JPH10269775A - 半導体集積回路および位相同期ループ回路 - Google Patents

半導体集積回路および位相同期ループ回路

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JPH10269775A
JPH10269775A JP9075685A JP7568597A JPH10269775A JP H10269775 A JPH10269775 A JP H10269775A JP 9075685 A JP9075685 A JP 9075685A JP 7568597 A JP7568597 A JP 7568597A JP H10269775 A JPH10269775 A JP H10269775A
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bit line
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transistor
current
circuit
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JP9075685A
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Tsukasa Oishi
司 大石
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/409Read-write [R-W] circuits 
    • G11C11/4093Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. data buffers

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路全体としてのデータ処理効率
を向上させる。 【解決手段】 CPU2やDRAM6等の内部デバイス
と外部デバイスとの間のデータの転送を行うメインパラ
レルデータバスにマルチプレクサ10を備える。CPU
2が外部デバイスからデータを受けられないときに、C
PU2がビジー信号11をインタフェース回路4へ送信
する。インタフェース回路4は、ビジー信号11を受け
てCPU2へ送るべきデータをDRAM6に転送するよ
うマルチプレクサ10を制御する。半導体集積回路のデ
ータ転送レートが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
に関し、特に半導体集積回路外部に接続される外部デバ
イスとの間のデータのやり取りを仲介するインタフェー
ス回路及び該インタフェース回路から半導体集積回路内
部にデータを伝送するバスを備える半導体集積回路、内
部クロックを高速で外部クロックと同期させる位相同期
ループ(以下、PLL回路という。)を備える半導体集
積回路に、小型化されたDRAMあるいはテスト容易化
されたDRAMを備える半導体集積回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路は、一つのチッ
プに複数の機能が盛り込まれている。言い換えれば、そ
れぞれ異なる機能を持つ内部デバイスが同一のチップの
内部に複数集積されて半導体集積回路を構成していると
いうことになる。図15は、いわゆるワンチップマイコ
ンと呼ばれる半導体集積回路の構成を例示するプロック
図である。ワンチップマイコンも、一つのチップ1上に
複数の内部デバイスを配設して形成されている。チップ
1上には、命令の解釈と実行を行う制御回路を含み演算
処理を行うCPU2が配置されいる。このCPU2に与
えられる命令等のデータは、半導体集積回路の内部にあ
る内部デバイスや外部にある外部デバイスから与えられ
る。そのうちの外部デバイスは入出力ピン3に接続され
る。入出力ピン3には、内部デバイスの一つであるイン
タフェース回路4が接続されている。このインタフェー
ス回路4は、入出力ピン3に接続される外部デバイスと
半導体集積回路の内部デバイスとの間のやり取りの電気
的、機能的な整合をとるために存在する。つまり、この
インタフェース回路4が半導体集積回路の内部と外部の
境界を行き来するデータの交通整理を行っている。
【0003】ところで、CPU2が命令を実行するため
には、CPU2で必要とするデータを半導体集積回路が
取り込まなくてはならない。CPU2での処理速度には
限界があるため、半導体集積回路の内部で生成されたデ
ータや外部から与えられるデータは、CPU2で処理が
開始されるまでの間、いずれかの内部デバイスで保持さ
れなければならなくなる。また、CPU2等の内部デバ
イスから外部デバイスにデータを効率的に伝送するため
にもデータの一時的な保持が必要になる。CPU2で処
理するデータやCPU2で処理されて外部に出力される
のを待っているデータを保持するために、このような半
導体集積回路中には、記憶装置が設けられるのが一般的
である。半導体集積回路中に設けられる記憶装置として
は、例えば、CPU2とデータの送受信を最高速度にて
実施するSRAM5、CPU2が必要とする大規模なデ
ータを記憶したり画像処理を実行するときに画像データ
等を保持記憶するためのメインメモリとしてのDRAM
6、基本プログラムやデータを記憶したり、アプリケー
ションに必要な個別プログラムを記憶するNVRAM7
等がある。
【0004】ここまでに出てきた内部デバイスには、イ
ンタフェース回路4以外に、SRAM5等の記憶装置と
CPU2の2種類がある。このようにインタフェース回
路4以外に複数種の内部デバイスが存在する場合、半導
体集積回路は、例えば、外部デバイスとCPU2との間
でデータを転送するためのチャネルと、外部デバイスと
記憶装置との間でデータを転送するチャネルのような、
2つ以上のチャネルを持ち、チャネルの切り換えをイン
タフェース回路4に委任する間接制御方式を採ることも
できる。また、外部デバイスからCPU2に直接入力
し、CPU2から記憶装置に転送する直接制御方式を採
ることもできる。間接制御方式において、データ転送の
終了までチャネル−インタフェース回路4間の物理的結
合関係を解かずに一度にデータ転送を行うセレクタチャ
ネルと、チャネル−インタフェース回路4間の物理的結
合関係をある単位で切り換えながらデータ転送を行うマ
ルチプレクスチャネルとがある。
【0005】マルチチャネルの場合に、インタフェース
回路4がチャネルの切り換えを行うために、インタフェ
ース回路4は、チャネルの切り換えを行うための情報を
必要とする。従来のマルチチャネルの場合におけるチャ
ネルの切り換えは、データのバイト毎に切り替えたり、
データにチャネルセレクトに関する情報を持たせてデー
タのブロック単位に切り替える方法が採られている。
【0006】伝送されるデータには幾つかの種類があ
り、CPU2ですぐにでも実行可能なデータであるなら
ば、CPU2に直接送信される。また、メインメモリを
書き換える必要があったり、一度蓄積する必要があった
りするデータの場合には、DRAM6等の記憶装置側に
伝達される。もちろんCPU2と記憶装置の両方に同時
に伝達すべきデータも存在する。また、DRAM6に伝
達されるデータの中には、キャッシュに用いられるデー
タもあり、そのようなデータはSRAM5にも同時に蓄
積される。
【0007】また、CPU2で処理されてCPU2より
出力されるデータの中には、SRAM5やDRAM6に
転送されるデータだけでなく、そのまま外部デバイスに
出力したいデータも含まれている。このような場合、従
来は、一旦DRAM6に全てのデータを記憶させて、図
示しないマルチプレクサによってインタフェース回路4
とDRAM6とを接続し、その中から外部デバイスに出
力したいデータだけを、DRAM6から外部デバイスに
出力するような方式も採用できる。
【0008】次に、図15の半導体集積回路にも用いら
れているPLL回路8について説明する。PLL回路8
は、半導体集積回路内部で用いられる内部クロックと、
半導体集積回路の外部から与えられる外部クロックとの
同期を取るために設けられている。システムチップにお
いてもPLL回路が使用されるが、システムチップの場
合には、パワーダウンモードや、リフレッシュモードな
ど、常にクロックが変化する。このような場合にも、高
速な同期を実現することが内部クロックに従って動く半
導体集積回路の高速化には重要である。外部のデバイス
と半導体集積回路との間の通信には、内部クロックと外
部クロックとの同期は欠かすことができない。
【0009】従来のPLL回路は、図17に示すよう
に、周波数および位相の違いを検出するための周波数位
相比較器30と、周波数位相比較器30の検出結果に応
じた時間だけ電流の流し込みや引き抜きを行うチャージ
ポンプ31と、チャージポンプ31の出力から高周波成
分や雑音を取り除き直流電圧を得るためのループフィル
タ32と、ループフィルタ32の出力に応じた周波数を
持つ内部クロックを生成するリングオシレータ33とで
構成されている。従来のPLL回路では、内部クロック
と外部クロックとの同期をとるのに周波数を接近させる
周波数引き込み過程と位相同期が完了する位相同期過程
の2つの過程を一つの周波数位相比較器で行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は、以上のように構成されているので、入力されたデー
タは必ず決められた行き先に到達することとなり、行き
先でデータの受け入れを拒否されている間はデータの転
送を中止して行き先がデータ受け入れ可能となるまで待
つこととなり、データ転送に時間が掛かるという問題が
ある。例えば、図15に即していうと、データは、行き
先の情報を持って外部デバイスから入出力ピン3を通し
てインタフェース回路4に到達する。そのデータが持つ
行き先情報がCPU2を示していれば、インタフェース
回路4は、CPU2とチャネルを繋いで、そのデータを
その繋いだチャネルを使って伝送する。ところが、CP
U2が命令処理等のビジー状態であってデータの受け取
りができない場合には、そのデータの伝送が終わるまで
チャネルの結合を解除することができず、データ転送を
効率的に行うことができないという問題が発生する。な
お、図16は、図15よりも大容量のデータを処理する
のに適した半導体集積回路のエクスパンドバージョンの
構成を示すブロック図である。図16に示すエクスパン
ドバージョンの半導体集積回路は、そのチップサイズが
大きくなることも当然であるが、SRAM5やDRAM
6の容量が拡張されている。また、NVRAM7に付加
してさらに基本的なプログラム等の格納場所であるRO
M9が設けられている。このように大容量のデータ伝送
を扱うエクスパンドバージョンの半導体集積回路にあっ
ては転送効率が悪くなるのを避けなくてはならないとい
う問題は、通常の半導体集積回路よりもさらに深刻な問
題である。また、内部デバイスから外部デバイスにデー
タを伝送する場合には、同じ外部デバイスと接続するチ
