JPH1027213A - 光学式文字読取装置 - Google Patents

光学式文字読取装置

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JPH1027213A
JPH1027213A JP8183619A JP18361996A JPH1027213A JP H1027213 A JPH1027213 A JP H1027213A JP 8183619 A JP8183619 A JP 8183619A JP 18361996 A JP18361996 A JP 18361996A JP H1027213 A JPH1027213 A JP H1027213A
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Kazuo Ito
和郎 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無彩色のみならず、指定した有彩色で記入さ
れた文字を、確実に読み取ることのできる光学式文字読
取装置を提供する。 【解決手段】 認識対象となる文字12を無彩色または
指定された有彩色で記入し、文字枠11を有彩色とした
帳票10を読取り対象とする。カラーイメージ読取部2
0で帳票10のイメージを読取り、この読取ったイメー
ジは、カラー処理部30において、モード指定部15か
ら与えられるカラー処理モード指定信号CSEL及び輝
度信号選択信号BSELに基づいて、読取り対象の文字
色か否かが判定される。読み取り対象の色以外はすべて
ドロップアウトされる。カラー処理部30から出力され
る文字イメージS12はイメージメモリ41に格納さ
れ、切出制御部43で所定の領域が切取られて文字パタ
ンメモリ42に格納される。文字認識部44では、認識
辞書45を参照し文字パタンを認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帳票のイメージを
光学的に読取り、この読取ったイメージの所定の領域を
切取って該帳票上で指定された文字枠中に記入された文
字を認識し、所定のデータとして取込む光学式文字読取
装置(以下、「OCR」という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、さまざまな分野においてコンピュ
ータによるデータ処理が行われている。このようなデー
タ処理のためには、集計データや取引データ等をコンピ
ュータに入力する作業が必要となる。このようなデータ
入力作業として、キーボード等を用いて直接コンピュー
タにデータを入力する方法のほか、帳票上に手書き等に
よって文字を記入し、これを光学的に読取り認識してデ
ータ化する方法がある。この場合、帳票には文字を記入
する文字枠等が印刷されているが、これらの文字枠は読
取りには不要のため、記入者には見えるが、機械には読
取られないことが望ましい。そのため、従来のOCRで
は、帳票をカラーイメージセンサで読取り、この読取っ
たイメージデータから黒鉛筆等の無彩色で書かれた文字
以外のカラーを抽出し、背景色に変換することによって
文字枠を取除いている。そして、このようにして文字枠
が取除かれたイメージデータから、1文字ずつ切出し、
パターンマッチング等による文字認識が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OCRでは、次のような課題があった。帳票に記入され
る文字は、黒鉛筆、シャープペンシル、黒色ボールペ
ン、黒色サインペンなど黒色(無彩色)で書かれた文字
のほか、赤鉛筆、赤色ボールペン、青色ボールペンなど
の有彩色で書かれた文字が存在する。しかし、帳票によ
っては、この様な有彩色で記入された文字の内、特定の
有彩色で書かれた文字を読取る必要がある場合が存在す
る。また、朱肉で押印された印影をイメージデータとし
て取込む必要がある場合も存在する。この様な場合、従
来のOCRでは、有彩色で書かれた文字や有彩色の印影
等は背景色に変換されてしまい、読取ることができない
という課題があった。本発明は、前記従来技術がもって
いた課題を解決し、処理対象とする特定の有彩色で記入
された文字や印影などを無彩色の文字と同様に読取りが
可能なOCRを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、所定箇所に有彩色の
ドロップアウトカラーで記載された文字枠の中に、無彩
色または有彩色の処理対象の文字色で文字が記入された
帳票を読取り対象とし、前記帳票のイメージを光学的に
読取り、前記読取ったイメージの所定の領域を切取って
前記文字枠中に記入された文字を認識するOCRにおい
て、イメージ読取手段、位置ずれ補正用の遅延手段、色
判定手段、文字色判別手段、輝度信号切替手段、画素属
性判別手段、近傍画素属性保持手段、当該画素輝度保持
手段、カラー取捨判定手段、及びカラー除去手段を備え
ている。イメージ読取手段は、赤、緑、青の原色画素配
列が3列のカラーイメージセンサを有し、前記読取り対
象となる帳票のイメージを該カラーイメージセンサで読
取ってディジタル信号からなる赤、緑、青の3つの原色
成分信号を出力するものである。位置ずれ補正用の遅延
手段は、前記赤、緑、青の3つの原色成分信号を入力
し、この内の1つの原色成分信号に対し、他の2つの原
色成分信号をそれぞれ異なるライン数分だけ遅らせてこ
れらの赤、緑、青の原色成分信号を物理的に同一位置の
色分解信号に補正するものである。色判定手段は、前記
遅延手段の出力信号を入力し、読取り色が無彩色、赤系
色、緑系色、青系色の内のいずれのカラーグループに属
するかを判定してカラーグループ信号を出力するととも
に、最も白レベルに近いものを当該画素の白黒輝度信号
として出力するものである。
【0005】文字色判別手段は、前記カラーグループ信
号を入力し、前記処理対象の文字色に応じて与えられる
カラー処理モード指定信号に基づき、当該画素が該文字
色か否かを判定して文字色判定信号を出力するものであ
る。輝度信号切替手段は、前記遅延手段の出力信号、及
び前記色判定手段から出力される前記白黒輝度信号を入
力し、処理モードに応じて与えられる輝度信号指定信号
に基づき、これらの入力された信号の内の1つを選択的
に切替えて当該画素の輝度信号として出力するものであ
る。画素属性判別手段は、前記文字色判定信号、及び前
記輝度信号切替手段から出力される前記当該画素の輝度
信号を入力し、当該画素の属性を判別して画素属性信号
を出力するものである。近傍画素属性保持手段は、前記
画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素の属
性データを保持するものである。当該画素輝度保持手段
は、前記輝度信号切替手段から出力される前記当該画素
の輝度信号を入力し、この当該画素の輝度信号レベルを
保持するものである。カラー取捨判定手段は、前記近傍
画素属性保持手段に保持された属性データを入力し、当
該画素のみの属性、あるいは当該画素の属性と周囲画素
の属性との関連から、当該画素が文字の一部かあるいは
ドロップアウトカラーの一部かを判定し、この判定結果
が文字の一部のときには第1のカラー除去信号を出力
し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2のカラ
ー除去信号を出力するものである。カラー除去手段は、
前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
出力するものである。
【0006】第2の発明は、第1の発明と同様のOCR
において、イメージ読取手段と、位置ずれ補正用の遅延
出力手段と、奇数左側用色判定手段、奇数右側用色判定
手段、偶数左側用色判定手段、及び偶数右側用色判定手
段と、奇数側文字色判別輝度切替手段と、偶数側文字色
判別輝度切替手段と、第1の輝度信号切替手段と、第2
の輝度信号切替手段と、奇数偶数切替手段と、画素属性
判別手段と、第1の発明と同様の近傍画素属性保持手段
と、第1の発明と同様の当該画素輝度保持手段と、第1
の発明と同様のカラー取捨判定手段と、第1の発明と同
様のカラー除去手段とを、備えている。イメージ読取手
段は、赤、緑、青の原色画素配列が2列のカラーイメー
ジセンサを有し、前記読取り対象となる帳票のイメージ
を該カラーイメージセンサで読取ってディジタル信号か
らなる赤、緑、青の3つの原色成分信号を出力するもの
である。位置ずれ補正用の遅延出力手段は、前記赤、
緑、青の3つの原色成分信号を入力し、この内の1つの
原色成分信号に対して他の2つの原色成分信号を所定ラ
イン分遅らせ、これらの赤、緑、青の原色成分信号を物
理的に同一位置の色分解信号に補正して同時に出力する
ものである。奇数左側用色判定手段、奇数右側用色判定
手段、偶数左側用色判定手段及び偶数右側用色判定手段
は、前記遅延出力手段の出力信号の内の奇数番目左側の
当該画素の信号、奇数番目右側の当該画素の信号、偶数
番目左側の当該画素の信号、及び偶数番目右側の当該画
素の信号をそれぞれ入力し、読取り色が無彩色、赤系
色、緑系色、青系色の内のいずれのカラーグループに属
するかを判定してカラーグループ信号をそれぞれ出力す
るとともに、最も白レベルに近いものを当該画素の白黒
輝度信号としてそれぞれ出力するものである。
【0007】奇数側文字色判別輝度切替手段は、前記奇
数左側用色判定手段及び前記奇数右側用色判定手段のカ
ラーグループ信号を入力し、前記処理対象の文字色に応
じて与えられるカラー処理モード指定信号に基づき、当
該画素が該文字色か否かを判定して第1の文字色判定信
号を出力するとともに、これらの色判定手段の内で該第
1の文字色判定信号が出力された方の色判定手段を判別
し、この色判定手段から出力される前記白黒輝度信号を
選択して第1の白黒輝度信号として出力するものであ
る。偶数側文字色判別輝度切替手段は、前記偶数左側用
色判定手段及び前記偶数右側用色判定手段のカラーグル
ープ信号を入力し、前記カラー処理モード指定信号に基
づき、当該画素が前記処理対象の文字色か否かを判定し
て第2の文字色判定信号を出力するとともに、これらの
色判定手段の内で該第2の文字色判定信号が出力された
方の色判定手段を判別し、この色判定手段から出力され
る前記白黒輝度信号を選択して第2の白黒輝度信号とし
て出力するものである。第1の輝度信号切替手段は、前
記遅延出力手段の出力信号の内の奇数番目の信号、及び
前記第1の白黒輝度信号を入力し、処理モードに応じて
与えられる輝度信号指定信号に基づき、これらの入力さ
れた信号の内の1つを選択的に切替えて当該画素の第1
の輝度信号として出力するものである。第2の輝度信号
切替手段は、前記遅延出力手段の出力信号の内の偶数番
目の信号、及び前記第2の白黒輝度信号を入力し、前記
輝度信号指定信号に基づき、これらの入力された信号の
内の1つを選択的に切替えて当該画素の第2の輝度信号
として出力するものである。
【0008】奇数偶数切替手段は、前記第1、第2の文
字色判定信号及び前記第1、第2の輝度信号を入力し、
当該画素が奇数番目のときは前記第1の文字色判定信号
及び前記第1の輝度信号を切替えて出力し、当該画素が
偶数番目のときは前記第2の文字色判定信号及び前記第
2の輝度信号を切替えて出力するものである。画素属性
判別手段は、前記奇数偶数切替手段から出力される文字
色判定信号、及び当該画素の輝度信号を入力し、当該画
素の属性を判別して画素属性信号を出力するものであ
る。第3の発明は、第1の発明と同様のOCRにおい
て、イメージ読取手段と、位置ずれ補正手段と、中心用
色判定手段、左側用色判定手段及び右側用色判定手段
と、文字色判別輝度切替手段と、輝度信号切替手段と、
画素属性判別手段と、第1の発明と同様の近傍画素属性
保持手段と、第1の発明と同様の当該画素輝度保持手段
と、第1の発明と同様のカラー取捨判定手段と、第1の
発明と同様のカラー除去手段とを、備えている。イメー
ジ読取手段は、赤、緑、青の原色画素配列が1列のカラ
ーイメージセンサを有し、前記読取り対象となる帳票の
イメージを該カラーイメージセンサで読取ってディジタ
ル信号からなる赤、緑、青の原色成分信号を出力するも
のである。位置ずれ補正手段は、前記赤、緑、青の原色
成分信号を直列に入力して並列に出力するものである。
中心用色判定手段、左側用色判定手段及び右側用色判定
手段は、前記位置ずれ補正手段の出力信号のうち、当該
画素を中心にして赤、緑、青の信号、当該画素の左隣り
の画素を中心にして赤、緑、青の信号、及び当該画素の
右隣りの画素を中心にして赤、緑、青の信号をそれぞれ
入力し、読取り色が無彩色、赤系色、緑系色、青系色の
内のいずれのカラーグループに属するかを判定してカラ
ーグループ信号をそれぞれ出力するとともに、最も白レ
ベルに近いものを当該画素の白黒輝度信号としてそれぞ
れ出力するものである。
【0009】文字色判別輝度切替手段は、前記中心用色
判定手段、前記左側用色判定手段及び前記右側用色判定
手段のそれぞれのカラーグループ信号を入力し、前記処
理対象の文字色に応じて与えられるカラー処理モード指
定信号に基づき、当該画素が該文字色か否かを判定して
文字色判定信号を出力するとともに、これらの色判定手
段の内で該文字色判定信号が出力された色判定手段を判
別し、この色判定手段から出力される前記白黒輝度信号
を選択して出力するものである。輝度信号切替手段は、
前記位置ずれ補正手段の出力信号、及び前記文字色判別
輝度切替手段から出力される前記白黒輝度信号を入力
し、処理モードに応じて与えられる輝度信号指定信号に
基づき、これらの入力された信号の内の1つを選択的に
切替えて当該画素の輝度信号として出力するものであ
る。画素属性判別手段は、前記文字色判別輝度切替手段
から出力される前記文字色判定信号、及び前記輝度信号
切替手段の出力信号を入力し、当該画素の属性を判別し
て画素属性信号を出力するものである。第4の発明は、
第1の発明と同様のOCRにおいて、イメージ読取手段
と、ラインメモリと、色判定手段と、文字色判別手段
と、輝度信号切替手段と、画素属性判別手段と、第1の
発明と同様の近傍画素属性保持手段と、第1の発明と同
様の当該画素輝度保持手段と、第1の発明と同様のカラ
