JPH10272730A - 重防食被覆鋼材とその製造方法 - Google Patents

重防食被覆鋼材とその製造方法

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JPH10272730A
JPH10272730A JP8042197A JP8042197A JPH10272730A JP H10272730 A JPH10272730 A JP H10272730A JP 8042197 A JP8042197 A JP 8042197A JP 8042197 A JP8042197 A JP 8042197A JP H10272730 A JPH10272730 A JP H10272730A
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heavy
steel pipe
corrosion
coated steel
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Yoshihisa Kayazono
義久 仮屋園
Yoshihiro Miyajima
義洋 宮嶋
Hiroyuki Mimura
博幸 三村
Yasuhiro Sueuchi
康博 末内
Hirotaka Sato
弘隆 佐藤
Shinichi Funatsu
真一 船津
Hiroshi Okada
弘 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重防食被覆鋼管杭、重防食被覆鋼管矢板およ
び重防食鋼矢板などの施工や使用時の砕石類の衝撃に対
する耐衝撃性が優れ、かつ被覆の効率が優れた製品とそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 下地処理した鋼管杭、鋼管矢板、鋼矢板
などの鋼材の表面に、プライマー層、ウレタンエラスト
マー層と、長さ4〜100mmに切断したガラスロービン
グとポリエステルまたはウレタンエラストマーのいずれ
か一方で構成された保護層が順次積層された重防食被覆
鋼材およびその製造方法。 【効果】 本発明の重防食被覆鋼材は従来の製品に比較
して保護層の耐衝撃性が格段に優れるので、砕石類の衝
撃による被覆の損傷が防止でき、しかも本発明の製造方
法によれば従来の方法に比較して迅速に保護層の被覆が
できて被覆の効率が飛躍的に向上するとともに、鋼管矢
板や鋼矢板などの嵌合部のある鋼材にも被覆が容易にで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は港湾・河川で桟橋や
護岸などの構造物を建設する工法で使用する外面に防食
被覆が施された鋼管杭で打設後に施す捨石類による衝撃
に対する被覆の耐衝撃性が優れた重防食被覆鋼管杭、重
防食被覆鋼管矢板や重防食被覆鋼矢板などの重防食被覆
鋼材およびこれらの製造方法と製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】港湾や河川で岸壁、桟橋などの構造物の
建設に用いられる鋼管杭、鋼管矢板や鋼矢板などの土木
鋼材では、腐食の激しい干満帯や飛沫帯のみならず海中
や水中の部分まで鋼材の表面をウレタンエラストマーで
被覆し防食したウレタンエラストマー被覆鋼材が多用さ
れる。波による洗掘が激しい環境では、ウレタンエラス
トマー被覆鋼材を打設したあとに、鋼材の回りに砕石類
を落下して洗掘を防止する捨石施工が施される。捨石施
工に対しては、ウレタンエラストマー被覆鋼材では被覆
の耐衝撃性が小さすぎて被覆が損傷し、防食性が低下す
る。そのため、例えば鋼管杭では、特開平6−1462
71号公報で提案されているように、図10に示す被覆
の構成で、外面にウレタンエラストマー層3を有する重
防食被覆鋼管杭の表面にガラス繊維マットやガラスクロ
スで強化したポリエステルの保護層26を被覆し、耐衝
撃性が向上した重防食被覆鋼管杭が使用される。この重
防食被覆鋼管杭は、比較的小さな砕石類の捨石施工に対
しては防食層の貫通疵の発生を防止する効果がある。
【0003】特開平6−146271号公報の重防食被
覆鋼管杭のガラス繊維強化ポリエステルの保護層26の
被覆方法としては、例えば特公平4−55852号公報
