JP3207338B2 - 光学式文字読取り装置 - Google Patents

光学式文字読取り装置

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JP3207338B2
JP3207338B2 JP23229895A JP23229895A JP3207338B2 JP 3207338 B2 JP3207338 B2 JP 3207338B2 JP 23229895 A JP23229895 A JP 23229895A JP 23229895 A JP23229895 A JP 23229895A JP 3207338 B2 JP3207338 B2 JP 3207338B2
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和郎 伊藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帳票のイメージを
光学的に読取り、この読取ったイメージの所定の領域を
切取って該帳票上で指定された文字枠中に記入された文
字を認識し、所定のデータとして取込む光学式文字読取
り装置(以下、「OCR」という)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、さまざまな分野においてコンピュ
ータによるデータ処理が行われている。このようなデー
タ処理のためには、集計データや取引データ等をコンピ
ュータに入力する作業が必要となる。このようなデータ
入力作業として、キーボード等を用いて直接コンピュー
タにデータを入力する方法のほか、帳票上に手書き等に
よって文字を記入し、これを光学的に読取り認識してデ
ータ化する方法がある。この場合、帳票には文字を記入
する文字枠等が印刷されているが、これらの文字枠は読
取りには不要のため、記入者には見えるが、機械には読
取られないことが望ましい。そのため、従来のOCRで
は、帳票をカラーイメージセンサで読取り、この読取っ
たイメージデータから文字以外のカラーをカラールック
アップテーブルによって抽出し、背景色に変換すること
によって文字枠を取除いている。そして、このようにし
て文字枠が取除かれたイメージデータから、1文字ずつ
切出し、パターンマッチング等による文字認識が行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OCRでは、次のような問題があり、それを解決するこ
とが困難であった。以下、図2(1)〜(4)を参照し
つつ、従来の課題を説明する。図2(1)〜(4)は、
電荷結合素子(Charge Coupled Device 、以下「CC
D」という)等で構成されたカラー用のライン型イメー
ジセンサの種々のパターンの画素配列の例を示す図であ
る。これらのイメージセンサ23−1〜23−4を用い
て帳票を読取るために走査する場合、赤(R)、緑
(G)、青(B)各画素間の物理的な位置ずれ、帳票の
送りピッチの変動、あるいはR、G、Bの波長の差によ
る各画素の解像度(以下、「MTF」という)の違いな
どによって色ずれが生ずる場合がある。従来のOCRで
は、イメージセンサで読取ったイメージデータから、文
字以外のカラーをカラールックアップテーブルによって
抽出し、背景色に変換することによって文字枠を取除い
ている。このようなカラールックアップテーブルのみに
よって色認識を行う従来のOCRでは、文字の周辺やド
ロップアウトカラー(文字枠)の周辺での色ずれによっ
て色の認識が正しく行われないため、文字が細ったり、
あるいはドロップアウトカラー(文字枠)の一部が残っ
たりし、読取り精度が低いという問題があり、これを解
決することが困難であった。本発明は、前記従来技術が
もっていた課題を解決し、色ずれが生じても、文字が欠
けることなく、ドロップアウトカラーを除去して正確に
文字の読取りが可能なOCRを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は、所定箇所に有彩色のドロップアウト
カラーで記載された文字枠の中に、無彩色の色で文字が
記入された帳票を読取り対象とし、前記帳票のイメージ
を光学的に読取り、前記読取ったイメージの所定の領域
を切取って前記文字枠中に記入された文字を認識するO
CRにおいて、イメージ読取り手段、位置ずれ補正用の
遅延手段、色判定手段、画素属性判別手段、近傍画素属
性保持手段、当該画素輝度保持手段、カラー取捨判定手
段、及びカラー除去手段を備えている。イメージ読取り
手段は、R、G、Bの原色画素配列が3列のカラーイメ
ージセンサを有し、前記読取り対象となる帳票のイメー
ジを該カラーイメージセンサで読取ってディジタル信号
からなるR、G、Bの3つの原色成分信号を出力するも
のである。位置ずれ補正用の遅延手段は、前記R、G、
Bの3つの原色成分信号を入力し、このなかの1つの原
色成分信号に対して他の2つの原色成分信号をそれぞれ
異なるライン数分だけ遅らせてこれらのR、G、Bの原
色成分信号を物理的に同一位置の色分解信号に補正する
ものである。色判定手段は、前記遅延手段の出力信号を
入力し、読取り色が無彩色か有彩色かを判定して色判定
信号を出力すると共に、最も白レベルに近いものを当該
画素の白黒輝度信号として出力するものである。画素属
性判別手段は、前記色判定信号及び前記白黒輝度信号を
入力し、当該画素の属性を判別して画素属性信号を出力
するものである。近傍画素属性保持手段は、前記画素属
性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素の属性デー
タを保持するものである。
【0005】当該画素輝度保持手段は、前記当該画素の
白黒輝度信号を入力し、この当該画素の白黒輝度信号レ
ベルを保持するものである。カラー取捨判定手段は、前
記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入力
し、当該画素のみの属性、及び当該画素の属性と周囲画
素の属性との関連から、当該画素が文字の一部かあるい
はドロップアウトカラーの一部かを判定してこの判定結
果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号を出力
し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2のカラ
ー除去信号を出力するものである。さらに、カラー除去
手段は、前記第1のカラー除去信号を入力したときに
は、前記当該画素輝度保持手段に保持されている当該画
素の輝度信号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去
信号を入力したときには、当該画素の輝度信号として背
景レベルを出力するものである。
【0006】第2の発明は、第1の発明と同様のOCR
において、第1の発明と同様のイメージ読取り手段と、
位置ずれ補正用の遅延出力手段と、奇数左側用色判定手
段、奇数右側用色判定手段、偶数左側用色判定手段、及
び偶数右側用色判定手段と、奇数側左右判別輝度切替え
手段と、偶数側左右判別輝度切替え手段と、奇数偶数切
替え手段と、画素属性判別手段と、第1の発明と同様の
近傍画素属性保持手段と、当該画素輝度保持手段と、第
1の発明と同様のカラー取捨判定手段及びカラー除去手
段とを、備えている。イメージ読取り手段は、R、G、
Bの原色画素配列が2列のカラーイメージセンサを有
し、前記読取り対象となる帳票のイメージを該カラーイ
メージセンサで読取ってディジタル信号からなるR、
G、Bの3つの原色成分信号を出力するものである。位
置ずれ補正用の遅延出力手段は、前記R、G、Bの3つ
の原色成分信号を入力し、このなかの1つの原色成分信
号に対して他の2つの原色成分信号を所定ライン分遅ら
せてこれらのR、G、Bの原色成分信号を物理的に同一
位置の色分解信号に補正して同時に出力するものであ
る。奇数左側用色判定手段、奇数右側用色判定手段、偶
数左側用色判定手段及び偶数右側用色判定手段は、前記
遅延出力手段の出力信号のうちの奇数番目左側の当該画
素の信号、奇数番目右側の当該画素の信号、偶数番目左
側の当該画素の信号、及び偶数番目右側の当該画素の信
号をそれぞれ入力し、読取り色が無彩色か有彩色かを判
定して色判定信号をそれぞれ出力すると共に、最も白レ
ベルに近いものを当該画素の白黒輝度信号としてそれぞ
れ出力するものである。
【0007】奇数側左右判別輝度切替え手段は、前記奇
数左側用色判定手段及び前記奇数右側用色判定手段の出
力信号を入力し、これらの色判定手段のうちの前記色判
定信号が出力された方の色判定手段を判別し、この色判
定手段から出力される前記色判定信号及び前記白黒輝度
信号を選択して第1の色判定信号及び第1の白黒輝度信
号として出力するものである。偶数側左右判別輝度切替
え手段は、前記偶数左側用色判定手段及び前記偶数右側
用色判定手段の出力信号を入力し、これらの色判定手段
のうちの前記色判定信号が出力された方の色判定手段を
判別し、この色判定手段から出力される前記色判定信号
及び前記白黒輝度信号を選択して第2の色判定信号及び
第2の白黒輝度信号として出力するものである。奇数偶
数切替え手段は、前記第1,第2の色判定信号及び前記
第1,第2の白黒輝度信号を入力し、当該画素が奇数番
目のときは前記第1の色判定信号及び前記第1の白黒輝
度信号を切替えて出力し、当該画素が偶数番目のときは
前記第2の色判定信号及び前記第2の白黒輝度信号を切
替えて出力するものである。画素属性判別手段は、前記
奇数偶数切替え手段から出力される色判定信号及び白黒
輝度信号を入力し、当該画素の属性を判別して画素属性
信号を出力するものである。さらに、当該画素輝度保持
手段は、前記奇数偶数切替え手段から出力される当該画
素の白黒輝度信号を入力し、この当該画素の白黒輝度信
号レベルを保持するものである。
【0008】第3の発明は、第1の発明と同様のOCR
において、イメージ読取り手段と、位置ずれ補正手段
と、中心用色判定手段、左側用色判定手段及び右側用色
判定手段と、左右中心判別輝度切替え手段と、画素属性
判別手段と、第1の発明と同様の近傍画素属性保持手段
と、当該画素輝度保持手段と、第1の発明と同様のカラ
ー取捨判定手段及びカラー除去手段とを、備えている。
イメージ読取り手段は、R、G、Bの原色画素配列が1
列のカラーイメージセンサを有し、前記読取り対象とな
る帳票のイメージを該カラーイメージセンサで読取って
ディジタル信号からなるR、G、Bの原色成分信号を出
力するものである。位置ずれ補正手段は、前記R、G、
Bの原色成分信号を直列に入力して並列に出力するもの
である。中心用色判定手段、左側用色判定手段及び右側
用色判定手段は、前記位置ずれ補正手段の出力信号のう
ち、当該画素を中心にしてR、G、Bの信号、当該画素
の左隣りの画素を中心にしてR、G、Bの信号、及び当
該画素の右隣りの画素を中心にしてR、G、Bの信号を
それぞれ入力し、読取り色が無彩色か有彩色かを判定し
て色判定信号をそれぞれ出力すると共に、最も白レベル
に近いものを当該画素の白黒輝度信号としてそれぞれ出
力するものである。左右中心判別輝度切替え手段は、前
記中心用色判定手段、前記左側用色判定手段及び前記右
側用色判定手段の出力信号を入力し、これらの色判定手
段のうちの前記色判定信号が出力された色判定手段を判
別し、この色判定手段から出力される前記色判定信号及
び前記白黒輝度信号を選択して出力するものである。画
素属性判別手段は、前記左右中心判別輝度切替え手段か
ら出力される色判定信号及び白黒輝度信号を入力し、当
該画素の属性を判別して画素属性信号を出力するもので
ある。さらに、当該画素輝度保持手段は、前記画素属性
信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素の属性データ
