JPH1026729A - 顕微鏡用対物レンズ及び単対物型双眼実体顕微鏡システム - Google Patents

顕微鏡用対物レンズ及び単対物型双眼実体顕微鏡システム

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JPH1026729A
JPH1026729A JP9082757A JP8275797A JPH1026729A JP H1026729 A JPH1026729 A JP H1026729A JP 9082757 A JP9082757 A JP 9082757A JP 8275797 A JP8275797 A JP 8275797A JP H1026729 A JPH1026729 A JP H1026729A
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倉田清宣
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和彦 長
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同焦距離が対物レンズの焦点距離よりも短い
にもかかわらず、各収差の発生が極力抑えられている単
対物型双眼実体顕微鏡用対物レンズ、及び、対物レンズ
を交換しても観察位置が一定である操作性の良い単対物
型双眼実体顕微鏡システム。 【解決手段】 物体からの光をアフォーカル光束に変換
する1つの対物レンズと、その対物レンズを射出した光
を受けて左右の像を形成する2つの観察光学系とを備え
た単対物型双眼実体顕微鏡用対物レンズにおいて、対物
レンズの焦点距離をFL、対物レンズ像点側の第1レン
ズ面から標本面までの距離をLとしたとき、1.0<F
L/L<1.6、の条件が成り立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡用対物レン
ズ及び単対物型双眼実体顕微鏡システムに関し、特に、
同焦距離が対物レンズの焦点距離よりも短いにもかかわ
らず、各収差の発生が極力抑えられ、像の平坦性が良い
単対物型双眼実体顕微鏡用対物レンズとその対物レンズ
を用いた観察位置が一定である操作性の良い単対物型双
眼実体顕微鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、単対物型双眼実体顕微鏡用の対
物レンズは、物体面から対物レンズが実体顕微鏡に取り
つく胴付までの距離(同焦距離)が対物レンズの種類や
倍率によって異なっている。特に1倍よりも低倍率にな
ると、焦点距離が長くなる。従来の単対物型双眼実体顕
微鏡用の対物レンズの同焦距離は、焦点距離と同等かも
しくは長く、例えば0.5倍の低倍率対物レンズを用い
て観察する際、図15に示すように、図(a)の観察位
置が1倍の場合に比べ、図(b)に示すように、60〜
90mm程度(図の場合は、77mm)と非常に高くな
っていた。なお、図中、1は鏡体、2は接眼レンズ、3
は1倍の対物レンズ、4は0.5倍の対物レンズ、5は
鏡筒、6は1倍の対物レンズの同焦距離、7は0.5倍
の対物レンズの同焦距離、8は1倍の対物レンズを用い
て観察する場合と0.5倍の対物レンズを用いて観察す
る場合の観察位置の差である。
【0003】また、特公昭60−227214号にレボ
ルバー装置を取り付けた双眼実体顕微鏡が記載されてい
るが、従来の1倍対物レンズから0.5倍対物レンズに
交換した場合、上記観察位置の差と同じ60〜90mm
程度もフォーカス調整をしなおさなければならず、操作
性に難があった。
【0004】上記問題点を解決するには、低倍率の単対
物型双眼実体顕微鏡用対物レンズの同焦距離を、他の倍
率、例えば上記対物レンズより焦点距離の短い1倍のも
のと同じ程度にすればよい。顕微鏡用対物レンズにおい
ては、同焦距離が一定であることが常識とされている
が、従来の実体顕微鏡においては実用化されていない。
その理由は、低倍率の実体顕微鏡用対物レンズで焦点距
離よりも同焦距離を短く設計することが収差補正上困難
であったためである。焦点距離を変えずに同焦距離を短
くするためには、対物レンズ内もしくは物体側にある主
点位置を像側に置くことになる。したがって、上記目的
を達成するためには、対物レンズ内の各レンズ群のパワ
ーを強くしなければならなくなる。実体顕微鏡用対物レ
ンズは対物レンズ内を通る光線が偏心しているため、標
本面上での左右の見え方に差が生じる。さらに、ズーム
光学系とも併用されることが多く、ズーム光学系の倍率
変換により対物レンズの観察範囲、NA(開口数)が変
化し、高倍時での軸上色収差、低倍率での倍率の色収差
の発生を抑えることは非常に困難であった。
