JPH10270360A - 結晶性半導体膜の製造方法、およびアニール装置および薄膜トランジスタの製造方法および液晶表示装置用アクティブマトリクス基板 - Google Patents

結晶性半導体膜の製造方法、およびアニール装置および薄膜トランジスタの製造方法および液晶表示装置用アクティブマトリクス基板

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JPH10270360A
JPH10270360A JP9074223A JP7422397A JPH10270360A JP H10270360 A JPH10270360 A JP H10270360A JP 9074223 A JP9074223 A JP 9074223A JP 7422397 A JP7422397 A JP 7422397A JP H10270360 A JPH10270360 A JP H10270360A
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light
energy light
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板として大型で汎用の安価なガラス基板な
どに半導体膜を形成したことで反りやうねりが生じても
基板全面に均一なアニールを施すことによって、半導体
膜の結晶化度にばらつきのない結晶性半導体膜を製造
し、かつ、それからTFTを製造すること。 【解決手段】 ガラス基板20にシリコン膜30を形成
した後、エネルギー光L(レーザ光)をガラス基板20
の表面に対して走査させる際に、その照射位置LLに対
して先行する位置の反りやうねりなどの表面形状を計測
し、この計測結果に基づいてエネルギー光Lの合焦位置
Pをシリコン膜30に合わせていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板表面に形成し
た半導体膜にエネルギー光を照射してその結晶化処理、
あるいは結晶性を高めるための処理を行う結晶性半導体
膜の製造方法、それを用いた薄膜トランジスタ(以下、
TFTという。)の製造方法、この方法で製造したTF
Tを用いた液晶表示装置用のアクティブマトリクス基
板、および前記の結晶性半導体膜の製造方法に用いるア
ニール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のアクティブマトリクス基
板では、基板に汎用の安価なガラス基板を用いることが
できるよう低温プロセスによってTFTを製造すること
が望まれている。ここで、TFTのチャネル領域等を形
成するのに必要なシリコン膜のうち、アモルファスシリ
コン膜については低温プロセスによって成膜できるもの
の、アモルファスシリコンのままでは移動度が低いとい
う欠点がある。
【0003】そこで、基板上に形成したアモルファスシ
リコン膜にレーザ光(エネルギー光)を照射して溶融結
晶化する方法(レーザアニール)が検討されている。こ
のようなレーザアニールを行うための装置では、そのス
テージを基準にレーザ光の合焦位置が設定されており、
ステージ上にガラス基板を載せればレーザ光が基板表面
のシリコン膜に自動的に合焦するように構成されてい
る。従って、ガラス基板を載せたステージを水平に移動
させれば、レーザ光はガラス基板上の半導体膜に対して
合焦したまま走査されていく。ここで、レーザ光のエネ
ルギー密度は、前記の合焦状態が維持されていることを
前提に、アモルファスシリコンが多結晶シリコンに転移
するのに十分なレベルに設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
結晶性半導体膜の製造方法では、液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板を製造するために大型でしかも汎用
の安価なガラス基板を使用すると、それに形成したTF
Tの特性が1枚の基板内でばらつくという問題点があ
る。すなわち、汎用の安価なガラス基板にシリコン膜の
形成すると、シリコン膜内の応力によってガラス基板に
反りやうねりが生じることが多々ある。しかもこの反り
やうねりはガラス基板が大型化するほど顕著であるた
め、いくらステージを基準にレーザ光の合焦位置を調整
しても、基板内には半導体膜に対してレーザ光が非合焦
状態で照射されてしまう箇所が必ず発生するからであ
る。たとえば、アクティブマトリクス基板を製造するの
