JP2000214676A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000214676A
JP2000214676A JP1543799A JP1543799A JP2000214676A JP 2000214676 A JP2000214676 A JP 2000214676A JP 1543799 A JP1543799 A JP 1543799A JP 1543799 A JP1543799 A JP 1543799A JP 2000214676 A JP2000214676 A JP 2000214676A
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JP1543799A
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English (en)
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Takao Ogata
隆雄 尾形
Kazuhiro Hasegawa
和弘 長谷川
Shigeo Kimura
木村  茂雄
Tsuneji Masuda
恒司 桝田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2成分現像剤を使用する複数色の現像器に対
して、パッチ画像の濃度検知による現像剤濃度制御をす
るに際し、パッチ画像の濃度検知の色順を工夫すること
により、全体のパッチ画像数を増すことなく良好な制御
を行い、現像剤の飛散等を低減することである。 【解決手段】 コピースタートにより枚数カウンターを
リセットし、コピーの枚数を判断し、1枚であれば黒の
パッチ画像を形成し、2枚以上であれば、メモリがマゼ
ンタか否かを判断し、Yesであれば、黒のパッチ画像
を形成し、シアンのパッチ画像を形成して、メモリをシ
アンに書き換える。Noであれば、メモリがシアンか否
かを判断し、Yesであれば、黒のパッチ画像を形成
し、イエローのパッチ画像を形成し、メモリをイエロー
に書き換える。この手法によりコピー枚数だけパッチ画
像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に画像の現
像に使用する2成分現像剤の濃度制御に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置の概略構成を
図3に示す。本画像形成装置は、上部にデジタルカラー
画像リーダ部を、下部にデジタルカラー画像プリンタ部
を有し、リーダ部で読み取った原稿の画像に基づき、プ
リンタ部で記録材に画像を形成する。
【0003】リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、露光ランプ32で露光走査した原稿3
0からの反射光像を、レンズ33によりフルカラーセン
サ34に集光し、カラー色分解画像信号を得る。このカ
ラー色分解画像信号に、増幅回路(図示せず)を経てビ
デオ処理ユニット(図示せず)により処理を施し、プリ
ンタ部に送出する。
【0004】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1を矢印R1方向に回転自在に担持し、この感光
ドラム1の周囲に、前露光ランプ11、コロナ帯電器
2、露光光学系3、電位センサ12、4個の現像器4
(4y、4c、4m、4k)、ドラム上トナー検知手段
13、転写装置5、クリーング器6等が配置されてい
る。
【0005】露光光学系3は、リーダ部からの画像信号
が入力され、これをレーザ出力部(図示せず)で光信号
に変換して、光像Eのレーザ光が形成される。光像E
は、ポリゴンミラー3aで反射し、レンズ3bおよびミ
ラー3cを通って、感光ドラム1の表面を線状に走査
(ラスタスキャン)する。
【0006】画像形成時には、まず、感光ドラム1を矢
印R1方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した
後、帯電器2により感光ドラム1の表面を一様帯電し、
ついで各分解色ごとに光像Eを照射し、感光ドラム1の
表面上に各色の静電潜像を形成する。
【0007】つぎに、各静電潜像ごとに所定の現像器4
y〜4kを動作させて、感光ドラム1上の潜像を現像
し、樹脂を基体とした各色のトナー像に形成する。各現