を保持する近傍画素属性保持手段と、前記左右中心判別
輝度切替え手段から出力される当該画素の白黒輝度信号
を入力し、この当該画素の白黒輝度信号レベルを保持す
るものである。
【0009】第4の発明は、第1の発明と同様のOCR
において、イメージ読取り手段と、ラインメモリと、色
判定手段と、第1の発明と同様の画素属性判別手段、近
傍画素属性保持手段、当該画素輝度保持手段、カラー取
捨判定手段及びカラー除去手段とを、備えている。イメ
ージ読取り手段は、R、G、Bの原色画素配列が1列で
かつ同一位置であるカラーイメージセンサを有し、前記
読取り対象となる帳票のイメージを該カラーイメージセ
ンサで読取ってディジタル信号からなるR、G、Bの3
つの原色成分信号を出力するものである。ラインメモリ
は、前記R、G、Bの3つの原色成分信号をそれぞれ入
力してこれらの各原色成分信号を1ライン分づつ格納す
るものである。色判定手段は、前記ラインメモリの出力
信号を入力し、読取り色が無彩色か有彩色かを判定して
色判定信号を出力すると共に、最も白レベルに近いもの
を当該画素の白黒輝度信号として出力するものである。
第5の発明は、第1、第2、第3又は第4の発明のOC
Rにおいて、前記画素属性判別手段及び前記当該画素輝
度保持手段に入力される前記白黒輝度信号を背景レベル
で正規化する背景レベル検出手段と、前記背景レベル検
出手段の出力信号によって前記白黒輝度信号を正規化し
て前記画素属性判別手段及び前記当該画素輝度保持手段
に与える輝度信号正規化手段とを、設けている。
【0010】第6の発明は、第1、第2、第3又は第4
の発明のOCRにおいて、前記色判定手段に入力される
前記各原色成分信号を背景白レベルで正規化する背景白
レベル検出手段と、前記背景白レベル検出手段の出力信
号によって前記各原色成分信号を正規化して前記色判定
手段に与える原色信号正規化手段とを、設けている。第
7の発明は、第1、第2、第3又は第4の発明のOCR
において、前記色判定手段に入力される前記各原色成分
信号を背景白レベルで正規化する背景白レベル検出手段
と、前記背景白レベル検出手段の出力信号によって前記
各原色成分信号を正規化して前記色判定手段に与える原
色信号正規化手段と、前記画素属性判別手段に入力され
る前記白黒輝度信号を背景レベルで正規化して前記画素
属性判別手段に与える背景レベル検出手段とを設けてい
る。さらに、前記画素属性判別手段は、前記色判定信号
及び前記背景レベル検出手段の出力信号を入力し、当該
画素レベルを正規化すると共に当該画素の属性を判別
し、前記近傍画素属性保持手段に与える画素属性信号を
出力する構成にしている。以上のように第1〜第7の発
明のOCRでは、認識対象となる文字を無彩色の色で記
入し、文字枠を有彩色とした帳票を読取り対象としてい
る。
【0011】そして、第1の発明によれば、R、G、B
の原色画素配列が3列のカラーイメージセンサを有する
イメージ読取り手段により、帳票のイメージが読取ら
れ、ディジタル信号からなるR、G、Bの3つの原色成
分信号が出力され、位置ずれ補正用の遅延手段へ送られ
る。遅延手段は、R、G、Bの3つの原色成分信号を遅
らせて、カラーイメージセンサのR、G、B各画素間の
物理的な位置ずれを回路的に補正する。色判定手段で
は、読取り色が無彩色か有彩色かを判定して色判定信号
を出力すると共に、白黒輝度信号を出力し、これらを画
素属性判別手段へ与えると共に、該白黒輝度信号を当該
画素輝度保持手段へ与える。画素属性判別手段は、当該
画素の属性(色の種類)を判別して画素属性信号を出力
し、近傍画素属性保持手段へ与える。近傍画素属性保持
手段は、当該画素とこの周囲の画素の属性データを保持
し、この保持データをカラー取捨判定手段へ与える。一
方、当該画素輝度保持手段は、色判定手段から与えられ
た当該画素の白黒輝度信号レベルを保持し、これをカラ
ー除去手段へ与える。カラー取捨判定手段は、当該画素
のみの属性、及び当該画素の属性と周囲画素の属性との
関連から、当該画素が文字の一部かあるいはドロップア
ウトカラーの一部かを判定し、カラー除去信号を出力し
てカラー除去手段へ与える。カラー除去手段は、カラー
除去信号に従ってドロップアウトカラーを除去する。
【0012】第2の発明によれば、R、G、Bの原色画
素配列が2列のカラーイメージセンサを有するイメージ
読取り手段は、帳票のイメージを読取ってディジタル信
号からなるR、G、Bの3つの原色成分信号を出力して
位置ずれ補正用の遅延出力手段へ与える。遅延出力手段
は、R、G、Bの3つの原色成分信号を遅らせてカラー
イメージセンサのR、G、B各画素間の物理的な位置ず
れを回路的に補正する。複数の色判定手段では、遅延出
力手段で補正されたイメージデータを入力し、無彩色か
有彩色かを判定してこの判定結果である奇数側及び偶数
側の色判定信号を出力すると共に、奇数側及び偶数側の
白黒輝度信号を出力する。これらの奇数側と偶数側の信
号が、奇数側と偶数側の左右判別輝度切替え手段と奇数
偶数切替え手段によって切替えられる。切替えられた奇
数と偶数の色判定信号及び白黒輝度信号は、第1の発明
とほぼ同様に、画素属性判別手段、近傍画素属性保持手
段、カラー取捨判定手段、当該画素輝度保持手段、及び
カラー除去手段によってドロップアウトカラーが除去さ
れる。
【0013】第3の発明によれば、R、G、Bの原色画
素配列が1列のカラーイメージセンサを有するイメージ
読取り手段により、帳票のイメージが読取られ、ディジ
タル信号からなるR、G、Bの原色成分信号が出力され
る。この原色成分信号は、位置ずれ補正手段により、カ
ラーイメージセンサのR、G、B各画素間の物理的な位
置ずれが回路的に補正される。複数の色判別手段では、
位置ずれ補正手段で補正されたイメージデータを入力
し、無彩色か有彩色かを判定してこの判定結果である色
判定信号を出力すると共に白黒輝度信号を出力する。左
右中心判別輝度切替え手段では、左右いずれの色判定手
段から色判定信号が出力されたかを判別し、この色判定
信号とこれに対応する白黒輝度信号を選択して出力す
る。左右中心判別輝度切替え手段から出力された色判別
信号及び白黒輝度信号は、第1の発明とほぼ同様に、画
素属性判別手段、近傍画素属性保持手段、カラー取捨判
定手段、当該画素輝度保持手段、及びカラー除去手段に
よってドロップアウトカラーが除去される。
【0014】第4の発明によれば、R、G、Bの原色画
素配列が1列でかつ同一位置であるカラーイメージセン
サを有するイメージ読取り手段により、帳票のイメージ
が読取られ、ラインメモリに格納される。ラインメモリ
に格納されたイメージデータは、色判定手段によって無
彩色か有彩色かの判定が行われて色判定信号が出力され
ると共に、白黒輝度信号が出力される。この色判定信号
及び白黒輝度信号は、第1の発明とほぼ同様に、画素属
性判別手段、近傍画素属性保持手段、カラー取捨判定手
段、当該画素輝度レジスタ、及びカラー除去手段によ
り、ドロップアウトカラーが除去される。第5の発明に
よれば、背景レベル検出手段では、照明ランプの光量変
動等による信号レベルの変動が、画素属性判定手段等に
及ぼす影響をなくすため、白黒輝度信号を背景レベルで
正規化する。輝度信号正規化手段は、背景レベル検出手
段の出力信号によって白黒輝度信号を正規化して画素属
性判別手段及び当該画素輝度保持手段に与える。
【0015】第6の発明によれば、背景白レベル検出手
段は、照明ランプの光量変動等による信号レベルの変動
が、色判定手段の無彩色か有彩色かの判定に及ぼす影響
をなくすため、各原色成分信号を背景白レベルで正規化
する。原色信号正規化手段は、背景白レベル検出手段の
出力信号によってR、G、B各原色成分信号を正規化し
て色判定手段に与える。第7の発明によれば、背景白レ
ベル検出手段は、照明ランプの光量変動等による信号レ
ベルの変動が、色判定手段の無彩色か有彩色かの判定、
及び画素属性判定手段等に及ぼす影響をなくすため、各
原色成分信号を背景白レベルで正規化する。原色信号正
規化手段は、背景白レベル検出手段の出力信号によって
各原色成分信号を正規化して色判定手段に与える。背景
レベル検出手段は、白黒輝度信号を背景レベルで正規化
して画素属性判別手段に与える。画素属性判別手段で
は、当該画素レベルを正規化すると共に当該画素の属性
を判別し、画素属性信号を近傍画素属性保持手段へ与え
る。
【0016】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すOCRの構成ブ
ロック図である。このOCRは、帳票10のイメージを
光学的に読取って文字を認識する装置である。帳票10
には、例えば、赤の文字枠11と、該文字枠11内に任
意の文字12が記入されている。このような帳票10を
読取るために、このOCRには、イメージ読取り手段で
あるカラーイメージ読取り部20、カラー処理部30、
イメージメモリ41、文字パタンメモリ42、切出し制
御部43、文字認識部44、及び認識辞書45が設けら
れている。
【0017】図3は、図1の具体的な構成図である。こ
の図3では、図1のカラーイメージ読取り部20が、帳
票10を照らす光源21と、該帳票10からの反射光を
集束するレンズ等の光学系22と、該光学系22からの
反射光を電気信号に変換するカラー用のライン型イメー
ジセンサ23と、該イメージセンサ23の出力側に接続
されたアナログ/ディジタル変換部(以下、「A/D変
換部」という)24とで、構成されている。イメージセ
ンサ23は、カラー読取り用のCCDセンサ等で構成さ
れ、光学系22からの反射光を電気信号に変換してR、
G、Bの原色成分信号をA/D変換部24へ出力するも
のである。A/D変換部24は、イメージセンサ23か
ら出力されたアナログ信号からなるR、G、Bの原色成
分信号を各ディジタル信号(例えば、それぞれ6ビット
64階調の多値ディジタル信号)に変換し、各色の原色
成分信号(これを以下「R信号」、「G信号」、「B信
号」という)をカラー処理部30へ出力する回路であ
る。このA/D変換部24は、イメージセンサ23から
出力されるアナログ信号からなる各原色成分信号を増幅
する3つの増幅器24aと、該増幅器24aの出力信号
を多値ディジタル信号に変換してR信号、G信号及びB
信号を出力する3つのA/D変換器24bとを、有して
いる。3つのA/D変換器24bの出力側には、カラー
処理部30が接続されている。
【0018】カラー処理部30は、R信号、G信号及び
B信号を入力し、当該画素が文字の一部なのか、あるい
はドロップアウトカラーの一部なのかを判定し、ドロッ
プアウトカラーの時にはこれを除去するものであり、こ
の出力側にイメージメモリ41の入力側が接続されてい
る。イメージメモリ41の出力側には、文字パタンメモ
リ42の入力側が接続されている。イメージメモリ41
は、カラー処理部30から出力された文字イメージS1
2のデータを格納する回路である。文字パタンメモリ4
2は、イメージメモリ41に格納された文字イメージS
12のデータから切出された1文字分のイメージを格納
する回路である。これらのイメージメモリ41及び文字
パタンメモリ42は、切出し制御部43によって制御さ
れるようになっている。文字パタンメモリ42の出力側
には、文字認識部44が接続され、さらにこの文字認識
部44に認識辞書45が接続されている。文字認識部4
4は、認識辞書45を参照して、文字パタンメモリ42
に格納された文字を認識するものである。
【0019】次に、図1及び図3のOCRの動作を説明
する。文字12の記入された帳票10がカラーイメージ
読取り部20の読取り位置まで送られてくると、該帳票
10が光源21によって照射され、この反射光が光学系
22を介して該帳票10のイメージ(画像)がイメージ
センサ23に読取られる。イメージセンサ23では、光
学系22からのイメージをR、G、Bの原色成分信号に
