを多量
に含む)組成物はPECに富む組成物よりも大きな熱抵
抗(より高い熱変形温度値によって示される)を有する
であろう。逆に、PEIに富む組成物はPECに富む
(即ちPEIよりPECを多量に含む)組成物よりノッ
チおよび鋭角な半径に対しより大きい感受性(ノッチ付
きアイゾット衝撃強さ値がより低いことによって示され
る)を持つであろう。それ故、PEIと他方の樹脂成分
との精確な比率の決定は最終組成物に所望される物理的
特性によって部分的に決定される。
【0114】PCが第二の樹脂成分である組成物では、
透明な組成物が満足に得られる範囲はずっと狭く、組成
物の合計重量に基づいてPC約50重量%までである。
組成物の合計重量に基づいてPCを約50重量%より多
く含有する組成物は、PCのレベルがこのように高いと
他の有用なおよび改善された物理的特性を得ることがで
きるが、透明性が減少する。それ故に、組成物中に含有
されるPCの量は組成物の合計重量に基づいて一般に約
5重量%乃至50重量%、好ましくは約5重量%乃至約
40重量%である。
【0115】本発明の組成物から調製された透明な物品
が本発明の追加の実施の態様をなしていることもまた明
らかなはずである。本発明の組成物の調製は通常緊密な
ブレンドを形成するための条件下で諸成分を単に配合す
ることによりなされる。このような条件は単軸または二
軸スクリュータイプの押出機、ミキシングボール、また
は成分に剪断作用を加えることのできる類似の混合装置
内での溶液配合あるいは溶融混合をしばしば含む。二軸
スクリュー押出機は単軸スクリュー押出機よりより強力
な混合能力があるのでしばしば好ましい。押出機の少な
くとも1つの排気ポートを介して溶融物に真空を加えて
組成物中の揮発性不純物を除去するのがしばしば有利で
ある。
【0116】組成物の調製は、樹脂成分を触媒と共に押
出機のスロートに供給し、次いでこの組成物を緊密に混
合し融解して化学反応を生起させることによりなしう
る。触媒抑制剤は組成物に種々の態様で加えることがで
き、例えば触媒抑制剤を別個の配合処理工程で加えた
り、触媒抑制剤を押出機の別のポートに加えたりあるい
は触媒抑制剤を組成物を物品に製作する工程の間に加え
ることができる。十分な混合を確実にしそして組成物が
受ける熱処理を最小にするため触媒抑制剤を同じ配合工
程で別のポートに加えることがしばしば好ましい。この
方法は勿論種々変えることができそして前述した方法の
組合せも包含され、例えば触媒抑制剤または添加剤を押
出機へおよび物品製作工程へ共に加えることもできる。
既述したように、触媒および/または触媒抑制剤を濃縮
物の形態で加えることがしばしば有利である。
【0117】本発明の幾つかの具体例を例示するために
以下に実施例を示す。これらの実施例は如何なる観点に
おいても本発明を限定するものではない。別段の表示が
ない限り、%は全て組成物全体の合計重量に基づく重量
%である。 [実施例]以下の組成物に使用した物質は次の通りであ
る。 PEI−1:メタフェニレンジアミンから誘導されたポ
リエーテルイミド樹脂でGE Plastics から登録商標ULTE
M で等級1010として市販されている。 PEI−2:メタフェニレンジアミンから誘導されたポ
リエーテルイミド樹脂でGE Plastics から登録商標ULTE
M で等級1000として市販されている。PEI−1とPE
I−2は粘度が異なり、PEI−1はPEI−2より低
い粘度を有している。 PEI−3:パラフェニレンジアミンから誘導されたポ
リエーテルイミド樹脂でGE Plastics から登録商標ULTE
M で等級CRS5001として市販されている。 PEC−1:ビスフェノールAから誘導されゲル透過ク
ロマトグラフィーによりポリスチレン標準に比較して測
定して約34,000乃至約36,000の重量平均分
子量を有するポリ(エステル−カーボネート)。このP
ECはカーボネート単位に比較して合計エステル単位を
約60%有する。そのエステル単位は約1:1の比のイ
ソフタル酸とテレフタル酸とから誘導されている。この
PECはGEPlasticsから得られる。 PEC−2:ビスフェノールAから誘導されゲル透過ク
ロマトグラフィーによりポリスチレン標準に比較して測
定して約27,000乃至約29,700の重量平均分
子量を有するポリ(エステル−カーボネート)。このP
ECはカーボネート単位に比較して合計エステル単位を
約60%有する。そのエステル単位は約1:1の比のイ
ソフタル酸とテレフタル酸とから誘導されている。この
PECはGEPlasticsから得られる。 PEC−3:ビスフェノールAから誘導されゲル透過ク
ロマトグラフィーによりポリスチレン標準に比較して測
定して約27,000乃至約29,500の重量平均分
子量を有するポリ(エステル−カーボネート)。このP
ECはカーボネート単位に比較して合計エステル単位を
