JP2000293038A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2000293038A
JP2000293038A JP11099046A JP9904699A JP2000293038A JP 2000293038 A JP2000293038 A JP 2000293038A JP 11099046 A JP11099046 A JP 11099046A JP 9904699 A JP9904699 A JP 9904699A JP 2000293038 A JP2000293038 A JP 2000293038A
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developer
developing
magnetic pole
toner
magnetic
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JP11099046A
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English (en)
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Tsuneji Masuda
恒司 桝田
Shigeo Kimura
木村  茂雄
Takao Ogata
隆雄 尾形
Kazuhiro Hasegawa
和弘 長谷川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2成分現像剤の小粒径化によってトナー凝集
体が発生しても、そのトナーの凝集体を現像剤中から回
収して、転写時にトナー凝集体による転写抜けを起こす
ことがない画像を得ることを可能とした現像装置にあ
る。 【解決手段】 現像を終えた現像剤が、現像スリーブ4
2の回転により現像容器41内に戻って来るが、磁石5
0の取り込み極N3の位置では、その下流側にこれと反
撥磁極となる磁極N2が存在するので、現像剤54が他
の磁極位置よりも大きく穂立ちして搬送され、このため
現像剤54のばたつきが激しく、現像剤54中からトナ
ー凝集体60が飛び出してくる。現像スリーブ42に対
し取り込み磁極N3の近傍位置に、スリーブ42側が開
口した回収函53を設けて、現像剤中から飛び出してく
るトナー凝集体60を回収函53内に回収して、トナー
凝集体が現像室45内に落下することにより、再び現像
剤中に取り込まれるのを防いだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式もし
くは静電記録方式などの複写機、プリンタ等の画像形成
装置において、像担持体上に形成された静電潜像を現像
剤を用いて可視化するのに使用される現像装置に関し、
特に非磁性トナーと磁性キャリアを主成分とした2成分
現像剤を用いる現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式や静電記録方式の画像形成
装置、特に電子写真方式によりフルカラーやマルチカラ
ーの画像を形成する画像形成装置では、ほとんどの現像
装置が、発色性や混色性の点から、非磁性トナーと磁性
キャリアを主成分とした2成分現像剤を用いている。
【0003】周知のように、この2成分現像剤を用いた
現像装置では、キャリア粒子とトナー粒子の間で生じる
摩擦帯電によりトナーに電荷を付与し、電荷の付与され
たトナーが像担持体上の静電潜像に付着して、潜像を可
視化する現像法を採る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
高画質化のためにトナーとキャリアを小粒径化すること
が行われており、このため、機械的な力または静電的な
力で現像剤中のトナーが凝集しやすく、またそれがキャ
リアによって崩されづらくなっている。
【0005】現像によって、このようなトナー凝集体、
たとえば直径100〜300μmのトナー凝集体が像担
持体の表面に付着すると、現像で得られたトナー像を転
写する次行程の転写時に、トナー凝集体の近傍のトナー
が転写されず、いわゆる転写中抜けが生じて、画像品質
を著しく劣化させるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、2成分現像剤の小粒径化
によってトナー凝集体が発生しても、そのトナーの凝集
体を現像剤中から回収して、トナー凝集体のない現像剤
