JPH1026880A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1026880A
JPH1026880A JP8199700A JP19970096A JPH1026880A JP H1026880 A JPH1026880 A JP H1026880A JP 8199700 A JP8199700 A JP 8199700A JP 19970096 A JP19970096 A JP 19970096A JP H1026880 A JPH1026880 A JP H1026880A
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toner
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JP8199700A
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English (en)
Inventor
Takao Ogata
隆雄 尾形
Yuji Sakami
裕二 酒見
Tsuneji Masuda
恒司 桝田
Kazuhiro Hasegawa
和弘 長谷川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像器内の2成分現像剤が劣化してきたとき
に、それを容易に検出して現像剤を現像器から回収し、
現像剤の劣化を軽減することを可能とし、濃度の良好な
画像を安定して得ることができるようにした画像形成装
置にある。 【解決手段】 濃度センサー46による現像器4内の2
成分現像剤の濃度の検知出力と、濃度センサー13によ
る感光ドラム1上のパッチ画像の濃度を検知出力を比較
し、その差分が100mVを超えたときに現像剤の劣化
を検出し、現像スリーブ43上から現像剤を回収する。
現像剤の回収は、現像器4の第1撹拌室41と隔壁49
で隣接する現像剤回収室48を設置し、その隔壁49の
上端に可動式のスクレーパ51を形成して、これを現像
スリーブ43に近接することにより、現像スリーブ43
上の現像剤を剥ぎ取ることで行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来のカラー画像形成装置の概
略構成の断面図を示す。本画像形成装置は、上部にデジ
タルカラー画像リーダ部を有し、下部にデジタルカラー
画像プリンタ部を有する。
【0003】リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、露光ランプ32で露光走査することに
より、原稿30からの反射光像をレンズ33によりフル
カラーセンサ34に集光し、カラー色分解画像信号を得
る。カラー色分解画像信号は、増幅器(図示せず)を経
てビデオ処理ユニット(図示せず)により処理され、プ
リンタ部に送出される。
【0004】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1は矢印方向に回転自在に担持され、感光ドラム
1の回りに、前露光ランプ11、コロナ帯電器2、レー
ザ露光光学系3、電位センサ12、色の異なる4個の現
像器4Y、4C、4Mおよび4K、ドラム上光量検知手
段(画像濃度検知手段)13、転写装置5およびクリー
ニング器6が配置される。
【0005】レーザ露光光学系3において、リーダ部か
らの画像信号は、レーザ出力部(図示せず)で光信号に
変換され、変換されたレーザ光(光像)Eがポリゴンミ
ラー3aで反射され、レンズ3bおよびミラー3cを通
って、感光ドラム1の表面に線状に走査(ラスタスキャ
ン)される。
【0006】プリンタ部は、画像形成時、感光ドラム1
を矢印R1方向に回転させ、前露光ランプ11で除電し
た後、感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電して、
各分解色ごとに光像Eを照射し、感光ドラム1の表面上
に静電潜像を形成する。
【0007】次に、各分解色の潜像ごとに所定の現像器
を動作させて現像し、感光ドラム1上に樹脂を基体とし
たトナーによる画像、つまりトナー像を形成する。本例
では、現像器4Y、4C、4M、4Kは、トナーと磁性
キャリアを混合した2成分現像剤を収容しており、トナ
ーにはそれぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラック
のトナーが用いられている。この現像器4Y〜4Kは、
偏心カム24Y、24C、24M、24Kの動作によ
り、潜像に応じて択一的に感光ドラム1に接近するよう
にしている。
【0008】一方、記録材カセット7a、7bまたは7
cから記録材が搬送系および転写装置5を介して、感光
ドラム1と対向した画像転写部に搬送され、感光ドラム
1上に形成されたトナー像は、画像転写部において記録
材上に転写される。
【0009】転写装置5は、本例では、転写ドラム5a
を有し、その周囲に、転写帯電器5b、吸着帯電器5c
とこれに対向した吸着ローラ5g、内側帯電器5d、お
よび外側帯電器5e等を有する。転写ドラム5aは、回
転駆動されるように軸支され、その周面開口域に記録材
担持シート5fが円筒状に一体的に張設されている。記
録材担持シート5fには、ポリカーボネートフィルム等
の誘電体シートが使用される。記録材は、吸着帯電器5
cおよび吸着ローラ5gの作用により、記録材担持シー
ト5fの表面に静電吸着され、転写ドラム5aの回転に
従って画像転写部を経て繰り返し回転される。
【0010】感光ドラム1上のトナー像は、感光ドラム
1の回転につれて画像転写部に移動され、転写ドラム5
aの搬送によって画像転写部を通過する記録材上に、転
写帯電器5bの作用により転写される。このようにし
て、転写ドラム5a上の記録材上に、所望数の色、本例
では4色のトナー像が重ね合わせて転写され、フルカラ
ー画像が形成される。
【0011】片面のフルカラー画像形成の場合は、記録
材への4色のトナー像の転写が終了しすると、分離爪8
a、分離押し上げコロ8bおよび分離帯電器5hの作用
により転写ドラム5aから記録材を分離し、分離した記
録材を熱ローラ定着器9に送って定着することにより画
像形成が終了し、片面フルカラー画像の記録材がトレイ
10に排紙される。転写が終了した感光ドラム1は、表
面の残留トナーをクリーニング器6で清掃した後、再
度、画像形成工程に供される。
【0012】記録材の両面にフルカラーの画像形成をす
る場合は、記録材が定着器9を出た後すぐに搬送パス切
替ガイド19を駆動し、搬送縦パス20を経て、記録材
を反転パス21aに一旦送り込む。その後、反転ローラ
21bの逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にし
て、記録材を送り込まれた方向と反対方向に退出させ、
中間トレイ22に収納する。その後、記録材を中間トレ
イ22から転写ドラム5aに送って、再び、上述した画
像形成工程により、記録材のもう一方の面にフルカラー
画像形成し、これにより両面フルカラー画像の記録材が
得られる。
【0013】なお、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上には、感光ドラム1、現像器4Y〜4K、クリー
ニング器6等からの飛散した粉体の付着、あるいは記録
材のジャム(紙づまり)時のトナーの付着、両面画像形
成時に付着した記録材上からのオイルの付着が発生する
ことがあり汚染される。これに対し、記録材担持シート
5fを挟んで対向したファーブラシ14とバックアップ
ブラシ15や、オイル除去ローラ16とバックアップブ
ラシ17の作用により、記録材担持シート5fの清掃が
行なわれる。このような清掃は、画像形成の前もしくは
後に行ない、またジャムの発生時には随時行なう。
【0014】また、本例においては、所望のタイミング
で偏心カム25を動作させ、転写ドラム5aと一体化し
ているカムフォロワ5iを作動させることにより、記録
材担持シート5fと感光ドラム1とのギャップを任意に
設定可能な構成としている。たとえばスタンバイ中また
は電源オフ時には、転写ドラム5aと感光ドラム1の間
隔を離し、感光ドラム1の駆動回転から転写ドラム5a
の回転を独立可能とする。
【0015】上記の一連の画像形成動作において、現像
器4Y〜4Kは次のように動作している。
【0016】図7に示すように、現像器4(4Y〜4
K)は、感光ドラム1の静電潜像の形成に同期して、現
像スリーブ43が図示しない駆動系により矢印A方向に
回転され、また加圧カムにより加圧されて感光ドラム1
に対し位置決めされる。これと同時に現像バイアス電源
50により現像スリーブ43に、AC電圧とDC電圧が
重畳された現像バイアスが印加される。
【0017】現像器4内は、図示しない2つの連絡口を
有する隔壁47により第1撹拌室41と第2撹拌室42
とに区画され、第1撹拌室41の感光ドラム1と対面し
た開口部に上記の現像スリーブ43が配置され、この現
像スリーブ43の内側にはマグネットローラ44が非回
転に配置されている。撹拌室41、42内には、それぞ
れ矢印B、Cの方向に回転する撹拌スクリュー45a、
45bが設置されている。
【0018】第2撹拌室42内の現像剤は、撹拌スクリ
ュー45bにより撹拌されながらその長手方向に一方向
に搬送され、隔壁47の一方端の連絡口を通って第1撹
拌室41内に移送される。第1撹拌室41内の現像剤
は、撹拌スクリュー45aにより撹拌されながら前記と
逆の一方向に移送され、その移送途上で、マグネットロ
ーラ44の汲み上げ極により現像スリーブ43上に汲み
上げて担持され、現像スリーブ43の回転により感光ド
ラム1と対向した現像部に搬送される。そして現像スリ
ーブ44に印加された上記の現像バイアスにより、現像
剤中のトナーが感光ドラム1に飛翔して、感光ドラム1
上の静電潜像が現像される。
【0019】現像によってトナーを消費した現像剤は、
現像スリーブ43の回転により撹拌スクリュー45aの
手前まで搬送され、その位置でマグネットローラ44の
反撥極により現像スリーブ43の表面から剥ぎ取られ
て、第1撹拌室41内に落下する。第1撹拌室41内に
落下した現像剤は、撹拌スクリュー45aにより搬送さ
れて、隔壁47の前記と別の他方端の連絡口から第2撹
拌室42内に移送される。
【0020】第2撹拌室42内の上部には濃度センサー
46が設置されており、第2撹拌室42内の現像剤の濃
度(トナーとキャリアの混合比)を光学反射方式で検知
して、その検知結果に基づき、現像器4内の現像剤の濃
度が所定濃度となるように、図示しないトナー補給槽か
ら第2撹拌室42内にトナーを補給するようになってい
る。第2撹拌室42内に戻された現像剤は、第2撹拌室
42内の他の現像剤とともに、撹拌スクリュー42によ
りトナーと撹拌されて、所定濃度に回復される。これに
より、現像器4内現像剤の濃度を一定に維持して、現像
した画像濃度を一定にすることを図っている。
【0021】第2撹拌室42内の現像剤の濃度を検出す
る代わりに、感光ドラム1上に画像濃度制御用パッチ画
像の潜像を形成し、それを現像器4により現像したパッ
チ画像を図6の画像濃度センサー13により検知し、こ
れによって現像器4内の現像剤濃度を知って、上記と同
様なトナー補給により現像剤濃度を一定に制御する方法
もある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
濃度検知、トナー補給により、現像器4内の現像剤濃度
を一定に保つことはできるが、現像剤の劣化による濃度
変動までは考慮していないので、現像剤の劣化があった
場合に、現像剤濃度と画像濃度との関係が崩れしまうこ
とがあった。
【0023】このため、特に前者の方法では、現像剤濃
度が一定でも画像濃度が低目になる。後者の方法では、
画像濃度は一定に維持できるが現像剤濃度が高目にな
り、トナーの飛散やかぶりの防止条件の範囲が狭まり、
発生の恐れがあった。
【0024】本発明の目的は、現像器内の2成分現像剤
が劣化してきたときに、それを容易に検出して現像剤を
現像器から回収して、現像剤の劣化を軽減することを可
能とし、濃度の良好な画像を安定して得ることができる
ようにした画像形成装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体と、像担持体上に形成した潜像を現像する
2成分現像手段と、現像手段内の2成分現像剤の濃度を
検知する現像剤濃度検知手段と、像担持体上に作像した
パッチ画像の濃度を検知する画像濃度検知手段とを備え
た画像形成装置において、現像手段と隣接して現像剤回
収室を設置し、そして現像剤濃度検知手段の検知出力と
画像濃度検知手段の検知出力とを比較して、その差分が
規定値を超えたときに、現像手段内の2成分現像剤を現
像剤回収室に回収することを特徴とする画像形成装置で
ある。
【0026】本発明の一態様によれば、現像回収室は現
像手段の現像剤担持体との対向部で現像手段の容器と連
通しており、さらに現像剤回収室に現像剤担持体に近接
自在な可動式の現像剤掻き取り部材が設置され、掻き取
り部材を現像剤担持体に近接して、現像剤担持体上に担
持して搬送されてくる現像剤を剥ぎ取ることにより、現
像手段内の現像剤を現像回収室内に回収することができ
る。現像剤回収室内に撹拌手段が設置され、現像剤回収
室内に移送された現像剤を撹拌手段により一方向に搬送
して、その現像剤を現像剤撹拌室と現像手段との間に設
けた連絡口より現像手段内に戻される。
【0027】本発明の他の一態様によれば、現像剤回収
室内に撹拌手段が設置され、現像剤回収室内の下部にト
ナーが通過可能なメッシュが設置され、さらに現像剤回
収室内をメッシュを介して吸引する吸引手段が設置さ
れ、現像剤回収室内に移送された現像剤を撹拌手段によ
り撹拌しながら吸引手段により吸引して、現像剤からト
ナーを吸い出し、そのトナーをメッシュを通過させて分
離させることができる。現像剤からのトナーの分離後、
現像剤回収内に残ったキャリアを撹拌手段により一方向
に搬送して、そのキャリアを現像剤撹拌室と現像手段と
の間に設けた連絡口より現像手段内に戻すことができ
る。
【0028】いずれも、現像手段内の現像剤にトナーを
補給する補給槽が設置され、そのトナー補給槽に分離さ
れたトナーを移送して利用することができる。また、現
像手段が像担持体の周囲に複数個設置しうる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0030】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例における現像
器を示す断面図である。本発明は、現像器に現像剤の回
収手段を設置したことが大きな特徴である。本発明の画
像形成装置自体の構成は、図6に示した従来の画像形成
装置と基本的に同じである。
【0031】図1に示すように、感光ドラム1は矢印R
1の方向に回転し、図示しない潜像形成手段によって感
光ドラム1上に静電潜像が形成される。その潜像が感光
ドラム1の回転にともない現像器4(4M〜4K)に達
したときに、バイアス電源50により現像スリーブ43
に感光ドラム1との間で、AC電圧とDC電圧を重畳し
た現像バイアスを印加し、これにより現像剤中からトナ
ーが潜像に飛翔して付着し、潜像が現像されてトナー像
として可視化される。
【0032】現像器4内は、図2に示すように、2つの
連絡口47a、47bを有する隔壁47で仕切られた第
1撹拌室41と第2撹拌室42に分かれ、その第1撹拌
室41の感光ドラム1と対面した開口部に、上記の現像
スリーブ43が設置される。この現像スリーブ43は、
図1に示すように、矢印A方向に回転する。現像スリー
ブ43の内側にはマグネットローラ44が非回転に配置
されている。
【0033】第1、第2撹拌室41、42内には撹拌ス
クリュー45a、45bが設置され、それぞれ矢印B、
Cの方向に回転する。第2撹拌室42内の現像剤は、撹
拌スクリュー45bにより撹拌されながらその長手方向
に一方向に搬送され、隔壁47の一方端の連絡口47b
を通って第1撹拌室41内に移送される。第1撹拌室4
1内の現像剤は、撹拌スクリュー45aにより撹拌され
ながら前記と逆の一方向に移送され、その移送の途上
で、現像スリーブ43内のマグネットローラ44の吸い
上げ極により、現像剤の一部が現像スリーブ43上に担
持される。残りの現像剤は、現像スリーブ43上に吸い
上げられずに、隔壁47の他方の連絡口47aを通って
第2撹拌室42内に戻される。現像スリーブ43上に担
持された現像剤は、現像スリーブ43の回転により感光
ドラム1と対向した現像部に搬送され、そこで感光ドラ
ム1上の静電潜像の現像に供される。
【0034】本発明によれば、図1に示すように、第2
撹拌室42内の上部に現像剤濃度センサー46が設置さ
れる。この濃度センサー46は、第2撹拌室42内の現
像剤の濃度(トナーとキャリアの混合比)を光学反射方
式で検知し、その検知結果に基づき、現像器4内の現像
剤が所定濃度となるように、図示しないトナー補給槽か
ら第2撹拌室42内にトナーを補給する制御に使用され
る。
【0035】また、現像器4の下流側には感光ドラム1
に近接して画像濃度センサー(ドラム上光量検知手段)
13が設置されている。この濃度センサー13は、感光
ドラム1上に作像したパッチ画像の濃度を検知して、そ
の検知結果に基づき、画像濃度が所定濃度となるよう
に、図示しないトナー補給槽から第2撹拌室42内にト
ナーを補給する制御に使用される。
【0036】現像剤が劣化すると、濃度センサー46に
よる現像剤濃度の検知、それに基づくトナー補給、ある
いは濃度センサー13による感光ドラム1上パッチ画像
の濃度検知、それに基づくトナー補給を行なっても、現
像剤濃度と画像濃度との関係が崩れしまうことがあり、
画像濃度が低目になったり、あるいは現像剤濃度が高目
になったりする。
【0037】現像剤の劣化は、第1撹拌室41内の撹拌
スクリュー45aと現像スリーブ43と隔壁47とで挟
まれた領域aと、現像スリーブ43と感光ドラム1とが
対向した現像ニップ部bとで促進される。特に一度現像
に使用した現像剤がすぐに次の現像に使用されるという
プロセスが、現像剤の劣化の大きな原因になることが分
かった。そこで、本発明では、現像剤が劣化してきた
ら、現像剤を現像器4から回収して、現像剤の劣化を緩
和させるようにした。そのために、本実施例では、現像
剤回収室48を現像器4に隣接設置するとともに、その
回収室48に現像剤剥ぎ取り用のスクレーパ51を設け
た。
【0038】現像剤回収室48は、隔壁49により第1
撹拌室41と仕切られ、そして現像スリーブ43との対
向部で第1撹拌室41に連通している。スクレーパ51
は隔壁49の上端に設けられ、現像スリーブ43に対し
近接自在な可動式に形成してある。このスクレーパ51
を現像スリーブ43に近接させると、現像スリーブ43
上に担持して搬送されてくる現像剤がスクレーパ51の
先端で堰き止められて、現像スリーブ43上から剥ぎ取
られ、現像剤回収室48内に収容される。
【0039】また、本発明では、現像剤の劣化を次のよ
うに検出した。現像剤の濃度C[T/T+C。この式に
おいて、T:トナー重量、C:キャリア重量]と濃度セ
ンサー46による現像剤濃度の検出出力Vc[mV]と
の関係を図3に、現像剤の濃度C[T/T+C]と濃度
センサー46による画像濃度の検出出力Uc[mV]と
の関係を図4に示す。
