JPH1026972A - アンチエイリアース化におけるコントラスト調節 - Google Patents

アンチエイリアース化におけるコントラスト調節

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JPH1026972A
JPH1026972A JP9010845A JP1084597A JPH1026972A JP H1026972 A JPH1026972 A JP H1026972A JP 9010845 A JP9010845 A JP 9010845A JP 1084597 A JP1084597 A JP 1084597A JP H1026972 A JPH1026972 A JP H1026972A
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JP9010845A
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R David Arnold
デイビッド アーノルド アール.
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小さな文字でもステムの消失などを招いたり
せずにアンチエイリアス化表示ができるようにする。 【解決手段】 出力装置の分解能より高い分解能でレン
ダリングしたビットマップから出力装置の分解能の密度
マップを単純な加算などによって生成し(30)、それ
から調節された密度マップを形成する(40)。調節に
おいては、たとえばテーブルを利用し、また、ステムの
ような消失が予測される部分にも対応して高コントラス
トを維持できるように、複数の異なるマッピング関数を
用意して選択可能とする。どのマッピング関数でも少な
くとも1つの値はスケーリングの最大密度値にマップさ
れる。ステムの検出はフォントメトリックスの標準ステ
ム幅の情報に基づいて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラスター出力装置
上に表示させるためのフォントキャラクタのコンピュー
タによって実行されるレンダリング技術に関するもので
あって、更に詳細には、小さなキャラクタに対するアン
チエイリアース化したキャラクタストロークの表示技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特定のデザインを有するアルファベット
のキャラクタは「タイプフェース」と呼ばれる。「フォ
ント」は、例えばプリンタを制御するマイクロプロセサ
等のプロセサが特定のタイプフェースでテキスト(アル
ファベットからなる複数個のキャラクタ)を形成するた
めに使用することの可能な命令の集まりである。コンピ
ュータにおいて使用するフォントは、通常、1つ又はそ
れ以上のディスクファイル内に格納される。プリンタに
よって使用されるフォントは、通常、リードオンリメモ
リ内に格納されており、あるコンピュータからプリンタ
のランダムアクセスメモリ内へダウンロードされるか、
又はプリンタに取付けられているディスクから直接的に
又は遠隔的にロードされる。
【0003】本明細書において使用されるように、キャ
ラクタとは、出力装置上にグラフィック要素として表示
することの可能な任意の形態の単色の文字、数字、記
号、アイコン、グラフィック等とすることが可能であ
る。テキストキャラクタは、直線又は湾曲していること
が可能であり且つゼロでない幅を有する少なくとも1つ
のストロークから構成されている。出力装置上でのキャ
ラクタの特定の様相は、そのフォントによって形成され
る。例えばカリフォルニア州マウンテンビューのアドビ
システムズインコーポレイテッドから入手可能なポスト
スクリプト(PostScript)(商標名)フォン
ト等の今日のフォントは、通常、それが表示されるべき
キャラクタのアウトラインを与えるグラフィック記述を
有しており、従って、そのために、アウトラインフォン
トと呼ばれる。
【0004】キャラクタは、通常、ラスタの行及び列の
形態で配列されているピクセル(画素)からなる画像と
して出力装置上に供給される。出力装置上のピクセルが
単に2つの可能なトーン値(例えば、通常のテキスト文
書の場合には、白としてのバックグラウンドの色及び黒
としてのフォアグラウンドの色)を有するに過ぎない場
合には、画像のピクセルは各々単一ビットとしてコード
化することが可能である。出力装置が各ピクセル位置に
おいて2つを超えるトーン値を有することが可能である
場合には(例えば、トーンがバックグラウンドの色か
ら、バックグラウンドの色とフォアグラウンドの色との
混合を介してフォアグラウンドの色へわたる場合)、可
能なピクセル値を表わすために1つを超えるビットを使
用せねばならない。コンピュータ及びコンピュータプリ
ンタは、通常、ラスタ出力装置上に表示させるためにア
ウトラインフォントキャラクタをスキャン変換させる。
このキャラクタの解釈即ちレンダリングの結果として、
1ビットピクセルからなるビットマップ、又はバックグ
ラウンド−フォアグラウンド遷移の位置を表わすスキャ
ンラインのランアレイ(run array)が得られ
る。このレンダリングは、各々が2つの色、即ちバック
グラウンドの色とフォアグラウンドの色のうちの1つを
表わす1組のピクセルを供給するものと考えることが可
能である(尚、「ピクセル」という用語は、例えば、プ
リントした頁又はディスプレイモニタ上で見られる物理
的出力と、コンピュータ内のデータ要素の両方に対して
使用するが、その意味は文脈から明らかである)。出力
装置のラスターと整合していない端部を有するキャラク
タ要素の場合には、表示された画像の端部はギザギザし
た様相を有する場合がある。この効果はアリアジング
(aliasing)と呼ばれる。