変換する。このアナログ信号からなるR、G、Bの原色
成分信号は、各増幅器24aで増幅された後、各A/D
変換器24bによってディジタル信号(例えば、各6ビ
ット64階調の多値ディジタル信号)に変換され、R信
号、G信号及びB信号が出力されてカラー処理部30へ
送られる。カラー処理部30は、当該画素が文字の一部
なのか、あるいはドロップアウトカラーの一部なのかを
判定し、ドロップアウトカラーの時にはこれを除去し、
文字のみを有効なドットとして抽出した文字イメージS
12のデータを出力し、イメージメモリ41に格納す
る。切出し制御部43は、イメージメモリ41に格納さ
れたイメージの所定の領域を切取り、1文字分のイメー
ジを文字パタンメモリ42に格納させる。文字パタンメ
モリ42は、バッファメモリ等で構成され、切出された
1文字分のイメージを格納し、文字認識が終わるまでそ
れを保持する。認識辞書45には、例えば、パタンマッ
チングのための標準化された辞書が格納されている。そ
こで、文字認識部44では、認識辞書45を参照し、文
字パタンメモリ42に格納された文字を、特徴抽出ある
いはパタンマッチング等により処理して該文字を認識
し、該文字に対応する文字コードを出力する。
【0020】図4は、図3中のカラー処理部30の構成
ブロック図である。この図4では、画素配列が図2
(1)に示すカラー用のライン型イメージセンサ23−
1を使用し、無彩色の色で記入された文字12以外のカ
ラー全てをドロップアウト(除去)する場合のカラー処
理部30の構成例が示されている。このカラー処理部3
0は、R、G、B各画素間の物理的な位置ずれを回路的
に補正するためにこれらのR信号、G信号及びB信号を
所定ライン数分だけ遅らせる位置ずれ補正用の遅延手段
(例えば、遅延用ラインメモリ)31を有し、この出力
側に色判定手段(例えば、カラールックアップテーブ
ル)32の入力側が接続されている。カラールックアッ
プテーブル32は、遅延用ラインメモリ31の出力デー
タが無彩色か有彩色かを判定し、この判定結果を色判定
信号(例えば、1ビットの無彩色信号)S32aとして
出力すると共に、白黒輝度信号(例えば、6ビットの多
値の白黒輝度信号)S32bを出力する記憶手段であ
り、この出力側に、画素属性判別手段(例えば、画素属
性判別回路)33の入力側及び当該画素輝度保持手段
(例えば、当該画素輝度レジスタ)34の入力側が接続
されている。画素属性判別回路33は、無彩色信号S3
2a及び白黒輝度信号S32bを入力し、当該画素の属
性を判別して例えば2ビットの画素属性信号S33を出
力する回路である。当該画素輝度レジスタ34は、当該
画素の白黒輝度信号レベルを保持する回路である。
【0021】画素属性判別回路33の出力側には、近傍
画素属性保持手段(例えば、近傍画素属性レジスタ)3
5の入力側が接続されている。近傍画素属性レジスタ3
5は、画素属性信号S33を入力し、当該画素とこの周
囲の画素の属性データ(例えば、9画素の属性データ)
S35を保持する回路であり、この出力側にカラー取捨
判定手段(例えば、カラー取捨判定回路)36の入力側
が接続されている。このカラー取捨判定回路36の出力
側と当該画素輝度レジスタ34の出力側には、カラー除
去手段(例えば、カラー除去回路)37の入力側が接続
されている。カラー取捨判定回路36は、属性データS
35を入力し、当該画素のみの属性、及び当該画素の属
性と周囲画素の属性との関連から、当該画素が文字の一
部かあるいはドロップアウトカラーの一部かを判定し、
この判定結果であるカラー除去信号S36をカラー除去
回路37へ出力する回路である。カラー除去回路37
は、カラー除去信号S36に従ってドロップアウトカラ
ーを除去するための回路である。
【0022】以下、図4に示すカラー処理部30の各回
路の具体的な構成及び動作を、図面を参照しつつ説明す
る。図2(1)に示すカラー用のライン型イメージセン
サ23−1のカラー画素(R、G、Bの画素の組)位置
を例えばGの位置で代表させるとする。各R、G、Bの
画素は物理的に離れた位置に配置されているため、この
R、G、B信号は帳票10のG位置の色を正確に3原色
に色分解したものとはなっていない。図5(a),
(b),(1)〜(6)は、色ずれの説明図である。前
述したように、R、G、B信号は帳票10のG位置の色
を正確に3原色に色分解したものとはなっていないの
で、カラー画素が色の境界上にきた場合には、図5
(2),(3),(5),(6)に示すように、実際の
色と異なった色信号を出力する。このようにR、G、B
信号が実際の色信号と異なることを「色ずれ」という。
【0023】図6は、図4中の遅延用ラインメモリ31
の構成図である。この遅延用ラインメモリ31は、前述
したR、G、B各画素間の物理的な位置ずれによる色ず
れを回路的に補正するためのものであり、カラー用のラ
イン型イメージセンサ23−1に接続された複数のライ
ンメモリ31aより構成されている。各ラインメモリ3
1aは、ライン間隔Dで配置された構成となっている。
図7(1)〜(3)は、図6の遅延用ラインメモリ31
の動作説明図である。図7(1)は副走査を示す図、図
7(2)はライン整列後の位置関係を示す図、及び図7
(3)は送りピッチ誤差等によるRGB間の色ずれを示
す図である。図7(1)に示すように、帳票10をカラ
ー用のライン型イメージセンサ23−1に対して直交す
る副走査方向Yに、画素ピッチでサンプリングすると共
に、図6のラインメモリ31aにより、R信号に対して
G信号を1ライン分遅延させ、さらにB信号を2ライン
分遅延させる。すると、R、G、B信号が同一位置の色
分解信号となり、色ずれを防止することができる。この
ライン整列後のRGBの位置関係が図7(2)に示され
ている。なお、このようにしてR、G、Bが同一位置の
色信号となったとしても、帳票10の送りピッチ誤差に
より、帳票送りピッチがイメージセンサ23−1の各色
画素のピッチからずれた場合、図7(3)に示すよう
に、R、G、B間に色ずれが発生する。
【0024】図8は、図4中のカラールックアップテー
ブル32による色判定方法の説明図である。カラールッ
クアップテーブル32は、遅延用ラインメモリ31から
のR信号、G信号及びB信号をディジタル多値信号とし
て入力し、これらのレベルの組合せによって読取り色が
無彩色か、あるいは有彩色(赤系色、緑系色、青系色)
かを判定し、この判定結果を1ビットの無彩色信号S3
2aとして出力する。即ち、カラールックアップテーブ
ル32は、実験等により決めた値をa1,a2,a3,
a4,a5,a6として、R≧G+a1かつR≧Bか、
あるいはR≧B+a2かつR≧Gの場合、当該画素は赤
系色であるとみなし、“0”(有彩色)を出力する。G
≧R+a3かつG≧Bか、あるいはG≧B+a4かつG
≧Rの場合、当該画素は緑系色であるとみなし、“0”
(有彩色)を出力する。B≧R+a5かつB≧Gか、あ
るいはB≧G+a6かつB≧の場合、当該画素は青系
色であるとみなし、“0”(有彩色)を出力する。ま
た、前記のいずれの条件も満たさない場合(即ち、赤で
も緑でも青でもない場合)は、当該画素は無彩色である
とみなし、“1”(無彩色)を出力する。
【0025】また、図4に示すカラールックアップテー
ブル32は、無彩色信号S32aの他に、6ビットの多
値の白黒輝度信号S32bとして、R信号、G信号及び
B信号のうち最もレベルの高いもの(即ち、最も白レベ
ルに近いもの)を当該画素の白黒信号として出力する。
白黒輝度信号S32bをこのように白レベルに近いもの
にする理由としては、後述するように、帳票10の上辺
に色刷りでコメント等が印刷されていても、該帳票10
の白レベル(つまり、背景レベル)が正しく得られるよ
うにするためと、また、色ずれ等によってカラー除去が
うまく働かないで、たとえドロップアウトカラーの一部
が残ったとしても、切出し制御部43による文字切出し
で多値の白黒イメージデータを2値化するときに、でき
るだけドロップアウトカラーが残らないようにするため
である。このように、カラールックアップテーブル32
から出力された無彩色信号S32a及び白黒輝度信号S
32bは、画素属性判別回路33へ送られ、さらに該白
黒輝度信号S32bが、当該画素輝度レジスタ34へ送
られる。画素属性判別回路33は、無彩色信号S32a
及び白黒輝度信号S32bを入力し、当該画素の属性
(即ち、色の種類)を判別し、この判別結果を例えば2
ビットの画素属性信号S33として近傍画素属性レジス
タ35へ出力する。この画素属性判別回路33は、例え
ば、入力信号をアドレスとする読出し専用メモリ(以
下、「ROM」という)等の判定テーブルで構成でき
る。この構成例を図9に示す。
【0026】図9は、図4中の画素属性判別回路33の
判定テーブルの構成例を示す図である。無彩色信号S3
2aが“1”すなわち当該画素が無彩色の場合、白黒輝
度信号S32bのレベルBLと予め決められた無彩色用
スライスレベルTHL,THUとを比較する。白黒輝度
信号レベルBLが0≦BL<THLの場合、当該画素は
十分黒いとしてコード“01”(黒)を出力し、THL
≦BL≦THUの場合は、灰色とみなしてコード“1
0”(灰)を出力する。また、THU<BLの場合は、
白色とみなしてコード“00”(白)を出力する。一
方、無彩色信号S32aが“0”すなわち当該画素が有
彩色の場合、白黒輝度信号レベルBLと予め決められた
有彩色用スライスレベルTHCとを比較する。白黒輝度
信号レベルBLがBL<THCの場合、当該画素は有彩
色とみなしてコード“11”(色)を出力し、THC<
BLの場合は、当該画素は有彩色であるが、十分に薄い
として白色とみなしコード“00”を出力する。これら
2ビットの画素属性信号S33は、近傍画素属性レジス
タ35へ送られる。
【0027】図10は、図4中の近傍画素属性レジスタ
35の構成例を示す図である。この近傍画素属性レジス
タ35は、3ライン分のラインメモリ35a、及び9個
のシフトレジスタ35b等より構成されている。画素属
性判別回路33から画素属性信号S33が送られてくる
と、この画素属性信号S33が3ライン分のラインメモ
リ35aに順次格納されていき、当該画素と周囲の8画
素計9画素の属性データS35が9個のシフトレジスタ
35bに保持される。9個のシフトレジスタ35bに保
持された真ん中のZ5は、当該画素の属性データであ
る。これら9画素の属性データS35は、カラー取捨判
定回路36へ送られる。近傍画素属性レジスタ35と対
をなす当該画素輝度レジスタ34の構成例を図11に示
す。この図11の当該画素輝度レジスタ34は、近傍画
素属性レジスタ35と対になり、当該画素の白黒輝度信
号レベルK5を保持するためのものであり、白黒輝度信
号S32bを格納する複数のラインメモリ34a、及び
白黒輝度信号レベルを保持する複数のシフトレジスタ3
4b等で構成されている。このシフトレジスタ34bに
保持された白黒輝度信号レベルは、カラー除去回路37
へ送られる。図12は、図4中のカラー取捨判定回路3
6の動作説明図である。
【0028】カラー取捨判定回路36は、近傍画素属性
レジスタ35から送られてくる9画素の属性データS3
5(Z1〜Z9)をアドレスとするROM等によって構
成されている。このカラー取捨判定回路36では、9画
素の属性データS35(Z1〜Z9)を入力し、当該画
素のみの属性、及び当該画素の属性と周囲画素の属性と
の関連により、当該画素が文字の一部であるのか、ある
いはドロップアウトカラーの一部であるのかを判定し、
この判定結果を1ビットのカラー除去信号S36として
出力する。例えば、当該画素が文字の一部と判定された
場合、カラー除去信号S36として“1”を出力し、ド
ロップアウトカラーの一部と判定された場合、カラー除
去信号S36として“0”を出力し、カラー除去回路3
7へ送る。図13は、図12のカラー取捨判定回路36
