JP3308444B2 - 光学式文字読取装置 - Google Patents

光学式文字読取装置

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JP3308444B2
JP3308444B2 JP07623596A JP7623596A JP3308444B2 JP 3308444 B2 JP3308444 B2 JP 3308444B2 JP 07623596 A JP07623596 A JP 07623596A JP 7623596 A JP7623596 A JP 7623596A JP 3308444 B2 JP3308444 B2 JP 3308444B2
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冬樹 松井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式文字読取装
置(Optical Character Reader、以下、OCRとい
う)、特にカラーイメージセンサで読み取ったイメージ
画像中のドロップアウトカラーの処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のOCRの概略の構成を示
するブロック図である。このOCRは、帳票1上の文字
を光学的に読み取る装置である。図2の帳票1は、一定
のフォーマットに文字を記入してOCRに入力するため
の用紙であり、文字を記入するための文字枠1aが予め
印刷されている。この文字枠1aは、文字の読み取りに
は不要であるため、記入者には見えるが、機械的には読
み取られないことが望ましい。そのため、文字枠1aを
機械的に無視するための有彩色(ドロップアウトカラ
ー)で印刷している。そして、この文字枠1aの中に、
認識対象となる文字1bを無彩色(例えば、黒色)で記
入する。この様な帳票1は、OCRのカラーイメージ読
取部2によって、光学的に読み取られる。カラーイメー
ジ読取部2は、例えば電荷結合素子(Charge Coupled D
evice、以下、CCDという)によるライン型カラーイメ
ージセンサ等で構成されている。カラーイメージ読取部
2は、帳票1に記載された文字その他の情報を画素に分
解して光学的に読み取り、各画素に対して赤色成分信号
(以下、R信号という)rd、緑色成分信号(以下、G
信号という)gr、及び青色成分信号(以下、B信号と
いう)blを出力する。カラーイメージ読取部2の出力
は、カラー処理部3に与えられる。カラー処理部3は、
R,G,Bの各信号rd,gr,blを基に、文字以外
の色の画素を抽出して、背景色と同一の色に変換するこ
とにより、イメージデータ中の文字枠を取り除く。この
様にして文字枠が取り除かれたイメージデータimg
は、イメージメモリ4に格納される。イメージメモリ4
に格納されたイメージデータimgは、切出制御部5に
よって文字パターンが存在する所定の領域が切り取られ
る。切出制御部5は、切り取った文字パターンを文字パ
ターンメモリ6に格納する。文字パターンメモリ6に格
納された文字パターンは、文字認識部7によって読み出
され、認識辞書8を参照しながら文字認識される。
【0003】図3は、図2のOCRにおける従来のカラ
ー処理部3の一構成例を示すブロック図である。このカ
ラー処理部3は、図2のカラーイメージ読取部2から出
力されるR,G,Bの各信号rd,gr,blを入力す
るセンサインタフェース部11を有している。センサイ
ンタフェース部11の出力側は、RGB整列部12へ接
続されている。RGB整列部12は、R,G,Bの各信
号rd,gr,blをサンプリングするとともに、カラ
ーイメージセンサの画素配列に起因する赤,緑,青の各
画素の位置ずれを補正し、R,G,Bの各信号rd,g
r,blを同一位置に整列させるものである。RGB整
列部12の出力側は、色判定部13及び最大値検出部1
4へ共通接続されている。色判定部13は、R,G,B
の各信号rd,gr,bl間のレベル差を算出し、それ
らのレベル差を特定の判定基準と比較して、当該画素が
有彩色か無彩色かを判定する。そして、その判定結果を
色情報信号(赤系色red、緑系色grn、青系色bl
u、又は無彩色blk)として出力する。また、最大値
検出部14は、R,G,B信号rd,gr,blのうち
最も高い信号レベルを、当該画素の最大値信号maxと
して出力するものである。色判定部13の出力側は、色
情報処理部15へ接続されている。色情報処理部15
は、出力切替部16から与えられるモード選択信号mo
deに基づいて、属性(文字/カラー)切替信号at
r、カラー(有彩色/無彩色)判定信号col、及び輝
度選択信号bselを出力するものである。色情報処理
部15の輝度選択信号bselは、輝度信号選択部17
に与えられる。輝度信号選択部17は、RGB整列部1
2から出力されるR,G,Bの各信号rd,gr,bl
と最大値検出部14から出力される最大値信号maxの
中のから、いずれか1つを輝度選択信号bselに基づ
いて選択して輝度信号bwを出力するものである。
【0004】一方、最大値信号maxは、ピーク検出部
18へ与えられている。ピーク検出部18は、入力され
る最大値信号maxの信号レベルのピークを検出し、ピ
ーク値peakとして保持するとともに、出力するもの
である。ピーク検出部18の出力側と、輝度信号選択部
17の出力側とは、ともに輝度信号補正部19へ接続さ
れている。輝度信号補正部19は、ピーク検出部18か
ら入力されるピーク値peakによって、輝度信号bw
のレベルを補正するものである。この輝度信号補正部1
9の出力側は、図2のイメージメモリ4に接続されてい
る。この様な構成のカラー処理部3では、次のような動
作が行われる。帳票1は、図2のカラーイメージ読取部
2で光学的に読み取られ、帳票上の文字その他の情報は
画素に分解され、赤、緑、青の各原色成分に分離され
る。そしてR,G,Bの各信号rd,gr,blとして
センサインタフェース11を介してRGB整列部12へ
入力される。RGB整列部12では、入力されたR,
G,Bの各信号rd,gr,blを、図4(1)〜
(4)に示すカラーイメージ読取部2のイメージセンサ
の画素配列に応じて次のような処理を行う。
【0005】図4(1)〜(4)は、CCDで構成され
たライン型カラーイメージセンサの画素配列パターンの
例を示す図である。例えば、図4(1)の配列のイメー
ジセンサを用いるRGB整列部12では、赤,緑,青の
各画素の位置ずれを補正する遅延用レジスタ回路を持
つ。図4(2),(3)の配列のイメージセンサを用い
るRGB整列部12では、R,G,B信号を整列させる
機能を持っている。図4(4)の配列のイメージセンサ
は、赤,緑,青の各画素の位置ずれがないので、特別な
処理は不要である。このようなイメージセンサの画素配
列に応じた処理が行われた後、R,G,B信号rd,g
r,blは、色判定部13へ入力される。色判定部13
では、R,G,Bの各信号rd,gr,bl間のレベル
差を算出し、一番レベルが高く、かつ、他の信号に対し
て特定の判定基準値以上のレベル差のある信号を選択す
る。そして選択された信号の色を帳票1上の画素の色で
あると判定する。もし、特定の判定基準値以上のレベル
差のある信号が存在しなければ、帳票1上の画素の色
は、無彩色であると判定する。これにより、帳票1上の
色の識別が可能となり、無彩色であれば文字を構成する
イメージデータであると判定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OCRでは、次のような課題があった。図3の色判定部
13は、R信号rdとG信号gr、G信号grとB信号
b、及びB信号blとR信号rdの各組合わせについ
て、それぞれ信号レベルの差を算出する。そして、どれ
か1つのレベル差が特定の判定基準値以上である場合
に、そのレベルの一番高い信号の色を当該画素の色と判
定する。例えば、R信号rdの信号レベルがG信号gr
及びB信号blの信号レベルよりも高く、R信号rdの
信号レベルがG信号grの信号レベルよりも特定の判定
基準値以上高いときには、当該画素は赤系色であると判
定される。赤系色と判定されると、色判定部13の出力
信号の中の赤系色情報信号redのみがオンとなり、他