【0005】このギザギザした端部は、例えば、Jam
aes D. Foley etal.「コンピュータ
グラフィックス、原理及び実際(Computer G
raphics, Principles and P
ractice)」、第2版に説明されているようなア
ンチエイリアース化(anti−aliasing)技
術によって滑らかなものとさせることが可能である。2
つを超えるトーンを表示することの可能な出力装置に対
して実施することの可能なアンチエイリアース化の1つ
のタイプは、端部に沿ってのピクセルをシェーディング
(shading)することによってギザギザした端部
を和らげることである。
【0006】アンチエイリアース化技術は大きなキャラ
クタに対しては良好な結果を与えている。然しながら、
小さなキャラクタの場合に問題に遭遇した。タイプ寸法
が出力装置の分解能と相対的に減少されると、キャラク
タのストロークが、1個の出力ピクセル未満の幅に減少
される場合がある。アンチエイリアース化がこのような
幅狭のストロークをシェーディング処理すると、ストロ
ークが消失する傾向となり、そのことは結果的に得られ
る出力を読取ることを困難なものとさせる場合がある。
【0007】アンチエイリアース化に関する更なる説明
は、1995年10月23日付で出願した本願出願人に
譲渡されており「キャラクタレンダリング方法及び装置
(METHOD AND APPARATUS FOR
RENDERING CHARACTERS)」とい
う名称の米国特許出願第08/547,562号に記載
されており、それを引用により本明細書に取込む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、小さなキャラタであっても歪を発生するこ
となしに出力装置上に表示させることの可能な方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】一般的に、1つの側面に
おいては、本発明は、ラスター出力装置上でのアンチエ
イリアース化表示用のキャラクタを処理するコンピュー
タによって実行される方法を提供している。本方法は、
キャラクタを表わすための1組のラスター位置に対する
1組の密度値を計算し、且つ該1組の密度値の範囲を最
大密度値に向かって拡張させるために該1組の密度値を
スケーリングし、その際に、通常、該1組の密度値のう
ちの少なくとも1つが最大密度値となることを特徴とし
ている。別の側面においては、該1組の密度値は、出力
装置の分解能よりも一層高い分解能においてキャラクタ
をレンダリングさせることによって計算される。別の側
面においては、該キャラクタは、基準寸法を含むフォン
トメトリックスを持ったフォントによって形成され、且
つ該密度値は、元の値の非減少関数として調節した値を
計算することによってスケーリングされ、該関数は少な
くとも1つの非最大の密度値に対する最大の調節した密
度値を計算すべく定義されている。
【0010】一般的に、別の側面においては、本発明
は、出力ピクセル位置を持ったラスター出力装置上にア
ンチエイリアース化表示用のキャラクタであって、基準
寸法を含むフォントメトリックスを持ったフォントによ
ってあるタイプ寸法で形成されているキャラクタを処理
するためのコンピュータによって実行される方法を提供
している。本方法では、出力装置より一層高い分解能に
おいて該キャラクタをレンダリングし、該レンダリング
からの出力ピクセル位置に対して元の密度値を計算し、
且つ元の密度値に対して調節関数を適用することによっ
て調節した密度値を計算し、尚、調節関数は、1つ又は
それ以上の非最大の元の密度値の範囲に対して適用され
た場合に最大の調節された密度値を計算すべく定義され
ている。別の側面においては、キャラクタをレンダリン
グステップが、出力分解能よりも一層高い分解能を持っ
た1組のランアレイラインの又はビットマップのビット
値を発生し、且つ元の密度値は、レンダリングステップ
において発生されたビット値の関数として計算される。
別の側面においては、元の密度値は、出力ピクセル位置
に対応する位置に対しレンダンリングステップにおいて
発生されたビット値の和として計算される。別の側面に
おいては、該基準寸法は、垂直又は水平なステムに対す
る標準ステム幅のスケーリング可能な量である。
【0011】別の側面においては、本方法では、調節し
た密度値から出力ピクセル位置に対するピクセル値を計
算し、尚該ピクセル値は、調節した密度値にしたがって
フォアグラウンドの色とバックグラウンドの色とを混合
させることによって計算され、且つフォアグラウンドの
色及びバックグラウンドの色は色彩の色又はグレースケ
ール値である。別の側面においては、本方法では、スケ
ールした基準寸法をスレッシュホールド値と比較し且つ
スレッシュホールド値を超える場合には該密度値を調節
するステップをバイパスする。別の側面においては、本
方法では、該フォントのキャラクタに対し再度アンチエ
イリアース化を実施することが必要である場合に、調節
した密度値をキャッシュへ格納する。別の側面において
は、該調節関数は、元の密度値とインデックス値の関数
であり、該調節関数は、インデックス値に等しいか又は
それより大きな元の密度値に対して適用された場合に、
最大の調節した密度値を計算すべく定義されている。別
の側面においては、該調節関数は、該インデックス値を
使用して、ある値に対するより高い分解能のレンダリン
グから派生される密度をマップする予め計算したテーブ
ルを選択し、尚該マップは非減少関数を定義する。別の
側面においては、該インデックス値は、ほぼ、最大密度
値×該タイプ寸法に対してスケーリングした基準寸法÷
スレッシュホールドステム幅である。別の側面において
は、スレッシュホールドステム幅は、約、1.0乃至
2.3ピクセルの範囲内である。
