JP2006171675A - シルエット化グレーフォント発生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】グレースケールで表示する文字セットを発生する方法、コンピュータGUIツール、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】各文字に含まれる筆画(又はグリフ)をシルエット化表示法で定義する。それは6つのステップを含む。第1ステップは各文字が一またはそれ以上の筆画(又はグリフ)を含む一の文字セットを表示する。すべての筆画(又はグリフ)は一組の基本筆画(又はグリフ)で表され、各基本筆画(又はグリフ)は形状が類似する筆画(又はグリフ)を代表する。第2ステップは各基本筆画(又はグリフ)がシルエット化表示法で定義される。第3ステップは各文字を構成する各筆画(又はグリフ)がシルエット化表示法で定義される。第4ステップは文字セットをグレースケールで表示する。第5ステップは文字が正しく表示されたかを検証し、第6ステップはもし文字の見栄えがよくなければ第2ステップに戻り繰り返す。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷のための文字又はその他の記号のデジタル表示に関し、特に、シルエット化されたグレーフォントを発生させるためのシステム、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
アジア文字のフォント(「アジアフォント」という。)を発生させるためのシステムは数多くある。アジアフォントは、アジア言語における文字を代表する数多くの表意文字から成っている。アジア言語にはたくさんの文字が含まれているものと思われる。例えば、中国語には2万超の異なる文字が含まれている。
アジアフォントにおいて文字パターンを発生させる従来のコンピュータ技術の一つは、アウトラインフォントを使用するものである。このシステムは、アドビシステムズ社による「ポストスクリプト言語のチュートリアル及びクックブック」という本に記載されている(アジソン・ウェスレイ出版、1985年)。
この方法において、文字パターンの輪郭(outline)は、直線と曲線の集合体として記憶される。この技術に関してはいくつかの不利な点がある。第1に、異なったフォントの輪郭が数万の異なる文字に対してそれぞれ定義され、かつ、記憶されなければならないため、メモリの記憶容量は相対的に高いものとなることである。第2に、高い解像度で記憶されたフォントの輪郭は、高い解像度で表示する場合にのみ適しており、相対的に低い解像度において高品質に表示させるのには適していない。
アジアフォントを発生させる他の方法は筆画(stroke)ベースの文字パターンデータを使用するものであり、1つの文字に含まれる各筆画は別々に定義されている。一つの文字は、通常は、互いに重なったり交差したりする複数の筆画によって構成されている。
筆画ベースの文字データは、キーポイント、幅値(width values)、特徴点(feature points)及び曲線比率(curve ratios)から成り立っており、それらによって各筆画の輪郭が定義される。筆画ベースの文字データの作成及び表示については、参考文献として挙げられている下記特許文献1乃至3に詳細に述べられている。筆画ベースの技術はフォントのために要するメモリ容量を減らすのに適している。さらに、筆画ベースの文字フォントは、高解像度及び低解像度の両方においても、常に高品質になるように調整されて表示することが可能である。
さらに、アジアフォントを発生させる他の方法は、グリフ(glyph)ベースの文字パターンデータを使用するものであり、1つの文字にある各グリフは別々に定義されている。
1つのアジア文字は、通常、1又はそれ以上のグリフから成っており、さらに各グリフは1又はそれ以上の筆画から成っている。例えば、一つの文字の中で互いに交差したり重なり合ったりしているいくつかの筆画によって、複雑で総体的な幾何学形状が形作られるが、それがグリフである。
グリフベース方式において、各グリフは、上述の筆画ベース方式のように、キーポイント、幅値、特徴点及び曲線比率によって定義される。グリフベースの文字パターンデータの構築及び表示は、参考文献として挙げられている下記特許文献4及び5に詳細に述べられている。
パネルディスプレイ技術の出現により、文字はグレーレベルのイメージとして、携帯電話、PDA及び他の電子機器の画面に表示に表示可能となった。以前は、文字は、各画素を白か黒で表示する二値化イメージドットマトリクス画面に表示されていた。
一方、グレーレベルスクリーンは、各画素を黒(レベル値0)から白(レベル値255)までの範囲の任意のグレーレベル(又はグレー値:Gray Value)で表示することが可能である。グレーレベルスクリーンにおける二値化イメージとして定義された文字を表示すると、そのテキストイメージはしばしばひどく劣化したものとなる。これは特にアジア文字に当てはまり、比較的複雑な幾何学的形状を有する文字において起こりやすい。例えば、図1Dに示された漢字9(葵)の場合である。図1Eは文字9の部分12をグレーレベルスクリーンに表示するための典型的な方法を表したものである。図1Eは、文字9の部分12を4つの画素(16a〜16d)で表したものである。画素16bに関して言えば、文字9によって占められる部分の面積A1と、文字9によって占められない部分の面積A2が計算される。次に、画素16bに対するグレー値は、次の式1によって求められる。