の信号はすべてオフとなる。R信号rd、G信号gr、
及びB信号blの間に特定の判定基準値以上の差が無い
場合には、当該画素は無彩色であると判定され、無彩色
情報信号blkがオンとなる。色判定部13では、この
様な色判定方法を使用しているため、カラーイメージセ
ンサの出力レベルが相対的に異なると、特定の判定基準
値のレベル差を使用した色判定方法は、次の図5(a)
〜(c)に示すような理由により不可能となる。
【0007】図5(a)〜(c)は、従来の色判定方法
の問題点を説明するための説明図である。図5(a)
は、例えば、ドロップアウトカラーとして赤色を使用し
た場合に、帳票1の赤系色部分をカラーセンサが読み取
っている状態を示している。図5(b)は、カラーセン
サAから出力されるR信号rd、G信号gr、及びB信
号blの信号レベルを示している。ここで、出力レベル
は256階調とし、R信号rd,G信号gr,B信号b
lの信号レベルは、それぞれ、200,140,140
である。そして、判定基準のレベル差ΔLを50とする
と、R信号とG信号のレベル差ΔRGは、 ΔRG=R信号レベル−G信号レベル=60>50 であるから、色判定部13は、赤系色、即ちドロップア
ウトカラーであると判定する。
【0008】一方、図5(c)はカラーセンサBから出
力されるR信号rd、G信号gr、及びB信号blを示
しており、R信号rd,G信号gr,B信号blの信号
レベルは、それぞれ、140,100,100である。
従って、R信号とG信号のレベル差ΔRGと、R信号と
B信号のレベル差ΔRBは、それぞれ ΔRG=R信号レベル−G信号レベル=40<50 ΔRB=R信号レベル−B信号レベル=40<50 であるから、色判定部13は、無彩色であると判定す
る。この様に、カラーセンサBから出力されるR信号r
d、G信号gr、及びB信号blの相対的なレベル関係
はカラーセンサAと変わらなくても、出力自体が相対的
に低いため、信号レベル間のレベル差が小さくなり、特
定の判定基準値(この場合は、50)でレベル差を判定
すると異なった判定結果が生じてしまう。本発明は、前
記従来技術が持っていた課題を解決し、イメージサンサ
の出力信号レベルの相対的なレベル差に対して色判定レ
ベルを補正し、正確なカラー処理を行い、ドロップアウ
トカラーを確実に除去するOCRを提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、第1の発明は、帳票上に記載された文字を画素に分
解して光学的に読取り、赤、緑、青の原色成分信号に分
離して出力するカラーイメージ読取手段と、前記各原色
成分信号間の信号レベル差によって色判定を行い、判定
された赤、緑、青または無彩色の色成分信号をイメージ
データとして出力するカラー処理手段と、前記イメージ
データから、文字認識辞書に登録されている登録パター
ンを参照して前記帳票上に記載された文字を認識する認
識手段とを、備えた光学式文字読取装置において、前記
カラー処理手段を次のように構成している。即ち、前記
カラー処理手段は、前記信号レベル差に対してそれぞれ
異なる基準値を用いて色判定を行い、判定結果をそれぞ
れ色情報信号として出力する複数の色判定部と、前記各
原色成分信号の中から信号レベルが最大の最大値信号を
検出して出力する最大値検出部と、前記複数の色判定部
から出力される色情報信号の中から、色情報選択信号で
選択されたものを色信号として出力する色情報選択部と
を、有している。また、前記カラー処理手段は、前記最
大値信号の信号レベルの最大値を検出し、ピーク値とし
て保持しかつ出力するピーク検出部と、前記ピーク値を
基に前記信号レベル差のクラスを判定し、判定結果に応
じて前記色情報選択信号を出力するレベル判定部と、前
記色信号と処理モードに応じて与えられるモード選択信
号とに基づいて輝度選択信号を出力する色情報処理部
と、前記輝度選択信号に基づいて前記各原色成分信号と
前記最大値信号の中から1つを選択して輝度信号として
出力する輝度信号選択部と、前記ピーク値を基に前記輝
度信号の信号レベルを補正してイメージデータを前記認
識手段に出力する輝度信号補正部とを、備えている。
【0010】第2の発明では、第1の発明のカラー処理
手段において、前記輝度信号の信号レベルのピークを検
出し、輝度補正信号として保持しかつ出力する第2のピ
ーク検出部を追加している。そして、前記輝度信号補正
部は、前記ピーク値に代えて前記輝度補正信号を基に、
前記輝度信号の信号レベルを補正してイメージデータを
前記認識手段に出力するように変更している。第3の発
明では、第2の発明のカラー処理手段の色情報選択部と
第1のピーク検出部とレベル判定部とに代えて、機能の
異なる次のような第1のピーク検出部とピーク最大値出
力部と輝度レベル選択部とレベル判定部とを設けてい
る。この第3の発明の第1のピーク検出部は、前記赤、
緑、青の各原色成分信号毎に信号レベルのピークを検出
し、それぞれピーク値として保持しかつ出力するもので
ある。ピーク最大値出力部は、前記第1のピーク検出部
から出力される複数のピーク値の中から最大のものを最
大ピーク値として出力するものである。輝度レベル選択
部は、前記第1のピーク検出部から出力される複数のピ
ーク値と前記最大ピーク値の中から、処理モードに応じ
て与えられるモード選択信号によって1つを選択して輝
度レベル値として出力するものである。そして、レベル
判定部は、前記輝度レベル値を基に前記信号レベル差の
クラスを判定し、判定結果に応じて前記色情報選択信号
を出力するものである。
【0011】第4の発明では、第3の発明のカラー処理
手段に、次の機能を有する補間信号生成部を付加してい
る。この第4の発明の補間信号生成部は、前記原色成分
信号が存在しない画素位置の原色成分信号を、その画素
位置の両隣の同一色の原色成分信号の信号レベルから補
間して補間原色成分信号を生成するものである。補間信
号生成部の付加に伴い、第4の発明では、第1のピーク
検出部と輝度信号選択部の機能を次のように変更してい
る。即ち、第1のピーク検出部は、前記赤、緑、青の各
原色成分信号及び前記補間原色成分信号毎に信号レベル
のピークを検出し、それぞれピーク値として保持しかつ
出力する。また、輝度信号選択部は、前記輝度選択信号
に基づき、前記各原色成分信号の中からまたは該各原色
成分信号及び前記補間原色成分信号の中から1つを選択
して輝度信号として出力するようにしている。第5の発
明では、第1、第2、第3または第4の発明において、
前記レベル判定部で判定する前記信号レベル差のクラス
の数は前記複数の色判定部の数と同数とし、該レベル判
定部は該複数の色判定部が色判定に用いるそれぞれの基
準値に応じて該クラスを判定する。
【0012】第1の発明によれば、以上のようにOCR
を構成したので、OCRのカラー処理手段では次のよう
な動作が行われる。カラーイメージ読取手段から赤、
緑、青の各原色成分信号が入力されると、複数の色判定
部は、それぞれ異なる基準値を用いて色判定を行い、そ
れぞれ色情報信号を出力する。また、最大値検出部は、
入力される赤、緑、青の各原色成分信号の信号レベルの
最大値を検出し、最大値信号を出力する。ピーク検出部
は、最大値信号のピークを検出し、検出したピーク値を
レベル判定部へ出力する。レベル判定部は、ピーク値を
基に色判定に用いる基準値のクラスを判定して色情報選
択信号を出力する。色情報選択部は、色情報選択信号に
基づいて、複数の色判定部から入力される色情報信号の
中から1つを選択して色信号を出力する。色情報処理部
は、色信号とモード選択信号とに基づいて輝度選択信号
を出力する。輝度信号選択部は、輝度選択信号に基づい
て、赤、緑、青の各原色成分信号と最大値信号の中から
1つを選択して輝度信号を出力する。輝度信号補正部
は、ピーク値を基に輝度信号の信号レベルを補正し、イ
メージデータとして認識手段へ出力する。第2の発明で
は、第1の発明と同様に、輝度信号選択部は輝度信号を
出力する。この出力された輝度信号は、第2のピーク検
出部と輝度信号補正部とに与えられる。第2のピーク検
出部は、入力される輝度信号のピークを検出し輝度補正
信号を出力する。輝度信号補正部は、輝度補正信号を基
に輝度信号の信号レベルを補正し、イメージデータとし
て認識手段へ出力する。
【0013】第3の発明では、カラーイメージ読取手段