【0040】現像剤の劣化がない場合、図3に示すよう
に、現像剤濃度Cと濃度センサー46による現像剤濃度
の検知出力Vcとは、現像剤の初期状態、つまり初期設
定時や現像剤交換時の設定時の現像剤濃度Cxを中心と
したある範囲内で比例する。同様に、現像剤の劣化がな
い場合、図4に示すように、現像剤濃度Cと濃度センサ
ー16による画像濃度の検知出力Ucとは、この設定時
の現像剤濃度Cxを中心としたある範囲内で比例する。
【0041】そこで、現像剤濃度の検知出力Vcxまた
は画像濃度の検知出力Ucxを校正して、設定時の現像
剤濃度Cxのときの検知出力Vcxと検知出力Ucxと
が同一値になるように設定すると、現像剤の劣化がない
場合、現像剤の濃度Cの変化に対し検知出力VcとUc
とが同一に変化する。現像枚数が増すにつれて現像剤が
劣化した場合、トナーの帯電量が過剰気味になって画像
濃度が低下し、画像濃度検知センサー13による検知出
力Ucが低下してくる。
【0042】本発明では、この検知出力UcとVcとを
比較して、その差分が所定量、たとえば100mV以上
となったときに、現像剤がかなり劣化していると判定す
る。そして、上述したように、スクレーパ51を現像ス
リーブ43に対し近接して、スクレーパ51により現像
スリーブ43上の搬送されてくる現像剤を剥ぎ取り、回
収するようにした。現像スリーブ43の回転を続けて、
現像器4内の現像剤を現像スリーブ43上に吸い上げ、
担持しながら、現像剤の剥ぎ取りを行なえば、所望量の
現像剤を現像器4から回収室48に回収することができ
る。
【0043】回収室48に移送された現像剤は、負荷が
加わる現像器4内の循環を免れるので、負荷が軽減され
るとともに帯電電荷量が緩和されて、劣化が軽減され
る。従って、改めて現像剤を現像器4に送って現像に使
用する際、現像剤の帯電を安定的に行なって、現像によ
り濃度が一定の画像を安定して得ることができる。
【0044】現像剤回収室48内に回収した現像剤を現
像器4に移送して再使用するには、図1に示すように、
現像剤回収室48内に撹拌スクリュー53を設置し、ま
た回収した現像剤量を検知するセンサー52を設けて、
センサー52により回収室48内の現像剤量が規定量を
超えたときに、撹拌スクリュー53を回転して、図2に
示すように、回収した現像剤を隔壁49の一方端部の連
絡口49aから第1撹拌室41内に戻し、通常の現像剤
の循環経路に載せるようにすればよい。
【0045】実施例2 本実施例では、図5に示すように、現像剤回収室48の
底部に、トナーのみが通過可能なたとえば20μmの細
孔を有するメッシュ54を設置し、図示しない吸引ポン
プなどの吸引手段により、現像剤回収室48内を底部か
らメッシュ54を介して吸引できるようにしたことが特
徴である。
【0046】本実施例によれば、実施例1と同様、現像
剤濃度の検知出力Ucと画像濃度の検知出力Vcとの差
分がたとえば100mV以上となったときに、スクレー
パ51を現像スリーブ43に対し近接して、スクレーパ
51により現像スリーブ43上の搬送されてくる現像剤
を剥ぎ取る。現像剤回収室48に剥ぎ取った現像剤が溜
まり、その量がセンサー52により所定量を超えたと検
知した時点で、撹拌スクリュー53を回転して現像剤を
撹拌するとともに、吸引ポンプにより回収室48内を吸
引して現像剤中からトナーを吸い出し、メッシュ54を
通って回収室48から除去することにより、現像剤のキ
ャリアからトナーを分離する。
【0047】これにより、現像剤回収室48に残ったキ
ャリアをトナーの付着がない初期の状態に戻すことがで
きる。このキャリアは、撹拌スクリュー53での搬送に
より、実施例1のときの現像剤のように、隔壁49の連
絡口を通って現像器4に戻すことができる。
【0048】現像剤回収室48から吸引により除去され
たトナーは、そのまま図示しない通路を通ってトナー補
給槽に移送し、そこで補給用のトナーと混合して帯電電
荷を減少させたのち、現像器4への補給用に使用するこ
とができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像器内の2成分現像剤の濃度を検知する検知手段と、
像担持体上に作像したパッチ画像濃度を検知する検知手
段とによる濃度検知出力を比較して、その差分が所定の
規定値を超えたときに現像剤の劣化を検出するので、現
像剤の劣化を容易に検出することができる。また現像剤
の劣化を知ったときに、現像器から現像剤を回収して現
像器内での循環外におくので、現像剤の劣化を軽減する
ことができる。従って、現像剤を改めて現像器に送って
現像に使用することにより、濃度の良好な画像を安定し
て得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例における現像
器を示す断面図である。
【図2】図1の現像器を示す水平断面図である。
