JPH1026858A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH1026858A
JPH1026858A JP8199587A JP19958796A JPH1026858A JP H1026858 A JPH1026858 A JP H1026858A JP 8199587 A JP8199587 A JP 8199587A JP 19958796 A JP19958796 A JP 19958796A JP H1026858 A JPH1026858 A JP H1026858A
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JP
Japan
Prior art keywords
developing
toner
image forming
forming apparatus
developing device
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JP8199587A
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English (en)
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Takuma Abe
琢磨 阿部
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間使用の前後で現像器内のトナーの状態
変化を抑え、長期間使用後の画質低下を防止する。 【解決手段】 原稿を忠実に再現するための現像工程を
黒色現像剤を用いて第1現像装置4により行ない、第1
現像装置4により現像された現像領域の黒ベタ部Aに、
この黒ベタ部Aより小さい領域Bに反転赤色トナー及び
逆極外添剤を第2現像装置7により現像する。これによ
り、第2現像装置7内の反転トナー及び逆極外添剤を積
極的に現像して、第2現像装置7内のトナーの状態変化
を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタあるいは静電記録装置等とされる電子写真方式の
画像形成装置に関し、特に多色印字が可能な多色画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の画像形成装置においては、異なる
色の顕像像や、異なる情報を一紙面上に合成する画像形
成装置が市場に出ている。
【0003】中でも、潜像担持体上に形成された潜像
を、潜像担持体が1回転する間に2個以上の現像装置で
多色顕像し、同時に紙面へ転写する技術が多く開示され
ている。例えば、2個の現像装置とも直流バイアスで電
界を一定にして現像を行なう技術が米国特許第4,57
2,651号、及び第4,416,533号により開示
されている。しかし、これらには主に潜像の形成方法が
記載され、現像時の問題については示唆されていない。
【0004】一方、米国特許第4,49,268号やこ
れより先に日本国で公開された特開昭56−14445
2号公報では2色目の現像に非接触現像で交流現像バイ
アスを使用し、又、特開昭56−12650号公報では
非接触現像で直流バイアスを使用し、1色目の現像像を
2色目の現像剤で摺擦して乱すことを防止する技術が開
示されている。なお、特開昭56−144452号公報
には1色目の現像像の電位についての記載が全くない。
【0005】このように、従来の複数の現像像を形成す
る方式の画像形成装置に適用された、先に現像形成した
像を乱さないようにして次の現像を行なう技術が知られ
ていた。
【0006】上記の技術と同様に、先に現像した像の潜
像電位をレベルアップする技術を開示するものとして米
国特許第4,660,961号が知られており、1色目
の現像像形成後に現像剤と同極性の帯電を潜像担持体全
面に均一に施すことで、1色目の現像像の潜像電位を非
現像部と略同電位にでき、2色目の現像時に飛躍的に先
に現像形成した像を乱さないようにできた。これが1パ
ス多色印字画像形成装置で特にネガネガ再帯電方式と呼
ばれる技術であり、近年盛んに検討されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多色画像形
成装置に限らず単色画像形成装置においても、長期間使
用前に比べて長期間使用後の画質が低下するといった問
題が発生する。その原因の一つとして現像手段である現
像器内部のトナーの状態変化があげられる。
【0008】本来、現像器内のトナーのうち現像器内の
反転トナー(現像器内部で逆極に帯電するトナー)、又
は、トナーに含まれる外添剤のうち正規トナーと逆極に
帯電する外添剤は、長期間の使用が進むにつれて現像器
内に堆積して、或る一定以上の割合を占めると、反転ト
ナーが画像白地部に現像される、いわゆる反転かぶりが
発生し画質を低下させる。