ー取捨判定手段と、第1の発明と同様のカラー除去手段
とを、備えている。
【0010】イメージ読取手段は、赤、緑、青の原色画
素配列が1列でかつ同一位置であるカラーイメージセン
サを有し、前記読取り対象となる帳票のイメージを該カ
ラーイメージセンサで読取ってディジタル信号からなる
赤、緑、青の3つの原色成分信号を出力するものであ
る。ラインメモリは、前記赤、緑、青の3つの原色成分
信号をそれぞれ入力してこれらの各原色成分信号を1ラ
イン分づつ格納するものである。色判定手段は、前記ラ
インメモリの出力信号を入力し、読取り色が無彩色、赤
系色、緑系色、青系色のうちのいずれのカラーグループ
に属するかを判定してカラーグループ信号を出力すると
ともに、最も白レベルに近いものを当該画素の白黒輝度
信号として出力するものである。文字色判別手段は、前
記カラーグループ信号を入力し、前記処理対象の文字色
に応じて与えられるカラー処理モード指定信号に基づ
き、当該画素が該文字色か否かを判定して文字色判定信
号を出力するものである。輝度信号切替手段は、前記各
ラインメモリの出力信号、及び前記色判定手段から出力
される前記白黒輝度信号を入力し、処理モードに応じて
与えられる輝度信号切替信号に基づき、これらの入力さ
れた信号の内の1つを選択的に切替えて当該画素の輝度
信号として出力するものである。画素属性判別手段は、
前記文字色判定信号、及び前記輝度信号切替手段から出
力される前記当該画素の輝度信号を入力し、当該画素の
属性を判別して画素属性信号を出力するものである。
【0011】第5の発明は、第1、第2、第3又は第4
の発明のOCRにおいて、前記画素属性判別手段及び前
記当該画素輝度保持手段に入力される前記当該画素の輝
度信号を背景レベルで正規化する背景レベル検出手段
と、前記背景レベル検出手段の出力信号により前記当該
画素の輝度信号を正規化して前記画素属性判別手段及び
前記当該画素輝度保持手段に与える輝度信号正規化手段
とを、設けている。第6の発明は、第1、第2、第3又
は第4の発明のOCRにおいて、前記色判定手段に入力
される前記各原色成分信号を背景白レベルで正規化する
背景白レベル検出手段と、前記背景白レベル検出手段の
出力信号により前記各原色成分信号を正規化して前記色
判定手段に与える原色信号正規化手段とを、設けてい
る。第7の発明は、第1、第2、第3又は第4の発明の
OCRにおいて、前記色判定手段に入力される前記各原
色成分信号を背景白レベルで正規化する背景白レベル検
出手段と、前記背景白レベル検出手段の出力信号により
前記各原色成分信号を正規化して前記色判定手段に与え
る原色信号正規化手段と、前記画素属性判別手段に入力
される前記当該画素の輝度信号を背景レベルで正規化し
て前記画素属性判別手段に与える背景レベル検出手段と
を設けている。更に、前記画素属性判別手段は、前記色
判定信号、及び前記背景レベル検出手段の出力信号を入
力し、当該画素レベルを正規化するとともに当該画素の
属性を判別し、前記近傍画素属性保持手段に与える画素
属性信号を出力する構成にしている。
【0012】以上のように第1〜第7の発明のOCRで
は、文字枠を有彩色とし、認識対象となる文字を無彩色
または有彩色の色で記入した帳票を読取り対象としてい
る。そして、第1の発明によれば、赤、緑、青の原色画
素配列が3列のカラーイメージセンサを有するイメージ
読取手段により、帳票のイメージが読取られ、ディジタ
ル信号からなる赤、緑、青の3つの原色成分信号が出力
され、位置ずれ補正用の遅延手段へ送られる。遅延手段
は、赤、緑、青の3つの原色成分信号を遅らせて、カラ
ーイメージセンサの赤、緑、青各画素間の物理的な位置
ずれを回路的に補正する。色判定手段では、読取り色が
無彩色か、赤系色か、緑系色か、青系色かを判定してカ
ラーグループ信号を出力して文字色判別手段へ与えると
ともに、白黒輝度信号を出力し輝度信号切替手段へ与え
る。文字色判定手段では、処理対象の文字色に応じて与
えられるカラー処理モード指定信号に基づき、当該画素
が処理対象の色か否かを判定してその判定結果を画素属
性判別手段へ与える。輝度信号切替手段は、遅延手段か
ら出力される赤、緑、青の3つの原色成分信号と色判定
手段から出力される白黒輝度信号の内から処理モードに
応じて与えられる輝度信号指定信号に基づいて1つの信
号を選択し、画素属性判別手段と当該画素輝度保持手段
へ与える。画素属性判別手段は、当該画素の属性(色の
種類)を判別して画素属性信号を出力し、近傍画素属性
保持手段へ与える。近傍画素属性保持手段は、当該画素
とこの周囲の画素の属性データを保持し、この保持デー
タをカラー取捨判定手段へ与える。一方、当該画素輝度
保持手段は、輝度信号切替手段から与えられた当該画素
の輝度信号レベルを保持し、これをカラー除去手段へ与
える。カラー取捨判定手段は、当該画素のみの属性、あ
るいは当該画素の属性と周囲画素の属性との関連から、
当該画素が文字の一部かあるいはドロップアウトカラー
の一部かを判定し、カラー除去信号を出力してカラー除
去手段へ与える。カラー除去手段は、カラー除去信号に
従ってドロップアウトカラーを除去する。
【0013】第2の発明によれば、赤、緑、青の原色画
素配列が2列のカラーイメージセンサを有するイメージ
読取手段は、帳票のイメージを読取ってディジタル信号
からなる赤、緑、青の3つの原色成分信号を出力して位
置ずれ補正用の遅延出力手段へ与える。遅延出力手段
は、赤、緑、青の3つの原色成分信号を遅らせてカラー
イメージセンサの赤、緑、青各画素間の物理的な位置ず
れを回路的に補正する。複数の色判定手段では、遅延出
力手段で補正されたイメージデータを入力し、無彩色
か、赤系色か、緑系色か、青系色かを判定して判定結果
の奇数側及び偶数側のカラーグループ信号を出力すると
ともに、奇数側及び偶数側の白黒輝度信号を出力し、こ
れらの出力信号を、奇数側及び偶数側の文字色判別輝度
切替手段に与える。奇数側及び偶数側の文字色判別輝度
切替手段では、処理対象の文字色に応じて与えられるカ
ラー処理モード指定信号に基づき、当該画素が処理対象
の色か否かを判定してその判定結果をそれぞれ第1及び
第2の文字色判定信号として奇数偶数切替手段へ出力す
る。また、奇数側及び偶数側の文字色判別輝度切替手段
は、それぞれ第1及び第2の白黒輝度信号をそれぞれ第
1及び第2の輝度信号切替手段へ出力する。第1の輝度
信号切替手段は、処理モードに応じて与えられる輝度信
号指定信号に基づいて、遅延出力手段で補正されたイメ
ージデータの内の奇数番目の信号と第1の白黒輝度信号
の内の1つを選択して出力する。一方、第2の輝度信号
切替手段は、処理モードに応じて与えられる輝度信号指
定信号に基づいて、遅延出力手段で補正されたイメージ
データの内の偶数番目の信号と第2の白黒輝度信号の内
の1つを選択して当該画素輝度信号として出力する。こ
れらの第1及び第2の輝度信号切替手段の出力信号は、
奇数偶数切替手段へ与えられる。奇数偶数切替手段によ
って切替えられた奇数と偶数の文字色判定信号及び当該
画素輝度信号は、第1の発明とほぼ同様に、画素属性判
別手段、近傍画素属性保持手段、カラー取捨判定手段、
当該画素輝度保持手段、及びカラー除去手段によってド
ロップアウトカラーが除去される。
【0014】第3の発明によれば、赤、緑、青の原色画
素配列が1列のカラーイメージセンサを有するイメージ
読取手段により、帳票のイメージが読取られ、ディジタ
ル信号からなる赤、緑、青の原色成分信号が出力され
る。この原色成分信号は、位置ずれ補正手段により、カ
ラーイメージセンサの赤、緑、青各画素間の物理的な位
置ずれが回路的に補正される。複数の色判別手段では、
位置ずれ補正手段で補正されたイメージデータを入力
し、無彩色か、赤系色か、緑系色か、青系色かを判定し
て判定結果のカラーグループ信号をそれぞれ出力すると
ともに、それぞれの白黒輝度信号を出力し、これらの出
力信号を、文字色判別輝度切替手段に与える。文字色判
別輝度切替手段では、処理対象の文字色に応じて与えら
れるカラー処理モード指定信号に基づき、当該画素が処
理対象の色か否かを判定してその判定結果を文字色判定
信号として画素属性判別手段へ出力するとともに、白黒
輝度信号を輝度信号切替手段へ出力する。輝度信号切替
手段は、位置ずれ補正手段から出力される赤、緑、青の
3つの原色成分信号と文字色判定輝度切替手段から出力
される白黒輝度信号の内から処理モードに応じて与えら
れる輝度信号指定信号に基づいて1つの信号を選択し、
画素属性判別手段と当該画素輝度保持手段へ与える。文
字色判別輝度切替手段から出力された文字色判判定号及
び輝度信号切替手段から出力された当該画素の輝度信号
は、第1の発明とほぼ同様に、画素属性判別手段、近傍
画素属性保持手段、カラー取捨判定手段、当該画素輝度
保持手段、及びカラー除去手段によってドロップアウト
カラーが除去される。
【0015】第4の発明によれば、赤、緑、青の原色画
素配列が1列でかつ同一位置であるカラーイメージセン
サを有するイメージ読取手段により、帳票のイメージが
読取られ、ラインメモリに格納される。色判定手段は、
ラインメモリに格納されたイメージデータが無彩色か、
赤系色か、緑系色か、青系色かを判定して判定結果のカ
ラーグループ信号を出力するとともに、白黒輝度信号を
出力する。これらのカラーグループ信号及び白黒輝度信
号は、第1の発明とほぼ同様に、文字色判定手段、輝度
信号切替手段、画素属性判別手段、近傍画素属性保持手
段、カラー取捨判定手段、当該画素輝度保持手段、及び
カラー除去手段によって、ドロップアウトカラーが除去
される。第5の発明によれば、背景レベル検出手段は、
照明ランプの光量変動等による信号レベルの変動が、画
素属性判定手段等に及ぼす影響をなくすため、輝度信号
を背景レベルで正規化する。輝度信号正規化手段は、背
景レベル検出手段の出力信号によって輝度信号を正規化
して画素属性判別手段及び当該画素輝度保持手段に与え
る。
【0016】第6の発明によれば、背景白レベル検出手
段は、照明ランプの光量変動等による信号レベルの変動
が、色判定手段の無彩色か、赤系色か、緑系色か、青系
色かの判定に及ぼす影響をなくすため、各原色成分信号
を背景白レベルで正規化する。原色信号正規化手段は、
背景白レベル検出手段の出力信号によって赤、緑、青各
原色成分信号を正規化して色判定手段に与える。第7の
発明によれば、背景白レベル検出手段は、照明ランプの
光量変動等による信号レベルの変動が、色判定手段の無
彩色か、赤系色か、緑系色か、青系色かの判定、及び画
素属性判定手段等に及ぼす影響をなくすため、各原色成
分信号を背景白レベルで正規化する。原色信号正規化手
段は、背景白レベル検出手段の出力信号によって各原色
成分信号を正規化して色判定手段に与える。背景レベル
検出手段は、輝度信号を背景レベルで正規化して画素属
性判別手段に与える。画素属性判別手段では、当該画素
レベルを正規化すると共に当該画素の属性を判別し、画
素属性信号を近傍画素属性保持手段へ与える。
【0017】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すOCRの構成ブ
ロック図である。このOCRは、帳票10のイメージを
光学的に読取って文字を認識する装置である。帳票10
には、例えば、赤色の文字枠11が印刷され、該文字枠
11内に黒鉛筆で任意の文字12−1及び青ボールペン
で任意の文字12−2が記入されている。このような帳
票10を読取るために、このOCRは、処理対象の文字
色等の処理モードを指定するモード指定部15と、イメ
ージ読取手段であるカラーイメージ読取部20とを有し
ている。モード指定部15は、処理対象とする文字の
色、及び帳票10の用紙の色(即ち、背景色)に応じ
て、カラー処理モード指定信号CSEL、及び輝度信号
指定信号BSELを出力するものである。モード指定部
15とカラーイメージ読取部20の出力側には、カラー
処理部30が接続されている。カラー処理部30の出力
側には、イメージメモリ41、文字パタンメモリ42、
切出制御部43、文字認識部44、及び認識辞書45が
設けられている。図2は、図1の具体的な構成図であ
り、図3(1)〜(4)は、電荷結合素子(Charge Cou
pled Device 、以下「CCD」という)等で構成された
図2中のカラー用ライン型イメージセンサの種々のパタ
ーンの画素配列の例を示す図である。
【0018】図2では、図1のカラーイメージ読取部2
0が、帳票10を照らす光源21と、該帳票10からの
反射光を集束するレンズ等の光学系22と、該光学系2
2からの反射光を電気信号に変換するカラー用のライン
型イメージセンサ23と、該イメージセンサ23の出力
側に接続されたアナログ/ディジタル変換部(以下、
「A/D変換部」という)24とで、構成されている。
イメージセンサ23は、カラー読取り用のCCDセンサ
等で構成され、光学系22からの反射光を電気信号に変
換して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色成分信号を
A/D変換部24へ出力するものである。A/D変換部
24は、イメージセンサ23から出力されたアナログ信
号からなるR、G、Bの原色成分信号を各ディジタル信
号(例えば、それぞれ6ビット64階調の多値ディジタ
ル信号)に変換し、各色の原色成分信号(これを以下
「R信号」、「G信号」、「B信号」という)をカラー
処理部30へ出力する回路である。このA/D変換部2
4は、イメージセンサ23から出力されるアナログ信号
からなる各原色成分信号を増幅する3つの増幅器24a
と、該増幅器24aの出力信号を多値ディジタル信号に
変換してR信号、G信号及びB信号を出力する3つのA
/D変換器24bとを、有している。3つのA/D変換
器24bの出力側には、カラー処理部30が接続されて
いる。
【0019】カラー処理部30は、R信号、G信号及び
B信号を入力し、カラー処理モード指定信号CSEL、
及び輝度信号指定信号BSELに基づいて、当該画素が
文字の一部なのか、あるいはドロップアウトカラーの一
部なのかを判定し、ドロップアウトカラーの時にはこれ
を除去するものであり、この出力側にイメージメモリ4