像器4y、4c、4m、4kは、偏心カム24y、24
c、24m、24kの動作により、各潜像に応じた色の
現像器が択一的に感光ドラム1に接近されるようにして
いる。
【0008】感光ドラム1上に形成されたトナー像は、
記録材カセット7から搬送系および転写装置5を介して
感光ドラム1と対向した転写位置に供給された記録材に
転写される。転写装置5は、本例では、転写ドラム5
a、転写帯電器5b、記録材を転写ドラム5aに静電吸
着するための吸着帯電器5c、およびこれと対向する吸
着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5eを有
し、回転駆動されるように軸支された転写ドラム5aの
周面開口域には、誘電体からなる記録材担持シート5f
を円筒状に一体的に張設している。記録材担持シート5
fは、ポリカーボネートフィルム等の誘電体シートを使
用している。
【0009】転写ドラム5aを回転するに従って、感光
ドラム1上のトナー画像は、転写帯電器5bにより記録
材担持シート5f上に担持された記録材に転写される。
このようにして、記録材担持シート5fに担持して搬送
される記録材には、所望数の色のトナー像が転写され、
カラー画像が形成される。
【0010】4色モードの場合、このようにして4色の
トナー像の転写が終了すると、記録材を転写ドラム5a
から分離爪8a、分離押し上げコロ8bおよび分離帯電
器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を介し
てトレイ10に排出する。他方、転写が終了した感光ド
ラム1は、表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃
除去した後、再度、画像形成工程に供する。
【0011】記録材の両面に画像を形成する場合は、記
録材が定着器9を出た後、直ぐに搬送パス切り換えガイ
ド19を駆動して、記録材を搬送縦パス20を経て反転
パス21aに一旦導いた後、反転ローラ21bの逆転に
より、送り込まれた際の後端を先頭にして、送り込まれ
た方向と反対向きに退出させ、記録材を裏返して中間ト
レイ22に収納する。その後、再度、上述の画像形成工
程によって記録材のもう一方の面に画像を形成した後、
排紙トレイ10上に排出する。
【0012】転写ドラム5aの記録材担持シート5f
は、感光ドラム1、現像器4y〜4k、クリーニング器
6等からのトナー粉体の飛散付着、また記録材のジャム
(紙づまり)時にトナーが付着すること、両面画像形成
時に記録材上のオイルが付着する場合があること等によ
り汚染されるが、記録材担持シート5fを介して対向す
るファーブラシ14とバックアップブラシ15、および
オイル除去ローラ16とバックアップブラシ17によっ
て清掃した後、再度画像形成工程に供される。このよう
な清掃は、前回転時、後回転時に行い、また、ジャム発
生時には随時行う。
【0013】本例では、転写ドラム偏心カム25を動作
させ、転写ドラム5aと一体化しているカムフォロワ5
iを作動させることにより、記録材担持シート5fと感
光ドラム1とのギャップを所定タイミングで所定間隔に
設定可能な構成としている。たとえばスタンバイ中また
は電源のオフ時には、転写ドラムと感光ドラムの間隔を
離し、感光ドラムの回転駆動から転写ドラムの回転を独
立させることが可能である如くである。
【0014】この一連の画像形成動作において、現像器
および現像剤濃度制御装置は、次のように動作してい
る。原稿画像をCCDにより読み取って、各プロセスを
経て感光ドラム上に静電潜像を形成し、その潜像が現像
位置に達するときに、図4の現像バイアス電源Eによ
り、AC電圧とDC電圧が重畳された現像バイアスが現
像器4(4y〜4k)の現像スリーブ41に印加し、駆
動装置により現像スリーブ41を矢印Cの所定方向に回
転し、これを現像加圧カム24(24y〜24k)によ
り加圧して、これにより潜像を現像する。図4におい
て、符号42A、42Bは、現像器4内の2成分現像剤
を撹拌搬送する搬送スクリューである。
【0015】同時にA/D変換された入力画像信号は、
その1画素ごとにビデオカウンタ(図示せず)によって
濃度レベルがカウントされ、CPU(図示せず)からの
その積算値によってトナー補給量を決定し、現像器4へ
のトナーの供給が行われる。
【0016】また、画像濃度の変動をセンサの出力電圧
で検知する制御は、所定の現像剤濃度検知用パッチ画像
の潜像を形成し、現像バイアスを現像スリーブ41に印
加し、現像スリーブを矢印C方向に回転駆動して現像
し、得られたパッチ画像Qの濃度を、図5に示す発光部
13および受光部13bを有する光学センサ13によっ
て読み取り、現像剤濃度を常に一定になるように制御
し、適正画像を得るようにしている。このパッチ画像に
よる濃度制御は毎回行われる。
【0017】また他の濃度制御手段としては、現像器内
に光学センサまたは磁気センサを組み込み、現像器内現
像剤の濃度を直接検知し、検知出力を基準出力と比較し
てトナー補給を行うものもある。さらに画像濃度を安定
化させるために感光ドラム上の所定の画像を形成し、そ
の濃度検知出力を現像器の現像剤濃度制御装置にフィー
ドバックしているものもある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カーボンを
含有している黒現像剤は、現像剤濃度を直接検知するこ
とができないので、感光ドラム上に黒現像剤による現像
で所定のパッチ画像を形成し、その黒のパッチ画像の濃
度を検知して、画像濃度を安定に保つように、現像剤濃
度をフィードバック制御することが一般的である。
【0019】しかしながら、この制御方法は、濃度を検
知するために実際に画像を形成するので、検知タイミン
グの問題や現像剤のトナー飛散による画像形成装置の機
内汚れが問題となっている。
【0020】マゼンタ、イエロー、シアンのような色現
像剤は、現像剤濃度を直接検知して制御することができ
るが、画像をより安定化させるためには、黒現像剤のよ
うに、感光ドラムへの色現像剤によるパッチ画像の形
成、画像濃度の検知により、現像剤濃度をフィードバッ
ク制御する方式を取り入れている。
【0021】このため、従来は、画像形成装置の現像剤
による機内汚れが顕著になりやすく、ひいては転写材の
汚れを招く恐れがあった。
【0022】本発明の目的は、2成分現像剤を使用する
複数色の現像器に対して、パッチ画像の濃度検知による
現像剤濃度制御をするに際し、パッチ画像の濃度検知の
色順を工夫することにより、トータルのパッチ画像数を
増すことなく、各色の現像剤の濃度制御を安定に行っ
て、良好な出力画像を得ることができ、現像剤の飛散に
よる機内汚れや転写材の汚れをも低減可能とした画像形
成装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体上に形成した静電潜像を、前記像担持体の近傍
に具備された複数の2成分現像手段により、トナーとキ
ャリアからなる2成分現像剤を用いて現像して、前記像
担持体上に作像した所定画像の濃度を、発光素子および
受光素子からなる光学センサを用いて検知して、その検
知結果に基づき画像濃度変動を制御する画像形成装置に
おいて、前記所定画像の形成頻度を可変にすることを特
徴とする画像形成装置である。本発明によれば、前記所
定画像の形成および濃度検知の頻度を、前記所定画像の
色ごとに可変とすることができる。好ましくは、前記所
定画像の形成および濃度検知の頻度を、黒の所定画像に
おいて黒以外の色の所定画像よりも多くする。複数回の
画像形成における各回ごとの画像形成での1枚目の画像
形成時に、前記所定画像の形成および濃度検知を、必
ず、黒の所定画像について行う。
【0024】本発明の他の態様は、それぞれ色の異なる
2成分現像剤を使用する複数の現像器に対し、制御法の
異なる2つ以上の現像剤濃度制御手段を併用して、前記
複数の現像器の現像剤濃度を制御しており、そのうちの
少なくとも1つ以上の第1の現像剤濃度制御手段は、像
担持体上に形成した所定画像の濃度を検知して、その画
像濃度に基づき現像器にトナーを補給して現像剤濃度を
制御する画像形成装置において、各色ごとに画像形成枚
数をカウントするカウンターを有し、前記カウンターに
よりカウントした画像形成枚数に応じて、前記第1の現
像剤濃度制御手段を動作させる。好ましくは、前記第1
の現像剤濃度制御手段のうちの少なくとも1つは、複数
回の画像形成における各回ごとに毎回動作させる。ま
た、前記第1の現像剤濃度制御手段によって毎回濃度制
御される現像剤は、黒の現像剤である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0026】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例における現像
剤濃度制御のパッチ画像の形成色順を示すフローチャー
トである。本発明は、複数の併用する現像剤濃度制御装
置のうちのパッチ画像の濃度検知による現像剤濃度制御
について、パッチ画像の形成および濃度検知の色順に工
夫を凝らしたことが大きな特徴である。本発明の画像形
成装置自体の基本構成は、図3に示した従来の画像形成
装置と同じなので、以下、必要に応じて図3以下を援用
する。
【0027】本実施例では、図1のフローチャートに従
って、図3の感光ドラム1にパッチ画像を形成し、図5
の光学センサ13によりパッチ画像の濃度を検知して、
図4の現像器4(4y〜4k)と同様な現像器にトナー
の補給制御を行う。
【0028】本実施例において、画像形成装置は、複数
回のコピー(画像形成)における1回1回のコピー枚数
および各色ごとの枚数をカウントするカウンターを有し
ている。本実施例では、1回1回のコピー時、カウンタ
により何枚コピーするかをカウントし、カウント数によ
って、どの色のパッチ画像を形成して、その画像濃度を
検知するかを決定する。
【0029】詳しくは、コピーが1枚のときは黒のパッ
チ画像を形成する。コピーが2枚以上のときの1枚目に
対しても黒のパッチ画像を形成する。コピーが2枚以上
のときの2枚目以降に対しては、前回の2枚以上のコピ
ーを行ったときの最後に形成したパッチ画像の色を基準
とし、マゼンタ(M)→イエロー(Y)→シアン(C)
→ブラック(K)の色順に従って、基準とした色のつぎ
の色からパッチ画像を形成していく。ただし、前回が1
枚のコピーのときは、次回のコピーが2枚以上のときの
2枚目は、マゼンタのパッチ画像を形成する。
【0030】前回の2枚以上のコピーのときの最後のパ
ッチ画像の色を知るために、2枚以上のコピーのときそ
の都度、最後に形成したパッチ画像の色をメモリに記憶
しておく。同様にして、つぎの2枚上のコピーの回に最
後に形成したパッチ画像の色を記憶し、メモリの内容を
更新していく。
【0031】以上のように、本実施例では、最初の1枚
目のパッチ画像を必ず黒で形成するようにしたので、従
来のように、パッチ画像の形成色が増すことによるパッ
チ画像の形成数が増して、画像形成装置の機内トナー飛
散を増すというようなことがなく、黒の濃度制御を向上
させることができる。
【0032】まず、コピースタートして、コピー開始信
号によってカウンターをリセットし、ついでコピーが1
枚か、それ以上かを判断し、1枚であれば黒のパッチ画
像を形成する。この1枚のときの黒はメモリに記憶しな
い。
【0033】コピーが2枚以上であれば、メモリがマゼ
ンタ(M)かどうかを判断し、Yesであれば、黒
(K)のパッチ画像を形成し、ついでシアン(C)のパ
ッチ画像を形成し、メモリ内容をシアンに書き換える。
【0034】メモリがマゼンタ(M)でなければ、つい
でメモリがシアンかどうか判断し、Yesであれば、黒
(K)のパッチ画像を形成した後、イエロー(Y)のパ
ッチ画像を形成し、メモリ内容をイエローに書き換え
る。以下、同様にする。
【0035】つまり毎回のコピー時に、メモリに記憶さ
れた前回のコピー時の最後の色を確認し、1枚目は黒の
パッチ画像を形成する条件で、2枚目以降のパッチ画像
をメモリのつぎの色から予め決めた上記の色順で形成し
ていく。この手法により、毎回、コピー枚数と同数のパ
ッチ画像を形成し、その濃度検知を行って、現像剤の濃
度制御を行う。
【0036】表1は、それを簡単に表したものである。
1回あたり5枚以下のコピーを8回行う場合のパッチ画
像の色とメモリに記憶される内容を示す。
【0037】
【表1】 表1に示すように、1回目の1枚目には黒のパッチ画像
が形成される。2回目は2枚のコピーで、1枚目には同
様に黒のパッチ画像が形成され、2枚目にはメモリに何
も記憶されていないので、マゼンタのパッチ画像が形成
される。メモリには最後の色のマゼンタ(M)が記憶さ
れる。3回目は3枚のコピーで、1枚目にはやはり黒の
パッチ画像が形成され、2枚目にはメモリがマゼンタで
あるので、シアンのパッチ画像が形成される。3枚目に
はイエローが形成され、イエロー(Y)がメモリに記憶
される。
【0038】本実施例によれば、以上を繰り返し行うこ
とにより、全体のパッチ画像の形成回数を増すことな
く、優先度の高い黒の現像剤によるパッチ画像を黒以外
の色の現像剤によるパッチ画像よりも多く形成して、現
像剤の濃度制御に使用することができ、各色の現像剤の
