JPH10272827A - 画像形成方法、インクジェット記録方法及び機器 - Google Patents

画像形成方法、インクジェット記録方法及び機器

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JPH10272827A
JPH10272827A JP9286997A JP9286997A JPH10272827A JP H10272827 A JPH10272827 A JP H10272827A JP 9286997 A JP9286997 A JP 9286997A JP 9286997 A JP9286997 A JP 9286997A JP H10272827 A JPH10272827 A JP H10272827A
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ink
liquid composition
image forming
recording
compound
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JP9286997A
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Eriko Saitou
絵里子 齋藤
Shinichi Sato
真一 佐藤
Katsuhiko Takahashi
勝彦 高橋
Mikifumi Ogasawara
幹史 小笠原
Shinya Mishina
伸也 三品
Yutaka Kurabayashi
豊 倉林
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性、印字品位が良好で、ブリード等にも
問題はなく、連続印字をしたときの印字品位にも優れた
画像形成方法を提供する。 【解決手段】 被プリント材に対してインクを吐出する
に際し、インク吐出の前または後に前記インクが含有す
る化合物の極性と異なる極性を有する化合物を含有する
液体組成物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成
方法であって、両者の反応物を再溶解するような溶剤を
インクまたは液体組成物のどちらか一方または両方に含
む画像形成方法。特に、インクジェット記録方法に好適
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法、イ
ンクジェット記録方法及びかかるインク記録方法に用い
る機器に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、インクの小
滴を飛翔させ、紙等の記録媒体にインクを付着させて記
録を行なうものである。特に、特公昭61−59911
号公報、特公昭61−59912号公報、特公昭61−
59914号公報において開示された、吐出エネルギー
供給手段として電気熱変換体を用い、熱エネルギーをイ
ンクに与えて気泡を発生させることにより液滴を吐出さ
せる方式のインクジェット記録法方法によれば、記録ヘ
ッドの高密度マルチオリフィス化を容易に実現すること
が出来、高解像度および高品位の画像を高速で記録する
ことができる。
【0003】しかしながら、従来のインクジェット記録
方法に用いられるインクとしては、水を主成分とし、こ
れに乾燥防止、ノズルの目詰まり防止等の目的でグリコ
ール等の水溶性高沸点溶剤が含有されたものが一般的で
ある為、この様なインクを用い普通紙に記録を行った場
合には、十分な定着性が得られなかったり、記録紙表面
における填料やサイズ剤の不均一な分布によると推定さ
れる不均一画像が発生する等の問題を生じていた。又、
特にカラー画像を得ようとした場合には、ある色のイン
クが記録紙に定着する以前に複数の色のインクが次々と
重ねられることから、異色の画像の境界部分で色が滲ん
だり、不均一に混ざり合って(以下、これをブリーディ
ングと呼ぶ)、満足すべき画像が得られないという問題
があった。
【0004】これに対し定着性を高める手段として、特
開昭55−65269号公報に、インク中に界面活性剤
等の浸透性を高める化合物を添加する方法が開示されて
いる。又、特開昭55−66976号公報には、揮発性
溶剤を主体としたインクを用いることが開示されてい
る。しかし、前者のインク中に界面活性剤を添加する方
法では、記録紙へのインクの浸透性が高まり、インクの
定着性やブリーディングについてはある程度向上するも
のの、インク中の色材も記録紙の奥深くまで浸透してし
まうため、画像濃度及び彩度が低下する等の不都合を生
じる。その他、インクの横方向に対する広がりも発生
し、その結果、エッジのシャープさが低下したり、解像
度が低下したりする等の問題も発生した。一方、揮発性
溶剤を主体としたインクを用いる後者の方法の場合に
は、上記した前者の場合と同様の不都合が生じるのに加
え、記録ヘッドのノズル部での溶剤の蒸発による目詰ま
りが発生しやすく、好ましくなかった。
【0005】さらに、上述した問題を改善する為に、イ
ンクの噴射に先立ち、記録媒体上に予め画像を良好にせ
しめる液体を付着させておく方法が提案されている。例
えば、特開昭63−299971号公報には、1分子あ
たり2個以上のカチオン性基を有する有機化合物を含有
する液体を記録媒体上に付着させた後、アニオン性の染
料が含有されたインクで記録する方法が開示されてい
る。又、特開昭64−9279号公報には、コハク酸を
含有した酸性液体を記録媒体上に付着させた後、アニオ
ン性染料が含有されたインクで記録する方法が開示され
ている。さらに、特開昭64−63185号公報には、
染料を不溶化させる液体をインクの記録に先立って付与
するという方法が開示されている。
【0006】しかしながら、極性の異なる物質(ここで
述べる極性の違いとは、アニオン性とカチオン性の極性
の違いのことを示すが、これらの極性の異なる両者を混
合した場合、各々のアニオン性部位とカチオン性部位と
で反応を起こし、水に不溶な凝集物を形成する。)を含
む液体組成物あるいはインクを吐出させるヘッドが近傍
にある場合に発生しやすい特有の問題がある。
【0007】例えば、インクがしみ込みにくい媒体に速
い吐出速度で印字した時など、紙面上でのインクの跳ね
返りによって、例えばカチオン性物質を含有する液体組
成物がアニオン性基を含むインクを吐出させるヘッドの
方向に飛ぶ可能性がある。こうした場合、液滴の跳ね返
りを受けたヘッドのフェイス面は汚れやすくなる。
【0008】また、上記した跳ね返りの影響だけでな
く、ヘッドから吐出されたインクが噴霧状に空気中を舞
い、それが極性の異なるインクを吐出させるヘッドのフ
ェイス面に付着すると跳ね返りの場合と同様に、フェイ
ス面は汚れやすくなってしまう。このような現象は、印
字デュティー(duty)の高い画像を印字しようとす
る場合に特に顕著となる。
【0009】従ってこのような画像を連続印字する場
合、ワイピング回数を増やしたりする等、フェイス面の
拭きに工夫が必要となり、スループットの低下、コスト
アップといった問題が生じてしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、いわゆる普通紙に対しても耐水性、印字品位が良好