【0012】一般的に、別の側面においては、本発明
は、ある出力分解能を持ったラスター出力装置上にキャ
ラクタを表示するアンチエイリアース化方法を提供して
おり、該方法は、一般的に、キャラクタをレンダリング
させ、1組の密度値を計算し、該密度値をスケーリング
し、出力装置ピクセル位置に対するピクセル値を計算
し、且つ出力装置上に該ピクセル値を表示させる、上記
各ステップを有している。一般的に、別の側面において
は、本発明は、種々の側面において、本明細書に記載す
るような本発明方法を実行するための命令を含む1組の
コンピュータによって読取可能なコンピュータプログラ
ム命令を有形的に使用する、例えば、EPROM、磁気
ディスク、磁気−光学ディスク、又はCD−ROMディ
スク等のリードオンリ半導体メモリ装置等のコンピュー
タプログラム記憶装置を提供している。
【0013】本発明は、多数の利点を有している。例え
ば、本発明は、読取可能であり且つ殆ど消失又は歪を有
することのない小さなキャラクタを提供している。大き
なキャラクタのアンチエイリアース化に影響を与えるこ
となしに且つ1頁の全体的な印字要素を変更させること
なしに本発明を使用することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照して説明すると、本発
明に基づいて出力装置(例えば、モニタ又はプリンタ)
上で表示するためのキャラクタを準備するプロセスにお
いて、該キャラタに対するグラフィック記述10が、出
力装置によってサポートされているよりも一層高い分解
能を持った高分解能レンダリング20(例えば、高分解
能ビットマップ)へレンダリングされる(ステップ1
1)。グラフィック記述10は、通常、アウトラインフ
ォントプログラムである。その他の実施例においては、
グラフィック記述は、高分解能ビットマップの形態を含
むその他の形態をとることが可能であり、その場合に
は、レンダリングステップ(ステップ11)は必要では
なく且つレンダリング20の分解能はグラフィック技術
によって与えられるものとすることが可能である。アウ
トラインフォントグラッフィクス記述は、アドビシステ
ムズインコーポレイテッドを含む多数の供給者から入手
可能なレンダリングプログラムによって任意の分解能へ
レンダリングさせることが可能である。本明細書におい
て使用されるように、分解能とは、内部コンピュータ表
示又は出力装置上でのピクセルの空間密度のことであ
り、それは、しばしば、1インチ当たりのドット数で表
現される。
【0015】高分解能レンダリング20から、出力装置
分解能において密度マップ30が形成される(ステップ
21)。密度マップ30の各密度要素は、高分解能レン
ダリング20における複数個の要素(例えば、ビット)
から計算される。一実施例においては、図2及び3に示
されているボックスフィルタ(box filter)
関数があり、各密度要素の値は、その密度要素に対応す
る高分解能ビットマップビット位置のビット値の和とし
て計算される。
【0016】密度要素に対して割当てられている値は、
バクグラウンドの色からフォアグラウンドの色にわたる
トーンを表わすものと考えることが可能である。同一の
分解能を有している場合には、密度マップの各密度要素
は、出力装置上のピクセル位置に対応し、且つ密度要素
の値は、対応する出力ピクセルにおけるトーンを設定す
ることが可能である。例えば、ゼロの値を有する密度要
素の場合には、出力ピクセルのトーンは、バックグラウ
ンドの色へ設定することが可能であり、最大値を有する
密度要素の場合には、該出力ピクセルのトーンはフォア
グラウンドの色へ設定することが可能であり、且つ中間
値を持った密度要素の場合には、該出力ピクセルのトー
ンは、バックグラウンドの色とフォアグラウンドの色と
の混合である。
【0017】調節した密度マップ40は、何等かの発生
することが予測される消失効果を補償するために密度マ
ップ値を調節することによって密度マップ30から形成
される(ステップ31)。このステップは、密度マップ
を展開させた後に全体として、又はそれがそれが展開さ
れている間部分的に密度マップに関して実行することが
可能である。
【0018】最後に、各密度要素に対して対応する出力
ピクセル値を割当てることによって調節した密度マップ
40から出力ピクセルマップ即ちpixmap50が計
算される(ステップ41)。このステップは、調節した
密度マップを展開した後に全体的に調節した密度マップ
に関して実行するか、又はそれが展開中に部分的に実行
するか、又は密度マップを形成するステップと並列的に
実行することが可能である。従って、密度マップ30の
形成を開始する前に高分解能レンダリング20が完了し
ていることは必要ではなく、又調節した密度マップ40
の形成を開始する前に密度マップ30の形成が完了して
いることも必要ではなく、又は出力ピクセルマップ50
の形成を開始する前に調節した密度マップ40の形成が
完了していることも必要ではない。更に、説明の便宜上
本明細書において使用しているビットマップ、ピクセル
マップ及びテーブル以外に本発明を実施する場合にデー
タ構造を使用することも可能である。
【0019】図1b及び1cを参照すると、アンチエイ
リアース化のための従来の方法においては、キャラクタ
は出力装置によってサポートされているものよりも一層
高い分解能でビットマップ12としてレンダリングされ
る。次いで、密度マップ13が出力装置と同一の分解能
で計算される(説明の便宜上、密度マップ内においてゼ
ロの値は図示していない)。該密度マップの各要素は、
スーパーサンプリングと呼ばれるプロセスにおいて高分
解能ビットマップ12内の多数のビットの関数として計
算される。サンプルを結合させるために使用される特定
の関数はフィルタと呼ばれる。次いで、デバイスピクセ
ルマップが出力用に計算される。各デバイスピクセルは