から赤、緑、青の各原色成分信号入力されると、第1の
ピーク検出部は、赤、緑、青の各原色成分信号毎に信号
レベルのピークを検出し、それぞれのピーク値を出力す
る。ピーク最大値出力部は、赤、緑、青のピーク値の中
から最大のものを最大ピーク値として出力する。輝度レ
ベル選択部は、赤、緑、青の各ピーク値と最大ピーク値
との中から、モード選択信号によって1つを選択して輝
度レベル値を出力する。レベル判定部は、輝度レベル値
を基に色判定に用いる基準値のクラスを判定して色情報
選択信号を出力する。色情報選択部は、色情報選択信号
に基づいて、第2の発明と同様に複数の色判定部から入
力される色情報信号の中から1つを選択して輝度選択信
号を出力する。この輝度選択信号に基づき、輝度信号選
択部から出力される輝度信号に対する処理は、第2の発
明と同様である。第4の発明では、カラーイメージ読取
手段から赤、緑、青の各原色成分信号入力されると、カ
ラー処理手段の補間信号生成部は、原色成分信号が存在
しない画素位置の原色成分信号を、その画素位置の両隣
の同一色の原色成分信号の信号レベルから補間して補間
原色成分信号を生成する。そして、生成された補間原色
成分信号と、入力された赤、緑、青の各原色成分信号と
を基にして、第3の発明とほぼ同様のカラー処理が行わ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すもので、例えば
図2のOCR中のカラー処理処理部3に代えて設けられ
るカラー処理部の構成を示すブロック図である。このカ
ラー処理部は、例えば図2のカラーイメージ読取部2か
ら出力されるR,G,B信号rd,gr,blを入力す
るセンサインタフェース部21を有している。センサイ
ンタフェース部21の出力側は、RGB整列部22に接
続されている。RGB整列部22は、R,G,Bの各信
号rd,gr,blをサンプリングする。そして、図2
のカラーイメージ読取部2内のカラーイメージセンサの
画素配列に起因する赤,緑,青の各画素の位置ずれを補
正し、R,G,Bの各信号rd,gr,blを同一位置
に整列させるものである。RGB整列部22の出力側
は、例えば、それぞれ256階調のレベルを表示するた
めの8本の信号線でカラー入力部30に接続されてい
る。カラー入力部30は、色判定部31,32,33,
34と、最大値検出部35とで構成されている。各色判
定部31〜34は、それぞれR,G,Bの各信号rd,
gr,bl間のレベル差を算出し、そのレベル差をそれ
ぞれ色判定部毎に異なる基準値を用いて比較することに
より、当該画素が赤系色か、緑系色か、青系色か、又は
無彩色かを判定する。そして、その判定結果をそれぞれ
色情報信号cl1,cl2,cl3,cl4として出力
するものである。各色判定部31〜34の出力側は、そ
れぞれ4種類の色情報を表示するための2本の信号線で
色情報選択部40へ接続されている。一方、最大値検出
部35は、R,G,B信号rd,gr,blのうち,最
も高い信号レベルを当該画素の最大値信号maxとして
出力するものである。最大値検出部35の出力側は、ピ
ーク検出部50へ接続されている。
【0015】ピーク検出部50は、入力された最大値信
号maxのレベルの最大値を記憶するメモリを持ち、記
憶されたレベルよりも更に高いレベルが入力されたとき
は、その記憶内容を更新する。このようにして、入力さ
れた最大値信号maxのピークをピーク値peakとし
て保持して出力するものである。ピーク検出部50の出
力側は、レベル判定部60へ接続されている。レベル判
定部60は、ピーク値peakを4つの色判定部31〜
34の検出レベルに対応した4段階のクラスに区分し、
その区分結果を色情報選択信号cselとして出力する
ものである。レベル判定部60の出力側は、色情報信号
選択部40の選択端子SELに接続されている。色情報
選択部40は、色情報選択信号cselに基づいて色判
定部31〜34から入力される色情報信号cl1〜cl
4の中から1つを選択して色信号colを出力するもの
であり、その出力側が、色情報処理部70へ接続されて
いる。色情報処理部70は、出力切替部80から与えら
れるモード選択信号modeに基づいて、属性(文字/
カラー)切替信号art、カラー(有彩色/無彩色)判
定信号col、及び輝度選択信号bselを出力するも
のである。色情報処理部70から出力される輝度選択信
号bselは、輝度信号選択部90へ与えられる。輝度
信号選択部90は、RGB整列部22から出力される
R,G,Bの各信号rd,gr,blと最大値検出部3
5から出力される最大値信号maxの中から、1つを輝
度選択信号bselに基づいて選択し、輝度信号bwと
して出力するものである。輝度信号選択部90の出力側
とピーク検出部50の出力側とは、それぞれ輝度信号補
正部100の入力側に接続されている。輝度信号補正部
100は、ピーク検出部50から与えられるピーク値p
eakによって、輝度信号bwの信号レベルを補正する
ものである。輝度信号補正部100の出力側は、ドロッ
プアウト処理部110へ接続されている。ドロップアウ
ト処理部110は、色情報処理部70から出力される属
性切替信号atr及びカラー判定信号colに基づき、
当該画素がドロップアウトカラーか否かを判定して、ド
ロップアウトカラーを除去するものである。ドロップア
ウト処理部110の出力側は、図2のイメージメモリ4
に接続されている。
【0016】図6は、図1のピーク検出部50の構成を
示すブロック図である。このピーク検出部50は、最大
値信号maxが入力されるピークデータ比較部51を有
している。ピークデータ比較部51は、入力された最大
値信号maxとランダムアクセスメモリ(以下、RAM
という)52に保持されているデータとを比較し、最大
値信号maxがRAM52のデータよりも大きい場合
に、更新信号renを出力するものである。ピークデー
タ比較部51の出力側は、ピークデータ更新判定部53
へ接続されている。ピークデータ更新判定部53は、ピ
ークリセット信号rstが与えられている場合にのみ、
入力された更新信号renに従って、データ切替信号c
ngをオンにして出力するものである。ピークデータ更
新判定部53の出力側は、更新データ切替部54の制御
端子Cに接続されている。更新データ切替部54は、最
大値信号maxが入力される端子AとRAM52に保持
されているデータが入力される端子Bとを有し、データ
切替信号cngがオンである間、端子Aに入力された信
号を出力端子Oへ出力するものである。更新データ切替
部54の出力端子Oは、RAM52のデータ入力端子D
Iに接続されている。RAM52は、アドレス端子Aに
接続されているアドレス制御部55から与えられるアド
レス信号adrに従って、当該アドレスのデータを読み
書きするものであり、ライン型カラーイメージセンサの
1ラインに相当する画素数の容量を有している。更新デ
ータ切替部54の出力は、ピーク値peakとしてRA
M52に書き込まれて保持されるとともに、図1のレベ
ル判定部60及び輝度信号補正部100へ出力される。
【0017】次に、図1のカラー処理部の動作を説明す
る。まず、色判定部31〜34に、RGB整列部22で
整列されたR,G,B信号rd,gr,blが入力され
る。各色判定部31〜34は、色判定を行う基準値(例
えば、検出パラメータ)を個別に有しており、この検出
パラメータと入力されたR,G,B信号rd,gr,b
l間のレベル差とを比較してその結果を色情報信号cl
1〜cl4として出力する。ここで、各色判定部31〜
34の判定基準を、それぞれクラス1,2,3,4とす
る。各クラスに対する検出パラメータは、例えば、次の
ように設定する。クラス1の色判定部41は、R,G,
B信号rd,gr,blに対する検出パラメータをそれ
ぞれΔR1,ΔG1,ΔB1とする。クラス2の色判定
部32は、色判定部31に対して出力レベルが色差に関
係なく一様に10%低下したものとして、R,G,B信
号rd,gr,blに対する検出パラメータをそれぞれ
ΔR1×0.9,ΔG1×0.9,ΔB1×0.9とす
る。クラス3の色判定部33は、色判定部31に対して
出力レベルが色差に関係なく一様に20%低下したもの
として、R,G,B信号rd,gr,blに対する検出
パラメータをそれぞれΔR1×0.8,ΔG1×0.