1の入力側が接続されている。イメージメモリ41の出
力側には、文字パタンメモリ42の入力側が接続されて
いる。イメージメモリ41は、カラー処理部30から出
力された文字イメージS12のデータを格納する回路で
ある。文字パタンメモリ42は、イメージメモリ41に
格納された文字イメージS12のデータから切出された
1文字分のイメージを格納する回路である。これらのイ
メージメモリ41及び文字パタンメモリ42は、切出し
制御部43によって制御されるようになっている。文字
パタンメモリ42の出力側には、文字認識部44が接続
され、さらにこの文字認識部44に認識辞書45が接続
されている。文字認識部44は、認識辞書45を参照し
て、文字パタンメモリ42に格納された文字を認識する
ものである。次に、図1、図2及び図3を参照してこの
OCRの動作を説明する。文字12−1,12−2等の
記入された帳票10がカラーイメージ読取部20の読取
り位置まで送られてくると、該帳票10が光源21によ
って照射され、この反射光が光学系22を介して該帳票
10のイメージ(画像)がイメージセンサ23に読取ら
れる。イメージセンサ23では、光学系22からのイメ
ージをR、G、Bの原色成分信号に変換する。このアナ
ログ信号からなるR、G、Bの原色成分信号は、各増幅
器24aで増幅された後、各A/D変換器24bによっ
てディジタル信号(例えば、各6ビット64階調の多値
ディジタル信号)に変換され、R信号、G信号及びB信
号が出力されてカラー処理部30へ送られる。
【0020】カラー処理部30は、モード指定部15か
ら与えられるカラー処理モード指定信号CSEL、及び
輝度信号指定信号BSELに基づいて、当該画素が文字
の一部なのか、あるいはドロップアウトカラーの一部な
のかを判定する。ドロップアウトカラーの当該画素は除
去され、文字のみを有効なドットとして抽出された文字
イメージS12のデータがイメージメモリ41に格納さ
れる。切出制御部43は、イメージメモリ41に格納さ
れたイメージの所定の領域を切取り、1文字分のイメー
ジを文字パタンメモリ42に格納する。文字パタンメモ
リ42は、バッファメモリ等で構成され、切出された1
文字分のイメージを格納し、文字認識が終わるまでそれ
を保持する。認識辞書45には、例えば、パタンマッチ
ングのための標準化された辞書が格納されている。そこ
で、文字認識部44では、認識辞書45を参照し、文字
パタンメモリ42に格納された文字を、特徴抽出あるい
はパタンマッチング等により処理して該文字を認識し、
該文字に対応する文字コードを出力する。図4は、図2
中のカラー処理部30の構成ブロック図である。この図
4では、画素配列が図3(1)に示すカラー用のライン
型イメージセンサ23−1を使用し、無彩色または特定
の色(例えば、青色ボールペン等の青系色)で記入され
た文字12−1,12−2以外のカラー(例えば、赤系
色、緑系色等)をドロップアウト(除去)する場合のカ
ラー処理部30の構成例が示されている。
【0021】このカラー処理部30は、R、G、B各画
素間の物理的な位置ずれを電気的に補正するためにこれ
らのR信号、G信号及びB信号を所定ライン数分だけ遅
らせる位置ずれ補正用の遅延手段(例えば、遅延用ライ
ンメモリ)31を有し、この出力側に色判定手段(例え
ば、カラールックアップテーブル)32の入力側が接続
されている。カラールックアップテーブル32は、遅延
用ラインメモリ31の出力データが無彩色、赤系色、緑
系色、青系色の内のいずれのカラーグループに属するか
を判定し、この判定結果を、例えば2ビットのカラーグ
ループ信号S32aとして出力するとともに、最も白レ
ベルに近いものを当該画素の白黒輝度信号(例えば、6
ビットの多値信号)S32bとして出力するものであ
る。このカラールックアップテーブル32の出力側に、
文字色判別手段(例えば、文字色判定回路)33の入力
側及び輝度信号切替手段(例えば、輝度信号切替回路)
34の入力側が接続されている。文字色判定回路33
は、カラーグループ信号S32aを入力し、図2のモー
ド指定部15から読取りの対象とする文字の色に応じて
与えられるカラー処理モード指定信号CSELに基づい
て、このカラーグループ信号S32aが対象とする文字
色か否かを判定し、その判定結果を1ビットの文字色判
定信号S33として出力する回路である。文字色判定回
路33の出力側には、画素属性判別手段(例えば、画素
属性判別回路)35の入力側が接続されている。
【0022】輝度信号切替回路34は、遅延用ラインメ
モリ31から出力されるR信号、G信号、B信号、及び
カラールックアップテーブル32から出力される白黒輝
度信号S32bを入力し、モード指定部15から処理モ
ードに応じて与えられる輝度信号指定信号BSELに基
づき、これらの入力された信号の内の1つを選択的に切
替えて、当該画素輝度信号S34として出力する回路で
ある。輝度信号切替回路34の出力側には、画素属性判
別回路35及び当該画素輝度保持手段(例えば、当該画
素輝度レジスタ)36の入力側が接続されている。画素
属性判別回路35は、文字色判定信号S33及び当該画
素輝度信号S34を入力し、当該画素の属性(例えば、
黒色、灰色、白色等)を判別して、例えば2ビットの画
素属性信号S35を出力する回路である。当該画素輝度
レジスタ36は、当該画素の輝度信号レベルを保持する
回路である。画素属性判別回路35の出力側には、近傍
画素属性保持手段(例えば、近傍画素属性レジスタ)3
7の入力側が接続されている。近傍画素属性レジスタ3
7は、画素属性信号S35を入力し、当該画素とこの周
囲の画素の属性データ(例えば、9画素の属性データ)
S37を保持する回路であり、この出力側にカラー取捨
判定手段(例えば、カラー取捨判定回路)38の入力側
が接続されている。
【0023】カラー取捨判定回路38は、属性データS
37を入力し、当該画素のみの属性、あるいは当該画素
の属性と周囲画素の属性との関連から、当該画素が文字
の一部かあるいはドロップアウトカラーの一部かを判定
し、この判定結果であるカラー除去信号S38を出力す
る回路である。このカラー取捨判定回路38の出力側と
当該画素輝度レジスタ36の出力側には、カラー除去手
段(例えば、カラー除去回路)39の入力側が接続され
ている。カラー除去回路39は、カラー除去信号S38
に従ってドロップアウトカラーを除去するための回路で
ある。以下、図4に示すカラー処理部30の各回路の具
体的な構成及び動作を、図3(1)及び図4〜図14を
参照しつつ説明する。帳票10のイメージは、図3
(1)に示すカラー用のライン型イメージセンサ23−
1で読取られる。イメージセンサ23−1のカラー画素
(R、G、Bの画素の組)位置の各R、G、Bの画素は
物理的に離れた位置に配置されているため、これらの
R、G、B信号は帳票10の色を正確に3原色に色分解
したものとはなっていない。遅延用ラインメモリ31
は、R,G,B各画素間の物理的な位置ずれによる色ず
れを電気的に遅延させることにより補正するためのもの
であり、カラー用のライン型イメージセンサ23−1に
接続された複数のラインメモリでそれぞれ遅延させ、同
一位置の画素データが同一時刻に出力されるようにタイ
ミングの調整が行われる。このタイミング調整によって
補正されたR、G、B信号が、カラールックアップテー
ブル32へ与えられる。
【0024】図5は、図4中のカラールックアップテー
ブル32によるカラーグループ判定方法の説明図であ
る。カラールックアップテーブル32は、遅延用ライン
メモリ31からのR信号、G信号及びB信号をディジタ
ル多値信号として入力し、これらのレベルの組合せによ
って読取り色が赤系色か、緑系色か、青系色か、あるい
は無彩色かを判定し、この判定結果を2ビットのカラー
グループ信号S32aとして出力する。即ち、カラール
ックアップテーブル32は、実験等により決めた値をr
1,r2,r3,r4として、R≧G+r1かつR≧B
+r2か、あるいはR≧B+r3かつR≧G+r4の場
合、当該画素は赤系色であるとみなし、“00”(赤系
色)を出力する。同様に、実験等により決めた値をg
1,g2,g3,g4,b1,b2,b3,b4とし
て、G≧R+g1かつG≧B+g2か、あるいはG≧R
+g3かつG≧B+g4の場合、当該画素は緑系色であ
るとみなし、“01”(緑系色)を出力する。B≧R+
b1かつB≧G+b2か、あるいはB≧G+b3かつB
≧G+b4の場合、当該画素は青系色であるとみなし、
“10”(青系色)を出力する。また、前記のいずれの
条件も満たさない場合(即ち、赤でも緑でも青でもない
場合)は、当該画素は無彩色であるとみなし、“11”
(無彩色)を出力する。
【0025】また、図4のカラールックアップテーブル
32は、カラーグループ信号S32aの他に、R信号、
G信号及びB信号のうち最もレベルの高いもの(即ち、
最も白レベルに近いもの)を、当該画素の6ビット(6
4階調)の白黒輝度信号S32bとして出力する。白黒
輝度信号S32bをこのように白レベルに近いものにす
る理由は、図2の光学系22及びイメージセンサ23に
おける帳票10の紙送りピッチの変動や、各画素の解像
度の相違に起因する画素の色ずれ等によってカラー除去
がうまく働かない場合に、たとえドロップアウトカラー
の一部が残ったとしても、切出制御部43による文字切
出しで多値の白黒イメージデータから2値のイメージデ
ータへの変換を適切に行うためである。このように、カ
ラールックアップテーブル32から出力されたカラーグ
ループ信号S32aは、文字色判定回路33へ送られ、
白黒輝度信号S32bは輝度信号切替回路34へ送られ
る。文字色判定回路33は、どの色を文字色として読取
るかを指定するためにモード指定部15から与えられる
カラー処理モード指定信号CSELに基づいて、カラー
ルックアップテーブル32より送られた当該画素のカラ
ーグループ信号S32aが読取り対象の文字色であるか
否かを判定する。この判定結果は1ビットの文字色判定
信号S33として出力される。この文字色判定回路33
は、例えば、入力信号をアドレスとする読出し専用メモ
リ(以下、「ROM」という)等の判定テーブルで構成
できる。この構成例を図6に示す。
【0026】図6は、図4中の文字色判定回路33の判
定テーブルの構成例を示す図である。カラー処理モード
指定信号CSELが“000”即ち「ドロップアウト処
理なし」モードの場合は、当該画素の色とは無関係にす
べて読取り対象の文字色として扱うため、カラーグルー
プ信号S32aの値如何にかかわらず、文字色判定信号
S33としてコード“1”(文字色)を出力する。カラ
ー処理モード指定信号CSELが“001”即ち「無彩
色以外をドロップアウトする」モードの場合は、当該画
素のカラーグループ信号S32aが“11”即ち無彩色
の時、文字色判定信号S33としてコード“1”(文字
色)を出力し、カラーグループ信号S32aが“00”
(赤系色)、“01”(緑系色)、または“10”(青
系色)の時、文字色判定信号S33としてコード“0”
(ドロップアウトカラー)を出力する。カラー処理モー
ド指定信号CSELが“010”即ち「赤系色をドロッ
プアウトする」モードの場合は、当該画素のカラーグル
ープ信号S32aが“01”,“10”,“11”即ち
緑系色,青系色,無彩色の時、文字色判定信号S33と
してコード“1”(文字色)を出力し、カラーグループ
信号S32aが“00”(赤系色)の時、文字色判定信
号S33としてコード“0”(ドロップアウトカラー)
を出力する。
【0027】カラー処理モード指定信号CSELが“0
11”即ち「緑系色をドロップアウトする」モードの場
合は、当該画素のカラーグループ信号S32aが“0
0”,“10”,“11”即ち赤系色,青系色,無彩色
の時、文字色判定信号S33としてコード“1”(文字
色)を出力し、カラーグループ信号S32aが“01”
(緑系色)の時、文字色判定信号S33としてコード
“0”(ドロップアウトカラー)を出力する。また、カ
ラー処理モード指定信号CSELが“100”即ち「青
系色をドロップアウトする」モードの場合は、当該画素
のカラーグループ信号S32aが“00”,“01”,
“11”即ち赤系色,緑系色,無彩色の時、文字色判定
信号S33としてコード“1”(文字色)を出力し、カ
ラーグループ信号S32aが“10”(青系色)の時、
文字色判定信号S33としてコード“0”(ドロップア
ウトカラー)を出力する。この1ビットの文字色判定信
号S33は、画素属性判別回路35に送られる。輝度信
号切替回路34では、遅延用ラインメモリ31で補正さ
れたR,G,B信号とカラールックアップテーブル32
から出力される白黒輝度信号S32bの内の1つが、モ
ード指定部15から処理モードに応じて与えられる輝度
信号指定信号BSELに基づいて選択される。
【0028】図7は、カラー処理モード指定信号CSE
Lと輝度信号指定信号BSELとの対応の一例を示す図
である。カラー処理モード指定信号CSELが“00
0”即ち「ドロップアウト処理なし」の場合は、帳票1
0のドロップアウトカラーに応じた輝度信号指定信号B
SELがモード指定部15から指定される。例えば、赤
系色のドロップアウトカラーが用いられている場合は、
輝度信号指定信号CSELとして“00”即ちR信号が
指定される。緑系色のドロップアウトカラーが用いられ
ている場合は、輝度信号指定信号CSELとして“0
1”即ちG信号が指定される。青系色のドロップアウト
カラーが用いられている場合は、輝度信号指定信号CS
ELとして“10”即ちB信号が指定される。赤系色、
緑系色、青系色が混在するドロップアウトカラーが用い
られている場合は、輝度信号指定信号CSELとして
“11”即ち無彩色信号が指定される。
【0029】赤系色、緑系色、青系色混在のドロップア
ウトカラーで印刷された帳票で、カラー処理モード指定
信号CSELが“001”即ち「無彩色以外をドロップ
アウトする」場合は、輝度信号指定信号BSELとして
“11”即ち無彩色輝度信号が指定される。赤系色のド
ロップアウトカラーで印刷された帳票で、カラー処理モ
ード指定信号CSELが“010”即ち「赤系色をドロ
ップアウトする」場合は、輝度信号指定信号BSELと
して“00”即ちR信号が指定される。緑系色のドロッ
