JPH10270301A - レジストパターンの作成方法、寸法補正方法および寸法補正装置、ならびに半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

レジストパターンの作成方法、寸法補正方法および寸法補正装置、ならびに半導体集積回路装置の製造方法

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JPH10270301A
JPH10270301A JP7557997A JP7557997A JPH10270301A JP H10270301 A JPH10270301 A JP H10270301A JP 7557997 A JP7557997 A JP 7557997A JP 7557997 A JP7557997 A JP 7557997A JP H10270301 A JPH10270301 A JP H10270301A
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resist pattern
pattern
dimension
electron beam
semiconductor wafer
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JP7557997A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Shirai
精一郎 白井
Toshihiko Onozuka
利彦 小野塚
Yoshiko Fukumoto
佳子 福本
Shoji Hotta
尚二 堀田
Kazuhiko Sato
一彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストパターンの寸法精度を向上すること
ができる技術を提供する。 【解決手段】 半導体ウエハ上に形成されたレジストパ
ターンに1keVの加速電圧で電子線を照射することに
よりレジストパターンの寸法を太く加工する、または、
半導体ウエハ上に形成されたレジストパターンに100
keVの加速電圧で電子線を照射することによりレジス
トパターンの寸法を細く加工することによて、所望する
寸法を有するレジストパターンを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光技術に関し、
特に、半導体ウエハ上に所定のレジストパターンを形成
するフォトリソグラフィ技術に適用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】MISFET(Metal Insulator Field
Effect Transistor )は電界効果を利用した電圧制御の
デバイスであり、図9(a)に示すように、MISFE
Tのゲート長が短くなるに従って、その動作速度は速く
なり、デバイス性能は向上する。一方、図9(b)に示
すように、ゲート長がある値より短くなると短チャネル
効果によってMISFETのしきい値電圧(Vth)は
急激に低下する。これらのことから、通常、MISFE
Tのゲート長はしきい値電圧を確保することのできる許
容範囲内で最小寸法に設計される。
【0003】しかしながら、ゲート長を許容範囲内(L
1 )に設計した場合、しきい値電圧を許容範囲内にお
さめるためには、寸法のばらつきの小さい高精度なMI
SFETのゲート電極の加工技術が必要となり、特に、
フォトリソグラフィ工程において形成されるレジストパ
ターンの寸法精度の向上が必要となる。
【0004】なお、フォトリソグラフィ工程とは、設計
からのレイアウト情報をフォトマスク(またはレチク
ル)を介して半導体ウエハ上に塗布されたレジストに転
写し、現像処理を経てレジストパターンを形成する工程
であり、このレジストパターンをマスクとして半導体ウ
エハ上に成膜された被エッチング膜は加工される。
【0005】レジストパターンの寸法精度を向上する方
法としては、主に、以下の2つの方法の採用が検討され
ている。第1の方法は、フォトリソグラフィ工程でのレ
ジストパターンの加工精度に影響を及ぼす変動要因を解
析し、その要因の変動量を低減する方法であり、例え
ば、レジストの膜厚の均一性を向上するものである。
【0006】第2の方法は、レジストパターンを形成す
るプロセスを複雑化することによって、レジストパター
ンの加工精度に及ぼす変動要因の影響を低減する方法で