グレー値=(A1×黒+A2×白)/(A1+A2)・・・(式1)
ここでは、上述の式1のような、特定の画素に対するグレー値を得るための計算を、「グレー値計算(gray value calculation)」と呼ぶこととする。
図1A及び図1Bは、筆画20及び22を含む文字10の部分14をグレーレベルスクリーンに表示するために式1を適用した例を示すものである。
図1Bは、筆画20及び22を含む文字10の部分14を構成している4列(18a〜18d)の16個(4×4)の画素を示している。同図に示されるように、筆画20は画素列18aの50%を占めるとともに、隣接する画素列18bの50%を占めている。同様に、筆画22は画素列18cの50%を占めるとともに、隣接する画素列18dの50%を占めている。
従って、4つの画素列(18a〜18d)のそれぞれのグレー値は全部等しくなり、次の式2から算出される。
グレー値=0.5×黒+0.5×白・・・(式2)
結局、図1Bの24に示すように、各画素列(18a〜18d)は同じ色合いのグレーに塗られ、筆画20と22は互いに溶け合い、区別ができなくなる。図1Cは、図1Aの文字10を従来の方法でグレーレベルスクリーンに表示した場合の劣化した文字10”を示したものである。図1Cに示すように、元の文字10の部分14の水平方向に伸びている筆画は互いに混じり合い、ほとんど識別できない文字として表示されてしまう。
米国特許第5,852,448号明細書 米国特許第6,151,032号明細書 米国特許第6,157,390号明細書 米国特許第6,501,475号明細書 米国特許第6,661,417号明細書
二値化イメージドットマトリクス画面だけでなく、グレーレベルスクリーンにも高品質で表示可能なフォントを発生させるためのシステム、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体が求められている。
本発明は、二値化イメージドットマトリクス画面だけでなく、グレーレベルスクリーンにも高品質で表示可能なシルエット化グレーフォントを発生させるためのシステム、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するものである。
本発明の一実施例では、シルエット化された一組の基本筆画を定義する(発生させる)のための方法を提供しており、その方法は文字セットを定義するためにも使用される。その方法は、まず、一又はそれ以上の筆画からなる一組の文字セットを呼び出す。これらの筆画のうち似たものは組を成す。類似性のあるトポグラフィ(topography)を有する筆画の組(set)に対しては、類似性のあるトポグラフィを有する筆画を最もよく代表する基本筆画が定義される。その定義の方法は上述の特許文献1〜3に記載されている方法による。換言すれば、抽出された文字の組に含まれるすべての筆画は少なくとも一つの基本筆画によって表される。それぞれの基本筆画は、上記特許文献1〜3に記載されているように、キーポイント、幅値、特徴点及び曲線比率によって定義される。
各基本筆画に対して、フォントデザイナーはシルエットコードを割り当てるが、そのシルエットコードはグレー値を計算するための前記基本筆画の部分を定義するものである(例えば、上記式1の式における画素中の占有面積を計算するのに、基本筆画のどの部分が使用されるのかを決めることに相当する。)。
例えば、前記シルエットコードは、水平方向に伸びている基本筆画の上半分または下半分の部分のみをグレー値の計算に使用するように定義する。グレー値の計算に使用されるエリアは、「シルエットエリア」と呼ばれる。
フォントデザイナーはそれぞれの基本筆画に対して相応しいシルエットコードを選択する。その結果、当該基本筆画およびその基本筆画に代表されるすべての類似の筆画は、グレーレベルスクリーンに表示される場合にも正しく見えるようになる。
本発明の一つの実施例においては、それぞれの基本筆画に割り当てられたシルエットコードは、その基本筆画で代表されるすべての類似性のあるトポグラフィを持つ筆画に対しても自動的に割り当てられる。そして、フォントデザイナーは、シルエットコードが割り当てられた1又はそれ以上の筆画から成るすべての文字がグレーレベルスクリーンに正しく表示されることを見て確かめる。もし正しく表示されていなければ、すべての文字がグレーレベルスクリーンに正しく表示されるようになるまで、前記フォントデザイナーは基本筆画に対するシルエットコードの定義をやり直す(当然ながら、それぞれの基本筆画に代表されるすべての類似性のあるトポグラフィを持つ筆画に対しても自動的に再定義される)。一旦すべての文字が正しく表示されることを確かめると、フォントデザイナーはその基本筆画をシルエットコードと関連付けて保存する。
本発明の一面では、シルエット化された基本筆画を定義する方法に含まれる工程は、コンピュータのGUI(Graphical User Interface)ツールを用いた手作業か、適当な画像解析技術を用いて自動又は半自動で行われる。この点に関して、本発明ではコンピュータ用のGUIツール及び方法の様々な具体例を実現するための指令が格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