ャネルが固定されると、外部デバイスに必要なデータを
全て内部デバイスへ予め転送しておかなければならなく
なり、内部デバイス同士を結合するローカルリンクが混
雑するという問題を生じる。
【0011】従来のPLL回路を備える半導体集積回路
では、内部クロックと外部クロックとの同期をとるのに
周波数を接近させる周波数引き込み過程と位相同期が完
了する位相同期過程の2つの過程を一つの周波数位相比
較器で行うため、周波数引き込み範囲を広く設定してい
た場合に設定時間が長くなるという問題がある。
【0012】また、従来のDRAMを備える半導体集積
回路において、DRAMは、面積においてもまた消費電
力においても半導体集積回路において大きな位置を占
め、DRAMを大きくすると半導体集積回路の面積や消
費電力が増大するという問題がある。
【0013】また、DRAMのテストでは、しばしば複
数のメモリセルに同時に同じデータを書き込みたいとい
う技術的要求がある。このような場合、大抵は、ワード
線を選択してその後メモリセルに順次データを書き込む
か、メモリセルアレイの横にレジスタを有し、そのレジ
スタに先ずデータを書き込み、その後メモリセルアレイ
内のメモリセルに一括して同一データを書き込む構成が
提案されている。これらの場合、テストモード時に、D
RAMは、そのテストを行うためのデータの一括書き込
みにおいて書き込みサイクルのオーバーヘッドが存在す
るため、半導体集積回路の高速化の妨げになるという問
題がある。
【0014】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたものであり、内部デバイスからインタフェース
回路に与えられる情報によって行き先の変更を可能にす
る機能をインタフェース回路に持たせ、データの伝送さ
れるべき内部デバイスがそのデータを受け取れないとき
には他の内部デバイスにデータを転送することができる
ようにし、データの単位量当たりインタフェース回路が
チャネルを結合している平均的な時間を短縮することを
目的とする。
【0015】また、周波数が大きく変動した場合にも外
部クロックと内部クロックの同期を採ることができると
ともに同期をとる時間を短縮して半導体集積回路の動作
を高速化することを目的とする。
【0016】また、DRAMを簡単化することにより半
導体集積回路を小型化することを目的とする。
【0017】また、DRAMにテスト用データを一括で
書き込むときの書き込みサイクルのオーバーヘットをな
くすことによりDRAMのテスト時間を短縮し半導体集
積回路の高速化を図ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
集積回路は、インタフェース回路と、マルチプレクサ
と、いずれも前記マルチプレクサを介して前記インタフ
ェース回路に接続された第1および第2の内部デバイス
と、前記マルチプレクサを介さずに前記第1および第2
の内部デバイスとの間でデータを伝送する内部バスとを
備える半導体集積回路であって、前記第1の内部デバイ
スは、外部デバイスから前記インタフェース回路へ入力
される前記第1の内部デバイスに与えられるべきデータ
を自身が受け付けられない場合に前記インタフェース回
路に処理信号を出力し、前記インタフェース回路は、前
記処理信号に基づいて前記マルチプレクサを制御して前
記第1の内部デバイスに与えられるべきデータを前記第
2の内部デバイスに転送することを特徴とする。
【0019】第2の発明に係る半導体集積回路は、イン
タフェース回路と、マルチプレクサと、いずれも前記マ
ルチプレクサを介して前記インタフェース回路に接続さ
れた第1および第2の内部デバイスと、前記マルチプレ
クサを介さずに前記第1および第2の内部デバイスとの
間でデータを伝送する内部バスとを備える半導体集積回
路であって、前記第1の内部デバイスから前記インタフ
ェース回路を介して前記外部デバイスに出力すべきデー
タと、前記第2の内部デバイスから前記インタフェース
を介して前記外部デバイスに出力すべきデータとがある
場合に、前記第1の内部デバイスから前記インタフェー
スに与えられるデータ転送に関する情報によって、前記
インタフェース回路が前記マルチプレクサを制御し、前
記第1の内部デバイスから出力すべきデータと前記第2
の内部デバイスから出力すべきデータとを交互に前記外
部デバイスに対し出力することを特徴とする。
【0020】第3の発明に係る位相同期ループ回路は、
外部クロックの周波数を内部クロックで除して、整数及
び整数の逆数のいずれかとして商を求め、前記商に比例
した第1の電流を発生する第1の電流発生手段と、前記
外部クロックと前記内部クロックとの位相差に基づいた
第2の電流を発生する第2の電流発生手段と、前記第1
及び第2の電流の総和に基づいて周波数を制御して前記
内部クロックを生成する発振器とを備えて構成される。
【0021】第4の発明に係る位相同期ループ回路は、
第3の発明の位相同期ループ回路において、前記第1の
電流発生手段は、前記内部クロックを前記外部クロック
の遷移に同期して移相するリングオシレータを有し、前
記リングオシレータの出力の半周期と前記外部クロック
の半周期とを比較して前記商を求める。
【0022】第5の発明に係る位相同期ループ回路は、
第4の発明の位相同期ループ回路において、前記第2の
電流出力手段は、前記第1および第2の電流の和に応じ
たシフト速度で前記位相差の符号に対応する方向にシフ
トする複数の双方向シフトレジスタがリング状に接続さ
れた双方向シフトリングを有し、前記第2の電流は、前
記双方向シフトリングのシフトする方向に基づいて増減
することを特徴とする。
【0023】第6の発明に係る半導体集積回路は、ワー
ド線と、互いに対をなし、少なくとも一方がメモリセル
に、前記ワード線によって選択的に接続される第1およ
び第2のビット線と、前記第1および第2のビット線に
それぞれ対応して設けられ、互いに対をなす第3および
第4のビット線と、前記第1のビット線と第3のビット
線間に直列に接続され、制御電極に与えられる第1の信
号によってオンオフ制御される第1のトランジスタと、
前記第2のビット線と第4のビット線間に直列に接続さ
れ、制御電極に与えられる前記第1の信号によってオン
オフ制御される第2のトランジスタと、第1の電圧およ
び該第1の電圧と異なる第2の電圧を供給可能であると
ともに電源から切り放してフローティングにすることも
可能な第1および第2の電源ラインと、前記第1および
第2の電圧の間にある第3の電圧をそれぞれ供給する第
3の電源ラインと、前記第3の電源ラインと前記第3お
よび第4のビット線をイコライズ信号に応じて接続する
ためのスイッチ手段と、前記第1の電源ラインに接続さ
れた一方電流電極、前記第3のビット線に接続された他
方電流電極、および前記第4のビット線に接続された制
御電極を持つ第1のトランジスタと、前記第1の電源ラ
インに接続された一方電流電極、前記第4のビット線に
接続された他方電流電極、および前記第3のビット線に
接続された制御電極を持つ第2のトランジスタと、前記
第2の電源ラインに接続された一方電流電極、前記第3
のビット線に接続された他方電流電極、および前記第2
のビット線に接続された制御電極を持つ第3のトランジ
スタと、前記第2の電源ラインに接続された一方電流電
極、前記第4のビット線に接続された他方電流電極、お
よび前記第1のビット線に接続された制御電極を持つ第
4のトランジスタとを備えて構成される。
【0024】第7の発明に係る半導体集積回路は、メモ
リセルの記憶ノードに接続された一方電流電極、他方電
流電極、および制御電極を持ち、前記制御電極がハイレ
ベルのとき導通状態となり、ローレベルのとき非導通状
態となる第1のトランジスタと、前記第1のトランジス
タの前記制御電極に接続されたワード線と、前記第1の
トランジスタの前記他方電流電極に接続される第1のビ
ット線と、前記第1のビット線に対応して設けられた第
2のビット線と、前記第1のビット線に接続された一方
電流電極、前記第2のビット線に接続された他方電流電
極、および第1の信号が与えられる制御電極を持ち、前
記第1の信号がハイレベルのとき導通状態となり、前記
第1の信号がローレベルのとき非導通状態となる第2の
トランジスタと、電源ラインと、前記電源ラインに接続
された一方電流電極、前記第2のビット線に接続された
他方電流電極、および第2の信号が与えられる制御電極
を持ち、前記第2の信号がハイレベルのとき導通状態と
なり、前記第2の信号がローレベルのとき非導通状態と
なる第3のトランジスタと、前記電源ラインに選択的に
接続可能で、前記電源ラインをローレベルより低い電圧
にして前記第1から第3のトランジスタを導通状態とさ
せることが可能な負電圧を前記電源ラインに供給する負
電圧発生回路とを備えて構成される。
【0025】第8の発明に係る半導体集積回路は、メモ
リセルを介して互いにに接続されたワード線および第1
のビット線と、前記第1のビット線に対応して設けられ
た第2のビット線と、前記第1のビット線に接続された
一方電流電極、前記第2のビット線に接続された他方電
流電極、および第1の信号が与えられる制御電極を持
ち、前記第1の信号が第1の電位のとき導通状態とな
り、前記第1の信号が第2の電位のとき非導通状態とな
る第1のトランジスタと、前記第2のビット線に接続さ
れた一方電流電極、他方電流電極、および第2の信号が
与えられる制御電極を持つ第2のトランジスタと、前記
第2のトランジスタの前記他方電流電極に接続された電
源ラインと、前記電源ラインに選択的に接続可能で、前
記第2のビット線が前記第1のトランジスタによって前
記第1のビット線から切り放されて前記第2のビット線
および前記第2の信号が前記第1の電位と前記第2の電
位の間の中間電位にあるとき、前記電源ラインに前記中
間電位に対して前記第2のトランジスタの閾値よりも大
きく隔たる電位を与える電位発生回路とを備えて構成さ
れる。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1による半導体集
積回路について図1,図2を用いて説明する。図1は、
半導体集積回路の内部デバイスとそれらに接続するバス
との関係の一例を示すブロック図である。図1に示す半
導体集積回路において、メインパラレルデータバスを構
成するマルチプレクサ10は、CPU2、インタフェー
ス回路4、SRAM5、及びDRAM6に並列に接続す
る。
【0027】マルチプレクサ10の制御は、インタフェ
ース回路4によって行われる。このマルチプレクサ10
によって、CPU2、SRAM5およびDRAM6は選
択的にインタフェース回路4と接続され、インタフェー
ス回路4に接続された一つの内部デバイスが外部デバイ
スとの間でデータ伝送を行う。例えば、マルチプレクサ
10によりCPU2が選択されれば、インタフェース回
路4を介してCPU2が外部デバイスとの間でデータを
伝送する。ここで、外部デバイスからCPU2にデータ
を伝送した場合について説明する。データを伝送すると
