JPH10268214A - マルチビーム走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

マルチビーム走査装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH10268214A
JPH10268214A JP6817097A JP6817097A JPH10268214A JP H10268214 A JPH10268214 A JP H10268214A JP 6817097 A JP6817097 A JP 6817097A JP 6817097 A JP6817097 A JP 6817097A JP H10268214 A JPH10268214 A JP H10268214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
scanned
light
writing
beams
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6817097A
Other languages
English (en)
Inventor
Migaku Amada
天田  琢
Masakane Aoki
真金 青木
Akihisa Itabashi
彰久 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6817097A priority Critical patent/JPH10268214A/ja
Publication of JPH10268214A publication Critical patent/JPH10268214A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチビーム走査装置において、被走査面上を
走査する複数ビームにおける走査位置の差を小さくす
る、もしくは1走査中の被走査面上での各ビームの走査
線の長さ(書込幅)の差をなくすことにより、書込幅の
差に起因する画像の劣化を抑制する。 【解決手段】複数の発光部を少なくとも副走査方向に配
列した光源部10と、該光源部からの複数の光ビームを
被走査面50上に走査させるための光偏向器30と、こ
れらのビームを被走査面上で等速に走査させるための等
速光走査結像ミラー41とを少なくとも有するマルチビ
ーム走査装置において、被走査面上における各ビームの
書込開始位置を順次ずらして走査する。これにより、書
込幅中心に対して書込開始と書込終了の位置をほぼ対称
にして、同一時刻における走査位置の差を全書込幅に対
して小さくすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一走査で複数ライ
ンの光走査を行うマルチビーム走査装置、及びそのマル
チビーム走査装置を備えたレーザ複写機、レーザファク
シミリ、レーザプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ複写機、レーザファクシミ
リ、レーザプリンタ等の画像形成装置の光書込部等に用
いられる装置として、レーザ光源からのビームを光スポ
ットとして感光体等の被走査面上に集光して光走査を行
う走査装置が知られているが、近年、書込みの高速化を
図るために、複数の光ビームを用い、一走査で複数ライ
ンの光走査を行うマルチビーム走査装置が提案されてい
る。また、走査装置に関して書込精度等を向上する技術
としては、例えば特開平8−179228号公報に開示
されたものがあり、同公報には、同期検知センサ前に配
置されたスリットを回転させることで、同期のタイミン
グを調整することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マルチビーム走査装置
として、複数の発光部を少なくとも副走査方向に配列し
た光源部と、該光源部からの複数の光ビームを被走査面
上に走査させるための光偏向器と、これらのビームを被
走査面上で等速に走査させるための等速光走査結像系と
を有する構成があるが、等速光走査結像系としてミラー
(しばしば、Fθミラー(FTM)と呼ばれる)を用い
て、マルチビーム走査装置を構成した場合(図1
(a),(b)参照)、FTMへの入射光線と反射光線
を分離するために、FTMは通常、副走査方向(上方)
に平行移動もしくは副走査断面内で傾けて配置されてい
る。このため、FTMにおける反射点の主走査方向のパ
ワーが各光線に対しわずかに異なり、結果として被走査
面での主走査倍率が各ビーム毎に異なり、同じ長さの書
込データを与えても、被走査面上での走査線の長さ(書
込幅)が異なることになる。そして各光線間で書込幅に
差が生じると、特に縦線揺らぎ等が発生し、画像の劣化
に顕著に影響を与え得るという問題がある。
【0004】このような課題を解決するものとして、前
記特開平8−179228号公報のように、同期検知セ
ンサ前に配置されたスリットを回転させることで、同期
のタイミングを調整する機構を設けることが考えられる
が、本課題を解決するには精度が低すぎる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、マルチビーム走査装置及びそのマルチビーム走査
装置を備えた画像形成装置において、被走査面上を走査
する複数ビームにおける走査位置の差を小さくする、も
しくは1走査中の被走査面上での各ビームの走査線の長
さ(書込幅)の差をなくすことにより、書込幅の差に起
因する画像の劣化を抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の発光部を少なくとも
副走査方向に配列した光源部と、該光源部からの複数の
光ビームを被走査面上に走査させるための光偏向器と、
これらのビームを被走査面上で等速に走査させるための
等速光走査結像ミラーとを少なくとも有するマルチビー