本発明の他の一面では、シルエット化された文字を表示する方法が提供される。各文字は一又はそれ以上の筆画から成り、各筆画は、上述のようにキーポイント、幅値、特徴点、曲線比率及びシルエットコードによって定義される。文字を形作る各筆画に対して、前記方法は、キーポイント、幅値、特徴点及び曲線比率によって筆画の輪郭を描写する。
また、各筆画に割り当てられたシルエットコードは、各画素における占有区域を定義するために、各画素に投影される筆画の“シルエットエリア”を決定するために使用される。各画素における占有面積は、画素のグレー値を決定するための計算式(上記式1)に使用される。最終的に、その方法は、計算されたグレー値によって各画素を満たす(塗る)。
さらに、本発明は、表示されたテキストイメージのジャギー(ギザギザ)を減らして表示する「アンチエイリアシング」の方法を提供する。このアンチエイリアシング法は、各画素を囲むイメージトポグラフィの解析を必然的に含む。それゆえ、最良のアンチエイリアシング効果を生むために予め定義されている重み付けのマトリクスは、解析されたトポグラフィに基づいて選択される。それから、選択された重み付けのマトリクスは、画素に対するアンチエイリアシング処理されたグレー値を計算するのに用いられる。
本発明に係るシルエット化グレーフォント発生方法によれば、二値化イメージドットマトリクス画面だけでなく、グレーレベルスクリーンにも高品質で表示可能なフォントを発生させることができる。
図2は本発明の様々な方法を実施することができる典型的なコンピュータ環境を図示したものである。ディスプレイ27を含み、印刷装置28が接続された汎用のデジタルコンピュータ26は、本発明の様々な方法を実施するのに十分な性能を持っている。ディスプレイ27、印刷装置28及び他の出力装置(モニタ、プロッタ等)は、本発明によって発生させられたフォントを表示、印刷したり、別の方法で出力したりする。当業者にとっては自明のことであるが、ネットワークやメインフレームに基づいたシステムのような他のコンピュータシステムも、本発明に係る方法を実施するのに用いてもよい。
以下は、一又はそれ以上の筆画から成る文字を定義したり表示したりするのに適用される本発明について述べられているが、本発明は一又はそれ以上のグリフから成る文字を定義したり表示したりするのにも同様に適用できることは分かるであろう。
上述の背景技術のところでも述べたように、「グリフ」は文字の補助的な構成単位(subunit)であり、一又はそれ以上の筆画から成る。筆画もグリフも同様に、キーポイント、幅値、特徴点及び曲線比率によって定義される。それゆえ、基本筆画によって文字を定義したり表示したりすることに関する下記の議論が、基本グリフによって文字を定義したり表示したりすることにそのまま拡張できることについて、当業者から評価を受けるべきである。したがって、ここで用いられている「筆画(stroke)」という語句は、文の前後の関係から判断できる限りにおいて、筆画とグリフの両方を包含するものである。
図3Aは、上記特許文献1乃至3に述べられているように、キーポイント(K及びK)、幅値(W)、特徴点(f1、f2、f3及びf4)及び曲線比率(図示せず)によって定義された基本筆画30を表したものである。引用された特許に詳細に述べられているように、アジア言語の特徴の一つは多くの筆画が多くの文字にまたがって使用されているということである。言い換えると、似たような形の筆画、例えば図3Aに示すような水平方向に伸びる直線の筆画30は、複数の文字において使用されている。図1Aの文字10の中の筆画20及び22を例としてあげたように、似た形状を有する複数の筆画が一つの文字の中に使用されている。さらに、引用した前記特許に記載されているように、似た形状を有する筆画の組は「基本筆画」によって代表される。各基本筆画は、まずキーポイントと幅値によって定義される。キーポイント(K及びK)は基本筆画の端(edges)、交点または曲がった部分に置かれるため、キーポイントが移動すると基本筆画の外形が変化することになる。幅値(W)は基本筆画の中の位置に置かれるので、幅値を変えると基本筆画の外形が変わることになる。
各基本筆画は、キーポイントと幅値とを基にして特徴点を求める計算式によって関連付けられる。図3Aの例では、特徴点(f1、f2、f3及びf4)は以下に示す式3の式で求められる。
(式3)
f1=K+W/2
f2=K−W/2
f3=K+W/2
f4=K−W/2

このように、特徴点はキーポイントと幅値に対する空間的な関係を予め定義する。示したように、特徴点は一般的には基本筆画の輪郭の上に置かれるが、その位置において輪郭はその方向又は曲率を変える。さらに、各基本筆画は、様々な解像度にあわせて定義された曲率(curve ratios)と関連付けられ、特定の出力装置の解像度によって決まる二つの連続した特徴点間の曲線部分(curve segments)を作り出すように設計される。曲率の使用に関する詳細は上記関連特許に開示されている。
各基本筆画には筆画IDが割り当てられている。定義された各基本筆画は、キーポイントを移動したり幅値を変えたりすることによって、その基本筆画と類似する形状を有する他の基本筆画を定義するのに用いられる。