【0005】なお、標準対物レンズに対して焦点距離が
短く高倍の対物レンズの同焦距離を合わせるには、対物
レンズを射出した光束がアフォーカルであることを利用
して、対物レンズと鏡体との間にスペーサ等を入れるこ
とにより、胴付位置を像側にすることが可能であり、標
準対物レンズと同焦距離を合わせることは比較的容易で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術のこ
のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
は、同焦距離が対物レンズの焦点距離よりも短いにもか
かわらず、各収差の発生が極力抑えられている単対物型
双眼実体顕微鏡用対物レンズを提供すること、また、こ
の対物レンズを用いることにより、低位置双眼鏡筒を用
いなくとも観察位置が低く、また、少なくとも2本以上
の対物レンズを交換しても観察位置が一定である操作性
の良い単対物型双眼実体顕微鏡システムを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の顕微鏡用対物レンズは、物体からの光をアフォーカ
ル光束に変換する1つの対物レンズと、その対物レンズ
を射出した光を受けて左右の像を形成する2つの観察光
学系とを備えた単対物型双眼実体顕微鏡用対物レンズに
おいて、対物レンズの焦点距離をFL、対物レンズ像点
側の第1レンズ面から標本面までの距離をLとしたと
き、下記の条件が成り立つことを特徴とするものであ
る。
【0008】(1) 1.0<FL/L<1.6 この場合、像側から順に、少なくとも1枚の正屈折力レ
ンズを有する第1レンズ群と、物体側に凹面を向けたメ
ニスカスレンズを有する第2レンズ群と、負屈折力レン
ズを有する第3レンズ群とから構成することが望まし
い。
【0009】また、像側から順に、少なくとも1枚の正
屈折力レンズを有する第1レンズ群と、物体側に凹面を
向けたメニスカスレンズを有する第2レンズ群と、負屈
折力を有する第3レンズ群と、少なくとも1枚の正屈折
力レンズを有する第4レンズ群とから構成することが望
ましい。
【0010】これらの場合、第2レンズ群と第3レンズ
群の何れか一方もしくは双方共接合レンズであることが
望ましい。
【0011】また、全系の焦点距離をFL、第3レンズ
群の焦点距離をf3 としたとき、下記の条件が成り立つ
ことが望ましい。
【0012】 (2) 0.12<|f3 /FL|<0.3 また、第3レンズ群の負レンズのアッべ数をνd3、第4
レンズ群の正レンズのアッべ数をνd4としたとき、下記
の条件が成り立つことが望ましい。
【0013】(3) νd3>νd4 また、像側から順に、少なくとも1枚の正屈折力レンズ
を有する第1レンズ群と、物体側に凹面を向けたメニス
カスレンズを有する第2レンズ群と、物体側に凸面を向
けた負メニスカスレンズを有する第3レンズ群と、少な
くとも1枚の正屈折力レンズを有する第4レンズ群とか
ら構成してもよい。
【0014】この場合、第2レンズ群が接合レンズであ
ることが望ましい。
【0015】また、全系の焦点距離をFL、第2レンズ
群の焦点距離をf2 としたとき、下記の条件が成り立つ
ことが望ましい。
【0016】 (4) 0.2<|f2 /FL|<0.45 上記の接合レンズとする場合、第2レンズ群の接合レン
ズの正レンズのアッべ数をνd21 、負レンズのアッべ数
をνd22 としたとき、下記の条件が成り立つことが望ま
しい。
【0017】(5) 15<|νd21 −νd22 |<55 また、本発明の単対物型双眼実体顕微鏡システムは、物
体からの光をアフォーカル光束に変換する1つの対物レ
ンズと、その対物レンズを射出した光を受けて左右の像
を形成する2つの観察光学系とを備えた単対物型双眼実
体顕微鏡システムにおいて、対物レンズを少なくとも2
本装着できる切り換え装置を備え、各対物レンズの焦点
距離の比が、短い焦点距離の対物レンズに対して全て
1.3倍以上であり、対物レンズを切り換えても同焦距
離が一定であることを特徴とするものである。
【0018】本発明のもう1つの単対物型双眼実体顕微
鏡システムは、物体からの光をアフォーカル光束に変換
する1つの対物レンズと、その対物レンズを射出した光
を受けて左右の像を形成する2つの観察光学系とを備え
た単対物型双眼実体顕微鏡システムにおいて、各対物レ
ンズの焦点距離の比が、短い焦点距離の対物レンズに対
して全て1.3倍以上であり、対物レンズを交換しても
同焦距離が一定であることを特徴とするものである。
【0019】以下、上記構成を採用した理由と作用につ
いて説明する。本発明による単対物型双眼実体顕微鏡用
対物レンズは、第1レンズ群に少なくとも1枚の正屈折
力レンズを置くことで、物点からの光をアフォーカル光