ム走査装置において、被走査面(像面)上における各ビ
ームの書込開始位置を順次ずらして走査することを特徴
としている。すなわち、請求項1記載のマルチビーム走
査装置においては、各ビームの書込開始のタイミングを
制御し、書込幅中心に対して書込開始と書込終了の位置
をほぼ対称にすることにより、走査位置の差を小さくす
ることが可能となる。
【0007】請求項2記載の発明は、複数の発光部を少
なくとも副走査方向に配列した光源部と、該光源部から
の複数の光ビームを被走査面上に走査させるための光偏
向器と、これらのビームを被走査面上で等速に走査させ
るための等速光走査結像ミラーとを少なくとも有するマ
ルチビーム走査装置において、等速光走査結像ミラーへ
の入射ビームと反射ビームのなす角の方向(入射ビーム
から反射ビームの向き)に被走査面を傾けることを特徴
としている。すなわち、請求項2記載のマルチビーム走
査装置においては、被走査面を副走査断面内で傾けるこ
とで、各ビームの書込幅の差をなくすことが可能とな
る。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2の構成に
加えて、被走査面が円筒面である場合には、副走査方向
に平行移動することを特徴としている。すなわち、請求
項3記載のマルチビーム走査装置においては、被走査面
を円筒面とすることにより、副走査方向の平行移動のみ
で被走査面を傾ける効果を得られる。
【0009】請求項4記載の発明は、複数の発光部を少
なくとも副走査方向に配列した光源部と、該光源部から
の複数の光ビームを被走査面上に走査させるための光偏
向器と、これらのビームを被走査面上で等速に走査させ
るための等速光走査結像ミラーとを少なくとも有するマ
ルチビーム走査装置において、被走査面(像面)上にお
ける各ビームの走査長を略同じにするために、各ビーム
の発光時間(基本クロック)をそれぞれ異ならせて走査
することを特徴としている。すなわち、請求項4記載の
マルチビーム走査装置においては、各ビームの発光時間
(基本クロック)をそれぞれ異ならせて走査し、被走査
面における各走査線の長さを等しくすることにより、各
ビームの倍率誤差をなくすことが可能となる。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4の構成に
加えて、被走査面(像面)上における各ビームの走査長
を略同じにするために、制御部にメモリーを有している
ことを特徴としている。すなわち、請求項5記載のマル
チビーム走査装置においては、制御部のメモリーに各走
査線の走査長が等しくなるように補正データを入力して
おくことにより、簡単な構成で各走査線の長さを等しく
することが可能となる。
【0011】請求項6記載の発明は、複数の発光部を少
なくとも副走査方向に配列した光源部と、該光源部から
の複数の光ビームを被走査面上に走査させるための光偏
向器と、これらのビームを被走査面上で等速に走査させ
るための等速光走査結像ミラーとを少なくとも有するマ
ルチビーム走査装置において、被走査面(像面)上にお
ける各ビームの走査開始位置を略同じ位置にするため
に、同期検知素子をビームが通過後、各ビームが書込走
査を開始するまでの時間(発光開始までの時間)をそれ
ぞれ異ならせていることを特徴としている。すなわち、
請求項6記載のマルチビーム走査装置においては、各ビ
ームの被走査面上での走査(書込)開始位置を制御して
一致させているので、書込開始位置での各ビームのズレ
をなくすことが可能となる。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項6の構成に
加えて、被走査面(像面)上における各ビームが同期検
知素子を通過後、書込走査を開始するまでの時間(発光
開始までの時間)をそれぞれ異ならせるために、制御部
にメモリーを有していることを特徴としている。すなわ
ち、請求項7記載のマルチビーム走査装置においては、
制御部のメモリーに各走査線の書込開始位置が等しくな
るように補正データを入力しておくことにより、簡単な
構成で走査開始位置を各ビームで同じにすることが可能
となる。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれかに記載のマルチビーム走査装置において、被走
査面上で複数ビームを互いに隣接して走査することを特
徴としている。すなわち、請求項8記載のマルチビーム
走査装置においては、被走査面上で複数ビームを互いに
隣接して走査することにより、各ビーム間の書込幅の差
をより小さくすることが可能となる。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれかに記載のマルチビーム走査装置において、光源
部は、複数の発光部が副走査方向に配列しているアレイ
光源であることを特徴としている。すなわち、請求項9
記載のマルチビーム走査装置においては、複数の発光部
を副走査方向に配列しているアレイ光源を用いたことに
より、部品点数の低減を図ることが可能となる。
【0015】請求項10記載の発明は、光書込部からの
光ビームにより感光体上を走査して画像書込を行う画像
形成装置において、前記光書込部に請求項1乃至9のい
ずれかに記載のマルチビーム走査装置を備えたことを特
徴としている。すなわち、請求項10記載の画像形成装
置においては、光書込部に請求項1乃至9のいずれかに
記載のマルチビーム走査装置を備えることにより、書込
幅の差に起因する画像の劣化を抑制することが可能とな
り、画像劣化の少ない画像を形成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例を示す図であっ
て、(a)はマルチビーム走査装置100の概略構成を
示す図、(b)はマルチビーム走査装置100の副走査
方向の概略断面図である。同図中符号10は複数の光ビ
ーム(レーザビーム)を発する光源部であり、本実施例
では4ビームの場合を示し、4つの発光部が副走査方向
