JP2871570B2 - 文字認識装置およびその方法 - Google Patents

文字認識装置およびその方法

Info

Publication number
JP2871570B2
JP2871570B2 JP8002925A JP292596A JP2871570B2 JP 2871570 B2 JP2871570 B2 JP 2871570B2 JP 8002925 A JP8002925 A JP 8002925A JP 292596 A JP292596 A JP 292596A JP 2871570 B2 JP2871570 B2 JP 2871570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vector
color
input
definition
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8002925A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09190496A (ja
Inventor
慎治 佐瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP8002925A priority Critical patent/JP2871570B2/ja
Publication of JPH09190496A publication Critical patent/JPH09190496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2871570B2 publication Critical patent/JP2871570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に文字を読
み取る文字認識装置およびその方法に関し、特に任意の
色で印刷された帳票上に記入あるいは印刷された文字を
読み取る文字認識装置およびその方法に関する。
【0001】
【従来の技術】従来、帳票の読取効率および読取精度を
向上させるために、ドロップアウトカラーで印刷された
帳票上の文字を読み取る文字認識装置が提案されてい
る。しかしながら、ドロップアウトカラーは、予め定め
られた単色、一般的には、赤系の色であるため、他の印
刷色を有する帳票を適用する場合や、新たに帳票を設計
する際に、大きく制限されることになり、ドロップアウ
トカラーの利用が、帳票設計の自由度および文字認識装
置の汎用性を狭める大きな原因となっている。例えば、
現在、広く用いられている流通系の複写伝票では、その
印刷色が、1枚目から順に、青、緑黄、灰、茶である
が、これらの帳票を1台の文字認識装置で取り扱うこと
は非常に困難である。
【0002】そのような技術背景に基づき、様々な印刷
色の帳票を文字認識装置に適用するための方法が、従来
から数多く提案されている。
【0003】第1の方法は、帳票の印刷色をドロップア
ウトすることなく、すなわち、ドロップアウトカラーで
印刷された帳票の特徴を利用することなく、入力された
全体画像に対し、文字切出し処理の際に、印刷色による
枠等を取り除く方法である。しかしながら、この方法で
は、枠と文字が重なった場合に、これらを高精度に分離
することは困難であり、結果として、認識率を向上させ
ることはできない。
【0004】また、第2の方法は、カラーフィルタ等を
複数設け、複数の印刷色をドロップアウトする方法であ
る。この方法においても、複数のカラーフィルタにより
ドロップアウト可能な印刷色の帳票にしか対応できず、
依然として、適用可能な印刷色に制限がある。さらに、
ドロップアウトカラーを増加させるためには、より多く
のカラーフィルタ等を設置する必要があり、装置が高価
かつ大型になってしまう。
【0005】さらに、第3の方法は、特開平5−283
14号公報に開示されているように、赤・緑・青の3枚
の画像を作成し、作成された画像に対し個々に文字切出
し処理を行った後、切り出された3つの画像からドロッ
プアウトカラーによって必要な画像を取捨選択する方法
である。この方法においても、ドロップアウトカラー
は、赤系、緑系および青系に限られており、例えば、こ
れらの中間色をドロップアウトカラーとすることはでき
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の文字認識装置で
は、ドロップアウトカラーの指定色に制限があり、装置
自体の汎用性および帳票設計の自由度が限られたものと
なっている。さらに、ドロップアウトカラーの指定色を
増加させることにより、装置が高価になるとともに、大
型化してしまうという問題点もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の文字認識装置は、入力される読取対象の
カラー画像の各画素を3原色それぞれのレベル値で表さ
れる3次元の入力ベクトルとして出力し、所定色を示す
3原色それぞれのレベル値で表される3次元ベクトルと
直交する定義ベクトルと入力ベクトルとの内積を1画素
毎にとることによって、カラー画像中の所定色を除去す