プアウトカラーで印刷された帳票で、カラー処理モード
指定信号CSELが“011”即ち「緑系色をドロップ
アウトする」場合は、輝度信号指定信号BSELとして
“01”即ちG信号が指定される。青系色のドロップア
ウトカラーで印刷された帳票で、カラー処理モード指定
信号CSELが“100”即ち「青系色をドロップアウ
トする」場合は、輝度信号指定信号BSELとして“1
0”即ちB信号が指定される。輝度信号切替回路34
は、この様に指定される輝度信号指定信号BSELに基
づいて、遅延用ラインメモリ31から出力されるR信
号、G信号、B信号、及びカラールックアップテーブル
32から出力される白黒輝度信号S32bの内の1つを
選択して、当該画素輝度信号S34として画素属性判別
回路35と当該画素輝度レジスタ36へ出力する。この
輝度信号切替回路34は、図8の論理テーブルを有する
マルチプレクサ等の切替回路で構成されている。
【0030】図8は、輝度信号切替回路34の輝度信号
切替用の論理テーブルの一例を示す図である。輝度信号
指定信号BSELが“00”の場合は、当該画素輝度信
号S34としてR信号が選択されて出力される。同様
に、輝度信号指定信号BSELが“01”、“10”、
“11”の場合は、それぞれG信号、B信号、白黒輝度
信号S32bが選択されて出力される。画素属性判別回
路35は、文字色判定信号S33及び当該画素輝度信号
S34を入力し、当該画素の属性(即ち、色の濃度)を
判別し、この判別結果を例えば2ビットの画素属性信号
S35として近傍画素属性レジスタ37へ出力する。こ
の画素属性判別回路35は、例えば、入力信号をアドレ
スとするROM等の判定テーブルで構成できる。この構
成例を図9に示す。図9は、図4中の画素属性判別回路
35の判定テーブルの構成例を示す図である。
【0031】文字色判定信号S33が“1”すなわち当
該画素が文字色の場合、当該画素輝度信号S34のレベ
ルBLと、予め決められた文字色用スライスレベルTH
L,THUとを比較する。当該画素輝度信号S34のレ
ベルBLが0≦BL<THLの場合、当該画素は十分黒
いとしてコード“01”(黒)を出力し、THL≦BL
≦THUの場合は、灰色とみなしてコード“10”
(灰)を出力する。また、THU<BLの場合は、白色
とみなしてコード“00”(白)を出力する。一方、文
字色判定信号S33が“0”すなわち当該画素がドロッ
プアウトカラーの場合、当該画素輝度信号S34のレベ
ルBLと、予め決められたドロップアウトカラー用スラ
イスレベルTHCとを比較する。レベルBLがBL<T
HCの場合、当該画素はドロップアウトカラーとみなし
てコード“11”(色)を出力し、THC<BLの場合
は、当該画素はドロップアウトカラーであるが、十分に
薄いとして白色とみなしコード“00”を出力する。こ
れら2ビットの画素属性信号S35は、近傍画素属性レ
ジスタ37へ送られる。
【0032】図10は、図4中の近傍画素属性レジスタ
37の構成例を示す図である。この近傍画素属性レジス
タ37は、3ライン分のラインメモリ37a、及び9個
のシフトレジスタ37b等より構成されている。画素属
性判別回路35から画素属性信号S35が送られてくる
と、この画素属性信号S35が3ライン分のラインメモ
リ37aに順次格納されていき、当該画素と周囲の8画
素計9画素の属性データS37が9個のシフトレジスタ
37bに保持される。9個のシフトレジスタ37bに保
持された真ん中のZ5は、当該画素の属性データであ
る。これら9画素の属性データS37は、カラー取捨判
定回路38へ送られる。近傍画素属性レジスタ37と対
をなす当該画素輝度レジスタ36の構成例を図11に示
す。この図11の当該画素輝度レジスタ36は、近傍画
素属性レジスタ37と対になり、当該画素の白黒輝度信
号レベルK5を保持するためのものであり、当該画素輝
度信号S34を格納する複数のラインメモリ36a、及
び当該画素輝度信号レベルを保持する複数のシフトレジ
スタ36b等で構成されている。このシフトレジスタ3
6bに保持された当該画素輝度信号レベルは、カラー除
去回路39へ送られる。
【0033】図12は、図4中のカラー取捨判定回路3
8の動作説明図である。カラー取捨判定回路38は、近
傍画素属性レジスタ37から送られてくる9画素の属性
データS37(Z1〜Z9)をアドレスとするROM等
によって構成されている。このカラー取捨判定回路38
では、9画素の属性データS37(Z1〜Z9)を入力
し、当該画素のみの属性、あるいは当該画素の属性と周
囲画素の属性との関連により、当該画素が文字の一部で
あるのか、あるいはドロップアウトカラーの一部である
のかを判定し、この判定結果を1ビットのカラー除去信
号S38として出力する。例えば、当該画素が文字の一
部と判定された場合、カラー除去信号S38として
“1”を出力し、ドロップアウトカラーの一部と判定さ
れた場合、カラー除去信号S38として“0”を出力
し、カラー除去回路39へ送る。図13は、図12のカ
ラー取捨判定回路38を用いたカラー取捨判定方法の例
を示す図である。このカラー取捨判定方法では、次の
(A)〜(E)のようにしてカラー取捨の判定を行う。
【0034】(A) 当該画素が黒の場合は、当該画素
が無条件に文字の一部であるとして“1”を出力する。 (B) 当該画素が灰色で、周囲に1画素でも黒があれ
ば、文字の一部であるとして“1”を出力する。 (C) 当該画素が灰色で、かつ周囲に黒画素がなく、
かつ自分を中心にして上下、左右、あるいは斜め方向に
白−灰−色または色−灰−白の画素の並びが無い場合
は、当該画素が文字の一部であるとして“1”を出力す
る。 (D) 当該画素が色で、周囲に1画素でも黒があれ
ば、文字の一部であるとして“1”を出力する。 (E) 当該画素が色で、周囲に黒画素がなければ、当
該画素がドロップアウトカラーの一部であるとして
“0”を出力する。 図14は、図4中のカラー除去回路39の動作説明図で
ある。カラー除去回路39は、カラー取捨判定回路38
から出力されるカラー除去信号S38に従ってドロップ
アウトカラーを除去し、文字イメージS12を抽出して
このデータを出力する回路であり、例えば、信号切換回
路あるいはROM等で構成されている。
【0035】このカラー除去回路39では、カラー除去
信号S38として“1”が入力された場合、当該画素は
文字12の一部であるとみなし、当該画素輝度レジスタ
36に保持されている当該画素輝度信号S36をそのま
ま、文字イメージS12のデータとして図2のイメージ
メモリ41へ出力する。これに対し、カラー除去信号S
38として“0”が入力された場合、当該画素がドロッ
プアウトカラーの一部であるとみなし、当該画素を強制
的に“白”に置き換えて該ドロップアウトカラーを除去
するために、当該画素の輝度信号として背景レベルWL
を文字イメージS12のデータとしてイメージメモリ4
1へ出力する。以上のように、この第1の実施形態で
は、次のような効果がある。図4に示すように、カラー
ルックアップテーブル32から出力される当該画素のカ
ラーグループ信号S32aを、カラー処理モード指定信
号CSELと輝度信号指定信号BSELとに基づいて、
当該画素が文字12の一部であるのか、あるいはドロッ
プアウトカラーの一部であるのかを判定するようにして
いる。そのため、帳票10の紙送りピッチの変動や、各
画素の解像度の相違等に起因する色ずれが生じても、無
彩色の文字以外に処理対象の有彩色で書かれた文字12
が欠けることなく、ドロップアウトカラーを的確に除去
することができる。
【0036】第2の実施形態 図15は、本発明の第2の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図であり、第1の実施形態を示す図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
のカラー処理部は、例えば、画素配列が図3(2)に示
すカラー用のライン型イメージセンサ23−2を図2に
使用したときに、図4中のカラー処理部30に代えて設
けられるもので、モード指定部15から指定された有彩
色で記入された文字や印影などを、無彩色文字と同様に
読取り、その他の色をドロップアウトする機能を有して
いる。図15のカラー処理部は、図4の遅延用ラインメ
モリ31、カラールックアップテーブル32、文字色判
定回路33及び輝度信号切替回路34に代えて、遅延用
ラインメモリ51、遅延用シフトレジスタ52からなる
遅延出力手段と、色判定手段を構成する奇数左側用カラ
ールックアップテーブル53−1、奇数右側用カラール
ックアップテーブル53−2、偶数左側用カラールック
アップテーブル53−3、及び偶数右側用カラールック
アップテーブル53−4と、奇数側文字色判別回路54
−1及び奇数側輝度切替回路55−1からなる奇数側文
字色判別輝度切替手段と、偶数側文字色判別回路54−
2及び偶数側輝度切替回路55−2からなる偶数側文字
色判別輝度切替手段と、第1の輝度信号切替手段である
奇数側輝度信号切替回路56−1と、第2の輝度信号切
替手段である偶数側輝度信号切替回路56−2と、奇数
偶数切替手段である奇数偶数切替回路57とを設けた構
成になっている。他の構成は、図4と同一である。
【0037】遅延用ラインメモリ51及び遅延用シフト
レジスタ52は、カラー用のライン型イメージセンサ2
3−2のR、G、B各画素間の物理的な位置ずれを回路
的に補正するための回路であり、該遅延用シフトレジス
タ52の出力側に、奇数側と偶数側のカラールックアッ
プテーブル53−1〜53−4の入力側が接続されてい
る。各カラールックアップテーブル53−1〜53−4
は、遅延用シフトレジスタ52の出力信号が無彩色、赤
系色、緑系色、青系色の内のいずれのカラーグループに
属するかを判定してこの判定結果をカラーグループ信号
S53−1a〜S53−4aとしてそれぞれ出力すると
ともに、白黒輝度信号S53−1b〜S53−4bをそ
れぞれ出力するものである。奇数側のカラールックアッ
プテーブル53−1,53−2の出力側には、奇数側文
字色判定回路54−1及び奇数側輝度切替回路55−1
が接続されている。偶数側のカラールックアップテーブ
ル53−3,53−4の出力側には、偶数側文字色判定
回路54−2及び偶数側輝度切替回路55−2の入力側
が接続されている。また、奇数側、偶数側の両文字色判
定回路54−1,54−2には、図2のモード指定部1
5からそれぞれカラー処理モード指定信号CSELが与
えられている。
【0038】奇数側文字色判定回路54−1は、奇数側
の左右いずれのカラールックアップテーブル53−1,
53−2からカラーグループ信号S53−1a,S53
−2aが出力されたかを判別し、この出力された方のカ
ラーグループ信号を文字色判定信号S54−1aとして
出力するとともに、輝度切替信号S54−1bを出力す
る回路である。同様に、偶数側文字色判定回路54−2
も、偶数側の左右いずれのカラールックアップテーブル
53−3,53−4からカラーグループ信号S53−3
a,S53−4aが出力されたかを判別し、この出力さ
れた方のカラーグループ信号を文字色判定信号S54−
2aとして出力するとともに、輝度切替信号S54−2
bを出力する回路である。奇数側輝度切替回路55−1
は、奇数側文字色判定回路54−1からの輝度切替信号
S54−1bに従って白黒輝度信号S53−1b,S5
3−2bを切替えて白黒輝度信号S55−1を出力する
回路である。同様に、偶数側輝度切替回路55−2は、
偶数側文字色判定回路54−2からの輝度切替信号S5
4−2bに従って白黒輝度信号S53−2b,S53−
4bを切替えて白黒輝度信号S55−2を出力する回路
である。奇数側輝度切替回路55−1の出力側には、奇
数側輝度信号切替回路56−1の入力側が、偶数側輝度
切替回路55−2の出力側には、偶数側輝度信号切替回
路56−2の入力側が、それぞれ接続されている。これ
らの奇数側、偶数側輝度信号切替回路56−1,56−
2には、それぞれ図2のモード指定部15から輝度信号
指定信号BSELが与えられている。
【0039】奇数側輝度信号切替回路56−1は、遅延
用シフトレジスタ52から出力される奇数側のR、G、
B信号と、奇数側輝度切替回路55−1から出力される
白黒輝度信号S55−1との内の1つを、輝度信号指定
信号BSELに基づき、選択的に切替えて奇数側輝度信
号S56−1として出力する回路である。同様に、偶数
側輝度信号切替回路56−2は、遅延用シフトレジスタ
52から出力される偶数側のR、G、B信号と、偶数側
輝度切替回路55−2から出力される白黒輝度信号S5
5−2との内の1つを、輝度信号指定信号BSELに基
づき、選択的に切替えて偶数側輝度信号S56−2とし
て出力する回路である。奇数側文字色判定回路54−
1、奇数側輝度信号切替回路56−1、偶数側文字色判
定回路54−2、及び偶数側輝度信号切替回路56−2
の出力側には、奇数偶数切替回路57が接続されてい
る。奇数偶数切替回路57は、当該画素が奇数番目のと
きは奇数側文字色判定信号S54−1a及び奇数側輝度
信号S56−1を切替えて出力し、当該画素が偶数番目
のときは偶数側文字色判定信号S54−2a及び偶数側
輝度信号S56−2を切替えて出力する回路である。こ
の奇数偶数切替回路57から出力される文字色判定信号
S57a及び輝度信号S57bは、画素属性判別回路3
5へ送られ、さらに、該輝度信号S57bが、当該画素
輝度レジスタ36へ送られるようになっている。
【0040】以下、この図15のカラー処理部の各回路
の具体的な構成及び動作を、図3(2)及び図16
(1)〜(3)を参照しつつ説明する。図3(2)のカ
ラー用のライン型イメージセンサ23−2のカラー画素
(R、G、Bの画素の組)位置を例えばGの位置で代表
させるとすると、各R、G、Bの画素は物理的に離れた
位置に配置されている。このため、このR、G、B信号
は帳票10のG位置の色を正確に3原色に色分解したも
のとはなっていない。遅延用ラインメモリ41は、この
R、G、B各画素間の物理的な位置ずれによる色ずれを
電気的に遅延させることにより補正するためのものであ
り、カラー用のライン型イメージセンサ23−2に接続
