JPH1026730A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JPH1026730A
JPH1026730A JP18047096A JP18047096A JPH1026730A JP H1026730 A JPH1026730 A JP H1026730A JP 18047096 A JP18047096 A JP 18047096A JP 18047096 A JP18047096 A JP 18047096A JP H1026730 A JPH1026730 A JP H1026730A
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Hisashi Hasegawa
尚志 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間観察しても、疲労が少なく、自然な姿勢
を保つことができる操作部を備えた顕微鏡を提供する。 【解決手段】鏡体32に装備された粗微動共軸焦準機構
と、鏡体32に対して水平方向に移動自在に装備された
ステージ39とを備えた顕微鏡において、粗微動共軸焦
準機構を操作する一対の焦準ハンドルの一方31Bを、
他方31Aよりも鏡体32の側面より突出させるととも
に、ステージ39を操作するステ−ジハンドル33を焦
準ハンドルの他方31Aの近傍に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡に係わり、
詳しくは焦準ハンドルとステージハンドルとからなる操
作部の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡の焦準ハンドルは、鏡体に
対してほぼ左右対称に配置されている。これに比べ、ス
テージハンドルの配置は焦準ハンドルの位置に対し様々
である。従来例1を図12および図13により説明す
る。鏡体102には、その対物レンズ保持部102aの
下面に、レボルバ104を介して対物レンズ105を装
着し、上面に接眼レンズ106を備えた鏡筒107を装
着している。また、鏡体102の前面部102bには、
ステージ受け108を介してステージ109が上下動自
在に装着されている。鏡体102の左右の側面には、一
対の焦準ハンドル101A、101Bが配設され、図示
を省略した焦準機構に連結されている。焦準ハンドル1
01A、101Bを操作することにより、前記焦準機構
が作動し、ステージ109を上下動させ、ステージ10
9上にセットされた標本Sを対物レンズ105に対して
ピント合わせすることができる。
【0003】また、ステージ109は、水平の2方向た
る矢印X方向と矢印Y方向とに、ステージ109に連結
されたステージハンドル103の操作により移動し、標
本Sを視野の中に入れることができる。ここで、ステー
ジハンドル103の位置は、焦準ハンドル101A,1
01Bと同一高さに配置しており、水平面内では、焦準
ハンドル101Aとの干渉を回避するように、観察者P
の側に寄せられて、配置されている。
【0004】従来例2を図14および図15により説明
する。基本構成は従来例1と同様であるが、焦準ハンド
ル101A、101Bは、従来例1より観察者Pの側に
接近して配置されている。そのため、焦準ハンドル10
1Aとステージハンドル103との干渉を回避するた
め、観察者Pの左方向にステージ109を延設して、ス
テージハンドル103を配置している。
【0005】従来例3を図16および図17により説明
する。基本構成は従来例2と同様であるが、ステージハ
ンドル103を短くし、焦準ハンドル101Aとの干渉
を回避している。また、従来例2のように、ステージ1
09を観察者Pの左方向に延設する必要はなく、ステー
ジハンドル103は、水平面上では従来例1と同様の位
置にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術には、以下のような問題点があった。一般に顕微鏡の
観察者は、片方の手で焦準ハンドルを、もう一方の手で
ステージハンドルを操作する場合が多い。即ち、片方の