特定の筆画の形状を新しく定義するために、ある一つの基本筆画のキーポイントや幅値を若干変更してモディファイすると、それらに関連付けられる特徴点は、前記基本筆画に関係する計算式(例えば、上記式3)に基づいて自動的に再計算される。さらに、新しい曲線部分は、予め定義された曲率に従って再計算された特徴点と、ある出力装置の解像度レベルに依存して再計算された特徴点との間に形成される。ある基本筆画に基づいて、それに類似の形状を持つ筆画を定義することに関する詳細は、前記関連特許にも開示されている。
上記背景技術の項でも述べたように、二値化イメージドットマトリクス画面に表示するように定義された筆画をグレーレベルスクリーンに表示すると、テキストイメージの品質はひどく劣化する。かくして、本発明の一実施例によれば、各基本筆画(今後は、その基本筆画によって代表されるすべての類似形状の筆画も含めるものとする。)にはさらにシルエットコードが割り当てられる。該シルエットコードは各筆画内におけるシルエット配置(distribution)または“シルエットエリア”を定義するものである。
図3Bは二つの筆画34及び36に対して、それぞれ異なる二つのシルエットコード"10"及び"01"を割り当てたところを示すものである。シルエットコードはグレーレベルスクリーンの画素に投影される各筆画の中のシルエットエリア(又はグレーエリア)を定義するのに用いられ、それゆえ各画素のグレーレベルの計算に使用される。
図示した例では、筆画34にはシルエットコード"10"が割り当てられる。この場合、シルエットコード"10"は、4点(K,f,f,K)によって囲まれた上半分の部分34aが表示のためのグレー値計算に関係する“シルエットエリア”であることを意味する。
換言すれば、シルエットエリアは、各筆画の輪郭(outline)を定義するのと同様に、キーポイント、幅値、特徴点及び曲率によって定義することができる。
これに対して、下半分の部分34bはシルエットエリアではなく、それゆえ、部分34bの画素には影が付けられていない(すなわち、部分34bのどの画素もグレー値の計算の目的のためには考慮に入れられない。)。
筆画36にはシルエットコード"01"が割り当てられる。この場合、シルエットコード"01"は、上半分の36aは非シルエットエリアであり、4点(K,K,f,f)によって囲まれた下半分の部分36bが表示のためのグレー値計算に関係するシルエットエリアであることを意味する。
シルエットコードについての前述の記述は非常に好適なものであり、シルエットエリアは基本筆画の形状により、またそれらの適用のしかたによって様々な方法で定義されるものであることが、当業者には理解されるはずである。
本明細書の記述では、シルエットコードは、筆画のどの部分がグレー値の計算に使用されるのかを指摘するために、各筆画に付けた表示(indication)を意味するものである。各筆画のシルエットコードは前記筆画のIDと関連付けられて記憶される。
図3Cは、図1Aの文字10にある二つの筆画20及び22を、画素列18a〜18dから成るグレーレベルスクリーンに表示した場合を示しており、それぞれの筆画には図3Bの例にあるシルエットコード"10"が割り当てられている。
各筆画にはコード"10"が割り当てられているため、その上半分のみが各画素のグレー値を決定するためのグレー値計算に使用され、二つの筆画(20,22)は、図3Cの39に示すように、互いに明確に識別できるように表示される。この結果は、各筆画の下半分である非シルエットエリアのどの画素もグレー値の計算には用いられないために起こり得るものであり、白色のように色が省略されている。
かくして、シルエット化表示で定義された筆画から成る文字は、グレーレベルスクリーンにおいてさえ正しく表示される。例えば、前述されたシルエット化表示技術は、図1Aの文字10に含まれる筆画20及び22が(図1Cのように)合体しないようにするために利用することができる。
図4はシルエット化表示のための基本筆画セットを定義(作成又は発生)する方法を示すフローチャートであり、文字セットを定義するのにも使用される。
ステップS40において、フォントデザイナーは、シルエット化表示の定義をすべき文字セットを(様々なドットマトリクスサイズで)表示させる。フォントデザイナーは商用のためのフォントデータベースの構築を試みる典型的なグラフィックデザイナーである。
その文字セットにおける各文字は、一又はそれ以上の筆画から成り、すべての筆画は似た形状を有する筆画の組に分類される。似た形状を有する筆画のセットのそれぞれについて、似た形状を有する筆画群を最もよく代表する一つの筆画が、キーポイント、幅値、特徴点及び曲率によってあらかじめ定義される。
ステップS42においては、前記フォントデザイナーはシルエット化表示のための各基本筆画を定義する。例えば、デザイナーは、基本筆画によって代表される筆画が各文字の中の他の筆画との関係においてどのように見えるのかを考慮しつつ、各筆画中のシルエットエリアの最も良い定義の仕方についてマニュアルで視覚的に確かめる。一つの例として、もしある筆画がその文字に含まれる他の筆画と隣り合わせに位置している場合は、第1の筆画の中の第2の筆画に近い方の側が(第2の筆画との)混合(図1Cに示すような筆画どうしの“くっつき”のこと。)を避けるための非シルエットエリアとみなされる。かくして、指定されたシルエットエリアと非シルエットエリアに対応した適切なシルエットコードが基本筆画に対して割り当てられる。各基本筆画に割り当てられたシルエットコードは、前記基本筆画で代表される類似形状の筆画のすべてに対して自動的に割り当てられるようにしてもよい。