された複数の遅延用ラインメモリ51でそれぞれ遅延さ
せ、更に遅延用シフトレジスタ52で同一位置の画素デ
ータが同一時刻に出力されるようにタイミングの調整が
行われる。遅延用シフトレジスタ52は、前記の各カラ
ールックアップテーブル53−1〜53−4に、補正さ
れたR、G、B信号を同時に供給する。即ち、この遅延
用シフトレジスタ52の奇数側の左側用と右側用、及び
偶数側の左側用と右側用の計4画素分のRGB信号が、
それぞれ対応するカラールックアップテーブル53−1
〜53−4へ供給される。各カラールックアップテーブ
ル53−1〜53−4は、第1の実施形態と同様に、図
5に従ってカラーグループ信号S53−1a〜S53−
4aと白黒輝度信号S53−1b〜S53−4bを出力
する。
【0041】奇数側の左側用及び右側用カラールックア
ップテーブル53−1,53−2の各カラーグループ信
号S53−1a,S53−2aは、奇数側文字色判定回
路54−1に入力され、モード指定部15から与えられ
るカラー処理モード指定信号CSELに基づいて、当該
画素が処理対象の文字色か否かが判定され、その判定結
果が文字色判定信号S54−1aとして出力される。更
に、この文字色判定信号S54−1aが左右いずれのカ
ラールックアップテーブルから出力されたかを示す輝度
切替信号S54−1bが出力される。また、奇数側の左
側用及び右側用カラールックアップテーブル53−1,
53−2の各白黒輝度信号S53−1b,S53−2b
は、奇数側輝度切替回路55−1に入力され、輝度切替
信号S54−1bに基づいて、文字色判定信号S54−
1aに対応する白黒輝度信号S55−1が出力される。
同様に、偶数側の左側用及び右側用カラールックアップ
テーブル53−3,53−4の各カラーグループ信号S
53−3a,S53−4aは、偶数側文字色判定回路5
4−2に入力され、文字色判定信号S54−2aが出力
される。また、各白黒輝度信号S53−3b,53−4
bは、偶数側輝度切替回路55−2に入力され、白黒輝
度信号S55−1が出力される。
【0042】この文字色判定回路54−1,54−2
は、ROM等の判定テーブルで構成されており、この文
字色判定用の判定テーブルの構成例を図16(1)〜
(3)に示す。図16(1)は、カラールックアップテ
ーブル53−1〜53−4から出力されるカラーグルー
プ信号S53−1a〜S53−4aと、文字色判定回路
54−1,54−2の内部論理信号LWB,LR,L
G,LB,RWB,RR,RG,RBの論理値との対応
関係を示すテーブルである。図16(1)に示すよう
に、例えば、カラーグループ信号S53−1a,S53
−2aが“00”即ち赤系色の場合、LR=RR=
“1”,LWB=LG=LB=RWB=RG=RB=
“0”に対応付ける。カラーグループ信号が“01”即
ち緑系色の場合、LG=RG=“1”,LWB=LR=
LB=RWB=RR=RB=“0”に対応付ける。カラ
ーグループ信号が“10”即ち青系色の場合、LB=R
B=“1”,LWB=LR=LG=RWB=RR=RG
=“0”に対応付ける。また、カラーグループ信号が
“11”即ち無彩色の場合、LWB=RWB=“1”,
LR=LG=LB=RR=RG=RB=“0”に対応付
ける。
【0043】図16(2)は、図16(1)に示す内部
論理信号を用いた図15中の文字色判定回路54−1,
54−2の文字色判定テーブルの構成例を示す図であ
る。カラー処理モード指定信号CSELが“000”即
ち「ドロップアウト処理なし」モードの場合は、当該画
素の色には無関係にすべて文字色として扱うため、カラ
ーグループ信号S53ー1a,S53−2aの値如何に
かかわらず、文字色判定信号S44−1a,S44−2
aとしてコード“1”(文字色)を出力する。カラー処
理モード指定信号CSELが“001”即ち「無彩色以
外をドロップアウトする」モードの場合は、LWB+R
WB=“1”(但し、+は、論理和を示す)、即ち左側
または右側の画素が無彩色の時、文字色判定信号S54
−1a,S54−2aとしてコード“1”(文字色)を
出力し、それ以外の時は、コード“0”(ドロップアウ
トカラー)を出力する。カラー処理モード指定信号CS
ELが“010”即ち「赤系色をドロップアウトする」
モードの場合は、LWB+RWB+LG+RG+LB+
RB=“1”、即ち左側または右側が無彩色、緑系色,
または青系色の時、文字色判定信号S54−1a,S5
4−2aとしてコード“1”(文字色)を出力する。そ
れ以外の時、即ち、当該画素のカラーグループ信号S5
3ー1a,S53−2aが“00”(赤系色)の時、文
字色判定信号S54−1a,S54−2aとしてコード
“0”(ドロップアウトカラー)を出力する。
【0044】カラー処理モード指定信号CSELが“0
11”即ち「緑系色をドロップアウトする」モードの場
合は、LWB+RWB+LR+RR+LB+RB=
“1”、即ち左側または右側の画素が無彩色、赤系色、
または青系色の時、文字色判定信号S54−1a,S5
4−2aとしてコード“1”(文字色)を出力する。そ
れ以外の時、即ち、当該画素のカラーグループ信号S5
3ー1a,S53−2aが“01”(緑系色)の時、文
字色判定信号S54−1a,S54−2aとしてコード
“0”(ドロップアウトカラー)を出力する。また、カ
ラー処理モード指定信号CSELが“100”即ち「青
系色をドロップアウトする」モードの場合は、LWB+
RWB+LR+RR+LG+LR=“1”、即ち、左側
または右側の画素が無彩色、赤系色,または緑系色の
時、文字色判定信号S54−1a,S54−2aとして
コード“1”(文字色)を出力する。それ以外の時、即
ち、当該画素のカラーグループ信号S53ー1a,S5
3−2aが“10”(青系色)の時、文字色判定信号S
54−1a,S54−2aとしてコード“0”(ドロッ
プアウトカラー)を出力する。図16(3)は、輝度切
替回路55−1,55−2に対する輝度切替信号S54
−1b,S54−2bを出力するための切替テーブルを
示す図である。
【0045】図16(3)に示すように、文字色判定回
路54−1,54−2の入力条件がLWB=“1”の場
合、輝度切替信号S54−1b,S54−2bには、コ
ード“1”(左側白黒輝度信号S53−1a,S53−
3aを選択)が出力され、それ以外の場合、コード
“0”(右側白黒輝度信号S53−2a,S53−4a
を選択)が出力される。輝度切替回路55−1,55−
2は、文字色判別回路54−1,54−2から出力され
る輝度切替信号S54−1b,S54−2bにより、カ
ラーグループ定信号S53−1a〜S53−4aが出力
されたほうのカラールックアップテーブル53−1〜5
3−4の白黒輝度信号S53−1b〜S53−4bを切
替えて輝度信号S55−1,S55−2として出力す
る。奇数側輝度切替回路55−1から出力される輝度信
号S55−1と、遅延用シフトレジスタ52から出力さ
れる奇数側のR、G、B信号とは、奇数側の輝度信号切
替回路56−1へ入力され、モード指定部15から与え
られる輝度信号指定信号BSELに基づいて、その内の
1つが選択されて奇数側輝度信号S56−1として出力
される。一方、偶数側輝度切替回路55−2から出力さ
れる輝度信号S55−2と、遅延用シフトレジスタ52
から出力される偶数側のR、G、B信号とは、偶数側の
輝度信号切替回路56−2へ入力され、モード指定部1
5から与えられる輝度信号指定信号BSELに基づい
て、その内の1つが選択されて偶数側輝度信号S56−
2として出力される。
【0046】これらの奇数側及び偶数側の文字色判定回
路54−1,54−2及び輝度輝度信号切替回路56−
1,56−2から出力される文字色判定信号S54−1
a,S54−2a及び輝度信号S56−1,S56−2
は、それぞれ奇数偶数切替回路57に入力され、図示し
ない奇数偶数切替信号によって選択的に切替えられ、こ
の切替えられた文字色判定信号S57a及び当該画素輝
度信号S57bが出力される。奇数偶数切替回路57か
ら出力された文字色判定信号S57a及び当該画素輝度
信号S57bは、画素属性判別回路35へ送られ、さら
に、該当該画素輝度信号S57bが当該画素輝度レジス
タ36へ送られ、第1の実施形態と同様の処理が行われ
る。以上のように、この第2の実施形態では、第1の実
施形態とほぼ同様に、帳票10の送りピッチの変動や、
各画素の解像度の相違等に起因する色ずれが生じても、
無彩色の文字以外に処理対象の有彩色で書かれた文字1
2が欠けることなく、ドロップアウトカラーを的確に除
去することができる。
【0047】第3の実施形態 図17は、本発明の第3の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図であり、第1の実施形態を示す図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
のカラー処理部は、画素配列が図3(3)に示すカラー
用のライン型イメージセンサ23−3を使用したとき
に、図4中のカラー処理部30に代えて設けられるもの
で、モード指定部15で指定される有彩色で記入された
文字や印影等を無彩色の文字と同様に読取り、その他の
色をドロップアウトする機能を有している。図17のカ
ラー処理部では、図4の遅延用ラインメモリ31及びカ
ラールックアップテーブル32に代えて、位置ずれ補正
手段である遅延用シフトレジスタ61と、色判定手段で
ある中心用カラールックアップテーブル62−1、右側
用カラールックアップテーブル62−2、及び左側用カ
ラールックアップテーブル62−3と、文字色判定回路
63及び輝度切替回路64からなる文字色判別輝度切替
手段とが、設けられている。その他の構成は、図4と同
一である。
【0048】遅延用シフトレジスタ61は、R、G、B
各画素間の物理的な位置ずれを回路的に補正するための
回路であり、この出力側に、中心用カラールックアップ
テーブル62−1、右側用カラールックアップテーブル
62−2、及び左側用カラールックアップテーブル62
−3の入力側が接続されている。各カラールックアップ
テーブル62−1〜62−3は、遅延用シフトレジスタ
61の出力信号が無彩色、赤系色、緑系色、青系色の内
のいずれのカラーグループに属するかを判定してこの判
定結果をカラーグループ信号S62−1a〜S62−3
aとしてそれぞれ出力するとともに、白黒輝度信号S6
2−1b〜S62−3bをそれぞれ出力するものであ
る。これらのカラールックアップテーブル62−1〜6
2−3の出力側に、文字色判定回路63及び輝度切替回
路64の入力側が接続されている。文字色判定回路63
は、左、右、中心それぞれのカラールックアップテーブ
ル62−1〜62−3から出力されるカラーグループ信
号S62−1a〜S62−3aを入力し、モード指定部
15から与えられるカラー処理モード指定信号CSEL
に基づいて、色判定信号S63aと輝度切替信号S63
bとを出力する回路である。輝度切替回路64は、左、
右、中心それぞれのカラールックアップテーブル62−
1〜62−3から出力される白黒輝度信号S62−1b
〜S62−3bを入力し、文字色判定回路63から与え
られる輝度切替信号S63bに従って切替え、この切替
えた白黒輝度信号S62−1b〜S62−3bを輝度信
号S64として出力する回路である。
【0049】以下、この図17の各回路の具体的な構成
及び動作を、図3(3)及び図18(1)〜(3)を参
照しつつ説明する。図3(3)に示すカラー用ライン型
イメージセンサ23−3のカラー画素(R、G、Bの画
素の組)位置を例えばGの位置で代表させるとすると、
各R、G、Bの画素は物理的に離れた位置に配置されて
いる。このため、このR、G、B信号は帳票10のG位
置の色を正確に3原色に色分解したものとはなっていな
い。そこで、遅延用シフトレジスタ61により、この色
ずれを回路的に補正する。遅延用シフトレジスタ61で
補正され、同一時刻にタイミングが調整されたR、G、
B信号が、それぞれ対応するカラールックアップテーブ
ル62−1〜62−3に入力される。すると、各カラー
ルックアップテーブル62−1〜62−3は、第1の実
施形態と同様に、図5に従ってカラーグループ信号S6
2−1a〜S62−3aと白黒輝度信号S62−1b〜
S62−3bをそれぞれ出力し、文字色判別回路63及
び輝度切替回路64へ送る。図18(1)〜(3)は、
図17中の文字色判定回路63をROM等の文字色判定
テーブルで構成した場合の例を示す図である。図18
(1)は、中心用、右側用、及び左側用カラールックア
ップテーブル62−1〜62−3から出力されるカラー
グループ信号S62−1a〜S62−3aと、文字色判
定回路における内部論理信号CWB,CR,CG,C
B,RWB,RR,RG,RB,LWB,LR,LG,
LBの論理値との対応関係を示すテーブルである。
【0050】図18(1)に示すように、例えば、カラ
ーグループ信号S52−1a等が“00”即ち赤系色の
場合、CR=LR=RR=“1”、その他の内部論理信
号CWB等はすべて“0”に対応付ける。カラーグルー
プ信号が“01”即ち緑系色の場合、CG=LG=RG
=“1”、その他の内部論理信号CWB等はすべて
“0”に対応付ける。カラーグループ信号が“10”即
ち青系色の場合、CB=LB=RB=“1”、その他の
内部論理信号CWR等はすべて“0”に対応付ける。ま
た、カラーグループ信号が“11”即ち無彩色の場合、
CWB=LWB=RWB=“1”、その他の内部論理信
号CB等はすべて“0”に対応付ける。図18(2)
は、図18(1)に示す内部論理信号CWB等を用いた
図17中の文字色判定回路63の文字色判定テーブルの
構成例を示す図である。カラー処理モード指定信号CS
ELが“000”即ち「ドロップアウト処理なし」モー
ドの場合は、当該画素の色には無関係にすべて文字色と
して扱うため、カラーグループ信号S62ー1a〜S6
2−3aの値如何にかかわらず、文字色判定信号S63
aとしてコード“1”(文字色)を出力する。カラー処
理モード指定信号CSELが“001”即ち「無彩色以
外をドロップアウトする」モードの場合は、CWB+L
WB+RWB=“1”、即ち中心、左側または右側の画
素が無彩色の時、文字色判定信号S63aとしてコード