を現像に供することができ、現像により転写時にトナー
凝集体による転写抜けを起こすことがない画像を得るこ
とを可能とした現像装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、非磁
性トナーと磁性キャリアとを混合した2成分現像剤を担
持した回転する現像剤担持体内に、前記現像剤を現像剤
担持体に汲み上げて担持させる汲み上げ磁極、担持した
現像剤の層厚を規制する規制磁極、現像剤を現像領域へ
搬送する搬送磁極、現像領域に現像磁界を形成する現像
磁極および現像剤を現像容器内に取り込む取り込み磁極
を、前記現像剤担持体の回転方向に有する磁石を非回転
に内蔵した現像装置において、前記現像剤担持体の前記
磁石の取り込み磁極の近傍に、前記現像剤中から飛び出
してくるトナー凝集体を回収する回収部材を設置したこ
とを特徴とする現像装置である。
【0008】本発明によれば、前記回収部材は、前記現
像剤担持体の前記取り込み磁極の近傍位置に設置した、
前記現像剤担持体側が開口した函体からなることができ
る。前記磁石の取り込み磁極の磁束密度の前記現像剤担
持体表面における法線方向成分を、前記磁石の現像磁極
の磁束密度の前記現像剤担持体表面における法線方向成
分よりも小さくすることができる。前記回収部材の前記
現像剤担持体の回転方向上流側の部分に、磁性部材を設
けることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0010】実施例1 図1は、本発明の現像装置の一実施例を示す断面図であ
る。本現像装置は、図4に示したような画像形成装置の
現像器4y〜4kとして使用されている。
【0011】まず、図4の画像形成装置について説明す
る。図4の画像形成装置は、デジタル方式の4色のフル
カラー複写機に構成されている。
【0012】本画像形成装置は、上部にデジタルカラー
画像リーダ部を、下部にデジタルカラー画像プリンタ部
を有し、リーダ部で読み取った原稿の画像に基づき、プ
リンタ部で記録材に画像を形成する。
【0013】リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、露光ランプ32で露光走査した原稿3
0からの反射光像を、レンズ33によりフルカラーセン
サ34に集光し、カラー色分解画像信号を得る。このカ
ラー色分解画像信号に、増幅回路(図示せず)を経てビ
デオ処理ユニット(図示せず)により処理を施し、プリ
ンタ部に送出する。
【0014】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1を矢印R1方向に回転自在に担持し、この感光
ドラム1の周囲に、前露光ランプ11、コロナ帯電器
2、露光光学系3、電位センサ12、4個の現像器4
(4y、4c、4m、4k)、ドラム上トナー検知手段
13、転写装置5、クリーング器6等が配置されてい
る。
【0015】露光光学系3は、リーダ部からの画像信号
が入力され、これをレーザ出力部(図示せず)で光信号
に変換して、光像Eのレーザ光が形成される。光像E
は、ポリゴンミラー3aで反射し、レンズ3bおよびミ
ラー3cを通って、感光ドラム1の表面を線状に走査
(ラスタスキャン)する。
【0016】画像形成時には、まず、感光ドラム1を矢
印R1方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した
後、帯電器2により感光ドラム1の表面を一様帯電し、
ついで各分解色ごとに光像Eを照射し、感光ドラム1の
表面上に各色の静電潜像を形成する。
【0017】つぎに、各静電潜像ごとに所定の現像器4
y〜4kを動作させて、感光ドラム1上の潜像を現像
し、樹脂を基体とした各色のトナー像に形成する。各現
像器4y、4c、4m、4kは、偏心カム24y、24
c、24m、24kの動作により、各潜像に応じた色の
現像器が択一的に感光ドラム1に接近されるようにして
いる。
【0018】感光ドラム1上に形成されたトナー像は、
記録材カセット7から搬送系および転写装置5を介して
感光ドラム1と対向した転写位置に供給された記録材に
転写される。転写装置5は、本例では、転写ドラム5
a、転写帯電器5b、記録材を転写ドラム5aに静電吸
着するための吸着帯電器5c、およびこれと対向する吸
着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5eを有
し、回転駆動されるように軸支された転写ドラム5aの
