JP2009025724A - 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、現像方法及び画像形成方法 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、現像方法及び画像形成方法 Download PDF

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【課題】現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制する、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に備えられ像担持体にいわゆる2成分現像剤を供給する現像装置、像担持体とかかる現像装置を備えたプロセスカートリッジ、これらを備えたかかる画像形成装置、かかる現像装置を用いる現像方法、かかる現像装置、プロセスカートリッジを用いる画像形成方法の提供。
【解決手段】像担持体に対向して配置され、2成分現像剤を担持する現像剤担持体51Yと、現像剤担持体51Yに対向して配置され、2成分現像剤を所定の方向に搬送しながら現像剤担持体51Yに供給する搬送供給部材53Yとを備え、搬送供給部材53Yの、現像剤搬送方向下流側における端部が、現像剤担持体51Yより高い位置を占めるように、搬送供給部材53Yを、現像剤担持体51Yと非平行に設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に備えられ像担持体にいわゆる2成分現像剤を供給する現像装置、像担持体とかかる現像装置を備えたプロセスカートリッジ、これらを備えたかかる画像形成装置、かかる現像装置を用いる現像方法、かかる現像装置、プロセスカートリッジを用いる画像形成方法に関する。
従来より、〔特許文献1〕、〔特許文献2〕等に記載されているように、トナーと磁性キャリアとを含むいわゆる2成分現像剤(以下、現像剤という)を用いる現像装置が、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に広く用いられている。かかる現像装置は、内部で現像剤の摩擦によりトナーを帯電させ、トナーが帯電した状態の現像剤を現像ローラ等の現像剤担持体に担持して、電界による静電力で帯電したトナーを感光体等の像担持体に向けて移動させ、像担持体上の潜像を現像するようになっている。
現像剤の摩擦によりトナーを帯電させ、また現像剤を現像剤担持体に担持させるために、現像装置内には、現像剤を搬送しながら現像剤担持体に供給する搬送供給部材が備えられているとともに、現像剤を攪拌して搬送供給部材に供給する攪拌搬送部材が備えられている。
近年では、連続して画像面積率の高い画像をプリントしても濃度ムラ等が発生しない画像品質の安定性が要求されている。そのためには、現像剤の摩擦によるトナーの帯電を良好に行うことが重要である。
そこで、〔特許文献1〕に記載されているように、従来では横方向に並設していた搬送供給部材と攪拌搬送部材とを、縦方向に並設し、下側の攪拌搬送部材で現像剤担持体から現像後の現像剤の回収を行い、上側の搬送供給部材で現像剤担持体に現像剤を供給することとし、このように機能を分離して現像剤の攪拌性能を高める技術が知られていたが、これだけでは依然現像剤の攪拌が充分では無く濃度の不均一や濃度低下が発生するという問題を有していたため、〔特許文献1〕においては、現像剤担持体から現像後の現像剤の回収を行う部材として攪拌搬送部材とは別に回収搬送部材を設け、現像剤の攪拌性能を更に高める技術が提案されている。
このような従来の現像装置の構成にあっては、搬送供給部材が、現像剤担持体に平行に配置されており、搬送供給部材によって搬送されている現像剤が、搬送供給部材による現像剤の搬送方向の上流側から下流側に向けて搬送される過程で、順次、現像剤担持体に汲み上げられるようになっている。
特開平11−167260号公報 特開平7−175312号公報
しかし、搬送供給部材を現像剤担持体に平行に配置したかかる構成では、現像剤担持体による現像剤の汲み上げにより、搬送供給部材による現像剤の搬送方向における下流側において、搬送供給部材によって搬送される現像剤の量が減少し、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足が発生して、画像濃度ムラが生じるおそれがある。
特に、たとえば連続して高画像面積率の画像を形成した場合のように、現像剤中のトナー濃度が減少し現像剤の嵩が低下しているときには、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足が生じやすいため、画像濃度ムラが発生しやすくなる。
本発明は、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制する、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に備えられ像担持体にいわゆる2成分現像剤を供給する現像装置、像担持体とかかる現像装置を備えたプロセスカートリッジ、これらを備えたかかる画像形成装置、かかる現像装置を用いる現像方法、かかる現像装置、プロセスカートリッジを用いる画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向して配置され、前記2成分現像剤を所定の方向に搬送しながら前記現像剤担持体に供給する搬送供給部材と、前記2成分現像剤を攪拌しながら搬送し、搬送した前記2成分現像剤が前記搬送供給部材によって搬送される攪拌搬送部材と、前記搬送供給部材が前記2成分現像剤を搬送する第1の領域と、前記攪拌搬送部材が前記2成分現像剤を搬送する第2の領域とを備えた現像装置において、前記搬送供給部材の、前記所定の方向の下流側における端部が、前記現像剤担持体より高い位置を占めるように、前記搬送供給部材を、前記現像剤担持体と非平行に設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の現像装置において、前記現像剤担持体を水平方向に配置したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の現像装置において、第1の領域と第2の領域とを区画する第1の区画部材を有し、第1の区画部材は、第1の領域と第2の領域とを連通する第1の開口を有し、第1の開口を、像担持体の画像形成領域に対応する領域内に配設したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載の現像装置において、前記現像剤担持体に担持された状態で同現像剤担持体と前記像担持体との間を通過した前記2成分現像剤を回収して前記攪拌搬送部材に向けて搬送する回収搬送部材と、前記回収搬送部材が前記2成分現像剤を搬送する第3の領域とを有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の現像装置において、前記回収搬送部材と前記攪拌搬送部材とを平行に配置したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の現像装置において、第2の領域と第3の領域とを区画する第2の区画部材を有し、第2の区画部材は、第2の領域と第3の領域とを連通する第2の開口を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の現像装置において、第2の開口を、前記現像剤担持体の配設領域に対応する領域内に配設したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか1つに記載の現像装置において、新規トナーの供給位置が、第2の領域における、前記2成分現像剤の搬送方向の上流側の位置であることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像装置と、この現像装置によって潜像を現像される像担持体とを備えたプロセスカートリッジであって、これを備える画像形成装置本体に対して着脱自在であるプロセスカートリッジにある。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像装置、または、請求項9記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置にある。