1個の密度要素に対応している。デバイスピクセルの色
即ち値は、対応する密度要素にしたがってフォアグラウ
ントの色とバックグラウンドの色とを混合することによ
って計算される。ゼロ密度の場合には、その結果は、バ
ックグラウンドの色と等しい。最大密度の場合には、そ
の結果はフォアグラウンドの色と等しく、且つ中間密度
の場合には、その色はフォアグラウンドの色とバックグ
ラウンドの色との混合である。理解されるように、本明
細書に記載する密度は、最小値から最大値へ直線的に変
化しており、且つ例えばカラーモニタ等の典型的なカラ
ー出力装置に対する出力を発生する場合には、所望の視
覚的効果を達成するためにシステムの非線形性を考慮に
入れねばならない。
【0020】本発明を例示する例示的なビットマップ及
び密度マップを図2乃至5に示してある。図2は、2つ
のキャラクタストローク23及び24及び隣接する区域
に対する高分解能ビットマップ22を示している。この
図における丸は、キャラクタストロークに対する高分解
能ビットマップにおけるビットを表わしており、且つ十
字は出力装置によってサポートされているより低い出力
分解能を定義している。この例においては、高分解能ビ
ットマップは、x方向及びy方向の両方において出力装
置の分解能の4倍の分解能を有しており、且つ出力装置
の各密度要素及び各出力ピクセルは、高分解能ビットマ
ップ上の4×4形式で配列された16個のビットに対応
している。左側のストローク23は0.5ピクセルのス
トローク幅を有しており、右側のストローク24は0.
25ピクセルのストローク幅を有している(出力装置分
解能において)。
【0021】図3に示した密度マップ33及び34は、
図2に示したグラフィック要素に対してフィルタ関数を
適用することによって得られた結果である。多様なフィ
ルタ関数を使用することが可能であり、且つこの例にお
いて使用されている特定の関数はボックスフィルタ関数
であり、それは密度要素に対応する16個の高分解能ビ
ットマップビットの各々に対して等しいウエイトを与え
ており、且つ対応する区域内の高分解能ビットマップビ
ットの総数としてその密度要素に対する値を計算する。
然しながら、注意すべきことであるが、フィルタ関数
は、入力として、高分解能ビットマップにおけるオーバ
ーラップする範囲のビットをとることが可能であり、そ
の場合には、1個の高分解ビットの値が、1つを超える
密度要素及びそれの対応する出力ピクセルに影響を与え
ることが可能である。
【0022】図4を参照すると、調節した密度マップ4
3及び44の密度値が消失効果が発生しそうな状態にお
いて適切なコントラストを確保するために対応する密度
マップ33及び34(図3)から調節される(ステップ
31)。調節は多様な方法によって行なうことが可能で
ある。調節した密度マップ43及び44の値を計算する
場合に使用される調節関数は、各元の密度値に2を乗算
し、その結果は最大値の16へ制限される。同様に、図
5に示した調節した密度マップ53及び54を形成する
ために使用される調節関数は、各元の密度値に4を乗算
し、この場合も最大値の16に制限される。図4におい
て使用される調節は、幅広のストローク43におけるあ
る密度値が最大値に到達するが、幅狭のストローク43
のものはいずれも到達することがないのに充分なもので
ある。従って、例えば、ストローク44が標準ステム幅
のものである場合には、図5に示した調節は、図4の調
節よりも一層良好なコントラストを提供する。更に、各
スキャンライン上に最大の密度値のピクセルを有するこ
とが所望される場合には、ストローク23(図5におけ
るストローク53)の標準ステム幅に対し図4のもので
はなく図5の調節が選択される。
【0023】調節した密度マップ40は、オプションと
して、出力装置のビット深さが変化する場合であって
も、出力装置分解能に対する調節した密度値の計算のた
めに再度使用することを可能とするために、キャッシュ
内に格納することが可能である。
【0024】上述したように、元の密度値は、アンチエ
イリアース化が消失効果を発生する蓋然性がある場合
に、コントラストを増加させるために元の密度値を調節
する。一実施例においては、密度マップ30は、消失問
題が存在するものと思われる場合にのみ調節される。こ
の状況は、キャラクタフォントの基準寸法(例えば、そ
のキャラクタがレンダリングされているタイプ寸法に対
してスケーリングされた標準ステム幅)をストローク幅
スレッシュホールドと比較することによって識別するこ
とが可能である。該スレッシュホールドは、多数の方法
で得ることが可能であり、例えば、それは予め定めたも
のとすることが可能であり、又はユーザ入力によって設
定することも可能である。良好に動作することが判明し
たスレッシュホールド値は1.5出力ピクセルである。
このスレッシュホールド値が出力タイプ寸法に対してス
ケーリングした基準寸法と等しいか又はそれより大きい
場合には、以下に説明するように、元の密度マップにお
ける値が調節されて出力ピクセルの幾つかに割当てられ
ている密度値を増加させる。
【0025】1つのフォントは、通常、フォントメトリ
ックス(font metrics)を有しており、該
フォントメトリックスは、通常、該フォントがレンダリ
ングされるタイプ寸法に対してスケーリングされる1個
のキャラクタに対する標準ステム幅等のスケーリング可
能な寸法を含んでいる(フォントにおけるステムは、1
つのストローク又は1つのストロークの一部であり、典
型的に、垂直又は水平に整合している)。フォントの例
えばスケーリングした標準水平又は垂直ステム幅等のス
ケーリングしたステム幅は、通常、ストローク幅の良好
な推定値を与える。一実施例においては、標準幅のキャ
ラクタストロークのコアにおける出力画素に対する密度
値が、通常、最大密度値に対して調節され、高コントラ