【0009】また、現像器内に堆積している反転トナー
又は逆極に帯電した外添剤の存在により、正規トナーの
電荷付与効率が低下して画像濃度を全体的に低下させる
と共に、解像度を下げる等の画質の低下が発生する。
【0010】上記のような問題に対しては、反転トナー
及び逆極に帯電した外添剤を現像器から取り除くことに
より、現像器内のトナーの状態を長期間使用前のトナー
の状態に維持することが行なわれていた。そのために、
反転トナー及び逆極に帯電した外添剤を例えば紙間に反
転現像させて取り除く手法により行なわれることもあっ
たが、クリーニング装置の構成によっては紙間に反転現
像され感光体上に載った多量の反転トナー及び上記外添
剤を十分にクリーニングできない場合があった。
【0011】従って、本発明の主な目的は、長期間使用
の前後で現像手段内のトナーの状態変化を抑え、長期間
使用後の画質低下を防止できる多色画像形成装置を提供
することである。
【0012】本発明の他の目的は、長期間使用後におい
ても、反転かぶりを防止できる多色画像形成装置を提供
することである。
【0013】又、本発明の他の目的は、第2の現像手段
のトナーの転写効率を上げることのできる多色画像形成
装置を提供することである。
【0014】更に、本発明の他の目的は、像担持体上の
残トナーを除去する手段の機能が安定的な多色画像形成
装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多色画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体上に複数の帯電手段及び複数の現像手段に
より順次帯電及び現像を行ない、多色のトナー像を形成
して転写材上に一括転写する多色画像形成装置におい
て、原稿を忠実に再現するための現像工程により現像さ
れる現像領域に、前記現像工程に使用する現像手段以外
の現像手段により現像することを特徴とする多色画像形
成装置である。
【0016】前記現像工程に使用する現像手段以外の現
像手段による現像は、反転かぶり現像であることが好ま
しい。前記現像工程に使用する現像手段以外の現像手段
による現像は、前記現像工程による現像領域に行なわれ
ることが好ましい。
【0017】前記現像領域を現像するために使用する現
像手段以外の現像手段による現像は、前記原稿が忠実に
再現された現像領域よりも狭い領域にされることが好ま
しい。
【0018】前記現像工程に使用する現像手段は黒色現
像剤により現像し、該現像手段が、前記像担持体の回転
方向において、他の現像手段よりも下流に位置すること
が好ましい。別の態様によれば、前記現像工程に使用す
る現像手段は黒色現像剤により現像し、該現像手段が、
前記像担持体の回転方向において、他の現像手段よりも
上流に位置することが好ましい。
【0019】前記像担持体の表面を露光するレーザー光
の波長は、前記他の現像手段の現像剤の遮光効率が高い
波長領域にあることが好ましい。前記像担持体の感度の
ピークが現像剤の遮光効率が高い波長領域にあることが
好ましい。
【0020】使用する現像剤のうち少なくとも一つが磁
性体であることが好ましい。他の態様によれば、使用す
る現像剤のうち少なくとも一つが非磁性体であることが
好ましい。 前記像担持体上の転写残トナーを除去する
手段が、磁界発生手段を含むことが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多色画像形成
装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 図1は、本発明に係る実施例1の電子写真方式多色画像
形成装置を示す概略構成図であり、同図において、多色
画像形成装置は、静電潜像を形成する感光体(像担持
体)1を備えている。感光体1の基層は導電体で構成さ
れており、接地されている。
【0023】感光体1の周りには、一次帯電器2、第1
現像装置4、再帯電器5、第2現像装置7、転写帯電器
8、クリーニング装置11を備えている。
【0024】一次帯電器2は、感光体1の表面を約58
0Vの正の電位に帯電させる。上記のように均一に帯電
された感光体1は、第1レーザービーム3により照射さ
れて第1静電潜像が形成される。レーザビーム3に照射
される感光体1の表面の電位は約50Vまで下げること
ができる。
【0025】第1現像装置4は、第1静電潜像を現像し
第1トナー像を形成する。第1現像装置4のトナーはそ
の平均トナー粒径が7μmであり、磁性一成分黒色トナ
ーである。第1現像装置に印加されるバイアスはDC3
30V、AC1.5kV(P−P)、2.7kHzであ
る。
【0026】又、第1現像装置4内のトナーは、バイン
ダーのスチレンアクリルに磁性粉とワックスを混練した
もので、摩擦帯電によって基本的に正極側に帯電する磁
性一成分トナーである。外添剤としては酸化ケイ素とチ
タン酸ストロンチウムが用いられている。