束にする作用と、他のレンズ群で発生する非点収差及び
像面湾曲を補正している。非点収差及び像面湾曲を補正
することで像の平坦さが得られる。第1レンズ群では軸
上の色収差が発生しやすいため、分散の小さい硝材を用
いて色収差の発生を抑えておくと、後群での色収差補正
が比較的しやすくなる。
【0020】第2レンズ群に物体側に凹面を向けたメニ
スカスレンズを置くことで、他のレンズ群で発生するコ
マ収差を補正している。さらに、正レンズと負レンズの
接合レンズにすることで、他の群で発生する軸上色収差
と倍率の色収差のバランスをとることができる。
【0021】第3レンズ群に凹レンズを配置すること
で、対物レンズの観察範囲を確保し、主点位置を対物レ
ンズの像側に置くことにより同焦距離を短くする作用が
ある。この凹レンズは屈折力が他の群に比べて非常に大
きいため、コマ収差、非点収差、歪曲収差、色収差等の
各収差が発生してしまう。しかし、第3レンズ群を接合
レンズとしておけば、色収差の発生を少なくすることが
できる。
【0022】以上のレンズ構成により、焦点距離よりも
同焦距離が短い単対物レンズ型双眼実体顕微鏡用対物レ
ンズを提供することができるが、更に同焦距離を短くし
て行くと、第3レンズ群の屈折力が強くなり、歪曲収差
が大きく発生する。そこで、第3レンズ群より物点側に
少なくとも1枚の正屈折力を有する第4レンズ群を配置
することで、第3レンズ群で発生した歪曲収差をある程
度補正できる。また、変倍光学系の低倍時においては、
軸外主光線が光軸に対し比較的離れているため、軸上の
色収差を劣化させずに、第1〜第3レンズ群で発生した
倍率の色収差を補正することができる。
【0023】以上の構成である程度の歪曲収差を補正す
ることは可能だが、更に補正するためには、第4レンズ
群を現在のものより更に物体側に配置しなければなら
ず、対物レンズの作動距離(WD)が短くなること、ま
た、軸外光線高が高くなってしまいレンズ外径が大きく
なってしまうことの問題がある。
【0024】実体顕微鏡で左右両眼で観察し得る像は、
図16に示すように、左眼用の観察光路での中心より外
側の像高域Aと右眼用の観察光路での中心より内側の像
高域−Bの融像と、右眼用の観察光路での中心より外側
の像高域−Aと左眼用の観察光路での中心より内側の像
高域Bの融像とからなっている。単対物レンズ型双眼実
体顕微鏡においては、特公平7−60218号で述べら
れているように、左眼用の観察光路での対物レンズの歪
曲収差と右眼用の観察光路での歪曲収差との差が、像の
盛り上がり盛り下がりとなって現れることが知られてい
る。この先行技術の条件は、左眼の歪曲収差と右眼の歪
曲収差の差が小さければ、左右方向の像の盛り上がり盛
り下がりは小さくなことになる。しかし、先に述べた構
成では、特公平7−60218号の条件は満たしている
が、歪曲収差の絶対値が大きくて逆追跡で歪曲収差がプ
ラスに発生していると、実際に観察するときは順追跡な
のでマイナス、つまり、樽型になる。実体顕微鏡は正立
像を観察するために、1回結像した後プリズムやミラー
等で片眼で見たときの中心から外側の領域と中心から内
側の領域が反転する。したがって、左右での像は図17
のようになり、左右両眼で融像したときは、像が図18
のように見え、左右方向で盛り上がりは小さいが、上下
方向が盛り上がってしまう。つまり、歪曲収差自体を極
力小さくすることが必要となってくる。なお、図18
(a)には像面の斜視図を、同図(b)には左右方向の
断面図を、同図(c)には上下方向の断面図を示してあ
る。
【0025】上記の問題を解決するための構成と作用に
ついて、以下に説明する。実体顕微鏡用対物レンズは、
他の対物レンズと違い、射出瞳位置が対物レンズ内には
なく対物レンズより像側にある。したがって、対物レン
ズ内の各群の焦点距離と瞳位置からの距離で歪曲収差が
決まる。前記構成では、瞳位置より遠い所に非常に屈折
力の大きい負レンズを配置しているため、この第3レン
ス群で大きく負の歪曲収差が発生する。この大きな負の
歪曲収差を補正するために第4レンズ群に正レンズを配
置しているが、補正しきれず、全体で負の歪曲収差が発
生し、像が樽型に見える。
【0026】そこで、前記構成の第2レンズ群の物体側
に凹面を向けたメニスカスレンズの負屈折力を強くする
ことで、前記構成の第2レンズ群の役割である光線高を
下げる作用と、他の群で発生するコマ収差補正と、第3
レンズ群の役割である対物レンズの同焦距離を短くする
作用を同時に行い、第3レンズ群に物体に凸面を向けた
負メニスカスレンズを配置することで、第3レンズ群か
ら第4レンズ群での軸外主光線の曲がりを緩くできる。
したがって、対物レンズ内の負屈折力を強くすることが