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0009】本発明の第1の実施形態は、3原色の各色
毎のレベル値により示される3次元ベクトルを、入力帳
票の画像に対し、1画素毎に得る。一方、帳票上のドロ
ップアウトしたい印刷色に応じて所定のベクトルを予め
登録しておく。この所定のベクトルは、ドロップアウト
したい印刷色を示す3原色の濃度レベル値により示され
る3次元ベクトルと内積をとると0を出力するような、
すなわちドロップアウト印刷色を示す3次元ベクトルと
垂直な3次元ベクトルである。そして、入力されたベク
トルと予め登録された所定のベクトルとの内積を1画素
毎に算出することによって、印刷色をドロップアウト
し、他の色成分で記載された文字等を抽出するものであ
る。
【0010】まず、図1を参照して、本実施形態の原理
について説明する。
【0011】赤(R)・緑(G)・青(B)の表現によ
るカラー画像は、通常、RGB3次元上のベクトルとし
て表される。図1中、文字色ベクトル101は、読取対
象を走査することによって得られるカラー画像のうち認
識対象である文字等に相当する画素の色成分を示すRG
Bの3次元ベクトルである。また、印刷色ベクトル10
2は、カラー画像のうちドロップアウトカラーの画素の
色成分をRGBの3次元ベクトルである。ここで、定義
ベクトル103は、印刷色ベクトル102と直交するR
GB3次元上のベクトルとして定義される。なお、図1
中の各軸は、各色成分の濃度レベルの大きさを示すもの
である。
【0012】そして、読取対象を走査することによって
得られるカラー画像の各画素の色成分を示す3次元ベク
トルと定義ベクトル103との内積をとると、ドロップ
アウトカラーの画素との内積出力は0となり、一方、文
字画素との内積出力は所定のスカラー値となる。したが
って、入力カラー画像の個々の画素と定義ベクトル10
3との内積演算を行うことによって、ドロップアウトと
同様の効果を得ることができる。
【0013】ところで、3次元空間では、任意の色成分
を示すベクトルに対する垂直なベクトルは、面を構成す
るため、この条件だけでは、定義ベクトル103を一意
に定めることはできない。そこで、本実施形態では、定
義ベクトル103を、印刷色ベクトル102と直交する
ベクトルのうち、文字色ベクトル101との内積が最大
となるようなベクトルとして定義している。こうするこ
とにより、読取対象における文字色とドロップアウトカ
ラーの差異が最も明確になる。
【0014】実際には、ドロップアウトしたい色と読み
取るべき色に基づいて、およその定義ベクトル103を
作成し、実験により微調整を施して最適な定義ベクトル
103を作成する。
【0015】この定義ベクトル103は、ドロップアウ
トしたい色および読み取るべき色の組合せに応じて、そ
れぞれ最適なベクトルが予め記憶手段に登録されてい
る。そして、実際の認識処理の際に、ドロップアウトカ
ラーおよび読取対象カラーに基づいて、登録された複数
の定義ベクトル103の中から検索された最適な定義ベ
クトル103が、前述の内積演算に用いられる。
【0016】図2は、本発明の第1の実施形態の構成を
示すブロック図であり、画像入力部201は、読取対象
である帳票等を光学的に走査してカラー画像を赤(R)
・緑(G)・青(B)それぞれの多値デジタル画像とし
て得るものである。このカラー画像の各画素は、通常、
RGBの3次元上のベクトルとして表される。ここで、
前述と同様に、読み取るべき対象を構成する画素を示す
ベクトルを文字色ベクトル101とし、ドロップアウト
したい色画素を示すベクトルを印刷色ベクトル102と
する。カラー画像は、市販の汎用カラースキャナで得ら
れるレベルでよく、また、画素の分解能は、読取対象文
字の大きさに合わせて適宜選択すればよい。各画素の多
値情報は、各色それぞれ6bit程度あれば本実施形態
を実現可能である。
【0017】帳票定義設定部203は、読取対象に印刷
されたドロップアウト色に対応させるように所定のベク
トル、すなわち前述の定義ベクトル103が登録された
格納手段を備える。図3は、格納手段に登録された定義
ベクトル103の格納形式を示す図であり、印刷色、す
なわちドロップアウトカラーと文字色との組合せに応じ
て最適な定義ベクトル103が登録されている。さら
に、帳票定義設定部203は、帳票上のドロップアウト
したい印刷色および読み取るべき文字色を設定入力する
手段を備える。そして、設定入力された印刷色および文
字色に基づいて、最適な定義ベクトル103を格納手段
から検索し出力する。
【0018】グレー画像作成部202は、画像入力部2
01から出力されるカラー画像の各画素を示す入力ベク
トルと帳票定義設定部203から出力される定義ベクト
ル103との内積を、1画素毎に算出する。すなわち、
印刷色ベクトル102によって示される画素に対しては
0が内積結果として出力され、文字色ベクトル101に
よって示される画素に対しては所定のスカラー値が内積
結果として出力される。そして、内積出力で示される各
画素により構成されるグレー画像を作成する。
【0019】2値化部204は、グレー画像に対し、所