【0027】再帯電器5は、感光体1に形成された第1
トナー像を正に帯電し、感光体1表面と感光体1表面に
載ったトナーの表面電位を一様に700Vに上昇させ
る。
【0028】上記のように帯電された感光体1は、第2
レーザービーム6により照射され、第2静電潜像が形成
される。レーザビーム6に照射される感光体1の表面は
電位が下がり、約50Vまで下げることが可能である。
【0029】第2現像装置7は第2静電潜像を現像し、
第2トナー像を形成する。第2現像装置7のトナーは、
平均トナー粒径が8μmの非磁性赤色トナーであり、バ
インダーのスチレンアクリルにワックスを混練したもの
で、摩擦帯電によって基本的に正極側に帯電する非磁性
一成分トナーである。外添剤としては、酸化ケイ素とチ
タン酸ストロンチウムが用いられる。尚、第2現像装置
7に印加されるバイアスはDC300V、AC1.4k
V(P−P)、2.7kHzである。
【0030】転写帯電器8は、直径60μmのタングテ
ンワイヤーへ−270μAの電流を印加することにより
コロナ放電をもって転写材を負極側へ帯電せしめ、感光
体1に形成された第1、第2トナー像を転写材9に転写
させる。
【0031】クリーニング装置11は、ウレタンゴムを
材料としたブレード11aを感光体1に当接させ、感光
体1に残留付着しているトナーを除去する。
【0032】第1、第2半導体レーザ12、13は、第
1、第2画像信号により変調された第1、第2レーザー
ビーム3、6を、回転多面鏡14により偏光し、結像レ
ンズ16、及び第1レーザービーム3の場合更に反射鏡
17を介して感光体1をラスタ走査する。
【0033】次に、画像上にベタ黒の円を形成する場合
を例にとり、実際にどのような現像を行なうかについて
説明する。
【0034】図に明示していない原稿読み取り装置(以
下スキャナーとする)によってベタ黒を現像する領域
(半径3.0cmの円)に対して若干小さい領域(半径
2.9cmの円)の赤色反転現像を行なう。この赤色反
転現像領域がベタ黒現像領域よりも若干小さいのは、反
転赤色現像がベタ黒現像領域の外側に、赤色の輪郭がで
き、画像を乱すことのないようにするためである。
【0035】なお、赤色トナーの現像濃度は低く(反射
濃度計による濃度が0.1以下)、この赤色反転トナー
と共に現像されるベタ黒の画像に与える影響は少ない。
そこでベタ黒画像領域に赤現像器内の反転トナーを積極
的に現像させることにより除去し、赤現像器の長期間使
用による赤色トナーの劣化を防止することができる。
【0036】以下に、上記画像形成装置による現像工程
の一例を感光体の表面電位の変化を示す図2の模式図に
基づいて説明する。
【0037】先ず感光体1上を一次帯電器2によって一
様に表面電位580Vに帯電し(1)、その帯電領域
が、レーザー露光領域にかかる位置において、スキャナ
ーによる原稿のベタ黒領域にあたる領域に忠実に感光体
1表面を露光し、原稿のベタ黒に忠実な50Vの潜像を
形成する(2)。
【0038】その後、第1現像装置4により上記潜像を
現像する。第1現像装置4に印加されるバイアスはDC
330V、AC1.5kV(P−P)、2.7kHzで
あり、第1現像装置内部で正極に電荷付与された黒色ト
ナーは、第1現像装置にかかる交番電圧により第1現像
装置4と感光体1との間を往復運動し、感光体1上電位
の低い領域に黒トナーが現像され、感光体1上で電位が
高くて第1現像装置との電位差がDC成分で250Vま
で離れた領域に対しては感光体1上に黒色トナーは現像
されない(3)。
【0039】この後、再帯電器5により、感光体1表面
上に載ったトナーの表面電位を一様に700Vに再帯電
する(4)。
【0040】次いで、感光体1表面をレーザー光6によ
って露光する。この露光は以下のように行なう。即ち、
ベタ黒現像領域Aよりも若干小さめの領域Bを外してレ
ーザー露光をする。この際、赤色トナーを全く現像しな
い領域Cについては表面電位を150Vだけ下げるよう
な弱いレーザー光で露光し、赤色トナーを高濃度で現像
する領域Dは、表面電位を最大650V下げるような強
いレーザー光で露光する。これにより赤色現像用の潜像
形成を達成させる(5)。
【0041】その後第2現像装置7による現像領域にお
いて、感光体への赤色現像が行なわれる。第2現像装置
7に印加されるバイアスはDC300V、AC1.4k
V(P−P)、2.7kHzであり、第2現像装置内部
で正極に電荷付与された赤色トナーは第2現像装置7に
かかる交番電圧により第2現像装置7と感光体1との間
を往復運動し、感光体1上の電位の低い領域Dに赤色ト
ナーが反転現像される。
【0042】感光体1上で電位が高くて第2現像装置と
の電位差が250V離れている領域Cに対しては感光体
1上に赤色トナーは現像されず、最終的に転写紙上に赤
色トナーの無い領域を形成する。
【0043】更に、感光体表面が第2現像装置の電位よ
りもかなり高く、電位差がDC成分で300V以上ある
領域Bに対しては第2現像装置内の反転赤色トナー及び
逆極に帯電した外添剤が現像される。これらの工程によ
り、赤色トナーの現像が達成される(6)。
【0044】そして、これらの感光体1上に現像され
た、反転赤色トナーと逆極に帯電した外添剤とを含む黒
色トナー、及び赤色トナーは転写装置8によって転写紙
9へ転写される。
【0045】上記のように、本実施例の多色画像形成装
置においては、反転赤色トナーと逆極に帯電した外添剤
を、ベタ黒の現像領域より若干小さめの領域に現像させ
た後転写紙に転写して現像装置から除去する。これによ
り、現像装置内のトナーの状態変化を抑制し、長期間使
用後における反転かぶり等の画質低下を防止することが
できる。
【0046】実施例2 次に、本発明に係る多色画像形成装置の実施例2につい
て、図1を再度参照し、図3に感光体の表面電位の変化
を示す模式図を示して説明する。
【0047】実施例1の多色画像形成装置において、第
1現像装置4内トナーを黒色トナーとし、第2レーザー
ビーム6の波長を680nm〜720nmとした。又、
第2レーザービーム6による露光領域については、実施
例1ではベタ黒領域よりも若干小さい領域を外して露光
を行なったが、本実施例においては、図3(6)に示す
ように、上記領域を特に外すことなく原稿に忠実に行な
う。
【0048】第2レーザービーム6は、上記波長とした
ことにより第1現像装置4の黒色トナーのベタ黒現像領
域に遮られ、感光体1表面には届かない。結果として第
1現像装置4の黒色トナーのベタ黒現像領域の帯電電位
は第2レーザービーム6によって低下することはなく、
その領域に実施例1と同様の第2現像装置7の反転かぶ
り現像を達成できる。従って、実施例1と同様の効果を
得ることができる。尚、上記内容以外の構成は実施例1
と同じとし、説明を援用する。
【0049】実施例3 次に本発明に係る多色画像形成装置の実施例3につい
て、図4を参照して説明する。
【0050】実施例1の多色画像形成装置において、第
2現像装置7によって現像される予定の領域に予め第1
現像装置4で反転現像を行なう。黒色トナーの反転トナ
ーが感光体と赤色トナーの間に入り込むかたちになるの
で、転写帯電器8による赤色トナーの転写効率が高くな
る。以下にこの現像工程について感光体の表面電位の変
化を示す図4の模式図に基づいて説明する。
【0051】先ず感光体1上に一次帯電器2によって一
様に表面電位700Vに帯電し(1)、その帯電領域
が、レーザービームによる露光領域にかかる位置におい
て、赤色現像領域の領域を外してレーザー露光をする。
即ち、黒色トナーを全く現像しない領域Eについては表
面電位を150Vだけ下げるような弱いレーザー光で露
光し、赤色トナーを高濃度現像する領域Fについては表
面電位を最大650V下げるような強いレーザー光で露
光する。これにより黒色現像用の潜像形成を達成させる
(2)。
【0052】その後、第1現像装置4による現像領域に
おいて、感光体1への黒色現像が行なわれる。第1現像
装置4に印加されるバイアスはDC300V、AC1.
4kV(P−P)、2.7kHzであり、第1現像装置
内部で正極に電荷付与された黒色トナーは第1現像装置
4にかかる交番電圧により第1現像装置4と感光体1と
の間を往復運動し、感光体1上の電位の低い領域Fに黒
トナーが反転現像される。
【0053】感光体上で電位が高くて第1現像装置との
電位差が250V離れている領域Eに対しては感光体1
上に黒色トナーは現像されず、最終的に転写紙上に黒色
トナーの無い領域を形成する。
【0054】更に、感光体表面が第1現像装置の電位よ
りもかなり高く、電位差がDC成分で300V以上ある
領域Gに対しては第1現像装置4内の黒色反転トナー及
び逆極に帯電した外添剤が現像される。これらの工程に
より、黒色トナーの現像が達成される(3)。
【0055】次に、感光体1上に再帯電器5によって一
様に表面電位580Vに帯電し(4)、その帯電領域
が、レーザー露光領域にかかる位置において、スキャナ
ーによる原稿の赤色像領域に対応する領域に忠実に感光
体1表面を露光し、原稿の赤画像に忠実な潜像を形成す
る(5)。
【0056】その後、第2現像装置7により上記潜像を
現像する。第2現像装置7に印加されるバイアスはDC
330V、AC1.5kV(P−P)、2.7kHzで
あり、第2現像装置内部で正極に電荷付与された赤色ト
ナーは第2現像装置にかかる交番電圧により第2現像装
置7と感光体1との間を往復運動し、感光体1上電位の
低い領域に赤色トナーが現像され、感光体上で電位が高
くて第2現像装置との電位差がDC成分で250Vまで
離れている領域に対しては感光体1上に赤色トナーは現
像されない。これらの工程により、赤色トナーの現像が
達成される(6)。
【0057】そして、これらの感光体1上に現像され
た、反転黒色トナーと逆極に帯電した外添剤とを含む赤
色トナー、及び黒色トナーは転写装置8によって転写紙