に等間隔で配列されている。15はこの光源部10から
の4つのビームを走査装置に結合させるカップリングレ
ンズ、20は通過ビームの径を規制するアパーチャ、2
5は副走査方向において光源部10からの各ビームをポ
リゴンミラーからなる光偏向器30の近傍に主走査方向
に長い4つの線像として結像させる第一結像光学系をな
す副走査方向のみにパワーを有する一体のシリンドリカ
ルレンズ、41と45は第二結像光学系をなす等速光走
査結像ミラー(FTM)と主走査方向に長い長尺トロイ
ダルレンズ、50は被走査面としての感光体、60は同
期検知素子、61は走査装置全体の制御部、62は光源
部10の各発光部を駆動する光源駆動部、63は光偏向
器のモータ駆動部である。
【0018】図1において、光源部10の4つの発光部
から出射された4つの光ビームはカップリングレンズ1
5、アパーチャ20、シリンドリカルレンズ25を通過
して光偏向器30の近傍に主走査方向に長い4つの線像
として結像された後、光偏向器30の反射面により偏向
され、等速光走査結像ミラー41及び長尺トロイダルレ
ンズ45を介して被走査面としての感光体50上に微小
な4つの光スポットとして集光され、感光体50上を主
走査方向に等速走査される。したがって、副走査方向に
配列された4つのビームにより、一走査で4つのライン
(走査線)S1〜S4の書込みを同時に行うことができ
る。また、4つのビームの走査開始位置は同期検知素子
60により検知され、同期検知素子60からの信号が制
御部61に送られ、制御部61により書込開始のタイミ
ングが演算される。そして制御部61からの信号により
光源駆動部62が制御され、光源部10の4つの発光部
の発光開始タイミングが制御され、4つのビームにより
画像信号に応じた書込が行われる。
【0019】次に、図1に示す構成のマルチビーム走査
装置の設計例を図2(a),(b)に示す。尚、この図
では光偏向器前後の光路を仮想的に展開して示してお
り、(a)は主走査断面に展開して示した図、(b)は
副走査断面に展開して示した図である。光源部10は発
光部間隔P0=14[μm]、波長780[nm]で4つのレー
ザビーム発光部LD1,LD2,LD3,LD4が副走
査方向に光軸に対称に並んでいる。本設計例の基本光学
系は、本出願人による先の出願:特開平7−14644
9号公報に示されている等速光走査結像ミラー(FT
M)41と長尺トロイダルレンズ45であり、非球面形
状式を下記の(1) 式としたものである。
【0020】
【数1】
【0021】そして、等速光走査結像ミラー(FTM)
41は、上記(1) 式において、 R=-405.046,K=-1.46661,A4=3.12269×10~10
6=-9.19756×10~15,A8=-1.14431×10~18,A10
-1.39095×10~23 としたものである。
【0022】また、長尺トロイダルレンズ45は、非球
面形状式を上記(1) 式とし(式中の記号を小文字で記
す)、図3に示すように被走査面(感光面)側の面をノ
ーマルトロイダル面、光偏向器側の面を樽型トロイダル
面とし、光軸上における主走査方向の曲率半径をrM1
M2、副走査方向の曲率半径をrS1、rS2として、 rM1=692.522,k=-1.7171,a4=-8.45792×10~10
6=1.09879×10~14,a8=1.47422×10~18,a10=2.
92312×10~23,rS1=69.2,rM2=667.087,rS2=30.
8,d=3.254,n=1.5721 としたものである。
【0023】また、図2において、カップリングレンズ
15は、 焦点距離:fCOL=14.46,前側曲率半径:r=∞,後側
曲率半径r'=-10.2987,d=3,n=1.712205 であり、シリンドリカルレンズ25は、 焦点距離:fCYL=57.71,前側曲率半径:r=29.5,後
側曲率半径r'=∞,d=3,n=1.511176 であり、図2の素子間隔は、d1=12.569,d2=14.4
6,d3=20,d4=57.8,d5=122.27,L0=124.179,
L=105.53,Z41=17,α41=0.2deg,Z45=7.6,β
45=1.28degである。
【0024】本光学系では、FTM41への入射光と反
射光を分離するために、FTMが副走査方向(図1
(b)のΔZ方向)に平行移動もしくは副走査断面内で
傾いているため、図4(a)に3ビームの例で示すよう
に、ビームL1,L2,L3のFTMの曲面への入射位
置によって、図4(b)のように、各ビームに対するF
TMでの主走査方向曲率半径R1,R2,R3に差が生
じ、パワーがそれぞれ異なることになる。このため図2
の光学系では、発光部LD1からのビームとLD4から
のビームとで等速走査特性に差が現れる。その結果、被
走査面における走査線の長さ(書込幅)に差異が生じ
る。
【0025】この例では、画角40°における各発光部
LD1,LD2,LD3,LD4からのビームによる走
査線の長さ(書込幅)は、被走査面(感光体面)を主走
査断面に垂直な平面(傾きβ=0[deg])とした場合、 LD1:297.711[mm] LD2:297.708 LD3:297.705 LD4:297.702 であり、書込幅の差(LD1−LD4)は、297.711−2
97.702=+0.009[mm]となる。したがって、図5に示す
ように、LD1〜LD4の4つの発光部からのビームの
書込開始位置が同一像高となるように制御部61で書込
開始のタイミングを調整した場合、1走査の書込終了位
置がLD1とLD4で、9[μm]の差を生じることとな
り、縦線揺らぎ等、画像劣化の原因となる。
【0026】そこで本発明では、被走査面上を走査する
複数ビームにおける走査位置の差を小さくする、もしく
は1走査中の被走査面上での各ビームの走査線の長さ
(書込幅)の差をなくすことにより、書込幅の差に起因
する画像の劣化を抑制するものであり、以下、その実施
例について述べる。