あり、例えば、多層レジスト法である。
【0007】なお、多層レジスト法によるレジストパタ
ーンの寸法精度向上に関しては、例えば、日経マグロウ
ヒル社発行「MOSLSI製造技術」昭和60年6月2
0日発行、徳永巍編(著)、P158〜P159に記載
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者が検討したところによると、前記第1の方法または前
記第2の方法において以下の問題点が見いだされた。
【0009】すなわち、第1の方法では、レジストパタ
ーンの加工精度に影響を及ぼす変動要因が多いため、変
動要因を解析するための多大な労力および設備投資が必
要であり、さらに、データ解析の方法が難しい。また、
第2の方法では、プロセスを複雑化するため製造コスト
が増加してしまう。
【0010】本発明の目的は、レジストパターンの寸法
精度を向上することができる技術を提供することにあ
る。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0013】すなわち、本発明のレジストパターンの作
成方法は、半導体ウエハ上に形成されたレジストパター
ンに10keV以下の加速電圧で電子線を照射してレジ
ストパターンの寸法を太く加工する、または、半導体ウ
エハ上に形成されたレジストパターンに100keV以
上の加速電圧で電子線を照射してレジストパターンの寸
法を細く加工するものである。
【0014】上記した手段によれば、半導体ウエハ上に
形成されたレジストパターンの寸法が容易に補正できる
ので、レジストパターンの寸法精度を向上することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1はレジストパターンの形成方法を説明
する工程図、図2はレジストパターンの寸法補正量と電
子線照射時間との関係を示すグラフ図、図3および図4
は寸法補正装置の模式図を示す要部断面図、図5〜図8
はSRAM(Static RandomAccess Memory )のメモリ
セルの略1個分の製造方法を示す半導体基板の平面図で
ある。
【0017】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
【0018】本実施の形態であるレジストパターンの形
成方法を図1に示す工程図を用いて以下に説明する。
【0019】まず、初めに、半導体ウエハの表面または
裏面の異物を除去し、現像処理後のマスクパターンの半
導体ウエハへの接着性を増強させるためのレジスト塗布
前処理を行う(工程100)。
【0020】次に、塗布前処理の終わった半導体ウエハ
に回転塗布(Spin Coating)法によって、1〜2μmの
厚さのレジストを均一に塗布する(工程101)。この
方法は、半導体ウエハをスピンチャック上に置き、レジ
ストを1〜5ml滴下した後、半導体ウエハを2000
〜5000rpmで回転させ、レジストを遠心力で飛散
させて半導体ウエハの表面に均一な厚さのレジストを形
成する方法である。
【0021】次に、塗布直後のレジスト膜に多く含まれ
ている残留溶剤を揮発させて、露光時の光化学反応を安
定させるために、ホットプレートを用い、半導体ウエハ
をベークする(工程102)。
【0022】次に、半導体ウエハを所定のフォトマスク
と共に縮小投影露光装置にセットし、正確な位置合わせ
を行った後、例えば波長0. 365μmの紫外線(i
線)を一定時間照射(露光)してマスクパターンを上記
レジストに焼き付ける(工程103)。
【0023】次に、現像液を半導体ウエハの表面に滴下
させて表面張力を利用して盛り、現像処理を所定の時間
行った後、純粋でのリンス、回転乾燥を連続的に行うこ
とによって、レジストパターンが形成される(工程10
4)。続いて、半導体ウエハを120℃前後でベークし
て完全に乾燥させると共に、レジスト膜の半導体ウエハ
への接着性、熱架橋高分子化による耐ドライエッチング
を向上させる(工程105)。
【0024】次いで、金属顕微鏡で半導体ウエハの外観
を検査し(工程106)、さらに、レジストパターンの
寸法測定を行う(工程107)。
【0025】この寸法測定において、レジストパターン
の測長寸法が規格寸法を満たさない場合、レジストパタ
ーンに電子線を照射することによってレジストパターン
の寸法を補正する(工程108)。すなわち、レジスト
パターンの測長寸法が規格寸法よりも細い場合はレジス