9へ転写される。
【0058】本実施例においては、反転黒色トナーが感
光体と赤色トナーの間に入り込む形になるので、赤色ト
ナーの転写効率が高くなる。
【0059】実施例4 実施例4においては、図5の模式図に示すように、赤色
のベタ画像内に黒色反転トナーを強制的に現像して除去
する構成とした。
【0060】即ち、実施例1において、感光体1上に現
像されたトナーを透過して露光をすることにおいて、ト
ナーの光透過性を加味して、第1現像装置内トナーがバ
インダーとしてスチレンアクリルにワックスを混練して
あるものを用い、摩擦帯電によって基本的に正極側に帯
電する平均トナー粒径が8μmの非磁性成分赤色トナー
である。外添剤としては、酸化ケイ素とチタン酸ストロ
ンチウムが用いられる。
【0061】また第2現像装置内トナーがバインダーと
してスチレンアクリルに磁性粉とワックスが混練してあ
るものを用い、摩擦帯電によって基本的に正極側に帯電
する磁性平均トナー粒径が7μmの磁性一成分黒色トナ
ーである。外添剤としては、酸化ケイ素とチタン酸スト
ロンチウムが用いられる構成とした。
【0062】尚、本実施例の画像形成プロセスは上記以
外実施例1と概略同様であり、説明を省略する。本実施
例においても、実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
【0063】実施例5 実施例5においては、図6の模式図に示すように、反転
赤色トナーが感光体と黒色トナーの間に入り込む形と
し、黒色トナーの転写効率が高くなる構成とした。
【0064】即ち、実施例3において、感光体1上に現
像されたトナーを透過して露光をすることにおいて、ト
ナーの光透過性を加味して、第1現像装置内トナーがバ
インダーとしてスチレンアクリルにワックスを混練して
あるものを用い、摩擦帯電によって基本的に正極側に帯
電する平均トナー粒径が8μmの非磁性一成分赤色トナ
ーである。外添剤としては、酸化ケイ素とチタン酸スト
ロンチウムが用いられる。
【0065】また第2現像装置内トナーがバインダーと
してスチレンアクリルに磁性粉とワックスを混練してあ
るものを用い、摩擦帯電によって基本的に正極側に帯電
する磁性平均トナー粒径7μmの磁性一成分黒色トナー
である。外添剤としては、酸化ケイ素とチタン酸ストロ
ンチウムが用いられる構成とした。
【0066】尚、本実施例の画像形成プロセスは上記以
外実施例3と概略同様であり、説明を省略する。本実施
例においても、実施例3と同様の効果を得ることができ
る。
【0067】実施例6 実施例6は、図7の模式図に示すように、実施例2と概
略同様の構成にて、感光体1上に現像されたトナーを透
過して露光をすることにおいて、トナーの光透過性を加
味して、第1現像装置内トナーがバインダーとしてスチ
レンアクリルにワックスを混練してあるものを用い、摩
擦帯電によって基本的に正極側に帯電する平均トナー粒
径が8μmの非磁性一成分赤色トナーである。外添剤と
しては、酸化ケイ素とチタン酸ストロンチウムが用いら
れる。
【0068】また、第2現像装置内トナーがバインダー
としてスチレンアクリルに磁性粉とワックスが混練して
あるものを用い、摩擦帯電によって基本的に正極側に帯
電する磁性平均トナー粒径が7μmの磁性一成分黒色ト
ナーである。外添剤としては、酸化ケイ素とチタン酸ス
トロンチウムが用いられている。
【0069】さらに、感光体の感度のピークがおよそ6
60nmの波長領域にあり、レーザーの出力ピークもま
たおよそ660nmの波長領域にある。第1現像装置内
のトナーによってレーザービームが遮られる構成とし
た。
【0070】実施例7 次に本発明の実施例7について、図8を参照して説明す
る。
【0071】本実施例におけるクリーニング装置11
は、クリーニングブレード11aで感光体1から掻き取
った転写残トナーを容器11cに回収し、かつ感光体1
に若干の廃トナーを供給するマグネットローラー11b
を設ける構成とし、これにより、原稿の画像濃度に影響
されない安定したクリーニング機能を達成する。
【0072】この系において、マグネットローラー11
bで磁気的に拘束されるトナーは磁性粉を含有している
黒色磁性トナーであり、赤色非磁性トナーについては実
質マグネットローラー11b上にある黒色磁性トナーに
よって機械的にのみ拘束される。
【0073】このクリーニング装置を含む系において実
施例3の構成を用いることによって赤色非磁性トナーの
現像時に同時に反転トナー(黒色磁性トナー)が現像さ
れ、又、実施例5の構成を用いることによって黒色磁性
トナーの現像時に同時に反転トナー(赤色非磁性トナ
ー)が現像され、、それらトナーの転写残トナーがクリ
ーニング装置11に侵入する。
【0074】これらの構成により、原稿の画像濃度に影
響されない安定したクリーニング機能を更に、原稿の赤