を用いたカラー取捨判定方法の例を示す図である。この
カラー取捨判定方法では、次の(A)〜(E)のように
してカラー取捨の判定を行う。
【0029】(A) 当該画素が黒の場合は、当該画素
が無条件に文字の一部であるとして“1”を出力する。 (B) 当該画素が灰色で、周囲に1画素でも黒があれ
ば、文字の一部であるとして“1”を出力する。 (C) 当該画素が灰色で、かつ周囲に黒画素がなく、
かつ自分を中心にして上下、左右、あるいは斜め方向に
白−灰−色または色−灰−白の画素の並びが無い場合
は、当該画素が文字の一部であるとして“1”を出力す
る。 (D) 当該画素が色で、周囲に1画素でも黒があれ
ば、文字の一部であるとして“1”を出力する。 (E) 当該画素が色で、周囲に黒画素がなければ、当
該画素がドロップアウトカラーの一部であるとして
“0”を出力する。
【0030】図14は、図4中のカラー除去回路37の
動作説明図である。カラー除去回路37は、カラー取捨
判定回路36から出力されるカラー除去信号S36に従
ってドロップアウトカラーを除去し、文字イメージS1
2を抽出してこのデータを出力する回路であり、例え
ば、信号切換え回路あるいはROM等で構成されてい
る。このカラー除去回路37では、カラー除去信号S3
6として“1”が入力された場合、当該画素は文字12
の一部であるとみなし、当該画素輝度レジスタ34に保
持されている当該画素の白黒輝度信号をそのまま、文字
イメージS12のデータとして図3のイメージメモリ4
1へ出力する。これに対し、カラー除去信号S36とし
て“0”が入力された場合、当該画素がドロップアウト
カラーの一部であるとみなし、当該画素を強制的に
“白”に置き換えて該ドロップアウトカラーを除去する
ために、当該画素の白黒輝度信号として背景レベルWL
を文字イメージS12のデータとしてイメージメモリ4
1へ出力する。図15(1),(2)は、図14のカラ
ー除去回路37において色ずれがない場合の抽出後の文
字イメージS12の例を示す図である。図16(1),
(2)は、図14のカラー除去回路37において色ずれ
があった場合の抽出後の文字イメージS12の例を示す
図である。
【0031】図1に示す帳票10の文字12(例えば、
「1」)の部分を読取ったとき、色ずれがない場合のイ
メージが図15(1)に、色ずれがあった場合のイメー
ジが図16(1)になったとする。図15(1)のよう
に、色ずれがなければ、文字枠部分11−1は有彩色
(赤色)に、文字部分12−1は無彩色(黒または灰)
となるため、図15(2)に示すように、正しく文字枠
12−1がドロップアウトされる。これに対し、色ずれ
によって図16(1)に示すように、文字部分12−1
の周辺の一部12−3が有彩色に、文字枠部分11−1
の一部11−2が無彩色になった場合、従来の方法で
は、図16(2)に示すように、文字部分12−1の一
部12−2,12−3が欠けたり、あるいは出っ張った
り、また文字枠部分11−1の一部11−2が完全に除
去できずに残るという問題があったが、この第1の実施
形態では、このような問題を解決している。
【0032】この第1の実施形態では、黒の文字部分1
2−1は、当該画素が黒で図13の条件(A)に当ては
まるために文字12の一部としてそのまま残り、文字部
分12−1の周辺の灰色の部分12−2は、周囲に黒画
素(12−1)があるために条件(B)に当てはまり、
同様に文字12の一部として残る。また、文字部分12
−1の周辺の有彩色の部分12−3は、周囲に黒画素
(12−1)があるために条件(D)に当てはまり、同
様に文字12の一部として残る。この結果、図16
(2)に示すように、文字部分12−1の一部12−2
が欠けたり、突起ができたりするようなことがなく、正
しく文字部分12−1を抽出することができる。一方、
ドロップアウトカラーの文字枠部分11−1は、周囲に
黒画素がないために条件(E)に当てはまり、ドロップ
アウトカラーとして除去される。また、文字枠部分11
−1中の灰色(無彩色)の部分11−2は、自分を中心
に周囲に色−灰−白の画素の並びがあるために条件
(C)を満たさず、ドロップアウトカラーの一部として
除去される。このように、色ずれがあったとしても、図
15(1)に示すように、色ずれがない場合と同様の結
果が得られる。以上のように、この第1の実施形態で
は、次のような効果がある。
【0033】図4に示すように、遅延用ラインメモリ
1によってカラー用のライン型イメージセンサ23−1
のRGB各画素間の物理的な位置ずれを補償し、当該画
素の属性と周囲画素の属性との関連によって当該画素が
文字12の一部であるのか、あるいはドロップアウトカ
ラーの一部であるのかを判定し、カラー除去回路37に
よってドロップアウトカラーを除去するようにしてい
る。そのため、各画素間の物理的な位置ずれ、帳票10
の送りピッチの変動、各画素のMTFの違い等によって
色ずれが生じても、文字12が欠けることなく、ドロッ
プアウトカラーを的確に除去することができる。
【0034】第2の実施形態 図17は、本発明の第2の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図であり、第1の実施形態を示す図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
のカラー処理部は、例えば、画素配列が図2(2)に示
すカラー用のライン型イメージセンサ23−2を図3に
使用したときに、この図3中のカラー処理部30に代え
て設けられるもので、文字(無彩色)以外のカラー全て
をドロップアウトする機能を有している。図17のカラ
ー処理部は、図4の遅延用ラインメモリ31及びカラー
ルックアップテーブル32に代えて、遅延用ラインメモ
リ41及び遅延用シフトレジスタ42からなる遅延出力
手段と、色判定手段を構成する奇数左側用カラールック
アップテーブル43−1、奇数右側用カラールックアッ
プテーブル43−2、偶数左側用カラールックアップテ
ーブル43−3、及び偶数右側用カラールックアップテ
ーブル43−4と、奇数側左右判別回路44−1及び奇
数側輝度切替え回路45−1からなる奇数側左右判別輝
度切替え手段と、偶数側左右判別回路44−2及び偶数
側輝度切替え回路45−2からなる偶数側左右判別輝度
切替え手段と、奇数偶数切替え手段である奇数偶数切替
え回路46とを設けた構成になっておいる。他の構成
は、図4と同一である。
【0035】遅延用ラインメモリ41及び遅延用シフト
レジスタ42は、カラー用のライン型イメージセンサ2
3−2のR、G、B各画素間の物理的な位置ずれを回路
的に補正するための回路であり、該遅延用シフトレジス
タ42の出力側に、奇数側と偶数側のカラールックアッ
プテーブル43−1〜43−4の入力側が接続されてい
る。各カラールックアップテーブル43−1〜43−4
は、遅延用シフトレジスタ42の出力信号が無彩色か有
彩色かを判定してこの判定結果を無彩色信号S43−1
a〜S43−4aとしてそれぞれ出力すると共に、白黒
輝度信号S43−1b〜S43−4bをそれぞれ出力す
るものである。奇数側のカラールックアップテーブル4
3−1,43−2の出力側には、奇数側左右判別回路4
4−1及び奇数側輝度切替え回路45−1が接続されて
いる。偶数側のカラールックアップテーブル43−3,
43−4の出力側には、偶数側左右判別回路44−2及
び偶数側輝度切替え回路45−2の入力側が接続されて
いる。
【0036】奇数側左右判別回路44−1は、奇数側の
左右いずれのカラールックアップテーブル43−1,4
3−2から無彩色信号S43−1a,S43−2aが出
力されたかを判別し、この出力された方の無彩色信号を
S44−1aの形で出力すると共に、輝度切替え信号S
44−1bを出力する回路である。同様に、偶数側の左
右判別回路44−2も、偶数側の左右いずれのカラール
ックアップテーブル43−3,43−4から無彩色信号
S43−3a,S43−4aが出力されたかを判別し、
この出力された方の無彩色信号をS44−2aの形で出
力すると共に、輝度切替え信号S44−2bを出力する
回路である。奇数側輝度切替え回路45−1は、奇数側
左右判別回路44−1からの輝度切り替え信号S44−
1bに従って白黒輝度信号S43−1b,S43−2b
を切替えて白黒輝度信号S45−1を出力する回路であ
る。同様に、偶数側輝度切替え回路45−2も、偶数側
左右判別回路44−2からの輝度切替え信号S44−2
bに従って白黒輝度信号S43−b,S43−4bを
切替えて白黒輝度信号S45−2を出力する回路であ
る。
【0037】これらの左右判別回路44−1,44−2
及び輝度切替え回路45−1,45−2の出力側には、
奇数偶数切替え回路46が接続されている。奇数偶数切
替え回路46は、当該画素が奇数番目のときは奇数側無
彩色信号S44−1a及び白黒輝度信号S45−1を切
替えて出力し、当該画素が偶数番目のときは偶数側無彩
色信号S44−2a及び白黒輝度信号S45−2を切替
えて出力する回路である。この奇数偶数切替え回路46
から出力される無彩色信号S46a及び白黒輝度信号S
46bは、画素属性判別回路33へ送られ、さらに、該
白黒輝度信号S46bが、当該画素輝度レジスタ34へ
送られるようになっている。以下、この図17のカラー
処理部の各回路の具体的な構成及び動作を、図面を参照
しつつ説明する。
【0038】図2(2)のカラー用のライン型イメージ
センサ23−2のカラー画素(R、G、Bの画素の組)
位置を例えばGの位置で代表させるとすると、各R、
G、Bの画素は物理的に離れた位置に配置されている。
このため、このR、G、B信号は帳票10のG位置の色
を正確に3原色に色分解したものとはなっていない。遅
延用ラインメモリ41は、このR、G、B各画素間の物
理的な位置ずれによる色ずれを回路的に補正するための
ものである。この遅延用ラインメモリ41及び遅延用シ
フトレジスタ42の構成例を図18に示す。図18は、
図17中の遅延用メモリ41及び遅延用シフトレジスタ
の構成例を示す図である。遅延用ラインメモリ41は、
図2(2)に示すカラー用のライン型イメージセンサ2
3−2の出力側に接続された複数のラインメモリ41a
で構成されている。この遅延用ラインメモリ41の出力
側に接続された遅延用シフトレジスタ42は、複数のシ
フトレジスタ42aで構成されている。イメージセンサ
23−2によって帳票10を副走査方向に、画素ピッチ
でサンプリングすると共に、遅延用ラインメモリ41に
より、G信号に対してRB信号を1ライン分遅延させ
る。この遅延させた信号を、遅延用シフトレジスタ42
によってパラレルに各カラールックアップテーブル43
−1〜43−4へ送る。これにより、RGとBG信号は
帳票10上で同一位置となる。
【0039】図19は、図18においてライン整列後の
RGBの位置関係を示す図である。この図から明らかな
ように、ライン整列されたRGとBG信号は、帳票10
上で同一位置となる。しかし、R、Bの位置関係は変化
しない。図20(1)〜(3)は図18の動作説明図で
あり、同図(1)は原色画素の位置関係を示す図、同図
(2)は文字12の左側エッヂ12aを示す図、及び同
図(3)は文字12の右側エッヂ12bを示す図であ
る。図20(1)に示すように、左隣の色画素とペアで
当該画素の色分解をした場合、図20(2)に示すよう
に、当該色画素が文字(無彩色)12の左側エッヂ12
aにかかったとき、B画素は背景レベルになるため、当
該画素が有彩色とみなされてドロップアウトされ、文字
12の一部12−4が欠ける。逆に、図20(3)に示
すように、文字12の右側エッヂ12bにかかったと
き、B画素は文字12内部にあるため、無彩色と判別さ
れ、正しく文字12が抽出される。
【0040】図21及び図22(1),(2)は、図1
8の動作説明図である。前記のように、文字12の左側