トパターンに10keV以下の低加速電圧で電子線を照
射してレジストパターンを太く加工し、レジストパター
ンの測長寸法が規格寸法よりも太い場合はレジストパタ
ーンに100keV以上の高加速電圧で電子線を照射し
てレジストパターンを細く加工する。
【0026】レジストパターンの寸法を補正した後、再
度、レジストパターンの寸法測定を行う。レジストパタ
ーンの測長寸法が規格寸法を満たした場合、位置合わせ
の検査を行う(工程109)。
【0027】図2にレジストパターンの寸法補正量と電
子線照射時間との関係を示すグラフ図を示す。図示のよ
うに、1keVの低加速電圧で電子線をレジストパター
ンに照射するとレジストパターンの寸法は太くなり、そ
の寸法補正量は電子線照射時間で制御することができ
る。例えば、200秒間電子線を照射することによって
レジストパターンの寸法を約30nm太くすることが可
能である。また、100keVの高加速電圧で電子線を
レジストパターンに照射するとレジストパターンの寸法
は細くなり、その寸法補正量は電子線照射時間で制御す
ることができる。例えば、40秒間電子線を照射するこ
とによってレジストパターンの寸法を約30nm細くす
ることが可能である。
【0028】次に、図3に示す寸法補正装置の模式図を
用いて、レジストパターンの寸法の補正方法を以下に説
明する。
【0029】まず、寸法測定装置MSにおいて半導体ウ
エハ1上のレジストパターンの寸法測定を行う。寸法測
定装置MSの真空チャンバ2内のステージ3上に設置さ
れた半導体ウエハ1に測長用電子光学系4から電子線を
照射し、測長用ディテクタ5にて信号波形を取り込んだ
後、測長システム6にて信号処理を行い、レジストパタ
ーンの寸法を測定する。得られた寸法データはコンピュ
ータ7に転送され格納される。
【0030】次に、レジストパターンの寸法を補正する
必要がある場合は、寸法データが制御システム8へ転送
され、レジストパターンの寸法補正量が算出される。
【0031】次に、寸法補正装置RSの真空チャンバ9
内のステージ10上に半導体ウエハ1を設置した後、補
正用電子光学系11を介して電子銃12から電子線を半
導体ウエハ1へ照射してレジストパターンの寸法を補正
する。電子線の加速電圧および照射時間は制御システム
8にて算出された寸法補正量に従って設定される。
【0032】なお、前記レジストパターンの寸法の補正
方法では、レジストパターンの寸法の測定とレジストパ
ターンの寸法の補正は異なる装置で行い、それぞれ寸法
測定装置MSと寸法補正装置RSとを用いたが、寸法測
定機能が備わった寸法補正装置を用いてもよく、この場
合真空状態を破ることなくレジストパターンの寸法の測
定と補正を続けて行うことができるので、スループット
を向上することが可能となる。
【0033】図4に寸法測定機能が備わった寸法補正装
置MRSの模式図の要部断面図を示し、以下に寸法補正
装置MRSを用いたレジストパターンの寸法の補正方法
を説明する。
【0034】まず、真空チャンバ13内のステージ14
上に半導体ウエハ1を設置した後、測長用電子光学系1
5から電子線を照射し、測長用ディテクタ16にて信号
波形を取り込み、次いで、測長システム17にて信号処
理を行いレジストパターンの寸法を測定する。
【0035】レジストパターンの寸法を補正する必要が
ある場合は、得られた寸法データは制御システム18へ
転送され、レジストパターンの寸法補正量が算出され
る。この後、補正用電子光学系19を介して電子銃20
から電子線を半導体ウエハ1へ照射してレジストパター
ンの寸法を補正する。
【0036】次に、本実施の形態であるレジストパター
ンの形成方法をSRAMのメモリセルを構成するCMO
SFET(Complementaly Metal Oxide Semicoductor F
ET)の製造方法に適用した場合について図5〜図8を用
いて説明する。
【0037】まず、図5に示すように、p0 型単結晶シ
リコンからなる半導体基板の上にp型のエピタキシャル
シリコン層を成長させた後、半導体基板の主面上にフィ
ールド絶縁膜21を形成する。続いて、周知の方法で、
半導体基板にp型ウエル22およびn型ウエル23をそ
れぞれ形成する。次に、フィールド絶縁膜21で周囲を
囲まれたp型ウエル22およびn型ウエル23のそれぞ
れの活性領域の主面に薄い酸化シリコン膜で構成された
ゲート絶縁膜24を形成する。
【0038】次に、図6に示すように、駆動用MISF
ETQd1 と負荷用MISFETQp1 の共通のゲート