定の閾値を用いて2値化処理を施し、白黒の2値画像を
得る。切出部205は、2値化部204により得られた
2値画像に対し、読み取るべき文字を1文字毎に切り出
す切出し処理を行う。認識部206は、1文字毎に切り
出された文字画像を認識する。ここで、2値化部20
4、切出部205および認識部206に関しては、従来
から多くの手法が提案されており、しかも、本実施形態
において、特に、その手法を限定する必要もないことか
ら、その詳細な説明は省略する。
【0020】次に、本実施形態の動作について詳細に説
明する。
【0021】画像入力部201により、読取対象が光学
的に走査され、画素毎に、赤・緑・青の多値デジタル情
報が3次元入力ベクトルとして生成される。一方、帳票
定義設定部203には、予め定義ベクトル103が登録
されている。そして、読取対象上のドロップアウトカラ
ー(印刷色)および文字色とを設定入力することによっ
て、帳票定義設定部203から、所定の定義ベクトル1
03が出力される。
【0022】グレー画像作成部202では、画像入力部
201から出力される入力ベクトルと帳票定義設定部2
03から出力される定義ベクトル103との内積が1画
素毎に演算され、その内積出力からなるグレー画像が生
成される。
【0023】具体的には、画像入力部201から出力さ
れるカラー画像のi番目の画素の赤出力をRi、緑出力
をGi、青出力をBiとし、帳票定義設定部203から
出力される定義ベクトル103を(rn,gn,bn
(n=1、2、3・・・)とすると、グレー画像作成部
202で生成されるグレー画像のi番目の画素のスカラ
ー値Miは、 Mi=(Ri・rn+Gi・gn+Bi・bn)/N として算出される。ここで、Nは、定義ベクトル103
の大きさを示すものであり、グレー画像作成部202で
内積演算される前に算出される。なお、この定義ベクト
ル103の大きさNは、帳票定義設定部203内の格納
手段に定義ベクトル103に対応させて予め登録してお
いてもよい。
【0024】グレー画像作成部202で生成されたグレ
ー画像は、メモリやハードディスク等の記憶媒体上に保
持され、2値化部204では、このグレー画像に対し2
値化処理が施される。この2値化画像に対して、切出部
205による文字切出処理および認識部206による文
字認識処理が行われる。なお、2値化処理、文字切出処
理および文字認識処理に関しては、従来から多くの手法
が提案されており、本実施形態では、これらの公知の技
術を適用することが可能であることから、この処理に関
する詳細な説明は省略する。なお、本実施形態で、様々
な従来手法の適用と可能とした要因として、グレー画像
の画素のスカラー値が、通常の文字認識装置における直
接の濃淡画像入力値と同等の性質を有していることが挙
げられる。
【0025】なお、本実施形態では、帳票上のドロップ
アウトカラーおよび文字色を予め設定入力することによ
って一意的に定義される定義ベクトル103を用いてい
るが、定義ベクトル103はドロップアウトカラーを示
すベクトルと直交してさえいれば、ドロップアウトカラ
ーを除去することができる。したがって、定義ベクトル
103としてドロップアウトカラーを示すベクトルと直
交する任意のベクトルを予め登録しておくように構成し
てもかまわない。その場合には、帳票を読み取る前にド
ロップアウトカラーを設定入力するだけで、所望の定義
ベクトル103を検索することが可能となる。
【0026】また、本実施形態では、帳票上のドロップ
アウトカラーおよび文字色を設定入力するように構成さ
れているが、色自体を設定入力する構成では、利用者に
とって、微妙に異なる色を区別して設定入力することは
困難である。しかしながら、帳票の印刷色は、通常、印
刷会社毎に予め決められており、しかも、その印刷色に
は所定のカラーコードが付与されている。また、文字色
についても、ボールペン・鉛筆等の色や、複写帳票の2
枚目以降の青系のインク色等に限られており、それらに
も予めカラーコードを付与しておく。そして、帳票定義
設定部203内の格納手段には、図4に示すように、印
刷色のカラーコードと文字色のカラーコードとの組合せ
毎に所望の定義ベクトル103を登録することによっ
て、利用者は、予め定義されたカラーコードを設定入力
するだけで、本実施形態を動作させることが可能とな
る。なお、このカラーコードは、印刷会社毎に独自に設
定されているケースがある。そのような場合には、図4
に示す格納手段を印刷会社毎に用意し、利用者が、カラ
ーコードだけでなく、まず、印刷会社コードを設定入力
するようにすれば、印刷会社毎に対応した所望の定義ベ
クトル103を出力することが可能となり、さらに、操
作性が向上する。
【0027】また、本実施形態では、グレー画像を算出
するための演算式中に、定義ベクトル103の大きさN
による除算が含まれているが、定義ベクトル103の大
きさNは、様々な値をとるため、演算が複雑になってし
まう場合がある。そこで、定義ベクトル103を、その
大きさが所望の値になるように、変換した後、内積演算
を行うことにより、この演算の処理時間を短縮すること
ができる。
【0028】すなわち、前述の定義ベクトル103(r