約80%有する。そのエステル単位は約93:7の比の
イソフタル酸とテレフタル酸とから誘導されている。こ
のPECはGE Plasticsから得られる。 PC−1:ビスフェノールAから誘導されゲル透過クロ
マトグラフィーによりポリスチレン標準に比較して測定
して約35,500乃至約37,500の重量平均分子
量を有するポリカーボネートであり、GE Plasticsから
登録商標LEXANで等級130 として市販されている。 PAR:ビスフェノール−Aイソフタレート−テレフタ
レートポリアリーレートからなり、イソ対テレのモル比
が約1:1であり、そして60:40重量比のフェノー
ル−テトラクロロエタンにおける固有粘度が約0.71
dl/gであるポリアリーレート樹脂。このPARはUn
ion Carbideから登録商標ARDELで等級D100として得られ
る。 SPP:フェニルホスフィン酸ナトリウム。 DPP:ジフェニルホスファイト。 TNPP:トリス−ノニルフェニルホスファイト。 U−626:General Electric CompanyからULTRANOXで
等級626 として市販されているビス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)ペンタエリトリットジホスファイト。 I−168:Ciba-Geigy Corporationから登録商標IRGA
FOSで等級168として得られるトリス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)ホスファイト。
【0118】一連の実験でブレンドを約320℃乃至約
340℃の温度で押出機に供給して成分を緊密に混合し
そしてストランドに押し出した。ホスファイトが使われ
るときは、これを押出機の出口ポート近くに位置する押
出機の第二のポートに加えた。ストランドはペレットに
切断しそして標準の条件下で物理的特性の試験のための
試験試料に射出成形した。各ブレンドの組成および物理
的特性のデータを以下の表に示す。組成物の成形された
試験標本は次の測定にかけた。ASTM D256 によるノッチ
付きアイゾット衝撃強さ(2.5インチ×0.5インチ
×0.125インチの試料寸法を使用);ASTM D3763
によるDynatup(破断までのエネルギーを測定する落槍
試験)強さ(4インチ直径×0.125インチのディス
クを使用);ASTM D790 による曲げ弾性率および曲げ強
さ(6インチ×0.5インチ×0.25インチの試料寸
法を使用);およびASTM D638 による引張降伏および破
断時引張伸び(タイプIおよび/またはタイプVの試験
標本を使用)。黄変指数および透過率%はASTM D1925に
従って測定した。
【0119】 表 1 試料 PEI−1 25 25 25 25 25 PEC−1 75 75 75 75 75 SPP 0 0.01 0.02 0.03 0.05 特性 MI;295℃ 0.81 0.54 1.14 1.9 -- HDT;264psi 161 162 165 174 --ノッチ 付アイソ゛ット;ft-lb/in 3.2 4.8 2.4 2.3 -- 逆ノッチ付アイソ゛ット;ft-lb/in 38.8 39.5 39.9 36.8 -- Dynatup;ft-lb 36.9 43.1 43.1 41.9 -- 引張強さ;Kpsi 10.6 10.6 11 11 -- 引張伸び;% 35 68 52 31 -- 引張弾性率;Kpsi 316 325 336 325 -- 曲げ強さ;Kpsi 16 15.4 15.7 15.8 -- 曲げ弾性率;Kpsi 388 367 370 376 -- 比重 1.22 1.22 1.22 1.22 -- 透明性 否 合 合 合 スフ゜レー 3:1比のPEC対PEIに対する表1のデータはこの
比において、透明なスプレーのない組成物がえられるこ
とを例示している。3:1比のPEC対PEIに対する
触媒の有効レベルは0.05重量%未満である。
【0120】 表 2 試料 6 7 8 9 10 11 PEI−1 100 15 25 50 75 0 PEC−1 0 85 75 50 25 100 SPP 0 0.03 0.03 0.03 0.03 0 特性 MI;295℃ -- 1.56 1.6 1.12 0.69 0.6 HDT;264psi 198 158 164 172 182 161ノッチ 付アイソ゛ット;ft-lb/in 0.8 2.1 2.7 0.84 0.96 9.8 逆ノッチ付アイソ゛ット;ft-lb/in 20.0 34.6 40.2 31.7 23.5 39 Dynatup;ft-lb 6.3 19.6 30.8 43.2 2.5 38.4 引張強さ;Kpsi 15.2 10.7 11.3 12.8 14.5 9.3 引張伸び;% 60 44 19 46 14 33 引張弾性率;Kpsi 430 344 373 422 465 333 曲げ強さ;Kpsi 22.0 15.9 16.5 18.2 20.4 13.4 曲げ弾性率;Kpsi 480 377 391 422 467 325 比重 1.27 1.21 1.22 1.24 1.26 1.20 透明性 合 合 合 合 合 合 黄変指数 73 87.7 97.1 111.5 126.1 24.8 表2の組成およびデータは有効量の触媒を組成物に添加