8,ΔB1×0.8とする。そして、クラス4の色判定
部34は、色判定部31に対して出力レベルが色差に関
係なく一様に30%低下したものとして、R,G,B信
号rd,gr,blに対する検出パラメータをそれぞれ
ΔR1×0.7,ΔG1×0.7,ΔB1×0.7とす
る。これにより、例えば、クラス1の検出パラメータを
ΔR1=50としたとき、図5のセンサAを使用した場
合の各レベルの色判定部31〜34の出力する色情報信
号cl1〜cl4は、すべて赤系色を示すを信号とな
る。一方、センサBを使用した場合、クラス2,3,4
の各検出パラメータは、ΔR2=45,ΔR3=40,
ΔR4=35となるので、クラス2,3,4の色判定部
32,33,34では赤系色を示す色情報信号cl2〜
cl4を出力し、クラス1の色判定部31では無彩色を
示す色情報信号cl1を出力する。これらの各色判定部
31〜34の出力は色情報信号選択部40へ与えられ
る。
【0018】一方、最大値検出部35は、R,G,B信
号rd,gr,blの中から信号レベルが最大のものを
最大値信号maxとして検出し、ピーク検出部50へ出
力する。ここで、ピーク検出部50の動作を、図6を参
照しながら説明する。図6のピークデータ比較部51に
最大値信号maxが入力される。ピークデータ比較部5
1には、更にRAM52からのデータが入力されてい
る。いま、RAM52から入力されるデータよりも、最
大値信号maxの方が大きいとする。ピークデータ比較
部51の出力の更新信号renはオンとなるので、ピー
クデータ更新判定部53は、更新データ切替部54の制
御端子Cにデータ切替信号cngを出力する。更新デー
タ切替部54は、制御端子Cにデータ切替信号cngが
入力されると、端子Aに入力されている最大値信号ma
xを出力端子Oへ出力する。出力端子Oは、RAM52
のデータ入力端子DIに接続されているので、RAM5
4のデータは、最大値信号maxに書き換えられる。R
AM52のアドレス端子Aには、アドレス制御部55か
らピークデータ比較部51で比較を行っている画素に対
応したアドレスが入力されるので1ライン中の各画素に
対する最大値信号maxが更新されてピーク値peak
としてRAM52に記憶される。この様な、ピーク値更
新処理は、帳票の読取り開始直後に、先端の余白部分に
対応する複数ラインに亘って、ピークリセット信号rs
tをオンにすることによって行われる。この処理例を図
7に示す。
【0019】図7は、帳票の読取り位置とピークリセッ
ト信号rstとの関係の一例を示す図である。ピークリ
セット信号rstがオフになると、ピーク値更新処理は
行われず、RAM52に記憶保持されているデータがピ
ーク値peakとして更新データ切替部54から出力さ
れる。このようにして、ピーク検出部50は、入力され
た最大値信号maxの信号レベルの中で最大のものをピ
ーク値peakとしてレベル判定部60へ出力する。レ
ベル判定部60では、入力されるピーク値peakを基
に、カラーイメージセンサの出力レベルのクラス分けを
次の図8のように行う。図8は、レベル判定部60にお
ける処理の一例を示す説明図である。図8に示すよう
に、ピーク値peakをカラーイメージセンサの出力レ
ベルの目安として用いて、信号力レベルを4段階に分け
る。即ち、クラス1を100〜90%、クラス2を90
〜80%、クラス3を80〜70%、クラス4を70%
以下として、各クラスの判定レベルを設定する。レベル
判定部60は、これらの判定レベルと入力されたピーク
値peakとを比較し、該当するクラスを示す信号を色
情報選択信号cselとして出力する。例えば、図5の
センサAのピーク値peakが、レベル値240である
と、レベル判定部60は、色情報選択信号cselとし
てクラス1を出力し、センサBのピーク値peakがレ
ベル値160であると、クラス4を出力する。そしてこ
の判定結果の色情報選択信号cselは、色情報信号選
択部40へ出力される。センサBの場合、クラス4と判
定されるので、色情報信号選択部40は、クラス4の色
判定部、即ち色判定部34の色情報信号cl4を選択し
て出力する。従って、センサBのクラス4についての検
出結果は、赤系色を示すので、センサBの色認識結果と
センサAの色認識結果とは、同一になる。
【0020】色情報信号選択部40の出力は、色情報処
理部70へ与えられ、更に出力切替部80からのモード
切替信号modeによって、輝度選択信号bselが生
成される。輝度選択信号bselは、輝度信号選択部9
0へ与えられる。これにより、輝度信号選択部90は、
レベル判定部60で判定されたピーク値peakに対応
するクラスの色判定部(例えば、色判定部31)が色判
定した色情報信号cl1に基づいて、例えば赤系色(R
信号rd)を選択して、輝度信号bwとして輝度信号補
正部100へ出力する。輝度信号補正部100は、ピー
ク検出部50から与えられるピーク値peakを基に、
入力された輝度信号bwを補正してドロップアウト処理
部110へ出力する。ドロップアウト処理部110は、
色情報処理部70から出力される属性切替信号atr及
びカラー判定信号colに基づき、当該画素がドロップ
アウトカラーか否かを判定して、ドロップアウトカラー
を除去し、その結果をイメージデータimgとして図2
のイメージメモリ4へ出力する。この様に、第1の実施
形態のカラー処理部は、異なった信号レベルの判定基準
によってクラス分けされた4個の色判定部31〜34
と、カラーイメージセンサの出力レベルによってカラー
イメージセンサの出力クラスを判定するレベル判定部6
0とを有している。そして、色情報信号選択部40で
は、レベル判定部60で判定されたクラス(色情報選択
信号csel)に基づいて色判定部31〜34の色情報
信号cl1〜cl4を選択し、輝度選択信号bselを
得ている。更に輝度選択信号bselに基づいて輝度信
号を選択しているので、カラーイメージセンサの個々の
特性の差(個体差)に起因する出力レベルの差に影響さ
れることなく、一様に色認識を行うことができるという
利点がある。
【0021】第2の実施形態 図9は、本発明の第2の実施形態を示すOCRにおける
カラー処理部の構成を示すブロック図であり、図1中の
要素と共通の要素には共通の符号が付されている。この
実施形態のカラー処理部では、図1のカラー処理部の色
判別部31〜34の出力側に遅延回路36を付加し、輝
度信号選択部90の出力側にピーク検出部50と同一機
能を有するピーク検出部91を追加している。更に、図
1のピーク検出部50の出力に代えて、追加したピーク
検出部91から出力される輝度補正信号bcorを輝度
信号補正部100へ与えるようにしている。このような
構成としたので、ピーク検出部50とレベル判定部60
での処理のための時間に相当する遅延時間を遅延回路3
6で発生させることにより、色情報選択部40における
色情報信号cl1〜cl4と色情報選択信号cselの
時間的なずれがなくなる。また、輝度信号補正部100
においても、輝度信号bwと輝度補正信号bcorが輝
度信号選択部90で選択された画素に対して同一のタイ
ミングで入力される。従って、処理時間による遅延の影
響を受けずに、画素単位に正確に色判定と輝度信号補正
ができるという利点がある。
【0022】第3の実施形態 図10は、本発明の第3の実施形態を示すOCRにおけ
るカラー処理部の構成を示すブロック図であり、図9中
の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。こ
の実施形態のカラー処理部では、図9のカラー処理部の
ピーク検出部50に代えて、ピーク切替部50Aを設け
ている。ピーク切替部50Aは、ピーク検出部50−
1,50−2,50−3と、ピーク最大値検出部56
と、輝度レベル選択部57とで構成されている。ピーク
検出部50−1,50−2,50−3には、R,G,B
信号rd,gr,blが、それぞれ入力される。各ピー
ク検出部50−1〜50−3は、図8のピーク検出部5
0と同一の機能を有するものであり、これらの各ピーク
検出部50−1〜50−3の出力側が、それぞれピーク