【0027】(実施例1)図1,2に示した構成のマル
チビーム走査装置において、LD1〜LD4の4つの発
光部からのビームの書込開始位置が同一像高となるよう
に書込開始のタイミングを調整した場合、図5に示すよ
うに、書込終了位置がLD1とLD4で9[μm]の差を
生じることとなるが、各ビームに対する書込開始のタイ
ミングを制御部61により制御し、被走査面(像面)上
における各ビームの書込開始位置を順次ずらして走査す
ることにより、図6に示すように、書込幅中心に対して
書込開始と書込終了の位置を台形状にほぼ対称にすれ
ば、書込終了位置がLD1とLD4で4.5[μm]の差と
半減し、同一時刻における走査位置の差を、全書込幅に
対して小さくすることが可能となり、画像の劣化を抑制
することができる(請求項1)。
【0028】尚、図1,2に示す実施例では、複数の発
光部を副走査方向に配列した光源部10の例を示した
が、複数の発光部を主走査方向に配列し、これを副走査
方向に微小角度傾けた構成の光源部としても構わない。
また、特開平7−181412号公報に開示されている
ような、複数の半導体レーザからのレーザビームをビー
ム合成手段で合成する構成の光源部としても構わない。
【0029】(実施例2)実施例1では、制御部61で
各ビームに対する書込開始のタイミングを制御し、被走
査面(像面)上における各ビームの書込開始位置を順次
ずらして走査することにより同一時刻における走査位置
の差を、全書込幅に対して小さくしているが、LD1と
LD4では、書込開始端と書込終了端で各々4.5[μm]
の差が発生する。そこで本実施例では、図1,2に示し
た構成のマルチビーム走査装置の各ビームの等速走査特
性の差を補正するために、 LD1側(書込幅が広い):被走査面をFTMに近づけ
る、 LD4側(書込幅が狭い):被走査面をFTMから遠ざ
ける ように、被走査面を副走査断面内でFTMの入射光線と
反射光線のなす角θの方向(向き)に傾けて配置する。
このようにすれば、LD1側で書込幅が狭くなり、LD
4側では書込幅が広くなるので、LD1からLD4まで
の各ビームの書込幅の差を事実上無視できる程度まで低
減することが可能となる(請求項2)。
【0030】より具体的には、図7に示すように被走査
面51が平面とみなせる場合には、上記の光学系の被走
査面を、図中の実線51’で示すように、FTM41へ
の入射光と反射光のなす角θ(この例では時計回りとな
っている)の方向(「光線分離の方向」と呼ぶ)に角度
β=8[deg]傾けることにより、画角40°における各
発光部LD1,LD2,LD3,LD4からのビームに
よる書込幅は、 LD1:297.706[mm] LD2:297.706 LD3:297.706 LD4:297.706 とすることができ、各ビームの書込幅の差を無くすこと
ができる。尚、被走査面51’への入射光が垂直入射近
傍の場合には、被走査面51’で反射した光が走査光学
系に戻り、その光が再び被走査面51’に戻ってフレア
光になることにより、画像形成に悪影響を及ぼす危険性
がある。本実施例では、β=約4[deg]のときに被走査
面51’への入射光が垂直入射となっており、したがっ
て入射光に対して被走査面51’を約4[deg]傾けるこ
とにより、上記フレア光の発生を防ぐことができる。
【0031】(実施例3)FTMの曲率半径を約350
[mm]とすると、FTMでの各ビームのパワーの差が実施
例2の場合よりも大きくなり、書込幅の差が30[μm]
程度になる。この例で書込幅の差を無くすには、被走査
面51’の傾け角度βを約25[deg](光線分離の方向
と同一の方向に傾ける)とする必要がある。尚、本実施
例でもβ=約4[deg]のときに被走査面への入射光が垂
直入射となっており、したがって入射光に対しては被走
査面を約21[deg]傾ければよい。
【0032】実施例2及び実施例3から、FTMの曲率
半径にしたがい、入射光線に対する被走査面の傾き角度
βを1〜30[deg]程度に設定すれば、各ビームの書込
幅の差を無くすことができ、画像の劣化を防止すること
ができ、かつ、フレア光の発生を防止することができ
る。
【0033】(実施例4)図8に示すように、被走査面
が円筒面からなる感光体ドラム52の場合には、感光体
ドラム52を副走査方向に平行移動する(図中の破線で
示す感光体ドラム52の位置から実線で示す感光体ドラ
ム52’の位置に平行移動する)ことにより、実施例
2,3に示した平面からなる被走査面の傾け角度を変化
させることと等価の効果を得ることができる(請求項
3)。
【0034】より具体的には、図1,2に示した構成の
光学系において、感光体ドラムの位置が図8の破線で示
す感光体ドラム52の位置の場合、直径φ30[mm]の感
光体ドラムの場合で、画角40°における各発光部LD
1,LD2,LD3,LD4からのビームによる書込幅
は、 LD1:297.711[mm] LD2:297.708 LD3:297.705 LD4:297.702 であり、LD1とLD4とで書込幅の差は9[μm]であ
る。そこで感光体ドラム52を副走査方向(FTMの平
行移動の向きと同じ方向)に2.15[mm]平行移動(図
8の実線で示す感光体ドラム52’の位置に平行移動)
することにより、 LD1:297.772[mm] LD2:297.771 LD3:297.771 LD4:297.771 となり、LD1とLD4とで書込幅の差は1[μm]であ
り、書込幅の差を無視できるほど小さくすることができ
る。
【0035】(実施例5)前述したように、図1,2に
示した構成のマルチビーム走査装置において、LD1〜
LD4の4ビームの書込開始位置が同一像高となるよう
に書込開始のタイミングを調整した場合、図5に示した
ように、書込終了位置がLD1とLD4で9[μm]の差
を生じることとなり、縦線ゆらぎ等の画像劣化の原因と
なる。また、実施例1のように、各ビームに対する書込
開始のタイミングを制御し、被走査面(像面)上におけ