いう観点で外部デバイスからCPU2を観た場合、2つ
の状態がある。一つは、CPU2がデータ受信可能な状
態であり、他の一つは、CPU2がデータ受信不可能な
状態である。CPU2がデータ受信可能な状態にある場
合、外部デバイスはCPU2への行き先情報を持ったデ
ータをインタフェース回路4に対し送信すれば、インタ
フェース回路4がその情報に基づきマルチプレクサ10
を制御してCPU2へのチャネルを開くので、即座にデ
ータの伝送を行うことができる。
【0028】しかし、CPU2がデータ受信不可能な状
態にある場合、インタフェース回路4がCPU2へのチ
ャネルを開いてしまうとマルチプレクサ10が他の内部
デバイスと外部デバイスとのチャネルを開くことができ
なくなるので、インタフェース回路4にはCPU2から
データ受信不可能な状態にあることを示すビジー信号1
1などの処理信号が送られてCPU2とのチャネルが開
かれないようにしている。
【0029】図2は、インタフェース回路4とマルチプ
レクサ10との関係を示すブロック図である。入出力ピ
ン3は外部デバイスから制御信号が入力される制御ピン
3aと入力信号が入力される入力ピン3bと半導体集積
回路から外部デバイスへ出力信号を出力するための出力
ピン3cとを備えている。入出力ピン3から入力された
信号には、制御ピン3aを介してインタフェース回路4
の制御バッファ4aに与えられる行き先情報を持った制
御信号が含まれている。制御バッファ4aは、制御信号
に応じてマルチプレクサ10を制御する。例えば、CP
U2に送信すべきデータであった場合には、制御バッフ
ァ4aから出力される制御信号に応じて、マルチプレク
サ10が、CPU2に接続されている信号線12と出力
バッファ4bとを接続する。また、DRAM6に送信す
べきデータであった場合には、制御信号に応じて、DR
AM6に接続されている信号線13と出力バッファ4b
とが接続される。なお、図2には示していないが、SR
AM5に至る信号線も設けられ、これも制御信号にマル
チプレクサ10にて入力バッファ4bと接続される。
【0030】CPU2が処理中で外部デバイスからのデ
ータを受け付けない場合について半導体集積回路と外部
デバイスとの関係を考えると、外部デバイスが半導体集
積回路にデータを伝送できず待っている状態にあり、半
導体集積回路と外部デバイスの間の処理は進んでいな
い。CPU2の処理が終了するのを待って外部デバイス
からのデータを転送したのでは、半導体集積回路へのデ
ータの転送効率は上がらない。そこで、CPU2が処理
中でデータを受け付けないときには、CPU2がインタ
フェース回路4の制御バッファ4aに対しビジー信号1
1を送信する。ビジー信号11を受けた制御バッファ4
aは、予め決められた規則に従って、CPU2に送信さ
れるべきデータの行き先を変更する。例えば、CPU2
に送信されるべき外部デバイスからのデータをDRAM
6に転送する。そうすることによって、半導体集積回路
と外部デバイスとの間のデータ転送効率が向上する。
【0031】同様のことは、SRAM5とDRAM6と
の関係でも成り立つ。例えば、SRAM5がCPU2と
の間で通信状態にあり、他のデバイスと通信できないと
きには、外部デバイスからSRAM5に送信すべきデー
タをDRAM6に転送することができる。
【0032】CPU2においても、SRAM5において
も、データ受け入れ可能な状態になったときに、これら
が受け入れるべきデータがDRAM6に蓄えられていな
いかどうかをチェックする。CPU2やSRAM5は、
受け入れるべきデータがあれば、ローカルリンクバス1
6を使って受け入れる。
【0033】ローカルリンクバス16は、ここでは、C
PU2、DRAM6、SRAM5の3つの内部デバイス
間に設けられている。ローカルリンクバス16を使え
ば、それぞれの間で独自のデータ転送が行える。DRA
M6やSRAM5をデュアルポート化すれば、ローカル
リンクバス16が別々に接続されている他の2つの内部
デバイスに対し、2本のローカルリンクバス16を同時
に用いて同時にデータ転送を行うことも可能である。例
えば、DRAM6が蓄積しているCPU2へ行くべきデ
ータとSRAM5に行くべきデータを同時に送出してデ
ータ転送効率をさらに上げることも可能である。なお、
CPU2に対しては、不揮発性メモリであるNVRAM
7に接続する独自のバス17が開かれている。
【0034】上述したものは、インタフェース回路4に
おいて、データの行き先が唯一の内部デバイスに決定さ
れる場合(セレクタチャネル)について説明したが、マ
ルチセレクションを実行すること(マルチプレクスチャ
ネル)で複数の内部デバイスを行き先に指定することも
可能である。この場合に、例えば、CPU2がデータ受
け入れ不可能な状態であるとき、上記と同様にDRAM
6がCPU2に代わってデータを受け入れるとすると、
本来DRAM6に受け入れられるべきデータとが交互に
DRAM6に到着することになる。従って、DRAM6
では、これらのデータを混同が生じないように記憶する
ことが必要になる。例えば、DRAM6にもCPU2か
らビジー信号11を送信して、ビジー信号11が到着し
ている間にDRAM6に送られてきたデータはメモリ領
域の複数のブロックに振り分けて記憶するなどの処理が
必要になる。ただし、データの振り分けを行わなくても
データの混同を生じないような措置をDRAM6の側で
採っておけば問題はなく上記実施の形態と同様の効果を
生じる。
【0035】次に、内部デバイスから外部デバイスにデ
ータを出力する場合について説明する。CPU2で処理
されてCPU2より出力されるデータの中には、SRA
M5やDRAM6に転送されるデータだけでなく、その
まま外部デバイスに出力したいデータも含まれている。
このような場合に、CPU2から外部デバイスに直接出
力するデータとDRAM6から外部デバイスに出力する
データをCPU2からインタフェース回路4に送信され
るビジー信号11等の処理信号によってマルチプレクサ
10を切り換えることで、一連のデータとして出力させ
る。例えば、先ずCPU2と外部デバイスとの間のチャ
ネルを開くように、インタフェース回路4からの指示に
よってマルチプレクサ10がチャネルの選択を実行す
る。そして、CPU2のデータ出力に続けたいDRAM
6のデータの番になったときに、CPU2からビジー信
号11をインタフェース回路4に送信してマルチプレク
サ10にチャネルの切り換えを実行させて、DRAM6
のデータをCPU2のデータに続けて外部デバイスに出
力させる。またCPU2のデータ出力の番になれば、D
RAM6からCPU2にその情報が渡され、CPU2が
ビジー信号11の出力を停止することによってCPU2
と外部デバイスとの間のチャネルをマルチプレクサ10
が開くことになる。このような操作を繰り返すことによ
って一連のデータをCPU2とDRAM6という2つの
内部デバイスから外部デバイスに対し出力することがで
きる。
【0036】このように複数の内部デバイスが有するデ
ータをつなぎ合わせた一連のデータを一つの外部デバイ
スに対して一気に出力したい場合には、マルチプレクサ
10によって交互に必要な内部デバイスを選択すること
でその目的を達成でき、これらのデータを一つの内部デ
バイスに集める工程が省ける分だけローカルリンクバス
16の負担を軽くすることができる。また、一つの内部
デバイスに集める時間を短縮できるので、半導体集積回
路のデータ処理レートを向上させることができる。
【0037】なお、上記実施の形態では、CPU2から
のみビジー信号11をインタフェース回路4に出力した
が、図3に示すようにDRAM6等の他の内部デバイス
からも出力させてよく、また複数の内部デバイスからで
あってもよく上記実施の形態と同様の効果を奏する。
【0038】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2によるPLL回路の構成を示すブロック図であ
る。図4のPLL回路40においては、周波数比較器4
1は外部クロックEXCLKと内部クロックINCLK
の周波数を比較し、位相比較器45は周波数比較器41
の比較と並行して外部クロックEXCLKと内部クロッ
クINCLKの位相比較を行う。
【0039】そして、第1の電流出力手段50は、周波
数比較器41の比較結果に応じた電流を出力する。ま
た、第2の電流出力手段51は、位相比較器45の比較
結果に応じた電流を出力する。リングオシレータ49
は、第1および第2の電流出力手段50,51の出力電
流の和に応じた周波数を持つ内部クロックINCLKを
生成して出力する。
【0040】このPLL回路40では、周波数のずれに
よる内部クロックINCLKの修正と、位相のずれによ
る内部クロックINCLKの修正とを独立性を高めてい
るので、外部クロックEXCLKとの間の同期がはずれ
たときに、再び同期がとれるまでの時間を短縮すること
ができる。
【0041】PLL回路40の第1の電流発生手段50
は、周波数比較器41が出力する内部クロックINCL
Kと外部クロックEXCLKとの周波数の比をカウント
する比較結果計測回路42と、比較結果計測回路42の
出力結果を符号化するエンコーダ43と、エンコーダ4
3が出力する符号から該符号に応じた電流値を持つ電流
に変換する電流変換回路44から構成されている。
【0042】PLL回路40の第2の電流発生手段51
は、位相比較器45が出力する内部クロックINCLK
と外部クロックEXCLKとの位相の違いから現在の外
部クロックEXCLKの位相差に応じたシフト方向にシ
フトする比較結果計測回路46と、比較結果計測回路4
6の出力結果を符号化するエンコーダ47と、エンコー
ダ47が出力する符号から該符号に応じた電流値を持つ
電流に変換する電流変換回路48から構成されている。
【0043】図5は、PLL回路における電流コントロ
ールを例示するブロック図である。電流変換回路44,
48は基準電流変換回路60と分流発生回路61とを共
有する。基準電流発生回路60は、リングオシレータ4
9から出力される内部クロックINCLKに応じた電流
を発生する。従って、外部クロックEXCLKと内部ク
ロックINCLKの周波数が一致しておりかつ変化して
いなければ、基準電流も変化せず、リングオシレータ4
9も内部クロックINCLKの周波数も一定している。
【0044】分流発生回路61は、基準電流発生回路6
0から出力された電流を所定の比率でコース(Coarce)
発生回路62とファイン(Fine)発生回路63およびサブ
カウンタ対応回路64とに分けて供給する。ここでは、
ファイン発生回路63とサブカウンタ対応回路64に与
えられる電流は同じ大きさの電流であることを示してお
り、一つの電流経路で与えているというのではない。た
だし、異なる比率で電流を与えてもよく、発明の効果を
得ることができる点に変わりはない。
【0045】コース発生回路62は電流変換回路44に
設けられ、エンコーダ43が出力する符号に応じて、分
流発生回路61から与えられる電流をn倍あるいはn分