手のみで、焦準ハンドルとステージハンドルの双方を操
作することは稀である。従来例1の場合、図12に示す
ように、観察者Pは、左右の手の位置が、前後方向でず
れた状態となり、結果として体が少し回転した姿勢とな
る。臨床検査等では、1日8時間、標本100枚程度の
長時間観察を行うので、この不自然な姿勢で長時間観察
を続行すると、観察者が著しく疲労するという問題点が
あった。
【0007】また、従来例2の場合には、この場合も僅
かな体の回転が生ずる上に、ステージに無用な張出しを
設けなければならないという問題点がある。さらに、従
来例3の場合には、体の回転はなくなるが、ステージハ
ンドル側の手を高く、中空の位置で保持しなければなら
ないため、これも疲労の要因となるという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、長時間観察しても、疲労が少なく、自然な姿勢を保
つことができる操作部を備えた顕微鏡を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1、2または3に係る発明は、鏡体に装備さ
れた粗微動共軸焦準機構と、前記鏡体に対して上下動自
在且つ水平方向に移動自在に装備されたステージとを備
えた顕微鏡において、粗微動共軸焦準機構を操作する一
対の焦準ハンドルの一方を、他方よりも前記鏡体の側面
より突出させるとともに、前記ステージを操作するステ
−ジハンドルを前記焦準ハンドルの他方の近傍に配設し
たことを特徴とする。
【0010】請求項1、2または3に係る発明の作用で
は、粗微動共軸焦準機構を操作する一対の焦準ハンドル
の一方を、他方よりも鏡体の側面より突出させるととも
に、ステージを操作するステ−ジハンドルを焦準ハンド
ルの他方の近傍に配設したことにより、焦準ハンドルと
ステージハンドルとが、鏡体に対して左右対称位置に配
置される。請求項2に係る発明の作用では、上記作用に
加え、一対の焦準ハンドルの一方の後端の位置と、他方
の先端の位置とを、鏡体の幅中心よりほぼ等距離に設定
したことにより、焦準ハンドルの他方の先端に、ステー
ジハンドルの配置スペースを確保する。請求項3に係る
発明の作用では、上記作用に加え、他方よりも鏡体の側
面より突出させる一対の焦準ハンドルの一方は、選択的
に着脱自在な操作部材を取着して構成されていることに
より、左右いづれの勝手にも変更が容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態1】図1〜図7は発明の実施の形態
1を示し、図1は顕微鏡の平面図、図2は顕微鏡の左側
面図、図3は図2の矢印A−Aから見た粗微動共軸焦準
機構の平面断面図、図4は図2の矢印Bから見た正面
図、図5は微粗動装置の拡大断面図、図6は図5の矢印
C−Cから見た横断面図、図7は減速歯車機構の展開図
である。
【0012】図1および図2において、鏡体32には、
その対物レンズ保持部32aの下面に、レボルバ34を
介して対物レンズ35を装着し、上面に接眼レンズ36
を備えた鏡筒37を装着している。また、鏡体32の前
面部32bには、ステージ受け38を介してステージ3
9が上下動自在に装着されている。鏡体32の左右の側
面には、一対の左焦準ハンドル31A、右焦準ハンドル
31Bが配設され、図示を省略した粗微動共軸焦準機構
に連結されている。左焦準ハンドル31Aまたは右焦準
ハンドル31Bを操作することにより、前記粗微動共軸
焦準機構が作動し、ステージ39を上下動させ、ステー
ジ39上にセットされた標本Sを対物レンズ35に対し
てピント合わせすることができる。
【0013】また、ステージ39は、水平の2方向たる
矢印X方向と矢印Y方向とに、ステージ39に連結され
たステージハンドル33の操作により移動し、標本Sを
視野の中に入れることができる。ここで、ステージハン
ドル33の位置は、左焦準ハンドル31A、右焦準ハン
ドル31Bと同一高さに配置しており、水平面内では、
左焦準ハンドル31Aとの干渉を回避するように、左焦
準ハンドル31Aは、鏡体32の左側面32cに埋設さ
れる構造となっている。
【0014】焦準ハンドル31A,31Bを含む粗微動