n,gn,bn)を、次式を用いて、大きさN’のベクト
ル(rn’,gn’,bn’)に変換する。
【0029】 rn’=(N’/N)・rn gn’=(N’/N)・gn bn’=(N’/N)・bn この変換された定義ベクトル103を用いると、グレー
画像のi番目の画素のスカラー値Miは、 Mi=(Ri・rn’+Gi・gn’+Bi・bn’)/N’ により算出される。ここで、N’は、一定値であるた
め、演算処理が効率化される。さらに、入力ベクトルを
構成するRi,Gi,Biや定義ベクトル103を構成
するrn,gn,bnを8bitのデータとし、このN’
を216=65536とすると、2進数演算においては実
際に除算を実施する必要はなく、分子の下位16bit
を切り捨てることにより、Miを算出することができ
る。したがって、演算処理速度の向上やハードウェア規
模の節減が可能となる。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態について図
5を参照して説明する。
【0031】本実施形態は、帳票の印刷色および文字色
を利用者が予め設定入力するのではなく、画像入力部2
01から出力されるカラー画像のうち、帳票上の所定の
エリア部分のカラー画像を構成する画素を示すRGBベ
クトルに基づいて、定義ベクトル103を算出あるいは
検索し、その定義ベクトル103を用いてグレー画像を
作成するものである。
【0032】図5を参照すると、画像入力部201で得
られるカラー画像が、グレー画像作成部202だけでな
く、帳票定義設定部501に出力されている。帳票定義
設定部501では、帳票上の所定のエリア部分のカラー
画像を構成する画素を示すRGBベクトルに基づいて、
所望の定義ベクトル103をグレー画像作成部202に
出力する。なお、それ以外の点に関しては、前述の第1
の実施形態と同様の構成であるため、説明は省略する。
【0033】帳票には、予め定義ベクトル103を決定
するためのエリアが設けられる。そのエリアには、少な
くともドロップアウトカラーで所定のマークが印刷され
ている。帳票定義設定部501では、画像入力部201
から出力されるカラー画像のうちこのエリアの画像を構
成する画素を示すRGBベクトルを抽出する。さらに、
このRGBベクトルと直交するような任意のベクトルす
なわち定義ベクトル103を算出し、グレー画像作成部
202に出力する。
【0034】また、帳票定義設定部501内に、任意の
ベクトルと直交するようなベクトルを定義ベクトル10
3として予め登録しておき、前述のRGBベクトルに基
づいて、所望の定義ベクトル103を検索して出力する
ように構成してもよい。
【0035】本実施形態によれば、利用者が、予め帳票
の印刷色等を設定入力する必要がないため、操作性が向
上する。さらに、異なる印刷色の帳票が多数混在してい
るような場合であっても、その都度、印刷色を設定する
必要がないため、処理効率が大幅に向上する。
【0036】次に、本発明の第3の実施形態について図
6を参照して説明する。
【0037】本実施形態は、画像入力部201で得られ
たカラー画像を表示する手段を備え、その表示されたカ
ラー画像を参照して、認識結果を修正するものである。
【0038】図6を参照すると、画像入力部201で得
られたカラー画像は、グレー画像作成部202に出力さ
れるとともに、カラー画像保持部601で保持される。
この際、カラー画像保持部601には、グレー画像作成
部202で作成されるグレー画像と画素単位で互いに対
応が付くように、カラー画像が格納される。カラー画像
保持部601に格納されたカラー画像は、カラー画像表
示部603で表示される。一方、利用者は、カラー画像
表示部603で表示されたカラー画像を参照して、修正
データ入力部604により、認識部206で認識された
帳票の認識結果を修正する。このカラー画像表示部60
3と修正データ入力部604により修正端末602が構
成される。
【0039】文字認識に関し、100%の認識率を実現
することはほぼ不可能であるため、通常、文字認識装置
には、修正端末602が備えられる。修正端末602で
は、修正すべきイメージが画面上に表示され、利用者
は、そのイメージを参照して認識結果を修正する。本実
施形態では、帳票の文字枠等がドロップアウトされてい
ないカラー画像を修正参照用に表示しているために、表
示されている文字枠を参照することによって、修正位置
を特定しやすいという利点がある。さらに、白黒の濃淡
画像や2値画像と比べても、文字枠と文字線との区別が
つきやすいく、利用者の負担が軽減されるとともに、正
確な修正処理が可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の文字認識
装置は、多種類のドロップアウトカラーを1台の装置で
簡単な構成で実現することができる。特に、従来では、
実現困難であった赤、緑、青等の中間色をドロップアウ
トすることが可能となり、しかも、設定可能なドロップ
アウロカラーの種類に制約がなく、したがって、帳票の