で、ブリード等にも問題はなく、連続印字をしたときの
印字品位にも優れた、インクジェット記録における信頼
性に優れた画像形成方法およびインクジェット記録方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第一の発
明は、被プリント材に対してインクを吐出するに際し、
インク吐出の前または後に前記インクが含有する化合物
の極性と異なる極性を有する化合物を含有する液体組成
物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成方法であ
って、両者の反応物を再溶解するような溶剤をインクま
たは液体組成物のどちらか一方または両方に含むことを
特徴とする画像形成方法である。
【0012】本発明の画像形成方法は、被プリント材に
対してインクを吐出するに際し、インク吐出の前に前記
インクが含有する化合物の極性と異なる極性を有する化
合物を含有する液体組成物を吐出して両者の反応物を生
成する画像形成方法であって、両者の反応物を再溶解す
るような溶剤をインクまたは液体組成物のどちらか一方
または両方に含むことを特徴とする。
【0013】また、本発明の画像形成方法は、被プリン
ト材に対してインクを吐出するに際し、インク吐出の後
に前記インクが含有する化合物の極性と異なる極性を有
する化合物を含有する液体組成物を吐出して両者の反応
物を生成する画像形成方法であって、両者の反応物を再
溶解するような溶剤をインクまたは液体組成物のどちら
か一方または両方に含むことを特徴とする。
【0014】本発明では、前記インクが少なくともカチ
オン性染料を含有し、前記液体組成物がアニオン性化合
物を含有することが好ましい。また、前記インクが少な
くともカチオン性化合物とカチオン性染料を含有し、前
記液体組成物がアニオン性化合物を含有することが好ま
しい。
【0015】また、前記インクが少なくともアニオン性
染料を含有し、前記液体組成物がカチオン性化合物を含
有することが好ましい。また、前記インクが少なくとも
アニオン性化合物とアニオン性染料を含有し、前記液体
組成物がカチオン性化合物を含有することが好ましい。
【0016】また、前記インクと液体組成物の両者の反
応物を再溶解する溶剤が、2−ピロリドン、N−メチル
−2−ピロリドン、ホルムアミド、ホルムアルデヒドか
ら選ばれた少なくとも一種以上の溶剤であるのが好まし
い。
【0017】また、上記の画像形成方法において、液体
組成物またはインクを記録媒体上の画像形成領域または
画像形成領域とその近傍とに付着させる工程(A)と、
工程(A)で使用される液体組成物またはインクが含有
する化合物の極性と異なる極性を有する化合物を含有す
る液体組成物またはインクを記録信号に従って吐出オリ
フィスから液滴として記録媒体に噴射する工程(B)と
を含むことを特徴とする。
【0018】工程(B)におけるインクまたは液体組成
物の噴射をインクジェット記録方式により行うのが好ま
しい。工程(A)におけるインクおよび液体組成物の記
録媒体への付着をインクジェット記録方式により行うの
が好ましい。工程(A)を工程(B)に先立って行うの
が好ましい。工程(A)を工程(B)の後に行うのが好
ましい。工程(A)を工程(B)の後に行い、その後さ
らに工程(B)を行うのが好ましい。
【0019】本発明の第二の発明は、インク滴を記録信
号に応じてオリフィスから吐出するに際し、インク吐出
の前または後に前記インクが含有する化合物の極性と異
なる極性を有する化合物を含有する液体組成物を吐出し
て両者の反応物を生成して被記録媒体に記録を行うイン
クジェット記録方法において、両者の反応物を再溶解す
るような溶剤をインクまたは液体組成物のどちらか一方
または両方に含むことを特徴とするインクジェット記録
方法である。本発明のインクジェット記録方法において
は、インクに熱エネルギーを作用させてインクを吐出さ
せる記録方法が好ましい。
【0020】本発明の第三の発明は、インクを収容した
インク収容部、該インクを吐出させる為のヘッド部を備
えた記録ユニットであって、上記の画像形成方法に用い
ることを特徴とする記録ユニットである。本発明の記録
ユニットにおいては、ヘッド部が、インクに熱エネルギ
ーを作用させてインクを吐出させるヘッドであるのが好
ましい。また、インク収容部が、内部にインク吸収体を
含有しているのが好ましい。また、インク収容部が、ポ
リウレタン又はセルロース又はポリビニルアセテート形
成されているのが好ましい。
【0021】本発明の第四の発明は、インクを収容した
インク収容部を備えたインクカートリッジであって、上
記の画像形成方法に用いることを特徴とするインクカー
トリッジである。本発明のインクカートリッジにおいて
は、インク収容部がポリオレフィンで形成された接液面
を有するのが好ましい。
【0022】本発明の第五の発明は、インクを収容した
インク収容部と、該インクを吐出させる為のヘッド部を
有する記録ユニットを備えたインクジェット記録装置で
あって、上記の画像形成方法に用いることを特徴とする
インクジェット記録装置である。本発明のインクジェッ
ト記録装置においては、ヘッド部が、インクに熱エネル
ギー作用させてインクを吐出させるヘッドであるのが好
ましい。また、インク収容部が、内部にインク収容体を
含有しているのが好ましい。
【0023】また、インク収容部が、ポリウレタン又は
セルロース又はポリビニルアセテートで形成されている
のが好ましい。
【0024】本発明の第六の発明は、インクを吐出させ
る為の記録ヘッド、インクを収容したインク収容部を有
するインクカートリッジ及び該インクカートリッジから
記録ヘッドにインクを供給する為のインク供給部を備え
たインクジェット記録装置であって、請求項1に記載の
画像形成方法に用いることを特徴とするインクジェット
記録装置である。本発明のインクジェット記録装置にお
いては、記録ヘッドが、インクに熱エネルギーを作用さ
せてインクを吐出させるヘッドであるのが好ましい。ま
た、インク収容部がポリオレフィンで形成された接液面
を有するのが好ましい。
【0025】以下、本発明を詳細に説明する。上記の目
的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明
は、被プリント材に対してインクを吐出するに際し、イ
ンクの吐出の前または後に前記インクが含有する化合物
の極性と異なる極性を有する化合物を含有する液体組成
物を吐出して両者の反応物を生成する方法であって、両
者の反応物を再溶解するような溶剤をインクまたは液体
組成物のどちらか一方または両方に含むことを特徴とす
る画像形成方法、およびインクジェット記録方法、かか
る方法に用いられる機器である。
【0026】2種類の異なる極性、例えばアニオン性と
カチオン性の異なる極性をもつインクおよび液体組成物
を使用する際に、ごくまれに生じやすい反応物である固
着物はこれを再溶解するような溶剤をインクまたは液体
組成物のどちらかにまたは両方に含ませることにより、
再溶解可能である。極性の異なるこれらのインクおよび
液体組成物がフェイス面上あるいは紙面上で接触する
と、夫々の極性部分(カチオン性部位とアニオン性部位
と)で反応を起こし、反応物である凝集物を生じる。こ
の凝集物は印字不吐やヨレの原因となるもので、ワイピ