共軸焦準機構について説明する。図3および図4におい
て、鏡体32の左側面32cには、焦準ハンドル31A
を収納できる大きさの座繰り穴32eが穿設されてい
る。焦準ハンドル31Bは、従来の焦準ハンドルと同様
に、鏡体32の右側面32dより突設されている。焦準
ハンドル31A,31Bの位置は、鏡体32の幅Wの中
心mを基準として、焦準ハンドル31Aの先端までの距
離をa、焦準ハンドル31Bの根元までの距離をbとす
ると、a=bの関係にあり、かつa+bは幅Wよりもや
や大きく設定されている。また、焦準ハンドル31A
は、鏡体32の座繰り穴32e内に収納される構成にな
っている。なお「鏡体32の幅Wの中心m」とは、顕微
鏡の観察光軸または接眼部の中心の意味を含むものであ
る。また「a=b」は厳密なものではなく、ほぼ等距離
であればよい。
【0015】一方、ステージハンドル33の水平面上の
位置は、焦準ハンドル31A,31Bの軸心の延長上に
あって、鏡体32の幅Wの中心mを基準として、ステー
ジハンドル33の左端までの距離をc、焦準ハンドル3
1Bの先端までの距離をdとすると、c=dの関係にな
るように設定されている。また、ステージハンドル33
の高さについても、図4に示すように、焦準ハンドル3
1A,31Bの軸心の延長上に合致して配設されてい
る。なお、ステージハンドル33は、ハンドル上部33
aが図1におけるステージ39を矢印Y方向へ、ハンド
ル下部33bが矢印X方向へ移動させるように構成され
ている。
【0016】また、焦準ハンドル31A,31Bは、鏡
体32にピニオン軸受7を介して取着されている粗微動
装置30(詳細後述)に連結され、ピニオン軸受7の中
央部が切り欠かれ、ピニオン8aが露出している。ピニ
オン8aは、鏡体32に枢着された第1中間歯車23お
よび第2中間歯車24を介してラック3と噛合してい
る。第2中間歯車24のピッチ円直径はピニオン8aの
ピッチ円直径と同一に形成され、第1中間歯車23のピ
ッチ円直径は、ラック3とピニオン8aとの距離により
設定されるが、通常ピニオン8aおよび第2中間歯車2
4のピッチ円直径よりも大きく設定されている。なお、
図3において、ピニオン8a、第1中間歯車23および
第2中間歯車24は同一平面上に配置されているように
描かれているが、実際は第1中間歯車23のみ紙面より
上または下に配設されている。
【0017】ラック3は、オス型レース2、メス型レー
ス5、およびボール6からなる案内機構のオス型レース
2に取着され、メス型レース5は鏡体32に固着されて
いる。ラック3の上方には、2点鎖線で示すステージ受
け38がオス型レース2に取着され、ラック3の上下動
によりステージ受け38に取着されたステージ39が上
下動するように構成されている。
【0018】つぎに、図5〜図7を用いて粗微動装置3
0の詳細について説明する。図5において、鏡体32に
はピニオン軸受7が固着されている。ピニオン軸受7に
は、ピニオン軸8が回動自在に嵌装され、ピニオン軸8
の中央部にはピニオン8aを、右端には歯車8bを形成
している。ピニオン軸8の内部孔には、連結軸9が横設
され、連結軸9の左側には粗動ハンドル10が軸受10
aを介して固定されており、またその右側には粗動ハン
ドル11が軸受11aを介してピニオン軸受7に対して
回動自在に取着されている。さらに、連結軸9の内部孔
には、微動軸12が横設され、連結軸9および軸受10
aに回動自在に組み込まれている。微動軸12の右方に
は歯車12aが形成され、またその両端には、微動ハン
ドル13、14が固定されている。粗動ハンドル10と
微動ハンドル13とにより、左焦準ハンドル31Aを構
成し、粗動ハンドル11と微動ハンドル14とにより右
焦準ハンドル31Bを構成している。
【0019】ピニオン軸受7の右端には、摩擦調整リン
グ15が螺着され、バネ16を介して軸受け11aの回
転力を調整し得るように構成されている。粗動ハンドル
11には、歯車軸受17、18が一体的に固着され、粗
動ハンドル11と歯車軸受18との間には、減速歯車1
9、20、21がそれぞれ回動自在に組み込まれてい
る。この減速歯車19、20、21は、図6に示すよう