でき、歪曲収差を補正することが可能となる。
【0027】この場合、第2レンズ群の負屈折力が強く
なるため、正と負の接合レンズとしておけば、色収差の
発生を少なくすることができる。
【0028】以下、各条件式について説明する。条件式
(1)は、本発明の単対物型双眼実体顕微鏡において、
焦点距離よりも同焦距離を短くするための条件式であ
る。この条件の下限値の1.0を越えると、焦点距離に
比べ同焦距離が長くなってしまう。また、上限である
1.6を越えると、各レンズ群の屈折力が強くなりす
ぎ、軸上の色収差と倍率の色収差の両方を補正すること
ができなくなる。
【0029】条件式(2)は、同焦距離を短くするため
の条件式である。下限値の0.12を越えると、第3レ
ンズ群の屈折力が大きくなりすぎ、色収差の補正が困難
になる。上限値の0.3を越えると、同焦距離が長くな
ってしまう。
【0030】条件式(3)は、倍色収差を補正するため
の条件である。対物レンズを4群で構成する場合、対物
レンズ内に非常に屈折力の強い凹レンズを配置している
ため色収差が発生する。そこで、第3レンズ群の凹レン
ズよりも分散の大きな凸レンズを第4レンズ群に配置す
ることで、第3レンズ群で発生した倍率の色収差を打ち
消すことができる。
【0031】条件式(4)は、対物レンズを4群で構成
し、第3群に物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
を配置する構成において、同焦距離を短くするための条
件である。下限の0.2を越えると、色収差の補正が困
難になり、上限の0.45を越えると、同焦距離が長く
なってしまう。
【0032】条件式(5)は、第2レンズ群が接合レン
ズである場合に軸上色収差、倍率の色収差共に良好に補
正するための条件式である。下限の15を越えると、軸
上色収差が補正しきれず、上限の55を越えると、倍率
の色収差が他のレンズ群で補正しきれなくなる。
【0033】上記作用を持った対物レンズを単対物型双
眼実体顕微鏡の対物レンズとして用いることにより、従
来の低倍対物レンズを用いた単対物レンズ型双眼実体顕
微鏡よりも観察位置を低くすることができる。さらに、
例えば図19に示すように、焦点距離(FL)100m
m、同焦距離142.6mmである焦点距離よりも同焦
距離の長い従来の1倍対物レンズと、本発明の後記する
実施例3(ex.3)、実施例5(ex.5)及び実施
例6(ex.6)の焦点距離(FL)200mm、同焦
距離142.6mmとした0.5倍の単対物型双眼実体
顕微鏡の対物レンズとを用いることにより、少なくとも
2本以上の対物レンズを交換しても同焦距離が一定であ
る対物型双眼実体顕微鏡システムを提供することができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の単対物型双眼実体
顕微鏡及びそのための顕微鏡用対物レンズの実施例1〜
7について説明する。各実施例の対物レンズのレンズデ
ータは後記するが、実施例1のレンズ構成を示す断面図
を図1に示す。実施例1は、第1レンズ群G1が両凸正
レンズL1からなり、第2レンズ群G2は両凸正レンズ
L2と両凹負レンズL3の接合レンズからなっている。
第3レンズ群G3は物体側に凹面を向けた負メニスカス
レンズL4からなっている。
【0035】実施例2のレンズ構成を示す断面図を図2
に示す。実施例2は、第1レンズ群G1が両凸正レンズ
L1と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL2か
らなり、第2レンズ群G2は両凸正レンズL3と両凹負
レンズL4の接合レンズからなっている。第3レンズ群
G3は両凹負レンズL5からなり、第4レンズ群G4は
両凸正レンズL6からなっている。
【0036】実施例3のレンズ構成を示す断面図を図3
に示す。実施例3は、第1レンズ群G1が凸平正レンズ
L1と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL2か
らなり、第2レンズ群G2は物体側に凹面を向けた正メ
ニスカスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズL4の接合レンズからなっている。第3レンズ
群G3は両凹負レンズL5からなり、第4レンズ群G4
は両凸正レンズL6からなっている。
【0037】実施例4のレンズ構成を示す断面図を図4
に示す。実施例4は、第1レンズ群G1が両凸正レンズ
L1と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL2か
らなり、第2レンズ群G2は物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズL3からなっている。第3レンズ群G3