ング操作やキャッピング等により、凝集物がノズル先端
部につまり、さらに印字品位を悪化させることがありう
る。
【0027】この反応物である凝集物は溶剤濃度の低い
状態では再溶解しないが、インクまたは液体組成物に含
有される溶剤によっては、溶剤濃度の高い状態におい
て、アニオン性部位とカチオン性部位の結合部分をひき
はなすことができるので、夫々の極性部分(カチオン性
部位とアニオン性部位と)で反応して生じた反応物であ
る凝集物を再溶解することができる。したがって、フェ
イス面上で生じた凝集物中の水分が経時的に蒸発し、溶
剤濃度が高くなると凝集物が再溶解してくるので、フェ
イス面はワイピングによって常にきれいな状態が保たれ
る。したがって、ノズルに固着物が詰まって印字ヨレや
不吐を起こすこともなく、着弾精度も良好になる。
【0028】一方、紙面上では、インクおよび液体組成
物のインターラクションにより、高濃度で印字品位も良
好で、カラー画像の発色性が良く、色再現範囲が広く、
ブリードも良好な印字が得られる。印字物においては、
印字後、溶剤は経時的に蒸発するが、紙のセルロース中
に染料のみが残るので、画像上には何ら問題はなく、信
頼性に優れた印字物を提供することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施態様を挙げて更
に詳しく説明する。本発明の画像形成方法は、被プリン
ト材に対してインクを吐出するに際し、インク吐出の前
または後に前記インクが含有する化合物の極性と異なる
極性を有する化合物を含有する液体組成物を吐出して両
者の反応物を生成する画像形成方法であって、両者の反
応物を再溶解するような溶剤をインクまたは液体組成物
のどちらか一方または両方に含むことを特徴とする。
【0030】具体的には、被プリント材に対してイン
クを吐出するに際し、インク吐出の前に前記インクが含
有する化合物の極性と異なる極性を有する化合物を含有
する液体組成物を吐出して両者の反応物を生成する画像
形成方法、あるいは被プリント材に対してインクを吐
出するに際し、インク吐出の後に前記インクと異なる極
性を有する液体組成物を吐出して両者の反応物を生成す
る画像形成方法であって、前記およびにおける両者
の反応物を再溶解するような溶剤をインクまたは液体組
成物のどちらか一方または両方に含むことを特徴とす
る。
【0031】次に本発明で使用する液体組成物及びイン
クを構成する成分について具体的に説明する。本発明で
使用する液体組成物は通常、アニオン性化合物あるいは
カチオン性化合物の他に水、水溶性有機溶剤、及びその
他の添加剤を含有する。
【0032】また、本発明で使用するインクは通常、ア
ニオン性、カチオン性の色材、アニオン性化合物あるい
はカチオン性化合物の他に水、水溶性有機溶剤、及びそ
の他の添加剤を含有する。
【0033】本発明で使用される水溶性有機溶剤として
は、インクまたは液体組成物のどちらか一方または両方
に含有され、インクおよび液体組成物の両者の反応物を
再溶解するような溶剤であればなんでもよく、特に限定
されるものではない。特に好ましい溶剤を以下に挙げる
と、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、ホ
ルムアミド、ホルムアルデヒド等から選ばれた少なくと
も一種以上の溶剤が挙げられる。
【0034】上記水溶性有機溶剤のインクまたは液体組
成物中での含有量について特に制限はないが、好ましく
は液全量に対して5〜60重量%、更に好ましくは5〜
40重量%の範囲である。実際に夫々極性の異なるイン
クまたは液体組成物が反応してできた反応物である凝集
物を再溶解するために望ましい含有量は(ただし、ここ
で述べる含有量とは、凝集物中に含有される溶剤含有量
のことである。)は、好ましくは30%以上100%未
満であり、その含有量が多ければ多いほど凝集物の再溶
解効果は大きい。
【0035】また、液体組成物及びインク中の水の含有
量は通常10〜90重量%、好ましくは30〜80重量
%の範囲で使用される。10重量%より少ないと色剤の
溶解性等が悪くなり、液体組成物及びインクの粘度も高
くなるため好ましくない。一方、90重量%より多いと
蒸発成分が多すぎて、十分な固着特性を満足できない。
【0036】次に、本発明で使用するカチオン性化合物
としては、例えばポリアリルアミン、ポリアミンスルホ
ン、ポリビニルアミン、キトサンおよびこれらの塩酸あ
るいは酢酸等の酸による中和物または部分中和物を挙げ
ることができるが、もちろんこれらに限定されるわけで
はない。
【0037】上記カチオン性化合物のインクまたは液体
組成物中での含有量について特に制限はないが、好まし
くは液全量に対して0.05〜20重量%、更に好まし
くは0.5〜7重量%の範囲である。
【0038】また、本発明で使用するアニオン性化合物
としては、例えばポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、
スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸
−アクリル酸類、スチレン−マレイン酸−アクリル酸ア
ルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重
合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体、アルギン酸、カルボキシルメチルセル
ロース等の多糖類、硫酸ポリビニルや前記物質の各アル
カリ塩類が挙げられる。アルカリ塩類とは、ナトリウ
ム、リチウム、カリウムなどのアルカリ金属のほか、ア
ンモニウム塩、アルキルアミン塩、アルカノールアミン
塩類等が挙げられ、これらを単独ないし数種類を適宜組
み合わせて使用できる。
【0039】上記アニオン性化合物のインクまたは液体
組成物中での含有量について特に制限はないが、好まし
くは液全量に対して0.05〜20重量%、更に好まし
くは0.5〜7重量%の範囲である。
【0040】本発明にかかる液体組成物は、無色である
のが好ましいが、記録媒体に液体組成物だけを記録した
場合に殆ど色がつかず、記録媒体上等でインクと混合さ
れた際に、各色インクの色調を変えない範囲の淡色のも
のでもよい。
【0041】また、液体組成物及びインクは必要に応じ
て粘度調整剤、pH調整剤、防腐剤、界面活性剤、酸化
防止剤、および蒸発促進剤等の添加剤を適宜配合しても
かまわない。
【0042】本発明で使用されるインクは、色材として
アニオン性基またはカチオン性基を含有する水溶性染料
が用いられる。本発明で使用されるアニオン性基を含有
する水溶性染料としては、カラーインデックス(col
or index)に記載されている水溶性の酸性染
料、直接染料、反応性染料であれば特に限定はない。
又、カラーインデックスに記載のないものでも、アニオ
ン性基、例えば、スルホン基およびカルボキシル基等を
有するものであれば、特に制限はない。ここでいう水溶
性染料の中には、溶解度のpH依存性があるものも当然
に含まれる。
【0043】次に本発明で使用されるカチオン性基を含
有する水溶性染料(カチオン性染料)としては、例え
ば、Astrazon BlackSW(バイエル
社)、Diaxryl Black SWR−N li