に、大歯車19a,20a,21aと小歯車19b,2
0b,21bとからなっていて、大歯車19aは、微動
軸12に形成された歯車12aと噛合し、小歯車19b
は大歯車20aと、小歯車20bは大歯車20aと、小
歯車21bはピニオン軸8に形成された歯車8bのそれ
ぞれ噛合するように構成されている。なお、これら各歯
車の関係は、図7の展開図に示す通りである。また、微
動ハンドル13と軸受10aとの間には、微動軸12に
嵌装しつつバネ22が装着されており、微動軸22に一
定の摩擦回転力を付与している。
【0020】つぎに、以上の構成の粗微動装置30の作
用を、まず、微動から説明する。微動ハンドル13また
は14を回動すると連結軸12したがって歯車12aが
回転する。この回転は歯車12aに噛合している大歯車
19aから順次減速歯車19−20−21へと減速伝達
され、小歯車21bと噛合している歯車8bを通じてピ
ニオン軸8つまりピニオン8aを回転させるので、第1
中間歯車23、第2中間歯車24、ラック3、オス型レ
ース2およびステージ受け38を介して、ステージ39
を微小量だけ上下動させる。
【0021】この場合粗動ハンドル11に対しても回転
させようとする力が働くが、摩擦調整リング15によっ
て軸受11aにはステージ部の重量に打ち勝つだけの摩
擦力が与えられているので、粗動ハンドル11は回転せ
ずにステージ39は上下動する。また、ステージ部(ラ
ック3、オス型レース2、ステージ受け38およびステ
ージ39)の重量がピニオン軸8に回転力として作用し
ているので、各減速歯車に対しても回転力が伝わってい
て、しかも微動軸12にバネ22によって与えられた摩
擦力でこの回転力が止められるように構成されているの
で各歯車は片側に押しつけられ、バックラッシュのない
状態で噛合し、微動ハンドルの僅かな回動もステージ部
の上下動として正確に伝達される。
【0022】つぎに、粗動について説明する。粗動ハン
ドル10または11を回動すると、各減速歯車にも自転
しようとする力が作用するが、力は縮小されて伝達さ
れ、また、微動軸12には一定の摩擦力が与えられてあ
るので、微動軸12が増速されて回動することはなく、
粗動ハンドル10および11とピニオン軸8は一体とな
って回動し、ピニオン8a、第1中間歯車23、第2中
間歯車24、ラック3、オス型レース2およびステージ
受け38を介して、ステージ39の粗動をおこなう。こ
の粗動の場合においても、ステージ部の重量が常に回転
力として各歯車に作用しているので、バックラッシュの
ない正確な調整が可能である。
【0023】本発明の実施の形態1によれば、両手で操
作する焦準ハンドルとステージハンドルとを鏡体に対し
て左右対称で、かつ同一高さに配置したので、従来の顕
微鏡に比べ、観察者は、体を回転したりせず、自然な姿
勢で観察することができ、長時間観察での疲労を少なく
することができる。さらに、本発明の実施の形態1での
微動による焦準操作の場合、ステージハンドル側の微動
ハンドルを操作することもできる。
【0024】本発明の実施の形態1では、左側にステー
ジハンドルを配設し、左焦準ハンドルを鏡体内へ収容
し、右焦準ハンドルを鏡体より突出させる構成とした
が、勝手を替えて、右側にステージハンドルを配設し、
右焦準ハンドルを鏡体内へ収容し、左焦準ハンドルを鏡
体より突出させる構成としてもよい。また、ピニオンと
ラックとの間には2つの中間歯車により、焦準操作の伝
達を行っているが、ピニオンとラックとの距離により適
宜中間歯車の数を増減してもよい。さらに、図3におい
て、左焦準ハンドル31A、右焦準ハンドル31Bおよ
びステージハンドル33の位置は、ステージ39の矢印
Y方向のストロークの概略中心に設定したが、頻繁に使
用される範囲(例えば、2枚検鏡ステージの1枚検鏡範
囲)の中心(図3の破線で示す円の位置)に設定しても
よく、また、図3の破線で示す円と実線で示す円の中間
の位置に設定してもよい。
【0025】
【発明の実施の形態2】図8〜図9は発明の実施の形態
2を示し、図8はステージハンドルを左に配設した場合
の粗微動共軸焦準機構の平面断面図、図9はステージハ