エッヂ12aが欠けやすく、文字12の右側エッヂ12
bは欠けにくいという傾向があるため、抽出された文字
パタンS12の左右エッヂに差がでるという問題があ
る。これを避けるために、この第2の実施形態では、図
21に示すように、左側用カラールックアップテーブル
43−1,43−3と右側用カラールックアップテーブ
ル43−2,43−4を用意し、いずれか一方でも無彩
色となった場合に当該画素を無彩色としている。なお、
これらの各カラールックアップテーブル43−1〜43
−4は、第1の実施形態のカラールックアップテーブル
32と同一の構成である。また、図22に示すように、
当該画素位置(G)が奇数番目かあるいは偶数番目かに
よって色分解画素位置が異なる。そこで、この第2の実
施形態では、図22に示すように、左側用及び右側用の
カラールックアップテーブルを、奇数用と偶数用それぞ
れに用意し、当該画素が奇数番目か偶数番目かによって
奇数偶数切替え回路46で奇数用と偶数用を切替えて使
用するようにしている。
【0041】図18の遅延用シフトレジスタ42は、前
記の各カラールックアップテーブル43−1〜43−4
に同時に各原色成分信号を供給する。即ち、この遅延用
シフトレジスタ42の奇数側の左側用と右側用、及び偶
数側の左側用と右側用の計4画素分のRGB信号が、そ
れぞれ対応するカラールックアップテーブル43−1〜
43−4へ供給される。各カラールックアップテーブル
43−1〜43−4は、第1の実施形態と同様に、図8
に従って無彩色信号S43−1a〜S43−4aと白黒
輝度信号S43−1b〜S43−4bを出力する。左側
用カラールックアップテーブル43−1,43−3と右
側用カラールックアップテーブル43−2,43−4の
各信号は、左右判別回路44−1,44−2に入力さ
れ、左右いずれのカラールックアップテーブル43−1
〜43−4から無彩色信号S43−1a〜S43−4a
が出力されたかが判別され、無彩色信号S44−1a,
S44−2aと輝度切替え信号S44−1b,S44−
2bとが出力される。この左右判別回路44−1,44
−2は、ROM等の左右判別テーブル等で構成されてお
り、この左右判別テーブルの構成例を図23に示す。
【0042】輝度切替え回路45−1,45−2は、左
右判別回路44−1,44−2から出力される輝度切替
え信号S44−1b,S44−2bにより、無彩色信号
S43−1a〜S43−4aが出力されたほうのカラー
ルックアップテーブル43−1〜43−4の白黒輝度信
号S43−1b〜S43−4bを切替えて信号S45−
1,S45−2の形で出力する。これらの奇数側及び偶
数側の左右判別回路44−1,44−2及び輝度切替え
回路45−1,45−2から出力される無彩色色信号S
44−1a,S44−2a及び白黒輝度信号S45−
1,S45−2は、それぞれ奇数偶数切替え回路46に
入力され、図示しない奇数偶数切替え信号によって選択
的に切替えられ、この切替えられた無彩色信号S46a
及び白黒輝度信号S46bが出力される。奇数偶数切替
え回路46から出力された無彩色信号S46a及び白黒
輝度信号S46bは、画素属性判別回路33へ送られ、
さらに、該白黒輝度信号S46bが当該画素輝度レジス
タ34へ送られ、第1の実施形態と同様の処理が行われ
る。以上のように、この第2の実施形態では、第1の実
施形態とほぼ同様に、各画素間の物理的な位置ずれ、
票10の送りピッチの変動、各画素のMTFの違い等に
よって色ずれが生じても、文字12が欠けることなく、
ドロップアウトカラーを的確に除去することがきると
いう効果がある。
【0043】第3の実施形態 図24は、本発明の第3の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図であり、第1の実施形態を示す図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
のカラー処理部は、図3のカラー処理部30に代えてO
CRに設けられるもので、画素配列が図2(3)に示す
カラー用のライン型イメージセンサ23−3を使用した
ときの文字(無彩色)以外のカラー全てをドロップアウ
トする機能を有している。図24のカラー処理部では、
図4の遅延用ラインメモリ31及びカラールックアップ
テーブル32に代えて、位置ずれ補正手段である遅延用
シフトレジスタ51と、判定手段である中心用カラール
ックアップテーブル52−1、右側用カラールックアッ
プテーブル52−2、及び左側用カラールックアップテ
ーブル52−3と、左右中心判別回路53及び輝度切替
え回路54からなる左右中心判別輝度切替え手段とが、
設けられている。その他の構成は、図4と同一である。
遅延用シフトレジスタ51は、R、G、B各画素間の物
理的な位置ずれを回路的に補正するための回路であり、
この出力側に、中心用カラールックアップテーブル52
−1、右側用カラールックアップテーブル52−2、及
び左側用カラールックアップテーブル52−3の入力側
が接続されている。各カラールックアップテーブル52
−1〜52−3は、遅延用シフトレジスタ51の出力信
号が無彩色か有彩色かを判定し、この判定結果を無彩色
信号S52−1a〜S52−3aとして出力すると共
に、白黒輝度信号S52−1b〜S52−3bを出力す
る回路であり、これらの出力側に、左右中心判別回路5
3及び輝度切替え回路54の入力側が接続されている。
【0044】左右中心判別回路53は、左右いずれのカ
ラールックアップテーブル52−1〜52−3から無彩
色信号S52−1a〜S52−3aが出力されたかを判
別し、この無彩色信号をS53aとして出力すると共
に、輝度切換え信号S53bを出力する回路である。輝
度切替え回路54は、輝度切替え信号S53bに従って
白黒輝度信号S52−1b〜S52−3bを切替え、こ
の切替えた白黒輝度信号をS54として出力する回路で
ある。以下、この図24の各回路の具体的な構成及び動
作を、図面を参照しつつ説明する。図2(3)に示すカ
ラー用のライン型イメージセンサ23−3のカラー画素
(R、G、Bの画素の組)位置を例えばGの位置で代表
させるとすると、各R、G、Bの画素は物理的に離れた
位置に配置されている。このため、このR、G、B信号
は帳票10のG位置の色を正確に3原色に色分解したも
のとはなっていない。そこで、遅延用シフトレジスタ5
1により、この色ずれを回路的に補正する。この遅延用
シフトレジスタ51の構成例を図25に示す。
【0045】図25は、図24中の遅延用シフトレジス
タ51の構成例を示す図である。遅延用シフトレジスタ
51は、複数のシフトレジスタ51aで構成され、直列
に入力されるR、G、B信号を並列に変換し、各カラー
ルックアップテーブル52−1〜52−3へ出力する構
成になっている。つまり、この遅延用シフトレジスタ5
1では、帳票10を主走査方向に画素ピッチでサンプリ
ングした信号を、カラー画素ピッチP(例えば、200
dpi)毎に並列に取込み、各カラールックアップテー
ブル52−1〜52−3へ出力する。図26(1),
(2)は図25の動作説明図であり、同図(1)は色分
解画素位置を示す図、及び同図(2)は文字12の左右
エッヂ12a,12bを示す図である。さらに、図27
は図25の動作説明図である。図26(1)に示すよう
に、左右両隣の画素とペアで当該画素の色分解をした場
合、図26(2)に示すように、当該色画素が文字(無
彩色)12の左側エッヂ12aにかかったとき、R画素
は背景レベルになる。このため、当該画素が有彩色とみ
なされてドロップアウトされ、文字12の一部12−4
が欠ける。また、図26(2)に示すように、右側エッ
ヂ12bにかかったときは、B画素は背景レベルになる
ため、当該画素が有彩色とみなされてドロップアウトさ
れ、左側エッヂ12aと同様に、右側エッヂ12bの文
字12の一部12−5が欠ける。このように、従来の方
法では、文字12の左右のエッヂ12a,12bが欠け
やすいという問題がある。
【0046】そこで、これを避けるために、この第3の
実施形態では、図27に示すように、中心用カラールッ
クアップテーブル52−1と右側用カラールックアップ
テーブル52−2と左側用カラールックアップテーブル
52−3とを用意し、いずれか一方でも無彩色となった
場合に当該画素を無彩色としている。なお、各カラール
ックアップテーブル52−1〜52−3は、第1の実施
形態のカラールックアップテーブル32と同一の構成で
ある。図25の遅延用シフトレジスタ51は、これらの
各カラールックアップテーブル52−1〜52−3に同
時に各原色成分信号を供給するための回路であり、この
遅延用シフトレジスタ51から出力される3画素分のR
GB信号が、それぞれ対応するカラールックアップテー
ブル52−1〜52−3に入力される。すると、各カラ
ールックアップテーブル52−1〜52−3は、第1の
実施形態と同様に、図8に従って無彩色信号S52−1
a〜S52−3aと白黒輝度信号S52−1b〜S52
−3bをそれぞれ出力し、左右中心判別回路53及び輝
度切替え回路54へ送る。
【0047】図28は、図24中の左右中心判別回路5
3をROM等の左右中心判定テーブルで構成した場合の
例を示す図である。左右中心判別回路53は、左右中心
判定テーブルに従い、左、右、中心いずれのカラールッ
クアップテーブル52−3,52−2,52−1から無
彩色信号S52−3a,S52−2a,S52−1aが
出力されたかを判別し、この判別した無彩色信号をS5
3aとして出力すると共に、輝度切替え信号S53bを
出力する。輝度切替え回路54は、左右中心判別回路5
3から出力された輝度切替え信号S53bにより、無彩
色信号S52−1a〜S52−3aが出力された方のカ
ラールックアップテーブル52−1〜52−3の白黒輝
度信号S52−1b〜S52−3bを切替え、S54と
して出力する。これらの左右中心判別回路53から出力
された無彩色信号S53aと、輝度切替え回路54から
出力された白黒輝度信号S54とは、画素属性判別回路
33へ送られ、さらに、その白黒輝度信号S54が、当
該画素輝度レジスタ34へ送られ、第1の実施形態と同
様の処理が行われる。以上のように、この第3の実施形
態では、第1の実施形態とほぼ同様に、各画素間の物理
的な位置ずれ、各画素のMTFの違い等によって色ずれ
が生じても、文字12が欠けることなく、ドロップアウ
トカラーを的確に除去することができるという効果があ
る。
【0048】第4の実施形態 図29は、本発明の第4の実施形態を示す光源切替え方
式のカラーイメージ読取り部の構成図である。図30
は、本発明の第4の実施形態を示す図29の出力側に接
続されるカラー処理部の構成ブロック図である。この図
29及び30において、第1の実施形態を示す図3及
び図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されて
いる。図29の光源切替え方式のカラーイメージ読取り
部は、画素配列が図2(4)に示すライン型イメージセ
ンサ23−4を使用し、図30のカラー処理部によって
文字(無彩色)以外のカラー全てをドロップアウトする
機能を有している。図29の光源切替え方式のカラーイ
メージ読取り部は、赤光源21−1、緑光源21−2、
及び青光源21−3を有し、これらの光源21−1〜2
1−3で照射された帳票10上の反射光が光学系22で
集束され、ライン型イメージセンサ23−4で読取られ
るようになっている。各光源21−1〜21−3は、R
GB切替え信号CSによって動作する光源切替え回路2
5により、順次切替えられるようになっている。
【0049】イメージセンサ23−4の出力側には、増
幅器26a及びA/D変換部26bからなるA/D変換
部26の入力側が接続されている。A/D変換部26の
出力側は、RGB切替え信号CSによって動作する切替