q(三菱化学社)、Kayacel Black CN
(日本化薬社)、C.I.Basic Yellow
1,11,13,19,28,29,33,36 C.I.Basic Red l,2,9,12,1
3,24,39,51 C.I.Basic Violet l,3,7,1
0,11,15,16,20,27,35,39 D.I.Basic Blue l,3,5,9,2
1,24,25,26,28,45,47,54,6
5,92,100,124,147 等が挙げられるが、特にこれらの染料に限定されるわも
のではない。
【0044】また、カチオンブラックについては、上記
のカチオン染料Y,M,Cを用いて調色することによリ
カチオン性ブラックインクにしてもよい。これらの色材
のインクに対する含有量は0.1〜15重量%が好まし
い。
【0045】本発明で使用される液体組成物およびイン
クの各種物性の好適な範囲としては、液体組成物及びイ
ンクがカチオン性物質を含有する場合、pHを3〜1
2、好ましくは3〜8、より好ましくは3〜5とし、液
体組成物またはインクがアニオン性化合物を含む場合に
は、pHを5〜12、より好ましくは5〜10とする。
また、表面張力を10〜60dyne/cm、より好ま
しくは10〜40dyne/cmとし、粘度を1〜30
cpsとするのが好ましい。
【0046】本発明の画像形成方法における互に極性が
異なるインクと液体組成物の組み合わせとしては、 インクが少なくともカチオン性染料を含有し、液体組
成物がアニオン性化合物を含有する。 インクが少なくともカチオン性化合物とカチオン性染
料を含有し、液体組成物がアニオン性化合物を含有す
る。 インクが少なくともアニオン性染料を含有し、液体組
成物がカチオン性化合物を含有する。 インクが少なくともアニオン性化合物とアニオン性染
料を含有し、液体組成物がカチオン性化合物を含有す
る。等が挙げられる。
【0047】次に本発明にかかる画像形成方法について
説明するが、本発明にかかる画像形成方法は、上記した
様な液体組成物またはインクを記録媒体上の画像形成領
域または画像形成領域とその近傍とに付着させる工程
(A)と、工程(A)で使用される液体組成物またはイ
ンクが含有する化合物の極性と異なる極性を有する化合
物を含有する液体組成物またはインクを記録信号に従っ
て吐出オリフィスから記録媒体に噴射する工程(B)と
を含むことを特徴とする。
【0048】工程(A)および工程(B)におけるイン
クまたは液体組成物の噴射をインクジェット記録方式に
より行うのが好ましい。工程(A)を工程(B)に先立
って行ってもよく、あるいは工程(A)を工程(B)の
後に行ってもよく、または工程(A)を工程(B)の後
に行い、その後さらに工程(B)を行ってもよい。
【0049】尚、本発明でいう画像形成領域とは、イン
クのドットが付着する領域のことであり、画像形成領域
の近傍とは、インクのドットが付着する領域の外側の1
〜5ドット程度離れた領域のことを指す。
【0050】本発明にかかる画像形成方法としては、前
記した本発明にかかる液体組成物とインクとが記録媒体
上等で共存する状態となれば上記のいずれの方法でもよ
い。又、例えば、液体組成物を記録媒体に先に付着させ
た場合に、液体組成物を記録媒体に付着せしめてからイ
ンクを記録媒体上に付着させるまでの時間については特
に制限されるものではないが、実質的に後になればほぼ
同時でもよく、或いは数秒以内にインクを記録媒体上に
付着させるのが好ましい。
【0051】上記した画像形成方法に使用される記録媒
体としては、特に限定されるものではなく、従来から使
用されている、コピー用紙、ボンド紙等のいわゆる普通
紙が好適に使用される。勿論、インクジェット記録用に
特別に作成されたコート紙やOHP用透明フィルムも好
適に使用される。更に、一般の上質紙や光沢紙にも好適
に使用することが出来る。
【0052】液体組成物を記録媒体上に付着せしめる方
法としては、例えば、スプレーやローラー等によって記
録媒体の全面に付着せしめる方法も考えられるが、更に
好ましくは、インクが付着する画像形成領域、或いは画
像形成領域とその画像形成領域の近傍にのみに選択的旦
つ均一に液体組成物を付着せしめることの出来るインク
ジェット方式により行うのが好ましい。又、この際に
は、種々のインクジェット記録方式を用いることが出来
るが、特に好ましいのは、熱エネルギーによって発生し
た気泡を用いて液滴を吐出する方式である。
【0053】本発明のインクを用いて記録を行うのに好
適な方法及び装置としては、記録ヘッドの室内のインク
に記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネル
ギーによりインクを吐出させるインクジェット記録方法
及びインクジェット記録装置が挙げられる。
【0054】次に、本発明で用いられる記録装置につい
て説明する。本発明のインクを用いて記録を行なうのに
好適な方法及び装置としては、記録ヘッドの室内のイン
クに記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネ
ルギーによりインクを吐出させるインクジェット記録方
法及びインクジェット記録装置が挙げられる。
【0055】その装置の主要部である記録ヘッドの構成
例を図1、図2及び図3に示す。ヘッド13はインクを
通す溝14を有するガラス、セラミック又はプラスチッ
ク板等と、感熱記録に用いられる発熱抵抗体を有する発
熱ヘッド15(図ではヘッドが示されているが、これに
限定されるものではない)とを接着して得られる。発熱
ヘッド15は酸化シリコン等で形成される保護膜16、
アルミニウム電極17−1及び17−2、ニクロム等で
形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、アルミナ等
の放熱性の良い基板20より成っている。
【0056】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2迄来ており、不図示の圧力によりメニスカス23を形
成している。
【0057】今、電極17−1、17−2に電気信号が
加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に
発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、
その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出
し、オリフィス22より記録小滴24となり、被記録材
25に向かって飛翔する。
【0058】図3には図1に示したノズルを多数並べた
マルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ
溝26を有するガラス板27と、図1に説明したものと
同様な発熱ヘッド28を密着して製作される。
【0059】尚、図1は、インク流路に沿ったヘッド1
3の断面図であり、図2は図1のA−B線での切断面で
ある。図4に、かかるヘッドを組み込んだインクジェッ
ト記録装置の1例を示す。図4において、61はワイピ
ング部材としてのブレードであり、その一端はブレード
保持部材によって保持されて固定端となり、カンチレバ
ーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによる記録
領域に隣接した位置に配設される。
【0060】又、本例の場合、記録ヘッドの移動経路中
に突出した形態で保持される。62はキャップであり、
ブレード61に隣接するホームポジションに配設され、
記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐出口面
と当接し、キャッピングを行う構成を具備する。更に6
3はブレード61に隣接して配設されるインク吸収体で
あり、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に
突出した形態で保持される。上記ブレード61、キャッ
プ62、インク吸収体63によって吐出回復部64が構
成され、ブレード61及びインク吸収体63によってイ
ンク吐出口面の水分、塵埃等の除去が行われる。
【0061】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行う記録ヘッドであり、66はこの記録ヘ
ッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行う為のキ
ャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺動
可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によ
って駆動されるベルト69と接続(不図示)している。
これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿って移動
が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその
隣接した領域の移動が可能となる。
【0062】51は被記録材を挿入する為の給入部であ
り、52は不図示のモータにより駆動される送りローラ
である。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面と
対向する位置へ被記録材が給送され、記録が進行するに
つれて排出ローラ53を配した排出部へ排出される。
【0063】上記の構成において、記録ヘッド65が記
録終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部6
4のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避
しているが、ブレード61は移動経路中に突出してい
る。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピング
される。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に
当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録
ヘッドの移動経路中に突出する様に移動する。
【0064】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は、上記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。
【0065】上記の記録ヘッドのホームポジションへの
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘ
ッドが記録の為に記録領域を移動する間に所定の間隔で
記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この移
動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0066】図5は、ヘッドにインク供給部材、例え
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジの一例を示す図である。ここで40は供
給用インクを収容したインク収容部、例えば、インク袋
であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられてい
る。この栓42に針(不図示)を挿入することにより、
インク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならしめ
る。44は廃インクを受容するインク吸収体である。イ
ンク収容部としては、インクとの接液面がポリオレフフ
ィン、特にポリエチレンで形成されているのが本発明に
とって好ましい。
【0067】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記の如きヘッドとインクカートリッジと
が別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが
一体となったものにも好適に用いられる。
【0068】図6において、70は記録ユニットであっ
て、この中にはインクを収容したインク収容部、例え
ば、インク吸収体が収納されており、かかるインク吸収
体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71
からインク滴として吐出される構成になっている。イン
ク吸収体の材料としては、ポリウレタン、セルロース又
はポリビニルアセテートを用いることが本発明にとって
好ましい。
【0069】72は、記録ユニット内部を大気に連通さ
せる為の大気連通口である。この記録ユニット70は、
図4で示す記録ヘッドに代えて用いられるものであっ
て、キャリッジ66に対し着脱自在になっている。
【0070】尚、本発明に使用する記録装置において、
上記ではインクに熱エネルギーを作用させてインク液滴
を吐出するインクジェット記録装置を例に挙げたが、本
発明は、そのほかに圧電素子を使用するピエゾ方式など
その他のインクジェット記録装置でも同様に利用でき
る。
【0071】また、本発明の記録方法を実施する場合に
は、例えば、前記図3に示した記録ヘッドを5つキャリ
ッジ66上に並べた記録装置を使用する。図7はその一
例である。81、82、83、84、85はそれぞれイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の記録イン
クおよび液体組成物を吐出するための記録ヘッドであ
る。該記録ヘッドは前記した記録装置に配置され、記録
信号に応じて、各色の記録インクおよび液体組成物を吐
出する。また、図7では記録ヘッドを5つ使用した例を
示したが、これに限定されるものではなく、図8に示し
たように1つの記録ヘッドでイエローインク、マゼンタ
インク、シアンインク、ブラックインク、液体組成物を
液流路を分けて記録を行なう場合も好ましい例として挙
げられる。
【0072】
【実施例】次に実施例および比較例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。尚、文中、部及び%とあるのは
特に断りのない限り重量基準である。
【0073】下記に示す各成分を混合し、十分撹拌して
溶解後、ポアサイズが0.45μmのフロロポアフィル