に広く用いられているガラス基板は、厚さが1.1±
0.1mmのもので、シリコン膜の成膜後に、反りが
0.23mmもあるので、1枚のガラス基板内でレーザ
光が非合焦状態で照射されてしまう場所が必ず発生し、
非合焦状態であった場所ではアニールが不十分で半導体
膜の結晶化が十分に進まない。また、アニールが強すぎ
て半導体膜にダメージを与えてしまう。それ故、1枚の
ガラス基板内でTFTの特性に大きなばらつきが発生し
てしまうのである。このような問題点は急速熱処理とし
てランプアニールを行う場合も同様に発生するが、とり
わけレーザ光は焦点深度が±0.2mm程度と浅いの
で、上記の問題点が顕著である。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
基板として大型で汎用の安価なガラス基板などに半導体
膜を形成したことで反りやうねりが生じても、基板全面
に均一なアニールを施すことによって、半導体膜の結晶
化度にばらつきのない結晶性半導体膜の製造方法、それ
を用いたTFTの製造方法、この方法で製造したTFT
を用いた液晶表示装置用のアクティブマトリクス基板、
および前記の結晶性半導体膜の製造方法に用いるアニー
ル装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、基板表面に半導体膜を形成する成膜工
程と、該半導体膜に対してエネルギー光を照射して結晶
性半導体膜を得るアニール工程とを有する結晶性半導体
膜の製造方法において、前記成膜工程を行った以降に、
前記基板の反りまたはうねりなどの表面形状を計測する
表面形状計測工程を行い、前記アニール工程では、前記
表面形状の計測結果に基づいて前記エネルギー光の合焦
位置を前記半導体膜に合わせていくことを特徴とする。
【0007】本発明では、基板上の各領域毎にみれば、
アニール工程を行う際に、それ以前に計測された基板の
反りまたはうねりなどの計測結果に基づいてエネルギー
光の合焦位置が調整され半導体膜に常に合わせられる。
従って、大型で汎用の安価なガラス基板を用いたため、
半導体膜を形成した後、半導体膜の応力によって反りや
うねりが生じたとしても、エネルギー光は半導体膜に対
して常に合焦状態で照射される。このため、半導体膜は
均一にアニールされ、半導体膜の結晶化が全体で十分に
進む。それ故、このように構成した半導体膜を用いてT
FTを製造すると、いずれのTFTからも高いオン電流
が得られるとともに、このような電気特性にばらつきも
ない。
【0008】本発明において、前記基板としてその種類
に限定はないが、大型で汎用の安価なガラス基板を用い
たときには反りやうねりが顕著であるので、本発明を適
用したときの効果が顕著である。
【0009】また、エネルギー光についてもその種類に
限定はなく、急速熱処理用のランプ光を用いた場合でも
本発明を適用すれば半導体膜の結晶化度のばらつきを抑
えるとができる。但し、エネルギー光としてレーザ光を
使用したときには、その焦点深度が浅いので、本発明を
適用したときの効果が特に顕著である。このレーザ光と
してはラインビームを使用できる。
【0010】本発明では、前記表面形状計測工程におい
て、前記成膜工程を終えた前記基板表面に対してレーザ
光を照射し、該レーザ光の戻り光に基づいて前記表面形
状の計測を行う。このような計測であれば非接触で行え
るので、前記成膜工程を終えた後に表面形状計測工程を
行うのに適している。
【0011】本発明では、前記アニール工程において前
記エネルギー光を前記基板表面に対して相対的に走査さ
せていく際に該エネルギー光の照射位置に対して先行す
る位置の前記表面形状を計測していくことによって、同
一基板に対して前記表面形状計測工程と前記アニール工
程とを並行して行うことが好ましい。
【0012】このような結晶性半導体膜の製造方法に用
いるアニール装置では、前記エネルギー光を出射する光
源部、および該光源部から出射されたエネルギー光を合
焦させる合焦光学系を備える光照射装置と、前記表面形
状の計測を行うための表面形状計測装置と、該表面形状
計測装置で計測した前記表面形状の計測結果に基づいて
前記光照射装置と前記基板との相対位置を調整していく
ことよって前記エネルギー光の合焦位置を前記半導体膜
に合わせていく合焦位置調整装置とを有することを特徴
とする。
【0013】本発明に係る結晶性半導体膜の製造方法
は、この方法で得た結晶性半導体膜からTFTを製造す
ることが好ましく、この方法で製造したTFTは、大型