え回路27の入力側に接続され、該切替え回路27によ
ってR、G、B信号が切替えて出力されるようになって
いる。切替え回路27の出力側には、図30に示すR、
G、B用のラインメモリ61−1〜61−3の入力側が
接続され、これらの出力側に、図4と同様のカラールッ
クアップテーブル32の入力側が接続されている。この
カラールックアップテーブル32の出力側には、図4と
同一の回路が接続されている。次に、この第4の実施形
態の動作を説明する。図29に示すカラーイメージ読取
り部では、赤光源21−1、緑光源21−2、及び青光
源21−3を光源切替え回路25で順番に切替えて帳票
10を照射し、この帳票10からの反射光を光学系22
を通してイメージセンサ23−4で読取ることによって
色分解を行う。即ち、RGB切替え信号CSで動作する
光源切替え回路25により、赤光源21−1で帳票10
が照射される。この帳票10からの反射光は、光学系2
2を通してイメージセンサ23−4で読取られる。イメ
ージセンサ23−4で読取られたアナログ信号からなる
R信号は、A/D変換部26でディジタル信号に変換さ
れ、RGB切替え信号CSで動作する切替え回路27に
よってR用のラインメモリ61−1へ出力される。次
に、緑光源21−2と青光源21−3に順次切替えられ
てイメージセンサ23−4で読取られたアナログ信号か
らなるG信号とB信号が、G用ラインメモリ61−2と
B用ラインメモリ61−3へ順次格納される。
【0050】ラインメモリ61−1〜61−3に格納さ
れた1ライン分のイメージデータは、R、G、Bの3原
色に色分解された後、カラールックアップテーブル32
へ供給される。各カラールックアップテーブル32は、
第1の実施形態と同様に、図8に従って無彩色信号S3
2aと白黒輝度信号S32bを出力する。これらの無彩
色信号S32a及び白黒輝度信号S32bは画素属性判
別回路33へ送られ、さらにその白黒輝度信号S32b
が当該画素輝度レジスタ34へ送られ、第1の実施形態
と同様の処理が行われる。以上のように、この第4の実
施形態では、第1の実施形態とほぼ同様に、各画素のM
TFの違い等によって色ずれが生じても、文字12が欠
けることなく、ドロップアウトカラーを的確に除去する
ことができるという効果がある。
【0051】第5の実施形態 図31は、本発明の第5の実施形態を示す3センサ式の
カラーイメージ読取り部の構成図であり、第4の実施形
態を示す図29中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。3センサ式のカラーイメージ読取り部で
は、画素配列が図2(4)に示すライン型イメージセン
サ23−4を使用し、図3のカラー処理部30によって
文字(無彩色)以外のカラー全てをドロップアウトする
機能を有している。この3センサ式のカラーイメージ読
取り部は、帳票10を照射する白色光源21と、該帳票
10からの反射光をR、G、Bの3原色に色分解するダ
イクロイックミラー28及びレンズ29−1〜29−3
等からなる光学系と、該光学系からの反射光を読取るイ
メージセンサ23−4a〜23−4cと、該イメージセ
ンサ23−4a〜23−4cで読取ったアナログ信号か
らなるR、G、B信号をディジタル信号に変換するA/
D変換部26−1〜26−3とを、備えている。このA
/D変換部26−1〜26−3の出力側には、例えば図
30のカラー処理部が接続されている。
【0052】次に、動作を説明する。白色光源21で帳
票10が照射され、この反射光がダイクロイックミラー
28及びレンズ29−1〜29−3等の光学系によって
R、G、Bの3原色に色分解された後、それぞれイメー
ジセンサ23−4a〜23−4cで読取られる。各イメ
ージセンサ23−4a〜23−4cで読取られたアナロ
グ信号からなるR、G、B信号は、各A/D変換部26
−1〜26−3でディジタル信号に変換され、図30の
ラインメモリ61−1〜61−3を介してカラールック
アップテーブル32へ送られる。各カラールックアップ
テーブル32は、第1の実施形態と同様に、図8に従っ
て無彩色信号S32aと白黒輝度信号S32bを出力す
る。これらの無彩色信号S32a及び白黒輝度信号S3
2bは、画素属性判別回路33へ送られると共に、該白
黒輝度信号S32bが当該画素輝度レジスタ34へ送ら
れ、第1の実施形態と同様の処理が行われる。以上のよ
うに、この第5の実施形態では、第1の実施形態とほぼ
同様に、各画素のMTFの違い等によって色ずれが生じ
ても、文字12が欠けることなく、ドロップアウトカラ
ーを的確に除去することができるという効果がある。
【0053】第6の実施形態 図32は、本発明の第6の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図であり、第1の実施形態を示す図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
のカラー処理部では、図4のカラールックアップテーブ
ル32から出力される白黒輝度信号S32b側に、新た
に背景レベル検出回路71及び輝度信号正規化回路72
の各入力側が接続され、該背景レベル検出回路71の出
力側が該輝度信号正規化回路72の入力側に接続され、
さらに該輝度信号正規化回路72の出力側が画素属性判
別回路33及び当該画素輝度レジスタ34の各入力側に
接続されている。他の構成は、図4と同一である。背景
レベル検出回路71は、照明ランプの光量変動等による
信号レベルの変動が、画素属性判別回路33等に及ぼす
影響をなくすため、カラールックアップテーブル32か
ら出力される白黒輝度信号S32bを背景レベルで正規
化するための回路であり、例えば、ラインメモリと比較
回路、レジスタ等によって構成されている。輝度信号正
規化回路72は、背景レベル検出回路71から出力され
る背景レベルで白黒輝度信号S32bを正規化して画素
属性判別回路33及び当該画素輝度レジスタ34に与え
る回路であり、例えば、背景レベルと白黒輝度信号をア
ドレスとするROM等で構成されている。
【0054】第1の実施形態では、イメージセンサ23
−1の白レベル出力は、照明ランプ等の光源の光量変
動、帳票10の紙質、温度等によって影響を受ける場合
がある。これは、同じ帳票10であってもイメージセン
サ23−1から得られるイメージ信号のレベルが異なる
ことを意味し、たとえ同じスライスレベルで2値化して
文字パタンを得ても、この得られる2値の文字パタンが
細くなったり、あるいは太くなったりして、同じ文字パ
タンが得られるとは限らない。このような場合には、安
定した読取り動作が期待できない。これらの変動要素
は、帳票10の背景(白レベル)に反映されているた
め、得られたイメージ信号を背景レベルで正規化すれ
ば、これらの影響を取り除くことができる。つまり、背
景レベルを基準にして2値化のスライスレベルを決めて
やれば、光量変動等に影響されない、安定な2値イメー
ジデータを得ることができる。そこで、この第6の実施
形態では、正規化のために必要な背景レベルを得るため
の背景レベル検出回路71を設けている。この背景レベ
ル検出回路71は、カラールックアップテーブル32か
ら出力される白黒輝度信号S32bを用いて、イメージ
センサ23−1の各画素毎に帳票10の背景レベル(白
レベル)を検出、保持し、該背景レベルを輝度信号正規
化回路72に与える。
【0055】図33は、図32中の背景レベル検出回路
71における背景レベル検出方法の例を示す図である。
背景レベルを求める方法としては、例えば、帳票10内
の予め設定された背景レベル測定領域10a内で、白黒
輝度信号S32bの平均値をとり、これを背景レベルW
Lとする方法、あるいは背景レベル測定領域10a内の
最も高いレベルを背景レベルWLとする方法等がある。
このように背景レベル検出回路71で検出、保持された
背景レベルWLは、輝度信号正規化回路72へ送られ
る。輝度信号正規化回路72では、カラールックアップ
テーブル32から出力された無彩色信号S32aと、背
景レベルWLとを入力し、当該画素レベルを正規化して
画素属性判別回路33及び当該画素輝度レジスタ34へ
送る。これにより、第1の実施形態とほぼ同様の処理が
行われる。以上のように、この第6の実施形態では、背
景レベル検出回路71及び輝度信号正規化回路72を設
けたので、光量変動等に影響されない安定な文字イメー
ジS12のデータを得ることができる。
【0056】第7の実施形態 図34は、本発明の第7の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図であり、第1の実施形態を示す図4中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
のカラー処理部では、図4の遅延用ラインメモリ31と
カラールックアップテーブル32との間に、新たに3つ
の背景白レベル検出回路81−1〜81−3及び3つの
原色信号正規化回路82−1〜82−3が設けられてい
る。他の構成は、図4と同一である。各背景白レベル検
出回路81−1〜81−3は、照明ランプ等の光量変動
等による信号レベルの変動がカラールックアップテーブ
ル32の無彩色か有彩色かの判定に及ぼす影響をなくす
ため、R、G、Bの各原色成分信号を背景白レベルで正
規化するための回路である。各原色成分正規化回路82
−1〜82−3は、各背景白レベル検出回路81−1〜
81−3から出力される背景白レベルでR、G、Bの各
原色成分信号を正規化してカラールックアップテーブル
32へ与える回路である。背景白レベル検出回路81−
1〜81−3は、例えば、ラインメモリと比較回路、レ
ジスタ等によって構成されている。原色信号正規化回路
82−1〜82−3は、例えば、背景白レベルと原色成
分信号をアドレスとするROM等で構成されている。
【0057】第1の実施形態では、イメージセンサ23
−1のR、G、B原色成分信号レベルが、照明ランプ等
の光源の光量変動、帳票10の紙質、温度等によって影
響を受ける場合がある。これは、同じ帳票10であって
も、イメージセンサ23−1から得られる原色成分信号
レベルが異なることを意味し、たとえ同じカラールック
アップテーブル32で色判定をしても、同じ結果が得ら
れるとは限らない。このような場合、安定した読取り動
作が期待できない。これらの変動要素は、帳票10の背
景(白)レベルに反映されているため、得られた原色成
分信号をそれぞれの原色に対応する背景レベルで正規化
し、この正規化後の原色成分信号をカラールックアップ
テーブル32に供給するようにすれば、これらの影響を
取り除くことができる。そこで、この第7の実施形態で
は、背景白レベル検出回路81−1〜81−3及び原色
信号正規化回路82−1〜82−3を新たに設けてい
る。各背景白レベル検出回路81−1〜81−3では、
遅延用ラインメモリ31から出力されるR、G、Bの各
原色成分信号を用いて、各画素毎に帳票10の背景レベ
ル(白に対する原色成分信号レベル)を検出、保持す
る。この検出、保持された各原色の背景白レベルと、各
原色成分信号とが、各原色信号正規化回路82−1〜8
2−3へ供給される。各原色信号正規化回路82−1〜
82−3では、各原色成分信号を各々の背景白レベルで
正規化し、カラールックアップテーブル32へ送る。そ
の後、第1の実施形態と同様の処理が行われる。
【0058】以上のように、この第7の実施形態では、
背景白レベル検出回路81−1〜81−3及び原色信号
正規化回路82−1〜82−3を設けたので、照明ラン
プの光量変動等の影響を受けることなく、安定した文字
読取り動作が可能となる。なお、本発明は上記実施形態
に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例と
しては、例えば次の(1)〜(5)のようなものがあ
る。 (1) 第7の実施形態を示す図34の背景白レベル検