は物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4と両凹
負レンズL5の接合レンズからなり、第4レンズ群G4
は両凸正レンズL6からなっている。
【0038】実施例5のレンズ構成を示す断面図を図5
に示す。実施例5は、第1レンズ群G1が両凸正レンズ
L1と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL2か
らなり、第2レンズ群G2は物体側に凹面を向けた正メ
ニスカスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズL4の接合レンズからなっている。第3レンズ
群G3は両凹負レンズL5からなり、第4レンズ群G4
は両凸正レンズL6と凸平正レンズL7からなってい
る。
【0039】実施例6のレンズ構成を示す断面図を図6
に示す。実施例6は、第1レンズ群G1が物体側に凹面
を向けた2枚の正メニスカスレンズL1、L2からな
り、第2レンズ群G2は物体側に凹面を向けた正メニス
カスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカスレ
ンズL4の接合レンズからなっている。第3レンズ群G
3は物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL5から
なり、第4レンズ群G4は凸平正レンズL6からなって
いる。
【0040】実施例7のレンズ構成を示す断面図を図7
に示す。実施例7は、第1レンス群G1が物体側に凹面
を向けた2枚の正メニスカスレンズL1、L2からな
り、第2レンズ群G2は物体側に凹面を向けた正メニス
カスレンズL3と物体側に凹面を向けた負メニスカスレ
ンズL4の接合レンズからなっている。第3レンズ群G
3は物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL5から
なり、第4レンズ群G4は凸平正レンズL6からなって
いる。
【0041】以下に各実施例のレンズデータを示すが、
記号は前記の他、FLは全系の合成焦点距離、f1 は第
1レンズ群G1の焦点距離、f2 は第2レンズ群G2の
焦点距離、f3 は第3レンズ群G3の焦点距離、f4
第4レンズ群G4の焦点距離、WDは作動距離、r1
2 、…は像側から順に示した各レンズ面の曲率半径、
1 、d2 、…は像側から順に示した各レンズ面の間
隔、nd1、nd2、…は像側から順に示した各レンズのd
線の屈折率、νd1、νd2、…は像側から順に示した各レ
ンズのアッべ数である。
【0042】実施例1 r1 = 128.4194 d1 = 5.0 nd1 =1.49700 νd1 =81.61 r2 = -1400.5103 d2 = 2.0 r3 = 58.7447 d3 = 6.5842 nd2 =1.67790 νd2 =55.33 r4 = -380.3135 d4 = 3.1819 nd3 =1.64769 νd3 =33.80 r5 = 167.1297 d5 = 2.073 r6 = 263.7734 d6 =11.213 nd4 =1.67790 νd4 =55.33 r7 = 47.1098 WD= 229.9422 FL= 300 f1 = 236.9441 f2 = 124.9586 f3 = -86.4108 。
【0043】実施例2 r1 = 59.9883 d1 = 7.0 nd1 =1.48749 νd1 =70.21 r2 = -305.8585 d2 = 1.0 r3 = 45.2752 d3 = 7.6520 nd2 =1.49700 νd2 =81.61 r4 = 77.3291 d4 = 6.3079 r5 = 48.3261 d5 = 8.3698 nd3 =1.51633 νd3 =64.15 r6 = -184.8373 d6 = 5.1552 nd4 =1.66680 νd4 =33.05 r7 = 28.9792 d7 = 6.5 r8 = -74.8316 d8 = 3.5 nd5 =1.58913 νd5 =61.18 r9 = 46.0791 d9 =18.3043 r10= 123.5716 d10= 6.0 nd6 =1.74077 νd6 =27.79 r11= -300.0520 WD= 150.2042 FL= 300 f1 = 68.2489 f2 = -90.6736 f3 = -47.8936 f4 = 118.8715 。