設計自由度の向上および文字認識装置の汎用性の向上を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示すベクトル図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図3】図2における帳票定義設定部内に備えられる格
納手段の格納形式の一例を示す図である。
【図4】図2における帳票定義設定部内に備えられる格
納手段の格納形式の他の例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
101 文字色ベクトル 102 印刷色ベクトル 103 定義ベクトル 201 画像入力部 202 グレー画像作成部 203、501 帳票定義設定部 204 2値化部 205 切出部 206 認識部 601 カラー画像保持部 602 修正端末 603 カラー画像表示部 604 修正データ入力部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される読取対象のカラー画像の各画
    素を3原色それぞれのレベル値で表される3次元の入力
    ベクトルとして出力する手段と、 所定色を示す前記3原色それぞれのレベル値で表される
    3次元ベクトルと直交する定義ベクトルと前記入力ベク
    トルとの内積を1画素毎にとることによって、前記カラ
    ー画像中の前記所定色を除去する手段とを備えることを
    特徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 赤・緑・青のそれぞれの読取対象の画像
    を多値で入力し、その多値カラー画像の各画素を赤・緑
    ・青それぞれのレベル値で表される3次元の入力ベクト
    ルとして出力する画像入力手段と、 任意の色を示す赤・緑・青それぞれのレベル値で表され
    る3次元ベクトルと直交する定義ベクトルを予め保持
    し、前記読取対象上で除去したい所定色に対応した前記
    定義ベクトルを出力する手段と、 前記入力ベクトルと前記定義ベクトルとの内積を1画素
    毎に演算して、前記所定色を除去する手段と、 前記所定色が除去された画像に基づいて、読取対象上の
    文字あるいは記号を認識する手段とを備えることを特徴
    とする文字認識装置。
  3. 【請求項3】 前記読取対象の多値カラー画像に基づい
    て前記所定色を特定することを特徴とする前記請求項2
    に記載の文字認識装置。
  4. 【請求項4】 前記定義ベクトルの大きさを予め定めら
    れた大きさの定義ベクトルに変換する手段をさらに備
    え、 所定の大きさに変換された前記定義ベクトルと前記入力
    ベクトルとの内積を1画素毎に演算することを特徴とす
    る前記請求項2に記載の文字認識装置。
  5. 【請求項5】 前記入力ベクトルを構成する赤・緑・青
    それぞれのレベル値および前記定義ベクトルを構成する
    各成分の値を8bitのデータとし、 変換された前記入力ベクトルの大きさを216とすること
    を特徴とする前記請求項4に記載の文字認識装置。
  6. 【請求項6】 前記読取対象の多値カラー画像を表示す
    る手段と、 表示された前記多値カラー画像に基づいて、前記読取対
    象上の文字あるいは記号の認識結果を修正する手段とを さらに備えることを特徴とする前記請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の文字認識装置。
  7. 【請求項7】 入力される読取対象のカラー画像の各画
    素を3原色それぞれのレベル値で表される3次元の入力
    ベクトルとして出力し、 所定色を示す前記3原色それぞれのレベル値で表される
    3次元ベクトルと直交する定義ベクトルと前記入力ベク
    トルとの内積を1画素毎にとることによって、前記カラ
    ー画像中の前記所定色を除去するを備えることを特徴と
    する文字認識方法。
JP8002925A 1996-01-11 1996-01-11 文字認識装置およびその方法 Expired - Fee Related JP2871570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8002925A JP2871570B2 (ja) 1996-01-11 1996-01-11 文字認識装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8002925A JP2871570B2 (ja) 1996-01-11 1996-01-11 文字認識装置およびその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09190496A JPH09190496A (ja) 1997-07-22