請求項11記載の発明は、請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像装置を用いる現像方法にある。
請求項12記載の発明は、請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像装置、または、請求項9記載のプロセスカートリッジを用いて画像形成を行う画像形成方法にある。
本発明は、像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向して配置され、前記2成分現像剤を所定の方向に搬送しながら前記現像剤担持体に供給する搬送供給部材と、前記2成分現像剤を攪拌しながら搬送し、搬送した前記2成分現像剤が前記搬送供給部材によって搬送される攪拌搬送部材と、前記搬送供給部材が前記2成分現像剤を搬送する第1の領域と、前記攪拌搬送部材が前記2成分現像剤を搬送する第2の領域とを備えた現像装置において、前記搬送供給部材の、前記所定の方向の下流側における端部が、前記現像剤担持体より高い位置を占めるように、前記搬送供給部材を、前記現像剤担持体と非平行に設けたので、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができ、現像ムラを防止ないし抑制することができる現像装置を提供することができる。
前記現像剤担持体を水平方向に配置したこととすれば、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができ、また現像剤担持体自身による現像剤の汲み上げムラを防止ないし抑制することができ、現像ムラを防止ないし抑制することができる現像装置を提供することができる。
第1の領域と第2の領域とを区画する第1の区画部材を有し、第1の区画部材は、第1の領域と第2の領域とを連通する第1の開口を有し、第1の開口を、像担持体の画像形成領域に対応する領域内に配設したこととすれば、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができ、現像ムラを防止ないし抑制することができる、大型化を抑制した現像装置を提供することができる。
前記現像剤担持体に担持された状態で同現像剤担持体と前記像担持体との間を通過した前記2成分現像剤を回収して前記攪拌搬送部材に向けて搬送する回収搬送部材と、前記回収搬送部材が前記2成分現像剤を搬送する第3の領域とを有することとすれば、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができるとともに、回収搬送部材が2成分現像剤を回収することで現像剤担持体から解放された、トナー濃度が低下した現像剤がそのまま再度現像剤担持に汲み上げられて現像に供されることを防止ないし抑制し、現像ムラを防止ないし抑制することができる現像装置を提供することができる。
前記回収搬送部材と前記攪拌搬送部材とを平行に配置したこととすれば、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を装置の大型化を抑制しつつ防止ないし抑制することができるとともに、回収搬送部材から攪拌搬送部材への現像剤の受け渡しを良好に行うことが可能となり、回収搬送部材が2成分現像剤を回収することで現像剤担持体から解放された、トナー濃度が低下した現像剤がそのまま再度現像剤担持に汲み上げられて現像に供されることを防止ないし抑制し、現像ムラを防止ないし抑制することができる現像装置を提供することができる。
第2の領域と第3の領域とを区画する第2の区画部材を有し、第2の区画部材は、第2の領域と第3の領域とを連通する第2の開口を有することとすれば、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を装置の大型化を抑制しつつ防止ないし抑制することができるとともに、回収搬送部材から攪拌搬送部材への現像剤の受け渡しを第2の開口を経て良好に行うことができ、回収搬送部材が2成分現像剤を回収することで現像剤担持体から解放された、トナー濃度が低下した現像剤がそのまま再度現像剤担持に汲み上げられて現像に供されることを防止ないし抑制し、現像ムラを防止ないし抑制することができる現像装置を提供することができる。
第2の開口を、前記現像剤担持体の配設領域に対応する領域内に配設したこととすれば、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を装置の大型化を抑制しつつ防止ないし抑制することができるとともに、回収搬送部材から攪拌搬送部材への現像剤の受け渡しを第2の開口を経てより良好に行うことができ、回収搬送部材が2成分現像剤を回収することで現像剤担持体から解放された、トナー濃度が低下した現像剤がそのまま再度現像剤担持に汲み上げられて現像に供されることを防止ないし抑制し、現像ムラを防止ないし抑制することができる現像装置を提供することができる。
新規トナーの供給位置が、第2の領域における、前記2成分現像剤の搬送方向の上流側の位置であることとすれば、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができるとともに、新規トナーを既存の現像剤に分散させるための距離を第2の領域において確保して新規トナーの分散を良好に行い、現像ムラを防止ないし抑制することができる現像装置を提供することができる。
本発明は、かかる現像装置と、この現像装置によって潜像を現像される像担持体とを備えたプロセスカートリッジであって、これを備える画像形成装置本体に対して着脱自在であるプロセスカートリッジにあるので、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができ、現像ムラを防止ないし抑制することができ、良好な画像形成に寄与することができるプロセスカートリッジを提供することができる。
本発明は、かかる現像装置、または、かかるプロセスカートリッジを有する画像形成装置にあるので、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができ、現像ムラを防止ないし抑制することができ、良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することができる。
本発明は、かかる現像装置を用いる現像方法にあるので、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができ、現像ムラを防止ないし抑制することができる現像方法を提供することができる。
本発明は、かかる現像装置、または、かかるプロセスカートリッジを用いて画像形成を行う画像形成方法にあるので、かかる所定の方向における下流側で生じがちな、現像剤担持体による現像剤の汲み上げ不足を防止ないし抑制することができ、現像ムラを防止ないし抑制することができ、良好な画像形成を行うことができる画像形成方法を提供することができる。
図1に本発明を適用した画像形成装置の概略を示す。画像形成装置100は、複写機、プリンタ、ファクシミリの複合機であってフルカラーの画像形成を行うことができるようになっている。画像形成装置100は、プリンタとして用いられる場合には、外部から受信した画像情報に対応する画像信号に基づき画像形成処理を行なう。これは画像形成装置100がファクシミリとして用いられる場合も同様である。
画像形成装置100は、一般にコピー等に用いられる普通紙の他、OHPシートや、カード、ハガキ等の厚紙や、封筒等の何れをもシート状の記録媒体としてこれに画像形成を行なうことが可能である。画像形成装置100は、記録媒体としてのシートの両面に画像形成可能な両面画像形成装置でもある。
画像形成装置100は、上下方向において中央位置を占める本体101と、本体101の上側に位置し原稿を読み取るスキャナとしての読取装置21および原稿を積載され積載された原稿を読取装置21に向けて送り出すADFといわれる自動原稿給紙装置22と、本体101の下側に位置し感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKと中間転写ベルト11との間に向けて搬送されるシートを積載した給紙テーブルとしてのシート給送装置23とを有している。
画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な複数の像担持体としての感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKを並設したタンデム構造を採用したタンデム型の画像形成装置である。感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKは、同一径であり、画像形成装置100の本体101の内部のほぼ中央部に配設された無端ベルトである被転写体たる中間転写体としての中間転写ベルト11の外周面側すなわち作像面側に、等間隔で並んでいる。
中間転写ベルト11は、各感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKに対峙しながら図中時計方向である矢印A1方向に移動可能となっている。各感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKに形成された可視像すなわちトナー像は、矢印A1方向に移動する中間転写ベルト11に対しそれぞれ重畳転写され、その後、シートに一括転写されるようになっている。このように画像形成装置100は中間転写方式言い換えると間接転写方式を採用している。
中間転写ベルト11に対する重畳転写は、中間転写ベルト11がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKに形成されたトナー像が、中間転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写されるよう、中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKのそれぞれに対向する位置に配設された転写チャージャたる第1の転写手段としての1次転写装置である1次転写ローラ12Y、12M、12C、12BKによる電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして、各感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKの真下の位置すなわち転写位置にて行われる。
各感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKは、A1方向の上流側からこの順で並設されている。各感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成するための、画像ステーション60Y、60M、60C、60BKに備えられている。
画像形成装置100は、4つの画像ステーション60Y、60M、60C、60BKによって構成される画像形成部としての作像部60と、各感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKの下方に対向して配設され、中間転写ベルト11を備えた中間転写ユニットとしての転写ベルトユニット10と、中間転写ベルト11に対向して配設され中間転写ベルト11に当接し、中間転写ベルト11への当接位置において中間転写ベルト11と同方向に回転して中間転写ベルト11上のトナー像をシートに転写する第2の転写手段としての2次転写装置である2次転写ローラ17と、2次転写ローラ17によって中間転写ベルト11上のトナー像を転写されたシートを搬送する搬送装置76と、中間転写ベルト11に対向して配設されトナー像がシートに転写された後の中間転写ベルト11上をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置14とを有している。
画像形成装置100はまた、画像ステーション60Y、60M、60C、60BKの上方に対向して配設された書き込み手段である光書き込み装置としての書込みユニットである露光装置たる光走査装置8と、シート給送装置23から搬送されてきたシートを、画像ステーション60Y、60M、60C、60BKによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、中間転写ベルト11と2次転写ローラ17との間の転写部に向けて繰り出すレジストローラ対13と、シートの先端がレジストローラ対13に到達したことを検知する図示しないセンサとを有している。
画像形成装置100はまた、搬送装置76によって搬送されてきたシートが進入し、シートにトナー像を定着させるためのベルト定着方式の定着ユニットとしての定着装置6と、定着済みのシートを本体101外に排出する排紙経路と再度レジストローラ対13に向けて搬送する反転経路とを備えシートを何れかの経路に搬送する排紙ユニット79と、排紙ユニット79が一方の面に画像を形成されたシートを反転経路に搬送した場合に、そのシートをスイッチバックして反転させ、再度、レジストローラ対13に向けて搬送する再給紙ユニットとしてのシート反転装置である両面ユニット96とを有している。
画像形成装置100はまた、本体101外部に配設され画像形成済みのシートを積載する排紙トレイ75と、図1における本体101の右側面に配設された手差し給紙装置33と、画像形成装置100の操作を行う図示しない操作パネルと、画像形成装置100全体の動作を制御する図示しない制御手段とを有している。
転写ベルトユニット10は、中間転写ベルト11の他に、1次転写ローラ12Y、12M、12C、12BKと、中間転写ベルト11を巻き掛けられた、駆動ローラ72、転写入口ローラ73およびテンションローラ74と、図示しない駆動手段とを有している。
転写ベルトユニット10は、駆動手段により、図1において駆動ローラ72を中心に反時計方向に揺動することで、中間転写ベルト11に対する感光体ドラム20BKの当接状態を維持したまま、感光体ドラム20Y、20M、20Cを中間転写ベルト11から離間させることができるようになっている。
図1に示す状態は、フルカラー画像形成を行う場合であり、黒色の単色画像形成を行う場合に、感光体ドラム20Y、20M、20Cを中間転写ベルト11から離間させる。駆動手段の作動は制御手段により行われる。
画像形成装置100は中間転写ベルトクリーニング装置14を備えているので、原則的には、黒色の単色画像形成を行う場合にも、黒色の残留トナーが、中間転写ベルト11から感光体ドラム20Y、20M、20Cに転移して感光体ドラム20Y、20M、20Cを汚染することはないため、感光体ドラム20Y、20M、20Cを中間転写ベルト11から離間させる必要はないが、何らかの原因で中間転写ベルトクリーニング装置14をもっても残留トナーを完全に除去し得ない場合を考慮して、黒色の単色画像形成を行う場合に、感光体ドラム20Y、20M、20Cを中間転写ベルト11から離間させるようにしている。黒色のトナーは目立ちやすく、感光体ドラム20Y、20M、20Cに付着した場合に画像に与える影響が大きいためである。
同様の理由により、黒色の画像形成を行う感光体ドラム20BKは、A1方向において他の感光体ドラム20Y、20M、20Cよりも下流側に配設されている。フルカラー画像形成を行う場合には中間転写ベルト11と感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKとを当接させた状態に維持するため、黒色のトナーが中間転写ベルト11を介して感光体ドラム20Y、20M、20Cに付着することを防止ないし抑制するには、感光体ドラム20BKをA1方向における最下流位置に配設し、かつ中間転写ベルト11への転写を最後に行うのが最も好ましいからである。
搬送装置76は、シートを搬送する無端状の搬送ベルト5と、搬送ベルト5を巻き掛けた駆動ローラ15及び従動ローラ16とを有している。
2次転写ローラ17は、転写入口ローラ73に対向し、転写入り口ローラ73との間で中間転写ベルト11に圧接している。2次転写ローラ17は非接触のチャージャを採用した構成であっても良いし、搬送装置76の従動ローラ16と共通の部材として用いられシートを定着装置6に向けて搬送する転写搬送ユニットを構成するものであっても良い。
光走査装置8は、感光体ドラム20Y、20M、20C、20BKの表面によって構成された被走査面をそれぞれ走査して露光し、静電潜像を形成するための、画像信号に基づくレーザービームとしての図示しないレーザー光を発する図示しない発光源と、発光源によって発せられたレーザー光をその回転により走査する図示しないポリゴンミラーと、ポリゴンミラーを回転駆動する図示しないポリゴンモータと、ポリゴンミラーによって走査されたレーザー光を感光体ドラム20Y、20M、20C、20B上に結像させ走査する図示しない多数の光学素子とを有している。
定着装置6は、熱源を内部に有する加熱ローラ62と、加熱ローラ62に巻き掛けられた定着ベルト64と、加熱ローラ62とともに定着ベルト64を巻き掛けた定着ローラ65と、定着ローラ65との間で定着ベルト64を圧接する加圧ローラ63とを有しており、トナー像を担持したシートを定着ベルト64と加圧ローラ63との圧接部である定着部に通すことで、熱と圧力との作用により、担持したトナー像をシートの表面に定着するようになっている。
排紙ユニット79は、定着装置6から搬送されてきた定着済みのシートを、両面ユニット96に向けて搬送する搬送ローラ97と、本体101外に排出する排紙ローラ98と、定着済みのシートを搬送ローラ97のある排紙経路に導いて本体101外に排出するか、排紙ローラ98のある反転経路に導いて両面ユニット96に進入させるかを切り換える切換爪94とを備えている。
両面ユニット96は、排紙ユニット79から搬送されてきた、一方の面に画像形成されたシートを一旦積載するトレイ92と、トレイ92上のシートをスイッチバックさせる反転ローラ93と、反転ローラ93によってスイッチバックされたシートをレジストローラ13に向けて送り出す給紙ローラ95等を有している。
シート給送装置23は、多数枚のシートを積載した給紙カセット25を有するペーパーバンク26と、給紙カセット25に積載されたシートのうち最上位のシートの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ24と、給送ローラ24により繰り出されたシートを1枚ずつ分離する分離ローラ27と、給紙ローラ24及び分離ローラ27により送り出されたシートをレジストローラ対13に向けて搬送する搬送ローラ28と、搬送ローラ28によって搬送されるシートが通過する給紙路29とを有している。
給紙路29はシート給送装置23から本体101内に連続するように設けられており、本体101内の給紙路29にも搬送ローラ28が配設されている。
シート給送装置23は、給送ローラ24が図中反時計回り方向に回転駆動され、分離ローラ27が作用することにより、最上位のシートを給紙路29内に導き、搬送ローラ28の回転によりレジストローラ対13に向けて給送し、搬送されたシートがレジストローラ対13に突き当てて止められるようになっている。
手差し給紙装置33は、シートを積載する手差しトレイ34と、手差しトレイ34に積載されたシートのうち最上位のシートの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ35と、給送ローラ35により繰り出されたシートを1枚ずつ分離する分離ローラ36と、手差しトレイ34上にシートが載置されたことを検知する用紙センサとを有している。
手差し給紙装置33は、給送ローラ35が図中時計回り方向に回転駆動され、分離ローラ36が作用することにより、最上位のシートを本体101側の給紙路29内に導くとともにレジストローラ対13に向けて給送し、搬送されたシートがレジストローラ対13に突き当てて止められるようになっている。
読取装置21は、原稿を載置するコンタクトガラス21a、コンタクトガラス21aに載置された原稿に光を照射する図示しない光源及び光源から原稿に照射され反射された光を反射する図示しない第1の反射体を備え図1における左右方向に走行する第1走行体21b、第1走行体21bの反射体によって反射された光を反射する図示しない第2の反射体を備えた第2走行体21c、第2走行体21cからの光を結像するための結像レンズ21d、結像レンズ21dを経た光を受け原稿の内容を読み取る読み取りセンサ21e等を備えている。
自動原稿給紙装置22は原稿を載置する原稿台22aを有し、読取装置21に対して回動自在であって、上方に向けて回動したときコンタクトガラス21aを露出させるようになっている。画像形成装置100を用いて複写を行うときには、原稿を自動原稿給送装置22の原稿台22aにセットするか、自動原稿給送装置22を上方に向けて回動して手動でコンタクトガラス21a上に原稿を載置してから自動原稿給送装置22を閉じて原稿をコンタクトガラス21aに押圧する。
操作パネルは、複写等を開始するためのスタートボタン、複写枚数等を入力するためのテンキー、フルカラー画像形成を行うか黒色の単色画像形成を行うか等の画像形成モードを選択するモード選択キー等を備えている。
制御手段は、CPU、記憶手段としてのメモリ等を備えている。
画像ステーション60Y、60C、60M、60BKについて、そのうちの一つの、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーション60Yの構成を代表して構成を説明する。なお、他の画像ステーションの構成に関しても実質的に同一であるので、以下の説明においては、便宜上、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーションの構成に付した符号に対応する符号を、他の画像ステーションの構成に付し、詳細な説明については適宜省略することとし、符号の末尾にY、C、M、Kが付されたものはそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像形成を行うための構成であることを示すこととする。
図2に示すように、感光体ドラム20Yを備えた画像ステーション60Yは、感光体ドラム20Yの周囲に、図中反時計方向であるその回転方向B1に沿って、1次転写ローラ12Yと、クリーニング手段としてのクリーニング装置40Yと、帯電手段である帯電ユニットとしての帯電装置30Yと、現像手段としての現像ユニットである現像装置50Yと、図示しない除電手段としての除電装置とを有している。
感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yと、除電装置とは一体化されており、プロセスカートリッジ95Yを構成している。プロセスカートリッジ95Yは本体101に固定された図示しないガイドレールに沿って本体101に対して引き出し自在であるとともに、本体101に押し込むことが可能であり、本体101に対して着脱自在に設置されている。
プロセスカートリッジ95Yは、本体101に押し込むと、画像形成に適した所定の位置に装填され、位置決めされるようになっている。このようにプロセスカートリッジ化することは、交換部品として取り扱うことができるため、メンテナンス性が著しく向上し、大変好ましい。なお、プロセスカートリッジ95Yを本体101に押し込んで位置決めした状態で、感光体ドラム20Yは、その幅方向言い換えると軸方向が水平となるようになっている。
プロセスカートリッジ95Yは、感光体ドラム20Yと、クリーニング装置40Yと、帯電装置30Yと、現像装置50Yと、除電装置とのうち、少なくとも感光体ドラム20Yと現像装置50Yが一体化されることによって構成され、本体101に着脱自在に設置されるユニットである。
帯電装置30Yは、感光体ドラム20Yの表面に当接して従動回転する帯電ローラ31Yと、帯電ローラ31Yに当接し従動回転するクリーニングローラ32Yとを有している。帯電ローラ31Yには、直流に交流成分のバイアスを重畳印加する図示しない電圧印加手段が接続されており、感光体ドラム20Yと対向する帯電領域において、感光体ドラム20Yの表面を除電すると同時に、所定の極性に帯電するようになっている。
クリーニングローラ32Yは帯電ローラ31Yに従動回転することで帯電ローラ31Yをクリーニングするようになっている。
このように、本形態では、接触ローラを用いた帯電システムを採用しているが、帯電システムは、近接ローラを用いたものであっても良いし、スコロトロン方式等の非接触型を採用したものであっても良い。
1次転写ローラ12Yは、本体101に回転自在に支持され1次転写ローラ12Yの回転中心となる軸37Yを有している。1次転写ローラ12Yには、図示しない電源を備えたバイアス印加手段とバイアス制御手段とによって1次転写に適した所定の電圧が印加されるようになっている。
図1に示した光走査装置8は、図2に示すように、感光体ドラム20Yにおける帯電領域と現像領域との間の領域に、画像情報に応じて光変調されたレーザー光Lを照射して帯電ローラ31Yにより帯電された後の感光体ドラム20Yの表面を露光し、現像装置50Yによってイエロートナー像として可視像化される静電潜像を形成するようになっている。
クリーニング装置40Yは、感光体ドラム20Yに対向する部分に開口部を有するクリーニングケース43Yと、感光体ドラム20Yに当接し感光体ドラム20Y上の残留トナー、キャリア、紙粉等の不要物を掻き取ってクリーニングする回転ブラシとしてのブラシローラ45Yと、感光体ドラム20Yの回転方向B1において、ブラシローラ45Yよりも下流側の位置で感光体ドラム20Yに当接し感光体ドラム20Y上の不要物を掻き取ってクリーニングするためのブレードとしてのクリーニングブレード41Yとを有している。
クリーニング装置40Yはまた、クリーニングケース43Yに回転自在に支持され、ブラシローラ45Y、クリーニングブレード41Yによって掻き取られ、また除去されることによって生じた廃トナー等の不要物を図示しない廃トナータンクに向けて搬送するための図示しない廃トナー経路の一部を構成する排出スクリュ42Yを有している。
現像装置50Yは、感光体ドラム20Yに対向する部分に開口部を有する現像ケース55Yと、かかる開口部から感光体ドラム20Yに臨むよう感光体ドラム20Yに近接対向して配設され、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤(以下、現像剤という)を担持する現像剤担持体としての現像ローラ51Yと、現像ローラ51Y上の現像剤を一定の高さに規制する規制部材としてのドクタである現像ブレード52Yとを有している。
現像装置50Yはまた、現像剤搬送手段を3本有している。すなわち現像ローラ51Yに対向して配置され、現像剤を紙面奥側から手前側に攪拌しまた搬送しながら現像ローラ51Yに供給する現像剤搬送手段である現像剤供給手段たる搬送供給部材としての第1搬送スクリュ53Yと、現像剤を紙面手前側から奥側に攪拌しながら搬送し、搬送した現像剤が第1搬送スクリュ53Yによって搬送される現像剤搬送手段である現像剤攪拌搬送手段たる攪拌搬送部材としての第2搬送スクリュ54Yと、現像ローラ51Yに担持された状態で現像ローラ51Yと感光体ドラム20Yとの間すなわち現像ローラ51Yと感光体ドラム20Yとの対向領域である現像領域を通過した現像剤を現像ローラ51Yから回収し紙面奥側から手前側に攪拌しながら搬送し搬送した現像剤が第2搬送スクリュ54Yによって搬送する現像剤搬送手段である現像剤回収手段たる回収搬送部材としての第3のスクリュ18Yとを有している。
現像装置50Yはまた、第1搬送スクリュ53Yを収容し第1搬送スクリュ53Yが現像剤を搬送する現像剤収容器である第1の領域としての第1収容室58Yと、第2搬送スクリュ54を収容し第2搬送スクリュ54Yが現像剤を搬送する現像剤収容器である第2の領域としての第2収容室59Yと、第3搬送スクリュ18Yを収容し第3搬送スクリュ18Yが現像剤を搬送する現像剤収容器である第3の領域としての第3収容室19Yとを有している。
現像装置50Yはまた、第1搬送スクリュ53Yと第2搬送スクリュ59Yとの間及び第1搬送スクリュ53Yと第3搬送スクリュ18Yとの間に設けられ、第1収容室58Yと第2収容室59Yとを区画するとともに第1収容室58Yと第3収容室19Yとを区画する第1の区画部材としての仕切り壁57Yと、第2搬送スクリュ54Yと第3搬送スクリュ18Yとの間に設けられ第2収容室59Yと第3収容室19Yとを区画する第2の区画部材としての仕切り壁99Yとを有している。
現像装置50Yはまた、イエロー色のトナーを蓄えるトナーホッパー80Yと、トナーホッパー80Yと第2収容室59Yとを連通させる、現像ケース55Yに穿設されたトナー補給口87Yと、第2収容室59Yの底部に備えられ現像剤中のトナー濃度を測定するトナー濃度検知手段たるトナー濃度測定センサとしてのTセンサであるトナー濃度検知装置たるトナー濃度検知センサ56Yとを有している。
現像装置50Yはまた、直流成分の現像バイアスを印加する図示しないバイアス印加手段と、現像ローラ51Yを駆動する図示しない現像駆動手段と、第1搬送スクリュ53Yを現像ローラ51Yと互いに同方向に回転駆動し、第2搬送スクリュ54Yを第1搬送スクリュ53Yと互いに逆方向に回転駆動し、第3搬送スクリュを第1搬送スクリュ54Yとを互いに同方向に回転駆動する図示しない搬送駆動手段と、トナーをトナーホッパー80Yからトナー補給口87Yを経て第2収容室59Yに補給する図示しないトナー補給手段等を有している。
現像ローラ51Yは、感光体ドラム20Yと平行すなわち水平に配設されており、その幅方向言い換えると軸方向が感光体ドラム20Yの幅方向言い換えると軸方向に一致している。これにより、現像ローラ51Yと感光体ドラム20Yとの距離がかかる方向において一定となり、現像が良好に行われる。現像ローラ51Yは、磁界発生手段としてのマグネットローラ81Yと、マグネットローラ81Yを内包し現像駆動手段により図中時計方向であるC1方向に駆動される非磁性の現像スリーブ82Yとを有している。
マグネットローラ81Yは、図示を省略するが、現像ケース55Yに固定されたプラスチックローラと、プラスチックローラ84Yに埋め込まれた複数の磁極を形成する複数の磁石であるマグネットブロックとを有している。
現像スリーブ82Yは、φ25mmのアルミ素管からなり、表面に、軸方向に沿ったV溝が並設されている。現像スリーブ82Yは、現像ケース55Y及びマグネットローラ81Yに回転自在に支持されている。現像スリーブ82Yは、バイアス印加手段により感光体ドラム20Yとの間に適当な大きさの現像バイアスを印加される。現像領域における現像スリーブ82Yと感光体ドラム20Yとのギャップすなわち現像ギャップは、0.3±0.05mmとなるように設定されている。現像スリーブ82Yの表面には、V溝の形成に代えて、サンドブラスト処理を施しても良い。
現像ブレード52Yは、SUS材料で形成されている。現像スリーブ82Yと現像ブレード52Yとのギャップすなわちドクターギャップは、0.3±0.04mmとなるように設定されており、現像スリーブ82Y上の現像剤を薄層化する。
現像剤中のトナー濃度は、トナー濃度検知センサ56Yによる検知に基づき、制御手段による次の制御によって、約4〜11重量%の所定の範囲内となるように制御され、キャリアに対するトナーの混合比率が常に適正値に保たれ、高品質の画像を得るのに寄与する。現像によるトナーの消費に伴ってトナー濃度が低下し、トナー濃度検知センサ56Yが、トナー濃度が上述の所定の範囲の下限値を下回ったことを検知したときに、トナーホッパー80Yからトナー補給手段により第2収容室59Yにトナーが補給されるものである。
トナー濃度検知センサ56Yは、現像剤の透磁率によりトナー濃度を測定するものであり、その出力は電圧Voutとして取り出され、制御手段に入力されて、電圧Voutの大きさにより、トナー濃度が判別される。トナー濃度は重量%を単位としている。
トナーと磁性のキャリアとを含む現像剤において、トナー濃度が低いとキャリアの比率が増加するため透磁率が高くなり、トナー濃度が高いとキャリアの比率が低下するため透磁率が低くなることから、トナー濃度TCの低下と電圧Voutの上昇とはほぼ正比例の関係にある。
そこで、トナー濃度検知センサ56Yからの出力電圧Voutに基づいて制御手段がトナー濃度の低下を認識すると、制御手段は、出力電圧Voutが所定の大きさに回復するまで、トナー補給手段を駆動し、トナーホッパー80Yから、トナーを第2収容室59Yに供給するようになっている。
第1搬送スクリュ53Y、第2搬送スクリュ54Y、第3搬送スクリュ18Yは、現像ローラ51Yの幅方向言い換えると現像ローラ51Yの長手方向延在するように配設されている。第1搬送スクリュ53Y、第2搬送スクリュ54Y、第3搬送スクリュ18Yは、何れも、回転中心をなす軸部と軸部上に形成されたスパイラル状の羽根部とを有する樹脂製のスクリュである。羽根部の形成方向は、第1搬送スクリュ53Yと第2搬送スクリュ54Yとは互いに同方向であり、第2搬送スクリュ54Yと第3搬送スクリュ18Yとでは互いに逆方向である。
第1搬送スクリュ53Y、第2搬送スクリュ54Y、第3搬送スクリュ18Yは何れも、径がφ22mmであり、スクリュピッチが25mm、回転数は約700rpmである。第1搬送スクリュ53Y、第2搬送スクリュ54Y、第3搬送スクリュ18Yは、金属スクリュであってもよく、羽根部は斜板状のものであってもよい。
図3に示すように、仕切り壁57Yは、第1搬送スクリュ53Yと第2搬送スクリュ54Yとの間において、その両端部に、第1収容室58Yと第2収容室59Yとを連通する第1の開口としての開口部85Y、86Yを有している。開口部85Y、86Yにより、第1収容室58Yと第2収容室59Yとにおいて現像剤が循環搬送される循環経路が形成される。
開口部85Y、86Yは何れも、感光体ドラム20Yの軸方向における画像形成領域Rに対応する領域内に配設されている。これにより、現像装置50Yの小型化がなされている。
なお、実際には、第2搬送スクリュ54Yは同図における右方向において第1搬送スクリュ53Yよりも延在しており、この延在部分に対応してトナー補給口87Yが形成されており、同延在部分においてトナーホッパー80Yから新規トナーの補給を受ける。
第1収容室58Y内において、第1搬送スクリュ53Yは、搬送駆動手段によって回転駆動されることで、第1収容室58Y内の現像剤を同図における左側から右側へと搬送しながら現像ローラ51Yに供給する。第1搬送スクリュ53Yによって第1収容室58Y内の端部付近まで搬送された現像剤は、開口部86Yを通って第2収容室59Y内に落下して進入し、第2搬送スクリュ54Yによって移送される。
第2収容室59Y内において、第2搬送スクリュ54Yは、搬送駆動手段によって回転駆動されることで、第2収容室59Y内の現像剤を同図における右側から左側へと搬送する。このとき、トナーホッパー80Yからトナーが補給された場合には、補給されたトナーを既存の現像剤中に攪拌混合し拡散させながら搬送を行う。第2搬送スクリュ54Yによって第2収容室59Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁57Yに設けられた開口部85Yを通って下から上に持ち上げられ、第1収容室58Y内に戻る。
このようにして、供給されたトナーは、第1搬送スクリュ53Y及び第2搬送スクリュ54Yによって、現像剤と攪拌搬送されながら攪拌混合され、摩擦帯電され、第1収容室58Yから現像ローラ51Yに供給され担持される。
現像ローラ51Yは、現像ブレード52Yによって担持した現像剤の量を規制され、層厚を規制されたその回転及びバイアス印加手段による現像バイアスにより、現像ローラ51Yと感光体ドラム20Yとの間の現像領域に、現像ブレード52Yによって量を適量とされた現像剤を運び、現像剤中のイエロートナーが感光体ドラム20Yの表面に形成された静電潜像に静電的に移行して、静電潜像をイエロートナー像として可視像化するようになっている。
このように、第1収容室58Yにおいて第1搬送スクリュ53Yによって搬送される現像剤は、搬送の過程で現像ローラ51Yに担持されるため、第1収容室58Y内の現像剤量は、第1搬送スクリュ53Yによる現像剤搬送方向下流側に向けて漸減する。
図4に示すように、仕切り壁99Yは、第2搬送スクリュ54Yと第3搬送スクリュ18Yとの間において、第2搬送スクリュ54Yによる現像剤の搬送方向上流側端部で第3搬送スクリュ18Yによる現像剤の搬送方向下流側端部に、第2収容室59Yと第3収容室19Yとを連通する第2の開口としての開口部91Yを有している。開口部91Yにより、第3搬送スクリュ18Yによって搬送された、現像ローラ51Yから回収された現像剤は、第2収容室59Yに進入する。
開口部91Yは、現像ローラ51Yの軸方向における現像ローラ51Yの配設領域Sに対応する領域内であって、感光体ドラム20Yの軸方向における画像形成領域Rに対応する領域の外すなわち非画像形成領域に対応する領域に配設されている。これにより、第3収容室19Yにおいて、画像形成領域R内における、第3搬送スクリュ18Yによる現像剤搬送方向下流側端部付近や、同方向における画像形成領域Rより下流側に対応する領域で、現像剤が過度に充満しようとすると、開口部91Yによって形成されたバイパスにより現像剤が第2収容室59Yに移送されるので、現像ローラ51Yから回収された、トナー濃度の低くなった現像剤が、かかる領域に過度に充満することはなく、かかる現像剤が直接、現像ローラ51Yに再度汲み上げられることが防止ないし抑制され、濃度ムラの防止ないし抑制された現像が行われる。
この機能をより良好に発揮するべく、開口部91Yは、現像ローラ51Yの配設領域Sの外に対応する領域に配設しても良い。この場合、現像ローラ51Yの長さは、画像形成領域Rを含む範囲で最小の長さとすることができる。
いずれの場合も、開口部91Yを画像形成領域Rに対応する領域内に配設することもでき、この場合は、かかる機能が最小限度確保されつつ現像装置50Yが小型化される。
第3搬送スクリュ19Yは、第2搬送スクリュ54Yと同様に、図3及び図4における右方向において第1搬送スクリュ53Yよりも延在している。また、開口部91Yは、第2搬送スクリュ54Yによる現像剤の搬送方向において、トナー補給口87Yよりも上流側に位置している。第3搬送スクリュ19Y、第2搬送スクリュ54Yが第1搬送スクリュ53Yよりも延在していることに対応して第1収容室58Yより第3収容室19Y、第2収容室59Yが延在している部分及び開口部91Yは、現像剤のいわば迂回経路を形成しており、この迂回経路によってかかる機能が主に発揮される。
トナー補給口87Yは、画像形成領域Rに対応する領域内に位置しており、現像装置50Yの小型化に寄与している。トナー補給口87Yは、画像形成領域Rの領域外に対応する領域に配置し、新規トナーの攪拌搬送距離、時間をより大きく稼ぐようにしてもよい。いずれの場合も、新規トナーの供給位置が、第2収容室59Yにおける、第2搬送スクリュ54Yによる現像剤搬送方向上流側の位置を占め、新規トナーの攪拌搬送距離、時間が確保され、既存の現像剤への分散が良好に行われる。
第3収容室19Y内において、第3搬送スクリュ18Yは、搬送駆動手段によって回転駆動されることで、現像ローラ51Yから解放された、第3収容室19Y内の現像剤を、同図における左側から右側へと搬送する。第3収容室19Yにおいて第3搬送スクリュ18Yによって搬送される現像剤は、現像ローラ51Yから解放され回収されたものであるため、第3収容室19Y内の現像剤量は、第3搬送スクリュ18Yによる現像剤搬送方向下流側に向けて漸増する。第3搬送スクリュ18Yによって第3収容室19Y内の端部付近まで搬送された現像剤は、開口部91Yを通って第2収容室59Yに進入し、第2搬送スクリュ54Yによって移送される。