で汎用のガラス基板の使用が強く求められている液晶表
示装置用のアクティブマトリクス基板上で駆動回路や画
素スイッチング素子を構成するのに適している。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0015】図1は、本発明に係る結晶性シリコン膜の
製造方法を説明するための説明図である。
【0016】本発明を適用した結晶性半導体膜の製造方
法では、図1(A)に示すように、成膜工程でガラス基
板20の表面にアモルファスシリコンや結晶性の低いシ
リコン膜30(半導体膜)を形成した後、このシリコン
膜30に対してアニール工程においてエネルギー光Lと
してレーザ光を照射して結晶性の高いシリコン膜30を
得る。この場合に、図1(A)に示すように、ガラス基
板20の表面が完全に平坦であれば、従来技術で説明し
たように、アニール装置のステージSを基準にエネルギ
ー光Lの合焦位置Pを設定しておくだけで、ステージS
上のガラス基板20の全面において合焦状態を維持でき
る。しかし、図1(B)に示すように、ガラス基板20
に凸状の反りがあると、アニール装置のステージSを基
準にエネルギー光Lの合焦位置Pを設定しておくだけで
はステージS上のガラス基板20の全面において合焦状
態を維持できない。すなわち、図1(B)の領域Aで
は、シリコン膜30が合焦位置Pに対して遠点にあり、
この領域Aに形成されているシリコン膜30を十分にア
ニールできず、その結晶化度を高めることができない。
また、アニールが強すぎるとシリコン膜30にダメージ
を与えてしまう。これに対して、図1(B)の領域Bで
は、合焦位置Pがガラス基板20の表面(シリコン膜3
0)上にあり、この領域Bに形成されているシリコン膜
30は適正な条件でアニールされ、十分に結晶化する。
一方、図1(B)の領域Cではシリコン膜30が合焦位
置Pに対して近点にあるため、この領域Cに形成されて
いるシリコン膜30を十分にアニールできず、その結晶
化度を高めることができない。また、アニールが強すぎ
てシリコン膜30にダメージを与えてしまう。これらの
ことはガラス基板20に凹状の反りがあった場合でも同
様である。
【0017】しかるに本発明では、アニール工程を行う
以前に、ガラス基板20表面の反りまたはうねりなどの
表面形状を計測する表面形状計測工程を行い、アニール
工程では、表面形状の計測結果に基づいてエネルギー光
Lの合焦位置Pをシリコン膜30に合わせていく。
【0018】本形態では、表面形状計測工程とアニール
工程とをそれぞれ全く別の工程として行うのではなく、
成膜工程の後に、表面形状計測工程とアニール工程とを
同一ガラス基板20に対して同時並行的に行う。すなわ
ち、図1(C)に示すように、エネルギー光Lをガラス
基板20の表面に対して相対的に走査させながらシリコ
ン膜30へのエネルギー光Lの照射を行う際に、このエ
ネルギー光Lの照射位置LLに対して先行する位置の反
りやうねりなどの表面形状を、後述するように表面形状
計測用レーザ光Mを用いて計測し、この計測結果に基づ
いて、エネルギー光Lの合焦位置Pをシリコン膜30に
合わせていく。たとえば、図1(C)においてエネルギ
ー光Lの合焦位置Pの基準位置を一点鎖線PLで表す
と、領域Aではエネルギー光Lの光源側とステージSと
の相対距離を狭めてエネルギー光Lの合焦位置Pをシリ
コン膜30に合わせる。領域Bでは、エネルギー光Lの
光源側とステージSとの相対距離は基準状態のままで
も、エネルギー光Lの合焦位置Pはシリコン膜30に合
う。これに対して、領域Cでは、エネルギー光Lの光源
側とステージSとの相対距離を広めてエネルギー光Lの
合焦位置Pをシリコン膜30に合わせる。
【0019】図2(A)、(B)はいずれも、図1
(C)に示す工程を実施するのに使用可能なアニール装
置のブロック図である。
【0020】図2(A)に示すように、前記の結晶性シ
リコン膜30の製造方法に用いるアニール装置50で
は、エネルギー光Lを出射する光源部51(矢印Qで示
す。)、および該光源部51から出射されたエネルギー
光Lを合焦させる合焦光学系52を備える光照射装置5
3と、ガラス基板20の表面形状の計測を行うための表
面形状計測装置55と、該表面形状計測装置55で計測
した表面形状の計測結果に基づいてエネルギー光Lに対
するガラス基板20の相対位置を調整していくことよっ
てエネルギー光Lの合焦位置Pをガラス基板20の表面
に形成されているシリコン膜30に合わせていく合焦位
置調整装置58とを有することを特徴とする。