ステップS44においては、フォントデザイナーはシルエット化された文字セットを表示する。特に、その文字に含まれる各筆画はシルエットコードと関連付けられており、各筆画はそのシルエットコードに応じてグレーレベルスクリーン上に表示される。換言すれば、各筆画の中のシルエットエリアを占める画素エリアのみが画素のグレー値を得るためのグレーレベルの計算に使用される。
ステップS46においては、フォントデザイナーはすべての文字が正しく表示されているかどうか、すなわち、お互いにくっついている筆画がないか、あるいはシルエット化された文字が判別不能になっていないかどうかを視覚的に確かめる。もし、フォントデザイナーが満足すればフォント文字セットを定義する方法は終了する。
その一方で、もしフォントデザイナーが満足しなかったら、ステップS42に戻り、デザイナーは、シルエットエリア及び/又は非シルエットエリアの指定を変更することによって、少なくともいくつかの基本筆画をシルエット化表示で再定義する。前述のように、ある基本筆画のシルエットエリアの定義は、そのまま前記基本筆画で代表される類似形状の筆画のすべてに対して自動的に割り当てられるようにしてもよい。そして、ステップS44においては、フォントデザイナーは再定義された文字セットをシルエット化表示で表示し、ステップS46では、フォントデザイナーは再定義されたすべての文字がグレーレベルスクリーン上に正しく表示されているかどうかを視覚的に確かめる。このプロセスは、ステップS46において、デザイナーが表示された文字の見栄えに満足するまで繰り返される。
本発明の別の局面(aspect)によれば、シルエット化表示で文字を表示する方法は供給されている。図5はそのような方法の一実施例を示すフローチャートである。例えば、図5の方法は図4のステップ42において使用できる。図5に示されたステップは、グレーレベルスクリーンのようなグレー値出力装置に文字を表示するためのコンピュータに備えられたイメージ表示プログラム/エンジンによって実現される。
ステップS52において、特定のドットマトリクスサイズに応じて表示されるべき文字イメージをrun-length法でコード化する。図6Aを参照すると、例えば、6×6のドットマトリクス60上で、run-length法によるイメージデータは矢印67に沿って画素をスキャニングすることによって得られる。図示された例では、漢字イメージ64がドットマトリクス60上に表示されている。
図5のステップS54においては、ドットマトリクス60の中の各ピクセルに対して、シルエット化表示法による各画素のグレー値を求めるための適当なアルゴリズムが使用される。例えば、式1を使用してもよいが、各筆画のシルエットエリアに当たる部分のみが
上記式1の”A1”を構成することに注意すべきである。各画素の計算されたグレー値はステップS59において文字を表示するのに使用される。
さらには、本発明の一実施例によれば、表示された文字画像のギザギザ(jaggedness)を減らすためのアンチエイリアシング法が実行できる。このアンチエイリアシング法は、図5のステップS56及びS58において実行される。画像が表示された際に生じるエイリアシング(即ち、ギザギザのこと。)を減らす方法は、この技術分野ではいろいろと知られている。図6Bはそのうちの一つの方法を図示したものであるが、3×3の画素領域70に含まれる9つの画素P〜Pのそれぞれにはグレー値が割り当てられており、中央の画素Pのグレー値はアンチエイリアシングの目的のために再計算される。
9つの画素P〜Pの各グレー値は、上記図5のステップS54にもあるように、適切なアルゴリズムに従って計算される。中央の画素Pに対するアンチエイリアス処理されたグレー値P'を得るために、中央の画素Pを囲む画素領域70の各画素のグレー値に所定の重み(それらは一まとめにして、重み付けマトリクス(W)72として図6Bに示されている。)を乗じ、それらの和を重みの合計(マトリクスの全要素の和)で割り算する。その計算式を式4に示す。
Figure 2006171675
この技術分野で良く知られているように、重みWのマトリクスは典型的にはガウス分布に従って定義される。先行技術による方法では、アンチエイリアス処理されたグレー値を計算するのに、すべての画素に対して同じ重み付けマトリクスが使用されている。
一方、本発明では、ある画素を囲んでいる文字イメージに特有のトポグラフィ(topography)に対応して、複数の重みマトリクスが予め定義されている。特に、図5のステップS56においては、各画素に対し、その画素の周りの文字イメージのトポグラフィを解析し、そのトポグラフィに対して最高のアンチエイリアシング効果を発揮するように予め定義された重み付けマトリクスが選択される。そして、ステップS58においては、その画素に対して前記の選択された重み付けマトリクスを用いて、アンチエイリアシング処理されたグレー値を計算する。
さらに図6Aを参照しつつ、文字イメージ64の一部が表示される画素66及び68に着目してみよう。図6C及び図6Dは、それぞれ画素66及び68のアンチエイリアシング処理されたグレー値を計算する方法を示すものである。