周面開口域には、誘電体からなる記録材担持シート5g
を円筒状に一体的に張設している。記録材担持シート5
fは、ポリカーボネートフィルム等の誘電体シートを使
用している。
【0019】転写ドラム5aを回転するに従って、感光
ドラム1上のトナー画像は、転写帯電器5bにより記録
材担持シート5f上に担持された記録材に転写される。
このようにして、記録材担持シート5fに担持して搬送
される記録材には、所望数の色のトナー像が転写され、
カラー画像が形成される。
【0020】4色モードの場合、このようにして4色の
トナー像の転写が終了すると、記録材を転写ドラム5a
から分離爪8a、分離押し上げコロ8bおよび分離帯電
器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を介し
てトレイ10に排出する。他方、転写が終了した感光ド
ラム1は、表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃
除去した後、再度、画像形成工程に供する。
【0021】記録材の両面に画像を形成する場合は、記
録材が定着器9を出た後、直ぐに搬送パス切り換えガイ
ド19を駆動して、記録材を搬送縦パス20を経て反転
パス21aに一旦導いた後、反転ローラ21bの逆転に
より、送り込まれた際の後端を先頭にして、送り込まれ
た方向と反対向きに退出させ、記録材を裏返して中間ト
レイ22に収納する。その後、再度、上述の画像形成工
程によって記録材のもう一方の面に画像を形成した後、
排紙トレイ10上に排出する。
【0022】転写ドラム5aの記録材担持シート5f
は、感光ドラム1、現像器4y〜4k、クリーニング器
6等からのトナー粉体の飛散付着、また記録材のジャム
(紙づまり)時にトナーが付着すること、両面画像形成
時に記録材上のオイルが付着する場合があること等によ
り汚染されるが、記録材担持シート5fを介して対向す
るファーブラシ14とバックアップブラシ15、および
オイル除去ローラ16とバックアップブラシ17によっ
て清掃した後、再度画像形成工程に供される。このよう
な清掃は、前回転時、後回転時に行い、また、ジャム発
生時には随時行う。
【0023】本例では、転写ドラム偏心カム25を動作
させ、転写ドラム5aと一体化しているカムフォロワ5
iを作動させることにより、記録材担持シート5fと感
光ドラム1とのギャップを所定タイミングで所定間隔に
設定可能な構成としている。たとえばスタンバイ中また
は電源のオフ時には、転写ドラムと感光ドラムの間隔を
離し、感光ドラムの回転駆動から転写ドラムの回転を独
立させることが可能である如くである。
【0024】この一連の画像形成動作において、現像器
および現像剤濃度制御装置は、次のように動作してい
る。原稿画像をCCDにより読み取って、各プロセスを
経て感光ドラム上に静電潜像を形成し、その潜像が現像
位置に達するときに、図示しない現像電源により、AC
電圧とDC電圧が重畳された現像バイアスが現像器4
(4y〜4k)の現像スリーブ41に印加し、駆動装置
により現像スリーブ41を所定方向に回転し、これを現
像加圧カム24(24y〜24k)により加圧して、こ
れにより潜像を現像する。
【0025】同時にA/D変換された入力画像信号は、
その1画素ごとにビデオカウンタ(図示せず)によって
濃度レベルがカウントされ、CPU(図示せず)からの
その積算値によってトナー補給量を決定し、現像器への
トナーの供給が行われる。
【0026】また、画像濃度の変動をセンサの出力電圧
で検知する制御を併用した場合には、所定の現像剤濃度
検知用パッチ画像の潜像を形成し、現像バイアスを現像
スリーブ41に印加し、現像スリーブを回転駆動して現
像し、得られたパッチ画像の濃度をセンサ13によって
読み取り、濃度制御に使用する。通常の画像形成時に
は、非画像域にパッチ画像を形成し、その濃度が常に一
定になるように、現像剤濃度を制御し、適正画像を得る
ようにしている。
【0027】本実施例の現像装置について説明する。
【0028】図1に示すように、本現像装置4は、内部
が隔壁44によって現像室(第1室)45と撹拌室(第
2室)46とに区画された現像容器41を有し、現像室
45および撹拌室46には現像剤(図示せず)が収容さ
れ、また現像室45には、現像剤担持体としての現像ス
リーブ41を備えている。現像剤は、粉砕法によって製
造された平均粒径6μmの非磁性トナーと平均粒径35
μmの磁性キャリア(磁性粒子)とからなる2成分現像
剤である。
【0029】上記の現像室45および撹拌室46には、