ター(商品名:住友電工(株)製)にて加圧濾過し、本
発明における液体組成物を調整した。又、夫々の化合物
の塩成分でpHを約5に調整したものをA1〜A3とす
る。
【0074】ただし、各組成において、水の量の「残」
は、{100部−(水以外の成分の合計量(部)}の量
を示す。
【0075】 <液体組成物> A1: 2−ピロリドン 15部 ポリアリルアミン・塩酸塩 4部 (Mw=10000 日東紡績社製) 塩化ベンザルコニウム(三洋化成工業社製) 1部 水 残
【0076】 A2: ジエチレングリコールモノブチルエーテル 6部 トリエチレングリコールモノエチルエーテル 7部 ポリアリルアミン・酢酸塩 3部 (Mw=10000 日東紡績社製) 水 残
【0077】 A3: ホルムアミド 10部 ジエチレングリコール 7部 ポリアクリル酸系高分子 ジュリマーAC−10S l.5部 (日本純薬株式会社製) イソプロピルアルコール 3部 水 残
【0078】下記に示す各成分を混合し、十分撹拌して
溶解後、ポアサイズが0.45μmのフロロポアフィル
ター(商品名:住友電工(株)製)にて加圧濾過し、本
発明におけるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
各色インクYl、Ml、Cl、BKlを得た。このイン
クYl、Ml、Cl、BKlをインク1とする。
【0079】 <インク1> イエローインクYl C.Iダイレクトイエロー86 2.5部 2−ピロリドン 10部 アセチレノールEH(川研ケミカルス社製) 1部 水 残
【0080】 マゼンタインクMl CIアシッドレッド289 2.5部 N−メチル−2−ピロリドン 10部 グリセリン 5部 アセチレノールEH(川研ケミカルス社製) 1部 水 残
【0081】 シアンインクCl CIダイレクトブルー199 3部 グリセリン 10部 アセトアミド 5部 アセチレノールEH(川研ケミカルス社製) 1部 水 残
【0082】 ブラックインクBkl CIフードブラック2 3部 2−ピロリドン 7部 ホルムアミド 5部 イソプロピルアルコール 4部 水 残
【0083】下記に示す各成分を混合し、十分撹拌して
溶解後、ポアサイズが0.45μmのフロロポアフィル
ター(商品名:住友電工(株)製)にて加圧濾過し、本
発明におけるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
各色インクY2、M2、C2、BK2を得た。このイン
クY2、M2、C2、BK2をインク2とする。
【0084】 <インク2> イエローインクY2: C.I.ベーシックイエロー11 2部 ジエチレングリコール l0部 グリセリン 5部 アセチレノールEH l部 (川研ファインケミカル株式会社製) 水 残
【0085】 マゼンタインクM2 C.I.ベーシックレッド12 1.5部 グリセリン 7部 尿素 5部 トリエチレングリコール 5部 アセチレノールEH l部 (川研ファインケミカル株式会社製) 水 残
【0086】 シアンインクC2 C.I.ベーシックブルーl00 2.5部 チオジグリコール 7部 ジエチレングリコール 5部 アセチレノールEH l部 (川研ファインケミカル株式会社製) 水 残
【0087】 ブラックインクBk2 カヤセルブラックCN(日本化薬株式会社製) 3部 グリセリン 7部 尿素 6部 イソプロピルアルコール 5部 水 残
【0088】実施例1 上記のようにして得られた本実施例の液体組成物Alと
インク1を用いて本実施例にかかるインクセットを構成
し、PPC用紙(キヤノン製)に記録を行った。使用し
たインクジェット記録装置としては、図4に示したのと
同様の記録装置を用い、図7に示した5つの記録ヘッド
を用いてカラー画像を形成した。
【0089】この際、液体組成物A1を先うちして先ず
記録紙上に付着させ、その後インク1を付着させた。こ
こで用いた記録ヘッドは、360dpiの記録密度を有
し、駆動条件としては、駆動周波数5kHzとした。
又、1ドットあたりの吐出体積はイエロー、マゼンタ、
シアンインクおよび液体組成物A1については夫々45
plのヘッドを使用し、ブラックインクについては1ド
ットあたり80plのヘッドを使用した。
【0090】尚、これらの記録条件は以下に述べる染料
を含むインクを使用した場合の実施例及び比較例を通じ
て同一である。又、印字テストの際の環境条件は25℃
/55%RHに統一している。
【0091】実施例2 液体組成物Alと同様にして作製した液体組成物A2
と、実施例1で使用した同様の染料を色材としたインク
1を用いて本実施例にかかるインクセットを構成し、実
施例1と同様の条件で記録を行った。本実施例において
も、液体組成物A2を先うちして先ず記録紙上に付着さ
せて印字記録を行った。
【0092】実施例3 液体組成物A1と同様にして作製した液体組成物A3
と、インク2を用いて本実施例にかかるインクセットを
構成し、実施例1と同様の条件で記録を行った。本実施
例においても、液体組成物A3を先うちして先ず記録紙
上に付着させて印字記録を行った。
【0093】実施例4 染料を色材として用いたインク1と、実施例1で使用し
た液体組成物Alとを用いて、本実施例のインクセット
とし、先ずインク1を記録紙に付着させて、液体組成物
Alを後うちする以外は実施例1と同様にして印字記録
を行った。
【0094】実施例5 染料を色材として用いたインク1と、実施例2で使用し
た液体組成物A2とを用いて、本実施例のインクセット
とし、先ずインク1を記録紙に付着させて、液体組成物
A2を後うちする以外は実施例2と同様にして印字記録
を行った。
【0095】実施例6 染料を色材として用いたインク2と、実施例3で使用し
た液体組成物A3とを用いて、本実施例のインクセット
とし、先ずインク2を記録紙に付着させて、液体組成物
A3を後うちする以外は実施例3と同様にして印字記録
を行った。
【0096】比較例1 実施例1で使用した液体組成物Al中の2−ピロリドン
のかわりにピリジンを使用し、インク1の夫々の溶剤を
全てヘキシレングリコールにおきかえたものを比較例1
とし、実施例1と同様にして印字記録を行った。
【0097】比較例2 実施例4で使用した液体組成物Al中の2−ピロリドン
のかわりにピリジンを使用し、インク1の夫々の溶剤を
全てヘキシレングリコールにおきかえたものを比較例2
とし、実施例4と同様にして印字記録を行った。
【0098】(評価方法および評価基準) (1)文字品位 無色の液体組成物とブラックインクとを用いて、ブラッ
クの英数文字を印字し、目視にて下記基準で評価した。 ◎:フェザリングがほとんど目立たない。 〇:フェザリングがやや目立つが実用上問題ないレベル
である。 ×:フェザリングが目立つ。
【0099】(2)耐水性の評価 プリンターに所定のインクを充填して、市販の酸性紙に
英数文字及びベタ部を印字した後、プリントを停止し、
印字物を1時間以上放置後、印字濃度をマクベスRD9
15(商品名:マクベス社製)にて測定を行う。その
後、印字物を水に満たした容器に3分間以上浸せきした
後、放置して自然乾燥させた後、浸漬後の印字物の濃度
を同様にして測定した。
【0100】
【数1】 ◎:印字濃度の残存率が80%以上〜100%以下。 〇:印字濃度の残存率が60%以上〜80%未満。 △:印字濃度の残存率が60%未満。