【0021】光照射装置53としては従来のレーザアニ
ール装置と基本的な構成が同一であり、光源部51から
出射されたエネルギー光Lを、合焦光学系52を介して
ステージSの上に載せられているガラス基板20の表面
に合焦させる。エネルギー光Lとしては、図2(A)に
示すようにラインビームを用いる構成、またはスポット
ビームを用いる構成のいずれでもよいが、いずれの場合
でも、基板上での照射領域を相対移動させていく際には
照射領域が重なり合うように移動させることによって、
アニール後のシリコン膜30に結晶化度の不連続性が生
じないようにする。エネルギー光Lをガラス基板20上
で走査させていくには、エネルギー光Lの方を走査させ
る構成、またはガラス基板20を載せたステージSの方
を水平移動させる構成のいずれでもよいが、図2(A)
にはステージSの方を所定の速度でボールねじで水平移
動させるステージ送り機構56(矢印Rで示してあ
る。)を用いたものを示してある。
【0022】表面形状計測装置55としては、成膜工程
を終えたガラス基板20の表面の反りやうねりを計測し
ていくので、ガラス基板20の表面に無接触で計測でき
るものを用いる。たとえば、ガラス基板20の表面に対
して表面形状計測用レーザ光Mを照射し、該表面形状計
測用レーザ光Mの戻り光に基づいて表面形状の計測を行
うタイプの表面形状計測装置を用いる。この表面形状計
測装置55としては、各種のものを使用でき、たとえ
ば、図3(A)に示す株式会社キーエンス製のレーザフ
ォーカス変位計(商品名LTシリーズ)などを使用でき
る。また、図3(B)に示すように、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(デジタルビデオディスク)の再生
用光ピックアップのレンズ駆動装置に採用されている4
分割光検知器550を用い、この4分割光検知器上に届
くエネルギー光Lの戻り光のスポット形状SPからガラ
ス基板20表面の反りやうねりなどの表面形状を計測し
てもよい。この4分割光検知器550上に届く戻り光の
スポット形状SPは、表面形状計測用レーザ光Mの焦点
位置Pがガラス基板20の表面に合っておれば、真円形
状のスポットSPが得られるので、4分割光検知器から
の出力I1 〜出力I4はそれぞれ等しい。これに対し
て、焦点位置Pがずれておれば、いずれの方向にずれて
いるかによって所定の方向に長軸を向けた楕円形状のス
ポットSPが得られるので、4分割光検知器550から
の出力に基づいて得られる信号レベル[(I1 +I3
−(I2 +I4 )]を求めれば、その値から合焦状態を
求めることができる。それ故、この原理を利用すれば、
表面形状計測用レーザ光Mの焦点位置をガラス基板20
表面に合わせるのに必要なレンズ駆動電圧などから、ガ
ラス基板20の表面の反りやうねりなどの表面形状を計
測することができる。
【0023】再び図2(A)において、合焦位置調整装
置58は、表面形状計測装置55での計測結果に基づい
て光源側に対するガラス基板20の相対位置を調整して
エネルギー光Lの合焦位置Pをシリコン膜30に合わせ
ていくので、本形態では、ガラス基板20を載せたステ
ージSをアクチュエータなどで上下動させる昇降装置5
7(矢印Tで示して合る。)と、該当する部分にエネル
ギー光Lを照射する際にはそれに先立って該当部分につ
いて計測しておいた表面形状の計測結果に基づいて昇降
装置57を駆動制御する制御部59とを用いてある。な
お、合焦位置調整装置58において、表面形状計測装置
55での計測結果に基づいてエネルギー光Lに対するガ
ラス基板20の相対位置を調整する方法としては、図2
(B)に矢印Zで示すように、合焦光学系52を駆動コ
イル(図示せず。)などで上下動させる構成を採用して
もよい。いずれの構成の場合でも、図2(A)、(B)
に示すように、表面形状の計測位置Kとエネルギー光L
の照射位置LLとが離れている場合には、表面形状の計
測結果をRAMなどに一時記憶しておく。これに対し
て、表面形状の計測位置Kとエネルギー光Lの照射位置
LLとが接近している場合には、RAMをワーキングメ
モリとして用いながら表面形状の計測結果をフィードバ
ックして前記のアクチュエータや駆動コイルをサーボ駆
動する。このようなフィードバック制御を行うにあたっ
て、レーザ発振の周波数は100Hz位であるが、ガラ
ス基板20にある反りやうねりの周期は極めて長いの
で、数Hz程度のフィードバック制御でよい。
【0024】このように構成したアニール装置50で
は、ガラス基板20上の各領域からみれば、図1(C)