“1”(文字色)を出力し、それ以外の時は、コード
“0”(ドロップアウトカラー)を出力する。
【0051】カラー処理モード指定信号CSELが“0
10”即ち「赤系色をドロップアウトする」モードの場
合は、CWB+LWB+RWB+CG+LG+RG+C
B+LB+RB=“1”、即ち中心、左側または右側の
画素が無彩色、緑系色,または青系色の時、文字色判定
信号S63aとしてコード“1”(文字色)を出力す
る。それ以外の時は、文字色判定信号S63aとしてコ
ード“0”(ドロップアウトカラー)を出力する。カラ
ー処理モード指定信号CSELが“011”即ち「緑系
色をドロップアウトする」モードの場合は、CWB+L
WB+RWB+CR+LR+RR+CB+LB+RB=
“1”、即ち左側または右側の画素が無彩色、赤系色、
または青系色の時、文字色判定信号S63aとしてコー
ド“1”(文字色)を出力する。それ以外の時は、文字
色判定信号S63aとしてコード“0”(ドロップアウ
トカラー)を出力する。また、カラー処理モード指定信
号CSELが“100”即ち「青系色をドロップアウト
する」モードの場合は、CWB+LWB+RWB+CR
+LR+RR+CG+LG+RG=“1”、即ち、左側
または右側の画素が無彩色、赤系色,または緑系色の
時、文字色判定信号S63aとしてコード“1”(文字
色)を出力する。それ以外の時は、文字色判定信号S6
3aとしてコード“0”(ドロップアウトカラー)を出
力する。
【0052】図18(3)は、輝度切替回路64に対す
る輝度切替信号S63bを出力するための切替テーブル
を示す図である。図18(3)に示すように、文字色判
定回路63の入力条件がCWB=“1”の場合、輝度切
替信号S63bには、コード“00”(中心用白黒輝度
信号S62−1bを選択)が出力され、RWB=“1”
の場合、コード“01”(右側用白黒輝度信号S62−
2bを選択)が出力され、LWB=“1”の場合、コー
ド“10”(左側用白黒輝度信号S62−3bを選択)
が出力される。輝度切替回路64は、文字色判別回路6
3から出力される輝度切替信号S63bにより、カラー
グループ判定信号S62−1a〜S62−3aが出力さ
れたカラールックアップテーブル62−1〜62−3の
白黒輝度信号S62−1b〜S62−3bを切替えて輝
度信号S64として出力する。これらの文字色判定回路
63から出力された文字色判定信号S63aと、輝度切
替回路64から出力された輝度信号S64とは、画素属
性判別回路35へ送られ、さらに、その輝度信号S64
が、輝度信号切替回路34へ送られ、第1の実施形態と
同様の処理が行われる。以上のように、この第3の実施
形態では、第1の実施形態とほぼ同様に、帳票10の送
りピッチの変動や、各画素の解像度の相違等に起因する
色ずれが生じても、無彩色の文字以外に処理対象の有彩
色で書かれた文字12が欠けることなく、ドロップアウ
トカラーを的確に除去することができる。
【0053】第4の実施形態 図19は、本発明の第4の実施形態を示す光源切替式の
カラーイメージ読取部の構成図である。図20は、本発
明の第4の実施形態を示す図19の出力側に接続される
カラー処理部の構成ブロック図である。この図19及び
図20において、第1の実施形態を示す図2及び図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。図
19の光源切替式のカラーイメージ読取部は、画素配列
が図3(4)に示すライン型イメージセンサ23−4を
使用し、図20のカラー処理部によってモード指定部1
5から指定される有彩色で記入された文字や印影等を無
彩色の文字と同様に読取り、その他の色をドロップアウ
トする機能を有している。図19の光源切替方式のカラ
ーイメージ読取部は、赤光源21−1、緑光源21−
2、及び青光源21−3を有し、これらの光源21−1
〜21−3で照射された帳票10上の反射光が光学系2
2で集束され、ライン型イメージセンサ23−4で読取
られるようになっている。各光源21−1〜21−3
は、RGB切替信号CSによって動作する光源切替回路
25により、順次切替えられるようになっている。
【0054】イメージセンサ23−4の出力側には、増
幅器26a及びA/D変換器26bからなるA/D変換
部26の入力側が接続されている。A/D変換部26の
出力側は、RGB切替信号CSによって動作する切替回
路27の入力側に接続され、該切替回路27によって
R、G、B信号が切替えて出力されるようになってい
る。切替回路27の出力側には、図20に示すR、G、
B用のラインメモリ71−1〜71−3の入力側が接続
され、これらの出力側に、図4と同様のカラールックア
ップテーブル32の入力側が接続されている。このカラ
ールックアップテーブル32の出力側には、図4と同一
の回路が接続されている。次に、この第4の実施形態の
動作を説明する。図19に示すカラーイメージ読取部で
は、赤光源21−1、緑光源21−2、及び青光源21
−3を光源切替回路25で順番に切替えて帳票10を照
射し、この帳票10からの反射光を光学系22を通して
イメージセンサ23−4で読取ることによって色分解を
行う。即ち、RGB切替信号CSで動作する光源切替回
路25により、赤光源21−1で帳票10が照射され
る。この帳票10からの反射光は、光学系22を通して
イメージセンサ23−4で読取られる。イメージセンサ
23−4で読取られたアナログ信号からなるR信号は、
A/D変換部26でディジタル信号に変換され、RGB
切替信号CSで動作する切替回路27によってR信号用
のラインメモリ71−1へ出力される。次に、緑光源2
1−2と青光源21−3に順次切替えられてイメージセ
ンサ23−4で読取られたアナログ信号からなるG信号
とB信号が、G信号用ラインメモリ71−2とB信号用
ラインメモリ71−3へ順次格納される。
【0055】ラインメモリ71−1〜71−3に格納さ
れた1ライン分のイメージデータは、R、G、Bの3原
色に色分解された後、カラールックアップテーブル32
へ供給される。各カラールックアップテーブル32は、
第1の実施形態と同様に、図5に従ってカラーグループ
信号S32aと白黒輝度信号S32bを出力する。これ
らのカラーグループ信号S32a及び白黒輝度信号S3
2bは文字色判定回路33へ送られ、さらにその白黒輝
度信号S32bが輝度信号切替回路34へ送られ、第1
の実施形態と同様の処理が行われる。以上のように、こ
の第4の実施形態では、第1の実施形態とほぼ同様に、
帳票10の送りピッチの変動や、各画素の解像度の相違
等に起因する色ずれが生じても、無彩色の文字以外に処
理対象の有彩色で書かれた文字12が欠けることなく、
ドロップアウトカラーを的確に除去することができる。
【0056】第5の実施形態 図21は、本発明の第5の実施形態を示す3センサ式の
カラーイメージ読取部の構成図であり、第4の実施形態
を示す図19中の要素と共通の要素には共通の符号が付
されている。3センサ式のカラーイメージ読取部では、
画素配列が図3(4)に示すライン型イメージセンサ2
3−4を使用し、図2のカラー処理部30によって、モ
ード指定部15から指定される有彩色で記入された文字
や印影等を無彩色の文字と同様に読取り、その他の色を
ドロップアウトする機能を有している。この3センサ式
のカラーイメージ読取部は、帳票10を照射する白色光
源21と、該帳票10からの反射光をR、G、Bの3原
色に色分解するダイクロイックミラー28及びレンズ2
9−1〜29−3等からなる光学系と、該光学系からの
反射光を読取るイメージセンサ23−4a〜23−4c
と、該イメージセンサ23−4a〜23−4cで読取っ
たアナログ信号からなるR、G、B信号をディジタル信
号に変換するA/D変換部26−1〜26−3とを、備
えている。このA/D変換部26−1〜26−3の出力
側には、例えば図20のカラー処理部が接続されてい
る。次に、動作を説明する。
【0057】白色光源21で帳票10が照射され、この
反射光がダイクロイックミラー28及びレンズ29−1
〜29−3等の光学系によってR、G、Bの3原色に色
分解された後、それぞれイメージセンサ23−4a〜2
3−4cで読取られる。各イメージセンサ23−4a〜
23−4cで読取られたアナログ信号からなるR、G、
B信号は、各A/D変換部26−1〜26−3でディジ
タル信号に変換され、図20のラインメモリ71−1〜
71−3を介してカラールックアップテーブル32へ送
られる。各カラールックアップテーブル32は、第1の
実施形態と同様に、図5に従ってカラーグループ信号S
32aと白黒輝度信号S32bを出力する。これらのカ
ラーグループ信号S32a及び白黒輝度信号S32b
は、文字色判定回路33へ送られるとともに、該白黒輝
度信号S32bが輝度信号切替回路34へ送られ、第1
の実施形態と同様の処理が行われる。以上のように、こ
の第5の実施形態では、第1の実施形態とほぼ同様に、
帳票10の送りピッチの変動や、各画素の解像度の相違
等に起因する色ずれが生じても、無彩色の文字以外に処
理対象の有彩色で書かれた文字12が欠けることなく、
ドロップアウトカラーを的確に除去することができる。
【0058】第6の実施形態 図22は、本発明の第6の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図であり、第1の実施形態を示す図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
のカラー処理部では、図4の輝度信号切替回路34の出
力側に、新たに背景レベル検出回路81及び輝度信号正
規化回路82の各入力側が接続され、該背景レベル検出
回路81の出力側が該輝度信号正規化回路82の入力側
に接続され、さらに該輝度信号正規化回路82の出力側
が画素属性判別回路35及び当該画素輝度レジスタ36
の各入力側に接続されている。他の構成は、図4と同一
である。背景レベル検出回路81は、照明ランプの光量
変動等による信号レベルの変動が、画素属性判別回路3
5等に及ぼす影響をなくすため、カラールックアップテ
ーブル32から出力される白黒輝度信号S32bを背景
レベルで正規化するための回路であり、例えば、ライン
メモリと比較回路、レジスタ等によって構成されてい
る。輝度信号正規化回路82は、背景レベル検出回路8
1から出力される背景レベルで白黒輝度信号S32bを
正規化して画素属性判別回路35及び当該画素輝度レジ
スタ36に与える回路であり、例えば、背景レベルと白
黒輝度信号をアドレスとするROM等で構成されてい
る。
【0059】第1の実施形態では、イメージセンサ23
−1の白レベル出力は、照明ランプ等の光源の光量変
動、帳票10の紙質、温度等によって影響を受ける場合
がある。これは、同じ帳票10であってもイメージセン
サ23−1から得られるイメージ信号のレベルが異なる
ことを意味し、たとえ同じスライスレベルで2値化して
文字パタンを得ても、この得られる2値の文字パタンが
細くなったり、あるいは太くなったりして、同じ文字パ
タンが得られるとは限らない。このような場合には、安
定した読取り動作が期待できない。これらの変動要素
は、帳票10の背景(白レベル)に反映されているた
め、得られたイメージ信号を背景レベルで正規化すれ
ば、これらの影響を取り除くことができる。つまり、背
景レベルを基準にして2値化のスライスレベルを決めれ
ば、光量変動等に影響されない安定した2値イメージデ
ータを得ることができる。そこで、この第6の実施形態
では、正規化のために必要な背景レベルを得るための背
景レベル検出回路81を設けている。この背景レベル検
出回路81は、カラールックアップテーブル32から出
力される白黒輝度信号S32bを用いて、イメージセン
サ23−1の各画素毎に帳票10の背景レベル(白レベ
ル)を検出して保持し、該背景レベルを輝度信号正規化
回路82に与える。
【0060】図23は、図22中の背景レベル検出回路
81における背景レベル検出方法の例を示す図である。
背景レベルを求める方法としては、例えば、帳票10内
の予め設定された背景レベル測定領域10a内で、白黒
輝度信号S32bの平均値をとり、これを背景レベルW
Lとする方法、あるいは背景レベル測定領域10a内の
最も高いレベルを背景レベルWLとする方法等がある。
このように背景レベル検出回路81で検出、保持された
背景レベルWLは、輝度信号正規化回路82へ送られ
る。輝度信号正規化回路82では、輝度信号切替回路3
4から出力された白黒輝度信号S34と、背景レベルW
Lとを入力し、当該画素レベルを正規化して画素属性判
別回路35及び当該画素輝度レジスタ36へ送る。これ
により、第1の実施形態とほぼ同様の処理が行われる。
以上のように、この第6の実施形態では、背景レベル検
出回路81及び輝度信号正規化回路82を設けたので、
光量変動等に影響されない安定な文字イメージS12の
データを得ることができる。
【0061】第7の実施形態 図24は、本発明の第7の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図であり、第1の実施形態を示す図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
のカラー処理部では、図4の遅延用ラインメモリ31と
カラールックアップテーブル32との間に、新たに3つ
の背景白レベル検出回路91−1〜91−3及び3つの
原色信号正規化回路92−1〜92−3が設けられてい
る。他の構成は、図4と同一である。各背景白レベル検
出回路91−1〜91−3は、照明ランプ等の光量変動
等による信号レベルの変動がカラールックアップテーブ
ル32のカラーグループ判定に及ぼす影響をなくすた
め、R、G、Bの各原色成分信号を背景白レベルで正規
化するための回路である。各原色成分正規化回路92−
1〜92−3は、各背景白レベル検出回路91−1〜9
1−3から出力される背景白レベルでR、G、Bの各原
色成分信号を正規化してカラールックアップテーブル3
2へ与える回路である。背景白レベル検出回路91−1
〜91−3は、例えば、ラインメモリと比較回路、レジ
スタ等によって構成されている。原色信号正規化回路8