【0101】(3)ブリーディング キヤノン社製カラーバブルジェットプリンターBJC8
20Jの印字モードA(2Pass、片方向印字)と同
じ印字モードで、無色の液体組成物とイエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックの各色のインクのベタ部を隣接
して印字し、各色の境界部でのブリーディングの程度を
目視にて下記基準にて観察した。 ◎:ブリーディングが殆ど発生していない。 ○:ブリーディングがやや発生しているが、実質上問題
のないレベルである。 ×:ブリーディングが発生しているのが目視ですぐにわ
かる。
【0102】(3)連続印字後の印字品位の評価 プリンターを35℃の恒温槽で連続印字を10000枚
行い、ヘッドフェイス面のワイピングを10枚に一度の
割合で行い、その後の印字品位を目視で観察し、下記基
準にて評価した。 ◎:正常な印字が行える。 〇:印字に若干の乱れがあるが、実際の使用上は問題の
ない印字を行える。 ×:不吐出あるいは印字に乱れがある。
【0103】(4)液体組成物とインクの反応物の再溶
解性 液体組成物と各々のインクを1gずつ採取し、シャーレ
の上で混合させ、両者の反応物を室温で24時間放置さ
せたあとの様子を、下記基準にて評価した。 〇:反応物が再溶解しており、凝集物がない。 ×:凝集物がある。
【0104】
【表1】
【0105】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、普通紙に
対する耐水性、印字品位が良好で、ブリード等にも問題
がなく、連続印字をしたときの印字品位にも優れたイン
クジェット記録における信頼性に優れた記録を行なうこ
とができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図
である。
【図2】インクジェット記録装置のヘッド部の横断面図
である。
【図3】インクジェット記録装置のヘッド部の外観斜視
図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図5】インクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録ユニットの斜視図である。
【図7】本発明の実施例で使用した複数の記録ヘッドが
配列した記録部を示した斜視図である。
【図8】本発明に使用する別の記録ヘッドの斜視図であ
る。
【符号の説明】
13 ヘッド 14 インク溝 15、28 発熱ヘッド 16 保護膜 17−1、17−2 アルミニウム電極 18 発熱抵抗体層 19 蓄熱層 20 基板 21 インク 22 吐出オリフィス(微細孔) 23 メニスカス 24 記録小滴 25 被記録材 26 マルチ溝 27 ガラス板 28 発熱ヘッド 40 インク収容部 42 栓 44 インク吸収体 45 インクカートリッジ 51 給入部 52 送りローラ 53 排出ローラ 61 ブレード 62 キャップ 63 インク吸収体 64 吐出回復部 65 記録ヘッド 66 キャリッジ 70 記録ユニット 71 ヘッド部 72 大気連通口 73 基板 81、82、83、84 インクを吐出するヘッド 85 液体組成物を吐出するヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 幹史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三品 伸也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 倉林 豊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被プリント材に対してインクを吐出する
    に際し、インク吐出の前または後に前記インクが含有す
    る化合物の極性と異なる極性を有する化合物を含有する
    液体組成物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成
    方法であって、両者の反応物を再溶解するような溶剤を
    インクまたは液体組成物のどちらか一方または両方に含
    むことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 被プリント材に対してインクを吐出する
    に際し、インク吐出の前に前記インクが含有する化合物
    の極性と異なる極性を有する化合物を含有する液体組成
    物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成方法であ
    って、両者の反応物を再溶解するような溶剤をインクま
    たは液体組成物のどちらか一方または両方に含むことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 被プリント材に対してインクを吐出する
    に際し、インク吐出の後に前記インクが含有する化合物
    の極性と異なる極性を有する化合物を含有する液体組成
    物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成方法であ
    って、両者の反応物を再溶解するような溶剤をインクま
    たは液体組成物のどちらか一方または両方に含むことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 被プリント材に対してインクを吐出する
    に際し、インク吐出の前または後に前記インクが含有す
    る化合物の極性と異なる極性を有する化合物を含有する
    液体組成物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成
    方法であって、前記インクがカチオン性染料を含有し、
    前記液体組成物がアニオン性化合物を含有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の画像形
    成方法。
  5. 【請求項5】 被プリント材に対してインクを吐出する
    に際し、インク吐出の前または後に前記インクが含有す
    る化合物の極性と異なる極性を有する化合物を含有する
    液体組成物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成
    方法であって、前記インクが少なくともカチオン性染料
    およびカチオン性化合物を含有し、前記液体組成物がア
    ニオン性化合物を含有することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかの項に記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 被プリント材に対してインクを吐出する
    に際し、インク吐出の前または後に前記インクが含有す
    る化合物の極性と異なる極性を有する化合物を含有する
    液体組成物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成
    方法であって、前記インクがアニオン性染料を含有し、
