JPH10269567A - カセットテープの製造方法及びその製造方法に用いる装置 - Google Patents

カセットテープの製造方法及びその製造方法に用いる装置

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JPH10269567A
JPH10269567A JP7681897A JP7681897A JPH10269567A JP H10269567 A JPH10269567 A JP H10269567A JP 7681897 A JP7681897 A JP 7681897A JP 7681897 A JP7681897 A JP 7681897A JP H10269567 A JPH10269567 A JP H10269567A
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hub
tape
cookie
winding
suction
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JP7681897A
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Kenzo Ito
健三 伊藤
Kaoru Goto
薫 後藤
Kiyomitsu Ishizawa
聖光 石沢
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空技術を応用し、磁気テープの巻姿状態を
極めて簡単に、そして高精度で、しかもカセットに組み
立てる前に行えるカセットテープの製造方法及びその製
造方法に用いるテープの乱巻き検査装置などの装置を得
ること。 【構成】 本発明は、ハブ1にテープが巻かれたクッキ
ー2をカセットシェルに組み込んでカセットテープを製
造するカセットテープの製造方法において、前記ハブ1
及びクッキー2をカセットシェルに組み込む前にハブ本
体110に対するクランプピース120の装着不良及び
クッキー2の巻姿面を吸引力で検査し、それらの良好な
ハブ1及びクッキー2のみをカセットシェルに組み込む
製造方法を採っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ用のコ
ンパクトカセットテープ、マイクロカセットテープ、マ
イクロカセットテープ、NTカッセトテープ、OA機器
用インクリボンテープなどカセットテープの製造方法及
びその製造方法に用いる装置、特にカセットテープに内
蔵される、ハブに巻き取られたテープの巻き姿状態を検
査するテープの乱巻き検査方法及びその検査装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ用のコンパクトカセットテー
プ、マイクロカセットテープ、マイクロカセットテー
プ、NTカッセトテープ、OA機器用インクリボンテー
プなどは磁気テープとかインクリボンが円形のハブの周
囲に巻かれた状態で射出成形された一対のカセットハー
フに内蔵されている。これらのテープを総称して、以
下、「カセットテープ」と記す。
【0003】先ず、カセットテープに内蔵され、テープ
を巻き付けるためのハブ及びテープが巻き付けられた状
態のハブ(以下、「クッキー」と記す)について、図を
用いて説明する。図12は磁気テープの巻き取り用ハブ
を示していて、同図Aはその平面図、同図Bは同図Aの
B−B線上における断面図であり、図13は図12に示
したハブにテープを固定するクランプピースの平面図で
あり、そして図14は図12のハブの外周面に図13の
クランプピースでテープを固定した状態を示していて、
同図Aはその正常状態を示す断面図、同図Bはその不良
状態を示す断面図である。
【0004】先ず、図12乃至図14を用いてハブの構
造を簡単に説明する。この種のハブ1(図14に示した
ように、ハブ本体110にクランプピース120が嵌合
して一体になったものを「ハブ」と呼ぶ)は、図12に
示したハブ本体110と図13に示したクランプピース
120とから構成されている。前記ハブ本体110は中
間部をリム111と内部フレーム118とで構成し、内
部フレーム118の外方には環状のテープ巻き取り用の
外部フレーム119が形成されている。その円形の外部
フレーム119のテープが巻き取られる外周面112は
前記内部フレーム118の幅よりやや狭く、その幅が巻
き取ろうとするテープ幅と同一幅かやや狭い幅の滑面に
仕上げられており、その中央部に円形の回転軸挿入孔1
13が形成されており、また、その回転軸挿入孔113
の内周面114には等間隔で複数個の係合突起115が
形成されていて、例えば、磁気テープレコーダのテープ
巻き取り軸が前記回転軸挿入孔113に挿入された時に
前記複数個の係合突起115が前記テープ巻き取り軸に
係合するものである。また、前記外周面112の一カ所
には、両端部に凹部116が形成された凹状のクランプ
ピース受け部117が形成されている。このハブ本体1
10の一例の外形寸法は、直径22mmである。
【0005】前記クランプピース120は、図13に示
したように、概略弓型に形成されていて、前記ハブ本体
110の前記クランプピース受け部117に嵌合して、
全体として円板状になるように、その外周面121が前
記ハブ本体110の外周面111に合致する円弧状に形
成されている。そしてその両端部には前記クランプピー
ス受け部117の凹部116に嵌合できる形状の嵌合突
起122が形成されている。そしてこのクランプピース