ンドルを右に配設した場合の粗微動共軸焦準機構の平面
断面図である。本発明の実施の形態2の顕微鏡の基本構
成は、発明の実施の形態1と同様であるが、鏡体の双方
の側面に座繰り孔を設け、左右の勝手を違えても、粗微
動装置を共用できる点に特徴がある。従って、発明の実
施の形態1と同一の部材を用いているので、異なる部分
のみ説明し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省
略する。
【0026】図8において、鏡体42の両側面42c,
42dには、左焦準ハンドル41A、右焦準ハンドル4
1Bを収容できる程度の座繰り孔42e、42fが穿設
されている。ステージハンドル33が左側に配設される
場合には、左焦準ハンドル41Aを座繰り孔42eに収
容し、右焦準ハンドル41Bを右側面42dより突出さ
せるように配設し、右焦準ハンドル41Bの操作が容易
にできるようにする。また、図9に示すように、ステー
ジハンドル33が右側に配設される場合には、右焦準ハ
ンドル41Bを座繰り孔42fに収容し、左焦準ハンド
ル41Aを左側面42cより突出させるように配設し、
左焦準ハンドル41Aの操作が容易にできるようにす
る。
【0027】また、左右の勝手を変更しても、粗微動装
置40を共用するために、ピニオン48aの歯幅を長く
設定し、いずれの勝手を選定しても、粗微動装置40を
左右に移動して固着し、ピニオン48aと第1中間歯車
23との噛合ができるようにしている。また、これに伴
い、粗微動装置40を鏡体42に固着するためのピニオ
ン軸受47は、ピニオン48aの歯幅よりやや広い切欠
きを設けている。
【0028】本発明の実施の形態2によれば、発明の実
施の形態1の効果に加え、左右いづれのステージハンド
ルとの組合せにも、同一の鏡体と粗微動装置で対応する
ことができ、部材の種類を減少させ、生産管理を容易に
する。
【0029】
【発明の実施の形態3】図10〜図11は発明の実施の
形態3を示し、図10は粗微動共軸焦準機構の平面断面
図、図11は粗微動共軸焦準機構の変形例の平面断面図
である。本発明の実施の形態3の顕微鏡の基本構成は、
発明の実施の形態1と同様であるが、鏡体の双方の側面
に座繰り孔を設け、焦準ハンドルに操作部材を装着して
左右の勝手を自由に変更できる点に特徴がある。従っ
て、発明の実施の形態1と同一の部材を用いているの
で、異なる部分のみ説明し、同一の部材には同一の符号
を付し説明を省略する。
【0030】図10において、鏡体52のの両側面52
c,52dには、左焦準ハンドル51A、右焦準ハンド
ル51Bを収容できる程度の座繰り孔52e、52fが
穿設されている。ステージハンドル33の配置に関係な
く、左焦準ハンドル51Aを座繰り孔52eに収容し、
右焦準ハンドル51Bを座繰り孔52fに収容できるよ
うに、粗微動装置50の長さを設定する。図10に示す
ように、左側にステージハンドル33を配置する場合に
は、右焦準ハンドル51Bに粗動用操作部材53と微動
用操作部材54とを装着する。焦準操作は、この粗動用
操作部材53と微動用操作部材54とを用いて行う。な
お、粗動用操作部材53と微動用操作部材54とのうち
片方のみを使用してもよい。
【0031】一般に、焦準ハンドルの外周には、回動操
作をし易くするために、滑り止めにローレットを刻設し
ている場合が多い。従って、粗動用操作部材53と微動
用操作部材54とを右焦準ハンドル51Bの外周に装着
する場合は、粗動用操作部材53および微動用操作部材
54の内形を、右焦準ハンドル51Bの外周のローレッ
ト形状に合致するように形成し、これを回り止めとして
使用する。また、粗動用操作部材53および微動用操作
部材54をゴム等の弾性材料で形成し、内径を右焦準ハ
ンドル51Bの外径よりやや小さく設定して、弾性を利
用して嵌着させる方式を採用してもよい。
【0032】一方、右側にステージハンドル33を配置
する場合には、左焦準ハンドル51Aに粗動用操作部材
53と微動用操作部材54とを装着する。左焦準ハンド
ル51Aの構造も、右焦準ハンドル51Bと同一なの
で、上記と同様の手段により、粗動用操作部材53と微
動用操作部材54とを装着することができる。
【0033】本発明の実施の形態3によれば、発明の実
施の形態2の効果に加え、左右の勝手を変更しても粗微
動装置を移動させる必要はないので、ステージハンドル
の配置への対応が極めて容易となる。
【0034】なお、発明の実施の形態1〜3ともに、鏡
体に座繰り孔を穿設する構成としたが、鏡体自体が細く
形成されたものであるならば、図11に示すように、鏡
体62に座繰り孔を設けることなく、発明の実施の形態
3と同様の構成にすることができる。また、発明の実施
の形態1〜3ともに、ステージを上下動させる焦準機構
の顕微鏡を例に説明しているが、対物レンズを、上下動
させる焦準機構を有する顕微鏡であっても本発明を適用
することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1、2または3に係る発明によれ
ば、焦準ハンドルとステージハンドルとが、鏡体に対し
て左右対称位置に配置されているので、長時間観察して
も、疲労が少なく、自然な姿勢を保つことができる操作
部を備えた顕微鏡を提供することができる。請求項2に
係る発明によれば、上記効果に加え、焦準ハンドルの他
方の先端に、ステージハンドルの配置スペースを確保す
るので、顕微鏡をコンパクトにするこができる。請求項
3に係る発明によれば、上記効果に加え、左右いづれの
勝手にも変更が容易となるので、何人も顕微鏡を使いや
すい形態で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の顕微鏡の平面図である。
【図2】発明の実施の形態1の顕微鏡の左側面図であ
る。
【図3】発明の実施の形態1の図2の矢印A−Aから見
た粗微動共軸焦準機構の平面断面図である。
【図4】発明の実施の形態1の図2の矢印Bから見た正
面図である。
【図5】発明の実施の形態1の微粗動装置の拡大断面図
である。
【図6】発明の実施の形態1の図5の矢印C−Cから見
た横断面図である。
【図7】発明の実施の形態1の減速歯車機構の展開図で
ある。
【図8】発明の実施の形態2のステージハンドルを左に
配設した場合の粗微動共軸焦準機構の平面断面図であ
る。
【図9】発明の実施の形態2のステージハンドルを右に
配設した場合の粗微動共軸焦準機構の平面断面図であ
る。
【図10】発明の実施の形態3の粗微動共軸焦準機構の
平面断面図である。
【図11】発明の実施の形態3の粗微動共軸焦準機構の
変形例の平面断面図である。
【図12】従来例1の顕微鏡の平面図である。
【図13】従来例1の顕微鏡の左側面図である。
【図14】従来例2の顕微鏡の平面図である。
【図15】従来例2の顕微鏡の左側面図である。
【図16】従来例3の顕微鏡の平面図である。
【図17】従来例3の顕微鏡の左側面図である。
【符号の説明】
31A 左焦準ハンドル 31B 右焦準ハンドル 32 鏡体 33 ステージハンドル 39 ステージ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡体に装備された粗微動共軸焦準機構
    と、前記鏡体に対して水平方向に移動自在に装備された
    ステージとを備えた顕微鏡において、 粗微動共軸焦準機構を操作する一対の焦準ハンドルの一
    方を、他方よりも前記鏡体の側面より突出させるととも
    に、前記ステージを操作するステ−ジハンドルを前記焦
    準ハンドルの他方の近傍に配設したことを特徴とする顕
    微鏡。
  2. 【請求項2】 前記一対の焦準ハンドルの一方の後端の
    位置と、他方の先端の位置とを、前記鏡体の幅中心より
    ほぼ等距離に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記他方よりも前記鏡体の側面より突出
    させる一対の焦準ハンドルの一方は、選択的に着脱自在
    な操作部材を取着して構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の顕微鏡。
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