る各ビームの書込開始位置を順次ずらして走査すること
により同一時刻における走査位置の差を全書込幅に対し
て小さくすることができるが、この場合にも、図6に示
したように、LD1とLD4では、書込開始端と書込終
了端で各々4.5[μm]の差が発生する。また、実施例
2,3のように被走査面を傾ける、あるいは実施例4の
ように被走査面を副走査方向に平行移動することによ
り、各ビームの書込幅の差をほとんど無くすことができ
るが、調整に手間がかかる。
【0036】そこで本実施例では、図1,2に示した構
成のマルチビーム走査装置において、被走査面(像面)
上における各ビームの走査長を略同じにするために、制
御部61により光源駆動部62による各ビームの発光時
間(基本クロック)をそれぞれ異ならせて走査するよう
に制御し、さらには、被走査面(像面)上における各ビ
ームの走査長を略同じにするために、制御部61にメモ
リー(図示せず)を有している構成とした(請求項4,
5)。
【0037】すなわち、本実施例では、あらかじめ各発
光部LD1〜LD4からのビームによる走査線の差を補
正するように制御部61のメモリー上のデータテーブル
に各走査線の走査長が等しくなるような補正データを入
力しておき、実際の光走査の際に各走査線の走査長が等
しくなる補正データを元に光源駆動部62を制御して各
発光部LD1〜LD4を点灯させ、各ビームの発光時間
(基本クロック)をそれぞれ異ならせて走査することに
より、各走査線の長さ(書込幅)が等しくなるようにす
るものである。この方式では、機械的な調整等が不要な
ため、簡単な構成で各走査線の長さ(書込幅)を等しく
することができる。
【0038】(実施例6)実施例5のように単純に走査
長を等しくしただけでは、図9に示すように、各ビーム
による走査線の長さは等しいが、走査開始位置(及び終
了位置)がずれてしまうことも考えられ、この走査位置
のずれΔSが大きいと画像劣化の原因となる。そこで本
実施例では、図1,2に示した構成のマルチビーム走査
装置において、被走査面(像面)上における各ビームの
走査開始位置を略同じ位置にするために、同期検知素子
60を各ビームが通過後、各ビームが書込走査を開始す
るまでの時間(発光開始までの時間)をそれぞれ異なら
せており(すなわち、各ビームの書込開始タイミングの
ずれを調整している)、さらに、被走査面(像面)上に
おける各ビームが同期検知素子60を通過後、書込走査
を開始するまでの時間(発光開始までの時間)をそれぞ
れ異ならせるために、制御部61にメモリーを有してい
る構成とした(請求項6,7)。
【0039】すなわち、本実施例では、制御部61のメ
モリー上のデータテーブルに、各走査線の書込開始位置
が等しくなるように各ビームの書込開始タイミング(同
期検知素子60による同期検知後、各ビームが被走査面
の書込走査を開始するまでの時間(発光開始までの時
間))の補正データを入力しておき、該補正データにし
たがって制御部61により光源駆動部62を制御して、
走査線の長さが等しく、かつ被走査面上の走査開始位置
も等しくなるように各発光部LD1〜LD4の点灯する
タイミングをそれぞれ補正するようにすれば、書込開始
端と書込終了端の位置を被走査面上で一致させることが
できる。したがって、各ビームの書込幅が等しく、書込
開始位置での各ビームのズレも無くすことができるの
で、画像の劣化を防ぐことができる。
【0040】(実施例7)本実施例では、実施例1〜6
のいずれかに記載のマルチビーム走査装置において、被
走査面上で複数ビームを互いに隣接して走査する構成と
したものである(請求項8)。このように被走査面上で
複数ビームを互いに隣接して走査することにより、各ビ
ーム間の書込幅の差をより小さくすることができ、実施
例2〜4のマルチビーム走査装置においては、平面から
なる被走査面の傾き角度や、円筒面からなる被走査面の
平行移動を小さく抑えることができる。また、実施例
5,6のマルチビーム走査装置においては、制御部内に
必要以上のメモリーを要することがなく、画像データ作
成が容易になる。
【0041】(実施例8)本実施例では、実施例1〜6
のいずれかに記載のマルチビーム走査装置において、光
源部10として複数の発光部LD1〜LD4を副走査方
向に配列させたアレイ光源を用いる(例えば、発光部間
のピッチが15[μm]程度の半導体レーザアレイ(LD
A)を用いる)構成としたものである(請求項9)。こ
のようにLDA等のアレイ光源を用いることで、発光部
間のピッチ調整等が不要となり、部品点数も少なくなる
ので、組付け性及び経時安定性に優れたマルチビーム走
査装置を構成することができる。
【0042】(実施例9)本実施例では、光書込部から
の光ビームにより感光体上を走査して画像書込を行う画
像形成装置において、光書込部に実施例1乃至8のいず
れかに記載のマルチビーム走査装置を備えた構成とした
ものである(請求項10)。したがって、本実施例の画
像形成装置では、マルチビーム走査装置の各ビーム間の
書込幅の差に起因する画像の劣化を抑制することが可能
となり、画像劣化の少ない画像を形成できる。
【0043】画像形成装置の構成例としては、光書込部
に図1に示す構成でかつ実施例1乃至8のいずれかを実
施することにより各ビーム間の書込幅の差を小さくした
(または無くした)マルチビーム走査装置を備えてお
り、被走査面としての感光体50の周囲には帯電装置、
現像装置、転写装置、クリーニング装置、除電装置等を
備え、さらに転写部に転写紙を給紙する給紙装置と、転
写後の転写紙上の画像を定着する定着装置を備えた構成
となる。そして、画像形成動作としては、帯電装置で感
光体50が一様に帯電された後、マルチビーム走査装置
100の複数ビームにより画像信号に応じた光書込が行
われ、感光体上に静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像装置のトナーで可視像化され、転写装置で感光体