ストを維持し、出力ラスター分解能と相対的に小さなタ
イプ寸法においての消失効果を回避し、従って該調節な
しの場合よりも読取ことが一層容易な出力キャラクタが
得られる。
【0026】密度マップ調節は、図6に示したようなテ
ーブル60を使用して行なうことが可能であり、該テー
ブルは、元の密度値及び調節した密度値に対するインデ
ックスをマップしている。このテーブルの左下から右上
にかけて大略対角線的な構造に注意すべきである。更
に、この実施例においては、インデックス値は最大出力
密度を表わす16に対してマップされている最も低い元
の密度値と同一である。この実施例においては、インデ
ックス(index)は次式にしたがって計算される。
【0027】index=round[20×{スケー
リングしたストローク幅+1/4}/{スレッシュホー
ルド+1/4}]−4 その結果は2乃至16の範囲に切り取られる(「スケー
リングしたストローク幅」及び「スレッシュホールド」
は、両方とも、出力装置ピクセルの単位である。スケー
リングしたストローク幅は、出力タイプ寸法に対してス
ケーリングした標準ストローク幅基準寸法(キャラクタ
スペースの単位)である)。元の密度値をより大きな範
囲の調節した密度値へマップするためにその他の関数を
使用することが可能である。選択された特定のマッピン
グ関数は、所望の結果に依存して異なる。
【0028】この実施例について、図7aに示した高分
解能レンダリングを参照して更に説明する。図7bは上
述したボックスフィルタ関数を適用した結果得られる密
度マップを示している。スケーリングした標準ステム幅
が0.5であり且つスレッシュホールドが1.5である
と仮定すると、上述した関数に従って計算されるインデ
ックスは5である。インデックスが5である場合には、
図6に示したテーブルは、元の密度値を調節した密度値
へマッピングする調節関数を定義し、且つ興味のある列
が図7cに示した調節マップ内に分離されている。
【0029】図7dは、図7bに示した元の密度マップ
に対してこの調節を適用した結果を示している。図7d
に示した調節した密度値は、標準幅のキャラクタストロ
ークのトーンとバックグラウンドの色との間の増加した
コントラストを有する出力画像を発生し、その際にそう
でなければ発生する可能性のある消失効果を減少させて
いる。
【0030】1.5ピクセルのスレッシュホールド値
は、英語のアルファベットに対するフォントの範囲に対
して優れた結果を与えることが判明した。このスレッシ
ュホールド値の使用を図7dに示してある。経験的には
2.25ピクセルの程度のより高い値は、通常、ストロ
ークが通過する各スキャンライン上において最大密度ピ
クセルを有する標準幅ストロークとなる。約1.0のよ
り低い値は、実質的に水平又は垂直である標準幅ストロ
ークに対してのみその結果を与える。
【0031】図8を参照すると、本明細書において説明
した方法は、ハードウエアにおいて、又はコンピュータ
プロセサによる実行のためにコンピュータプログラム記
憶装置内に有形的に実現されたコンピュータプログラム
製品の形態で容易に実現することが可能である。例えば
ポストスクリプト等の頁記述言語用のインタプリタを実
現する今日のプリンタ80は、プリンタランダムアクセ
スメモリ84及びプリンタリードオンリメモリ(RO
M)86上に格納されており且つプリンタプリントエン
ジン88を制御するプログラム命令(フォント命令を含
む)を実行するためのマイクロプロセサ82を有してい
る。コンピュータの必須要素は、命令を実行するための
プロセサ及びメモリであり、且つこれらは、デスクトッ
プコンピュータ90及びいずれかのプリントエンジン、
ディスプレイモニタ、又はカラー又はグレースケールピ
クセルを発生することの可能なその他のラスター出力装
置と関連して使用することの可能な本明細書において記
載した方法を実現するコンピュータプログラムを実行す
るのに適したその他のコンピュータにおいて設けられて
いる。通常、コンピュータは、リードオンリメモリとラ
ンダムアクセスメモリの両方を有している。本明細書に
記載した方法を実現するコンピュータプログラム命令を
有形的に具体化するのに適した格納装置は、例えばEP
ROM,EEPROM,フラッシュメモリ装置等の半導
体メモリ装置、例えば内部ハードディスク又はリムーバ
ブルディスク92等の磁気ディスク、磁気−光学ディス
ク、及びCD−ROMディスク等の全ての形態の非揮発
性メモリを包含している。
【0032】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、本発明の効果を減少させることなしに種々
のアンチエイリアース化技術を使用することが可能であ
る。一変形例においては、より高い分解能ビットマップ
においてのレンダリングを使用する代わりに、遷移の位
置を識別するより高い分解能においてのスキャンライン
からなるランアレイを使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 本発明に基づいてアンチエイリアース化技
術を使用してキャラクタをレンダリングする方法を示し
たフローチャート図。
【図1b】 キャラクタをアンチエイリアース化させる
典型的な従来の方法を示した概略図。
【図1c】 キャラクタをアンチエイリアース化させる
典型的な従来の方法を示した概略図。
【図2】 2つのキャラクタストローク及びそれらの隣
接区域に対する高分解能ビットマップを示した概略図。
【図3】 図2のビットマップに対する密度マップを示
した概略図。
【図4】 本発明に基づく図2のビットマップに対する
調節した密度マップの一例を示した概略図。
【図5】 本発明に基づくビットマップに対する調節し
た密度マップの一例を示した概略図。
【図6】 本発明に基づいて元の密度値を調節した密度