図6Cにおいて、画素66を囲む3×3の画素領域に着目し、画素66を中心とする文字イメージ64のトポグラフィを解析する。この解析は、例えば、3つの画素列74a、74b及び74cのそれぞれについて、右端の画素78のグレー値から左端の画素76のグレー値を引くことによって行われる。その結果は、80に示すように、ゼロ、正(プラス)、又は負(マイナス)のいずれかに分類され、これらの3つの値は、ひとまとめとしてこの画素領域に対するトポグラフィの指標(index)を形成する。
図6Cの例では、前記トポグラフィの指標は[0,+,+]であり、これは前記画素領域の一般的なトポグラフィを表すものである。前記の特定のトポグラフィ指標に基づいて、このタイプのトポグラフィに対して最高のアンチエイリアシング効果を発揮するように予め定義された重み付けのマトリクスW(82)が選択される。それから、上記式4におけるマトリクスWを新たなマトリクスW(82)に代えた式を用いて、中央の画素66に対するアンチエイリアシング処理されたグレー値が計算される。
同様に、図6Dにおいて、画素68を囲む3×3の画素領域に着目すると、3つの画素列83a、83b及び83cのトポグラフィは、結局[−,−,−]のトポグラフィ指標84を形成する。前記のトポグラフィ指標84に基づいて、前記指標84で代表されるタイプのトポグラフィに対して最高のアンチエイリアシング効果を発揮するように予め定義された重み付けのマトリクスW(86)が選択される。それから、上記式4におけるマトリクスWを新たなマトリクスW(86)に代えた式を用いて、中央の画素68に対するアンチエイリアシング処理されたグレー値が計算される。
適当な画像解析技術を用いることにより、文字イメージのトポグラフィを決定し解析する他の様々な方法が可能であり、それらの方法は本発明の範囲内に含まれることは、当業者であれば理解できることである。さらには、ある特定のタイプのトポグラフィに対する最良の重み付けマトリクスが様々な画像解析技術を用いるか、及び/又は経験的に定義することは可能である。
本発明の様々な方法は、GUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)を用いたCADツールによって実施可能である。たとえば、GUIツールは他の様々なOS(Operating System)で実施可能であるが、Windows(登録商標)をベースとするOSで動作するGUIツールを使用してもよい。CADツールによって実現可能などんな方法の一又はそれ以上のステップも画像解析技術を用いて自動的に実現できることに注意すべきである。
本発明の好ましい実施の形態について図示し、説明を行ってきたが、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の精神及び意図を逸脱しない範囲において様々な変更が可能である。
従来の二値化イメージドットマトリクス画面に表示するために定義されたアジア文字フォントをグレーレベルスクリーンに表示する際に遭遇する問題点を説明するための図である。 従来の二値化イメージドットマトリクス画面に表示するために定義されたアジア文字フォントをグレーレベルスクリーンに表示する際に遭遇する問題点を説明するための図である。 従来の二値化イメージドットマトリクス画面に表示するために定義されたアジア文字フォントをグレーレベルスクリーンに表示する際に遭遇する問題点を説明するための図である。 従来の二値化イメージドットマトリクス画面に表示するために定義されたアジア文字フォントをグレーレベルスクリーンに表示する際に遭遇する問題点を説明するための図である。 従来の二値化イメージドットマトリクス画面に表示するために定義されたアジア文字フォントをグレーレベルスクリーンに表示する際に遭遇する問題点を説明するための図である。 本発明に係る方法を実施するために用いるのに適したシステム又はコンピュータGUIツールを表したブロック図である。 キーポイント、幅値及び特徴点によって定義された基本筆画を図示したものであり、さらに、本発明の一実施例に従って各筆画に割り当てられたシルエットコードを示すものである。 キーポイント、幅値及び特徴点によって定義された基本筆画を図示したものであり、さらに、本発明の一実施例に従って各筆画に割り当てられたシルエットコードを示すものである。 キーポイント、幅値及び特徴点によって定義された基本筆画を図示したものであり、さらに、本発明の一実施例に従って各筆画に割り当てられたシルエットコードを示すものである。 本発明に係るシルエット化されたグレーフォントの定義方法の一実施例を示すフローチャートである。 本発明に係るシルエット化されたグレーフォントの表示方法の一実施例(アンチエイリアシング法による)を示すフローチャートである。 表示された文字イメージのギザギザを減らすためのアンチエイリアシングの方法の実施例を図示したものである。 表示された文字イメージのギザギザを減らすためのアンチエイリアシングの方法の実施例を図示したものである。 表示された文字イメージのギザギザを減らすためのアンチエイリアシングの方法の実施例を図示したものである。 表示された文字イメージのギザギザを減らすためのアンチエイリアシングの方法の実施例を図示したものである。

Claims (19)