上のトナー像が転写紙に転写される。転写後の転写紙は
定着装置に搬送され、定着装置でトナー像が転写紙に定
着される。また、転写後の感光体はクリーニング装置で
清掃され、除電装置で除電され、次の画像形成に至る。
【0044】上記の画像形成装置は、パーソナルコンピ
ュータやワードプロセッサ等と接続して、これらの機器
からの画像信号に応じて書込を行うプリンタとすること
ができ、また、原稿画像を読取る原稿読取装置と、原稿
読取装置で読取った原稿画像の画像処理を行い画像信号
を生成して制御部61に送信する画像処理部を付加すれ
ば複写機とすることができ、さらに通信回線を利用した
送・受信機能を付加することによりファクシミリとする
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のマ
ルチビーム走査装置においては、被走査面における1走
査中の走査線の長さが異なる場合にも、各ビームの書込
開始のタイミングを制御し、被走査面上における各ビー
ムの書込開始位置を順次ずらして走査することにより、
書込幅中心に対して書込開始と書込終了の位置をほぼ対
称にして、同一時刻における走査位置の差を、全書込幅
に対して小さくすることが可能となり、画像の劣化を抑
制することができる。
【0046】請求項2記載のマルチビーム走査装置にお
いては、等速光走査結像ミラーへの入射ビームと反射ビ
ームのなす角の方向(入射ビームから反射ビームの向
き)に被走査面を傾けることにより、被走査面上での複
数ビーム間の書込幅の差を有効に低減することができ、
画像の劣化を防ぐことができる。
【0047】請求項3記載のマルチビーム走査装置にお
いては、被走査面が円筒面(例えば感光体ドラム)の場
合には、副走査方向の平行移動のみで被走査面を傾ける
効果が得られるため、平面からなる被走査面(例えば感
光体ベルト)を傾ける場合に比べて省スペース化を図る
ことができる。
【0048】請求項4記載のマルチビーム走査装置にお
いては、被走査面上における各ビームの走査長を略同じ
にするために、各ビームの発光時間(基本クロック)を
それぞれ異ならせて走査することにより、被走査面にお
ける各走査線の長さを等しくすることができ、各ビーム
の倍率誤差をなくすことができるので、画像の劣化を防
ぐことができる。
【0049】請求項5記載のマルチビーム走査装置にお
いては、被走査面上における各ビームの走査長を略同じ
にするために、制御部にメモリーを有しているので、制
御部のメモリーに各走査線の走査長が等しくなるように
補正データを入力しておくことにより、簡単な構成で各
走査線の長さを等しくすることができる。
【0050】請求項6記載のマルチビーム走査装置にお
いては、被走査面上における各ビームの走査開始位置を
略同じ位置にするために、同期検知素子をビームが通過
後、各ビームが書込走査を開始するまでの時間(発光開
始までの時間)をそれぞれ異ならせているので、各ビー
ムの被走査面上での走査(書込)開始位置を一致させる
ことができ、書込開始位置での各ビームのズレをなくす
ことができるので、画像の劣化を防ぐことができる。
【0051】請求項7記載のマルチビーム走査装置にお
いては、被走査面上における各ビームが同期検知素子を
通過後、書込走査を開始するまでの時間(発光開始まで
の時間)をそれぞれ異ならせるために、制御部にメモリ
ーを有しているので、制御部のメモリーに各走査線の書
込開始位置が等しくなるように補正データを入力してお
くことにより、簡単な構成で走査開始位置を各ビームで
同じにすることができ、画像の劣化を防ぐことができ
る。また、マルチビーム走査装置が原理的に有している
問題を解決することができる。
【0052】請求項8記載のマルチビーム走査装置にお
いては、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、被
走査面上で複数ビームを互いに隣接して走査することに
より、各ビーム間の書込幅の差をより小さくすることが
できるので、請求項2,3の構成に対しては、被走査平
面の傾き角度や、円筒面からなる被走査面の平行移動を
小さく抑えることができ、また、請求項5,7の構成に
対しては、制御部に必要以上のメモリーを要することが
なく、画像データ作成が容易になる。
【0053】請求項9記載のマルチビーム走査装置にお
いては、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、光
源部に、複数の発光部が副走査方向に配列しているアレ
イ光源を用いたことにより、発光部間のピッチ調整等が
不要となり、部品点数の低減も図れるので、組付性、経
時安定性に優れたマルチビーム走査装置を構成すること
ができる。
【0054】請求項10記載の画像形成装置において
は、光書込部に請求項1乃至9のいずれかに記載のマル
チビーム走査装置を備えたことにより、マルチビーム走
査装置の各ビーム間の書込幅の差に起因する画像の劣化
を抑制することができ、画像劣化の少ない画像を形成で
きる。したがって、安価かつ単純な構造で、高速書込が
でき画像劣化の少ない画像形成装置(プリンタ、複写
機、ファクシミリ等)を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図であって、(a)は
マルチビーム走査装置の概略構成を示す図、(b)はマ
ルチビーム走査装置の副走査方向の概略断面図である。
【図2】図1に示す構成のマルチビーム走査装置の設計
例を示す図であって、(a)は光偏向器前後の光路を主
走査断面に仮想的に展開して示した図、(b)は偏向器
前後の光路を副走査断面に仮想的に展開して示した図で
ある。
【図3】図1に示す構成のマルチビーム走査装置に用い
られる長尺トロイダルレンズの説明図である。
【図4】副走査方向に配列された複数のビームの中心光
軸に対して等速光走査結像ミラーが副走査方向に平行移
動もしくは副走査断面内で傾いている場合の、(a)複
数のビームの等速光走査結像ミラーへの入射位置と、