電極FG1 、駆動用MISFETQd2 と負荷用MIS
FETQp2 の共通のゲート電極FG2 および転送用M
ISFETQt1 ,Qt2 のゲート電極FG3 を形成す
る。
【0039】上記ゲート電極FG1 ,FG2 およびFG
3 は、半導体基板の全面にリン(P)が導入された多結
晶シリコン膜、タングステンシリサイド(WSi2 )膜
および酸化シリコン膜をCVD(Chemical Vapor Depos
ition )法で順次堆積した後、酸化シリコン膜上にレジ
ストパターンを形成し、次いで、レジストパターンをマ
スクにしたドライエッチング法で、上記酸化シリコン
膜、WSi2 膜および多結晶シリコン膜を順次加工する
ことによって形成される。
【0040】ここで、本実施の形態であるレジストパタ
ーンの形成方法を上記ゲート電極FG1 ,FG2 および
FG3 のレジストパターンの形成方法に適用する。すな
わち、ゲート電極FG1 ,FG2 またはFG3 のレジス
トパターンの測長寸法が規格寸法を満たさない場合、レ
ジストパターンに電子線を照射してレジストパターンの
寸法を補正する。
【0041】次に、レジストパターンをマスクにしたイ
オン注入によりp型ウエル22にn型不純物(Pまたは
砒素(As))を、n型ウエル23にp型不純物(フッ
化ボロン(BF2 ))を導入する。その後、半導体基板
の全面にCVD法で堆積した酸化シリコン膜をRIE
(Reactive Ion Etching)によってパターニングして、
ゲート電極FG1 ,FG2 およびFG3 のそれぞれの側
壁にサイドウォールスペーサを形成する。次いで、レジ
ストパターンをマスクにしたイオン注入によりp型ウエ
ル22にn型不純物(PまたはAs)を、n型ウエル2
3にp型不純物(BF2 )を導入する。
【0042】次に、上記n型不純物およびp型不純物を
熱拡散して、p型ウエル22の主面に駆動用MISFE
TQd1 ,Qd2 および転送用MISFETQt1 ,Q
2のそれぞれのソース領域、ドレイン領域(n0 型半
導体領域、n1 型半導体領域)を形成し、n型ウエル2
3の主面に負荷用MISFETQp1 ,Qp2 のそれぞ
れのソース領域、ドレイン領域(p0 型半導体領域、p
1 型半導体領域)を形成する。
【0043】次いで、駆動用MISFETQd1 ,Qd
2 、負荷用MISFETQp1 ,Qp2 および転送用M
ISFETQt1 ,Qt2 のそれぞれのソース領域、ド
レイン領域の表面に自己整合法によってメタルシリサイ
ド膜、例えばチタンシリサイド(TiSi2 )膜を形成
する。
【0044】次に、半導体基板の全面に窒化シリコン膜
および第1層目の層間絶縁膜を堆積する。この第1層目
の層間絶縁膜は、例えば酸化シリコン膜とBPSG(Bo
ronPhospho Silicate Glass)膜との積層膜で構成され
ている。
【0045】次に、図7に示すように、第1層目の層間
絶縁膜上に形成したレジストパターンをマスクにして、
第1層目の層間絶縁膜および窒化シリコン膜を順次エッ
チングする。これによって、駆動用MISFETQd1
のドレイン領域上および駆動用MISFETQd2 と負
荷用MISFETQp2 の共通のゲート電極FG2 上に
同一のコンタクトホール25aを形成し、さらに、負荷
用MISFETQp1のドレイン領域上にコンタクトホ
ール25aを形成する。
【0046】同様に、負荷用MISFETQp2 のドレ
イン領域上および駆動用MISFETQd1 と負荷用M
ISFETQp1 の共通のゲート電極FG1 上に同一の
コンタクトホール25bを形成し、さらに、駆動用MI
SFETQd2 のドレイン領域上にコンタクトホール2
5bを形成する。
【0047】さらに、駆動用MISFETQd1 ,Qd
2 のそれぞれのソース領域上、負荷用MISFETQp
1 ,Qp2 のそれぞれのソース領域上および転送用MI
SFETQt1 ,Qt2 のそれぞれのドレイン領域上に
コンタクトホール25cを形成する。
【0048】次に、半導体基板の全面に第1層目の配線
材を堆積する。この配線材は金属膜によって構成されて
おり、例えばタングステン(W)膜である。次に、レジ
ストパターンをマスクにしてこの配線材をエッチング
し、第1層目のメタル配線M1を形成する。
【0049】これによって、駆動用MISFETQd1
のドレイン領域、負荷用MISFETQp1 のドレイン
領域、駆動用MISFETQd2 と負荷用MISFET