最大値出力部56と、輝度レベル選択部57へ接続され
ている。ピーク最大値出力部56は、ピーク検出部50
−1〜50−3から入力されるピーク値pk1,pk
2,pk3の中から最大のものを最大ピーク値mxpk
として出力するものである。ピーク最大値出力部56の
出力側は、輝度レベル選択部57へ接続されている。
【0023】輝度レベル選択部57は、ピーク検出部5
0−1〜50−3から入力されるそれぞれのピーク値p
k1〜pk3と、ピーク最大値出力部56から入力され
る最大ピーク値mxpkとの中から、出力切替部80か
ら与えられるモード選択信号modeに基づいて1つを
選択して輝度レベル値blvlとして出力するものであ
る。輝度レベル選択部57の出力側は、レベル判定部6
0へ接続されている。この様に、ピーク切替部50Aを
構成したので、ピーク切替部50Aでは、次のような動
作が行われる。図2のカラーイメージ読取部2において
帳票1が読み取られると、図7に示すように、読み取り
開始直後の複数ラインに亘って、ピークリセット信号r
stがオンになる.これにより、ピーク検出部50−1
〜50−3は、それぞれR,G,B信号rd,gr,b
lのピークを検出し、それぞれR信号ピーク値pk1,
G信号ピーク値pk2,B信号ピーク値pk3として保
持する。ピーク検出部50−1〜50−3に保持された
各ピーク値pk1〜pk3は、ピーク最大値出力部56
へ与えられる。ピーク最大値出力部56は、各ピーク値
pk1〜pk3の中から最大のものを選択し、最大ピー
ク値mxpkとして出力する。この最大ピーク値mxp
kとピーク検出部50−1〜50−3に保持された各ピ
ーク値pk1〜pk3が、輝度レベル選択部57へ入力
される。輝度レベル選択部57は、出力切替部80から
与えられるモード選択信号modeに基づいて、入力さ
れた各ピーク値pk1〜pk3の中から1つを選択す
る。
【0024】輝度レベル選択部57は、例えば処理モー
ドが“赤系色のみを除くモード”の時は、R信号ピーク
値pk1を選択し、“青系色のみを除くモード”の時
は、G信号ピーク値pk2またはB信号ピーク値pk3
を選択する。また、“黒以外のすべての色を除くモー
ド”の時は、最大ピーク値mxpkを輝度レベル値bl
vlとして選択する。この様にして、輝度レベル選択部
57で選択された輝度レベル値blvlは、レベル判定
部60へ出力される。なお、ピーク切替部50A以外の
動作は、図9のカラー処理部と同様である。図11は、
図10のカラー処理部の効果を説明するための説明図で
ある。この図11では、ピークリセット信号rstによ
り、帳票の先端の余白部分を走査してピーク値pk1〜
pk3を検出している場合のR,G,Bの各信号rd,
gr,blの信号レベルの一例を示している。白色を走
査している場合、R信号rdのピーク値pk1(=22
0)より、G信号grのピーク値pk2(=236)の
方が高くなったとする。この場合、最大ピーク値mxp
k(=236)を輝度レベル値blvlとして使用する
と、青系色の画素であれば、G信号grのピーク値pk
2を基にレベル判定部60でクラス判定が行われるので
問題は生じない。しかし、赤系色の画素であると、実際
のR信号rdのピーク値pk1がクラス2であるのに、
レベル判定部60では、クラス1と判定されてしまい、
正規のクラス(即ち、クラス2)での輝度信号選択がで
きなくなる。
【0025】図10のカラー処理部では、ピーク切替部
50A内の各ピーク検出部50−1〜50−3において
それぞれR,G,B信号rd,gr,blのピーク値p
k1〜pk3が保持される。そして、モード選択信号m
odeが、例えば、“赤系色のみを除くモード”の時
は、R信号rdのピーク値pk1が選択されてレベル判
定部60へ与えられるので、レベル判定部60では、ク
ラス2と判定する。これにより、正規のクラスでの輝度
信号選択が行われ、正しく色認識をすることができる。
これとは逆に、R信号rdのピーク値pk1が高い場合
に、“青系色のみを除くモード”を指定すると、G信号
grまたはB信号blのピーク値pk2,pk3によ
り、レベル判定部におけるクラス判定が行われるので、
青系色についても正しく色認識が行われる。このよう
に、第3の実施形態では、R,G,B信号rd,gr,
bl毎にピーク検出部50−1〜50−3を設け、更に
各ピーク値pk1〜pk3の最大値を最大ピーク値mx
pkとして出力するピーク最大値出力部56と、最大ピ
ーク値mxpkと各ピーク値pk1〜pk3とを切り替
える輝度レベル選択部57を設けている。これにより、
R,G,Bの各信号rd,gr,blの信号レベルに差
があっても、処理モードが単原色画素信号を使用するモ
ードにおいて、正規のピーク値peakで輝度レベル選
択を行うことができる。このため、正確なイメージデー
タimgが得られるという利点がある。
【0026】第4の実施形態 本発明の第4の実施形態は、図2のOCRのカラーイメ
ージ読取部2におけるライン型カラーイメージセンサ
が、図4(2)に示すような画素配列になっている場合
に、分解能を上げて処理するものである。図4(2)の
画素配列では、RB(赤青)ラインは赤と青のカラーセ
ンサが交互に配列されているため、G(緑)ラインに比
べて赤と青の画素の数が半分しかない。このため、Gラ
インと同等の分解能を得るためには、存在していない画
素位置の原色成分信号を両隣の同一色の原色成分信号か
ら補間する必要がある。図12は、本発明の第4の実施
形態を示すOCRにおけるカラー処理部の構成を示すブ
ロック図であり、図10中の要素と共通の要素には共通
の符号が付されている。
【0027】この第4の実施形態のカラー処理部は、例
えば図4(2)に示すような画素配列のライン型カラー
イメージセンサによるカラーイメージ読取部2から出力
されるRB信号とG信号とを入力するセンサインタフェ
ース部21Aを有している。センサインタフェース部2
1Aの出力側は、RGB整列部22Aと補間信号生成部
23とに接続されている。RGB整列部22Aは、R,
G,Bの各信号rd、gr、blをサンプリングすると
ともに、ライン型カラーイメージセンサの画素配列ライ
ン上の偶数番目の画素と奇数番目の画素とを分離して出
力するものである。また、補間信号生成部23は、セン
サインタフェース部21Aから与えられるRB信号rb
から、R信号rdとB信号blを補間して補間R信号r
iと補間B信号biを生成するものである。RGB整列
部22Aと補間信号生成部23の出力側は、同一構成の
偶数画素処理部200と奇数画素処理部300とへ接続
されている。
【0028】偶数画素処理部200は、ライン型カラー
イメージセンサでライン毎に読み取られた帳票上の画素
に対応する原色成分信号と補間信号生成部23で生成さ
れた補間信号のうち、偶数番目の画素に対応する信号の
処理を行う。奇数画素処理部300は奇数番目の画素に
対応する信号の処理を行うものである。偶数画素処理部
200は、図10のカラー処理部の色判定部31〜3
4、最大値検出部35、遅延回路36、色情報選択部4
0、ピーク検出部50−1〜50−3、ピーク最大値出
力部56、輝度レベル選択部57、レベル判定部60、
色情報処理部70、及び輝度信号選択部90とほぼ同様
の機能と構成を有するものとなっている。即ち、偶数画
素処理部200は、色判定部31e〜34e、最大値検
出部35e、遅延回路36e、色情報選択部40e、ピ
ーク検出部50−1e〜50−3e、ピーク最大値出力
部56e、輝度レベル選択部57e、レベル判定部60
e、色情報処理部70e、及び輝度信号選択部90eと
で、構成されている。そして、輝度信号選択部90eの
出力側は、データ切替部91へ接続されている。
【0029】奇数画素処理部300も偶数画素処理部2
00とそれぞれ同様の機能を有する色判定部31o〜3
4o、最大値検出部35o、遅延回路36o、色情報選
択部40o、ピーク検出部50−1o〜50−3o、ピ
ーク最大値出力部56o、輝度レベル選択部57o、レ
ベル判定部60o、色情報処理部70o、及び輝度信号
選択部90oとで、構成されている。そして、輝度信号