濃度制御を安定に行って、濃度が良好な出力画像を得る
ことができる。また全体のパッチ画像の形成回数を増す
ことがないので、画像形成装置の機内現像剤飛散量を抑
制することができ、その面からも画像濃度をより安定に
保つことができる。
【0039】実施例2 本発明の他の実施例におけるフローチャートを図2に示
す。
【0040】本実施例では、パッチ画像形成の色順を、
ブラック(K)→マゼンタ(M)→ブラック(K)→シ
アン(C)→ブラック(K)→イエロー(Y)→ブラッ
ク(K)→マゼンタ(M)とすることにより、画像形成
装置の機内現像剤飛散量を増すことなく、黒のパッチ画
像の形成頻度を増して、画像濃度をより安定化させるも
のである。
【0041】ここでは、2つのメモリーでパッチ画像の
履歴を2回分もつことにより、目的の機内トナー飛散量
の軽減、画像の安定化を図る。図2において、メモリ1
は前回の2枚上のコピーのときに形成したパッチ画像の
最後の2つのうちの前のパッチ画像の色、メモリ2は最
後の2つのうちの後のパッチ画像の色を記憶していく。
【0042】まず、コピースタートして、メモリ2が黒
かどうかを確認する。Noであれば、黒のパッチ画像を
形成し、メモリ2には黒(K)を、メモリ1にはメモリ
2に記憶されていたものをそれぞれ記憶する。またYe
sであれば、メモリ1の内容を確認し、前記した色順に
従ってつぎの色のパッチ画像を形成する。ただし、メモ
リ1に何も記憶されていないときは、マゼンタのパッチ
画像を形成する。
【0043】表2に例を挙げて説明する。表2は5枚以
下のコピーを8回行う場合におけるパッチ画像の色とメ
モリに記憶される内容を示したものである。
【0044】
【表2】 表2に示すように、1回目の1枚目には黒のパッチ画像
が形成される。2回目の1枚目は、メモリ2が黒である
ためメモリ1を確認し、何も記憶されていないので、マ
ゼンタのパッチ画像が形成される。2枚目には、上記し
た色順に従ってマゼンタのつぎの黒のパッチ画像が形成
される。3回目のコピーでは、メモリ2が黒であるた
め、メモリ1を確認するとマゼンタであるので、色の順
に従って、1枚目にシアンのパッチ画像を形成し、2枚
目に黒、3枚にはイエローのパッチ画像を形成する。
【0045】本実施例によれば、以上を繰り返し行うこ
とにより、全体のパッチ画像の形成回数を増すことな
く、しかも1枚目に黒のパッチ画像を連続して形成する
ことなく、優先度の高い黒の現像剤によるパッチ画像を
黒以外の色の現像剤によるパッチ画像よりも多く形成し
て、現像剤の濃度制御に使用することができ、各色の現
像剤の濃度制御を安定に行って、濃度が良好な出力画像
を得ることができる。また全体のパッチ画像の形成回数
を増すことがないので、画像形成装置の機内現像剤飛散
量を抑制することができ、その面からも画像濃度をより
安定に保つことができる。
【0046】またフルカラー時のコピー枚数をカウント
するカウンターを用いても、同様に行うことができる。
つまり、カウンターの奇数枚目では、黒のパッチ画像を
形成し、マゼンタは2+6n枚目、シアンは4+6n枚
目、イエローは6(n+1)枚目にパッチ画像を形成す
るように設定することにより、フルカラー時のカウンタ
ーにより、上記したコピー枚数のときに指定色のパッチ
画像を形成し、全体のパッチ画像を増やすことなく、使
用頻度の高い黒の現像剤によるパッチ画像を多く、しか
も1枚コピー時に他の色のパッチ画像の形成ができなく
なることを防止しながら形成して、現像剤の濃度制御に
供することができる。
【0047】上記のカウンターのリセットは、たとえば
画像形成装置本体の設置時や現像剤の交換時、またはサ
ービスメンテナンス時に行うことができる。
【0048】本実施例によっても、全体のパッチ画像形
成枚数を増すことなく、黒のパッチ画像の検知を増し
て、画像形成装置の機内現像剤汚れを増大させることな
く、画像濃度の安定化を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の2成分現像器に対して、パッチ画像の濃度検知に
よる2成分現像剤の濃度制御をするに際し、パッチ画像
の形成および濃度検知の色順を工夫したので、トータル
のパッチ画像数を増すことなく、黒のパッチ画像の濃度
を黒以外の色のパッチ画像よりも高い頻度で検知して現
像剤の濃度制御に用いることができ、各色の現像剤の濃
度制御を安定に行って、良好な出力画像を得ることがで
