JPH10271329A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10271329A
JPH10271329A JP9075483A JP7548397A JPH10271329A JP H10271329 A JPH10271329 A JP H10271329A JP 9075483 A JP9075483 A JP 9075483A JP 7548397 A JP7548397 A JP 7548397A JP H10271329 A JPH10271329 A JP H10271329A
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JP9075483A
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Shigeki Takeuchi
茂樹 竹内
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の小型化に寄与することができるととも
に、確実にシェーディング補正をすることが可能な画像
読取装置を提供すること。 【解決手段】白プレート43aを複数原稿自動読取部
(ADF)とフラットベッド読取部(FBS)との間に
おいて装置本体11の上部裏面に配置固定する。ADF
またはFBSで読み取りが行われる前に第1キャリッジ
50が白プレート43aの直下に対向位置する白プレー
ト読取位置PWに移動される。そして、白プレート43
aの1ライン分読み取られて、シェーディング補正のデ
ータがRAMに記憶される。記憶されたデータは、AD
Fの読み取りの場合とFBSでの読み取りの場合とでは
異なる透過係数が乗じられて補償される。そして、補償
されたシェーディング補正のデータに基づいて原稿21
が読み取られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばファクシミ
リ装置等の記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置等の画像読取
装置では、原稿の画像に光源からの光を照射し、反射光
をミラー、レンズ等の光学系を通して撮像素子(CC
D)により読み取る。そして、読み取られた画像データ
をその出力信号レベル値(輝度)に基づいて2値化処理
をする。この場合、光源の両端側においては、反射光の
輝度が低下することが知られている。このため、光源の
移動領域に対応するところに白プレートを設け、原稿を
読み取る前にこの白プレートからの反射光のデータに補
正値を加えて反射光の輝度データが均一になるように補
正処理を行っている。この補正はシェーディング補正と
呼ばれている。
【0003】従来、一般的には、このシェーディング補
正のための白プレートの読み取りを原稿載置部の押え蓋
を読み取ることにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿載
置部には読み取り原稿が載置されるため、読み取り原稿
サイズ以外の部分で、シェーディング補正を実行しなけ
ればならない。このため、押え蓋を最大の読み取り原稿
よりも大きくし、最大の読み取り原稿サイズを超える部
分でシェーディング補正を実行しなければならなかっ
た。従って、押え蓋サイズが大きくなり、装置を小型化
することが困難であった。
【0005】また、押え蓋は、本等の厚みのある原稿を
押圧する。このように厚みのある原稿を原稿載置部に載
置すると、原稿載置部と押え蓋の裏面との間に空間が存
在して光源からの光が漏れることになるため、正確なシ
ェーディング補正ができないこともあった。加えて、押
え蓋が経年変化に伴って変色したり、原稿載置部に載置
する原稿により汚れていたりして、正確なシェーディン
グ補正ができないこともあった。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、装置の小型化
に寄与することができるとともに、確実にシェーディン
グ補正をすることが可能な画像読取装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明においては、複数原稿読取
部と、その複数原稿読取部に並設されたフラットベッド
読取部と、両読取部間において装置本体の内部に配置さ
れた基準読取部で読み取られたデータにシェーディング
補正を行うための補正手段とを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の画像読取装置において、補正手段は透明部を
介して読み取られたデータを透過係数で補償する補償手
段を備えた。
【0009】請求項3に記載の発明においては、請求項
2に記載の画像読取装置において、透過係数は、入力手
段からの入力によって変更可能である。なお、以下に述
べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または
課題を解決するための手段に記載の「複数原稿読取部」
は複数原稿自動読取部(ADF)を構成する原稿給送部
12及び読取部14に相当し、同じく「基準読取部」は
白プレート43aに相当し、同じく「透明部」は透光板
25及び原稿載置部31に相当し、同じく「入力手段」
はテンキー87cに相当し、同じく「シェーディング手
段」、「補正手段」及び「補償手段」はCPU82、R
OM83及びRAM84に相当する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明をコピー・ファ
クシミリ複合機に具体化した一実施形態を、図面に基づ
いて説明する。
【0011】図1に示すように、この複合機の装置本体
11には、原稿給送部12と、原稿載置部13と、読取
部14と、カット紙供給部15と、記録部17と、カッ
ト紙排出部18とが装設されている。
【0012】図1及び図2に示すように、前記原稿給送
部12は、原稿21を載置する原稿台22と、原稿21
を1枚ずつ分離供給する分離ローラ23と、分離された
原稿21を給送する複数の給送ローラ24と、上面を原
稿21が通過する透光板25と、排出された原稿21を
ストックする原稿排出台26とを備えている。
【0013】原稿有無センサ27は前記原稿台22に対
向配置され、原稿台22上に原稿21が載置されている
ときに検出信号を出力する。原稿排出センサ28は原稿
排出台26に対向配置され、原稿排出台26上へ原稿2
1が排出されたときに検出信号を出力する。
【0014】前記原稿載置部13は、上面に原稿21を
載置するための透明な原稿載置板31と、その原稿載置
板31上に開閉回動可能に配設された押え蓋32とを備
えている。そして、前記原稿給送部12の原稿台22及
び原稿排出台26は、この原稿載置部13の押え蓋32
上に配設され、押え蓋32と一体的に開閉回動されるよ
うになっている。
【0015】図1及び図2に示すように、前記読取部1
4は、透光板25上を通過する原稿21または原稿載置
板31上に載置された原稿21に光を照射する光源37
と、原稿21からの反射光の光路を変更する第1〜第3
ミラー38,39,40と、光源37及び第1〜第3ミ
ラー38,39,40を移動させるための移動機構41
とを備えている。さらに、読取部14は、第3ミラー4
0からの光を収束させる集光レンズ42と、その集光レ
ンズ42を通して入射した光に基づき原稿21上の画像
を読取る撮像素子(CCD)43とを備えている。
【0016】白プレート43aは、複数原稿自動読取部
(ADF)とフラットベッド読取部(FBS)との間に
おいて、装置本体11の上部裏面に配置固定されてい
る。前記移動機構41は、左右一対の大径プーリ44,
45と、左右一対の小径プーリ46,47と、大径プー
リ44,45間に掛装された第1ベルト48と、小径プ
ーリ46,47間に掛装された第2ベルト49とを備え
ている。さらに、移動機構41は、第1ベルト48に連
結された第1キャリッジ50と、その第2ベルト49に
連結された第2キャリッジ51と、ステップモータ52
とを備えている。
【0017】前記大径プーリ44,45の直径は小径プ
ーリ46,47の直径の2倍となるように形成されてい
る。また、左側の大径プーリ44と小径プーリ46と
は、同一軸線上で一体回転可能に連結されて、ステップ
モータ52に作動連結されている。さらに、第1キャリ
ッジ50上には光源37及び第1ミラー38が支持さ
れ、第2キャリッジ51上には第2ミラー39及び第3
ミラー40が支持されている。
【0018】そして、ステップモータ52にて大径プー
リ44,45及び小径プーリ46,47が回転されるこ
とにより、第1及び第2ベルト48,49を介して、第
1及び第2キャリッジ50,51が移動される。このと
き、第1キャリッジ50は第2キャリッジ51の2倍の
移動速度で移動される。それにより、両キャリッジ5
0,51は図1に示すように、中間の待機位置P1と、
透光板25の直下に対向位置する第1原稿読取位置P2
と、原稿載置板31の基準端31aの直下に対向位置す
る第2原稿読取位置の開始点P3と、白プレート43a
の直下に対向位置する白プレート読取位置PWとに移動
配置される。
【0019】また、前記原稿給送部12と読取部14と
により複数原稿自動読取部(ADF)が構成され、キャ
リッジ50,51が第1原稿読取位置P2に移動配置さ
れた状態で、透光板25上を通過する原稿21の画像が
読取られる。さらに、原稿載置部13と読取部14とに
よりフラットベッド読取部(FBS)が構成され、キャ
リッジ50,51が第2原稿読取位置の開始点P3に移
動配置された後に、終了点P4に向かって移動されて、
原稿載置板31上に載置された原稿21の画像が読取ら
れる。
【0020】図1及び図2に示すように、読取位置セン
サ53は前記原稿載置板31の基準端31aの下部に配
設され、キャリッジ50,51が第2原稿読取位置の開
始点P3に移動されたときに検出信号を出力する。図3
に示すように、原稿長さセンサ54は前記原稿載置板3
1の基準端31aから所定間隔をおいた位置に対向配置
され、原稿載置板31上に載置された原稿21の長さを
検出する。また、前記光源37を含む読取部14は原稿
幅センサを兼用しており、第1キャリッジ50が2原稿
読取位置の開始点P3に移動配置された状態で、主走査
方向に原稿21の読取りを行うときに、原稿21の幅を
検出する。
【0021】図1に示すように、前記カット紙供給部1
5は、所定サイズのカット紙56を積層状態で収容した
複数(この実施形態では2つ)の給紙カセット57と、
各給紙カセット57内のカット紙56を1枚ずつ記録部
17に向けて給送する給紙ローラ58と、カット紙56
の給送を案内するガイド板59とを備えている。なお、
各給紙カセット57内にはサイズの異なるカット紙56
が収容されている。
【0022】前記記録部17は、感光ドラム68と、そ
の感光ドラム68の表面を所定電位に一様に帯電させる
帯電器69と、感光ドラム68上に画像の静電潜像を形
成する露光器70と、感光ドラム68上の静電潜像にト
ナーを供給してその潜像を顕像化する現像器71とを備
えている。さらに、記録部17は、感光ドラム68に対
してカット紙56を給送する給送ローラ72と、トナー
画像を感光ドラム68上からカット紙56上に転写させ
る転写器73と、カット紙56上のトナー画像を加熱定
着させる加熱定着器74とを備えている。
【0023】前記カット紙排出部18は、記録済みのカ
ット紙56を排出する排紙ローラ77と、カット紙56
の排出を案内するガイド板78と、排出されたカット紙
56をストックする排紙トレイ79とを備えている。
【0024】次に、前記のように構成されたコピー・フ
ァクシミリ複合機の回路構成について説明する。図4に
示すように、中央処理装置(CPU)82は、複合機の
各部の動作を制御する。リードオンリメモリ(ROM)
83は、複合機の動作に必要な各種の制御プログラムを
記憶している。ランダムアクセスメモリ(RAM)84
は、制御プログラムの実行に伴って得られたデータ等を
一時的に記憶する。RAM84の第1記憶領域84a
は、フラットベッド読取部(FBS)で読み取る際のシ
ェーディング補正のデータを補償するための透過係数を
記憶する。RAM84の第2記憶領域84bは、複数原
稿自動読取部(ADF)で読み取る際のシェーディング
補正のデータを補償するための透過係数を記憶する。
【0025】前記原稿有無センサ27及び原稿長さセン
サ54は、CPU82に検出信号を出力する。読取部1
4は、透光板25または原稿載置板31を介して原稿2
1上の画像を読取って、白黒2値のイメージデータをC
PU82に出力する。画像メモリ85は、受信画データ
や読取部14で読取られた画データを一時的に記憶す
る。記録部17は、受信画データや読取部14で読取ら
れた画データをカット紙56に記録する。
【0026】表示部86は液晶表示パネルやLEDを備
え、例えば「コピーモード」、「通信モード」、「待機
中」、「ランプ交換」のように、装置の動作状態等の各
種情報を表示する。操作部87は、コピー/通信キー8
7a、スタートキー87b、テンキー87c及び設定キ
ー87d等の各種操作キーを備えている。コピー/通信
キー87aは、コピーモードを実行させるか、ファクシ
ミリ通信モードを実行させるかを選択する場合に操作す
る。スタートキー87bは、コピー動作やファクシミリ
通信動作を開始させる場合に操作する。テンキー87c
は、コピー枚数や電話番号等を入力する場合に操作す
る。設定キー87dは、後述するフラットベッド読取部
(FBS)及び複数原稿自動読取部(ADF)に対応し
て設定された透過係数を変更する場合に操作する。
【0027】モデム88は、送受信データの変調及び復
調を行うものである。ネットワークコントロールユニッ
ト(NCU)89は、電話回線L1の閉結及び開放を制
御するとともに、相手先のファックス番号に対応したダ
イヤルパルスの送出及び着信を検出する機能等を備えて
いる。
【0028】次に、この実施形態のコピー・ファクシミ
リ複合機において、原稿21がフラットベッド読取部
(FBS)にて読み取られる場合の動作について、図5
に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この図
5に示すフローチャートをはじめ、図6及び図7に示す
フローチャートは、ROM83に記憶されている制御プ
ログラムに基づいて、CPU82の制御のもとで進行す
る。
【0029】S1においては、操作者により原稿21が
原稿載置板31に載置され、スタートキー87aが押下
操作されるのが待たれる。S2においては、第1キャリ
ッジ50が白プレート43aの直下に対向位置する白プ
レート読取位置PWに移動される。
【0030】S3においては、撮像素子43により白プ
レート43aが1ライン分読み取られる。そして、シェ
ーディング補正のデータとしてRAM84に格納され
る。S4においては、前記S3において読み取ったシェ
ーディング補正のデータに第1記憶領域84aの透過係
数を乗じて補償が行われ、再度RAM84に格納され
る。すなわち、原稿21は原稿載置板31上に載置され
るため、原稿載置板31のガラスを介して撮像素子43
が原稿21を読み取ることになる。しかしながら、白プ
レート43aは原稿載置板31のガラスを通さずに読み
取られる。このため、ガラスの透過係数、すなわちガラ
スを透過することに減衰される輝度分を補償した透過係
数を乗じてシェーディング補正のデータを書き換える。
【0031】S5においては、第1キャリッジ50が第
2原稿読取位置の開始点P3に移動される。S6におい
ては、原稿21が読み取られ、第1キャリッジ50が第
2原稿読取位置の終了点P4に移動される。このとき、
前記S4において求めたシェーディング補正のデータに
基づいて、シェーディング補正を行いながら、原稿21
が読み取られる。そして、読み取られた原稿21の画デ
ータが画像メモリ85に蓄積される。
【0032】S7においては、前記S6において画像メ
モリ85内に格納した原稿21の画データがカット紙5
6に記録される。S8においては、次の原稿21のため
に第1キャリッジ50が待機位置P1に移動されて、こ
の処理を終了する。
【0033】次に、この実施形態のコピー・ファクシミ
リ複合機において、原稿21が複数原稿自動読取部(A
DF)にて読み取られる場合の動作について、図6に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0034】S11〜S14においては、前記図5のS
1〜S4と同様な処理が行われる。但し、S14におけ
る透過係数の値は、フラットベッド読取部(FBS)に
て読取りを行う場合とは異なる。すなわち、複数原稿自
動読取部(ADF)にて読取りを行う場合、原稿21と
透光板25の上面との間には原稿21を供給するために
僅かな空間が必要である。ところが、フラットベッド読
取部(FBS)では、押え蓋32により原稿21が原稿
載置板31の上面に密着する。このため、複数原稿自動
読取部(ADF)で読み取る場合の透過係数と、複数原
稿自動読取部(ADF)で読み取る場合の透過係数とは
異なる。
【0035】S15においては、第1キャリッジ50が
第1原稿読取位置P2に移動される。S16において
は、原稿台22から原稿21の給送が行われる。このと
き、前記S14において求めた補償後のシェーディング
補正のデータに基づいて、原稿21の画データが画像メ
モリ85に記憶される。
【0036】S17においては、前記S16において画
像メモリ85内に格納した原稿21の画データがカット
紙56に記録される。S18においては、次の原稿21
が原稿台22に有るか否かが判断される。すなわち、原
稿有無センサ27からの検出信号に基づいて、次の原稿
21が有るか否かの判断が行われている。そして、次の
原稿21が原稿台22に有る場合は、前記S16に戻っ
て次の原稿21が読み取られて画像メモリ85に格納さ
れる。一方、次の原稿21が原稿台22にない場合は、
S19に移行して第1キャリッジ50が待機位置P1に
移動されて、この処理を終了する。
【0037】次に、RAM84の第1記憶領域84a及
び第2記憶領域84bに記憶される透過係数の変更方法
について図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、サービスマンにより操作部87に設けられた設定
キー87dが押下操作されると、変更設定モードに変更
される。
【0038】S21においては、パスワードの入力を要
求するメッセージが表示部86に表示される。S22に
おいては、サービスマンによりパスワードの入力がテン
キー87dによって行われ、パスワードが照合されるま
で行われる。すなわち、シェーディング補正のための透
過係数は、サービスマン以外の人によって変更されない
ようにパスワードの照合が行われる。
【0039】S23においては、フラットベッド読取部
(FBS)で読み取る場合の透過係数の入力要求が表示
部86に表示される。この表示に基づいて、サービスマ
ンが新しい透過係数を入力する。そして、サービスマン
は透過係数の入力が終了するとスタートキー87aを入
力する。また、透過係数を変更しない場合はスタートキ
ー87aのみを入力する。その結果、フラットベッド読
取部(FBS)用の透過係数の新たな設定が行われる。
【0040】S24においては、複数原稿自動読取部
(ADF)で読み取る場合の透過係数の入力要求が表示
部86に表示される。この表示に基づいて、サービスマ
ンが新しい透過係数を入力する。そして、透過係数の入
力が終了するとスタートキー87aを入力する。また、
透過係数を変更しない場合はスタートキー87aのみを
入力する。その結果、複数原稿自動読取部(ADF)用
の透過係数の新たな設定が行われ、この処理を終了す
る。
【0041】以上、詳述したように、本実施形態では次
のような作用、効果を得ることができる。 ・白プレート43aが複数原稿自動読取部(ADF)と
フラットベッド読取部(FBS)との間における装置本
体11の上面裏面に配置固定されている。このため、各
読取部の読取においても白プレート43aが共有するこ
とが可能になる。従って、シェーディング補正のために
押え蓋32を最大の読み取り原稿よりも大きくし、最大
の読み取り原稿サイズを超える部分でシェーディング補
正を実行することはない。従って、装置の小型化に寄与