選択部90oの出力側は、データ切替部91へ接続され
ている。データ切替部91は、輝度信号選択部90eと
輝度信号選択部90oとから入力される輝度信号bwを
交互に切替えて出力するものである。データ切替部91
の出力側は、ピーク検出部95及び輝度信号補正部10
0へ接続されている。ピーク検出部95の出力側は、輝
度信号補正部100へ接続され、輝度信号補正部100
の出力側は、ドロップアウト処理部110へ接続されて
いる。
【0030】図13は、図12のRGB整列部22Aの
構成を示すブロック図である。このRGB整列部22A
は、センサインタフェース部21Aから入力されるRB
信号rbを転送クロックclk1に同期して読み込むレ
ジスタ22aを有している。レジスタ22aの出力側は
レジスタ22bへ接続され、レジスタ22bの出力側は
レジスタ22cへ接続されている。更に、レジスタ22
bとレジスタ22cの出力側は、レジスタ22dへ接続
されている。これらのレジスタ22b,22c,22d
は、転送クロックclk1と逆の位相を有する転送クロ
ックclk2に同期して、それぞれ入力側の信号を読み
取って出力するものである。レジスタ22dの出力側に
は、奇数番目のR信号であるR3信号rd3とR1信号
rd1とが出力される。また、RB信号rbは、レジス
タ22eへ与えられ、レジスタ22eの出力側は、レジ
スタ22fへ接続されている。更に、レジスタ22eと
レジスタ22fの出力側は、レジスタ22gへ接続され
ている。これらのレジスタ22e,22f,22gは、
転送クロックclk2に同期して、それぞれ入力側の信
号を読み取って出力するものである。レジスタ22gの
出力側には、偶数番目のB信号であるB4信号bl4と
B2信号bl2とが出力される。
【0031】一方、センサインタフェース部21Aから
入力されるG信号grは、レジスタ22hによって、転
送クロックclk1に同期して読み込まれる。レジスタ
22hの出力側はレジスタ22iへ接続され、レジスタ
22iの出力側はレジスタ22jへ接続されている。ま
た、G信号grはレジスタ22kへ入力される。レジス
タ22kの出力側はレジスタ22lへ接続され,レジス
タ22lの出力側はレジスタ22mへ接続されている。
これらのレジスタ22i,22j,22k,22l,2
2mは、転送クロックclk2に同期して、それぞれ入
力側の信号を読み取って出力するものである。これによ
り、レジスタ22jの出力側には、奇数番目のG信号で
あるG3信号gr3が出力され、レジスタ22mの出力
側には、偶数番目のG信号であるG2信号gr2が出力
される。
【0032】図14は、図12の補間信号生成部23の
構成を示すブロック図である。この補間信号生成部23
は、センサインタフェース部21AからRB信号rbが
入力されるレジスタ23aを有している。レジスタ23
aの出力側はレジスタ23bへ接続され、レジスタ23
bの出力側はレジスタ23cへ接続されている。レジス
タ23a,23b,23cは、それぞれ転送クロックc
lk1の2倍の周波数の転送クロックclk3に同期し
て、入力側の信号を読み取って出力するものである。レ
ジスタ23aとレジスタ23cの出力側は、平均データ
作成部23dへ接続されている。平均データ作成部23
dは、2つの入力信号の平均値を計算して出力するもの
である。平均データ作成部23dの出力側は、レジスタ
23eとレジスタ23fへ接続されている。レジスタ2
3eの出力側はレジスタ23gへ接続され、レジスタ2
3fの出力側はレジスタ23hへ接続されている。レジ
スタ23fは、転送クロックclk1に同期して入力側
の信号を読み取って出力するものである。レジスタ23
e,23g,23hは、転送クロックclk2に同期し
て入力側の信号を読み取って出力するものである。レジ
スタ23gの出力側には補間された偶数番目のR信号r
iが出力され,レジスタ23hの出力側には補間された
奇数番目のB信号biが出力される。
【0033】図15は、図13に示すRGB整列部22
Aと図14に示す補間信号生成部23の動作を説明する
ための図である。以下、これらの図13〜図15を参照
しつつ、図12のカラー処理部の動作を説明する。図2
のOCRのカラーイメージ読取部2から、センサインタ
フェース部21Aを介して、RGB整列部22AへRB
信号rb、G信号gr、及び転送クロックclk1,c
lk2が入力される。図13のRGB整列部22Aで
は、RB信号rbとG信号grを、転送クロックclk
1に同期してそれぞれレジスタ22a,22hへ読み込
み、転送クロックclk2に同期してそれぞれレジスタ
22e,レジスタ22kへ読み込む。レジスタ22b,
22c,22dは、レジスタ22aに読み込んだRB信
号rbを、転送クロックclk2に同期して時間的に整
列し、奇数番目のR信号(R3信号rd3及びR1信号
rd2)として出力する。同様に、レジスタ22eは、
読み込んだRB信号rbを偶数番目のB信号(B4信号
bl4及びB2信号bl2)として出力する。また、レ
ジスタ22hとレジスタ22kは、読み込んだG信号g
rを、それぞれ奇数番目のG信号(G3信号gr3)と
偶数番目のG信号(G2信号gr2)として出力する。
図15には、時刻t1,t2,…において転送クロック
clk1,clk2に同期して読み取られるRB信号,
G信号と、RGB整列部22Aで整列されて出力される
R3,R1,B4,B2,G3,G2の各信号の時間関
係が示されている。
【0034】一方、図14の補間信号生成部23では、
RB信号rbを入力し、転送クロックclk1の2倍の
周波数を有する転送クロックclk3に同期して、レジ
スタ23aに読み込む。レジスタ23b,23cは、レ
ジスタ23aに読み込んだRB信号rbを、転送クロッ
クckl3によって時間的に整列し、平均データ作成部
23dへ出力する。平均データ作成部23dは、2つの
入力信号の平均値を次のように算出して出力する。 補間R信号=(R1+R3)/2 補間B信号=(B2+B4)/2 レジスタ23e,23f,23g,23hは、これらの
出力をRGB整列部22Aの出力と同一の時間となるよ
うに、転送クロックclk1,clk2でタイミングを
とり、補間R信号ri及び補間B信号biとして出力す
る。図15には、補間信号生成部23で整列されて出力
される補間R信号ri及び補間B信号biの時間関係が
示されている。例えば、図15の時刻t7において、R
GB整列部22Aと補間信号生成部23の出力側には、
偶数番目の画素信号として、(R1+R3)/2,G
2,B2の各信号ri2,gr2,bl2が出力され
る。また、奇数番目の画素信号として、R3,(B2+
B4)/2,G3の各信号rd3,bi3,gr3が出
力される。
【0035】これらの偶数番目の画素信号は、図12の
カラー処理部の偶数画素処理部200へ与えられる。ま
た、奇数番目の画素信号は、奇数画素処理部300へ与
えられる。偶数画素処理部200と奇数画素処理部30
0の相違は、偶数画素処理部200はR信号rdの代わ
りに補正R信号riを使用し、奇数画素処理部300は
B信号blの代わりに補正B信号biを使用しているこ
とである。偶数画素処理部200の輝度信号選択部90
eから出力される輝度信号bwと、奇数画素処理部30
0の輝度信号選択部90oから出力される輝度信号bw
は、データ切替部91へ与えられる。データ切替部91
は、入力される2つの輝度信号bwを交互に切替えて、
ピーク検出部95及び輝度信号補正部100へ出力す
る。輝度信号補正部100は、ピーク検出部95から与
えられるピーク値peakを基に、入力された輝度信号
bwを補正してドロップアウト処理部110へ出力す
る。ドロップアウト処理部110は、色情報処理部70
から出力される属性切替信号atr及びカラー判定信号
colに基づき、当該画素がドロップアウトカラーか否
かを判定して、ドロップアウトカラーを除去し、その結
果をイメージデータimgとして図2のイメージメモリ
4へ出力する。
【0036】この様に、この第4の実施形態では、赤,
緑,青の原色画素配列が2列のライン型カラーイメージ
センサを用いたOCRのカラー処理において、補間信号