すると広範囲の透明なPEI/PECブレンドが製造で
きることを例示している。驚くべきことに、広い範囲の
例示組成において、所望の透明性と共に非常に良好な物
理的特性が一般に得られている。特性は有用とするには
余りに低い値にまで低下するもの予測していたが、しか
し、特性の多くは一方または他方のホモ樹脂の値を超え
ている。
【0121】 表 3 試料 12 13 14 15 16 17 PEI−1 0 25 25 0 0 25 PEI−2 0 0 0 0 25 0 PEI−3 0 0 0 25 0 0 PEC−1 99.98 74.98 0 74.98 74.98 0 PEC−2 0 0 74.98 0 0 0 PC−1 0 0 0 0 0 74.98 SPP 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 特性 MI;295℃ 1.36 1.13 0.89 1.06 1.11 -- HDT;264psi 153 166 167 164 166 147ノッチ 付アイソ゛ット;ft-lb/in 4.5 2.3 2.7 5.6 2.5 1.6 逆ノッチ付アイソ゛ット;ft-lb/in 36.3 39.9 37.2 39.3 39.4 39.9 Dynatup;ft-lb 28.1 41 39.8 41.2 44.2 50.4 引張強さ;Kpsi 9.6 10.6 10.9 10.3 10.9 10.1 引張伸び;% 47 39 39 53 80 105 引張弾性率;Kpsi 297 295 307 308 330 329 曲げ強さ;Kpsi 14.6 16.0 15.4 14.9 16.2 15.4 曲げ弾性率;Kpsi 348 378 364 357 383 376 比重 1.21 1.22 1.22 1.22 1.22 1.22 透明性 合 合 合 否 合 否 表3のデータは3種のPEIを2つの分子量の異なるP
ECと共に比較しており、またホモポリカーボネート
(PC−1)を使用して作ったブレンドも提供してい
る。PEI−1とPEI−2は化学的には同じであるが
粘度および分子量を異にしており、PEI−1が相対的
に粘度および分子量の低い樹脂である。PEI−3はパ
ラフェニレンジアミンから誘導されたPEIである。P
EC−1とPEC−2は化学的には同じであるが分子量
を異にしており、PEC−1が相対的に分子量の高い樹
脂である。これらのデータから分かるように、PECま
たはPCとPEIを3:1の比で含有する調合組成物に
おいてはパラフェニレンジアミンから誘導されたPEI
(PEI−3)またはホモポリカーボネート(PC−
1)のいずれかを含有するブレンドは透明でなかった。
【0122】 表 4 試料 18 19 20 21 22 23 PEI−1 25 25 25 25 25 25 PEC−1 74.98 74.98 74.98 74.98 74.98 74.98 SPP 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 U−626 0 0.1 0 0 0 0 I−168 0 0 0.1 0 0 0 TNPP 0 0 0 0.1 0 0 DPP 0 0 0 0 0.1 0.3 特性 MI;295℃ 1.32 1.16 1.46 2.25 1.19 2.3 HDT;264psi 166 161 161 158 161 162ノッチ 付アイソ゛ット;ft-lb/in 2.4 2.2 2.0 2.1 2.4 1.0 逆ノッチ付アイソ゛ット;ft-lb/in 39.6 39.7 39.6 33.2 4.02 37.7 Dynatup;ft-lb 51.3 27.1 35.8 22.3 42.2 28.9 引張強さ;Kpsi 11.1 11.0 11.1 11.0 11.0 11.0 引張伸び;% 31 41 64 57 66 45 引張弾性率;Kpsi 328 282 291 296 304 321 曲げ強さ;Kpsi 16.4 16.2 16.1 16.2 16.3 16.5 曲げ弾性率;Kpsi 372 370 368 372 372 376 比重 1.22 1.22 1.22 1.22 1.22 1.22 黄変指数 92.4 65.4 69.4 74.8 65.5 63.3 透過率% 57 67 65 63 68 70 表4におけるブレンドはPEI、PECおよび触媒を含