に示すように、アニール工程を行う以前に、ガラス基板
20の反りまたはうねりなどの表面形状を計測する表面
形状計測工程が行われ、アニール工程では、表面形状の
計測結果に基づいてエネルギー光Lの合焦位置Pをシリ
コン膜30に合わせていくことになる。それ故、大型で
汎用の安価なガラス基板20を用いたため、それに反り
やうねりがあったとしても、エネルギー光Lはシリコン
膜30に対して常に合焦状態で照射される。このため、
シリコン膜30は均一にアニールされ、結晶化が全体で
十分に進む。特にエネルギー光Lとしてレーザ光を使用
した場合にはその焦点深度がかなり浅いので、合焦位置
Pのわずかなずれでもアニール結果に大きな影響を及ぼ
すが、本形態ではガラス基板20の反りやうねりに起因
する合焦位置Pのわずかなずれでも解消できる。それ
故、このように構成したシリコン膜30を用いてTFT
を製造すると、いずれのTFTからも高いオン電流が得
られるなど、良好な電気特性が得られ、かつ、ばらつき
もない。
【0025】[その他の実施の形態]上記の実施の形態
では、表面形状計測工程とアニール工程とを同一のガラ
ス基板20に対して同時並行的に行ったが、それぞれ全
く別の工程として行ってもよい。すなわち、シリコン膜
30の成膜工程の後に表面形状計測工程を行い、各ガラ
ス基板20毎の表面計測データは何らかのメモリに記録
しておき、アニール工程ではそのデータを引き出しなが
ら、合焦位置の制御を行ってもよい。たとえば、各ガラ
ス基板20に成膜工程を終えた後、表面形状計測工程で
得られた各ガラス基板20毎の表面計測データをフロッ
ピィーディスクに記録しておき、それに記録されている
データに基づいて、図1(C)に示したように合焦位置
Pを調整しながらのアニールを行う。なお、表面形状計
測工程とアニール工程とをそれぞれ全く別の工程として
行う場合でも、シリコン膜30の成膜工程の後に表面形
状計測工程を行う際に、接触方式の計測方法ではシリコ
ン膜30を汚染、損傷するおそれがあるので、非接触方
式の計測方法を用いる。
【0026】本発明において、ガラス基板20表面にエ
ネルギー光Lを照射しながらアニールを行うという観点
からすれば、レーザ光ほど焦点深度が浅くはないが、急
速熱処理用のランプ光でアニールを行う場合に本発明を
適用してもよい。
【0027】
【実施例】このようなシリコン膜30の結晶化方法は、
それによって得た結晶性のシリコン膜30からTFTを
形成するのに利用でき、このようにして製造されたTF
Tは、たとえば液晶表示装置用のアクティブマトリクス
基板上に製造される。そこで、本発明の実施例として、
液晶表示装置のアクティブマトリクス基板にTFTを製
造する例を説明する。
【0028】(アクティブマトリクス基板の構成)図4
(A)は、液晶表示装置のアクティブマトリクス基板の
構成を模式的に示す説明図である。
【0029】この図において、液晶表示装置1は、その
アクティブマトリクス基板2上に、データ線3および走
査線4で区画形成された画素領域5を有し、そこには、
画素TFT10を介して画像信号が入力される液晶セル
の液晶容量6が構成されている。データ線3に対して
は、シフトレジスタ71、レベルシフタ72、ビデオラ
イン73、アナログスイッチ74を備えるデータドライ
バ部7が構成され、走査線4に対しては、シフトレジス
タ81およびレベルシフタ82を備える走査ドライバ部
8が構成されている。なお、画素領域5には、前段の走
査線4との間に保持容量51が形成されることもある。
【0030】データドライバ部7や走査ドライバ部8で
は、図4(B)に2段のインバータを例示するように、
N型のTFTn1、n2と、P型のTFTp1、p2と
によって構成されたCMOS回路などが高密度に形成さ
れる。但し、アクティブマトリクス部9のTFT10
と、データドライバ部7のTFTn1、n2やP型のT
FTp1、p2とは、基本的な構造が同じであり、同じ
工程中で製造される。
【0031】アクティブマトリクス基板2としては、ア
クティブマトリクス部9だけがガラス基板上に構成され
たもの、アクティブマトリクス部9と同じガラス基板上
にデータドライバ部7が構成されたもの、アクティブマ
トリクス部9と同じガラス基板上に走査ドライバ部8が
構成されたもの、アクティブマトリクス部9と同じガラ
ス基板上にデータドライバ部7および走査ドライバ部8
の双方が構成されたものがある。また、ドライバ内蔵型
のアクティブマトリクス基板2であっても、データドラ