【図3】図1の画像形成装置に設置した現像剤濃度検知
センサーの検知出力と現像剤濃度との関係を示す説明図
である。
【図4】図1の画像形成装置に設置した画像濃度検知セ
ンサーの検知出力と現像剤濃度との関係を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例における現像器を示す断面
図である。
【図6】従来の画像形成装置を示す断面図である。
【図7】図6の画像形成装置に設置された現像器を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 4 現像器 13 画像濃度センサー 41、42 撹拌室 43 現像スリーブ 44 マグネットローラ 45a、45b 撹拌スクリュー 46 現像剤濃度センサー 48 現像剤回収室 51 スクレーパ 52 現像剤量検知センサー 53 撹拌スクリュー 54 メッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 和弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、像担持体上に形成した潜像
    を現像する2成分現像手段と、現像手段内の2成分現像
    剤の濃度を検知する現像剤濃度検知手段と、像担持体上
    に作像したパッチ画像の濃度を検知する画像濃度検知手
    段とを備えた画像形成装置において、現像手段と隣接し
    て現像剤回収室を設置し、そして現像剤濃度検知手段の
    検知出力と画像濃度検知手段の検知出力とを比較して、
    その差分が規定値を超えたときに、現像手段内の2成分
    現像剤を現像剤回収室に回収することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 現像剤回収室は現像手段の現像剤担持体
    との対向部で現像手段の容器と連通しており、さらに現
    像剤回収室に現像剤担持体に近接自在な可動式の現像剤
    掻き取り部材が設置され、掻き取り部材を現像剤担持体
    に近接して、現像剤担持体上に担持して搬送されてくる
    現像剤を剥ぎ取ることにより、現像手段内の現像剤を現
    像回収室内に回収する請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 現像剤回収室内に撹拌手段が設置され、
    現像剤回収室内に移送された現像剤を撹拌手段により一
    方向に搬送して、その現像剤を現像剤撹拌室と現像手段
    との間に設けた連絡口より現像手段内に戻す請求項1ま
    たは2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像剤回収室内に撹拌手段が設置され、
    現像剤回収室内の下部にトナーが通過可能なメッシュが
    設置され、さらに現像剤回収室内をメッシュを介して吸
    引する吸引手段が設置され、現像剤回収室内に移送され
    た現像剤を撹拌手段により撹拌しながら吸引手段により
    吸引して、現像剤からトナーを吸い出し、そのトナーを
    メッシュを通過させて分離させる請求項1の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 現像剤からのトナーの分離後、現像剤回
    収内に残ったキャリアを撹拌手段により一方向に搬送し
    て、そのキャリアを現像剤撹拌室と現像手段との間に設
    けた連絡口より現像手段内に戻す請求項4の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 現像手段内の現像剤にトナーを補給する
    補給槽が設置され、そのトナー補給槽に分離されたトナ
    ーを移送して利用する請求項4または5の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 現像手段が像担持体の周囲に複数個設置
    された請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
JP8199700A 1996-07-10 1996-07-10 画像形成装置 Pending JPH1026880A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7151901B2 (en) * 2002-11-20 2006-12-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and associated method of detecting developer deterioration

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