2−1〜82−3は、例えば、背景白レベルと原色成分
信号をアドレスとするROM等で構成されている。
【0062】第1の実施形態では、イメージセンサ23
−1のR、G、B原色成分信号レベルが、照明ランプ等
の光源の光量変動、帳票10の紙質、温度等によって影
響を受ける場合がある。これは、同じ帳票10であって
も、イメージセンサ23−1から得られる原色成分信号
レベルが異なることを意味し、たとえ同じカラールック
アップテーブル32で色判定をしても、同じ結果が得ら
れるとは限らない。このような場合、安定した読取り動
作が期待できない。これらの変動要素は、帳票10の背
景(白)レベルに反映されているため、得られた原色成
分信号をそれぞれの原色に対応する背景レベルで正規化
し、この正規化後の原色成分信号をカラールックアップ
テーブル32に供給するようにすれば、これらの影響を
取り除くことができる。そこで、この第7の実施形態で
は、背景白レベル検出回路91−1〜91−3及び原色
信号正規化回路92−1〜92−3を新たに設けてい
る。各背景白レベル検出回路91−1〜91−3では、
遅延用ラインメモリ31から出力されるR、G、Bの各
原色成分信号を用いて、各画素毎に帳票10の背景レベ
ル(白に対する原色成分信号レベル)を検出、保持す
る。この検出、保持された各原色の背景白レベルと、各
原色成分信号とが、各原色信号正規化回路92−1〜9
2−3へ供給される。各原色信号正規化回路92−1〜
92−3では、各原色成分信号を各々の背景白レベルで
正規化し、カラールックアップテーブル32へ送る。そ
の後、第1の実施形態と同様の処理が行われる。
【0063】以上のように、この第7の実施形態では、
背景白レベル検出回路91−1〜91−3及び原色信号
正規化回路92−1〜92−3を設けたので、照明ラン
プの光量変動等の影響を受けることなく、安定した文字
読取り動作が可能となる。なお、本発明は上記実施形態
に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例と
しては、例えば次の(1)〜(5)のようなものがあ
る。 (1) 第7の実施形態を示す図24の背景白レベル検
出回路91−1〜91−3及び原色信号正規化回路92
−1〜92−3は、他の第1、第2、第3、第4、第5
又は第6の実施形態に設けても、この第7の実施形態の
効果が得られる。 (2) 図5では、カラールックアップテーブル32を
用いてカラーグループを判定する方法について説明した
が、このカラーグループを判定する方法は他の方法でも
可能である。例えば、R、G、B信号のレベルが3つと
もある適当なスライスレベル以下のとき、無彩色と判定
してもよい。また、カラーグループを区別できる他の評
価方法を用いることも可能である。 (3) 図4のカラールックアップテーブル32では、
カラーグループ信号S32aの他に、6ビットの多値の
白黒輝度信号S32bとしてR信号、G信号、B信号の
うち最もレベルの高いもの(即ち、最も白レベルに近い
もの)を当該画素の白黒信号として出力しているが、こ
の白黒輝度信号S32bの生成方法には限定されない。
例えば、白黒輝度信号S32bとして、R信号、G信
号、B信号の平均値を取ってもよい。また、白黒輝度信
号S32bとして、ある適当な係数α,β,γでの積和
(αR+βG+γB)等を取ってもよい。
【0064】(4) 図4の近傍画素属性レジスタ37
では、当該画素と周囲の8画素計9画素の属性データS
37を保持するようにしている。しかし、この近傍画素
は9点に限定されるものではなく、イメージセンサ23
の特性等により、最適な近傍画素数を採用すればよい。 (5) 第4及び第5の実施形態では、画素配列が図2
(4)に示すイメージセンサ23−4として光源切替
式、あるいは3センサ式のものを例として挙げたが、こ
れらに限定されない。例えば、フィルタ切替式等、画素
配列が図2(4)になるような読取方式であれば、種々
のものを用いることができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の内
の第1〜第4の発明によれば、読取り色のカラーグルー
プを判別する色判定手段と、処理対象の文字色に基づい
て文字色の判定を行う文字色探偵手段及び輝度信号切替
手段とを設けたので、帳票の送りピッチの変動や、各画
素の解像度の相違等によって色ずれが生じても、無彩色
の文字以外に有彩色で書かれた文字が欠けることなく、
ドロップアウトカラーを的確に除去することができる。
第5の発明によれば、背景レベル検出手段及び輝度信号
正規化手段を設けたので、照明ランプの光量変動等によ
る信号レベルの変動が画素属性判定手段等に及ぼす影響
をなくすことができ、光量変動等に影響されない安定な
文字イメージのデータを得ることができる。
【0066】第6の発明によれば、背景白レベル検出手
段及び原色信号正規化手段を設けたので、照明ランプの
光量変動等による信号レベルの変動が色判定手段の無彩
色か有彩色かの判定に及ぼす影響がなくなり、光量変動
等に影響されない安定な文字イメージのデータを得るこ
とができる。第7の発明によれば、背景白レベル検出手
段、原色信号正規化手段、及び背景レベル検出手段等を
設けたので、照明ランプの光量変動等による信号レベル
の変動が色判定手段の無彩色か有彩色かの判定、及び画
素属性判別手段等に及ぼす影響をなくすことができ、光
量変動等に影響されない安定な文字イメージのデータを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すOCRの構成ブ
ロック図である。
【図2】図1の具体的な構成図である。
【図3】図2中のカラー用ライン型イメージセンサの画
素配列の例を示す図である。
【図4】図2中のカラー処理部30の構成ブロック図で
ある。
【図5】図4中のカラールックアップテーブル32によ
るカラーグループ判定方法の説明図である。
【図6】図4中の文字判定回路33の判定テーブルの構
成例を示す図である。
【図7】カラー処理モード指定信号CSELと輝度信号
指定信号BSELの対応例を示す図である。
【図8】図4中の輝度信号切替回路34の輝度信号切替
テーブルを示す図である。
【図9】図4中の画素属性判定テーブルの構成例を示す
図である。
【図10】図4中の近傍画素属性レジスタ37の構成例
を示す図である。
【図11】図4中の当該画素輝度レジスタ36の構成例
を示す図である。
【図12】図4中のカラー取捨判定回路38の動作説明
図である。
【図13】図12のカラー取捨判定方法例を示す図であ
る。
【図14】図4中のカラー除去回路39の動作説明図で
ある。
【図15】本発明の第2の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【図16】図15中の文字色判定回路54−1,54−
2の判定テーブルの例を示す図である。
【図17】本発明の第3の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【図18】図17中の文字色判定回路63の判定テーブ
ルの例を示す図である。
【図19】本発明の第4の実施形態を示す光源切替式の
カラーイメージ読取部の構成図である。
【図20】本発明の第4の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【図21】本発明の第5の実施形態を示す3センサ式の
カラーイメージ読取部の構成図である。
【図22】本発明の第6の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【図23】図22中の背景レベル検出方法を示す図であ
る。
【図24】本発明の第7の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【符号の説明】
10 帳票 11 文字枠 12−1,12−2 文字 15 モード指定部 20 カラーイメージ読取部 23,23−1〜23−4 ライン型イメージセンサ 30 カラー処理部 31,51 遅延用ラインメモリ 32,53−1〜3−4,62−1〜62−3 カ
ラールックアップテーブル 33,54−1,54−2,63 文字色判定回路 34,56−1,56−2 輝度信号切替回路 35 画素属性判別回路 36 当該画素輝度レジスタ 37 近傍画素属性レジスタ 38 カラー取捨判定回路 39 カラー除去回路 52,61 遅延用シフトレジスタ 55−1,55−2,64 輝度切替回路 57 奇数偶数切替回路 71−1〜71−3 ラインメモリ 81 背景レベル検出回路 82 輝度信号正規化回路 91−1〜91−3 背景白レベル検出回路 92−1〜92−3 原色信号正規化回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に有彩色のドロップアウトカラ
    ーで記載された文字枠の中に、無彩色または有彩色の処
    理対象の文字色で文字が記入された帳票を読取り対象と
    し、前記帳票のイメージを光学的に読取り、前記読取っ
    たイメージの所定の領域を切取って前記文字枠中に記入
    された文字を認識する光学式文字読取装置において、 赤、緑、青の原色画素配列が3列のカラーイメージセン
    サを有し、前記読取り対象となる帳票のイメージを該カ
    ラーイメージセンサで読取ってディジタル信号からなる
    赤、緑、青の3つの原色成分信号を出力するイメージ読
    取手段と、 前記赤、緑、青の3つの原色成分信号を入力し、この内
    の1つの原色成分信号に対し、他の2つの原色成分信号
    をそれぞれ異なるライン数分だけ遅らせてこれらの赤、
    緑、青の原色成分信号を物理的に同一位置の色分解信号
    に補正する位置ずれ補正用の遅延手段と、 前記遅延手段の出力信号を入力し、読取り色が無彩色、
    赤系色、緑系色、青系色の内のいずれのカラーグループ
    に属するかを判定してカラーグループ信号を出力すると
    ともに、最も白レベルに近いものを当該画素の白黒輝度
    信号として出力する色判定手段と、 前記カラーグループ信号を入力し、前記処理対象の文字
    色に応じて与えられるカラー処理モード指定信号に基づ
    き、当該画素が該文字色か否かを判定して文字色判定信
    号を出力する文字色判別手段と、 前記遅延手段の出力信号、及び前記色判定手段から出力
    される前記白黒輝度信号を入力し、処理モードに応じて
    与えられる輝度信号指定信号に基づき、これらの入力さ
    れた信号の内の1つを選択的に切替えて当該画素の輝度
    信号として出力する輝度信号切替手段と、 前記文字色判定信号、及び前記輝度信号切替手段から出
    力される前記当該画素の輝度信号を入力し、当該画素の
    属性を判別して画素属性信号を出力する画素属性判別手
    段と、 前記画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素
    の属性データを保持する近傍画素属性保持手段と、 前記輝度信号切替手段から出力される前記当該画素の輝
    度信号を入力し、この当該画素の輝度信号レベルを保持
    する当該画素輝度保持手段と、 前記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入
    力し、当該画素のみの属性、あるいは当該画素の属性と
    周囲画素の属性との関連から、当該画素が文字の一部か
    あるいはドロップアウトカラーの一部かを判定し、この
    判定結果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号
    を出力し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2
    のカラー除去信号を出力するカラー取捨判定手段と、 前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
    該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
    号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
    したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
    出力するカラー除去手段とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
  2. 【請求項2】 所定箇所に有彩色のドロップアウトカラ
    ーで記載された文字枠の中に、無彩色または有彩色の処
    理対象の文字色で文字が記入された帳票を読取り対象と
    し、前記帳票のイメージを光学的に読取り、前記読取っ
    たイメージの所定の領域を切取って前記文字枠中に記入
    された文字を認識する光学式文字読取装置において、 赤、緑、青の原色画素配列が2列のカラーイメージセン
    サを有し、前記読取り対象となる帳票のイメージを該カ
    ラーイメージセンサで読取ってディジタル信号からなる
    赤、緑、青の3つの原色成分信号を出力するイメージ読
    取手段と、 前記赤、緑、青の3つの原色成分信号を入力し、この内
    の1つの原色成分信号に対して他の2つの原色成分信号
    を所定ライン分遅らせ、これらの赤、緑、青の原色成分
    信号を物理的に同一位置の色分解信号に補正して同時に
    出力する位置ずれ補正用の遅延出力手段と、 前記遅延出力手段の出力信号の内の奇数番目左側の当該
    画素の信号、奇数番目右側の当該画素の信号、偶数番目
    左側の当該画素の信号、及び偶数番目右側の当該画素の
    信号をそれぞれ入力し、読取り色が無彩色、赤系色、緑
    系色、青系色の内のいずれのカラーグループに属するか
    を判定してカラーグループ信号をそれぞれ出力するとと
    もに、最も白レベルに近いものを当該画素の白黒輝度信
    号としてそれぞれ出力する奇数左側用色判定手段、奇数
    右側用色判定手段、偶数左側用色判定手段及び偶数右側