  1. グレースケールで表示される文字セットを作成するシルエット化グレーフォント発生方法であって、前記文字セットの中の各文字は一又はそれ以上の筆画若しくはグリフを含み、該筆画若しくはグリフはシルエット化表示用に定義されているとともに、前記方法は以下の(a)〜(e)の各ステップを含むことを特徴とするシルエット化グレーフォント発生方法。
    (a)各文字が一又はそれ以上の筆画若しくはグリフを含み、該すべての筆画若しくはグリフは一組の基本筆画若しくはグリフによって代表され、各基本筆画若しくはグリフは類似形状を持つ筆画もしくはグリフをトポグラフィ的に代表するような文字セットを表示するステップ;
    (b)前記各基本筆画若しくはグリフをシルエット化表示用に定義するステップ;
    (c)前記一組の基本筆画もしくはグリフによってトポグラフィ的に代表される一又はそれ以上の筆画若しくはグリフを、シルエット化表示用に定義するステップ;
    (d)シルエット化された前記文字セットをグレースケールで表示するステップ;
    (e)シルエット化された前記文字セットの見栄えを検証するステップ;
  2. 前記文字セットを形成する各筆画若しくはグリフが、キーポイント、幅値、該キーポイント及び幅値と空間的な関係を持って予め定義された特徴点、及び該特徴点間の曲線を定義する曲率によって定義されることを特徴とする請求項1に記載のシルエット化グレーフォント発生方法。
  3. 前記ステップ(b)が前記各基本筆画若しくはグリフの中にシルエットエリアを定義するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のシルエット化グレーフォント発生方法。
  4. 前記ステップ(b)が前記各基本筆画若しくはグリフに対して定義されたシルエットエリアに対応したシルエットコードを割り当てるステップをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のシルエット化グレーフォント発生方法。
  5. 前記ステップ(c)が、前記基本筆画又はグリフによってトポグラフィ的に代表される類似形状を持つ筆画もしくはグリフに対し、前記基本筆画若しくはグリフに割り当てられたものと同じシルエットコードを割り当てるステップを含むことを特徴とする請求項4に記載のシルエット化グレーフォント発生方法。
  6. 前記文字セットを形成する各筆画若しくはグリフが、キーポイント、幅値、該キーポイント及び幅値と空間的な関係を持って予め定義された特徴点、及び該特徴点間の曲線を定義する曲率によって定義され、同様に、各基本筆画若しくはグリフが、キーポイント、幅値、特徴点、及び曲率によって定義されるとともに、前記ステップ(b)がキーポイント、幅値、特徴点、及び曲率によって前記各基本筆画若しくはグリフの中にシルエットエリアを定義するステップを含むことを特徴とする請求項3に記載のシルエット化グレーフォント発生方法。
  7. 前記文字セットをグレースケールで表示するステップ(d)が以下のステップ(d1)〜(d3)を備えていることを特徴とする請求項3に記載のシルエット化グレーフォント発生方法。
    (d1)シルエットエリアにある各画素のグレー値を計算するステップ;
    (d2)前記各画素に対して、その画素を囲む文字イメージのトポグラフィを解析し、該解析結果に応じて予め定義されている重み付けマトリクスを選択し、かつ、該選択された重み付けマトリクスに基づいて前記画素のアンチエイリアシング化されたグレー値を計算するステップ;
    (d3)前記計算されたアンチエイリアシング化されたグレー値に従って各画素を表示するステップ;
  8. グレースケールで表示される文字セットを作成するコンピュータGUIツールであって、前記文字セットの中の各文字は一又はそれ以上の筆画若しくはグリフを含み、該筆画若しくはグリフはシルエット化表示用に定義されているとともに、前記ツールは以下の(a)〜(d)の各手段を有することを特徴とするコンピュータGUIツール。
    (a)各文字が一又はそれ以上の筆画若しくはグリフを含み、該すべての筆画若しくはグリフは一組の基本筆画若しくはグリフによって代表され、各基本筆画若しくはグリフは類似形状を持つ筆画もしくはグリフをトポグラフィ的に代表するような文字セットを表示する手段;
    (b)前記各基本筆画若しくはグリフをシルエット化表示用に定義する手段;
    (c)前記一組の基本筆画もしくはグリフによってトポグラフィ的に代表される一又はそれ以上の筆画若しくはグリフを、シルエット化表示用に定義する手段;
    (d)シルエット化された前記文字セットをグレースケールで表示する手段;
  9. 前記一又はそれ以上の筆画若しくはグリフをシルエット化表示用に定義する手段(c)が、前記筆画若しくはグリフをトポグラフィ的に代表する基本筆画もしくはグリフの前記シルエット化表示手段(b)に従って前記各筆画若しくはグリフをシルエット化表示用に自動的に定義することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータGUIツール。
  10. 前記文字セットを形成する各筆画若しくはグリフが、キーポイント、幅値、該キーポイント及び幅値と空間的な関係を持って予め定義された特徴点、及び該特徴点間の曲線を定義する曲率によって定義され、同様に、各基本筆画若しくはグリフが、キーポイント、幅値、特徴点、及び曲率によって定義されるとともに、前記手段(b)がキーポイント、幅値、特徴点、及び曲率によって前記各基本筆画若しくはグリフの中にシルエットエリアを定義することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータGUIツール。