色領域と黒色領域の比率に関係無く達成できる。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、原稿を忠実に再現するための現像行為により
現像される領域に該再現に使用する現像手段以外の現像
をすることにより、長期間使用の前後で現像装置内のト
ナーの状態変化を抑え、長期間使用後の画質低下を防止
でき、良好な画像を得ることができる。
【0076】又、感光体上の残トナーを十分にクリーニ
ングできる、クリーニング装置の機能が安定的な多色画
像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多色画像形成装置の一実施例を示
す概略構成図である。
【図2】実施例1における感光体の表面電位の変化を示
す模式図である。
【図3】実施例2における感光体の表面電位の変化を示
す模式図である。
【図4】実施例3における感光体の表面電位の変化を示
す模式図である。
【図5】実施例4における感光体の表面電位の変化を示
す模式図である。
【図6】実施例5における感光体の表面電位の変化を示
す模式図である。
【図7】実施例6における感光体の表面電位の変化を示
す模式図である。
【図8】実施例7のクリーニング装置を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 2 一次帯電器(帯電手段) 4 第1現像装置 5 再帯電器(帯電手段) 7 第2現像装置 11 クリーニング装置(転写残トナー除
去手段) 11a クリーニングブレード 11 クリーニングローラ(磁界発生手
段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に複数の帯電手段及び複数の
    現像手段により順次帯電及び現像を行ない、多色のトナ
    ー像を形成して転写材上に一括転写する多色画像形成装
    置において、 原稿を忠実に再現するための現像工程により現像される
    現像領域に、前記現像工程に使用する現像手段以外の現
    像手段により現像することを特徴とする多色画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記現像工程に使用する現像手段以外の
    現像手段による現像が、反転かぶり現像であることを特
    徴とする請求項1の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像工程に使用する現像手段以外の
    現像手段による現像が、前記現像工程による現像領域に
    行なわれることを特徴とする請求項1又は2の多色画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像工程に使用する現像手段以外の
    現像手段による現像が、前記原稿が忠実に再現された現
    像領域よりも狭い領域にされることを特徴とする請求項
    1又は2の多色画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像工程に使用する現像手段は黒色
    現像剤により現像し、該現像手段が、前記像担持体の回
    転方向において、他の現像手段よりも下流に位置するこ
    とを特徴とする請求項1から4のうちいずれかひとつの
    多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像工程に使用する現像手段は黒色
    現像剤により現像し、該現像手段が、前記像担持体の回
    転方向において、他の現像手段よりも上流に位置するこ
    とを特徴とする請求項1から4のうちいずれかひとつの
    多色画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体の表面を露光するレーザー
    光の波長は、前記他の現像手段の現像剤の遮光効率が高
    い波長領域にあることを特徴とする請求項5の多色画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体の感度のピークが現像剤の
    遮光効率が高い波長領域にあることを特徴とする請求項
    7の多色画像形成装置。
  9. 【請求項9】 使用する現像剤のうち少なくとも一つが
    磁性体であることを特徴とする1から8のうちいずれか
    ひとつの多色画像形成装置。
  10. 【請求項10】 使用する現像剤のうち少なくとも一つ
    が非磁性体であることを特徴とする請求項1から8のう
    ちいずれかひとつの多色画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記像担持体上の転写残トナーを除去
    する手段が、磁界発生手段を含むことを特徴とする請求
    項9又は10の多色画像形成装置。
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