    用色判定手段と、 前記奇数左側用色判定手段及び前記奇数右側用色判定手
    段のカラーグループ信号を入力し、前記処理対象の文字
    色に応じて与えられるカラー処理モード指定信号に基づ
    き、当該画素が該文字色か否かを判定して第1の文字色
    判定信号を出力するとともに、これらの色判定手段の内
    で該第1の文字色判定信号が出力された方の色判定手段
    を判別し、この色判定手段から出力される前記白黒輝度
    信号を選択して第1の白黒輝度信号として出力する奇数
    側文字色判別輝度切替手段と、 前記偶数左側用色判定手段及び前記偶数右側用色判定手
    段のカラーグループ信号を入力し、前記カラー処理モー
    ド指定信号に基づき、当該画素が前記処理対象の文字色
    か否かを判定して第2の文字色判定信号を出力するとと
    もに、これらの色判定手段の内で該第2の文字色判定信
    号が出力された方の色判定手段を判別し、この色判定手
    段から出力される前記白黒輝度信号を選択して第2の白
    黒輝度信号として出力する偶数側文字色判別輝度切替手
    段と、 前記遅延出力手段の出力信号の内の奇数番目の信号、及
    び前記第1の白黒輝度信号を入力し、処理モードに応じ
    て与えられる輝度信号指定信号に基づき、これらの入力
    された信号の内の1つを選択的に切替えて当該画素の第
    1の輝度信号として出力する第1の輝度信号切替手段
    と、 前記遅延出力手段の出力信号の内の偶数番目の信号、及
    び前記第2の白黒輝度信号を入力し、前記輝度信号指定
    信号に基づき、これらの入力された信号の内の1つを選
    択的に切替えて当該画素の第2の輝度信号として出力す
    る第2の輝度信号切替手段と、 前記第1、第2の文字色判定信号及び前記第1、第2の
    輝度信号を入力し、当該画素が奇数番目のときは前記第
    1の文字色判定信号及び前記第1の輝度信号を切替えて
    出力し、当該画素が偶数番目のときは前記第2の文字色
    判定信号及び前記第2の輝度信号を切替えて出力する奇
    数偶数切替手段と、 前記奇数偶数切替手段から出力される文字色判定信号、
    及び当該画素の輝度信号を入力し、当該画素の属性を判
    別して画素属性信号を出力する画素属性判別手段と、 前記画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素
    の属性データを保持する近傍画素属性保持手段と、 前記奇数偶数切替手段から出力される当該画素の輝度信
    号を入力し、この当該画素の輝度信号レベルを保持する
    当該画素輝度保持手段と、 前記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入
    力し、当該画素のみの属性、あるいは当該画素の属性と
    周囲画素の属性との関連から、当該画素が文字の一部か
    あるいはドロップアウトカラーの一部かを判定し、この
    判定結果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号
    を出力し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2
    のカラー除去信号を出力するカラー取捨判定手段と、 前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
    該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
    号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
    したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
    出力するカラー除去手段とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
  3. 【請求項3】 所定箇所に有彩色のドロップアウトカラ
    ーで記載された文字枠の中に、無彩色または有彩色の処
    理対象の文字色で文字が記入された帳票を読取り対象と
    し、前記帳票のイメージを光学的に読取り、前記読取っ
    たイメージの所定の領域を切取って前記文字枠中に記入
    された文字を認識する光学式文字読取装置において、 赤、緑、青の原色画素配列が1列のカラーイメージセン
    サを有し、前記読取り対象となる帳票のイメージを該カ
    ラーイメージセンサで読取ってディジタル信号からなる
    赤、緑、青の原色成分信号を出力するイメージ読取手段
    と、 前記赤、緑、青の原色成分信号を直列に入力して並列に
    出力する位置ずれ補正手段と、 前記位置ずれ補正手段の出力信号のうち、当該画素を中
    心にして赤、緑、青の信号、当該画素の左隣りの画素を
    中心にして赤、緑、青の信号、及び当該画素の右隣りの
    画素を中心にして赤、緑、青の信号をそれぞれ入力し、
    読取り色が無彩色、赤系色、緑系色、青系色の内のいず
    れのカラーグループに属するかを判定してカラーグルー
    プ信号をそれぞれ出力するとともに、最も白レベルに近
    いものを当該画素の白黒輝度信号としてそれぞれ出力す
    る中心用色判定手段、左側用色判定手段及び右側用色判
    定手段と、 前記中心用色判定手段、前記左側用色判定手段及び前記
    右側用色判定手段のそれぞれのカラーグループ信号を入
    力し、前記処理対象の文字色に応じて与えられるカラー
    処理モード指定信号に基づき、当該画素が該文字色か否
    かを判定して文字色判定信号を出力するとともに、これ
    らの色判定手段の内で該文字色判定信号が出力された色
    判定手段を判別し、この色判定手段から出力される前記
    白黒輝度信号を選択して出力する文字色判別輝度切替手
    段と、 前記位置ずれ補正手段の出力信号、及び前記文字色判別
    輝度切替手段から出力される前記白黒輝度信号を入力
    し、処理モードに応じて与えられる輝度信号指定信号に
    基づき、これらの入力された信号の内の1つを選択的に
    切替えて当該画素の輝度信号として出力する輝度信号切
    替手段と、 前記文字色判別輝度切替手段から出力される前記文字色
    判定信号、及び前記輝度信号切替手段の出力信号を入力
    し、当該画素の属性を判別して画素属性信号を出力する
    画素属性判別手段と、 前記画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素
    の属性データを保持する近傍画素属性保持手段と、 前記輝度信号切替手段から出力される当該画素の輝度信
    号を入力し、この当該画素の輝度信号レベルを保持する
    当該画素輝度保持手段と、 前記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入
    力し、当該画素のみの属性、あるいは当該画素の属性と
    周囲画素の属性との関連から、当該画素が文字の一部か
    あるいはドロップアウトカラーの一部かを判定し、この
    判定結果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号
    を出力し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2
    のカラー除去信号を出力するカラー取捨判定手段と、 前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
    該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
    号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
    したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
    出力するカラー除去手段とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
  4. 【請求項4】 所定箇所に有彩色のドロップアウトカラ
    ーで記載された文字枠の中に、無彩色または有彩色の処
    理対象の文字色で文字が記入された帳票を読取り対象と
    し、前記帳票のイメージを光学的に読取り、前記読取っ
    たイメージの所定の領域を切取って前記文字枠中に記入
    された文字を認識する光学式文字読取装置において、 赤、緑、青の原色画素配列が1列でかつ同一位置である
    カラーイメージセンサを有し、前記読取り対象となる帳
    票のイメージを該カラーイメージセンサで読取ってディ
    ジタル信号からなる赤、緑、青の3つの原色成分信号を
    出力するイメージ読取手段と、 前記赤、緑、青の3つの原色成分信号をそれぞれ入力し
    てこれらの各原色成分信号を1ライン分づつ格納するラ
    インメモリと、 前記ラインメモリの出力信号を入力し、読取り色が無彩
    色、赤系色、緑系色、青系色のうちのいずれのカラーグ
    ループに属するかを判定してカラーグループ信号を出力
    するとともに、最も白レベルに近いものを当該画素の白
    黒輝度信号として出力する色判定手段と、 前記カラーグループ信号を入力し、前記処理対象の文字
    色に応じて与えられるカラー処理モード指定信号に基づ
    き、当該画素が該文字色か否かを判定して文字色判定信
    号を出力する文字色判別手段と、 前記各ラインメモリの出力信号、及び前記色判定手段か
    ら出力される前記白黒輝度信号を入力し、処理モードに
    応じて与えられる輝度信号切替信号に基づき、これらの
    入力された信号の内の1つを選択的に切替えて当該画素
    の輝度信号として出力する輝度信号切替手段と、 前記文字色判定信号、及び前記輝度信号切替手段から出
    力される前記当該画素の輝度信号を入力し、当該画素の
    属性を判別して画素属性信号を出力する画素属性判別手
    段と、 前記画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素
    の属性データを保持する近傍画素属性保持手段と、 前記輝度信号切替手段から出力される当該画素の輝度信
    号を入力し、この当該画素の輝度信号レベルを保持する
    当該画素輝度保持手段と、 前記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入
    力し、当該画素のみの属性、あるいは当該画素の属性と
    周囲画素の属性との関連から、当該画素が文字の一部か
    あるいはドロップアウトカラーの一部かを判定し、この
    判定結果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号
    を出力し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2
    のカラー除去信号を出力するカラー取捨判定手段と、 前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
    該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
    号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
    したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
    出力するカラー除去手段とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
  5. 【請求項5】 前記画素属性判別手段及び前記当該画素
    輝度保持手段に入力される前記当該画素の輝度信号を背
    景レベルで正規化する背景レベル検出手段と、 前記背景レベル検出手段の出力信号により前記当該画素
    の輝度信号を正規化して前記画素属性判別手段及び前記
    当該画素輝度保持手段に与える輝度信号正規化手段と
    を、 設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    光学式文字読取装置。
  6. 【請求項6】 前記色判定手段に入力される前記各原色
    成分信号を背景白レベルで正規化する背景白レベル検出
    手段と、 前記背景白レベル検出手段の出力信号により前記各原色
    成分信号を正規化して前記色判定手段に与える原色信号
    正規化手段とを、 設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    光学式文字読取装置。
  7. 【請求項7】 前記色判定手段に入力される前記各原色
    成分信号を背景白レベルで正規化する背景白レベル検出
    手段と、 前記背景白レベル検出手段の出力信号により前記各原色
    成分信号を正規化して前記色判定手段に与える原色信号
    正規化手段と、 前記画素属性判別手段に入力される前記当該画素の輝度
    信号を背景レベルで正規化して前記画素属性判別手段に
    与える背景レベル検出手段とを設け、 前記画素属性判別手段は、前記色判定信号、及び前記背
    景レベル検出手段の出力信号を入力し、当該画素レベル
    を正規化するとともに当該画素の属性を判別し、前記近
    傍画素属性保持手段に与える画素属性信号を出力する構
    成にしたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の光学式文字読取装置。
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