生成部23を設けている。そして、R信号rd及びB信
号blが存在しない画素位置の信号を、その両隣のR信
号rd及びB信号blから補間して補間R信号ri及び
補間B信号biを生成する。これらの補間信号ri,b
iを正規のR,G,B信号rd,gr,blと同様に扱
い、ピーク検出部50−1〜50−3でピーク値pk1
〜pk3を検出し、レベル判定部60で入力信号レベル
の判定を行う。そして、その判定結果に基づき色情報選
択部40で色判定を行い、輝度信号選択部90で輝度信
号bwの選択を行う。このため、単色画素信号を使用す
る場合であっても、正しい色判定が可能となる。更に、
補間信号ri,biはイメージデータimgとしても使
用されるので、分解能を向上することが可能となり、文
字パターンをより忠実に再現できるという利点がある。
【0037】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次のようなものがある。 (a)図1、図9、図10、及び図12のカラー処理部
では、それぞれ4個の色判定部31〜34を用いている
が、これ以外の数の色判定部を用いてもよい。カラーイ
メージセンサから入力される色成分信号のレベルが細分
化されている場合は、色判定部の数を多くすることによ
り、より正確な判定をすることが可能となる。 (b)図12のカラー処理部では、赤と青の色信号を補
間しているが、カラーイメージセンサの画素配列に応じ
て他の色を補間することとしてもよい。 (c)図12のカラー処理部では、偶数番目の信号と奇
数番目の信号をそれぞれ偶数画素処理部200と奇数画
素処理部300とで別々に処理し、その後データ切替部
91で結合しているが、1つの処理部で処理を行うよう
にすることも可能である。この場合、各信号が偶数か奇
数かによって、入力する信号を切り替える回路を必要と
するが、処理部の重複を避けて簡素化することが可能と
なる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
では、異なる基準値を用いる複数の色判定部と、入力さ
れる信号レベルのピーク値から入力信号レベルのクラス
を判定するレベル判定部とを設けている。これにより、
レベル判定部で判定されたクラスに対応する基準値を用
いる色判定部の判定結果に従って、入力される色成分信
号と輝度信号を選択することができる。このため、カラ
ーイメージセンサの出力レベルに影響されることなく、
安定した文字認識が可能になるという効果がある。第2
の発明では、第1の発明の構成に、選択された輝度信号
のピークを検出する第2のピーク検出部を付加したの
で、輝度信号補正をする補正信号と補正される輝度信号
の時間的なずれが無くなる。これにより、第1の発明の
効果に加えて、画素単位に正確な色判定と正確な輝度信
号補正が可能になるという効果がある。第3の発明で
は、第2の発明における第1のピーク検出部に代えて、
赤、緑、青の各成分信号のピーク値を検出する第1のピ
ーク検出部を設けたので、処理モードに応じたピーク値
を選択して使用することが可能である。これにより、第
2の発明よりも更に正確な色判定が可能となり、より正
確な文字認識ができるという効果がある。第4の発明で
は、第3の発明の構成に、原色成分信号を補間する補完
信号生成部を付加したので、疑似的に画素密度を増やす
ことが可能となる。これにより、第3の発明と同様の効
果に加えて、画素密度の少ないカラーイメージセンサを
使用した場合でも、分解能を向上させて正確な文字認識
が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すOCRのカラー
処理部の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のOCRの概略の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】従来の図2のOCRのカラー処理部の構成を示
すブロック図である。
【図4】ライン型カラーイメージセンサの画素配列パタ
ーンの例を示す図である。
【図5】従来の色判定方法の問題点を説明するための図
である。
【図6】図1のピーク検出部の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】帳票の読取り位置とピークリセット信号の関係
の一例を示す図である。
【図8】図1のレベル判定部の処理の一例を示す説明図
である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示すOCRのカラー
処理部の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施形態を示すOCRのカラ
ー処理部の構成を示すブロック図である。
【図11】図10のカラー処理部の効果を説明するため
の図である。
【図12】本発明の第4の実施形態を示すOCRのカラ
ー処理部の構成を示すブロック図である。
【図13】図12のRGB整列部の構成を示すブロック
図である。
【図14】図12の補間信号生成部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】図13のRGB整列部と図14の補間信号生
成部の動作説明図である。
【符号の説明】
1 帳票 23 補間信号生成部 31〜34 色判定部 35 最大値検出部 40 色情報選択部 50,50-1〜50-3,95 ピーク検出部 56 ピーク最大値出力部 57 輝度レベル選択部 60 レベル判定部 90 輝度信号選択部 100 輝度信号補正部 bcor 輝度補正信号 bi 補間B信号 bl B信号 blvl 輝度レベル値 bsel 輝度選択信号 bw 輝度信号 cl1〜cl4 色情報信号 col 色信号 csel 色情報選択信号 gr G信号 img イメージデータ max 最大値信号 mode モード選択信号 mxpk 最大ピーク値 rd R信号 ri 補間R信号 peak,pk1〜pk3 ピーク値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妹尾 康二 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−190081(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 - 9/82

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票上に記載された文字を画素に分解し
    て光学的に読取り、赤、緑、青の原色成分信号に分離し
    て出力するカラーイメージ読取手段と、 前記各原色成分信号間の信号レベル差によって色判定を
    行い、判定された赤、緑、青または無彩色の色成分信号
    をイメージデータとして出力するカラー処理手段と、 前記イメージデータから、文字認識辞書に登録されてい
    る登録パターンを参照して前記帳票上に記載された文字
    を認識する認識手段とを、備えた光学式文字読取装置に
    おいて、 前記カラー処理手段は、 前記信号レベル差に対してそれぞれ異なる基準値を用い
    て色判定を行い、判定結果をそれぞれ色情報信号として
    出力する複数の色判定部と、 前記各原色成分信号の中から信号レベルが最大の最大値
    信号を検出して出力する最大値検出部と、 前記複数の色判定部から出力される色情報信号の中か
    ら、色情報選択信号で選択されたものを色信号として出
    力する色情報選択部と、 前記最大値信号の信号レベルのピークを検出し、ピーク
    値として保持しかつ出力するピーク検出部と、 前記ピーク値を基に前記信号レベル差のクラスを判定
    し、判定結果に応じて前記色情報選択信号を出力するレ
    ベル判定部と、 前記色信号と処理モードに応じて与えられるモード選択
    信号とに基づいて輝度選択信号を出力する色情報処理部
    と、 前記輝度選択信号に基づいて前記各原色成分信号と前記
    最大値信号の中から1つを選択して輝度信号として出力