Qp2 の共通のゲート電極FG2 を接続する局部配線L
1 が形成される。同様に、駆動用MISFETQd2
ドレイン領域、負荷用MISFETQp2 のドレイン領
域、駆動用MISFETQd1 と負荷用MISFETQ
1 の共通のゲート電極FG1 を接続する局部配線L2
が形成される。
【0050】さらに、駆動用MISFETQd1 ,Qd
2 のそれぞれのソース領域上、負荷用MISFETQp
1 ,Qp2 のそれぞれのソース領域上、および転送用M
ISFETQt1 ,Qt2 のそれぞれのドレイン領域上
に形成されたコンタクトホール25c内にも第1層目の
メタル配線M1 を形成する。
【0051】次に、半導体基板の全面に第2層目の層間
絶縁膜を堆積する。この第2層目の層間絶縁膜は、例え
ば、酸化シリコン膜とBPSG膜との積層膜で構成され
ている。
【0052】その後、図8に示すように、第2層目の層
間絶縁膜上に形成したレジストパターンをマスクにし
て、第2層目の層間絶縁膜をエッチングし、第1のスル
ーホール26a〜26cを形成する。第1のスルーホー
ル26aは、転送用MISFETQt1 ,Qt2 のそれ
ぞれのドレイン領域の上方に形成され、第1のスルーホ
ール26bは駆動用MISFETQd1 ,Qd2 のそれ
ぞれのソース領域の上方に形成され、第1のスルーホー
ル26cは負荷用MISFETQp1 ,Qp2 のそれぞ
れのソース領域の上方に形成される。
【0053】次に、半導体基板の全面に第2層目の配線
材を堆積する。この配線材は金属膜によって構成されて
おり、例えばW膜である。次に、レジストパターンをマ
スクにしてこの配線材をエッチングし、電源電圧線(V
cc)、基準電圧線(Vss)を構成する第2層目のメタル
配線M2 を形成する。さらに、転送用MISFETQt
1 ,Qt2 のそれぞれのドレイン領域の上方に形成され
た第1のスルーホール26a内にも第2層目のメタル配
線M2 を形成する。
【0054】次に、半導体基板の全面に第3層目の層間
絶縁膜を堆積する。この第3層目の層間絶縁膜は、例え
ば、酸化シリコン膜、SOG(Spin On Glass )膜およ
び酸化シリコン膜を順次堆積した積層膜で構成されてい
る。
【0055】その後、第3層目の層間絶縁膜上に形成し
たレジストパターンをマスクにして、第3層目の層間絶
縁膜をエッチングし、第2のスルーホール27を形成す
る。この第2のスルーホール27は、転送用MISFE
TQt1 ,Qt2 のそれぞれのドレイン領域の上方に形
成される。
【0056】次に、半導体基板の全面に第3層目の配線
材を堆積する。この配線材は金属膜によって構成されて
おり、例えばアルミニウム合金膜である。次に、レジス
トパターンをマスクにしてこの配線材をエッチングし、
データ線DL,バーDLを構成する第3層目のメタル配
線M3 を形成する。
【0057】最後に、第3層目のメタル配線M3 上にフ
ァイナルパッシベーション膜を堆積することにより、本
実施の形態のSRAMのメモリセルが完成する。
【0058】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0059】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0060】本発明によれば、半導体ウエハ上に形成さ
れたレジストパターンの寸法が容易に補正できるので、
レジストパターンの寸法精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるレジストパターン
の形成方法を説明する工程図である。
【図2】レジストパターンの寸法補正量と電子線照射時
間との関係を示すグラフ図である。
【図3】寸法補正装置の模式図を示す要部断面図であ
る。
【図4】寸法測定機能が備わった寸法補正装置の模式図
を示す要部断面図である。
【図5】SRAMのメモリセルの製造方法を説明するた
めのパターンレイアウトを示す要部平面図である。
【図6】SRAMのメモリセルの製造方法を説明するた
めのパターンレイアウトを示す要部平面図である。
【図7】SRAMのメモリセルの製造方法を説明するた
めのパターンレイアウトを示す要部平面図である。
【図8】SRAMのメモリセルの製造方法を説明するた
めのパターンレイアウトを示す要部平面図である。
【図9】MISFETの動作特性およびゲート長の寸法