120は対称的に形成されており、その中央部を中心に
して矢印Rの方向に対称的に若干曲げられるように弾性
を備えている。
【0006】このような構造のハブ本体110とクラン
プピース120とで構成されたハブ1への磁気テープT
の固定は、図14に示したように、クランプピース12
0をクランプピース受け部117に嵌め込み、そのクラ
ンプピース受け部117のいずれかの凹部116に入れ
た、磁気テープTの端に接続されているリーダーテープ
Lの先端部を、クランプピース120のいずれか一方の
嵌合突起122で挟み込むことにより行うことができ
る。
【0007】次に、図15及び図16を用いて、従来技
術のカセットテープの組立方法を説明する。図15は従
来技術のカセットテープの組立ラインの概念的な工程図
であり、図16は図12のハブの周面に図13のクラン
プピースでテープを固定して巻き取った状態のクッキー
の断面図であり、そして図17は図12に示したハブと
図16に示したクッキーを載置したプラテンの断面図で
ある。
【0008】前記ハブ1の外周面121に所定の長さの
磁気テープTを巻き取って、カセットテープに組み立て
る従来技術のカセットテープの組立方法を説明する。先
ず、図15のテープ巻取工程Aで、前記ハブ1に所定の
長さの磁気テープTを巻き取る。この場合、図17に示
したプラテン3の表面に一対のハブ1を載置する。その
プラテン3の表面には、一対のハブ1の回転軸挿入孔1
13を凡そ規制する凸状の環状壁301が形成されてお
り、そして一方のハブ1の外周面111を凡そ規制する
凸状の円弧状壁302と前記環状壁301とで形成され
たハブ1の載置位置を凡そ決める凹状の載置部310
と、クッキー2(後記)の外周面を凡そ規制する凸状の
円弧状壁303と前記環状壁301とで形成されたクッ
キー2の載置位置を凡そ決める凹状の載置部320とが
形成されている。この他、前記各ハブ1の回転軸挿入孔
113の下方のプラテン3に各回転軸挿入孔113に同
心的に、それらの口径よりやや太い口径の貫通孔304
A、304Bが形成されている。
【0009】このような構造のプラテン3のそれぞれの
載置部310、320に、前記のようにリーダーテープ
Lがクランプされ、そのリーダーテープLで連結された
一対のハブ1を遊びをもって載置し、その後、リーダー
テープLをカットして、その一方のリーダーテープLの
端部にパンケーキからの磁気テープTを接続し、そのプ
ラテン3の下面からテープワインダー(不図示)の巻取
り軸を前記一方のハブ1の回転軸挿入孔113に挿入し
て、図示していないが、長尺の磁気テープTが巻かれて
いるパンケーキから所定の長さの磁気テープTがハブ1
の外周面111に巻き取られる。所定の長さの磁気テー
プTの巻き取りが終わると、他のハブ1にクランプされ
ているリーダーテープLと接続されて、リーダーテープ
Lで連結されたハブ1とクッキー2とが完成する。とこ
ろで、前記「クッキー」とは、前記したように、テープ
ワインダーでハブ1を回転させながら磁気テープTを所
定の長さだけ巻き取り、図16に示したようなカセット
に組み込める大きさに仕上げられた形態の磁気テープの
ことを呼ぶものである。
【0010】この状態のハブ1とクッキー2とを搭載し
たプラテン3は、図15のテープ搬送工程Bでベルトコ
ンベヤーなどの搬送装置(不図示)でカセットシェル搬
送部Eへテープ組込工程Cを経て搬送される。テープ組
込工程Cでは、カセットシェル供給部Dからカセットシ
ェル搬送部Eに搬送されてきた一対のカセットシェルハ
ーフの一方のカセットシェルハーフに搬送ロボット(不
図示)により移載され、組み込まれる。このハブ1とク
ッキー2との組み込みの前に、前記一方のカセットシェ
ルハーフには、ガイドローラー供給部F、シールド板供
給部G、リーフスプリング供給部H、シート供給部Iな
どからそれぞれの部品が前記カセットシェルハーフの所
定の位置に供給され、そして各部品が載置されたそのカ
セットシェルハーフが移送されてくる。
【0011】このように各部品及びハブ1とクッキー2
とが載置されたカセットシェルハーフはカセットシェル
閉じ工程Jでこのカセットシェルハーフと対の他のカセ
ットシェルハーフと合体され、そしてこの合体された一
対のカセットシェルハーフは次工程の溶着工程Kで超音
波などで溶着される。
【0012】そしてこの溶着されたカセットシェル(検
査合格前のカセットテープ)は次工程のトルク検査工程
Lで内蔵されているテープを走行させて、そのトルクを
検査する。次に、所定のトルク範囲内になかったカセッ
トテープは不良品として廃棄され、所定のトルク範囲内
にあるカセットテープのみが、次のパーツ有無・厚み検
査工程Mに移送される。このパーツ有無・厚み検査工程
Mでは、所定のパーツが封入されているかどうかをカセ
ットテープの外部から検査し(通常、カセットテープは
透明なプラスチック製である)、そして溶着されたカセ
ットテープの厚みが所定の厚み寸法で溶着されているか
どうかの検査が行われる。この検査に合格したカセット
テープは組立が完成し、組立完成工程Nで梱包され、商
品として出荷される。
【0013】前記テープ巻取工程Aでハブ1に巻き取ら
れた後のクッキー2の磁気テープTの巻姿は、図14B
に示したように、ハブ1に嵌め込んだクランプピース1
20がハブ1のテープ巻き付け中心から上方向にずれて
嵌め込まれたことに起因して、磁気テープTは上方に偏
った状態で巻き取られてしまう。また、テープワインダ
ーの動作不良などに起因して、図16に断面で巻かれた
磁気テープTの平面の状態を示したように、乱巻Ta、