む組成物にホスファイトを添加すると予期せぬことに黄
変指数の著しい減少が得られた。これらのデータから分
かるとおり、有効量のホスファイトを添加すると、黄変
指数が少なくとも19%改善される(試料18と試料2
1を比較して計算すると(92.4−74.8)/9
2.4×100=19%となる)。これらのデータか
ら、ジフェニルホスファイト(DPP)が最良の全体の
バランスのとれた特性を実証している。
【0123】 表 5 試料 24 25 26 27 PEI−1 25 25 25 25 PC−1 74.98 74.97 74.95 0 SPP 0.02 0.03 0.05 0.02 PEC−1 0 0 0 74.98 透明性 否 否 否 合 表5に例示されているブレンドは3:1の比でポリカー
ボネートまたはPECとPEIとを含んでいる。これら
の3:1比のデータから分かるように、ポリカーボネー
トのブレンドは透明でなく、そして予期せぬことにPE
Cのブレンドは透明であった。触媒のレベルを250%
増加しても(試料26)3:1比のPC/PEIの透明
性が著しく増大されることはなかった。
【0124】 表 6 試料 28 29 30 31 32 33 34 PEI-1 50 50 50 50 50 50 50 PEC-1 0 0 0 0 0 0 50 PEC-2 50 50 50 50 50 50 0 SPP 0.02 0.04 0 0 0 0 0 SPP:PEI-1中0.125 重量%濃縮物 0 0 0.005 0.02 0 0 0 SPP:PEI-1中0.250 重量%濃縮物 0 0 0 0 0 0.04 0 SPP:PEI-1中0.5 重量%濃縮物 0 0 0 0 0.01 0 0 SPP:PEI-1中2.5 重量%濃縮物 0 0 0 0 0 0 0.025 特性 ノッチ 付アイソ゛ット;ft-lb/in 0.32 0.26 0.8 0.24 1.0 0.25 1.4 引張強さ;Kpsi 9.7 5.4 10.9 6.0 10.6 3.65 -- 引張伸び;% 3.1 1.3 3.9 1.7 4.1 1.0 --メルトインテ゛ックス (MI);295℃ 1.56 1.96 -- 1.94 -- 2.54 1.21 透明性 合 合 否 合 曇り 合 合 表6に例示された実施例は透明な組成物の調製に濃縮物
が有用であることを実証している。注意すべきは試料3
2が若干曇っていることで、これは樹脂成分と触媒との
間の反応が不十分であることを示しているものと考えら
れる。濃縮物の形態でこのように触媒のレベルが低くて
も反応の程度を増大して透明なブレンドを生成するよう
に加工処理の変更を開発できるものと思われる。このよ
うな変更としては触媒抑制剤の添加前に溶融温度および
/または滞留時間を増すことが含まれよう。
【0125】 表 7 試料 35 36 37 PEI−1 50 50 50 PAR 50 50 50 SPP 0 0.02 0.04 特性 ノッチ 付アイソ゛ット;ft-lb/in 0.17 0.24 0.25 引張強さ;Kpsi 8.0 5.9 4.1 引張伸び;% 6.6 1.8 1.1メルトインテ゛ックス (MI);295℃ -- 0.90 1.44 透明性 否 合 合 表7に例示された実施例はポリアリーレート樹脂を使用
しても受容しうる物理的特性を保持しながら透明なブレ
ンドを製造しうることを実証している。
【0126】 表 8 試料 38 39 40 PEI−1 50 50 50 PEC−3 50 50 50 SPP 0 0.02 0.04 特性 ノッチ 付アイソ゛ット;ft-lb/in 0.41 0.28 0.19 逆ノッチ付アイソ゛ット;ft-lb/in NB 10.2 9.9 引張強さ;Kpsi 12.7 9.4 6.5 引張伸び;% 39 7.9 5.1 透明性 否 合 合 表8の脚注=NBは破断がなかったことを意味しそして
>16ft-lb/inを示していた。
【0127】表8に例示された実施例はエステル含有量
の高いPEC樹脂を使用しても受容しうる物理的特性を
有する透明なブレンドが得られることを実証している。実施例 41 50部のPEC−2、50部のPEI−1および0.2
7部のビス−フェノレート塩ヘキサエチルグアニジニウ
ムビス(ビスフェノール−A)からブレンドを調製し
た。これから試験部品を成形したところ透明であった。
これに対して、触媒を含まない対照ブレンドは不透明で
あった。このブレンドは熱的に劣化しうる触媒を使用し