の度数を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 2 真空チャンバ 3 ステージ 4 測長用電子光学系 5 測長用ディテクタ 6 測長システム 7 コンピュータ 8 制御システム 9 真空チャンバ 10 ステージ 11 補正用電子光学系 12 電子銃 13 真空チャンバ 14 ステージ 15 測長用電子光学系 16 測長用ディテクタ 17 測長システム 18 制御システム 19 補正用電子光学系 20 電子銃 21 フィールド絶縁膜 22 p型ウエル 23 n型ウエル 24 ゲート絶縁膜 25a コンタクトホール 25b コンタクトホール 25c コンタクトホール 26a 第1のスルーホール 26b 第1のスルーホール 26c 第1のスルーホール 27 第2のスルーホール MS 寸法測定装置 RS 寸法補正装置 MRS 寸法測定機能が備わった寸法補正装置 Qd1 駆動用MISFET Qd2 駆動用MISFET Qp1 負荷用MISFET Qp2 負荷用MISFET Qt1 転送用MISFET Qt2 転送用MISFET FG1 ゲート電極 FG2 ゲート電極 FG3 ゲート電極 M1 第1層目のメタル配線 M2 第2層目のメタル配線 M3 第3層目のメタル配線 L1 局部配線 L2 局部配線 DL データ線 バーDL データ線
フロントページの続き (72)発明者 堀田 尚二 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 佐藤 一彦 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ上に形成されたレジストパ
    ターンに電子線を照射することによって、前記レジスト
    パターンの寸法を太くまたは細く加工することを特徴と
    するレジストパターンの作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレジストパターンの作成
    方法であって、前記レジストパターンに10keV以下
    の加速電圧で電子線を照射し、前記レジストパターンの
    寸法を太く加工することを特徴とするレジストパターン
    の作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のレジストパターンの作成
    方法であって、前記レジストパターンに100keV以
    上の加速電圧で電子線を照射し、前記レジストパターン
    の寸法を細く加工することを特徴とするレジストパター
    ンの作成方法。
  4. 【請求項4】 半導体ウエハ上に形成されたレジストパ
    ターンの測長寸法と規格寸法との差分を前記レジストパ
    ターンに電子線を照射することによって補正することを
    特徴とする寸法補正方法。
  5. 【請求項5】 測長用電子光学系を介して第1の電子銃
    から電子線を半導体ウエハへ照射し前記レジストパター
    ンの寸法を測長する機能と、補正用電子光学系を介して
    第2の電子銃から電子線を前記半導体ウエハへ照射し前
    記レジストパターンの寸法を補正する機能とが備わって
    いることを特徴とする寸法補正装置。
  6. 【請求項6】 測長用電子光学系を介して電子銃から電
    子線を半導体ウエハへ照射し前記レジストパターンの寸
    法を測長する機能と、補正用電子光学系を介して前記電
    子銃から電子線を前記半導体ウエハへ照射し前記レジス
    トパターンの寸法を補正する機能とが備わっていること
    を特徴とする寸法補正装置。
  7. 【請求項7】 電子線を照射することによって寸法が補
    正されたレジストパターンをマスクにして、半導体ウエ
    ハ上の被エッチング膜を加工することを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100687858B1 (ko) * 2000-12-29 2007-02-27 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 패터닝 방법
KR100688483B1 (ko) * 2000-11-21 2007-02-28 삼성전자주식회사 웨이퍼 또는 상기 웨이퍼 상의 물질층을 건식식각시발생하는 로딩효과로 인한 선폭변화를 보정하는 방법

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