  11. 前記手段(b)が前記各基本筆画若しくはグリフの中にシルエットエリアを定義することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータGUIツール。
  12. 前記文字セットをグレースケールで表示する手段(d)がさらに以下の手段(d1)〜(d3)を備えていることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータGUIツール。
    (d1)シルエットエリアにある各画素のグレー値を計算する手段;
    (d2)前記各画素に対して、その画素を囲む文字イメージのトポグラフィを解析し、該解析結果に応じて予め定義されている重み付けマトリクスを選択し、かつ、該選択された重み付けマトリクスに基づいて前記画素のアンチエイリアシング化されたグレー値を計算する手段;
    (d3)前記計算されたアンチエイリアシング化されたグレー値に従って各画素を表示する手段;
  13. グレースケールで表示される文字セットを作成するコンピュータが実行可能な命令を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記文字セットの中の各文字は一又はそれ以上の筆画若しくはグリフを含み、該筆画若しくはグリフはシルエット化表示用に定義されているとともに、前記命令はコンピュータにロードされたときに前記コンピュータに以下の(a)〜(d)の各ステップを実行させるものであるコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
    (a)各文字が一又はそれ以上の筆画若しくはグリフを含み、該すべての筆画若しくはグリフは一組の基本筆画若しくはグリフによって代表され、各基本筆画若しくはグリフは類似形状を持つ筆画もしくはグリフをトポグラフィ的に代表するような文字セットを表示するステップ;
    (b)前記コンピュータのユーザが前記各基本筆画若しくはグリフをシルエット化表示用に定義することを許可するステップ;
    (c)前記文字セットを形成する一又はそれ以上の筆画若しくはグリフの各々を、シルエット化表示用に定義するステップ;
    (d)シルエット化された前記文字セットをグレースケールで表示するステップ;
  14. 前記文字セットを形成する各筆画若しくはグリフが、キーポイント、幅値、該キーポイント及び幅値と空間的な関係を持って予め定義された特徴点、及び該特徴点間の曲線を定義する曲率によって定義されることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 前記ステップ(b)が前記ユーザが前記各基本筆画若しくはグリフの中にシルエットエリアを定義することを許可するステップを含むことを特徴とする請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 前記ステップ(b)が前記各基本筆画若しくはグリフに対して定義されたシルエットエリアに対応したシルエットコードを割り当てるステップをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 前記ステップ(c)が、前記基本筆画又はグリフによってトポグラフィ的に代表される類似形状を持つ筆画もしくはグリフに対し、前記基本筆画若しくはグリフに割り当てられたものと同じシルエットコードを割り当てるステップを含むことを特徴とする請求項16に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 前記文字セットを形成する各筆画若しくはグリフが、キーポイント、幅値、該キーポイント及び幅値と空間的な関係を持って予め定義された特徴点、及び該特徴点間の曲線を定義する曲率によって定義され、同様に、各基本筆画若しくはグリフが、キーポイント、幅値、特徴点、及び曲率によって定義されるとともに、前記ステップ(b)がキーポイント、幅値、特徴点、及び曲率によって前記各基本筆画若しくはグリフの中にシルエットエリアを定義するステップを含むことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 前記文字セットをグレースケールで表示するステップ(d)が以下のステップ(d1)〜(d3)を備えていることを特徴とする請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
    (d1)シルエットエリアにある各画素のグレー値を計算するステップ;
    (d2)前記各画素に対して、その画素を囲む文字イメージのトポグラフィを解析し、該解析結果に応じて予め定義されている重み付けマトリクスを選択し、かつ、該選択された重み付けマトリクスに基づいて前記画素のアンチエイリアシング化されたグレー値を計算するステップ;
    (d3)前記計算されたアンチエイリアシング化されたグレー値に従って各画素を表示するステップ;
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