飛び出しTb、或いは段落ちTcが発生した状態で巻き
取られている場合がある。このような巻姿のクッキー2
は検査工程で不良品として排除され、巻姿面がフラット
な状態の良好なクッキー2のみがカセットシェル内に収
納され、組み立てられなければならい。なお、図14B
でクランプピース120がハブ1のテープ巻き付け中心
から上方向にずれて嵌め込まれた状態のみを示した。こ
れは、通常、クランプピース120をハブ本体110に
装着する場合には、テープワインダーのハブ載置部の平
面を基準としてハブ本体110がそのハブ載置面に載置
され、クランプピース120を装着する方法を採ってい
るため、クランプピース120がハブ1のテープ巻き付
け中心から下方向にずれて嵌め込まれることがないとい
う前提に立っていることを付言しておく。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記巻姿(乱
巻Ta、飛び出しTb、段落ちTc)の検査は、前記の
ように、現在、クッキー2をカセットに組み立てた後の
トルク検査工程Lで磁気テープTを走行させ、その走行
トルクを検査して良否を判定するという走行トルク検査
で行われている。この走行トルク検査では十分な巻姿の
検査はできず、不良品が流出してまうという問題点があ
った。しかも、この検査方法は、前記溶着工程K後に行
われるため、不良の場合、カセット組立工数が無駄にな
り、その上、カセットシェルなどのカセットテープ構成
部品も捨てなければならないという問題点があった。ま
た、他の巻姿の検査方法としては、画像処理技術を用い
た検査方法が考えられたが、検査スピードが遅く、高コ
ストで、しかも誤検査が多いなどという問題点があっ
て、十分な検査方法ではなかった。
【0015】それ故、本発明では、真空技術を応用し、
磁気テープの巻姿状態を極めて簡単に、そして高精度
で、しかもカセットに組み立てる前に行えるカセットテ
ープの製造方法及びその製造方法に用いるテープの乱巻
き検査装置などの装置を得ることを目的とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、フ
ランジの無いハブにテープが巻かれたクッキーをカセッ
トシェルに組み込んでカセットテープを製造するカセッ
トテープの製造方法において、前記クッキーをカセット
シェルに組み込む前に前記クッキーの平面状態を吸引力
で検査し、その巻姿面が良好なクッキーのみをカセット
シェルに組み込む製造方法を採って、前記課題を解決し
ている。
【0017】そしてまた、本発明では、前記クッキーの
平面状態を吸引力で検査する手段としてのハブ及びクッ
キーの平面度検査装置は、フランジの無いハブ本体と、
このハブ本体の周面にテープをクランプするための、前
記ハブ本体に装着された前記クランプピースとから構成
されているハブの、前記ハブ本体に装着された前記クラ
ンプピースの上端部に当接し、その上端部を真空吸着す
るハブの平面度検査装置と、前記ハブ本体の周面にテー
プが巻き取られたクッキーの巻姿面に当接し、その巻姿
面を真空吸着するテープの巻姿面検査装置と、これら両
検査装置を所定の間隔を開けて保持する保持装置と、前
記両検査装置を上下方向に同時に駆動する駆動装置とか
ら構成して、前記課題を解決している。
【0018】従って、本発明によれば、クッキーがカセ
ットシェルに組み込まれる前に、前記クッキーの巻姿の
平面上における真空度及び前記クランプピースの上端部
における真空度の高低を検査でき、そのハブ及びクッキ
ーの良否を判定できるので、良品のみのクッキーをカセ
ットシェル内に組み入れることができる。 〔発明の詳細な説明〕
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図1乃至図11を用いて、
本発明のカセットテープの製造方法及びその製造方法に
用いる装置を説明する。図1は本発明のカセットテープ
の組立ラインの概念的な工程図であり、図2は本発明の
実施例であるハブ及びクッキーの平面度検査装置の正面
断面図であり、図3は図2に示したハブ及びクッキーの
平面度検査装置の側面図であり、図4は図2に示したハ
ブ及びクッキーの平面度検査装置の上面図であり、図5
は図2に示したハブ及びクッキーの平面度検査装置の内
のハブの平面度検査装置の分解図を示していて、同図A
はそのシャフトの断面図、同図Bはその検出ヘッドの断
面図、同図Cは同図Aのシャフトと同図Bの検出ヘッド
とを組み立てた状態の一部拡大断面図であり、図6は図
2に示したハブ及びクッキーの平面度検査装置の内のテ
ープの巻姿面検査装置の検出ヘッドの断面図であり、図
7は図6に示したテープの巻姿面検査装置の第1実施例
である検出ヘッドを示していて、同図Aはその正面図、
同図Bは同図AのA−A線上における断面図であり、図
8は図6に示したテープの巻姿面検査装置の第2実施例
である検出ヘッドを示していて、同図Aはその正面図、
同図Bは同図AのA−A線上における断面図であり、図
9は図6に示したテープの巻姿面検査装置の第3実施例
である検出ヘッドを示していて、同図Aはその正面図、
同図Bは同図AのA−A線上における断面図であり、図
10は本発明のハブ及びクッキーの平面度検査装置の内
のハブの平面度検査装置を用いてクランプピースの異常
なクランプ状態を検出する状態を示していて、同図Aは
クランプピースがハブ本体に正常にクランプされている
正常状態の断面図、同図Bはクランプピースがハブ本体
に異常にクランプされている異常状態の断面図であり、
そして図11は本発明のハブ及びクッキーの平面度検査