値へマッピングする状態を示したテーブル。
【図7a】 高分解能ビットマップを示した概略図。
【図7b】 図7aの高分解能ビットマップから形成し
た密度マップを示した概略図。
【図7c】 インデックス値5に基づいて図6のテーブ
ルから抽出した調節マップを示した概略図。
【図7d】 図7cの調節マップを図7bの密度マップ
へ適用されることにより得られる調節した密度マップを
示した概略図。
【図8】 本発明を具体化した装置を例示した概略図。
【符号の説明】
10 グラフィック記述 20 高分解能レンダリング 30 密度マップ 40 調節した密度マップ 50 出力ピクセルマップ(pixmap) 22 高分解能ビットマップ 23,24 キャラクタストローク 33,34 密度マップ 43,44 調節した密度マップ 53,54 調節した密度マップ 80 プリンタ 82 マイクロプロセサ 84 プリンタランダムアクセスメモリ 86 プリンタリードオンリメモリ 88 プリンタプリントエンジン 90 ディスクトップコンピュータ 92 リムーバブルディスク

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラスター出力装置上のアンチエイリアー
    ス化表示用のキャラクタを処理するコンピュータによっ
    て実行する方法において、 前記キャラクタを表わすために1組のラスター位置に対
    し1組の密度値を計算し、 最大密度値へ向けて範囲を拡張させるために前記1組の
    密度値をスケーリングし、その際に前記1組の密度値の
    うちの少なくとも1つが前記最大密度値となる、ことを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記出力装置がある
    分解能を有しており、且つ前記1組の密度値が、前記出
    力装置の分解能よりも一層高い分解能においての前記キ
    ャラクタのレンダリングから計算されることを特徴とす
    る方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記キャラタは、基
    準寸法を含むフォントメトリックスを持ったフォントに
    よって形成され、且つ前記密度値は、元の値の非減少関
    数として調節した値を計算することによってスケーリン
    グされ、前記関数は少なくとも1つの非最大密度値に対
    する最大の調節された密度値を計算するために定義され
    ていることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 出力ピクセル位置を持ったラスター出力
    装置上のアンチエイリアース化表示用のキャラタを処理
    するコンピュータによって実行される方法であって、前
    記キャラクタが基準寸法を含むフォントメトリックスを
    持ったフォントによってあるタイプ寸法で形成される方
    法において、 前記出力分解能よりも一層高い分解能で前記キャラクタ
    をレンダリングし、 前記レンダリングから前記出力ピクセル位置に対する元
    の密度値を計算し、 前記元の密度値に対して調節関数を適用することによっ
    て調節された密度値を計算する、上記各ステップを有し
    ており、前記調節関数が、1つ又はそれ以上の非最大の
    元の密度の範囲に対して適用された場合に最大の調節さ
    れた密度値を計算すべく定義されていることを特徴とす
    る方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記キャラクタをレ
    ンダリングするステップが、前記出力分解能よりも一層
    高い分解能を持った1組のランアレイラインの又はビッ
    トマップのビット値を発生し、且つ前記元の密度値は前
    記レンダリングステップにおいて発生されるビット値の
    関数として計算されることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記元の密度値が、
    前記出力ピクセル位置に対応する位置に対し前記レンダ
    リングステップにおいて発生されたビット値の和として
    計算されることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項4において、前記基準寸法が垂直
    又は水平なステムに対する標準ステム幅のスケーリング
    可能な量であることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項4において、更に、前記調節した
    密度値から前記出力ピクセル位置に対するピクセル値を
    計算し、前記ピクセル値は、前記調節した密度値に従っ
    てフォアグラウンドの色とバックグラウンドの色とを混
    合させることによって計算され、且つフォアグラウンド
    の色及びバックグラウンドの色は色彩の色か又はグレー
    スケール値であることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項4において、更に、前記タイプ寸
    法に対してスケーリングした基準寸法をスレッシュホー
    ルド値と比較し、且つ前記スレッシュホールド値を超え
    ている場合には前記調節した密度値を計算するステップ
    をバイパスすることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項4において、更に、前記フォン
    トのキャラクタに対して再度アンチエイリアース化を実
    施することが必要な場合に使用するために前記調節した
    密度値をキャッシュに格納するステップを有することを