の1倍にする。ファイン発生回路63は電流変換回路4
8に設けられ、エンコーダ47が出力する符号に応じ
て、分流発生回路61から与えられる電流を増減する。
ファイン発生回路63は、位相差に応じて電流を増加し
ないといけない場合がある。よって分流発生回路61か
ら予め与えられる電流のうちのある一定の割合の電流し
か流さず、増加する必要に応じて電流を増加させる。サ
ブカウンタ対応回路64も電流変換回路48に設けら
れ、分流発生回路61から与えられる電流のうちのある
一定の割合の電流を増減する。加算回路65は、コース
発生回路62とファイン発生回路63とサブカウンタ対
応回路64の出力電流を加算する。リングオシレータ4
9は、加算回路65が出力する電流に応じた周波数を持
つ内部クロックINCLKを出力する。付加機構100
は、第1のエフアールリングオシレータ66、第2のエ
フアールリングオシレータ67、第1のエフエフリング
オシレータ68、第2のエフエフリングオシレータ6
9、および位相検出シフタ70からなる。これらのいず
れも加算回路65が出力する電流に応じた周波数のクロ
ックを出力する。但しリングオシレータ49,66〜6
9が発振するクロックの周波数は同じである。
【0046】次に、図7および図8を用いて、周波数比
較器41が外部クロックEXCLKと内部クロックIN
CLKとの周波数の差を比較する時の動作について説明
する。図7は、外部クロックEXCLKの周波数が内部
クロックINCLKの周波数よりも低い場合について説
明するためのタイミングチャートである。外部クロック
EXCLKの立ち上がりをトリガとして第1のエフアー
ルリングオシレータ66が、内部クロックINCLKの
周波数と同じクロックFRCLKとその反転クロックバ
ーFRCLKを出力する。
【0047】外部クロックEXCLKがハイレベルにあ
る時のクロックFRCLKの立ち上がりおよびクロック
バーFRCLKの立ち上がり(但し外部クロックEXC
LKの立ち上がりに対応したものを除く。)をカウント
する。図7においては、その数が合計3つである。同様
にして、外部クロックEXCLKの反転外部クロックバ
ーEXCLKの立ち上がりをトリガとして第1のエフエ
フリングオシレータ68が、内部クロックINCLKの
周波数と同じクロックFFCLKとその反転クロックバ
ーFFCLKを出力する。
【0048】反転外部クロックEXCLKがハイレベル
にある時のクロックFFCLKの立ち上がりおよびクロ
ックバーFFCLKの立ち上がり(但し反転外部クロッ
クバーEXCLKの立ち上がりに対応したものを除
く。)をカウントする。図7においては、その数が合計
3つである。
【0049】ここで、クロックFRCLK,バーFRC
LK,FFCLK,バーFFCLKの立ち上がりの合計
を2で割ってその値によってコース発生回路62の制御
を行う。図7の場合には、分流発生回路61から出力さ
れる電流をコース発生回路62によって3倍する。この
場合、リングオシレータ49の電流がほぼ3倍になり、
内部クロックINCLKの周波数はほぼ1/3倍にな
る。そのため、周波数比較器41では内部クロックIN
CLKと外部クロックEXCLKとの周波数比を1と判
断し、基準電流発生回路60の出力は上昇したままで安
定する。
【0050】次に、図8は、外部クロックEXCLKの
周波数が内部クロックINCLKの周波数よりも高い場
合について説明するためのタイミングチャートである。
外部クロックEXCLKの立ち上がりをトリガとして第
2のエフアールリングオシレータ67が、内部クロック
INCLKの周波数と同じクロックFRCLKとその反
転クロックバーFRCLKを出力する。
【0051】クロックFRCLKがハイレベルにある時
の外部クロックEXCLKの立ち上がりおよび反転クロ
ックバーFRCLKがハイレベルにあるときの反転外部
クロックバーEXCLKの立ち上がり(但し、それぞれ
最初のものを除く。)をカウントする。図8において
は、その数が合計2つである。
【0052】同様にして、外部クロックEXCLKの反
転外部クロックバーEXCLKの立ち上がりをトリガと
して第2のエフエフリングオシレータ69が、それぞれ
内部クロックINCLKの周波数と同じクロックFFC
LKとその反転クロックバーFFCLKを出力する。
【0053】そして、クロックFFCLKがハイレベル
にある時の反転外部クロックバーEXCLKの立ち上が
りおよび反転クロックバーFFCLKがハイレベルにあ
るときの反転外部クロックバーEXCLKの立ち上がり
をカウントする。図8においては、その数が合計2つで
ある。
【0054】ここで、外部クロックEXCLK,バーE
XCLKの立ち上がりの合計を2で割ってその値によっ
てコース発生回路62の制御を行う。図8の場合には、
分流発生回路61から出力される電流をコース発生回路
62によって二分の一倍する。この場合、リングオシレ
ータ49の電流がほぼ二分の一倍になり、内部クロック
INCLKの周波数はほぼ2倍になる。そのため、周波
数比較器41では内部クロックINCLKと外部クロッ
クEXCLKとの周波数比を1と判断し、基準電流発生
回路60の出力は降下したままで安定する。
【0055】以上のように、周波数比較器41は、外部
クロックEXCLKと内部クロックINCLKの周波数
に対し、大きい方を小さい方で除した値を整数として求
める。世って第1の電流発生手段50の動作により、2
つの周波数の比は1/2〜2の間に収まる。
【0056】比較結果計測回路46には、図6に示すよ
うに、複数の双方向シフトレジスタをリング上に接続し
て構成された双方向シフトリング46aとサブカウンタ
46bとが備えられている。双方向シフトリング46a
は、位相検出シフタ70が出力するクロックに応じて次
のシフトレジスタにデータをシフトする。よって内部ク
ロックINCLKの周波数が高くなれば、シフト速度が
上昇し、逆に周波数が低くなればシフト速度が低下す
る。このように、双方向比較結果計測回路46は、シフ
ト速度が変化することで、内部クロックINCLKの周
波数が高くなっても分解能を一定にでき、高い精度を維
持することができる。なお、双方向シフトリング46a
の精度は、それを構成するステージ数にも左右される。
【0057】サブカウンタ46bは、双方向シフトリン
グ46aのアップ側にある場合には、カウント数を上昇
させ、ダウン側にある場合には、カウント数を下げる。
そのカウント数は、サブカウンタ対応回路64に与えら
れ、サブカウンタ対応回路64は、そのカウント数に応
じて加算回路65に与える電流を増減する。ここで、フ
ァイン発生回路63に与えられる電流はコース発生回路
62の動作に依拠して大きく変動し、かつファイン発生
回路63が双方向シフトリング46aの一ステージに対
応して増減する電流は、サブカウンタ対応回路64がサ
ブカウンタ46bの一カウントに対応して増減させる電
流に比べて大きく設定されている。このように設定する
ことによって、リングオシレータ49に与える電流の調
整をさらに細かくすることが可能となる。
【0058】なお、ここでは、位相比較器45は、位相
差のみを検出する構成を有する場合について説明した
が、位相比較器として従来のものを用いることもでき
る。この場合には同時に周波数差も検出するが、周波数
比較器41を含むループにより周波数差は1/2〜2倍
の間に設定されるので、位相比較器での検出は位相差が
主となる。
【0059】以上のように構成されたPLL回路40
は、位相比較器45に変えて従来の位相周波数比較器3
0を用いたとしても、周波数差と位相差が大きく開いて
いても、理想的な場合、外部クロックEXCLKと内部
クロックINCLKの長周期側のほぼ2クロック分で同
期させることが可能となる。
【0060】なお、上記実施の形態では、分流発生回路
61を設けて電流を分流し、コース発生回路61、ファ
イン発生回路63およびサブカウンタ対応回路64で分
流した電流をそれぞれに処理して加算回路65で足し合
わせたが、他の構成であってもよく、例えば、サブカウ
ンタ対応回路64とファイン発生回路63とコース発生
回路62とをこの順に直列に接続し、基準電流発生回路
60から出力された電流を直列的に増減してリングオシ
レータに与えてもよく上記実施の形態と同様の効果を奏
する。
【0061】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3によるDRAMセンスアンプについて説明する。図
9はこの発明の実施の形態3によるDRAMセンスアン
プの構成を示す回路図である。図9に示すように、セン
スアンプ101の−側にビット線対102,103が、
他側にセット線対104,105が、それぞれ設けられ
ている。ビット線102,103は、センスアンプ10
1の左側に接続されている。ビット線対102,103
に読み出される、あるいは、書き込まれる信号には、そ
れぞれ符号BL0,バーBL0が与えられている。ワー
ド線106,107が、それぞれビット線対102,1
03およびビット線対104,105と直交するように
設けられている。ワード線106,107を伝達する信
号には、それぞれ符号WL0,WL1が与えられてい
る。
【0062】ワード線106,107の信号WL0,W
L1がハイレベル(以下、Hと記す。)であれば、例え
ば、メモリセル108とビット線102が接続され、ま
た、メモリセル109とビット線105が接続され、ビ
ット線対102,103や104,105は、メモリセ
ル108,109のデータをセンスアンプ101に伝え
ることができる。
【0063】センスアンプ101には、ビット線10
2,104の延長線上にビット線110が、ビット線1
03,105の延長線上にビット線111が設けられて
いる。ビット線110,111の信号には、それぞれ符
号BL1,バーBL1が与えられる。NMOSトランジ
スタ112は、ゲートを信号線115に接続するととも
に、ビット線対110,111に2つの電流電極をそれ
ぞれ接続している。トランジスタ113,114のゲー
トにも信号線115が接続されている。NMOSトラン
ジスタ113はその2つの電流電極をそれぞれ電源ライ
ン116とビット線110に接続している。また、NM
OSトランジスタ114は、2つの電流電極をそれぞれ
電源ライン116とビット線111に接続している。信
号線15に与えられるイコライズ信号EQをHにする
と、トランジスタ112〜114がオンして、ビット線
対110,111に電源ライン16から中間電圧(電源
電圧がVccの場合にはVcc/2を採る)が供給され
る。
【0064】NMOSトランジスタ117,121は、
ビット線102,110の間に直列に接続されたアイソ
レーショントランジスタで、ビット線102,110の
接続と非接続を実行する。NMOSトランジスタ11
8,122は、ビット線103,111の間に直列に接
続されたアイソレーショントランジスタで、ビット線1
03,111の接続と非接続を実行する。
【0065】NMOSトランジスタ119,123は、
ビット線104,110の間に直列に接続されたアイソ