第2収容室59Y内において、第2搬送スクリュ54Yは、搬送駆動手段によって回転駆動されることで、第2搬送スクリュ54Yによる現像剤搬送方向上流側端部において、第3収容室19Yから進入して来た現像剤を搬送し、これよりも下流側で、第1収容室から落下してきた現像剤が加えられ、これらの現像剤を攪拌しつつさらに同方向下流側に搬送する。
よって、第2収容室59Yの現像剤量は、第2搬送スクリュ54Yによる現像剤搬送方向における、開口部86Yより下流側で一定となり、開口部85Yから第1収容室58Yに受け渡される現像剤量は、開口部91Yから第2収容室59Yに進入する現像剤量と開口部86Yから第2収容室59Yに進入する現像剤量との和に略等しい。この「略」は、トナーの消費、供給によって生じるものである。
トナーホッパー80Yからトナーが補給された場合には、補給されたトナーが、まず、第3収容室19Yから進入して来た、トナー量が減少した既存の現像剤中に攪拌混合され拡散されながら搬送され、さらに第1収容室53Yから落下してきた既存の現像剤中に攪拌混合され拡散されながら搬送される。このように、新規トナーが、まずトナーが消費された比較的少量の現像剤中に攪拌混合され、この現像剤がさらに第1収容室53Yから落下してきた現像剤と攪拌混合されるため、新規トナーの攪拌作用が極めて大きい。
なお、本形態では、バイアス印加手段により直流成分の現像バイアスを印加しているが、現像バイアスは、交流成分であっても良いし、直流成分に交流成分を重畳したものであっても良い。
このように、現像装置50Yにおいては、第1搬送スクリュ53Y、第2搬送スクリュ54Y、第3搬送スクリュ18Yによって攪拌搬送された現像剤は、第1収容室53Yからマグネットローラ81Yの磁力により汲み上げられて現像スリーブ82Yに担持され、感光体ドラム20Yと対向する現像領域まで搬送され、感光体ドラム20Y上の潜像にトナーが供給されて現像が行われる。現像後のトナーを消費した現像剤は、現像スリーブ82Yの回転に伴ってその表面から第3収容室19Y内に回収され、第3搬送スクリュ18Yにより第2収容室59Yに搬送され、また第2収容室59Yには第1収容室58Y内を搬送されたが現像スリーブ82Yに担持されなかった現像剤が第1搬送スクリュ53Yにより搬送されてきて、第2搬送スクリュ54Yにより適時新規トナーと攪拌されながら第1収容室58Yに搬送され、再び現像スリーブ82Y表面に汲み上げられるというサイクルを繰り返す。マグネットブロックはこのようなサイクルを繰り返すように配設されている。
このようなサイクルにおいては、上述のように、第1収容室58Yにおいて第1搬送スクリュ53Yによって搬送される現像剤は、搬送の過程で現像ローラ51Yに担持されるため、第1搬送スクリュ53Yによる現像剤搬送方向下流側に向けて漸減する。よって、同方向下流側に向けて、現像ローラ51Yへの現像剤の供給量、言い換えると現像ローラ51Yによる現像剤の汲み上げ量は、漸減し、現像剤の汲み上げ不足が発生して画像濃度ムラが生じるおそれがある。
そこで、図3、図5に示すように、本形態における第1搬送スクリュ53Yは、第1搬送スクリュ53Yによる現像剤搬送方向下流側における端部が、鉛直方向において現像ローラ51Yより高い位置を占めるように、現像ローラ51Yに対して傾け、非平行に設けている。第1搬送スクリュ53Yの、同方向上流側端部は、鉛直方向において現像ローラ51Yと略同位置を占めている。また、仕切り壁57Yは、第1搬送スクリュ53Yのかかる配設態様に対応して、図3に示すように、第1収容室58Yの底部が現像ローラ51Yに対して同様に傾くように、第1搬送スクリュ53Yに平行に設けられ、現像ローラ51Yに対して傾き、非平行となるように設けられている。
これにより、第1収容室58Y内の現像剤は、第1搬送スクリュ53Yによって搬送されるにつれ、鉛直上方に持ち上げられリフトされつつ、現像ローラ51Yに対しては、現像ローラ51Yより高い位置から自由落下するようにして供給されるため、現像ローラ51Yによる現像剤の汲み上げ不足が防止ないし抑制される。第1搬送スクリュ53Y、仕切り壁57Yの傾きは、現像ローラ51Yによる現像剤の汲み上げ量が、第1搬送スクリュ53Yによる現像剤搬送方向において略均一となるように定められる。
よって、現像ローラ51Yはかかる方向において略均一な量の現像剤を担持し、同方向における下流側での現像剤の汲み上げ不足が防止ないし抑制され、特にトナー濃度が低下し現像剤量が減少した場合であっても、感光体ドラム20Yに供給されるトナー量のムラ言い換えると感光体ドラム20Y上のトナー濃度ムラが防止ないし抑制される。
一方、第2搬送スクリュ54Y及び第3搬送スクリュ18Yは、現像ローラ51Yと同様に、感光体ドラム20Yと平行すなわち水平に配設されており、その幅方向言い換えると軸方向が感光体ドラム20Yの幅方向言い換えると軸方向に一致している。第2搬送スクリュ54Yと第3搬送スクリュ18Yとを互いに平行に配置したことにより、第3搬送スクリュ18Yから第2搬送スクリュ54Yへの現像剤の受け渡し効率が良好となっており、第3収容室19Yの、第3搬送スクリュ18Yによる現像剤搬送方向下流側部分において、現像剤の溢れが防止される。また現像装置50Yの大型化が抑制される。
なお、感光体ドラム20Yが水平に対して傾いて配設される場合、現像ローラ51Y、第2搬送スクリュ54Y及び第3搬送スクリュ18Yは感光体ドラム20Yに平行に設けることが好ましいが、第1搬送スクリュ53Yについては、やはり上述したのと同様に、その現像剤搬送方向下流側が感光体ドラム20Yよりも鉛直方向上側を占めるように、感光体ドラム20Yに対して非平行に設ける。
このような構成の画像形成装置100において、複写を行うときには、上述のように自動原稿給紙装置22に原稿をセットするか、コンタクトガラス21a上に原稿を載置した状態で、操作パネルのスタートボタンを押下する。画像形成装置100をプリンタとして使用する場合には、画像形成装置100に接続したPC等の外部入力装置において画像形成を行う画像データを選択、入力等したうえで画像形成開始の操作を行う。
複写を行う場合であって、原稿を自動原稿給紙装置22にセットした場合には、セットした原稿がコンタクトガラス21a上に送り出されてから読取装置21による原稿の読み取りが行われ、また、原稿をコンタクトガラス21a上に載置したときにはスタートボタンの押下によって読取装置21による原稿の読み取りが行われ、画像データが生成される。
原稿の読み取りに際しては、第1走行体21b、第2走行体21cが走行し、光源からの光が原稿に向けて照射され、原稿面からの反射光が第1の反射体により第2走行体21cの方向に反射され、これが第2の反射体によって180度方向を変えて結像レンズ21dを通って読み取りセンサ21eに入射し、読み取りセンサ21eによって原稿の内容が読み取られる。
生成された画像データ又は入力された画像データに基づいて、上述の構成の画像ステーション60Y、60M、60C、60BKが作動する。
画像ステーション60Yにおいては、感光体ドラム20Yは、B1方向への回転に伴い、帯電ローラ31Yにより表面を一様に帯電され、光走査装置8からのレーザー光Lの露光走査によりイエロー色に対応した静電潜像を形成され、この静電潜像を現像装置50Yによりイエロー色のトナーによりムラなく良好に現像され、現像により得られたイエロー色のトナー像を1次転写ローラ12YによりA1方向に移動する中間転写ベルト11に1次転写され、転写後に残留したトナーを含む不要物をクリーニング装置40Yにより除去されて除電装置、帯電ローラ31Yによる次の除電、帯電に供される。
他の感光体ドラム20C、20M、20BKにおいても同様に各色のトナー像が形成等され、形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ12C、12M、12BKにより、A1方向に移動する中間転写ベルト11上の同じ位置に順次1次転写され、フルカラーの合成カラー画像が形成される。中間転写ベルト11上に重ね合わされたトナー像は、中間転写ベルト11のA1方向の回転に伴い、2次転写ローラ17との対向位置である2次転写ニップまで移動し、シートに2次転写される。