それぞれスクリュータイプの第1および第2の現像剤撹
拌搬送部材47および48が配置されている。隔壁44
には図1の紙面の垂直方向手前側と奥側の端部に、現像
室45と撹拌室46とを相互に連通させる現像剤通路
(図示せず)が設けられており、第1の撹拌搬送部材4
7は現像室45内の現像剤を撹拌しながらその長手方向
に搬送し、その搬送過程で、現像剤の一部が現像スリー
ブ41に担持され、残りの現像剤が隔壁44の現像剤通
路を通って撹拌室46に受け渡される。第2の撹拌搬送
部材48は撹拌室46内の現像剤を撹拌しながら上記と
逆方向に搬送し、隔壁44の他方の現像剤通路を通って
現像室45に受け渡す。これにより現像剤が現像容器4
1内を循環される。
【0030】撹拌室46内には、現像剤濃度制御装置の
制御の下で図示しないトナー補給槽から、第2の撹拌搬
送部材48の上流側の位置にトナーが補給される。現像
室45内の現像でトナー濃度が低下した現像剤は、撹拌
室46内に受け渡された後、第2撹拌搬送部材48によ
る撹拌によって、撹拌室46内の現像剤および補給トナ
ーと混合され、このようにして所定のトナー濃度とされ
た現像剤が現像室45に戻される。
【0031】現像容器41の現像室45の部分には、図
4の感光ドラム1に対面した現像領域に相当する位置に
開口部49が設けられており、この開口部49に前記の
現像スリーブ41が、一部を感光ドラム1方向に露出す
るようにして配置される。現像スリーブ41は非磁性材
料から形成され、感光ドラム1の図4の矢印R1方向の
回転に対して、図1の矢印方向に回転駆動される。
【0032】現像スリーブ41の内部には、磁界発生手
段であるローラ状の磁石50が非回転に配置され、本実
施例では、磁石50は、現像領域に磁界を形成する現像
磁極S1、取り込み磁極N3、汲み上げ極N2、現像剤
規制磁極S2および現像剤搬送磁極N1を有する。
【0033】また現像スリーブ41の略頂部上には、現
像スリーブ41の表面と所定の間隙をあけてブレード4
3が配置されている。ブレード43はSUS等の非磁性
材料により形成され、ブレード43の先端近傍には磁性
板51が取り付けてある。ブレード43は、磁極S2よ
りも現像スリーブ41の回転方向下流側に角度10゜の
位置に配置される。
【0034】現像室45内に収容された2成分現像剤
は、第1の撹拌搬送部材47による撹拌搬送の過程で、
一部が磁石50の磁極N2の磁力により現像スリーブ4
1の表面に汲み上げられ、現像スリーブ41の回転にと
もないブレード43を設けた現像剤規制部に搬送され
る。そして現像剤、つまり磁性キャリアとこれに付着し
たトナーが、現像スリーブ41とブレード43先端の磁
性板51との間の隙間を通過する際、磁性キャリアに磁
界を及ぼす磁極S2と磁性板51との協同作用により規
制され、所定の現像剤層厚に形成される。
【0035】層厚を規制された現像剤は、現像スリーブ
41の回転にともない磁極N1の作用下に、図4の感光
ドラム1と対向した現像領域へ搬送され、現像領域に搬
送された現像剤は、磁極S1より穂立ちして磁気ブラシ
に形成され、感光ドラム1の表面に接触しながら、感光
ドラム1の表面に形成された静電潜像を現像する。現像
効率、すなわち潜像へのトナーの付与効率を向上させる
ために、現像時、現像スリーブ41には図示しない現像
電源から直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスが
印加される。
【0036】現像領域での現像を終えた現像剤は、現像
スリーブ41の回転に従って現像容器41内に戻され、
磁石50の磁極N3のところを通過した後、同極性の磁
極N3と磁極N2が形成する反撥磁界によって、現像ス
リーブ41の表面から剥離されて現像室45内に回収さ
れる。回収された現像剤は、第1の撹拌搬送部材47に
より現像室45内を撹拌搬送された後、前記したよう
に、撹拌室46内に受け渡される。
【0037】さて、高画質化のために現像剤のトナーと
キャリアを小粒径化することが行われるが、この現像剤
中のトナーは、以上のような現像剤の循環過程で機械的
な力や静電的な力により凝集して、トナー凝集体を形成
しやすい。このトナー凝集体が現像によって感光ドラム
の表面に付着すると、現像で得られたトナー像の転写時
に、トナー凝集体の近傍のトナーが転写されず、いわゆ
る転写中抜けが生じて、画像品質を著しく劣化させる。
そこで、トナー凝集体による転写中抜けを防止するため
には、トナー凝集体を現像剤中から回収することが重要