レーショントランジスタで、ビット線104,110の
接続と非接続を実行する。NMOSトランジスタ12
0,124は、ビット線105,111の間に直列に接
続されたアイソレーショントランジスタで、ビット線1
05,111の接続と非接続を実行する。
【0066】トランジスタ117,118のゲートは、
共に信号線126に接続されており、信号線126を通
じて供給される信号BS1がHのとき導通状態となる。
トランジスタ121,122のゲートは、共に信号線1
25に接続されており、信号線125を通じて供給され
る信号BS0がHのとき導通状態となる。トランジスタ
119,120のゲートは、共に信号線127に接続さ
れており、信号線127を通じて供給される信号BS2
がHのとき導通状態となる。トランジスタ123,12
4のゲートは、共に信号線128に接続されており、信
号線128を通じて供給される信号BS3がHのとき導
通状態となる。
【0067】電源ライン130は、PMOSトランジス
タ131,132を介してそれぞれビット線110,1
11に接続される。電源ライン130の電圧は符号SP
で示される。PMOSトランジスタ131,132の閾
値電圧はVcc/2よりも低く設定され、電源ライン1
30とビット線110との間に接続されたトランジスタ
131のゲートはビット線111に接続され、電源ライ
ン130とビット線111との間に接続されたトランジ
スタ132のゲートはビット線110に接続されてい
る。なお、図示省略しているが、電源ライン130に
は、電源電圧Vccを供給する電源との間を接続状態あ
るいは非接続状態とするためのトランジスタなどのスイ
ッチ手段が設けられている。
【0068】電源ライン133は、トランジスタ134
を介してトランジスタ117,121の接続点は接続さ
れる。また、トランジスタ135を介してトランジスタ
118,122の接続点に接続される。電源ライン13
3の電圧は、符号SN1で示される。NMOSトランジ
スタ134,135は、中間電圧Vcc/2よりも低い
閾値を有している。電源ライン133とトランジスタ1
17,121との間に接続されたトランジスタ134の
ゲートはビット線103に接続され、電源ライン133
とトランジスタ118,122との間に接続されたトラ
ンジスタ135のゲートはビット線102に接続されて
いる。なお、図示省略しているが、電源ライン133に
は、電源電圧GNDを供給する電源との間を接続状態あ
るいは非接続状態とするためのトランジスタなどのスイ
ッチ手段が設けられている。
【0069】電源ライン136は、トランジスタ137
を介してトランジスタ119,123の接続点に接続さ
れる。また、トランジスタ138を介してトランジスタ
120,124の接続点に接続される。電源ライン13
6の電圧は、符号SN2で示される。NMOSトランジ
スタ137,138は閾値電圧が中間電圧Vcc/2よ
り大きく設定することができる。電源ライン136とト
ランジスタ119,123との間に接続されたトランジ
スタ137のゲートはビット線105に接続され、電源
ライン136とビット線111との間に接続されたトラ
ンジスタ138のゲートはビット線104に接続されて
いる。なお、図示省略しているが、電源ライン136に
は、電源電圧GNDを供給する電源との間を接続状態あ
るいは非接続状態とするためのトランジスタなどのスイ
ッチ手段が設けられている。
【0070】次に、このセンスアンプ1の動作について
図10に示すタイミングチャートを用いて説明する。時
刻t1において、信号WL0,WL1はローレベル(以
下「L」と記す。)であり、メモリセル108,109
はビット線102,105とは接続されていない。この
時、信号BS0〜BS3はHであり、ビット線102,
104,110が互いに、そしてビット線103,10
5,111が互いに、それぞれ接続されている。またこ
の時、イコライズ信号EQがHであるため、トランジス
タ112〜114が導通しており、電源ライン116か
ら電荷の供給を受けてビット線102〜105,11
0,111が全て中間電圧に充電されている。そしてこ
の時、電源ライン130,133,136はいずれも電
源から切り放されているので、これらのラインの電圧S
P,SN1,SN2は、全て中間電圧となっている。
【0071】時刻t2において、イコライズ信号EQが
Lになり、トランジスタ112〜114がオフしてビッ
ト線110,111と電源ライン116とは互いに切り
放される。時刻t2においては信号BS0,BS2もL
となり、トランジスタ119〜122がオフするのでビ
ット線102,104,110が、またビット線10
3,105,111が、それぞれ互いに切り放される。
従って時刻t2における動作で、ビット線110,11
1はそれぞれ別個にフローティングとなる。
【0072】また、時刻t2の直後、電源ライン130
が電源に接続され、電圧SPがVccに向けて上昇し始
める。ビット線110,111には電荷が供給されない
ので、やがて時刻t3において、電圧SPとビット線1
10,111の間の電位差がトランジスタ131、13
2の閾値電圧を超える。すると、トランジスタ131,
132がオンして、信号BL1,バーBL1は電圧SP
に追随して電源電圧Vccに向け上昇を始める。
【0073】時刻t4において、信号WL0がHになる
とメモリセル108がビット線102に接続され、ビッ
ト線102と103の間に電位差が生じる。この電位差
は、電源電圧Vccと接地電圧GNDと比較するとかな
り小さく、ここではこれを初期振幅という。ビット線1
02,103はビット線110,111から切り放され
ているため、その初期振幅を保持する。
【0074】時刻t5において、ビット線対110,1
11の電圧は、電源電圧Vccからトランジスタ13
1,132の閾値電圧だけ低い電圧に達して安定してい
る。このとき、電源ライン133を電源GNDに接続し
て徐々に電圧を低下させる。
【0075】時刻t6になると、ビット線102,10
3と電源ライン133との間の電位差がトランジスタ1
34,135の閾値電圧に達しトランジスタ134,1
35がオンしてビット線110,111の電圧が降下し
始める。しかし、初期振幅によってトランジスタ135
のオン状態がトランジスタ134のそれよりも強いた
め、トランジスタ135の方に流れる電流がトランジス
タ134に流れる電流に比べて多くなる。よってビット
線111の方がビット線110よりも早くて以下する。
【0076】時刻t7において、ビット線111と電源
ライン130の間の電圧がトランジスタ131の閾値電
圧に達するとトランジスタ131がオンして、ビット線
110は電源ライン130から電荷の供給を受けて電源
電圧Vccに向けて上昇を始める。この時点では、ビッ
ト線110の電圧の効果はトランジスタ134によって
のみ行われる。
【0077】時刻t8において、ビット線110と11
1の間の電位差が十分に大きくなると、信号BS0をH
にしてビット線対102、103とビット線対110,
111の接続を行う。トランジスタ121,122がオ
ンすることで、トランジスタ134,135はラッチと
して働き、ビット線対102,103とビット線対11
0,111の振幅を電源電圧VccとGNDの間でフル
スイングさせることができる。
【0078】以上説明したように、トランジスタ13
4,135が増幅手段の一部として用いられると同時に
ラッチとしても用いられるので、センスアンプ1の構成
が簡略化されている。
【0079】なお、上記実施の形態では、センスアンプ
1と左側のビット線対102,103との関係について
説明したが、センスアンプ1とビット線対102〜10
5の関係は左右対称であるため、センスアンプ1と右側
のビット線対104、105についても同様のことがい
える。
【0080】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4による半導体集積回路を図について説明する。図1
1は、この発明の実施の形態4によるDRAMの構成の
一例を示す回路図である。図11において、図9と同一
符号のものは、図9の同一符号の部分に相当する部分で
あり、中間電圧発生回路140が、通常、電源ライン1
16に電源電圧Vccのほぼ二分の一に当たる中間電圧
VBLを供給する回路である。
【0081】負電圧発生回路142は、テストを行うた
めにメモリセルに一括してLを書き込むために設けられ
ている。負電圧発生回路142は、テストモード回路1
41からの指令に応じたスイッチ手段143によって、
中間電圧発生回路140に替わって電源ライン116に
接続される。
【0082】負電圧発生回路142は、イコライズ信号
EQおよび信号BS0〜BS3のローレベルに比べてさ
らにNMOSトランジスタの閾値分だけ低い負電圧を与
える。そうすると、トランジスタ113,114および
トランジスタ117〜124が次々にオンし、ビット線
103〜105が負電圧になる。このときに、ワード線
106,107等にLを与えてメモリセルのゲートトラ
ンジスタをオフ状態にしておいても、メモリセルにデー
タとしてLを書き込むことができる。例えば、図12に
示す1トランジスタ・1キャパシタ型のメモリセルにお
いて、ビット線Bとワード線Wの電位差によってトラン
ジスタQがオンするため、キャパシタCにデータの書き
込みが行える。
【0083】なお、上記の書き込みが行われているとき
は、電源ライン130,133,136はフローティン
グの状態にされている。
【0084】また、図13は、この発明の実施の形態4
によるDRAMの構成の第2の態様を示す回路図であ
る。図13において、図9と同一符号のものは、図9の
同一符号の部分に相当する部分である。高電位発生回路
145は、スイッチ手段147によって電源ライン14
8に接続され、電源ライン148をプリチャージ電位よ
りも高い高電位にする回路である。低電位発生回路14
6は、スイッチ手段147によって電源ライン148に
接続され、プリチャージ電位よりも低い低電位にする回
路である。ここで、プリチャージ電位とは、プリチャー
ジされたときのビット線110,111の電位をいう。
また、高電位とは、プリチャージ電位よりもNMOSト
ランジスタの閾値だけ高い電位をいい、低電位とは、プ
リチャージ電位よりもNMOSトランジスタの閾値だけ
低い電位をいう。テストモード回路141は、テストモ
ード時に、スイッチ手段147を制御して高電位発生回
路145あるいは低電位発生回路146を電源ライン1
48に接続する。テストモード時以外の時には、高電位
発生回路145および低電位発生回路146のいずれも
電源ライン148には接続されない。電源ライン148
とビット線110とにそれぞれ一方および他方の電流電
極を接続し、ゲートを信号線149に接続したNMOS
トランジスタ150が設けられている。
【0085】信号線149は、テストモード時にプリチ
ャージ電位になっており、電源ライン148が高電位あ
るいは低電位になると、ビット線110は高電位あるい