(b)各ビームに対する等速光走査結像ミラーの主走査
方向曲率半径を示す図である。
【図5】走査長の異なる複数のビームの走査線の書込開
始位置が同一像高となるように書込タイミングを調整し
た場合の被走査面上の走査線の例を示す図である。
【図6】走査長の異なる複数のビームの走査線の書込タ
イミングをずらして補正した場合の被走査面上の走査線
の例を示す図である。
【図7】請求項2の一実施例を示す図であって、マルチ
ビーム走査装置の光偏向器前後の光路を副走査断面に仮
想的に展開して示した図である。
【図8】請求項3の一実施例を示す図であって、マルチ
ビーム走査装置の光偏向器前後の光路を副走査断面に仮
想的に展開して示した図である。
【図9】複数のビームの発光時間を異ならせて走査長を
補正した場合の被走査面上の走査線の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10:光源部 15:カップリングレンズ 20:アパーチャ 25:シリンドリカルレンズ 30:光偏向器 41:等速光走査結像ミラー(FTM) 45:長尺トロイダルレンズ 50:被走査面(感光体) 51,51’:平面からなる被走査面(感光体ベルト
等) 52,52’:円筒面からなる被走査面(感光体ドラム
等) 60:同期検知素子 61:制御部 62:光源駆動部 63:モータ駆動部 LD1〜LD4:発光部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発光部を少なくとも副走査方向に配
    列した光源部と、該光源部からの複数の光ビームを被走
    査面上に走査させるための光偏向器と、これらのビーム
    を被走査面上で等速に走査させるための等速光走査結像
    ミラーとを少なくとも有するマルチビーム走査装置にお
    いて、 被走査面(像面)上における各ビームの書込開始位置を
    順次ずらして走査することを特徴とするマルチビーム走
    査装置。
  2. 【請求項2】複数の発光部を少なくとも副走査方向に配
    列した光源部と、該光源部からの複数の光ビームを被走
    査面上に走査させるための光偏向器と、これらのビーム
    を被走査面上で等速に走査させるための等速光走査結像
    ミラーとを少なくとも有するマルチビーム走査装置にお
    いて、 等速光走査結像ミラーへの入射ビームと反射ビームのな
    す角の方向(入射ビームから反射ビームの向き)に被走
    査面を傾けることを特徴とするマルチビーム走査装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のマルチビーム走査装置にお
    いて、被走査面が円筒面である場合には、副走査方向に
    平行移動することを特徴とするマルチビーム走査装置。
  4. 【請求項4】複数の発光部を少なくとも副走査方向に配
    列した光源部と、該光源部からの複数の光ビームを被走
    査面上に走査させるための光偏向器と、これらのビーム
    を被走査面上で等速に走査させるための等速光走査結像
    ミラーとを少なくとも有するマルチビーム走査装置にお
    いて、 被走査面(像面)上における各ビームの走査長を略同じ
    にするために、各ビームの発光時間(基本クロック)を
    それぞれ異ならせて走査することを特徴とするマルチビ
    ーム走査装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のマルチビーム走査装置にお
    いて、被走査面(像面)上における各ビームの走査長を
    略同じにするために、制御部にメモリーを有しているこ
    とを特徴とするマルチビーム走査装置。
  6. 【請求項6】複数の発光部を少なくとも副走査方向に配
    列した光源部と、該光源部からの複数の光ビームを被走
    査面上に走査させるための光偏向器と、これらのビーム
    を被走査面上で等速に走査させるための等速光走査結像
    ミラーとを少なくとも有するマルチビーム走査装置にお
    いて、 被走査面(像面)上における各ビームの走査開始位置を
    略同じ位置にするために、同期検知素子をビームが通過
    後、各ビームが書込走査を開始するまでの時間(発光開
    始までの時間)をそれぞれ異ならせていることを特徴と
    するマルチビーム走査装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のマルチビーム走査装置にお
    いて、被走査面(像面)上における各ビームが同期検知
    素子を通過後、書込走査を開始するまでの時間(発光開
    始までの時間)をそれぞれ異ならせるために、制御部に
    メモリーを有していることを特徴とするマルチビーム走
    査装置
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかに記載のマルチ
    ビーム走査装置において、被走査面上で複数ビームを互
    いに隣接して走査することを特徴とするマルチビーム走
    査装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至7のいずれかに記載のマルチ
    ビーム走査装置において、光源部は、複数の発光部が副
    走査方向に配列しているアレイ光源であることを特徴と
    するマルチビーム走査装置。
  10. 【請求項10】光書込部からの光ビームにより感光体上
    を走査して画像書込を行う画像形成装置において、 前記光書込部に請求項1乃至9のいずれかに記載のマル