JP2871570B2 true JP2871570B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=11542924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8002925A Expired - Fee Related JP2871570B2 (ja) 1996-01-11 1996-01-11 文字認識装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2871570B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010225013A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 記番号認識装置、紙葉類処理装置、自動取引処理装置、及び記番号認識方法
JP5976477B2 (ja) * 2012-09-21 2016-08-23 株式会社東芝 文字読取装置、及び紙葉類処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09190496A (ja) 1997-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4604100B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび記憶媒体
KR100477656B1 (ko) 디지털 화질 개선 방법 및 장치
JP3258122B2 (ja) 画像処理装置
JP2007299210A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置及び画像処理方法
CN101753764B (zh) 图像处理装置及方法、图像读取装置、图像发送装置
JP4362538B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像送信装置、画像読取装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよびその記録媒体
KR20080095743A (ko) 화상 처리 프로그램 및 화상 처리 장치
JP2009031876A (ja) 画像処理装置およびそれを備えた画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した記録媒体
CN104054047A (zh) 图像处理装置、图像形成装置、程序以及记录介质
JP4362537B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像送信装置、画像読取装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよびその記録媒体
US10887491B2 (en) Image processing apparatus for processing of highlighted regions
JP2871570B2 (ja) 文字認識装置およびその方法
JP4442651B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム
JPH11272864A (ja) 光学文字読取方法またはその装置
JP7451159B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP4571758B2 (ja) 文字認識装置、文字認識方法、画像処理装置、画像処理方法、並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4973603B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
US11831834B2 (en) Information processing apparatus, method, and product performing multiplexing processing by different methods with respect to printing and non-printing areas
JP6145983B2 (ja) 画像処理装置およびコンピュータプログラム
JP7185451B2 (ja) 画像処理装置と画像処理方法、及びプログラム
JP2009060216A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JPH09238256A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2001069349A (ja) 画像処理方法、画像処理装置および記録媒体
JP2023092869A (ja) 画像形成装置、方法、およびプログラム
JP4650958B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080108

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100108

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110108

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees