JPH11112739A - 読取装置 - Google Patents

読取装置

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JPH11112739A
JPH11112739A JP9264405A JP26440597A JPH11112739A JP H11112739 A JPH11112739 A JP H11112739A JP 9264405 A JP9264405 A JP 9264405A JP 26440597 A JP26440597 A JP 26440597A JP H11112739 A JPH11112739 A JP H11112739A
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JP9264405A
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Masaki Tachibana
正樹 橘
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読取部を、読取開始位置の異なる複数の
原稿載置部のいずれかの読取開始位置の近傍に予め待機
させておくことができて、読み取り開始までの準備時間
を短縮することができる読取装置を提供する。 【解決手段】 複数原稿自動搬送載置部12と、フラッ
トベッド原稿載置部13と、単一の原稿読取部14とを
備え、原稿読取部14を移動させて、各載置部12,1
3に載置された原稿21を読み取るようにする。原稿読
取部14の待機位置P1,P2を、テンキーの操作によ
り、いずれか一方の載置部12,13の読取開始位置の
近傍、使用頻度の多い載置部12,13の読取開始位置
の近傍、あるいは、前回の読取処理に使用した載置部1
2,13に対応する読取開始位置の近傍に選択設定する
ように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばファクシ
ミリ装置、コピー装置、スキャナ装置に適用される読取
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の読取装置においては、読取開始
位置の異なる複数の原稿載置部として、複数原稿自動搬
送載置部(以下、「ADF(Automatic Document Feede
r )載置部」とする)と、フラットベッド原稿載置部
(以下、「FBS(Flat Bed Scanner)載置部」とす
る)とを備え、各原稿載置部に載置された原稿を単一の
原稿読取部で読み取るようにしたものが知られている。
この従来構成では、ADF載置部に載置された原稿の読
取位置と、FBS載置部に載置された原稿の読取位置と
がほぼ同一平面上に位置するように、両載置部が配置さ
れている。そして、原稿読取部が、両載置部の下方にお
いて、それらの読取位置に対応可能なように配置されて
いる。また、ADF載置部は、装置全体が大型化するの
を避けるため、FBS載置部の上方に傾斜状態で配置さ
れている。
【0003】そして、前記ADF載置部では、読取位置
の上方を通過する原稿を、その読取位置の近傍に静止状
態で配置された原稿読取部で読み取るようになってい
る。一方、前記FBS載置部では、読取位置の上方に静
止状態で載置された原稿を、原稿読取部が移動しながら
読み取るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原稿読取部
の原稿読取時の主走査方向は、ITU−T(国際電気通
信連合−電気通信標準化部門:International Telecomm
unication Union - Telecommunication Standardizatio
n Sector)による、テレマティーク・サービスに関する
Tシリーズ勧告において、原稿の左から右へと決められ
ている。ここで、前記従来の配置構成では、両載置部の
原稿の読取方向を同一にするために、原稿と原稿読取部
との相対移動方向を一致させる必要がある。よって、F
BS載置部に載置された原稿の読み取りを開始するにあ
たって、原稿読取部をADF載置部の読取開始位置に近
接して設定することが困難であった。なお、ADF載置
部に載置された原稿を読み取る場合には、原稿読取部は
静止状態にあるため読取開始位置と読取終了位置とが一
致したものとなる。
【0005】このため、前記従来の読取装置では、例え
ば停止時における原稿読取部の待機位置が、ADF載置
部の読取開始位置とFBS載置部の読取開始位置とのほ
ぼ中間位置に設定されていた。そして、原稿読取部がそ
の中間の待機位置から各載置部の読取開始位置の近傍に
移動された後に、原稿の読み取りが開始されるようにな
っていた。よって、両載置部の中間の待機位置から、各
載置部の読取開始位置の近傍への、原稿読取部の移動を
必要とするため、読み取り開始までの準備時間が長くな
るという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、原稿読取部を、読取開始位置の異なる複
数の原稿載置部のいずれかの読取開始位置の近傍に予め
待機させておくことができて、読み取り開始までの準備
時間を短縮することができる読取装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、読取開始位置の異な
る複数の原稿載置部と単一の原稿読取部とを備え、原稿
読取部を各原稿載置部の読取開始位置に対応させて、各
原稿載置部に載置された原稿の読み取りが開始されるよ
うにした読取装置において、原稿読取部の待機位置を、
いずれかの原稿載置部の読取開始位置の近傍に選択設定
する選択手段を設けたものである。
【0008】請求項2に記載の発明では、読取開始位置
の異なる複数の原稿載置部と単一の原稿読取部とを備
え、原稿読取部を各原稿載置部の読取開始位置に対応さ
せて、各原稿載置部に載置された原稿の読み取りが開始
されるようにした読取装置において、各原稿載置部の使
用頻度に基づいて、使用頻度の多い原稿載置部の読取開
始位置の近傍に、原稿読取部を待機させるように制御す
る制御手段を設けたものである。
【0009】請求項3に記載の発明では、読取開始位置
の異なる複数の原稿載置部と単一の原稿読取部とを備
え、原稿読取部を各原稿載置部の読取開始位置に対応さ
せて、各原稿載置部に載置された原稿の読み取りが開始
されるようにした読取装置において、前回の読取処理に
使用された原稿載置部の読取開始位置の近傍に、原稿読
取部を待機させるように制御する制御手段を設けたもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の読取装置をコ
ピー・ファクシミリ複合機において具体化した一実施形
態を、図面に基づいて説明する。
【0011】図1に示すように、この複合機の装置本体
11には、複数の原稿載置部として、複数原稿自動搬送
載置部(ADF載置部)12と、フラットベッド原稿載
置部(FBS載置部)13とが装設されている。また、
装置本体11には、原稿読取部14、カット紙供給部1
5、記録部17及びカット紙排出部18が装設されてい
る。
【0012】図1及び図2に示すように、前記ADF載
置部12は、原稿21を載置する原稿台22と、原稿2
1を1枚ずつ分離供給する分離ローラ23と、分離され
た原稿21を給送する複数の給送ローラ24と、上面を
原稿21が通過する透光板25と、排出された原稿21
をストックする原稿排出台26とを備えている。
【0013】原稿有無センサ27は前記原稿台22に対
向配置され、原稿台22上に原稿21が載置されている
ときに検出信号を出力する。原稿排出センサ28は原稿
排出台26に対向配置され、原稿排出台26上へ原稿2
1が排出されたときに検出信号を出力する。
【0014】前記FBS載置部13は、上面に原稿21
を載置するための透明な原稿載置板31と、その原稿載
置板31上に開閉回動可能に配設された押え蓋32とを
備えている。そして、前記ADF載置部12の原稿台2
2及び原稿排出台26は、このFBS載置部13の押え
蓋32上に傾斜状態で配設され、押え蓋32と一体的に
開閉回動されるようになっている。
【0015】前記原稿読取部14は、透光板25上を通
過する原稿21または原稿載置板31上に載置された原
稿21に光を照射する光源37と、原稿21からの反射
光の光路を変更する第1〜第3ミラー38,39,40
と、光源37及び第1〜第3ミラー38,39,40を
移動させるための移動機構41とを備えている。さら
に、原稿読取部14は、第3ミラー40からの光を収束
させる集光レンズ42と、その集光レンズ42を通して
入射した光に基づき原稿21上の画像を読み取る撮像素
子(CCD:Charge Coupled Device )43とを備えて
いる。
【0016】前記移動機構41は、左右一対の大径プー
リ44,45と、左右一対の小径プーリ46,47と、
大径プーリ44,45間に掛装された第1ベルト48
と、小径プーリ46,47間に掛装された第2ベルト4
9とを備えている。さらに、移動機構41は、第1ベル
ト48に連結された第1キャリッジ50と、その第2ベ
ルト49に連結された第2キャリッジ51と、ステップ
モータ52とを備えている。
【0017】前記大径プーリ44,45の直径は小径プ
ーリ46,47の直径の2倍となるように形成されてい
る。また、図において左側の大径プーリ44と小径プー
リ46とは、同一軸線上で一体回転可能に連結されて、
ステップモータ52に作動連結されている。さらに、第
1キャリッジ50上には光源37及び第1ミラー38が
支持され、第2キャリッジ51上には第2ミラー39及
び第3ミラー40が支持されている。
【0018】そして、ステップモータ52にて大径プー
リ44,45及び小径プーリ46,47が回転されるこ
とにより、第1及び第2ベルト48,49を介して、第
1及び第2キャリッジ50,51が移動される。このと
き、第1キャリッジ50は第2キャリッジ51の2倍の
移動速度で移動される。それにより、両キャリッジ5
0,51は図1に示すように、ADF載置部12の透光
板25の直下に対向位置し、読取開始位置を兼ねる第1
待機位置P1と、FBS載置部13の原稿載置板31の
基準端31aの直下に対向位置し、読取開始位置を兼ね
る第2待機位置P2とに選択的にかつ対応可能に移動配
置される。
【0019】前記ADF載置部12と原稿読取部14と
により複数原稿自動読取部が構成され、キャリッジ5
0,51が第1待機位置P1に移動配置された状態で、
透光板25上を通過する原稿21の画像が読み取られ
る。つまり、この第1待機位置P1は、読取開始位置と
読取終了位置とを兼ねている。
【0020】一方、FBS載置部13と原稿読取部14
とによりフラットベッド読取部が構成され、キャリッジ
50,51が第2待機位置P2に移動配置された後に、
読取終了位置P3に向かって移動されて、原稿載置板3
1上に載置された原稿21の画像が読み取られる。
【0021】図1及び図2に示すように、読取開始位置
センサ53は前記原稿載置板31の基準端31aの下部
に配設され、キャリッジ50,51が第2待機位置P2
に移動されたときに検出信号を出力する。
【0022】図1に示すように、前記カット紙供給部1
5は、所定サイズのカット紙56を積層状態で収容した
複数(この実施形態では2つ)の給紙カセット57と、
各給紙カセット57内のカット紙56を1枚ずつ記録部
17に向けて給送する給紙ローラ58と、カット紙56
の給送を案内するガイド板59とを備えている。なお、
各給紙カセット57にはカセット番号が付されるととも
に、各給紙カセット57内には、例えばA4サイズ、B
4サイズ等のサイズの異なったカット紙56が収容され
ている。
【0023】前記記録部17は、感光ドラム68と、そ
の感光ドラム68の表面を所定電位に一様に帯電させる
帯電器69と、感光ドラム68上に画像の静電潜像を形
成する露光器70と、感光ドラム68上の静電潜像にト
ナーを供給してその潜像を顕像化する現像器71とを備
えている。さらに、記録部17は、感光ドラム68に対
してカット紙56を給送する給送ローラ72と、トナー
画像を感光ドラム68上からカット紙56上に転写させ
る転写器73と、カット紙56上のトナー画像を加熱定
着させる加熱定着器74とを備えている。
【0024】前記カット紙排出部18は、記録済みのカ
ット紙56を排出する排紙ローラ77と、カット紙56
の排出を案内するガイド板78と、排出されたカット紙
56をストックする排紙トレイ79とを備えている。
【0025】次に、前記のように構成されたコピー・フ
ァクシミリ複合機の回路構成について説明する。図3に
示すように、中央処理装置(CPU)82は、複合機の
各部の動作を制御する。リードオンリメモリ(ROM)
83は、複合機の動作に必要な各種の制御プログラムを
記憶している。ランダムアクセスメモリ(RAM)84
は、ADF使用カウント記憶領域84a及びFBS使用
カウント記憶領域84b等の各種領域を備え、制御プロ
グラムの実行に伴って得られたデータ等を、これらの領
域に一時的に記憶する。そして、このCPU82、RO
M83及びRAM84により、制御手段が構成されてい
る。
【0026】前記原稿読取部14は、透光板25または
原稿載置板31を介して原稿21上の画像を読み取っ
て、白黒2値のイメージデータをCPU82に出力す
る。画像メモリ85は、ファクシミリ通信により受信さ
れた受信画データや原稿読取部14で読み取られた読取
画データを一時的に記憶する。カット紙供給部15は、
原稿サイズ等に応じて選択された給紙カセット57から