    する輝度信号選択部と、 前記ピーク値を基に前記輝度信号の信号レベルを補正し
    てイメージデータを前記認識手段に出力する輝度信号補
    正部とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
  2. 【請求項2】 帳票上に記載された文字を画素に分解し
    て光学的に読取り、赤、緑、青の原色成分信号として出
    力するカラーイメージ読取手段と、 前記各原色成分信号間の信号レベル差によって色判定を
    行い、判定された赤、緑、青または無彩色の色成分信号
    をイメージデータとして出力するカラー処理手段と、 前記イメージデータから、文字認識辞書に登録されてい
    る登録パターンを参照して前記帳票上に記載された文字
    を認識する認識手段とを、備えた光学式文字読取装置に
    おいて、 前記カラー処理手段は、 前記信号レベル差に対してそれぞれ異なる基準値を用い
    て色判定を行い、判定結果をそれぞれ色情報信号として
    出力する複数の色判定部と、 前記各原色成分信号の中から信号レベルが最大の最大値
    信号を検出して出力する最大値検出部と、 前記複数の色判定部から出力される色情報信号の中か
    ら、色情報選択信号で選択されたものを色信号として出
    力する色情報選択部と、 前記最大値信号の信号レベルのピークを検出し、ピーク
    値として保持しかつ出力する第1のピーク検出部と、 前記ピーク値を基に前記信号レベル差のクラスを判定
    し、判定結果に応じて前記色情報選択信号を出力するレ
    ベル判定部と、 前記色信号と処理モードに応じて与えられるモード選択
    信号とに基づいて輝度選択信号を出力する色情報処理部
    と、 前記輝度選択信号に基づいて前記各原色成分信号と前記
    最大値信号の中から1つを選択して輝度信号として出力
    する輝度信号選択部と、 前記輝度信号の信号レベルのピークを検出し、輝度補正
    信号として保持しかつ出力する第2のピーク検出部と、 前記輝度補正信号を基に前記輝度信号の信号レベルを補
    正してイメージデータを前記認識手段に出力する輝度信
    号補正部とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
  3. 【請求項3】 帳票上に記載された文字を画素に分解し
    て光学的に読取り、赤、緑、青の原色成分信号として出
    力するカラーイメージ読取手段と、 前記各原色成分信号間の信号レベル差によって色判定を
    行い、判定された赤、緑、青または無彩色の色成分信号
    をイメージデータとして出力するカラー処理手段と、 前記イメージデータから、文字認識辞書に登録されてい
    る登録パターンを参照して前記帳票上に記載された文字
    を認識する認識手段とを、備えた光学式文字読取装置に
    おいて、 前記カラー処理手段は、 前記信号レベル差に対してそれぞれ異なる基準値を用い
    て色判定を行い、判定結果をそれぞれ色情報信号として
    出力する複数の色判定部と、 前記各原色成分信号の中から信号レベルが最大の最大値
    信号を検出して出力する最大値検出部と、 前記複数の色判定部から出力される色情報信号の中か
    ら、色情報選択信号で選択されたものを色信号として出
    力する色情報選択部と、 前記赤、緑、青の各原色成分信号毎に信号レベルのピー
    クを検出し、それぞれピーク値として保持しかつ出力す
    る第1のピーク検出部と、 前記第1のピーク検出部から出力される複数のピーク値
    の中から最大のものを最大ピーク値として出力するピー
    ク最大値出力部と、 前記第1のピーク検出部から出力される複数のピーク値
    と前記最大ピーク値の中から、処理モードに応じて与え
    られるモード選択信号によって1つを選択して輝度レベ
    ル値として出力する輝度レベル選択部と、 前記輝度レベル値を基に前記信号レベル差のクラスを判
    定し、判定結果に応じて前記色情報選択信号を出力する
    レベル判定部と、 前記色信号と前記モード選択信号とに基づいて輝度選択
    信号を出力する色情報処理部と、 前記輝度選択信号に基づいて前記各原色成分信号と前記
    最大値信号の中から1つを選択して輝度信号として出力
    する輝度信号選択部と、 前記輝度信号の信号レベルのピークを検出し、輝度補正
    信号として保持しかつ出力する第2のピーク検出部と、 前記輝度補正信号を基に前記輝度信号の信号レベルを補
    正してイメージデータを前記認識手段に出力する輝度信
    号補正部とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
  4. 【請求項4】 帳票上に記載された文字を画素に分解し
    て光学的に読取り、赤、緑、青の原色成分信号として出
    力するカラーイメージ読取手段と、 前記各原色成分信号間の信号レベル差によって色判定を
    行い、判定された赤、緑、青または無彩色の色成分信号
    をイメージデータとして出力するカラー処理手段と、 前記イメージデータから、文字認識辞書に登録されてい
    る登録パターンを参照して前記帳票上に記載された文字
    を認識する認識手段とを、備えた光学式文字読取装置に
    おいて、 前記カラー処理手段は、 前記原色成分信号が存在しない画素位置の原色成分信号
    を、その画素位置の両隣の同一色の原色成分信号の信号
    レベルから補間して補間原色成分信号を生成する補間信
    号生成部と、 前記信号レベル差に対してそれぞれ異なる基準値を用い
    て色判定を行い、判定結果をそれぞれ色情報信号として
    出力する複数の色判定部と、 前記各原色成分信号の中から信号レベルが最大の最大値
    信号を検出して出力する最大値検出部と、 前記複数の色判定部から出力される色情報信号の中か
    ら、色情報選択信号で選択されたものを色信号として出
    力する色情報選択部と、 前記赤、緑、青の各原色成分信号及び前記補間原色成分
    信号毎に信号レベルのピークを検出し、それぞれピーク
    値として保持しかつ出力する第1のピーク検出部と、 前記第1のピーク検出部から出力される複数のピーク値
    の中から最大のものを最大ピーク値として出力するピー
    ク最大値出力部と、 前記第1のピーク検出部から出力される複数のピーク値
    と前記最大ピーク値の中から、処理モードに応じて与え
    られるモード選択信号によって1つを選択して輝度レベ
    ル値として出力する輝度レベル選択部と、 前記輝度レベル値を基に前記信号レベル差のクラスを判
    定し、判定結果に応じて前記色情報選択信号を出力する
    レベル判定部と、 前記色信号と前記モード選択信号とに基づいて輝度選択
    信号を出力する色情報処理部と、 前記輝度選択信号に基づき、前記各原色成分信号の中か
    らまたは該各原色成分信号及び前記補間原色成分信号の
    中から1つを選択して輝度信号として出力する輝度信号
    選択部と、 前記輝度信号の信号レベルのピークを検出し、輝度補正
    信号として保持しかつ出力する第2のピーク検出部と、 前記輝度補正信号を基に前記輝度信号の信号レベルを補
    正してイメージデータを前記認識手段に出力する輝度信
    号補正部とを、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
  5. 【請求項5】 前記レベル判定部で判定する前記信号レ
    ベル差のクラスの数は前記複数の色判定部の数と同数と
    し、該レベル判定部は該複数の色判定部が色判定に用い
    るそれぞれの基準値に応じて該クラスを判定することを
    特徴とする請求項1、2、3、または4記載の光学式文
    字読取装置。
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