イバ部7に含まれるシフトレジスタ71、レベルシフタ
72、ビデオライン73、アナログスイッチ74等の全
てがアクティブマトリクス基板2上に構成された完全ド
ライバ内蔵タイプと、それらの一部がアクティブマトリ
クス基板2上に構成された部分ドライバ内蔵タイプとが
あるが、いずれに対しても本発明を適用できる。
【0032】図5は、アクティブマトリクス基板の画素
領域の1つを拡大して示す平面図、図6(A)は、図5
のI−I′線における断面図、図6(B)は、図5のII
−II′線における断面図である。なお、データドライバ
部7などのTFTは基本的には同一の構造を有するの
で、その図示を省略する。
【0033】これらの図において、いずれの画素領域5
でも、TFT10は、ガラス基板上において、データ線
3に対して層間絶縁膜16のコンタクトホール17を介
して電気的接続するソース領域11、画素電極19に対
して層間絶縁膜16のコンタクトホール18を介して電
気的接続するドレイン領域12、ドレイン領域12とソ
ース領域11との間にチャネルを形成するためのチャネ
ル領域13、およびチャネル領域13に対してゲート絶
縁膜14を介して対峙するゲート電極15から構成され
ている。このゲート電極15は、走査線4の一部として
構成されている。なお、ガラス基板の表面側には、シリ
コン酸化膜からなる下地保護膜21が形成されている。
【0034】(TFTの製造方法)図7を参照して、T
FTの製造方法を説明する。図7は、図5のI−I′線
における断面に対応するTFTの工程断面図である。
【0035】本例では、ガラス基板として、300mm
角の無アルカリガラス板を用いて以下の各工程を行な
う。
【0036】(下地保護膜形成工程)図7(A)におい
て、まず、ECR−PECVD法により250℃〜30
0℃の温度条件下で、ガラス基板の表面に下地保護膜2
1となる膜厚が200nmのシリコン酸化膜を形成す
る。シリコン酸化膜は、APCVD法でも形成でき、こ
の場合には、ガラス基板の温度を250℃から450℃
までの範囲に設定した状態で、モノシラン及び酸素を原
料ガスとしてシリコン酸化膜を形成する。
【0037】(シリコン膜堆積工程)次に、下地保護膜
21の表面に真性のシリコン膜30(アモルファスシリ
コン膜)を50nm程度堆積する。本例では、高真空型
LPCVD装置を用いて、原料ガスであるジシランを2
00SCCM流しながら、425℃の堆積温度でアモル
ファスのシリコン膜30を堆積する。なお、シリコン膜
30の形成にあたっては、PECVD法やスパッタ法を
用いてもよく、これらの方法によれば、その成膜温度を
室温から350℃までの範囲に設定することができる。
【0038】(レーザ溶融結晶化法によるアニール工
程)次に、図7(B)に示すように、アモルファスのシ
リコン膜30にレーザ光を照射してシリコン膜30を多
結晶シリコンに改質する。本例では、たとえば、キセノ
ン・クロライド(XeCl)のエキシマ・レーザ(波長
が308nm)を照射する。この工程において、レーザ
照射は、ガラス基板を室温(25℃)とし、真空雰囲気
中または不活性ガス雰囲気中で行なう。
【0039】ここでは、図2(A)、(B)を参照して
説明したレーザアニール装置において、図1(C)を参
照して説明した方法でレーザアニールを行う。すなわ
ち、ガラス基板20上の各領域からみれば、エネルギー
光L(レーザ光)が照射される前にガラス基板20の反
りまたはうねりなどの表面形状が計測され、この計測結
果に基づいてエネルギー光Lの合焦位置Pは常にシリコ
ン膜30に合わせられるので、シリコン膜30は均一に
アニールされ、多結晶シリコン膜となる。なお、ガラス
基板20の全面にシリコン膜30が形成されるので、そ
の全面にレーザアニールを行ってもよいが、TFTや保
持容量の形成予定領域だけに選択的にレーザ照射を行
い、レーザアニール時間を短縮してもよい。
【0040】(シリコン膜のパターニング工程)次に、
図7(C)に示すように、アニール工程で多結晶化した
シリコン膜30に対して、フォトリソグラフィ技術を用
いてパターニングを行い、島状のシリコン膜31とす
る。
【0041】(ゲート絶縁膜の形成工程)次に、図7
(D)に示すように、ECR−PECVD法により25
0℃〜300℃の温度条件下で、シリコン膜31に対し
てシリコン酸化膜からなるゲート酸化膜14を形成す
る。
【0042】(ゲート電極形成工程)次に、ゲート酸化
膜14の表面側に膜厚が600nmのタンタル薄膜をス
パッタ法により形成した後、それをフォトリソグラフィ