出回路81−1〜81−3及び原色信号正規化回路82
−1〜82−3は、他の第1、第2、第3、第4、第5
又は第6の実施形態に設けても、この第7の実施形態の
効果が得られる。 (2) 図8では、カラールックアップテーブル32を
用いて無彩色か有彩色かを判定する方法について説明し
たが、この無彩色か否かを判定する方法は他の方法でも
可能である。例えば、R、G、B信号のレベルが3つと
もある適当なスライスレベル以下のとき、無彩色と判定
してもよい。また、無彩色と有彩色とを区別できる他の
評価方法を用いることも可能である。 (3) 図4のカラールックアップテーブル32では、
無彩色信号S32aの他に、6ビットの多値の白黒輝度
信号S32bとしてR信号、G信号、B信号のうち最も
レベルの高いもの(即ち、最も白レベルに近いもの)を
当該画素の白黒信号として出力しているが、この白黒輝
度信号S32bの生成方法には限定されない。例えば、
白黒輝度信号S32bとして、R信号、G信号、B信号
の平均値を取ってもよい。また、白黒輝度信号S32b
として、ある適当な係数l,m,nでの積和・・・l*
R+m*G+n*B等を取ってもよい。 (4) 図4の近傍画素属性レジスタ35では、当該画
素と周囲の8画素計9画素の属性データS35を保持す
るようにしている。しかし、この近傍画素は9点に限定
されるものではなく、イメージセンサ23の特性等によ
り、最適な近傍画素数を採用すればよい。 (5) 第4及び第5の実施形態では、画素配列が図2
(4)に示すイメージセンサ23−4として光源切替え
式、あるいは3センサ式のものを例として挙げたが、こ
れらに限定されない。例えば、フィルタ切替え式等、画
素配列が機能的に図2(4)のようにR、G、B同一位
置となるような読取り方式であれば、種々のものを用い
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
の発明によれば、イメージ読取り手段によって帳票の
イメージを読取り、この読取ったイメージのRGB各画
素間の物理的な位置ずれを補正した後、無彩色以外のカ
ラー全てをドロップアウトするようにしたので、各画素
間の物理的な位置ずれ、帳票の送りピッチの変動、各画
素のMTFの違い等によって色ずれが生じても、文字が
欠けることなく、ドロップアウトカラーを的確に除去す
ることができる。第3の発明によれば、イメージ読取り
手段で読取ったイメージのRGB各画素間の物理的な位
置ずれを補正した後、無彩色以外のカラー全てをドロッ
プアウトするようにしたので、各画素間の物理的な位置
ずれ、各画素のMTFの違い等によって色ずれが生じて
も、文字が欠けることなく、ドロップアウトカラーを的
確に除去することができる。 第4の発明によれば、イメ
ージ読取り手段により帳票のイメージを読取ってライン
メモリに格納し、この格納したイメージデータに対して
無彩色以外のカラー全てをドロップアウトするようにし
たので、各画素のMTFの違い等によって色ずれが生じ
ても、文字が欠けることなく、ドロップアウトカラーを
的確に除去することができる。第5の発明によれば、背
景レベル検出手段及び輝度信号正規化手段を設けたの
で、照明ランプの光量変動等による信号レベルの変動が
画素属性判定手段等に及ぼす影響をなくすことができ、
光量変動等に影響されない安定な文字イメージのデータ
を得ることができる。第6の発明によれば、背景白レベ
ル検出手段及び原色信号正規化手段を設けたので、照明
ランプの光量変動等による信号レベルの変動が色判定手
段の無彩色か有彩色かの判定に及ぼす影響がなくなり、
光量変動等に影響されない安定な文字イメージのデータ
を得ることができる。第7の発明によれば、背景白レベ
ル検出手段、原色信号正規化手段、及び背景レベル検出
手段等を設けたので、照明ランプの光量変動等による信
号レベルの変動が色判定手段の無彩色か有彩色かの判
定、及び画素属性判別手段等に及ぼす影響をなくすこと
ができ、光量変動等に影響されない安定な文字イメージ
のデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すOCRの構成ブ
ロック図である。
【図2】カラー用のライン型イメージセンサの画素配列
の例を示す図である。
【図3】図1の具体的な構成図である。
【図4】図3中のカラー処理部30の構成ブロック図で
ある。
【図5】色ずれの説明図である。
【図6】図4中の遅延用ラインメモリ31の構成図であ
る。
【図7】図6の遅延用ラインメモリ31の動作説明図で
ある。
【図8】図4中のカラールックアップテーブル32によ
る色判定方法の説明図である。
【図9】図4中の画素属性判定テーブルの構成例を示す
図である。
【図10】図4中の近傍画素属性レジスタ35の構成例
を示す図である。
【図11】図4中の当該画素輝度レジスタ34の構成例
を示す図である。
【図12】図4中のカラー取捨判定回路36の動作説明
図である。
【図13】図12のカラー取捨判定方法例を示す図であ
る。
【図14】図4中のカラー除去回路37の動作説明図で
ある。
【図15】図14の色ずれがない場合の抽出後の文字イ
メージS12の例を示す図である。
【図16】図14の色ずれがあった場合の抽出後の文字
イメージS12の例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【図18】図17中の遅延用ラインメモリ41及び遅延
用シフトレジスタ42の構成例を示す図である。
【図19】図18のライン整列後のRGBの位置関係を
示す図である。
【図20】図18の動作説明図である。
【図21】図18の動作説明図である。
【図22】図18の動作説明図である。
【図23】図17中の左右判定テーブルの構成例を示す
図である。
【図24】本発明の第3の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【図25】図24中の遅延用シフトレジスタ51の構成
例を示す図である。
【図26】図25の動作説明図である。
【図27】図25の動作説明図である。
【図28】図24中の左右中心判定テーブルの構成例を
示す図である。
【図29】本発明の第4の実施形態を示す光源切替え式
のカラーイメージ読取り部の構成図である。
【図30】本発明の第4の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【図31】本発明の第5の実施形態を示す3センサ式の
カラーイメージ読取り部の構成図である。
【図32】本発明の第6の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【図33】図32中の背景レベル検出方法を示す図であ
る。
【図34】本発明の第7の実施形態を示すカラー処理部
の構成ブロック図である。
【符号の説明】
10 帳票 11 文字枠 12 文字 20 カラーイメージ読取り部 23,23−1〜23−4 ライン型イメージセンサ 30 カラー処理部 31,41 遅延用ラインメモリ 32,43−1〜43−4,52−1〜52−3
カラールックアップテーブル 33 画素属性判別回路 34 当該画素輝度レジスタ 35 近傍画素属性レジスタ 36 カラー取捨判定回路 37 カラー除去回路 42,51 遅延用シフトレジスタ 44−1,44−2 左右判別回路 45−1,45−2,54 輝度切替え回路 46 奇数偶数切替え回路 53 左右中心判別回路 61−1〜61−3 ラインメモリ 71 背景レベル検出回路 72 輝度信号正規化回路 81−1〜81−3 背景白レベル検出回路 82−1〜82−3 原色信号正規化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/20 H04N 1/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に有彩色のドロップアウトカラ
    ーで記載された文字枠の中に、無彩色の色で文字が記入
    された帳票を読取り対象とし、前記帳票のイメージを光
    学的に読取り、前記読取ったイメージの所定の領域を切
    取って前記文字枠中に記入された文字を認識する光学式
    文字読取り装置において、 赤、緑、青の原色画素配列が3列のカラーイメージセン
    サを有し、前記読取り対象となる帳票のイメージを該カ
    ラーイメージセンサで読取ってディジタル信号からなる
    赤、緑、青の3つの原色成分信号を出力するイメージ読
    取り手段と、 前記赤、緑、青の3つの原色成分信号を入力し、このな
    かの1つの原色成分信号に対して他の2つの原色成分信
    号をそれぞれ異なるライン数分だけ遅らせてこれらの
    赤、緑、青の原色成分信号を物理的に同一位置の色分解
    信号に補正する位置ずれ補正用の遅延手段と、 前記遅延手段の出力信号を入力し、読取り色が無彩色か
    有彩色かを判定して色判定信号を出力すると共に、最も
    白レベルに近いものを当該画素の白黒輝度信号として出
    力する色判定手段と、 前記色判定信号及び前記白黒輝度信号を入力し、当該画
    素の属性を判別して画素属性信号を出力する画素属性判
    別手段と、 前記画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素
    の属性データを保持する近傍画素属性保持手段と、 前記当該画素の白黒輝度信号を入力し、この当該画素の
    白黒輝度信号レベルを保持する当該画素輝度保持手段
    と、 前記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入
    力し、当該画素のみの属性、及び当該画素の属性と周囲
    画素の属性との関連から、当該画素が文字の一部かある
    いはドロップアウトカラーの一部かを判定してこの判定
    結果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号を出
    力し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2のカ
    ラー除去信号を出力するカラー取捨判定手段と、 前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
    該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
    号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
    したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
    出力するカラー除去手段とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取り装置。
  2. 【請求項2】 所定箇所に有彩色のドロップアウトカラ
    ーで記載された文字枠の中に、無彩色の色で文字が記入
    された帳票を読取り対象とし、前記帳票のイメージを光
    学的に読取り、前記読取ったイメージの所定の領域を切
    取って前記文字枠中に記入された文字を認識する光学式
    文字読取り装置において、 赤、緑、青の原色画素配列が2列のカラーイメージセン
    サを有し、前記読取り対象となる帳票のイメージを該カ
    ラーイメージセンサで読取ってディジタル信号からなる
    赤、緑、青の3つの原色成分信号を出力するイメージ読
    取り手段と、 前記赤、緑、青の3つの原色成分信号を入力し、このな
    かの1つの原色成分信号に対して他の2つの原色成分信
    号を所定ライン分遅らせてこれらの赤、緑、青の原色成
    分信号を物理的に同一位置の色分解信号に補正して同時