    チビーム走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP6817097A 1997-03-21 1997-03-21 マルチビーム走査装置及び画像形成装置 Pending JPH10268214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6817097A JPH10268214A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 マルチビーム走査装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6817097A JPH10268214A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 マルチビーム走査装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10268214A true JPH10268214A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13366038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6817097A Pending JPH10268214A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 マルチビーム走査装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10268214A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100503059B1 (ko) * 1998-11-13 2005-09-26 삼성전자주식회사 회절 편향 빔 주사장치
JP2006215483A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Ricoh Co Ltd 光走査装置・基準光束の検出方法・画像形成装置
JP2010072088A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100503059B1 (ko) * 1998-11-13 2005-09-26 삼성전자주식회사 회절 편향 빔 주사장치
JP2006215483A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Ricoh Co Ltd 光走査装置・基準光束の検出方法・画像形成装置
JP4673078B2 (ja) * 2005-02-07 2011-04-20 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
JP2010072088A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040179089A1 (en) Multi-beam scanner, multi-beam scanning method, synchronizing beam detecting method and image forming apparatus
JP2003344756A (ja) 光学素子、光走査装置及び画像形成装置
EP0709707A2 (en) Exposure method for an image forming apparatus, and image forming apparatus
JP4851308B2 (ja) 多ビームスキャニングシステム及びイメージ形成装置
CN106405830B (zh) 光学扫描设备和包括它的图像形成装置
JP4378193B2 (ja) マルチビーム光走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2002116396A (ja) マルチビーム光走査光学系及びマルチビーム光走査装置及び画像形成装置
JP2005169870A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH10268214A (ja) マルチビーム走査装置及び画像形成装置
JP2002287057A (ja) マルチビーム走査光学系及びそれを用いた画像形成装置
JP4655714B2 (ja) 光走査装置
US7016092B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus using the same
JP4298222B2 (ja) 走査光学系および光走査装置および画像形成装置
US20090021570A1 (en) Scanning optical apparatus and image forming apparatus
JP2008304607A (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4701593B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
US20050057790A1 (en) Scanner having scan angle multiplier
JP2002031771A (ja) マルチビーム走査光学装置
JP2001311895A (ja) マルチビーム走査装置・マルチビーム走査方法・マルチビーム走査装置用の光源装置および画像形成装置
JP2999853B2 (ja) 光走査装置
JP4201315B2 (ja) 走査光学系および光走査装置および画像形成装置
JP2005070708A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP3506838B2 (ja) マルチビーム画像形成装置
JP4453317B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2001147388A (ja) マルチビーム走査光学系及びそれを用いた画像形成装置