技術を用いてパターニングし、ゲート電極15を形成す
る。本例では、タンタル薄膜を形成する際に、ガラス基
板温度を180℃に設定し、スパッタガスとして窒素ガ
スを6.7%含むアルゴンガスを用いる。このように形
成したタンタル薄膜は、結晶構造がα構造であり、その
比抵抗が小さい。
【0043】(不純物導入工程)次に、バケット型質量
非分離型のイオン注入装置(イオンドーピング装置)を
用いて、ゲート電極15をマスクとしてシリコン膜31
に不純物イオンを打ち込む。その結果、ゲート電極15
に対してセルフアライン的にソース領域11およびドレ
イン領域12が形成される。このとき、シリコン膜31
のうち、不純物イオンが打ち込まれなかった部分がチャ
ネル領域13となる。このとき、Pチャネル型のTFT
を形成する領域をレジストマスクで覆っておく。
【0044】逆に、Pチャネル型のTFTを形成する場
合には、原料ガスとして水素ガスで濃度が5%となるよ
うに希釈したジボランを用いるが、その際にはNチャネ
ル型のTFTを形成する領域をレジストマスクで覆って
おく。
【0045】(層間絶縁膜の形成工程)次に、図7
(E)に示すように、PECVD法により250℃〜3
00℃の温度条件下で、層間絶縁膜16としての膜厚が
50nmのシリコン酸化膜を形成する。このときの原料
ガスは、TEOSと酸素とである。ガラス基板温度は、
250℃〜300℃である。
【0046】(活性化工程)次に、酸素雰囲気下で30
0℃、1時間の熱処理を行ない、注入したリンイオンの
活性化と、層間絶縁膜16の改質とを行なう。
【0047】(配線工程)次に、層間絶縁膜16にコン
タクトホール17、18を形成する。しかる後に、図6
(A)に示すように、コンタクトホール17、18を介
して、ソース電極(データ線3)をソース領域11に電
気的に接続し、ドレイン電極(画素電極19)をドレイ
ン領域12に電気的に接続し、TFT10を形成する。
【0048】(実施例の主な効果)このように構成した
液晶表示装置用のアクティブマトリクス基板2では、ア
ニール工程において、ガラス基板20の反りやうねりの
影響を受けることなく、シリコン膜30に対して均一な
アニールが施してあるので、ガラス基板20内でシリコ
ン膜30には結晶度のばらつきがない。それ故、動作速
度が高くて、しかも動作速度にばらつきのないTFT1
0を製造するので、このアクティブマトリクス基板2を
用いれば、液晶表示装置で高品位の表示を行うことがで
きる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る結晶
性半導体膜の製造方法によれば、ガラス基板上の各領域
からみれば、アニール工程を行う以前に、ガラス基板の
反りまたはうねりなどの表面形状を計測する表面形状計
測工程が行われ、アニール工程では、表面形状の計測結
果に基づいてエネルギー光の合焦位置が半導体膜に合わ
せられていく。それ故、大型で汎用の安価なガラス基板
を用いたため、それに反りやうねりがあったとしても、
エネルギー光はシリコン膜に対して常に合焦状態で照射
される。それ故、半導体膜は均一にアニールされ、その
結晶化が全体としてスムーズに進む。特にエネルギー光
としてレーザ光を使用した場合にはその焦点深度が浅い
ので、合焦位置のわずかなずれでもアニール結果に大き
な影響を及ぼすが、本発明によれば、ガラス基板の反り
やうねりに起因する合焦位置のわずかなずれでも解消で
きる。よって、このように構成したシリコン膜を用いて
TFTを製造すると、いずれのTFTからも高いオン電
流が得られるなど良好な電気特性が得られ、かつ、ばら
つきもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結晶性シリコン膜の製造方法の特
徴を説明するための説明図である。
【図2】(A)、(B)はいずれも、図1(C)に示す
工程を実施するのに使用されるアニール装置のブロック
図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ、図2に示すアニー
ル装置において基板の反りやうねりなどの表面形状を計
測するための表面形状計測装置の説明図である。
【図4】(A)は、本発明の実施例に係る液晶表示装置
のアクティブマトリクス基板を模式的に示す説明図、
(B)は、その駆動回路に用いたCMOS回路の説明図
である。
【図5】アクティブマトリクス基板上の画素領域を拡大
して示す平面図である。
【図6】(A)は、図5のI−I′線における断面図、