は低電位にチャージされる。この後、対象となるワード
線に対して、このデータを書き込めば、一括してメモリ
セルにデータを書き込むことができる。なお、テストモ
ード以外のときには信号線149には接地電圧GNDが
与えられる。
【0086】また、図14は、この発明の実施の形態4
によるDRAMの構成の第3の態様を示す回路図であ
る。図14において、図13と同一符号のものは、図1
3の同一符号の部分に相当する部分である。第3の態様
のDRAMが、第2の態様のDRAMと異なる点は、電
源ライン148に加えて電源ライン152を追加し、高
電位発生回路145あるいは低電位発生回路146と接
続されるビット線の行を偶数列と奇数列に分けた点であ
る。電源ライン148はトランジスタ150を介して奇
数列のビット線に接続され、電源ライン152はトラン
ジスタ153を介して偶数列のビット線に接続される。
また、スイッチ手段151が電源ライン148,152
の選択を行うように構成されている。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の半導体集積回路によれば、第1の内部デバイスがデ
ータを受け取れない場合においても第2の内部デバイス
にデータを転送でき、その後に内部バスを用いて第2の
内部デバイスから第1の内部デバイスへと当該データを
与えるので、外部デバイスと半導体集積回路との間のデ
ータ転送効率を向上させ筒、データを正しく伝達するこ
とができるという効果がある。
【0088】請求項2記載の発明の半導体集積回路によ
れば、第1の内部デバイスからの情報に基づきマルチプ
レクサによりチャネルを切り換えて第1の内部デバイス
から出力されるデータと第2の内部デバイスから出力さ
れるデータをつなぎ合わせて一連のデータとするので、
第1の内部デバイスと第2の内部デバイスとの間のデー
タ転送を省くことができ、データ処理レートを向上させ
ることができるという効果がある。
【0089】請求項3記載の発明の位相同期ループ回路
によれば、第1の電流によって、外部クロックと内部ク
ロックの周波数比を1/2乃至2に収めることができる
ので、第2の電流を設定するための位相差比較を迅速に
行うことができ、内部クロックを外部クロックに引き込
む速度を向上することができる。
【0090】請求項4記載の発明の位相同期ループ回路
によれば、整数または整数の逆数として外部クロックと
内部クロックとの周波数比を容易に求めることができ
る。
【0091】請求項5記載の発明の位相同期ループ回路
によれば、周波数に応じてシフト速度が制御された双方
向シフトリングを用いるので、高い周波数においても高
い精度を保てるという効果がある。
【0092】請求項6記載の発明の半導体集積回路によ
れば、第3および第4のトランジスタをセンスアンプの
増幅器とラッチに兼用できるので、その分半導体集積回
路を小型化できるという効果がある。
【0093】請求項7記載の発明の半導体集積回路によ
れば、負電圧によって一括書き込みを行うので、書き込
みサイクルのオーバーヘッドをなくして半導体集積回路
の動作を高速化できるという効果がある。
【0094】請求項8記載の発明の半導体集積回路によ
れば、ビット線がプリチャージ電位にあるときに、ビッ
ト線を高電位あるいは低電位にして、対象となるワード
線に接続されたメモリセルに一括してデータを書き込む
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による半導体集積回路の構成の
一例を示すプロック図である。
【図2】 図1に示したマルチプレクサとインタフェー
ス回路の関係を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1による半導体集積回路の構成の
他の態様を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態2による半導体集積回路の構成の
一例を示すブロック図である。
【図5】 図4の2つの電流変換回路を説明するための
ブロック図である。
【図6】 図4の比較結果計測回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 周波数比較器の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図8】 周波数比較器の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図9】 実施の形態3による半導体集積回路の構成を
示す回路図である。
【図10】 図9に示す回路の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図11】 実施の形態4による半導体集積回路の構成
を示す回路図である。
【図12】 実施の形態4のメモリセルの構成の一例を
示す回路図である。
【図13】 実施の形態4による半導体集積回路の構成
の他の態様を示す回路図である。
【図14】 実施の形態4による半導体集積回路の構成
の他の態様を示す回路図である。
【図15】 半導体集積回路の一般的な構成を示すブロ
ック図である。
【図16】 半導体集積回路のエクスパンドバージョン
の構成を示すブロック図である。
【図17】 従来のPLL回路の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 チップ、2 CPU、3 位相同期ループ回路、4
インタフェース回路、5 SRAM、6 DRAM、
7 NVRAM、10 マルチプレクサ、16ローカル
リンクバス、41 周波数比較器、42,45 比較結
果計測回路、43,47 エンコーダ、44,48 電
流変換回路、45 位相比較器、49リングオシレー
タ、46a 双方向シフトリング、101 センスアン
プ、102〜105 ビット線、106,107 ワー
ド線、108,109 メモリセル、140 中間電圧
発生回路、141 テストモード回路、142 負電圧
発生回路、145 高電位発生回路、146 低電位発
生回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路は、一つのチッ
プに複数の機能が盛り込まれている。言い換えれば、そ
れぞれ異なる機能を持つ内部デバイスが同一のチップの
内部に複数集積されて半導体集積回路を構成していると
いうことになる。図15は、いわゆるワンチップマイコ
ンと呼ばれる半導体集積回路の構成を例示するロック
図である。ワンチップマイコンも、一つのチップ1上に
複数の内部デバイスを配設して形成されている。チップ
1上には、命令の解釈と実行を行う制御回路を含み演算
処理を行うCPU2が配置されいる。このCPU2に与
えられる命令等のデータは、半導体集積回路の内部にあ
る内部デバイスや外部にある外部デバイスから与えられ
る。そのうちの外部デバイスは入出力ピン3に接続され
る。入出力ピン3には、内部デバイスの一つであるイン
タフェース回路4が接続されている。このインタフェー
ス回路4は、入出力ピン3に接続される外部デバイスと
半導体集積回路の内部デバイスとの間のやり取りの電気
的、機能的な整合をとるために存在する。つまり、この
インタフェース回路4が半導体集積回路の内部と外部の
境界を行き来するデータの交通整理を行っている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】第3の発明に係る位相同期ループ回路は、
外部クロックの周波数を内部クロックで除して、整数及
び整数の逆数のいずれかとして商を求め、前記商に比例
した第1の電流を発生する第1の電流出力手段と、前記
外部クロックと前記内部クロックとの位相差に基づいた
第2の電流を発生する第2の電流出力手段と、前記第1
及び第2の電流の総和に基づいて周波数を制御して前記
内部クロックを生成する発振器とを備えて構成される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】第4の発明に係る位相同期ループ回路は、
第3の発明の位相同期ループ回路において、前記第1の
電流出力手段は、前記内部クロックを前記外部クロック
の遷移に同期して移相するリングオシレータを有し、前
記リングオシレータの出力の半周期と前記外部クロック
の半周期とを比較して前記商を求める。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】第6の発明に係る半導体集積回路は、ワー
ド線と、互いに対をなし、少なくとも一方がメモリセル
に、前記ワード線によって選択的に接続される第1およ
び第2のビット線と、前記第1および第2のビット線に
それぞれ対応して設けられ、互いに対をなす第3および
第4のビット線と、前記第1のビット線と第3のビット
線間に直列に接続され、制御電極に与えられる第1の信
号によってオンオフ制御される第1のトランジスタと、
前記第2のビット線と第4のビット線間に直列に接続さ
れ、制御電極に与えられる前記第1の信号によってオン
オフ制御される第2のトランジスタと、第1の電圧およ
び該第1の電圧と異なる第2の電圧を供給可能であると
ともに電源から切り放してフローティングにすることも
可能な第1および第2の電源ラインと、前記第1および
第2の電圧の間にある第3の電圧をそれぞれ供給する第
3の電源ラインと、前記第3の電源ラインと前記第3お
よび第4のビット線をイコライズ信号に応じて接続する
ためのスイッチ手段と、前記第1の電源ラインに接続さ
れた一方電流電極、前記第3のビット線に接続された他
方電流電極、および前記第4のビット線に接続された制
御電極を持つ第のトランジスタと、前記第1の電源ラ
インに接続された一方電流電極、前記第4のビット線に
接続された他方電流電極、および前記第3のビット線に
接続された制御電極を持つ第のトランジスタと、前記
第2の電源ラインに接続された一方電流電極、前記第3
のビット線に接続された他方電流電極、および前記第2
のビット線に接続された制御電極を持つ第のトランジ
スタと、前記第2の電源ラインに接続された一方電流電
極、前記第4のビット線に接続された他方電流電極、お
よび前記第1のビット線に接続された制御電極を持つ第
のトランジスタとを備えて構成される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】第8の発明に係る半導体集積回路は、メモ
リセルに接続されたワード線および第1のビット線と、
前記第1のビット線に対応して設けられた第2のビット
線と、前記第1のビット線に接続された一方電流電極、
前記第2のビット線に接続された他方電流電極、および
第1の信号が与えられる制御電極を持ち、前記第1の信
号が第1の電位のとき導通状態となり、前記第1の信号
が第2の電位のとき非導通状態となる第1のトランジス
タと、前記第2のビット線に接続された一方電流電極、
他方電流電極、および第2の信号が与えられる制御電極
を持つ第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタ
の前記他方電流電極に接続された電源ラインと、前記電
源ラインに選択的に接続可能で、前記第2のビット線が
前記第1のトランジスタによって前記第1のビット線か
ら切り放されて前記第2のビット線および前記第2の信
号が前記第1の電位と前記第2の電位の間の中間電位に
あるとき、前記電源ラインに前記中間電位に対して前記
第2のトランジスタの閾値よりも大きく隔たる電位を与
える電位発生回路とを備えて構成される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図2は、インタフェース回路4とマルチプ
レクサ10との関係を示すブロック図である。入出力ピ
ン3は外部デバイスから制御信号が入力される制御ピン
3aと入力信号が入力される入力ピン3bと半導体集積
回路から外部デバイスへ出力信号を出力するための出力
ピン3cとを備えている。入出力ピン3から入力された
信号には、制御ピン3aを介してインタフェース回路4
の制御バッファ4aに与えられる行き先情報を持った制
御信号が含まれている。制御バッファ4aは、制御信号
に応じてマルチプレクサ10を制御する。例えば、CP
U2に送信すべきデータであった場合には、制御バッフ
ァ4aから出力される制御信号に応じて、マルチプレク
サ10が、CPU2に接続されている信号線12と入力
バッファ4bとを接続する。また、DRAM6に送信す
べきデータであった場合には、制御信号に応じて、DR
AM6に接続されている信号線13と入力バッファ4b
とが接続される。なお、図2には示していないが、SR
AM5に至る信号線も設けられ、これも制御信号にマル
チプレクサ10にて入力バッファ4bと接続される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】このPLL回路40では、周波数のずれに
よる内部クロックINCLKの修正と、位相のずれによ
る内部クロックINCLKの修正と独立性を高めてい
るので、外部クロックEXCLKとの間の同期がはずれ
たときに、再び同期がとれるまでの時間を短縮すること
ができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】PLL回路40の第1の電流出力手段50
は、周波数比較器41が出力する内部クロックINCL
Kと外部クロックEXCLKとの周波数の比をカウント
する比較結果計測回路42と、比較結果計測回路42の
出力結果を符号化するエンコーダ43と、エンコーダ4
3が出力する符号から該符号に応じた電流値を持つ電流
に変換する電流変換回路44から構成されている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】PLL回路40の第2の電流出力手段51
は、位相比較器45が出力する内部クロックINCLK
と外部クロックEXCLKとの位相の違いから現在の外
部クロックEXCLKの位相差に応じたシフト方向にシ
フトする比較結果計測回路46と、比較結果計測回路4
6の出力結果を符号化するエンコーダ47と、エンコー
ダ47が出力する符号から該符号に応じた電流値を持つ
電流に変換する電流変換回路48から構成されている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】図5は、PLL回路における電流コントロ
ールを例示するブロック図である。電流変換回路44,
48は基準電流発生回路60と分流発生回路61とを共
有する。基準電流発生回路60は、リングオシレータ4
9から出力される内部クロックINCLKに応じた電流
を発生する。従って、外部クロックEXCLKと内部ク
ロックINCLKの周波数が一致しておりかつ変化して
いなければ、基準電流も変化せず、リングオシレータ4
9も内部クロックINCLKの周波数も一定している。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】以上のように、周波数比較器41は、外部
クロックEXCLKと内部クロックINCLKの周波数
に対し、大きい方を小さい方で除した値を整数として求
める。って第1の電流出力手段50の動作により、2
つの周波数の比は1/2〜2の間に収まる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】比較結果計測回路46には、図6に示すよ
うに、複数の双方向シフトレジスタをリングに接続し
て構成された双方向シフトリング46aとサブカウンタ
46bとが備えられている。双方向シフトリング46a
は、位相検出シフタ70が出力するクロックに応じて次
のシフトレジスタにデータをシフトする。よって内部ク
ロックINCLKの周波数が高くなれば、シフト速度が
上昇し、逆に周波数が低くなればシフト速度が低下す
る。このように、双方向比較結果計測回路46は、シフ
ト速度が変化することで、内部クロックINCLKの周
波数が高くなっても分解能を一定にでき、高い精度を維
持することができる。なお、双方向シフトリング46a
の精度は、それを構成するステージ数にも左右される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】以上のように構成されたPLL回路40
は、位相比較器45に変えて従来の周波数位相比較器3
を用いたとしても、周波数差と位相差が大きく開いて
いても、理想的な場合、外部クロックEXCLKと内部
クロックINCLKの長周期側のほぼ2クロック分で同
期させることが可能となる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】なお、上記実施の形態では、分流発生回路
61を設けて電流を分流し、コース発生回路62、ファ
イン発生回路63およびサブカウンタ対応回路64で分
流した電流をそれぞれに処理して加算回路65で足し合
わせたが、他の構成であってもよく、例えば、サブカウ
ンタ対応回路64とファイン発生回路63とコース発生
回路62とをこの順に直列に接続し、基準電流発生回路
60から出力された電流を直列的に増減してリングオシ
レータに与えてもよく上記実施の形態と同様の効果を奏
する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3によるDRAMセンスアンプについて説明する。図
9はこの発明の実施の形態3によるDRAMセンスアン
プの構成を示す回路図である。図9に示すように、セン
スアンプ101の−側にビット線対102,103が、
他側にビット線対104,105が、それぞれ設けられ
ている。ビット線102,103は、センスアンプ10
1の左側に接続されている。ビット線対102,103
に読み出される、あるいは、書き込まれる信号には、そ
れぞれ符号BL0,バーBL0が与えられている。ワー
ド線106,107が、それぞれビット線対102,1
03およびビット線対104,105と直交するように
設けられている。ワード線106,107を伝達する信
号には、それぞれ符号WL0,WL1が与えられてい
る。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】センスアンプ101には、ビット線10
2,104の延長線上にビット線110が、ビット線1
03,105の延長線上にビット線111が設けられて
いる。ビット線110,111の信号には、それぞれ符
号BL1,バーBL1が与えられる。NMOSトランジ
スタ112は、ゲートを信号線115に接続するととも
に、ビット線対110,111に2つの電流電極をそれ
ぞれ接続している。トランジスタ113,114のゲー
トにも信号線115が接続されている。NMOSトラン
ジスタ113はその2つの電流電極をそれぞれ電源ライ
ン116とビット線110に接続している。また、NM
OSトランジスタ114は、2つの電流電極をそれぞれ
電源ライン116とビット線111に接続している。信
号線15に与えられるイコライズ信号EQをHにする
と、トランジスタ112〜114がオンして、ビット線
対110,111に電源ライン116から中間電圧(電
源電圧がVccの場合にはVcc/2を採る)が供給さ
れる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】次に、このセンスアンプ101の動作につ
いて図10に示すタイミングチャートを用いて説明す
る。時刻t1において、信号WL0,WL1はローレベ
ル(以下「L」と記す。)であり、メモリセル108,
109はビット線102,105とは接続されていな
い。この時、信号BS0〜BS3はHであり、ビット線
102,104,110が互いに、そしてビット線10
3,105,111が互いに、それぞれ接続されてい
る。またこの時、イコライズ信号EQがHであるため、
トランジスタ112〜114が導通しており、電源ライ
ン116から電荷の供給を受けてビット線102〜10
5,110,111が全て中間電圧に充電されている。
そしてこの時、電源ライン130,133,136はい
ずれも電源から切り放されているので、これらのライン
の電圧SP,SN1,SN2は、全て中間電圧となって
いる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】時刻t7において、ビット線111と電源
ライン130の間の電圧がトランジスタ131の閾値電
圧に達するとトランジスタ131がオンして、ビット線
110は電源ライン130から電荷の供給を受けて電源
電圧Vccに向けて上昇を始める。この時点では、ビッ
ト線110の電圧の降下はトランジスタ134によって
のみ行われる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】なお、上記実施の形態では、センスアンプ
101と左側のビット線対102,103との関係につ
いて説明したが、センスアンプ101とビット線対10
2〜105の関係は左右対称であるため、センスアンプ
1と右側のビット線対104、105についても同様の
ことがいえる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】信号線149は、テストモード時にハイレ
ベル電位になっており、電源ライン148が高電位ある
いは低電位になると、ビット線110は高電位あるいは
低電位にチャージされる。この後、対象となるワード線
に対して、このデータを書き込めば、一括してメモリセ
ルにデータを書き込むことができる。なお、テストモー
ド以外のときには信号線149には接地電圧GNDが与
えられる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の半導体集積回路によれば、第1の内部デバイスがデ
ータを受け取れない場合においても第2の内部デバイス
にデータを転送でき、その後に内部バスを用いて第2の
内部デバイスから第1の内部デバイスへと当該データを
与えるので、外部デバイスと半導体集積回路との間のデ