    特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項4において、前記調節関数が、
    元の密度値及びインデックス値の関数であり、前記調節
    関数は、前記インデクッス値と等しいか又はそれより大
    きな元の密度値に対して適用された場合に最大の調節さ
    れた密度値を計算すべく定義されていることを特徴とす
    る方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記調節関数が
    前記インデックス値を使用して、ある値へのより高い分
    解能のレンダリングから派生される密度をマップする予
    め計算されたテーブルを選択し、尚前記テーブルが非減
    少関数を定義していることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項11において、前記インデック
    ス値が、ほぼ、最大密度値×前記タイプ寸法へスケーリ
    ングした基準寸法÷スレッシュホールドステム幅である
    ことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記スレッシュ
    ホールドステム幅が約1.0乃至2.3ピクセルの範囲
    内にあることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 出力分解能を持ったラスター出力装置
    上にキャラクタを表示させるアンチエイリアース化方法
    であって、前記キャラクタが標準ステム幅を含むフォン
    トメトリックスを持ったフォントによって形成されるア
    ンチエイリアース化方法において、 前記出力分解能よりも一層高い分解能を持った1組のラ
    ンアレイラインの又はビットマップのビット値を発生さ
    せることによって前記出力分解能よりも一層高い分解能
    で前記キャラクタをレンダリングし、 前記レンダリングステップにおいて発生されたビット値
    から1組の出力ピクセル位置に対する1組の密度値を計
    算し、 元の値に対して非減少調節関数を適用することによって
    前記1組の密度値の範囲を最大密度値へ向けて拡張させ
    るために前記1組の密度値をスケーリングし、尚前記調
    節関数は、インデックス値よりも大きな全ての元の密度
    値を含む1つ又はそれ以上の非最大の元の密度値の範囲
    に対して適用された場合に最大の調節された密度値を計
    算すべく定義されており、 各ピクセル値に対応する調節された密度値にしたがって
    フォアグラウンドの色とバックグラウンドの色とを混合
    させることによって前記調節された密度値から出力装置
    ピクセル位置に対するピクセル値を計算し、尚フォアグ
    ラウンドの色及びバックグラウンドの色は色彩の色か又
    はグレースケール値であり、 前記ピクセル値を前記出力装置上に表示させる、上記各
    ステップを有することを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 ラスター出力装置上のアンチエイリア
    ース化表示用のキャラクタを処理するための命令を有す
    る1組のコンピュータによって読取可能なコンピュータ
    プログラム命令を有形的に実現する装置によって読取可
    能な記憶装置において、前記1組の命令が、 前記キャラクタを表わす1組のラスター位置に対する1
    組の密度値を計算するための命令、及び最大密度値へ向
    けて範囲を拡張させるために前記1組の密度値をスケー
    リングするための命令、を有しており、前記1組の密度
    値のうちの少なくとも1つが最大密度値となることを特
    徴とする記憶装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記出力装置が
    ある分解能を有しており、且つ前記1組の密度値をスケ
    ーリングする命令が、前記出力装置の分解能よりも一層
    高い分解能において前記キャラクタのレンダリングから
    計算することを特徴とする記憶装置。
  18. 【請求項18】 請求項16において、前記キャラクタ
    は基準寸法を含むフォントメトリックスを持ったフォン
    トによって形成され、且つ前記1組の密度値をスケーリ
    ングする命令は、元の値の非減少関数として調節された
    値を計算し、前記関数は少なくとも1つの非最大の密度
    値に対し最大の調節した密度値を計算すべく定義されて
    いることを特徴とする記憶装置。
  19. 【請求項19】 出力ピクセル位置を持ったラスタ出力
    装置上のアンチエイリアース化表示用のキャラクタであ
    って、基準寸法を含むフォントメトリックスを持ったフ
    ォントによってあるタイプ寸法で形成されるキャラクタ
    を処理するための命令を有する1組のコンピュータによ
    って読取可能なコンピュータプログラム命令を有形的に
    実現する装置によって読取可能な記憶装置において、前
    記1組の命令が、 前記出力分解能よりも一層高い分解能で前記キャラクタ
    をレンダリングさせる命令、 前記レンダリングから前記出力ピクセル位置に対し元の
    密度値を計算するための命令、 元の密度値に対して調節関数であって1つ又はそれ以上
    の非最大の元の密度値の範囲に対して適用された場合に
    最大の調節された密度値を計算すべく定義されている調
    節関数を適用することによって調節した密度値を計算す
    るための命令、を有していることを特徴とする記憶装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記キャラクタ