である。
【0038】本発明では、トナー凝集体の回収を簡易的
に行うために、つぎの現象を利用した。すなわち、現像
を終えた現像剤は、現像スリーブ41の回転により現像
容器41内に戻って来るが、磁石50の取り込み極N3
の位置では、その下流側にこれと反撥磁極となる磁極N
2が存在するので、図1に示すように、現像剤54が他
の磁極位置よりも大きく穂立ちして搬送される。このた
め、現像剤54のばたつきが激しく、現像剤54中から
トナー凝集体60が飛び出してくる。
【0039】従来の現像装置であると、現像剤中から飛
び出したトナー凝集体60は、再び現像室45中に落下
して、スクリュー47により現像室45内の現像剤と撹
拌混合されてしまい、再び現像に使用されることがあ
る。
【0040】そこで、本実施例では、図1に示すよう
に、取り込み磁極N3の近くの現像スリーブ41の下方
位置に、現像スリーブ41側が開口したトナー凝集体回
収函53を設けて、現像剤中から飛び出してくるトナー
凝集体60を回収函53内に回収するようにした。従っ
て、トナー凝集体60が再び現像剤に混じって、現像に
使用されることがなく、現像によりトナー凝集体による
転写中抜けを生じることがない画像を得ることができ
る。
【0041】本実施例の現像装置と従来の現像装置とを
現像に使用して、画像形成を行い、トナー凝集体による
画像の転写抜けの発生を調査比較したところ、本実施例
によれば、トナー凝集体による転写抜けの発生頻度を従
来の1/5に大きく減少できた。
【0042】実施例2 本実施例は、現像剤からのトナー凝集体の回収量を多く
するために、図1で示した実施例1の現像装置におい
て、磁石50の取り込み極N3の磁束密度の現像スリー
ブ41の表面における法線方向成分Brを、取り込み極
N3の上流側の現像磁極S1の磁束密度の同様な法線方
向成分Brよりも小さくした。
【0043】具体的には、実施例1では、取り込み磁極
N3のBrが700ガウス、現像磁極S1のBrが80
0ガウスであったのを、本実施例2では、取り込み磁極
N3のBrを400ガウス、現像磁極S1のBrを10
00ガウスとした。本実施例のその他の構成は、実施例
1と基本的に同じである。
【0044】本実施例によれば、取り込み磁極N3のB
rを、磁極S1のBrより小さくしたので、図2に示す
ように、取り込み磁極N3の位置での現像剤54の穂立
ちが、上流側に戻されるように形成され、このため現像
剤54のばたつきを大きくできて、現像剤54中からよ
り多くのトナー凝集体60を飛び出させることができ
る。従って、現像剤中のトナー凝集体をより多く回収す
ることができた。
【0045】実施例3 本実施例では、実施例2の現像装置において、トナー凝
集体回収函53の上流側側壁の内面上部に、図3に示す
ように磁性板55を設けた。本実施例のその他の構成
は、実施例2と基本的に同じである。
【0046】本実施例によれば、磁石50の取り込み極
N3の位置において、現像剤54の穂立ちは磁性板55
に向かうとともに、現像磁極S1により上流側に戻され
るように形成されるので、現像剤54のばたつきをさら
に大きくでき、現像剤54中からのトナーの凝集体60
の回収効率がさらに向上した。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2成分現像剤中のトナー集合体を回収するに際し、現像
剤担持体内の磁石の現像剤取り込み磁極の位置では、そ
の現像剤担持体回転方向下流側に現像剤汲み上げ磁極で
ある同極の反撥磁極が存在するために、現像剤が大きく
穂立ちして搬送されることにより激しくばたついて、現
像剤中からトナー凝集体が飛び出してくる現象を利用す
るので、現像剤担持体に対し取り込み磁極の近傍位置
に、現像剤担持体側が開口した函状の回収部材を設置す
ることにより、現像剤中からトナー凝集体を簡易に回収
して、トナー凝集体のない現像剤を現像に供することが
できる。従って、2成分現像剤のトナーにトナー凝集体
を生じやすい小粒径化トナーを用いても、現像により転
写時にトナー凝集体による転写抜けを起こすことがない
画像を得ることができる。
【0048】さらに、取り込み磁極の磁束密度の現像剤
担持体表面における法線方向成分を、現像磁極の磁束密
度の現像剤担持体表面における法線方向成分よりも小さ
くすることにより、現像剤中からのトナー凝集体の飛び
出しを多くして、トナー凝集体の回収量を増大でき、ま
た回収部材の現像剤担持体の回転方向上流側の部分に磁
性部材を設けた場合には、トナー凝集体の飛び出しをさ