ータ転送効率を向上させつつ、データを正しく伝達する
ことができるという効果がある。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による半導体集積回路の構成の
一例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したマルチプレクサとインタフェー
ス回路の関係を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1による半導体集積回路の構成の
他の態様を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態2による半導体集積回路の構成の
一例を示すブロック図である。
【図5】 図4の2つの電流変換回路を説明するための
ブロック図である。
【図6】 図4の比較結果計測回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 周波数比較器の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図8】 周波数比較器の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図9】 実施の形態3による半導体集積回路の構成を
示す回路図である。
【図10】 図9に示す回路の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図11】 実施の形態4による半導体集積回路の構成
を示す回路図である。
【図12】 実施の形態4のメモリセルの構成の一例を
示す回路図である。
【図13】 実施の形態4による半導体集積回路の構成
の他の態様を示す回路図である。
【図14】 実施の形態4による半導体集積回路の構成
の他の態様を示す回路図である。
【図15】 半導体集積回路の一般的な構成を示すブロ
ック図である。
【図16】 半導体集積回路のエクスパンドバージョン
の構成を示すブロック図である。
【図17】 従来のPLL回路の構成を示すブロック図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/108 H01L 27/10 681F 21/8242 H03L 7/08 P H03L 7/087

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタフェース回路と、 マルチプレクサと、 いずれも前記マルチプレクサを介して前記インタフェー
    ス回路に接続された第1および第2の内部デバイスと、 前記マルチプレクサを介さずに前記第1および第2の内
    部デバイスとの間でデータを伝送する内部バスとを備え
    る半導体集積回路であって、 前記第1の内部デバイスは、外部デバイスから前記イン
    タフェース回路へ入力される前記第1の内部デバイスに
    与えられるべきデータを自身が受け付けられない場合に
    前記インタフェース回路に処理信号を出力し、 前記インタフェース回路は、前記処理信号に基づいて前
    記マルチプレクサを制御して前記第1の内部デバイスに
    与えられるべきデータを前記第2の内部デバイスに転送
    することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 インタフェース回路と、 マルチプレクサと、 いずれも前記マルチプレクサを介して前記インタフェー
    ス回路に接続された第1および第2の内部デバイスと、 前記マルチプレクサを介さずに前記第1および第2の内
    部デバイスとの間でデータを伝送する内部バスとを備え
    る半導体集積回路であって、 前記第1の内部デバイスから前記インタフェース回路を
    介して前記外部デバイスに出力すべきデータと、前記第
    2の内部デバイスから前記インタフェースを介して前記
    外部デバイスに出力すべきデータとがある場合に、前記
    第1の内部デバイスから前記インタフェースに与えられ
    るデータ転送に関する情報によって、前記インタフェー
    ス回路が前記マルチプレクサを制御し、前記第1の内部
    デバイスから出力すべきデータと前記第2の内部デバイ
    スから出力すべきデータとを交互に前記外部デバイスに
    対し出力することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 外部クロックの周波数を内部クロックで
    除して、整数及び整数の逆数のいずれかとして商を求
    め、前記商に比例した第1の電流を発生する第1の電流
    発生手段と、 前記外部クロックと前記内部クロックとの位相差に基づ
    いた第2の電流を発生する第2の電流発生手段と、 前記第1及び第2の電流の総和に基づいて周波数を制御
    して前記内部クロックを生成する発振器とを備える位相
    同期ループ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の電流発生手段は、前記内部ク
    ロックを前記外部クロックの遷移に同期して移相するリ
    ングオシレータを有し、 前記リングオシレータの出力の半周期と前記外部クロッ
    クの半周期とを比較して前記商を求める、請求項3記載
    の位相同期ループ回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の電流出力手段は、 前記第1および第2の電流の和に応じたシフト速度で前
    記位相差の符号に対応する方向にシフトする複数の双方
    向シフトレジスタがリング状に接続された双方向シフト
    リングを有し、 前記第2の電流は、前記双方向シフトリングのシフトす
    る方向に基づいて増減することを特徴とする、請求項4
    記載の位相同期ループ回路。
  6. 【請求項6】 ワード線と、 互いに対をなし、少なくとも一方がメモリセルに、前記
    ワード線によって選択的に接続される第1および第2の
    ビット線と、 前記第1および第2のビット線にそれぞれ対応して設け
    られ、互いに対をなす第3および第4のビット線と、 前記第1のビット線と第3のビット線間に直列に接続さ
    れ、制御電極に与えられる第1の信号によってオンオフ
    制御される第1のトランジスタと、 前記第2のビット線と第4のビット線間に直列に接続さ
    れ、制御電極に与えられる前記第1の信号によってオン
    オフ制御される第2のトランジスタと、 第1の電圧および該第1の電圧と異なる第2の電圧を供
    給可能であるとともに電源から切り放してフローティン
    グにすることも可能な第1および第2の電源ラインと、 前記第1および第2の電圧の間にある第3の電圧をそれ
    ぞれ供給する第3の電源ラインと、 前記第3の電源ラインと前記第3および第4のビット線
    をイコライズ信号に応じて接続するためのスイッチ手段
    と、 前記第1の電源ラインに接続された一方電流電極、前記
    第3のビット線に接続された他方電流電極、および前記
    第4のビット線に接続された制御電極を持つ第1のトラ
    ンジスタと、 前記第1の電源ラインに接続された一方電流電極、前記
    第4のビット線に接続された他方電流電極、および前記
    第3のビット線に接続された制御電極を持つ第2のトラ
    ンジスタと、 前記第2の電源ラインに接続された一方電流電極、前記
    第3のビット線に接続された他方電流電極、および前記
    第2のビット線に接続された制御電極を持つ第3のトラ
    ンジスタと、 前記第2の電源ラインに接続された一方電流電極、前記
    第4のビット線に接続された他方電流電極、および前記
    第1のビット線に接続された制御電極を持つ第4のトラ
    ンジスタとを備える、半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 メモリセルの記憶ノードに接続された一
    方電流電極、他方電流電極、および制御電極を持ち、前
    記制御電極がハイレベルのとき導通状態となり、ローレ
    ベルのとき非導通状態となる第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの前記制御電極に接続されたワ
    ード線と、 前記第1のトランジスタの前記他方電流電極に接続され
    る第1のビット線と、 前記第1のビット線に対応して設けられた第2のビット
    線と、 前記第1のビット線に接続された一方電流電極、前記第
    2のビット線に接続された他方電流電極、および第1の
    信号が与えられる制御電極を持ち、前記第1の信号がハ
    イレベルのとき導通状態となり、前記第1の信号がロー
    レベルのとき非導通状態となる第2のトランジスタと、 電源ラインと、 前記電源ラインに接続された一方電流電極、前記第2の
    ビット線に接続された他方電流電極、および第2の信号
    が与えられる制御電極を持ち、前記第2の信号がハイレ
    ベルのとき導通状態となり、前記第2の信号がローレベ
    ルのとき非導通状態となる第3のトランジスタと、 前記電源ラインに選択的に接続可能で、前記電源ライン
    をローレベルより低い電圧にして前記第1から第3のト
    ランジスタを導通状態とさせることが可能な負電圧を前
    記電源ラインに供給する負電圧発生回路とを備える、半
    導体集積回路。
  8. 【請求項8】 メモリセルを介して互いにに接続された
    ワード線および第1のビット線と、 前記第1のビット線に対応して設けられた第2のビット
    線と、 前記第1のビット線に接続された一方電流電極、前記第
    2のビット線に接続された他方電流電極、および第1の
    信号が与えられる制御電極を持ち、前記第1の信号が第
    1の電位のとき導通状態となり、前記第1の信号が第2
    の電位のとき非導通状態となる第1のトランジスタと、 前記第2のビット線に接続された一方電流電極、他方電
    流電極、および第2の信号が与えられる制御電極を持つ
    第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタの前記他方電流電極に接続され
    た電源ラインと、 前記電源ラインに選択的に接続可能で、前記第2のビッ
    ト線が前記第1のトランジスタによって前記第1のビッ
    ト線から切り放されて前記第2のビット線および前記第
    2の信号が前記第1の電位と前記第2の電位の間の中間
    電位にあるとき、前記電源ラインに前記中間電位に対し
    て前記第2のトランジスタの閾値よりも大きく隔たる電
    位を与える電位発生回路とを備える、半導体集積回路。
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