き、また現像剤の飛散による画像形成装置の機内汚れや
転写材の汚れをも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例における現像
剤濃度制御のパッチ画像の形成色順を示すフローチャー
トである。
【図2】本発明の他の実施例における図1と同様なフロ
ーチャートである。
【図3】従来の画像形成装置を示す概略図である。
【図4】図3の画像形成装置に設置された現像器を示す
断面図である。
【図5】図3の画像形成装置に設置された現像剤濃度制
御装置の光学センサを示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 4 現像器 13 光学センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 茂雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 桝田 恒司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 CA11 DA04 DA05 DA47 EA01 GA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成した静電潜像を、前記
    像担持体の近傍に具備された複数の2成分現像手段によ
    り、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて現
    像して、前記像担持体上に作像した所定画像の濃度を、
    発光素子および受光素子からなる光学センサを用いて検
    知して、その検知結果に基づき画像濃度変動を制御する
    画像形成装置において、前記所定画像の形成頻度を可変
    にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記所定画像の形成および濃度検知の頻
    度を、前記所定画像の色ごとに可変とする請求項1の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定画像の形成および濃度検知の頻
    度を、黒の所定画像において黒以外の色の所定画像より
    も多くする請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 複数回の画像形成における各回ごとの画
    像形成での1枚目の画像形成時に、前記所定画像の形成
    および濃度検知を、必ず、黒の所定画像について行う請
    求項1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ色の異なる2成分現像剤を使用
    する複数の現像器に対し、制御法の異なる2つ以上の現
    像剤濃度制御手段を併用して、前記複数の現像器の現像
    剤濃度を制御しており、そのうちの少なくとも1つ以上
    の第1の現像剤濃度制御手段は、像担持体上に形成した
    所定画像の濃度を検知して、その画像濃度に基づき現像
    器にトナーを補給して現像剤濃度を制御する画像形成装
    置において、各色ごとに画像形成枚数をカウントするカ
    ウンターを有し、前記カウンターによりカウントした画
    像形成枚数に応じて、前記第1の現像剤濃度制御手段を
    動作させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の現像剤濃度制御手段のうちの
    少なくとも1つは、複数回の画像形成における各回ごと
    に毎回動作させる請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の現像剤濃度制御手段によって
    毎回濃度制御される現像剤は、黒の現像剤である請求項
    6の画像形成装置。
JP1543799A 1999-01-25 1999-01-25 画像形成装置 Pending JP2000214676A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113835317A (zh) * 2020-06-24 2021-12-24 佳能株式会社 打印装置、打印装置的控制方法和存储介质

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