(B)は、図5のII−II′線における断面図である。
【図7】本発明の実施例において、図5のI−I′線に
おける断面に対応するTFTの工程断面図である。
【符号の説明】
1・・・液晶表示装置 2・・・アクティブマトリクス基板 3・・・データ線 4・・・走査線 5・・・画素領域 10・・・TFT 11・・・ソース領域 12・・・ドレイン領域 13・・・チャネル形成領域 14・・・ゲート絶縁膜 15・・・ゲート電極 30・・・シリコン膜(シリコン膜30) 31・・・島状のシリコン膜(シリコン膜30) 50・・・アニール装置 51 光源部 52 合焦光学系 53 光照射装置 55 表面形状計測装置 58 合焦位置調整装置 K・・・表面形状の計測位置 L・・・エネルギー光 M 表面計測用のレーザ光 P・・・エネルギー光の焦点位置 LL・・・エネルギー光の照射領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面に半導体膜を形成する成膜工程
    と、該半導体膜に対してエネルギー光を照射して結晶性
    半導体膜を得るアニール工程とを有する結晶性半導体膜
    の製造方法において、 前記成膜工程を行った以降に、前記基板の反りまたはう
    ねりなどの表面形状を計測する表面形状計測工程を行
    い、前記アニール工程では、前記表面形状の計測結果に
    基づいて前記エネルギー光の合焦位置を前記半導体膜に
    合わせていくことを特徴とする結晶性半導体膜の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記基板はガラス基
    板であることを特徴とする結晶性半導体膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記エネル
    ギー光はレーザ光であることを特徴とする結晶性半導体
    膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記レーザ光はライ
    ンビームであることを特徴とする結晶性半導体膜の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、前記エネル
    ギー光は急速熱処理用のランプ光であることを特徴とす
    る結晶性半導体膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記表面形状計測工程では、前記成膜工程を終えた前記
    基板表面に対してレーザ光を照射し、該レーザ光の戻り
    光に基づいて前記表面形状の計測を行うことを特徴とす
    る結晶性半導体膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記アニール工程で
    は、エネルギー光を前記基板表面に対して走査させてい
    く際に該エネルギー光の照射位置に対して先行する位置
    の前記表面形状を計測していくことによって、同一基板
    に対して前記表面形状計測工程と前記アニール工程とを
    並行して進めていくことを特徴とする結晶性半導体膜の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに規定する
    結晶性半導体膜の製造方法によって得た結晶性半導体膜
    から薄膜トランジスタを形成することを特徴とする薄膜
    トランジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に規定する薄膜トランジスタの
    製造方法によって製造した薄膜トランジスタを用いたこ
    とを特徴とする液晶表示装置用アクティブマトリクス基
    板。
  10. 【請求項10】 請求項7に規定する結晶性半導体膜の
    製造方法に用いるアニール装置であって、エネルギー光
    を出射する光源部、および該光源部から出射されたエネ
    ルギー光を合焦させる合焦光学系を備える光照射装置
    と、前記表面形状の計測を行うための表面形状計測装置
    と、該表面形状計測装置で計測した前記表面形状の計測
    結果に基づいてエネルギー光に対する前記基板の相対位
    置を調整してエネルギー光の合焦位置を前記半導体膜に
    合わせる合焦位置調整装置とを有することを特徴とする
    アニール装置。
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