記録部17にカット紙56を供給する。記録部17は、
受信画データや読取画データをカット紙56に記録す
る。
【0027】表示部86は液晶表示パネルや発光ダイオ
ード(LED)を備え、例えば「コピーモード」、「通
信モード」、「待機中」、「機器異常」のように、装置
の動作状態等の各種情報を表示する。
【0028】操作部87は、機能選択キー87a、スタ
ートキー87b、テンキー87c等の各種操作キーを備
えている。機能選択キー87aは、コピーモードを実行
させるか、ファクシミリ通信モードを実行させるかを選
択する場合に操作する。スタートキー87bは、コピー
動作やファクシミリ通信動作を開始させる場合に操作す
る。テンキー87cは選択手段を構成し、原稿読取部1
4のキャリッジ50,51の待機位置を選択する場合等
に操作する。
【0029】モデム88は、送受信データの変調及び復
調を行うものである。ネットワークコントロールユニッ
ト(NCU)89は、電話回線L1の閉結及び開放を制
御するとともに、相手先のファックス番号に対応したダ
イヤルパルスの送出及び着信を検出する機能等を備えて
いる。
【0030】次に、この実施形態のコピー・ファクシミ
リ複合機において、原稿読取部14のキャリッジ50,
51の待機位置を選択設定する場合の処理について、図
4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、こ
のフローチャートは、ROM83に記憶されている制御
プログラムに基づいて、CPU82の制御のもとで進行
する。
【0031】さて、この選択設定処理が開始されると、
表示部86の液晶表示パネルに、例えば「読取装置の待
機位置をテンキーにより、ADF→1、FBS→2、前
回処理位置→3、で入力してください」のメッセージが
表示される(S1)。その後、操作者によってテンキー
87c中の“1”キーが押下されたか否かが判別される
(S2)。そして、“1”キーが押下された場合には、
キャリッジ50,51の待機位置が、ADF載置部12
の読取開始位置を兼ねる第1待機位置P1に設定される
(S3)。
【0032】一方、前記S2の判別において、“1”キ
ーが押下されていない場合には、“2”キーが押下され
たか否かが判別される(S4)。そして、“2”キーが
押下された場合には、キャリッジ50,51の待機位置
がFBS載置部13の読取開始位置を兼ねる第2待機位
置P2に設定される(S5)。さらに、S4の判別にお
いて、“2”キーが押下されていない場合、つまり
“3”キーが押下された場合には、キャリッジ50,5
1の待機位置が前回の読取処理に対応する位置に設定さ
れる(S6)。すなわち、前回の読取処理が、ADF載
置部12によるものであれば前記第1待機位置P1に、
FBS載置部13によるものであれば前記第2待機位置
P2に、キャリッジ50,51の待機位置が設定され
る。なお、ここでいう前回の読取処理とは、前回読み取
った原稿21が、1枚だけの場合には1枚だけの読取動
作のことをさし、複数枚である場合にはその原稿21の
全ページの読取動作のことをさすものである。
【0033】そして、前記S3、S5及びS6におい
て、キャリッジ50,51の待機位置が設定された後、
その設定待機位置がRAM84に記憶されて(S7)、
選択設定処理が終了する。
【0034】次に、この実施形態のコピー・ファクシミ
リ複合機において、ADF載置部12またはFBS載置
部13により原稿21の読み取りを行う場合、キャリッ
ジ50,51の待機位置への移動処理について、図5に
示すフローチャートに基づいて説明する。なお、このフ
ローチャートも、ROM83に記憶されている制御プロ
グラムに基づいて、CPU82の制御のもとで進行す
る。
【0035】さて、操作者によりADF載置部12また
はFBS載置部13に原稿21が載置された後、スター
トキー87bが押下される。ここで、原稿有無センサ2
7の検出信号等に基づいて、原稿21が載置されたの
が、ADF載置部12であるか否かが判別される(S
8)。
【0036】このS8の判別において、原稿21が載置
されたのがADF載置部12である場合には、原稿読取
部14により原稿21の全ページが順に読み取られた後
(S9)、RAM84のADF使用カウント記憶領域8
4aの使用カウント値に“1”が加算される(S1
0)。一方、S8の判別において、原稿21が載置され
たのがADF載置部12でない場合、つまりFBS載置
部13である場合には、原稿読取部14により原稿21
の全ページが順に読み取られた後(S11)、RAM8
4のFBS使用カウント記憶領域84bの使用カウント
値に“1”が加算される(S12)。
【0037】その後、キャリッジ50,51の待機位置
が前述のように選択設定されて、RAM84に記憶され
ているか否かが判別される(S13)。そして、設定待
機位置が記憶されていない場合には、ADF使用カウン
ト記憶領域84aの使用カウント値が、FBS使用カウ
ント記憶領域84bの使用カウント値よりも大きいか否
かが判別される(S14)。
【0038】このS14の判別において、ADF載置部
12の使用カウント値がFBS載置部13の使用カウン
ト値よりも大きい場合、つまりADF載置部12の使用
頻度が多い場合には、キャリッジ50,51がADF載
置部12の読取開始位置を兼ねる第1待機位置P1に移
動される(S15)。そして、キャリッジ50,51の
待機位置への移動処理が終了される。これに対して、A
DF載置部12の使用カウント値がFBS載置部13の
使用カウント値よりも小さい場合、つまりFBS載置部
13の使用頻度が多い場合には、キャリッジ50,51
がFBS載置部13の読取開始位置の開始点を兼ねる第
2待機位置P2に移動される(S16)。そして、キャ
リッジ50,51の待機位置への移動処理が終了され
る。
【0039】一方、前記S13の判別において、RAM
84に設定待機位置が記憶されている場合には、その設
定待機位置が第1待機位置P1であるか否かが判別され
る(S17)。そして、設定待機位置が第1待機位置P
1である場合には、前記S15に移行して、キャリッジ
50,51が第1待機位置P1に移動される。そして、
キャリッジ50,51の待機位置への移動処理が終了さ
れる。
【0040】これに対して、設定待機位置が第1待機位
置P1でない場合には、引き続いて設定待機位置が第2
待機位置P2であるか否かが判別される(S18)。こ
のS18の判別において、設定待機位置が第2待機位置
P2である場合には、前記S16に移行して、キャリッ
ジ50,51が第2待機位置P2に移動される。そし
て、キャリッジ50,51の待機位置への移動処理が終
了される。
【0041】一方、設定待機位置が第2待機位置P2で
ない場合、つまり設定待機位置が前回の読取処理に対応
する位置となっている場合には、前回処理がADF載置
部12による読取処理であったか否かが判別される(S
19)。そして、このS19の判別において、前回の読
取処理がADF載置部12によった場合には、前記S1
5に移行して、キャリッジ50,51がADF載置部1
2と対応する第1待機位置P1に移動される。そして、
キャリッジ50,51の待機位置への移動処理が終了さ
れる。
【0042】これに対して、前回の読取処理がADF載
置部12によらなかった場合、つまりFBS載置部13
によった場合には、前記S16に移行して、キャリッジ
50,51がFBS載置部13と対応する第2待機位置
P2に移動される。そして、キャリッジ50,51の待
機位置への移動処理が終了される。
【0043】次に、この実施形態によって期待できる効
果について、以下に記載する。・ この実施形態におい
ては、原稿読取部14の待機位置を、テンキー87cの
操作により、ADF載置部12とFBS載置部13との
いずれか一方の載置部の読取開始位置の近傍に選択設定
できるようになっている。このため、使用者の選択に基
づいて、主として使用する一方の載置部12,13の読
取開始位置の近傍に、原稿読取部14を予め待機させて
おくことができる。そして、主として使用する載置部1
2、13を使用する際に、原稿読取部14を載置部1
2,13の読取開始位置より離間した待機位置から、前
記読取開始位置に移動させる必要がない。従って、読み
取り開始までの準備時間を短縮することができる。
【0044】・ この実施形態においては、ADF載置
部12とFBS載置部13との使用頻度に基づいて、頻
度の多い載置部12,13の読取開始位置の近傍に、原
稿読取部14を待機させるようになっている。このた
め、原稿読取部14の待機位置を、その選択操作を行う
ことなく、使用頻度の多い載置部12,13の読取開始
位置の近傍に自動的に設定することができる。
【0045】・ この実施形態においては、ADF載置
部12とFBS載置部13との内で、前回の読取処理に
使用された載置部12,13に対応する読取開始位置の
近傍に、原稿読取部14の待機位置を設定できるように
なっている。このため、同一の載置部12,13を使用
して再度読み取りを行う場合に、速やかに原稿21の読
み取りを開始することができる。
【0046】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て構成することも可能であり、このように構成した場合
でも実施形態と同様の作用効果を得ることができる。・
操作部87に選択手段としての専用の選択キーを設
け、この選択キーを繰り返し押下することにより、原稿
読取部14のキャリッジ50,51の待機位置を選択設
定するように構成すること。
【0047】・ この発明を、ファクシミリ通信機能を
持たないコピー装置、コピー機能を持たないファクシミ
リ装置、あるいは、ファクシミリ機能及びコピー機能を
持たないスキャナ装置において具体化すること。
【0048】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、原稿読取部を使用者の選択に基づいて、複
数の原稿載置部のいずれかの読取開始位置の近傍に予め
待機させておくことができて、読み取り開始までの準備
時間を短縮することができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、選択操作
を行うことなく、原稿読取部の待機位置を使用頻度の多
い原稿載置部の読取開始位置の近傍に自動的に設定する
ことができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、同一の原
稿載置部を使用して再度読み取りを行う場合、速やかに
読み取りを開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した複合機の一実施形態を
示す断面図。
【図2】 図1の複合機の要部拡大断面図。
【図3】 図1の複合機の回路構成を示すブロック図。
【図4】 キャリッジの待機位置の選択設定処理を示す
フローチャート。
【図5】 キャリッジの待機位置への移動処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
12…原稿載置部としての複数原稿自動搬送載置部、1
3…原稿載置部としてのフラットベッド原稿載置部、1
4…原稿読取部、21…原稿、82…制御手段を構成す
るCPU、83…制御手段を構成するROM、84…制
御手段を構成するRAM、87c…選択手段を構成する
テンキー、P1…読取開始位置を兼ねる第1待機位置、
P2…読取開始位置を兼ねる第2待機位置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取開始位置の異なる複数の原稿載置部
    と単一の原稿読取部とを備え、原稿読取部を各原稿載置
    部の読取開始位置に対応させて、各原稿載置部に載置さ
    れた原稿の読み取りが開始されるようにした読取装置に
    おいて、原稿読取部の待機位置を、いずれかの原稿載置
    部の読取開始位置の近傍に選択設定する選択手段を設け
    た読取装置。
  2. 【請求項2】 読取開始位置の異なる複数の原稿載置部
    と単一の原稿読取部とを備え、原稿読取部を各原稿載置
    部の読取開始位置に対応させて、各原稿載置部に載置さ
    れた原稿の読み取りが開始されるようにした読取装置に
    おいて、各原稿載置部の使用頻度に基づいて、使用頻度
    の多い原稿載置部の読取開始位置の近傍に、原稿読取部
    を待機させるように制御する制御手段を設けた読取装
    置。
  3. 【請求項3】 読取開始位置の異なる複数の原稿載置部
    と単一の原稿読取部とを備え、原稿読取部を各原稿載置
    部の読取開始位置に対応させて、各原稿載置部に載置さ
    れた原稿の読み取りが開始されるようにした読取装置に
    おいて、前回の読取処理に使用された原稿載置部の読取
    開始位置の近傍に、原稿読取部を待機させるように制御
    する制御手段を設けた読取装置。
JP9264405A 1997-09-29 1997-09-29 読取装置 Pending JPH11112739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016082550A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016082550A (ja) * 2014-10-22 2016-05-16 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置

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