装置の内のテープの巻姿面検査装置を用いてテープの乱
巻を検出する状態を示していて、同図Aは巻姿面の正常
状態を、同図Bは巻姿面の乱巻状態を示す断面図であ
る。
【0020】先ず、図1を用いて、本発明のカセットテ
ープの組立方法を説明する。なお、説明を簡略するた
め、従来技術のカセットテープの組立ラインの工程と同
一の工程には同一の符号を付し、それらの説明を省略す
る。テープ巻取工程Aにおいて、図17に示したよう
に、プラテン3に一対のハブ1を載置し、それらの一つ
のハブ1の周面にパンケーキから所定の長さの磁気テー
プTが巻き取られると、その直後の次工程で後記する本
発明の真空吸着式の乱巻検出装置を用いてプラテン3に
載置されたままのハブ1のクランプ状態とクッキー2の
テープの巻姿面を検査する(乱巻検査工程Ta)。
【0021】検査した後、テープ搬送工程Bでベルトコ
ンベヤーなどの搬送装置(不図示)によりカセットシェ
ル搬送部Eへテープ組込工程Cを経て搬送される。この
テープ組込工程Cでは、前記のように、カセットシェル
供給部Dからカセットシェル搬送部Eに搬送されてきた
一対のカセットシェルハーフの一方のカセットシェルハ
ーフに搬送ロボット(不図示)により移載され、組み込
まれる。前記テープ搬送工程Bにおける搬送途中でテー
プの巻姿が乱れる場合もあるので、搬送途中に乱巻検査
工程Tbを設けて、カセットシェルハーフに搭載する前
に搬送途中でのテープの巻姿の乱れを検査するとよい。
また、乱巻検査工程Tcを設けて、ハブ1とクッキー2
とをプラテン3から搬送ロボットでカセットシェルハー
フに移載する時にテープの巻姿の乱れを最終的に検査す
るようにしてもよい。
【0022】クッキー2の乱巻検査やハブ1のクランプ
不良の検査は、前記乱巻検査工程のいずれか1ヵ所で行
うだけであってもよいが、不良クッキーや不良ハブがカ
セットシェルへ移載されることを確実に防止するために
は、少なくとも2ヵ所に乱巻検査工程を設け、望ましく
は、図1に示したように、テープ巻取工程Aの直後とカ
セットシェル搬送部Eに移載される直前のテープ組込工
程Cにおいて乱巻検査工程を設けることが望ましい。
【0023】次に、カセットシェル供給部Dからカセッ
トシェル搬送部Eに移載された一対のカセットシェルハ
ーフの内の一方のカセットシェルハーフには、従来技術
と同様に、ガイドローラー供給部Fから所要数のガイド
ローラーが、シールド板供給部Gから所要数のシールド
板が、リーフスプリング供給部Hからは所要数のリーフ
スプリングが、そしてシート供給部Iからは一枚のシー
トがそれぞれ所定の位置に順次移載されて、前記テープ
組込工程Cに搬送されてくる。これらの部品が組み込ま
れたカセットシェルハーフに前記検査済みの一対のハブ
1とクッキー2とがテープ組込工程Cで搬送ロボット
(不図示)により移載される。
【0024】そして、このように各部品及び良好な一対
のハブ1とクッキー2とが載置されたカセットシェルハ
ーフはカセットシェル閉じ工程Jでこのカセットシェル
ハーフと対になる他のカセットシェルハーフと合体さ
れ、そしてこの合体された一対のカセットシェルハーフ
は次工程の溶着工程Kで超音波などで溶着される。そし
てこの溶着されたカセットシェルは次のパーツ有無・厚
み検査工程Mに移送され、このパーツ有無・厚み検査工
程Mで所定のパーツが封入されているかどうかをカセッ
トテープの外部から検査し、そして溶着されたカセット
テープの厚みが所定の厚み寸法で溶着されているかどう
かの検査が行われる。この検査に合格した溶着済みカセ
ットテープは組立が完成し、組立完成工程Nで梱包さ
れ、商品として出荷される。
【0025】次に、図2乃至図11を用いて、本発明の
ハブ及びクッキーの平面度検査装置を説明する。このハ
ブ及びクッキーの平面度検査装置4は前記ハブ本体11
0に装着されたクランプピース120の上端部に当接
し、その上端部を真空吸着するハブの平面度検査装置4
100と、前記ハブ本体110の周面にテープTが巻き
取られたクッキー2の巻姿面に当接し、その巻姿面を真
空吸着するテープの巻姿面検査装置4200と、これら
両検査装置を所定の間隔を開けて保持する保持装置43
00と、前記両検査装置を上下方向に同時に駆動する駆
動装置4400と、図示していないが真空吸引装置など
から構成されている。
【0026】前記ハブの平面度検査装置4100は、主
として図5にも示したようなクランプ不良検出シャフト
4110とクランプ不良検出ヘッド4120から構成さ
れている。クランプ不良検出シャフト4110は、図5
Aに示したように、均一な太さの中空のパイプ部411
1とこの先端部にパイプ部4111の太さよりもやや太
い直径Daのヘッド部4112とその端面に形成され、
ハブ1の回転軸挿入孔113に丁度挿入でき、ハブ1の
位置決めを行える太さの円柱と円錐とが合体した形状の
位置決め突起4113とが一体化された構造のものであ
って、これらパイプ部4111とヘッド部4112と位
置決め突起4113とは同心円的に形成されている。そ
して前記ヘッド部4112の円周面のほぼ中央部に浅く
てやや細い環状の凹溝4114が形成されており、この
凹溝4114の一部分から前記パイプ部4111の中空
と連通する細孔4115が形成されている。
【0027】クランプ不良検出ヘッド4120は前記ク
ランプ不良検出シャフト4110のヘッド部4112の
外側に被せることができる大きさでカップ状に形成され
ており、そのカップ4121の下端部にハブ1のクラン
プピース120の端面の幅よりやや広く、その下面が平
らな環状の鍔4122が形成されており、この鍔412