中間転写ベルト11と2次転写ローラ17との間に搬送されてきたシートは、シート給送装置23の1つの給送ローラ24が選択されこの回転によって対応する給紙カセット25から繰り出されてフィードされたものであるか、または、手差し給紙装置33の給送ローラ35の回転によって手差しトレイ34から繰り出されてフィードされたものであるか、または、両面ユニット96から給紙ローラ95によって繰り出されてフィードされたものであるかの何れかであって、レジストローラ対13によって、センサによる検出信号に基づいて、中間転写ベルト11上のトナー像の先端部が2次転写ローラ17に対向するタイミングで送り出されたものである。
シートは、すべての色のトナー像を転写され、担持すると、搬送装置76に搬送されて定着装置6に進入し、定着ベルト64と加圧ローラ63との間の定着部を通過する際、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を定着され、シート上にカラー画像が形成される。定着装置6を通過した定着済みのシートは、切換爪94の態位に応じて、排紙ローラ98を経て排紙トレイ75上にスタックされるか、または搬送ローラ97を経て両面ユニット96に進入して両面画像形成に備える。一方、2次転写を終えた中間転写ベルト11は、中間転写ベルトクリーニング装置14によってこれに残留する残留トナー等を除去されてクリーニングされ、次の画像形成に備える。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
たとえば、本発明は、回収搬送部材を備えず、搬送供給部材と攪拌搬送部材とで2成分現像剤を攪拌搬送して現像剤担持体に供給する現像装置に適用することができる。搬送供給部材と攪拌搬送部材とは上述の形態のような上下方向に並設した構成とするのではなく、水平方向に並設した構成としても良い。
回収搬送部材を備える場合、第2の開口は上述の形態のように回収搬送部材による現像剤搬送方向下流側に設けることが好ましいが、第2の開口は少なくとも1つ設ければよく、その数は2つ以上であっても良い。2つ以上設ける場合にも、そのうちの少なくとも1つを回収搬送部材による現像剤搬送方向下流側に設けることが好ましい。
また、本発明は、いわゆるタンデム方式の画像形成装置ではなく、1つの感光体ドラム上に順次各色のトナー像を形成して各色トナー像を順次重ね合わせてカラー画像を得るいわゆる1ドラム方式の画像形成装置にも同様に適用することができる。
いずれのタイプの画像形成装置でも、中間転写体を用いず、各色のトナー像をシート等に直接転写する直接転写方式を採用しても良い。すなわち被転写体はシートであっても良い。この場合、複数の像担持体上のトナー像は、直接、シートに転写される。
中間転写体はベルト状に限らずドラム状であってもよい。
画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリの複合機でなく、これらの単体であっても良いし、その他、複写機とプリンタとの複合機等の他の組み合わせの複合機であっても良い。
画像形成装置は、モノカラー画像のみを形成可能なものであっても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明を適用した画像形成装置の概略正面図である。 図1に示した画像形成装置に備えられた複数の像担持体のうち1つの像担持体周りの構成を示す概略正面図である。 図2に示した現像装置の概略側断面図である。 図2に示した現像装置の概略平断面図である。 図2に示した現像装置に備えられた現像剤担持体、搬送供給部材、攪拌搬送部材及び回収搬送部材の配設態様を示す斜視図である。
符号の説明
18Y 回収搬送部材
19Y 第3の領域
20Y、20M、20C、20BK 像担持体
50Y 現像装置
51Y 現像剤担持体
53Y 搬送供給部材
54Y 攪拌搬送部材
57Y 第1の区画部材
58Y 第1の領域
59Y 第2の領域
85Y、86Y 第1の開口
91Y 第2の開口
95Y プロセスカートリッジ
99Y 第2の区画部材
100 画像形成装置
R 画像形成領域
S 現像剤担持体の配設領域

Claims (12)

  1. 像担持体に対向して配置され、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に対向して配置され、前記2成分現像剤を所定の方向に搬送しながら前記現像剤担持体に供給する搬送供給部材と、
    前記2成分現像剤を攪拌しながら搬送し、搬送した前記2成分現像剤が前記搬送供給部材によって搬送される攪拌搬送部材と、
    前記搬送供給部材が前記2成分現像剤を搬送する第1の領域と、
    前記攪拌搬送部材が前記2成分現像剤を搬送する第2の領域とを備えた現像装置において、
    前記搬送供給部材の、前記所定の方向の下流側における端部が、前記現像剤担持体より高い位置を占めるように、前記搬送供給部材を、前記現像剤担持体と非平行に設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体を水平方向に配置したことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2記載の現像装置において、
    第1の領域と第2の領域とを区画する第1の区画部材を有し、
    第1の区画部材は、第1の領域と第2の領域とを連通する第1の開口を有し、
    第1の開口を、像担持体の画像形成領域に対応する領域内に配設したことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体に担持された状態で同現像剤担持体と前記像担持体との間を通過した前記2成分現像剤を回収して前記攪拌搬送部材に向けて搬送する回収搬送部材と、
    前記回収搬送部材が前記2成分現像剤を搬送する第3の領域とを有することを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4記載の現像装置において、
    前記回収搬送部材と前記攪拌搬送部材とを平行に配置したことを特徴とする現像装置。
  6. 請求項4又は5記載の現像装置において、
    第2の領域と第3の領域とを区画する第2の区画部材を有し、
    第2の区画部材は、第2の領域と第3の領域とを連通する第2の開口を有することを特徴とする現像装置。
  7. 請求項6記載の現像装置において、
    第2の開口を、前記現像剤担持体の配設領域に対応する領域内に配設したことを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか1つに記載の現像装置において、
    新規トナーの供給位置が、第2の領域における、前記2成分現像剤の搬送方向の上流側の位置であることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像装置と、この現像装置によって潜像を現像される像担持体とを備えたプロセスカートリッジであって、これを備える画像形成装置本体に対して着脱自在であるプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像装置、または、請求項9記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置。
  11. 請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像装置を用いる現像方法。
  12. 請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像装置、または、請求項9記載のプロセスカートリッジを用いて画像形成を行う画像形成方法。
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