    前記液体組成物がカチオン性化合物を含有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の画像形
    成方法。
  7. 【請求項7】 被プリント材に対してインクを吐出する
    に際し、インク吐出の前または後に前記インクが含有す
    る化合物の極性と異なる極性を有する化合物を含有する
    液体組成物を吐出して両者の反応物を生成する画像形成
    方法であって、前記インクが少なくともアニオン性染料
    およびアニオン性化合物を含有し、前記液体組成物がカ
    チオン性化合物を含有することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかの項に記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記インクと液体組成物の両者の反応物
    を再溶解する溶剤が、2−ピロリドン、N−メチル−2
    −ピロリドン、ホルムアミド、ホルムアルデヒドから選
    ばれた少なくとも一種以上の溶剤である請求項1乃至3
    のいずれかの項に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載の画像形成方法にお
    いて、液体組成物またはインクを記録媒体上の画像形成
    領域または画像形成領域とその近傍とに付着させる工程
    (A)と、工程(A)で使用される液体組成物またはイ
    ンクと異なる極性をもつ液体組成物またはインクを記録
    信号に従って吐出オリフィスから記録媒体に噴射する工
    程(B)とを含むことを特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 工程(B)におけるインクまたは液体
    組成物の噴射をインクジェット記録方式により行う請求
    項9に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 工程(A)におけるインクおよび液体
    組成物の記録媒体への付着をインクジェット記録方式に
    より行う請求項9に記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 工程(A)を工程(B)に先立って行
    う請求項9に記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 工程(A)を工程(B)の後に行う請
    求項9に記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 工程(A)を工程(B)の後に行い、
    その後さらに工程(B)を行う請求項9に記載の画像形
    成方法。
  15. 【請求項15】 インクを記録信号に応じてオリフィス
    から吐出するに際し、インク吐出の前または後に前記イ
    ンクが含有する化合物の極性と異なる極性を有する化合
    物を含有する液体組成物を吐出して両者の反応物を生成
    して被記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法に
    おいて、両者の反応物を再溶解するような溶剤をインク
    または液体組成物のどちらか一方または両方に含むこと
    を特徴とするインクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 インクに熱エネルギーを作用させてイ
    ンク滴を吐出させる請求項15に記載のインクジェット
    記録方法。
  17. 【請求項17】 インクを収容したインク収容部、該イ
    ンクをインク滴として吐出させる為のヘッド部を備えた
    記録ユニットであって、請求項1に記載の画像形成方法
    に用いることを特徴とする記録ユニット。
  18. 【請求項18】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを
    作用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項1
    7に記載の記録ユニット。
  19. 【請求項19】 インク収容部が、内部にインク吸収体
    を含有している請求項17に記載の記録ユニット。
  20. 【請求項20】 インク収容部が、ポリウレタン又はセ
    ルロース又はポリビニルアセテートで形成されている請
    求項17記載の記録ユニット。
  21. 【請求項21】 インクを収容したインク収容部を備え
    たインクカートリッジであって、請求項1に記載の画像
    形成方法に用いることを特徴とするインクカートリッ
    ジ。
  22. 【請求項22】 インク収容部がポリオレフィンで形成
    された接液面を有する請求項21に記載のインクカート
    リッジ。
  23. 【請求項23】 インクを収容したインク収容部と、該
    インクを吐出させる為のヘッド部を有する記録ユニット
    を備えたインクジェット記録装置であって、請求項1に
    記載の画像形成方法に用いることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  24. 【請求項24】 ヘッド部が、インクに熱エネルギー作
    用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項23
    に記載のインクジェット記録装置。
  25. 【請求項25】 インク収容部が、内部にインク収容体
    を含有している請求項23に記載のインクジェット記録
    装置。
  26. 【請求項26】 インク収容部が、ポリウレタン又はセ
    ルロース又はポリビニルアセテートで形成されている請
    求項23に記載のインクジェット記録装置。
  27. 【請求項27】 インクを吐出させる為の記録ヘッド、
    インクを収容したインク収容部を有するインクカートリ
    ッジ及び該インクカートリッジから記録ヘッドにインク
    を供給する為のインク供給部を備えたインクジェット記
    録装置であって、請求項1に記載の画像形成方法に用い
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  28. 【請求項28】 記録ヘッドが、インクに熱エネルギー
    を作用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項
    27に記載のインクジェット記録装置。
  29. 【請求項29】 インク収容部がポリオレフィンで形成
    された接液面を有する請求項27に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
JP9286997A 1997-03-28 1997-03-28 画像形成方法、インクジェット記録方法及び機器 Pending JPH10272827A (ja)

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