2よりカップ4121のほぼ1/3近い長さ部分のカッ
プ4121の内周面の直径Dbは前記ヘッド部4112
の直径Daより太い内径に、そしてカップ4121の他
の部分の内周面の直径は前記ヘッド部4112の直径D
aよりやや細い内径(直径Daとほぼ同等であるのでD
aで表しておく)に形成されている。カップ4121の
他端には前記クランプ不良検出シャフト4110のパイ
プ部4111が十分に挿入することができる直径の円形
孔4123が形成されている。
【0028】前記ハブの平面度検査装置4100は、ク
ランプ不良検出シャフト4110のパイプ部4111か
らクランプ不良検出ヘッド41200のカップ4121
の方から、その円形孔113を通して、クランプ不良検
出シャフト4110の前記ヘッド部4112にカップ4
121を被せ、そしてそのパイプ部4111にコイルバ
ネ4116を通し、後記するリニアベアリングに、その
パイプ部4111を挿入して、前記リニアベアリングの
下端面とクランプ不良検出ヘッド4120のカップ41
21の上端面との間に前記コイルバネ4116を装着
し、このコイルバネ4116の押圧力により前記クラン
プ不良検出ヘッド4120を常時下方に押圧するように
構成されている。
【0029】前記のように、コイルバネ4116の押圧
力によりクランプ不良検出ヘッド4120が下方に押圧
された場合のこのクランプ不良検出ヘッド4120のカ
ップ4121と前記クランプ不良検出ヘッド4120の
ヘッド部4112との高さ位置関係は、図5Cにそれら
の一部を拡大して示したように、カップ4121の内周
面が直径Daの部分の下端面が前記ヘッド部4112に
形成されている凹溝4114の下端面より僅か下方に高
さg(例えば、0.2mm)だけ下がった高さ位置にく
る。従って、後記する被検査物であるハブ1に異常がな
ければ、ヘッド部4112の円周面に形成されている凹
溝4114はそのカップ4121の内周面の直径がDa
の部分でそのまま閉鎖された状態にある。従って、ハブ
の平面度検査装置4100の上端部から真空吸引すると
吸着力が高まることになる。
【0030】しかし、このカップ4121の鍔4122
が被検査物であるハブ1の異常な部分により前記高さg
以上持ち上げられると、カップ4121の内周面114
の直径がDbの上端部分がヘッド部4112の前記凹溝
4114の下端面より上方に位置するようになり、前記
凹溝4114とカップ4121の内周面の直径がDaの
部分による閉鎖は解除され、前記凹溝4114及び細孔
4115はヘッド部4112の外周面とカップ4121
の直径Dbの内周面との間の隙間に通じ、後記するよう
に、ハブの平面度検査装置4100の上端部から真空吸
引すると吸引力が無くなることになる。前記ハブの平面
度検査装置4100は以上説明したような動作をする。
【0031】次に、前記テープの巻姿面検査装置420
0の構造及び構成を説明する。このテープの巻姿面検査
装置4200は、図6及び図7にも示したような巻姿面
不良検出ヘッド4210を中心に構成されている。この
巻姿面不良検出ヘッド4210は、均一な太さの中空の
パイプ部4211とヘッド部4212Aとが一体的に形
成されている。
【0032】後者のヘッド部4212Aはパイプ部42
11の直径より長い直径の円柱部4213とこの下部に
形成されている円錐状の連結部4214と更にその下部
に形成された円板状の下面4215a(図7A)が平滑
な吸引部4215Aとが一体化された構造のものであ
る。連結部4214と吸引部4215Aには、前記パイ
プ部4211及び円柱部4213の中心を通っている中
空から斜め下方に伸び、吸引部4215Aの下端面で終
わる複数本の、図7に示した実施例では、8本の吸引管
4216が形成されており、それらの先端部は前記吸引
部4215Aの下面4215aに形成された8本の吸引
溝4217に終端している。これらの吸引溝4217は
吸引部4215Aの下面4215aに、その円周縁の手
前で終端する状態で放射状に形成されている。これらの
長さはクッキー2のテープが巻き取られた直径方向の部
分の長さよりやや長い長さとする。そして前記パイプ部
4211の1本の中空部と8本の吸引管4216及び8
本の吸引溝4217とが連通するように形成されてい
る。
【0033】また、吸引部4215Aの下面4215の
中心部にはその下面4215aから下方に突出した、前
記クッキー2の回転軸挿入孔113に挿入でき、クッキ
ー2の位置決めを行う位置決め突起4218が形成され
ている。これらパイプ部4211とヘッド部4212A
と位置決め突起4218とは同心円的に形成されてい
る。そして前記位置決め突起4218の周囲にはハブ本
体110の内周側の環状の内部フレーム118の幅より
やや幅が広く、そして深さが内部フレーム118の突出
縁の高さよりやや深い環状凹溝4219が形成されてい
る。
【0034】前記ヘッド部4212Aの好ましい変形例
として、図8に第2実施例としてヘッド部4212Bを
示した。なお、ヘッド部4212Aと同一の部分には同
一の符号を付して、詳細は省略する。このヘッド部42
12Bの吸引部4215Aの下面4215aには外周縁
部と内周縁部の一部分を除いて環状の窪み4220に形
成されており、この窪み4220の環状凹溝4219側
に、複数本の、例えば、8本の吸引管4216が開口し
た構造で構成されたものである。
【0035】また、前記ヘッド部4212Aの好ましい
他の変形例として、図9に第3実施例としてヘッド部4
212Cを示した。なお、この実施例の場合も、ヘッド
部4212Aと同一の部分には同一の符号を付して、詳
細は省略する。このヘッド部4212Cの吸引部421
5Bの下面4215aには前記環状凹溝4219の外側
近傍に環状内凹溝4221が、その下面4215aの外
周縁部近傍に環状外凹溝4222が、そしてこれら両環
状内凹溝4221及び環状外凹溝4222を連結する直
径方向に延在する複数本の、例えば、4本の放射状凹溝
4223が形成されていて、前記環状内凹溝4221に
前記複数本の、例えば、8本の吸引管4216が開口し
た構造で構成されているものである。
【0036】いずれの実施例のヘッド部にも、クッキー
2のテープ部の直径方向に延在するように吸引溝421
7(図7)や窪み4220(図8)、或いは放射状凹溝
4223(図9)が形成されていることで、これらの溝
や窪みによりクッキー2のテープ部の全幅にわたるテー
プの巻姿を検査することができるようになる。
【0037】前記巻姿面不良検出ヘッド4210は、そ
のパイプ部4211にコイルバネ4230を挿入した
後、後記するリニアベアリングに、そのパイプ部421
1を装着して、前記リニアベアリングの下端面と巻姿面
不良検出ヘッド4210の円柱部4213の上端面との
間に前記コイルバネ4230を介在させ、このコイルバ
ネ4230の押圧力により前記巻姿面不良検出ヘッド4
210を常時下方に押圧するように構成されている。
【0038】次に、前記保持装置4300について説明
する。この保持装置4300は、図2乃至図4に示した
ように、ベース4310、スタンドベース4320、一
対のスタンド4330、支持ブロック4340、ホルダ
ー4350及び一対のリニアベアリング4360A、4
360Bとから構成されている。前記ベース4310の
プラテン3を載置する部分の四隅にはプラテン3の下面
の四隅に開けられた穴310に挿入し、そのプラテン3
をベース4310上に位置決めするためのポジショニン
グピン4311が植立されていて、これらのポジショニ
ングピン4311により、ハブ1及びクッキー2を正確
に前記ハブの平面度検査装置4100及びテープの巻姿
面検査装置4200の下にくるように位置決めする。
【0039】また、前記ベース4310及びこのベース
4310に垂直に固定されている前記一対のスタンドベ
ース4320とはこのハブ及びクッキーの平面度検査装
置4を精密に組み立てるための基準面を出すためのもの
であり、そして前記スタンド4330は前記ベース43
10とスタンド4330とを垂直に支持、固定する。こ
れらのベース4310、スタンドベース4320及びス
タンド4330は、このハブ及びクッキーの平面度検査
装置4を前記カセットテープの製造工程に設置する設置
場所に応じて取り外してもよい。
【0040】前記支持ブロック4340は、前記ハブの
平面度検査装置4100とテープの巻姿面検査装置42
00とを、図17に示したように、プラテン3に載置さ
れた空のハブ1の回転軸挿入孔113とクッキー2の回
転軸挿入孔113との中心間隔を開けて保持する直方体
のブロックであり、また、この支持ブロック4340の
内部には、一対のリニアベアリング4360A、436
0Bが設けられていて、クランプピース120の前記不
良取り付け及びテープの巻姿の不良に応じて前記ハブの
平面度検査装置4100と前記テープの巻姿面検査装置
4200とが上下方向に円滑にスライドできるように保
持されている。前記ホルダー4350は、前記クランプ
不良検出シャフト4110のパイプ部4111及び巻姿
面不良検出ヘッド4210のパイプ部4211との上端
部を前記中心間隔を開け、遊嵌状態で保持する板状のも
のである。このホルダー4350は、その中央部が前記
支持ブロック4340の上面中央部にネジ止めされてい
る。
【0041】次に、前記駆動装置4400について説明
する。この駆動装置4400はエアーシリンダ本体44
20とロッドスライダ4430とから構成されたエアー
シリンダ4410であって、ハブの平面度検査装置41
00及びテープの巻姿面検査装置4200を支持した前
記支持ブロック4340はロッドスライダ4430の側
面にシリンダベース4440を介して固定されて前記エ
アーシリンダ本体4420上を上下方向にスライドす
る。そのエアーシリンダ本体4420は前記スタンドベ
ース4320に固定されている。なお、エアーシリンダ
4410の駆動源は図示することを省略した。
【0042】以上のように、本発明のハブ及びクッキー
の平面度検査装置4は構成されているが、次に、このハ
ブ及びクッキーの平面度検査装置4の動作を図10及び
図11をも用いて説明する。前記4本のポジショニング
ピン4311により前記ベース4310上に、1組のハ
ブ1とクッキー2とが所定の位置に載置されたプラテン
3を載置、固定し、エアーシリンダ4410を作動させ
て、ハブの平面度検査装置4100とテープの巻姿面検
査装置4200とを降下させる。
【0043】図10に示したように、降下したハブの平
面度検査装置4100のクランプ不良検出シャフト41
10のヘッド部4112下面の位置決め突起4113は
ハブ1の回転軸挿入孔113に挿入してハブ1の位置決
めをし、その上でヘッド部4112の下面はハブ1の内
部フレーム118の上端縁に当接し、カップ4121の
鍔4122の下面がハブ1のクランプピース120の上
端部に当接する。一方のテープの巻姿面検査装置420
0の巻姿面不良検出ヘッド4210の下面に突出した位
置決め突起4218はクッキー2側のハブ1の回転軸挿
入孔113に挿入してクッキー2の位置決めをし、その
上で吸引部4215Aの下面における各吸引管4216