らに多くして、一層効果的とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例における現像スリーブの現
像剤取り込み極位置での現像剤中からのトナー凝集体の
回収の様子を示す断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例における現像スリー
ブの現像剤取り込み極位置での現像剤中からのトナー凝
集体の回収の様子を示す断面図である。
【図4】本発明の現像装置が設置される画像形成装置を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
4 現像装置 41 現像容器 42 現像スリーブ 43 ブレード 50 磁石 51 磁性板 54 現像剤 53 トナー凝集体回収函 60 トナー凝集体 N3 取り込み磁極
フロントページの続き (72)発明者 尾形 隆雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長谷川 和弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H031 AA01 AA12 AB02 AB09 AC04 AC08 AC14 AC19 AC31 AC33 AC42 AD03 AE00 BA05 BA09 BB01 CA11 EA03 2H077 AA12 AA20 AB02 AB07 AB13 AB18 AC02 AC12 AC16 AD02 AD06 AD13 AD14 AD18 AD24 AD36 AE05 AE06 BA02 BA03 CA01 CA19 DA02 EA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性トナーと磁性キャリアとを混合し
    た2成分現像剤を担持した回転する現像剤担持体内に、
    前記現像剤を現像剤担持体に汲み上げて担持させる汲み
    上げ磁極、担持した現像剤の層厚を規制する規制磁極、
    現像剤を現像領域へ搬送する搬送磁極、現像領域に現像
    磁界を形成する現像磁極および現像剤を現像容器内に取
    り込む取り込み磁極を、前記現像剤担持体の回転方向に
    有する磁石を非回転に内蔵した現像装置において、前記
    現像剤担持体の前記磁石の取り込み磁極の近傍に、前記
    現像剤中から飛び出してくるトナー凝集体を回収する回
    収部材を設置したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記回収部材は、前記現像剤担持体の前
    記取り込み磁極の近傍位置に設置した、前記現像剤担持
    体側が開口した函体からなる請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記磁石の取り込み磁極の磁束密度の前
    記現像剤担持体表面における法線方向成分を、前記磁石
    の現像磁極の磁束密度の前記現像剤担持体表面における
    法線方向成分よりも小さくした請求項1または2の現像
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回収部材の前記現像剤担持体の回転
    方向上流側の部分に、磁性部材を設けた請求項1〜3の
    いずれかの項に記載の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555256B2 (en) * 2005-05-23 2009-06-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Development unit with toner recovery for an image forming apparatus and process

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555256B2 (en) * 2005-05-23 2009-06-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Development unit with toner recovery for an image forming apparatus and process

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