    をレンダリングさせる命令は、前記出力分解能よりも一
    層高い分解能を持った1組のランアレイラインの又はビ
    ットマップのビット値を発生させ、元の密度値を計算す
    るための命令が、前記レンダリング命令によって発生さ
    れるビット値の関数を計算する、ことを特徴とする記憶
    装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記元の密度値
    が前記出力ピクセル位置に対応する位置に対し前記レン
    ダリングステップにおいて発生されるビット値の和とし
    て計算されることを特徴とする記憶装置。
  22. 【請求項22】 請求項19において、前記基準寸法が
    垂直又は水平なステムに対する標準ステム幅のスケーリ
    ング可能な量であることを特徴とする記憶装置。
  23. 【請求項23】 請求項19において、更に、前記調節
    した密度値から前記出力ピクセル位置に対するピクセル
    値を計算する命令を有しており、前記ピクセル値は、前
    記調節した密度値にしたがってフォアグラウンドの色と
    バックグラウンドの色とを混合させることによって計算
    され、且つフォアグラウンドの色及びバックグラウンド
    の色は色彩の色か又はグレースケール値であることを特
    徴とする記憶装置。
  24. 【請求項24】 請求項19において、更に、前記タイ
    プ寸法にスケーリングさせた基準寸法をスレッシュホー
    ルド値と比較し、且つ前記スレッシュホールド値を超え
    る場合には調節した密度値を計算するステップをバイパ
    スする命令を有していることを特徴とする記憶装置。
  25. 【請求項25】 請求項19において、更に、フォント
    のキャラクタに対して再度アンチエイリアース化を実施
    することが必要である場合に使用するために前記調節し
    た密度値をキャッシュへ格納する命令を有していること
    を特徴とする記憶装置。
  26. 【請求項26】 請求項19において、前記調節関数
    は、元の密度値とインデックス値の関数であり、前記調
    節関数は、前記インデクッス値に等しいか又はそれより
    大きな元の密度値に対して適用される場合に最大の調節
    された密度値を計算すべく定義されていることを特徴と
    する記憶装置。
  27. 【請求項27】 請求項26において、前記調節関数
    は、前記インデックス値を使用してある値に対するより
    高い分解能レンダリングから派生する密度をマップする
    予め計算したテーブルを選択し、前記テーブルが非減少
    関数を定義することを特徴とする記憶装置。
  28. 【請求項28】 請求項26において、前記インデック
    ス値が、約、最大密度値×前記タイプ寸法へスケーリン
    グした基準寸法÷スレッシュホールドステム幅であるこ
    とを特徴とする記憶装置。
  29. 【請求項29】 請求項28において、前記スレッシュ
    ホールドステム幅が約1.0乃至2.3ピクセルの範囲
    内にあることを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】 出力分解能を持ったラスター出力装置
    上にキャラクタであって、標準ステム幅を含むフォント
    メトリックスを持ったフォントによって形成されるキャ
    ラクタを表示させるための命令を有する1組のコンピュ
    ータによって読取可能なコンピュータプログラム命令を
    有形的に実現する装置によって読取可能な記憶装置にお
    いて、 出力分解能よりも一層高い分解能を持った1組のランア
    レイラインの又はビットマップのビット値を発生するこ
    とによって前記出力分解能よりも一層高い分解能におい
    て前記キャラクタをレンダリングさせるための命令、 前記レンダリング命令によって発生されたビット値から
    1組の出力ピクセル位置に対する1組の密度値を計算す
    るための命令、 インデックス値よりも大きな全ての元の密度値を含む1
    つ又はそれ以上の非最大の元の密度値の範囲に対して適
    用した場合に最大の調節された密度値を計算すべく定義
    されている非減少調節関数を元の値に適用することによ
    って前記1組の範囲を最大の密度値に向けて拡張させる
    ために前記1組の密度値をスケーリングするための命
    令、 各ピクセル値に対応する調節した密度値にしたがって色
    彩の色又はグレースケール値であるフォアグラウンドの
    色とバックグラウンドの色とを混合させることによって
    前記調節した密度値から出力装置ピクセル位置に対する
    ピクセル値を計算するための命令、 前記ピクセル値を前記出力装置上に表示させる命令、を
    有することを特徴とする記憶装置。
JP9010845A 1996-01-25 1997-01-24 アンチエイリアース化におけるコントラスト調節 Withdrawn JPH1026972A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US08/591924 1996-01-25
US08/591,924 US5929866A (en) 1996-01-25 1996-01-25 Adjusting contrast in anti-aliasing

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JPH1026972A true JPH1026972A (ja) 1998-01-27

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