より外側部分がクッキー2のテープ部分に当接する。
【0044】ハブ本体110に対するクランプピース1
20の高さ位置が正しい場合には、図10Aに示したよ
うに、クランプピース120の上端縁に当接したカップ
4121の鍔4122の高さ位置は所定の位置に在り、
従って、前記したように、ヘッド部4112の凹溝41
14はカップ4121の直径Daの内周面(図5B)で
閉鎖された状態であって、この場合の吸引力は高くな
る。
【0045】しかし、ハブ本体110に対するクランプ
ピース120の高さ位置が所定の高さ位置より高い場合
には、図10Bに示したように、クランプピース120
の上端縁に当接したカップ4121の鍔4122の高さ
位置は高い位置に止まり、従って、前記したように、ヘ
ッド部4112の凹溝4114はカップ4121の直径
Dbの内周面(図5B)で形成された隙間に、そして外
気に通じた状態となり、この場合の所定の吸引力は上が
らない。従って、この吸引力を検知して、このクランプ
ピース120のハブ本体110への装着が不良である判
定することができる。従って、これらの吸引力の差でハ
ブ1の良否を判定することができる。
【0046】また、一方のクッキー2に対する良否の検
査であるが、クッキー2のテープの巻姿が綺麗な場合に
は、図11Aに示したように、クッキー2のテープ部の
上面が平坦面になっているため、ヘッド部4212Aの
吸引部4215Aの下面が前記テープ部の平坦面を吸引
し、従って、吸引力が高まる。この吸引力はパイプ部4
211に連結されている圧力計Pで測定することができ
る。
【0047】しかし、テープの巻姿が図16に示したよ
うに悪い場合には、そのテープ部の上面は乱巻部の存在
により平坦面にはならず、凸凹になっているため、その
上面をヘッド部4212Aで真空吸引すると、図11B
に示したように、両者間に隙間が生じ、吸引部4215
Aの下面が前記テープ部の平坦面を吸引せず、従って、
吸引力は上がらない。この吸引力は前記圧力計Pで測定
することができる。従って、これらの吸引力の差でクッ
キー2の良否を判定することができる。
【0048】クッキー2のサンプルを作成し、テストし
た。そのテスト結果を〔表1〕に記す。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカセットテープの製造方法によれば、ハブ及びクッキ
ーをカセットシェルに封止する前に、ハブ及びクッキー
の良否を判定することができるので、不良品を排除し、
良品のみを封止でき、従って、これら以外の部品を無駄
にするようなことがない。また、本発明のハブ及びクッ
キーの平面度検査装置は極めて小型に構成することがで
き、そのため、カセットテープの検査スペースは少なく
て済む。更にまた、本発明では良否の判定に吸引力の差
異を用いているため、ハブやクッキーの良否の判定を極
めて厳密に行うことができ、それだけ高品質のカセット
テープを得ることができる。以上のように、数々の優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカセットテープの組立ラインの概念
的な工程図である。
【図2】 本発明の実施例であるハブ及びクッキーの平
面度検査装置の正面断面図である。
【図3】 図2に示したハブ及びクッキーの平面度検査
装置の側面図である。
【図4】 図2に示したハブ及びクッキーの平面度検査
装置の上面図である。
【図5】 図2に示したハブ及びクッキーの平面度検査
装置の内のハブの平面度検査装置の分解図を示してい
て、同図Aはそのシャフトの断面図、同図Bはその検出
ヘッドの断面図、同図Cは同図Aのシャフトと同図Bの
検出ヘッドとを組み立てた状態の一部拡大断面図であ
る。
【図6】 図2に示したハブ及びクッキーの平面度検査
装置の内のテープの巻姿面検査装置の検出ヘッドの断面
図である。
【図7】 図6に示したテープの巻姿面検査装置の第1
実施例である検出ヘッドを示していて、同図Aはその正
面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図であ
る。
【図8】 図6に示したテープの巻姿面検査装置の第2
実施例である検出ヘッドを示していて、同図Aはその正
面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図であ
る。
【図9】 図6に示したテープの巻姿面検査装置の第3
実施例である検出ヘッドを示していて、同図Aはその正
面図、同図Bは同図AのA−A線上における断面図であ
る。
【図10】 本発明のハブ及びクッキーの平面度検査装
置の内のハブの平面度検査装置を用いてクランプピース
の異常なクランプ状態を検出する状態を示していて、同
図Aはクランプピースがハブ本体に正常にクランプされ
ている正常状態の断面図、同図Bはクランプピースがハ
ブ本体に異常にクランプされている異常状態の断面図で
ある。
【図11】 本発明のハブ及びクッキーの平面度検査装
置の内のテープの巻姿面検査装置を用いてテープの乱巻
を検出する状態を示していて、同図Aは巻姿面の正常状
態を、同図Bは巻姿面の乱巻状態を示す断面図である。
【図12】 磁気テープの巻き取り用ハブを示してい
て、同図Aはその平面図、同図Bは同図AのB−B線上
における断面図である。
【図13】 図12に示したハブにテープを固定するク
ランプピースの平面図である。
【図14】 図12のハブの周面に図13のクランプピ
ースでテープを固定した不良状態の断面図である。
【図15】 従来技術のカセットテープの概念的な工程