    に出力する位置ずれ補正用の遅延出力手段と、 前記遅延出力手段の出力信号のうちの奇数番目左側の当
    該画素の信号、奇数番目右側の当該画素の信号、偶数番
    目左側の当該画素の信号、及び偶数番目右側の当該画素
    の信号をそれぞれ入力し、読取り色が無彩色か有彩色か
    を判定して色判定信号をそれぞれ出力すると共に、最も
    白レベルに近いものを当該画素の白黒輝度信号としてそ
    れぞれ出力する奇数左側用色判定手段、奇数右側用色判
    定手段、偶数左側用色判定手段及び偶数右側用色判定手
    段と、 前記奇数左側用色判定手段及び前記奇数右側用色判定手
    段の出力信号を入力し、これらの色判定手段のうちの前
    記色判定信号が出力された方の色判定手段を判別し、こ
    の色判定手段から出力される前記色判定信号及び前記白
    黒輝度信号を選択して第1の色判定信号及び第1の白黒
    輝度信号として出力する奇数側左右判別輝度切替え手段
    と、 前記偶数左側用色判定手段及び前記偶数右側用色判定手
    段の出力信号を入力し、これらの色判定手段のうちの前
    記色判定信号が出力された方の色判定手段を判別し、こ
    の色判定手段から出力される前記色判定信号及び前記白
    黒輝度信号を選択して第2の色判定信号及び第2の白黒
    輝度信号として出力する偶数側左右判別輝度切替え手段
    と、 前記第1,第2の色判定信号及び前記第1,第2の白黒
    輝度信号を入力し、当該画素が奇数番目のときは前記第
    1の色判定信号及び前記第1の白黒輝度信号を切替えて
    出力し、当該画素が偶数番目のときは前記第2の色判定
    信号及び前記第2の白黒輝度信号を切替えて出力する奇
    数偶数切替え手段と、 前記奇数偶数切替え手段から出力される色判定信号及び
    白黒輝度信号を入力し、当該画素の属性を判別して画素
    属性信号を出力する画素属性判別手段と、 前記画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素
    の属性データを保持する近傍画素属性保持手段と、 前記奇数偶数切替え手段から出力される当該画素の白黒
    輝度信号を入力し、この当該画素の白黒輝度信号レベル
    を保持する当該画素輝度保持手段と、 前記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入
    力し、当該画素のみの属性、及び当該画素の属性と周囲
    画素の属性との関連から、当該画素が文字の一部かある
    いはドロップアウトカラーの一部かを判定してこの判定
    結果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号を出
    力し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2のカ
    ラー除去信号を出力するカラー取捨判定手段と、 前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
    該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
    号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
    したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
    出力するカラー除去手段とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取り装置。
  3. 【請求項3】 所定箇所に有彩色のドロップアウトカラ
    ーで記載された文字枠の中に、無彩色の色で文字が記入
    された帳票を読取り対象とし、前記帳票のイメージを光
    学的に読取り、前記読取ったイメージの所定の領域を切
    取って前記文字枠中に記入された文字を認識する光学式
    文字読取り装置において、 赤、緑、青の原色画素配列が1列のカラーイメージセン
    サを有し、前記読取り対象となる帳票のイメージを該カ
    ラーイメージセンサで読取ってディジタル信号からなる
    赤、緑、青の原色成分信号を出力するイメージ読取り手
    段と、 前記赤、緑、青の原色成分信号を直列に入力して並列に
    出力する位置ずれ補正手段と、 前記位置ずれ補正手段の出力信号のうち、当該画素を中
    心にして赤、緑、青の信号、当該画素の左隣りの画素を
    中心にして赤、緑、青の信号、及び当該画素の右隣りの
    画素を中心にして赤、緑、青の信号をそれぞれ入力し、
    読取り色が無彩色か有彩色かを判定して色判定信号をそ
    れぞれ出力すると共に、最も白レベルに近いものを当該
    画素の白黒輝度信号としてそれぞれ出力する中心用色判
    定手段、左側用色判定手段及び右側用色判定手段と、 前記中心用色判定手段、前記左側用色判定手段及び前記
    右側用色判定手段の出力信号を入力し、これらの色判定
    手段のうちの前記色判定信号が出力された色判定手段を
    判別し、この色判定手段から出力される前記色判定信号
    及び前記白黒輝度信号を選択して出力する左右中心判別
    輝度切替え手段と、 前記左右中心判別輝度切替え手段から出力される色判定
    信号及び白黒輝度信号を入力し、当該画素の属性を判別
    して画素属性信号を出力する画素属性判別手段と、 前記画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素
    の属性データを保持する近傍画素属性保持手段と、 前記左右中心判別輝度切替え手段から出力される当該画
    素の白黒輝度信号を入力し、この当該画素の白黒輝度信
    号レベルを保持する当該画素輝度保持手段と、 前記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入
    力し、当該画素のみの属性、及び当該画素の属性と周囲
    画素の属性との関連から、当該画素が文字の一部かある
    いはドロップアウトカラーの一部かを判定してこの判定
    結果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号を出
    力し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2のカ
    ラー除去信号を出力するカラー取捨判定手段と、 前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
    該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
    号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
    したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
    出力するカラー除去手段とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取り装置。
  4. 【請求項4】 所定箇所に有彩色のドロップアウトカラ
    ーで記載された文字枠の中に、無彩色の色で文字が記入
    された帳票を読取り対象とし、前記帳票のイメージを光
    学的に読取り、前記読取ったイメージの所定の領域を切
    取って前記文字枠中に記入された文字を認識する光学式
    文字読取り装置において、 赤、緑、青の原色画素配列が1列でかつ同一位置である
    カラーイメージセンサを有し、前記読取り対象となる帳
    票のイメージを該カラーイメージセンサで読取ってディ
    ジタル信号からなる赤、緑、青の3つの原色成分信号を
    出力するイメージ読取り手段と、 前記赤、緑、青の3つの原色成分信号をそれぞれ入力し
    てこれらの各原色成分信号を1ライン分づつ格納するラ
    インメモリと、 前記ラインメモリの出力信号を入力し、読取り色が無彩
    色か有彩色かを判定して色判定信号を出力すると共に、
    最も白レベルに近いものを当該画素の白黒輝度信号とし
    て出力する色判定手段と、 前記色判定信号及び前記白黒輝度信号を入力し、当該画
    素の属性を判別して画素属性信号を出力する画素属性判
    別手段と、 前記画素属性信号を入力し、当該画素とこの周囲の画素
    の属性データを保持する近傍画素属性保持手段と、 前記当該画素の白黒輝度信号を入力し、この当該画素の
    白黒輝度信号レベルを保持する当該画素輝度保持手段
    と、 前記近傍画素属性保持手段に保持された属性データを入
    力し、当該画素のみの属性、及び当該画素の属性と周囲
    画素の属性との関連から、当該画素が文字の一部かある
    いはドロップアウトカラーの一部かを判定してこの判定
    結果が文字の一部のときには第1のカラー除去信号を出
    力し、ドロップアウトカラーの一部のときには第2のカ
    ラー除去信号を出力するカラー取捨判定手段と、 前記第1のカラー除去信号を入力したときには、前記当
    該画素輝度保持手段に保持されている当該画素の輝度信
    号をそのまま出力し、前記第2のカラー除去信号を入力
    したときには、当該画素の輝度信号として背景レベルを
    出力するカラー除去手段とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取り装置。
  5. 【請求項5】 前記画素属性判別手段及び前記当該画素
    輝度保持手段に入力される前記白黒輝度信号を背景レベ
    ルで正規化する背景レベル検出手段と、 前記背景レベル検出手段の出力信号によって前記白黒輝
    度信号を正規化して前記画素属性判別手段及び前記当該
    画素輝度保持手段に与える輝度信号正規化手段とを、 設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    光学式文字読取り装置。
  6. 【請求項6】 前記色判定手段に入力される前記各原色
    成分信号を背景白レベルで正規化する背景白レベル検出
    手段と、 前記背景白レベル検出手段の出力信号によって前記各原
    色成分信号を正規化して前記色判定手段に与える原色信
    号正規化手段とを、 設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    光学式文字読取り装置。
  7. 【請求項7】 前記色判定手段に入力される前記各原色
    成分信号を背景白レベルで正規化する背景白レベル検出
    手段と、 前記背景白レベル検出手段の出力信号によって前記各原
    色成分信号を正規化して前記色判定手段に与える原色信
    号正規化手段と、 前記画素属性判別手段に入力される前記白黒輝度信号を
    背景レベルで正規化して前記画素属性判別手段に与える
    背景レベル検出手段とを設け、 前記画素属性判別手段は、前記色判定信号及び前記背景
    レベル検出手段の出力信号を入力し、当該画素レベルを
    正規化すると共に当該画素の属性を判別し、前記近傍画
    素属性保持手段に与える画素属性信号を出力する構成に
    したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の光
    学式文字読取り装置。
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