ても透明なブレンドを生成できることを実証している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67/03 C08L 67/03 69/00 69/00 (72)発明者 スティーブン・マイケル・クーパー アメリカ合衆国、インディアナ州、ニュー バーグ、サザン・トレイス・ドライブ、 3077番 (72)発明者 ブレンダ・エイ・ジャイルズ アメリカ合衆国、インディアナ州、マウン ト・ヴァーノン、タム・オシャンター・ド ライブ、2209番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリエーテルイミド樹脂、 (b)ポリカーボネート樹脂、ポリ(エステル−カーボ
    ネート)樹脂およびポリアリーレート樹脂からなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の樹脂および (c)組成物に透明性を与える有効量の触媒を含んでな
    る樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリエーテルイミド樹脂が次式
    (I) 【化1】 [式中、Tは−O−または式−O−Z−O−の基であ
    り、該−O−または−O−Z−O−基の二価結合は3,
    3′、3,4′、4,3′または4,4′位置にあり、
    Zは次式群(II) 【化2】 からなる群から選ばれる二価の基(式中、Xは次式群
    (III ) 【化3】 の二価の基からなる群から選ばれる一員であり、yは1
    乃至約5の整数であり、そしてqは0または1である)
    であり、Rは(a)6乃至約20個の炭素原子を有する
    芳香族炭化水素基およびそのハロゲン化誘導体、(b)
    2乃至約20個の炭素原子を有するアルキレン基、
    (c)3乃至約20個の炭素原子を有するシクロアルキ
    レン基および(d)次式(IV) 【化4】 (式中、Qは次式群(V) 【化5】 からなる群から選ばれる一員であり、そしてyは約1乃
    至約5の整数である)の二価の基からなる群から選ばれ
    る二価の有機基である]の反復単位を含む請求項1記載
    の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリエーテルイミド樹脂が次式(V
    I) 【化6】 (式中、fは約10乃至約500の整数であり、R2
    パラ−フェニレン、メタ−フェニレンまたはパラ−フェ
    ニレンとメタ−フェニレンの混合物であり、そしてR1
    は次式(VII ) 【化7】 の二価の分子部分である)の反復連鎖単位を含む請求項
    2記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリ(エステル−カーボネート)樹
    脂が次式(VIII) 【化8】 (式中、Dはこの樹脂の調製に使用された二価フェノー
    ルの二価の芳香族残基である)の反復ポリカーボネート
    連鎖単位および次式(IX) 【化9】 (式中、Dはこの樹脂の調製に使用された二価フェノー
    ルの二価の芳香族残基であり、そしてRは次式(X)ま
    たは(XI) 【化10】 あるいはこれらの混合物の分子部分から選ばれた二価の
    分子部分である)の反復カルボキシル連鎖単位を含んで
    いる請求項1記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 前記ポリアリーレート樹脂が次式(XII
    ) 【化11】 (式中、Dはこの樹脂の調製に使用された二価フェノー
    ルの二価の芳香族残基であり、そしてRは次式(XIII)
    または(XIV ) 【化12】 あるいはこれらの混合物の分子部分から選ばれた二価の
    分子部分である)の反復カルボキシル連鎖単位を有する
    請求項1記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 前記触媒がオルガノホスフィン酸金属
    塩、アルカリ土類金属酸化物、有機チタネートまたはこ
    れらの任意の混合物である請求項1記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 前記触媒がフェニルホスフィン酸ナトリ
    ウムである請求項6記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 更に有効量の触媒抑制剤を含む請求項1
    記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 前記触媒抑制剤が少なくとも1種の有機
    ホスファイトである請求項8記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 前記成分(a)と成分(b)の比が
    2:98乃至98:2である請求項1記載の樹脂組成
    物。
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