図である。
【図16】 図12のハブの周面に図13のクランプピ
ースでテープを固定して巻き取った状態を示す断面図で
ある。
【図17】 図12に示したハブと図16に示したクッ
キーを載置したプラテンの断面図である。
【符号の説明】
1…ハブ、2…クッキー、3…プラテン、4…本発明の
ハブ及びクッキーの平面度検査装置、4100…ハブの
平面度検査装置、4110…クランプ不良検出シャフ
ト、4211…パイプ部、4112…ヘッド部、411
3…位置決め突起、4114…凹溝、4115…細孔、
4200…クランプ不良検出装置、4120…クランプ
不良検出ヘッド、4121…カップ、4122…鍔、4
210…巻姿面不良検出ヘッド、4212A…ヘッド
部、4215A…吸引部、4217…吸引溝、4218
…位置決め突起、4219…環状外凹溝、4300…保
持装置、4310…ベース、4320…スタンドベー
ス、4330…スタンド、4340…支持ブロック、4
350…ホルダー、4360A、4360B…リニアベ
アリング、4400駆動装置、4410…エアーシリン
ダ、4420…エアーシリンダ本体、4430…ロッド
スライダ、4440…シリンダベース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジの無いハブにテープが巻かれた
    クッキーをカセットシェルに組み込んでカセットテープ
    を製造するカセットテープの製造方法において、 前記クッキーをカセットシェルに組み込む前に前記クッ
    キーの平面状態を吸引力で検出し、その巻姿面が良好な
    クッキーのみをカセットシェルに組み込むことを特徴と
    するカセットテープの製造方法。
  2. 【請求項2】 フランジの無いハブにテープが巻き取ら
    れたクッキーの巻姿面を吸引力を検出することにより、
    前記クッキーの巻姿を検査することを特徴とするテープ
    の乱巻き検査方法。
  3. 【請求項3】 フランジの無いハブの周面にテープをク
    ランプするクランプピースの前記ハブのテープ巻き取り
    中心からのずれを吸引力をもって検出することにより、
    前記ハブに対するクランプピースの装着状態を検査する
    ことを特徴とするハブの検査方法。
  4. 【請求項4】 フランジの無いハブにテープが巻き取ら
    れたクッキーの巻姿面に真空吸引ヘッドを当接し、前記
    巻姿面を真空吸引して、吸引力が高い場合には、そのク
    ッキーの巻姿が良好であると判定し、吸引力が低い場合
    には、そのクッキーの巻姿が不良であると判定すること
    を特徴とするテープの乱巻き検査方法。
  5. 【請求項5】 フランジの無いハブの周面にテープが巻
    き取られたクッキーの巻姿面に当接し、その巻姿面を吸
    引する巻姿面不良検出ヘッドと、この巻姿面不良検出ヘ
    ッドを上下方向に駆動する駆動装置とから構成されてい
    ることを特徴とするテープの巻姿面検査装置。
  6. 【請求項6】 前記巻姿面不良検出ヘッドの吸引面に
    は、クッキーの直径方向に延在する吸引溝が形成されて
    いることを特徴とする請求項5に記載のテープの巻姿面
    検査装置。
  7. 【請求項7】 フランジの無いハブ本体と、このハブ本
    体の周面にテープをクランプするためのクランプピース
    とから構成されているハブの前記ハブ本体に装着された
    前記クランプピースの上端部に当接し、その上端部を吸
    引する吸引ヘッドと、この吸引ヘッドを上下方向に駆動
    する駆動装置とから構成されていることを特徴とするハ
    ブの平面度検査装置。
  8. 【請求項8】 フランジの無いハブ本体と、このハブ本
    体の周面にテープをクランプするためのクランプピース
    のとから構成されているハブの、前記ハブ本体に装着さ
    れた前記クランプピースの上端部に当接し、その上端部
    を吸引するハブの平面度検査装置と、前記ハブ本体の周
    面にテープが巻き取られたクッキーの巻姿面に当接し、
    その巻姿面を吸引するテープの巻姿面検査装置と、これ
    ら両検査装置を所定の間隔を開けて保持する保持装置
    と、前記両検査装置を上下方向に同時に駆動する駆動装
    置とから構成されていることを特徴とするハブ及びクッ
    キーの平面度検査装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7004421B2 (en) 2002-05-28 2006-02-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inspection device of winding appearance of tape and improvement processing method for the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7004421B2 (en) 2002-05-28 2006-02-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inspection device of winding appearance of tape and improvement processing method for the same

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