することができる。また、押え蓋32が本等の厚みのあ
る原稿21を押圧して、原稿載置板31と押え蓋の裏面
との間に空間が存在しても、この白プレート43aで正
確なシェーディング補正ができる。加えて、押え蓋32
が経年変化に伴って変色したり、原稿載置板31に載置
する原稿21により汚れていたりして、正確なシェーデ
ィング補正ができなくなることもない。
【0042】・シェーディング補正を行うための1ライ
ン分の読み取りは、直接白プレート43aを読み取るこ
とで行われているが、原稿21を読み取る際は原稿載置
板31のガラスを介して読み取りが行われる。このた
め、ガラスの透過係数をシェーディング補正のデータに
乗じて補正を行っている。従って、白プレート43aを
直接読み取っても正確なシェーディング補正を行うこと
ができる。
【0043】・フラットベッド読取部(FBS)用の透
過係数と、複数原稿自動読取部(ADF)用の透過係数
とは、それぞれRAM84の第1記憶領域84a及び第
2記憶領域84bに記憶される。従って、両読取部の読
み取りにおいて正確なシェーディング補正を行うことが
できる。また、設定キー87dの操作により、サービス
マンがテンキー87cによって、これらの透過係数を容
易に変更することができる。このため、白プレート43
aが経年変化等によって変色したりしても、この透過係
数を変更することで対応することができるため簡便であ
る。
【0044】なお、前記各実施形態は以下のように変更
してもよく、その場合でも前記各実施形態と同様の作
用、効果を得ることができる。 ・光源37のランプチェックを行う場合にもシェーディ
ング補正を行う白プレート43aを用いても良い。
【0045】さらに、上記実施形態より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共
に記載する。 ・請求項2に記載の画像読取装置において、カット紙に
記録する記録部を備えた画像読取装置。
【0046】このように構成すれば、シェーディング補
正が行われ、透過係数で補正がなされた原稿の画データ
がカット紙に記録される。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、基準読取部が共有されて、装置の小型化に寄
与することができる。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、シェーディング補正のデ
ータが透過係数で補償されている。このため、より一層
正確なシェーディング補正を行うことができる。
【0049】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、透過係数を入力手段によ
って容易に変更することができる。このため、経年変化
等によって白プレートが変色しても、この透過係数を変
更することで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態における複合機の断面図。
【図2】 同じく、複合機の要部拡大断面図。
【図3】 同じく、原稿載置板の平面図。
【図4】 同じく、複合機のブロック構成図。
【図5】 フラットベッド読取部での読取動作を示すフ
ローチャート。
【図6】 複数原稿自動読取部での読取動作を示すフロ
ーチャート。
【図7】 透過係数を変更させる動作を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
11…装置本体、12…複数原稿読取部を構成する原稿
給送部、14…複数原稿読取部を構成する読取部、21
…原稿、25…透明部としての透光板、31…透明部と
しての原稿載置板、43a…基準読取部としての白プレ
ート、82…シェーディング手段、補正手段及び補償手
段を構成するCPU、83…シェーディング手段、補正
手段及び補償手段を構成するROM、84…シェーディ
ング手段、補正手段及び補償手段を構成するRAM、8
7d…入力手段としてのテンキー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数原稿読取部と、その複数原稿読取部
    に並設されたフラットベッド読取部と、両読取部間にお
    いて装置本体の内部に配置された基準読取部で読み取ら
    れたデータにシェーディング補正を行うための補正手段
    とを備えた画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、補正手段は透明部を介して読み取られたデータを透
    過係数で補償する補償手段を備えた画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像読取装置におい
    て、透過係数は、入力手段からの入力によって変更可能
    である画像読取装置。
JP9075483A 1997-03-27 1997-03-27 画像読取装置 Pending JPH10271329A (ja)

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