に提案されているように、ポリエステルの樹脂液をノズ
ルから噴射して含浸させたガラス繊維マットと、同じ樹
脂液を充填した槽を通過させて含浸させたガラスクロス
とを重ね送り出し、ガラス繊維マットが内側にガラスク
ロスが外側になるようにしてポリエチレン被覆鋼管の外
面に巻き付ける方法や、特開平2−266916号公報
に提案されているように、ガラス繊維マットとガラスク
ロスを重ね合わせて鋼管外面に巻き付ける直前に、ガラ
ス繊維マットとガラスクロスにポリエステルの樹脂液を
スプレー塗装する方法がある。これらの方法ならばガラ
ス繊維強化ポリエステルの保護層を被覆することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近は捨石施工の効率
化のために、捨石に使用される砕石の大型化や1回に落
下する砕石の投入量が増加する傾向にあり、特開平6−
146271号公報の重防食被覆鋼管杭でも砕石の衝撃
に対する耐衝撃性が不足する場合がある。さらに、特公
平4−55852号公報や特開平2−266916号公
報に提案されているガラス繊維強化ポリエステルの保護
層の被覆方法に関しても、ガラス繊維マットにポリエス
テルの樹脂液を含浸させたあとで鋼管に被覆するこれら
の方法では、ガラス繊維マットにポリエステルの樹脂液
を含浸させるのに時間がかかりすぎ生産が効率的でない
うえに、その含浸過程ではガラス繊維の収束剤が溶解し
て型くずれし易いので被覆途中でガラス繊維マットの型
くずれを防止しながら被覆するとゆっくりとしか被覆で
きず作業性が悪い。しかも、耐衝撃性を向上させるには
保護層厚みを厚くするために何回も被覆しなければなら
ず経済的でない。このように、ガラス繊維強化ポリエス
テルの保護層を有する重防食被覆鋼管杭では、砕石類の
衝撃に対する耐衝撃性の一層向上と、生産効率の良い保
護層の被覆方法の開発が望まれていた。さらに、困った
ことに鋼管杭については特開平6−146271号公
報、特公平4−55852号公報や特開平2−2669
16号公報の提案で保護被覆の提案があるが、これらの
方法ではガラス繊維マットやガラスクロスなどをスパイ
ラル状に巻き付け被覆する方法であるために、爪などの
嵌合部のついた鋼管矢板や鋼矢板では嵌合部が被覆の妨
げになり、うまく被覆ができない。
【0005】本発明は、従来のガラス繊維強化ポリエス
テルの保護層を有する重防食被覆鋼管に比較して、砕石
類の衝撃に対する被覆の耐衝撃性が一層向上した製品
と、同じ品質の被覆が鋼管矢板や鋼矢板の表面にも形成
できて、かつ生産効率の良い保護層の被覆方法を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の問
題点を解決すべく鋭意検討した。その結果、図1に示す
如く、下地処理した鋼材1の表面に、プライマー層2、
ウレタンエラストマー層3と長さ4〜100mmに切断し
たガラスロービングとポリエステルまたはウレタンエラ
ストマーのいずれか一方で構成された保護層4が順次積
層された重防食被覆鋼材を用いることによって、砕石類
の衝撃に対する被覆の耐衝撃性が飛躍的に向上するこ
と、および図9に示す如く、ウレタンエラストマー被覆
鋼管18またはウレタンエラストマー被覆鋼管矢板18
を管軸方向に走行させながら、その表面にポリエステル
またはウレタンエラストマーのいずれか一方の樹脂液を
スプレーノズル25で塗装する霧化流れに、ガラスロー
ビング21を回転刃22で連続的に長さ4〜100mmに
切断して合流させて塗装して保護層4を形成する方法に
よって、ガラス繊維とポリエステルまたはウレタンエラ
ストマーが良く混合され一体化した保護層がポリエチレ
ン被覆の表面に瞬時に形成されるので、保護層の被覆効
率が飛躍的に向上することを見出し、本発明に至った。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の鋼材には炭素鋼やステン
レス鋼でできた鋼管杭、鋼管矢板や鋼矢板などを使用す
るが、炭素鋼でできた鋼管杭や鋼管矢板の内面や外面に
ステンレス鋼やチタン、アルミニウムなどの金属あるい
はニッケル−クロム−モリブデンなどの合金を積層した
クラッド鋼管杭やクラッド鋼管矢板、炭素鋼でできた鋼
管杭や鋼管矢板の内面や外面に亜鉛、アルミニウム、ク
ロムなどのめっき、亜鉛−鉄、亜鉛−ニッケル、亜鉛−
アルミニウムなどの合金めっきを施しためっきものも使
用できる。さらに、鋼管杭や鋼管矢板をディーゼルハン
マー、ドロップハンマーやバイブロハンマーなどの杭打
ち機にセットし易いように杭管端の外面の少なくとも1
箇所以上にパッドを取り付けた鋼管杭や鋼管矢板、管端
外面に鋼製リング状の補強バンドを溶接した鋼管杭や鋼
管矢板など杭打ち施工に必要なアクセサリー類を取り付
けたものおよび、鋼管杭や鋼管矢板の上部にコンクリー
トフーチングなどのコンクリート構造を接続するために
杭頭の管端外面に鋼製リングを溶接した鋼管杭や鋼管矢
板、上部構造の建設を容易にするために予め鋼管杭や鋼
管矢板の杭頭の管端外面にブラケット類などを取り付け
たものなども使用できる。これらの鋼材は、使用に先立
ってブラスト処理などによってスケールを除去する必要
がある。
【0008】本発明の鋼材は被覆に先立ち、被覆する表
面を下地処理することが望ましい。下地処理としては、
例えばクロメート処理やりん酸塩処理などが利用できる
が、砕石類の衝撃に対する耐衝撃性を向上させるには、
クロメート処理が望ましい。クロメート処理としては、
一般市販のシリカ系クロメート処理剤やりん酸系クロメ
ート処理剤などが使用できるが、砕石類の衝撃に対する
耐衝撃性を向上させるにはクロメート処理剤を鋼材の表
面に被膜の全クロム付着量が50〜600mg/m2 の範囲
になるように塗布し、かつ鋼材の表面が40〜100℃
の範囲に加熱して焼き付ける。クロメート処理剤の塗布
方法としては、ロールで塗布する方法、ブラシでしごい
て塗布する方法や刷毛で塗布する方法などが使用でき
る。
【0009】下地処理した鋼材の表面には、プライマー
を塗布して硬化させプライマー層を形成する。プライマ
ーとしては一般市販のウレタン系プライマーやエポキシ
系プライマーなどが利用できるが、砕石類の衝撃に対す
る耐衝撃性を向上させるにはプライマー層の厚みが30
〜200μmの範囲になるように塗布し、硬化させる。
プライマーの塗布方法としては、スプレー塗装する方
法、ロールで塗布する方法、ブラシでしごいて塗布する
方法や刷毛で塗布する方法などが使用できる。
【0010】プライマー層を被覆した鋼材の表面には、
ウレタンエラストマー層を積層する。ウレタンエラスト
マーとしては、例えば一般市販のポリオールをイソシア
ネート系硬化剤で硬化させる2液硬化型ウレタンエラス
トマーなどののポリウレタン樹脂塗料などで液状のもの
であれば利用できる。ウレタンエラストマー層の膜厚は
1〜10mmであれば良好な結果が得られる。ウレタンエ
ラストマーの被覆方法としてはスプレー塗装の他に、へ
らやブラシなどでしごいて塗布する方法も利用できる。
【0011】ウレタンエラストマー層を被覆した鋼材の
表面には、長さ4〜100mmに切断したガラスロービン
グとポリエステルまたはウレタンエラストマーのいずれ
か一方で構成された保護層を被覆する。保護層の構成用
件のうち、ガラスロービングおよびポリエステルまたは
ウレタンエラストマーのうちのいずれか一つが欠ける
と、砕石類の衝撃に対する耐衝撃性が向上しない。そし
て、保護層中のガラスロービングとポリエステルまたは
ウレタンエラストマーの合計重量に対するガラス繊維の
混入重量が5〜50重量%であって、かつ保護層の膜厚
が1mm以上あると砕石類の衝撃に対する耐衝撃性が飛躍
的に向上する。保護層の膜厚の上限は、落下する砕石の
重量と落下高さに応じて必要な値で設定する。ガラスロ
ービングとしては、一般市販のものでガラス繊維の糸状
になったものや該糸状の繊維の束などであれば利用でき
るが、回転刃で切断したあとの繊維の長さは4mm以上と
する。繊維を4mm未満で切断して塗装すると、砕石類の
衝撃に対する耐衝撃性が不足する。該繊維の切断長さは
回転刃の外径を大きくすれば長くできるが、塗装設備が
大掛かりになるので、該繊維の切断長さは経済性の面か
ら100mm程度と考えられる。ポリエステルとしては、
一般市販の不飽和ポリエステル樹脂やエポキシアクリレ
ート樹脂とも呼ばれるビニールエステル樹脂などで液状
のものが利用できる。また、ウレタンエラストマーとし
ては、例えば一般市販のポリオールをイソシアネート系
硬化剤で硬化させる2液硬化型ウレタンエラストマーな
どののポリウレタン樹脂塗料などで液状のものであれば
利用できる。
【0012】本発明の重防食被覆鋼管杭、重防食鋼管矢
板や重防食鋼矢板を周囲の環境と調和させるために、被
覆を各種の色彩に着色する必要がある場合には、図1の
長さ4〜100mmに切断したガラスロービングとポリエ
ステルまたはウレタンエラストマーのいずれか一方で構
成された保護層4を着色することによって達成できる。
その方法としては、保護層4の構成用件であるポリエス
テルまたはウレタンエラストマーに予め有機や無機の顔
料を配合して調色し、図9の方法でスプレー塗装すれば
良い。さらに外観の平滑性や光沢を向上させるには、例
えば図2に示す如く、任意の色彩に着色された長さ4〜
100mmに切断したガラスロービングとポリエステルま
たはウレタンエラストマーのいずれか一方で構成された
保護層4の外面に、該保護層4と同じ色彩に調色された
アクリル樹脂またはフッ素樹脂からなる着色層5を積層
する。この場合、着色層5の膜厚は10〜200μ程度
あれば良い。また保護層に長期間の耐候性が必要な場合
には図3に示す如く、任意の色彩に着色された長さ4〜
100mmに切断したガラスロービングとポリエステルま
たはウレタンエラストマーのいずれか一方で構成された
保護層4の外面に、白色に調色されたアクリル樹脂層6
を介して該保護層4と同じ色彩に調色されたフッ素樹脂
からなる着色層7を積層する。この場合、白色のアクリ
ル樹脂層6および保護層4と同じ色彩に調色されたフッ
素樹脂からなる着色層7の膜厚は10〜200μ程度あ
れば良好な結果が得られる。
【0013】本発明の重防食被覆鋼管杭の被覆構成の一
例を、図4に示す。図中、8は下地処理した鋼管杭、2
はプライマー層、3はウレタンエラストマー層で、4は
本発明の任意の色彩に着色された長さ4〜100mmに切
断したガラスロービングとポリエステルまたはウレタン
エラストマーのいずれか一方で構成された保護層であ
る。
【0014】本発明の半周塗装の場合の重防食被覆鋼管
矢板の被覆構成の一例を、図5に示す。図中、9は下地
処理した鋼管矢板の本体部分、10と11は嵌合部分、
2はプライマー層で、4は本発明の任意の色彩に着色さ
れた長さ4〜100mmに切断したガラスロービングとポ
リエステルまたはウレタンエラストマーのいずれか一方
で構成された保護層である。鋼管矢板の半周塗装は、鋼
管矢板同志を嵌合させて連壁や井筒構造を建設する伝統
的な工法などに用いられるので、この場合、鋼管矢板同
志の嵌合の邪魔にならないように、図5に示す如く、本
発明の保護層4は嵌合部11の中に装入される嵌合部1
0の表面にはには被覆しない点が肝要である。
【0015】本発明の山部塗装の場合の重防食被覆鋼矢
板の被覆構成の一例を、図6に示す。図中、12は下地
処理した鋼矢板、2はプライマー層、3はウレタンエラ
ストマー層で、4本発明の任意の色彩に着色された長さ
4〜100mmに切断したガラスロービングとポリエステ
ルまたはウレタンエラストマーのいずれか一方で構成さ
れた保護層である。この場合も、爪部は嵌合の邪魔にな
らないように被覆しない点が肝要である。
【0016】本発明の重防食被覆鋼管杭の使用例として
は、例えば港湾建設などで実用される直杭で海上大気
部、飛沫帯、干満帯と海中部の全体を防食する場合に
は、図7に示す如く、ウレタンエラストマー被覆をこれ
らの部分と海底地盤13の一部に渡って施すが、該ウレ
タンエラストマー被覆を施した全域を覆うようにして長
さ4〜100mmに切断したガラスロービングとポリエス
テルまたはウレタンエラストマーのいずれか一方で構成
された保護層4を積層して杭打ちし、図7の14のよう
な直杭とする。杭打ち完了後、海上からバケットなどで
砕石を落下して捨石15を施工すれば本発明の効果が発
揮されて防食層の砕石の落下衝撃による損傷が避けられ
る。また、桟橋や、船舶などの係船柱としての組杭とし
て利用するドルフィン構造などの建設では斜杭が多用さ
れるが、斜杭で海上大気部、飛沫帯、干満帯と海中部の
全体を防食する場合には、例えば図8に示す如く、ウレ
タンエラストマー被覆をこれらの部分と海底地盤13の
一部に渡って施すが、該ウレタンエラストマー被覆を施
した全域を覆うようにして長さ4〜100mmに切断した
ガラスロービングとポリエステルまたはウレタンエラス
トマーのいずれか一方で構成された保護層4を積層して
所定の角度で傾斜させて杭打ちし、図7の17のような
斜杭とする。杭打ち完了後、海上からバケットなどで砕
石を落下して捨石15を施工すれば本発明の効果が発揮
されてウレタンエラストマー層の砕石の落下衝撃による
損傷が避けられ、防食機能が維持できる。
【0017】保護層の被覆方法としては図9に示す如
く、ウレタンエラストマー層が硬化する前に、ウレタン
エラストマー被覆鋼管杭18またはウレタンエラストマ
ー被覆鋼管矢板18を、管軸方向に走行する回転走行台
車20の上で該被覆鋼管杭または鋼管矢板の両管端の下
部を支えてを回転させる2個1組の駆動ロール19の上
に乗せて管軸方向に走行させながら、その表面にポリエ
ステルまたはウレタンエラストマーのいずれか一方の樹
脂液をスプレー塗装するスプレーノズル25の霧化流れ
に、ガラスロービング21を支持ロール23で押さえて
回転刃22に送り込み回転刃22で連続的に長さ4〜1
00mmに切断し樋24から送り出して合流させ、吹き付
け塗装する方法で行う。このように軸方向に塗装する方
法は1回の塗装で厚膜を被覆するのに適し、1回の吹き
付けで管軸方向にスプレーノズル25の霧化流れのパタ
ーン幅分が塗装できる。さらに広い面積を被覆する場合
には、駆動ロール19を回転させて該被覆鋼管または鋼
管矢板をパターン幅分旋回させ、再び管軸方向に塗装す
る方法を繰り返せば良い。
【0018】この方法によれば、予めカットされたガラ
スロービングとポリエステルまたはウレタンエラストマ
ーが良く混合された混合物がウレタンエラストマー被覆
の表面に直接吹き付けられるので、カットされたガラス
ロービングとポリエステルまたはウレタンエラストマー
の樹脂液の含浸が迅速に行われて一体化し、砕石類の衝
撃に対する耐衝撃性が飛躍的に向上する。さらにこの方
法によれば、従来の特公平7−6595号公報や特開平
6−146271号公報のようにガラス繊維マットにポ
リエステルを含浸させながら被覆する必要がなく、ガラ
ス繊維マットの収束剤の溶解による型くずれも発生し得
ないので、瞬時にしてガラスロービングとポリエステル
またはウレタンエラストマーからなる保護層が形成でき
る。
【0019】保護層の被覆装置としては図9に示す如
く、ウレタンエラストマー被覆鋼管杭18またはウレタ
ンエラストマー被覆鋼管矢板18の両管端の下部を支え
て該被覆鋼管を回転させる2個1組の駆動ロール19を
2組有して全体が管軸方向に走行する回転走行台車2
0、該回転走行台車20の側面に配置されたガラスロー
ビング21を支持ロール23で回転刃19に送り込み回
転刃19で連続的に長さ4〜100mmに切断して樋24
から供給するロービングカット装置23を備えたポリエ
ステルまたはウレタンエラストマーのいずれか一方の樹
脂液を霧化して吐出する塗装ノズル25からなる保護層
の被覆装置が利用できる。
【0020】
【実施例】以下に、実施例により本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の重防食被覆鋼材一部断面を示す図
面、図2は本発明の重防食鋼材の一部断面を示す図面、
図3は本発明の重防食被覆鋼材の一部断面を示す図面、
図4は本発明の重防食被覆鋼管杭の被覆構成の一例を示
す図面、図5は本発明の重防食被覆鋼管矢板の被覆構成
の一例を示す図面、図6は本発明の重防食被覆鋼矢板の
被覆構成の一例を示す図面、図7は海上大気部、飛沫帯
部、干満帯部と海中部を防食する場合の本発明の重防食
被覆鋼管杭の直杭としての利用の一例を示す図面、図8
は海上大気部、飛沫帯部、干満帯部と海中部を防食する
場合の本発明の重防食被覆鋼管杭の斜杭としての利用の
一例を示す図面、図9は本発明の重防食被覆鋼管杭およ
び重防食被覆鋼管矢板の保護層の被覆方法と被覆装置を
示す図面、図10は従来の重防食被覆鋼管の一部断面を
示す図面である。
【0021】〔実施例1〕鋼管(外径200A×550
0mm長さ×5.8mm厚み)の外面をグリットブラスト処
理してスケールを除去した。その外面に、シリカ系クロ
メート処理剤を全クロム付着量が300mg/m2 になるよ
うにブラシでしごいて塗布し、40℃に加熱して乾燥し
下地処理した。次いで、その外面にウレタン系プライマ
ーを膜厚が30μmになるようにスプレー塗装して硬化
させ、プライマー層を形成した。次いで、2液硬化型ウ
レタンエラストマーを膜厚が2.5mmになるようにスプ
レー塗装して、ウレタンエラストマー層を積層した。こ
のウレタンエラストマー層が硬化する前にその外面に、
図9の製造方法と製造装置で本発明の保護層を被覆し
た。すなわち、ウレタンエラストマー被覆鋼管18を、
管軸方向に走行する回転走行台車20の上で該被覆鋼管
の両管端の下部を支えてを回転させる2個1組の駆動ロ
ール19の上に乗せて管軸方向に走行させながら、その
表面にポリエステルの樹脂液をスプレー塗装するスプレ
ーノズル25の霧化流れに、ガラスロービング21を支
持ロール23で押さえて回転刃22で連続的に長さ4〜
100mmに切断し樋24から送り出して合流させ、吹き
付け塗装する方法で保護層を被覆した。その際、保護層
中のガラスロービングとポリエステルの合計重量に対す
るガラス繊維の混入量を20重量%、カットしたガラス
ロービングの長さを20mmとしたが、保護層の膜厚を変
えて被覆した。
【0022】比較例として、ウレタンエラストマー被覆
鋼管の外面に、特公平4−55852号公報に示された
方法で、ポリエステルの樹脂液をノズルから噴射して含
浸させたガラス繊維マットと、同じ樹脂液を充填した槽
を通過させて含浸させたガスクロスを重ねて送り出し、
ガラス繊維マットが内側に、ガラス繊維マットが外側に
なるようにして該被覆鋼管に巻き付け、特開平6−14
6271号公報に相当する従来の重防食被覆鋼管を製造
した。その際、保護層中のガラス繊維マットとポリエス
テルの合計重量に対するガラス繊維の混入量を20重量
%、ガラスクロスを1回巻き(但し、ラップの重なり部
分15mmは2回巻き)としたが、保護層の膜厚を変えて
被覆した。
【0023】これらの重防食被覆鋼管を切断加工し、A
STM G14に規定された落錘衝撃試験により被覆の
貫通エネルギーを測定した。保護層の膜厚と衝撃エネル
ギーの関係を図11に示す。図11から、本発明の重防
食被覆鋼管は予めカットされたガラスロービングとポリ
エステルが良く混合された混合物がウレタンエラストマ
ー被覆の表面に直接吹き付けられるので、ガラス繊維と
ポリエステルの樹脂液の含浸が迅速に行われて一体化
し、従来の重防食被覆鋼管に比較して、衝撃エネルギー
が飛躍的に向上する。ちなみに、本発明の重防食被覆鋼
管の保護層は厚みが1mm以上であれば効果が発揮する。
すなわち、本発明の保護層の被覆方法によれば、従来の
それに比較して、飛躍的に被覆の効率が向上する。さら
にこの方法によれば、従来の特開平6−146271号
公報のようにガラス繊維マットにポリエステルを含浸さ
せながら被覆する必要がなく、ガラス繊維マットの収束
剤の溶解による型くずれも発生し得ないので、瞬時にし
てガラスロービングとポリエステルまたはウレタンエラ
ストマーからなる保護層が形成できる。ちなみに、保護
層の厚みが2.5mmの場合、本発明の重防食被覆鋼管の
保護層の全長被覆は約20分で完了したが、従来の重防
食被覆鋼管のそれには約4時間30分の長い時間がかか
った。
【0024】〔実施例2〕実施例1の保護層の形成に用
いるポリエステルをウレタンエラストマーに変えて、本
発明の重防食被覆鋼管を製造した。これらの重防食被覆
鋼管を切断加工し、ASTM G14に規定された落錘
衝撃試験により被覆の貫通エネルギーを測定した。保護
層の膜厚と衝撃エネルギーの関係を図12に示す。図1
2から、本発明の重防食被覆鋼管の保護層の形成にウレ
タンエラストマーを用いても、ポリエステルを用いる場
合と同様に、大きな衝撃エネルギーが得られ良好であ
る。
【0025】〔実施例3〕実施例1と実施例2の保護層
の形成に用いるガラス繊維の混入量を変えて、本発明の
重防食被覆鋼管を製造した。その際、保護層の膜厚は
2.5mmとした。これらの重防食被覆鋼管を切断加工
し、ASTM G14に規定された落錘衝撃試験により
被覆の貫通エネルギーを測定した。保護層のガラス繊維
の混入量と衝撃エネルギーの関係を図13に示す。図1
3から、本発明の重防食被覆鋼管の保護層の形成には、
保護層中のガラスロービングとポリエステルまたはウレ
タンエラストマーの合計重量に対するガラス繊維の混入
量が5〜50重量%であれば、大きな衝撃エネルギーが
得られ良好である。
【0026】〔実施例4〕実施例1と実施例2の保護層
の形成に用いるガラスロービングのカット長さを変え
て、本発明の重防食被覆鋼管を製造した。その際、保護
層の膜厚は2.5mmとした。これらの重防食被覆鋼管を
切断加工し、ASTM G14に規定された落錘衝撃試
験により被覆の貫通エネルギーを測定した。保護層のガ
ラスロービングのカット長さと衝撃エネルギーの関係を
図14に示す。図14から、本発明の重防食被覆鋼管の
保護層の形成には、4〜100mmの長さにカットしたガ
ラスロービングを用いれば大きな衝撃エネルギーが得ら
れ良好である。
【0027】〔実施例5〕実施例1と実施例2の本発明
の重防食被覆鋼管で保護層の膜厚が2.5mmのものを製
造し、重防食被覆鋼管杭の直杭として、図7のように、
海底地盤に打設した。打設後、4m3 のバケットでJI
S A 5006に規定された割りぐり石1号相当の硬
石を中心とする砕石をつかみ取り、重防食鋼管杭の保護
被覆に合計120m3 投石し、図7の15のように捨石
施工した。捨石施工後、被覆表面を調査した結果、保護
層の表面に小さな疵が発生したが、ポリエチレン層の疵
付きは皆無で、その損傷が防止できた。
【0028】
【発明の効果】本発明の重防食被覆鋼管および重防食被
覆鋼管杭は、予めカットされたガラスロービングとポリ
エステルまたはウレタンエラストマーが良く混合された
混合物がウレタンエラストマー被覆の表面に直接吹き付
けられるので、ガラス繊維とポリエステルまたはウレタ
ンエラストマーの樹脂液の含浸が迅速に行われて一体化
した保護層を有するので、従来の重防食被覆鋼管や重防
食被覆鋼管杭に比較して、耐衝撃性が大幅に向上して砕
石類の衝撃によるウレタンエラストマー被覆の損傷が防
止でき、かつ被覆の効率を飛躍的に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重防食被覆鋼材の一部断面を示す図面
である。
【図2】本発明の重防食被覆鋼材の一部断面を示す図面
である。
【図3】本発明の重防食被覆鋼材の一部断面を示す図面
である。
【図4】本発明の重防食被覆鋼管杭の被覆構成の一例を
示す図面である。
【図5】本発明の重防食被覆鋼管矢板の被覆構成の一例
を示す図面である。
【図6】本発明の重防食被覆鋼矢板の被覆構成の一例を
示す図面である。
【図7】海上大気部、飛沫帯部、干満帯部と海中部を防
食する場合の本発明の重防食被覆鋼管杭の直杭としての
利用の一例を示す図面である。
【図8】海上大気部、飛沫帯部、干満帯部と海中部を防
食する場合の本発明の重防食被覆鋼管杭の斜杭としての
利用の一例を示す図面である。
【図9】本発明の重防食被覆鋼管および重防食被覆鋼管
杭の保護層の被覆方法と被覆装置を示す図面である。
【図10】従来の重防食被覆鋼管および重防食被覆鋼管
杭の一部断面を示す図面である。
【図11】本発明の重防食被覆鋼管と従来の重防食被覆
鋼管の保護層の膜厚と衝撃エネルギーの関係を示す図で
ある。
【図12】本発明の重防食被覆鋼管の保護層の膜厚と衝
撃エネルギーの関係を、保護層の形成にポリエステルを
使用した場合とウレタンエラストマーを使用した場合の
比較を示す図である。
【図13】本発明の重防食被覆鋼管の保護層のガラス繊
維の混入量と衝撃エネルギーの関係を示す図である。
【図14】本発明の重防食被覆鋼管の保護層のガラスロ
ービングのカット長さと衝撃エネルギーの関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 下地処理した鋼材 2 プライマー層 3 ウレタンエラストマー層 4 無色または任意の色彩に着色された、長さ4〜10
0mmに切断したガラスロービングとポリエステルまたは
ウレタンエラストマーのいずれか一方で構成された保護
層 5 4と同じ色彩に着色されたアクリル樹脂またはフッ
素樹脂からなる着色層 6 白色のアクリル樹脂層 7 4と同じ色彩に着色されたフッ素樹脂からなる着色
層 8 下地処理した鋼管杭 9 下地処理した鋼管矢板の本体部分 10 下地処理した鋼管矢板の嵌合部分 11 下地処理した鋼管矢板の嵌合部分 12 下地処理した鋼矢板 13 海底地盤 14 本発明の重防食被覆鋼管杭の直杭 15 捨石 16 海面 17 本発明の重防食被覆鋼管杭の斜杭 18 ウレタンエラストマー層を被覆した鋼管杭または
鋼管矢板 19 18の両管端の下部を支えて該被覆鋼管を回転さ
せる2個1組の駆動ロール 20 19を2組有して全体が管軸方向に走行する回転
走行台車 21 ガラスロービング 22 ガラスロービングをカットする回転刃 23 ガラスロービングを回転刃に送り込む支持ロール 24 カットしたガラスロービングを送り出す樋 25 ポリエステルまたはウレタンエラストマーの樹脂
液を霧化して吐出する塗装ノズル 26 従来の重防食被覆鋼管杭の保護層
フロントページの続き (72)発明者 末内 康博 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 佐藤 弘隆 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 船津 真一 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 岡田 弘 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地処理した鋼材の表面に、プライマー
    層、ウレタンエラストマー層と、長さ4〜100mmに切
    断したガラスロービングとポリエステルまたはウレタン
    エラストマーのいずれか一方で構成された保護層が順次
    積層されたことを特徴とする重防食被覆鋼材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鋼材が鋼管杭であること
    を特徴とする重防食被覆鋼管杭。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鋼材が鋼管矢板であるこ
    とを特徴とする重防食被覆鋼管矢板。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の鋼材が鋼矢板であること
    を特徴とする重防食被覆鋼矢板。
  5. 【請求項5】 保護層が着色されて、かつその表面に同
    じ色彩に着色されたアクリル樹脂またはフッ素樹脂の着
    色層が積層されたことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項記載の重防食被覆鋼材、重防食被覆鋼管杭、重
    防食被覆鋼管矢板および重防食鋼矢板。
  6. 【請求項6】 保護層が着色されて、かつその表面に白
    色に着色されたアクリル樹脂層を介して保護層と同じ色
    彩に着色されたフッ素樹脂からなる着色層が積層された
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の重
    防食被覆鋼材、重防食被覆鋼管杭、重防食被覆鋼管矢板
    および重防食鋼矢板。
  7. 【請求項7】 ウレタンエラストマー層を被覆した鋼管
    杭または鋼管矢板を管軸方向に走行させながら、その表
    面にポリエステルまたはウレタンエラストマーのいずれ
    か一方の樹脂液をスプレー塗装する霧化流れにガラスロ
    ービングを回転刃で連続的に長さ4〜100mmに切断し
    て合流させて塗装して保護層を形成することを特徴とす
    る重防食被覆鋼管杭、重防食鋼管矢板および重防食被覆
    鋼矢板の製造方法。
  8. 【請求項8】 ウレタンエラストマー層を被覆した鋼管
    杭および鋼管矢板の両管端の下部を支えて該被覆鋼管を
    回転させる2個1組の駆動ロールを2組有して全体が管
    軸方向に走行する回転走行台車、該回転走行台車の側面
    に配置されたガラスロービングを回転刃で連続的に長さ
    4〜100mmに切断して供給するロービングカット装置
    を備えたポリエステルまたはウレタンエラストマーのい
    ずれか一方の樹脂液を霧化して吐出する塗装ノズルから
    なる重防食被覆鋼管杭および重防食被覆鋼管矢板の保護
    層の被覆装置。
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