【0044】実施例3 r1 = 82.1503 d1 = 5.0 nd1 =1.48749 νd1 =70.21 r2 = ∞ d2 = 0.8 r3 = 45.3205 d3 = 7.0984 nd2 =1.49700 νd2 =81.61 r4 = 267.5734 d4 = 3.6989 r5 = 31.8845 d5 =10.5498 nd3 =1.49700 νd3 =81.61 r6 = 104.3067 d6 = 5.6324 nd4 =1.71850 νd4 =33.52 r7 = 22.5920 d7 =13.1907 r8 = -83.6903 d8 = 3.9317 nd5 =1.74320 νd5 =49.31 r9 = 31.8688 d9 =14.6705 r10= 64.4222 d10= 8.0 nd6 =1.63980 νd6 =34.48 r11= -169.0193 WD= 70.0330 FL= 200 f1 = 66.8247 f2 = -110.9858 f3 = -30.6110 f4 = 73.8919 。
【0045】実施例4 r1 = 53.8993 d1 = 7.5 nd1 =1.49700 νd1 =81.61 r2 = -193.6707 d2 = 0.8 r3 = 36.6745 d3 = 6.1455 nd2 =1.48749 νd2 =70.21 r4 = 106.2015 d4 = 4.9634 r5 = 167.7944 d5 =12.0840 nd3 =1.71736 νd3 =29.51 r6 = 47.9490 d6 = 6.4201 r7 = -126.5295 d7 = 4.0041 nd4 =1.51633 νd4 =64.15 r8 = -56.2616 d8 = 4.3169 nd5 =1.72000 νd5 =43.70 r9 = 30.4653 d9 =22.8101 r10= 85.2722 d10= 7.0 nd6 =1.72342 νd6 =37.95 r11= -300.0000 WD= 66.5442 FL= 180 f1 = 49.1479 f2 = -97.6977 f3 = -31.1653 f4 = 92.4901 。
【0046】実施例5 r1 = 59.5881 d1 = 6.0 nd1 =1.49700 νd1 =81.61 r2 = -742.2151 d2 = 0.2036 r3 = 36.5520 d3 = 6.9 nd2 =1.49700 νd2 =81.61 r4 = 74.5700 d4 = 2.7484 r5 = 31.4805 d5 =10.3547 nd3 =1.49700 νd3 =81.61 r6 = 72.6521 d6 = 5.4026 nd4 =1.71850 νd4 =33.52 r7 = 17.9832 d7 =12.4867 r8 = -46.3071 d8 = 5.4037 nd5 =1.74320 νd5 =49.31 r9 = 51.0700 d9 = 7.8071 r10= 779.3737 d10= 5.0 nd6 =1.62004 νd6 =36.26 r11= -112.3895 d11= 0.9109 r12= 63.5767 d12= 6.5 nd7 =1.62004 νd7 =36.26 r13= ∞ WD= 72.8813 FL= 200 f1 = 61.1448 f2 = -67.7353 f3 = -31.9225 f4 = 62.6109 。
【0047】実施例6 r1 = 44.1653 d1 = 7.0 nd1 =1.48749 νd1 =70.21 r2 = 200.4730 d2 = 0.8 r3 = 45.1729 d3 = 4.9 nd2 =1.49700 νd2 =81.61 r4 = 74.1478 d4 = 1.0 r5 = 31.2811 d5 =11.4965 nd3 =1.49700 νd3 =81.61 r6 = 139.0851 d6 = 5.6941 nd4 =1.80440 νd4 =39.59 r7 = 21.0069 d7 =28.9681 r8 = -27.1947 d8 = 4.2 nd5 =1.48749 νd5 =70.21 r9 = -79.5088 d9 = 1.9322 r10= 84.5490 d10= 5.0287 nd6 =1.63980 νd6 =34.46 r11= ∞ WD= 71.5807 FL= 200 f1 = 75.7738 f2 = -73.3306 f3 = -87.0752 f4 = 132.1493 。
【0048】実施例7 r1 = 47.8629 d1 = 7.0 nd1 =1.48749 νd1 =70.21 r2 = 92.0432 d2 = 0.96 r3 = 50.3491 d3 = 7.0 nd2 =1.49700 νd2 =81.61 r4 = 125.1819 d4 = 1.2905 r5 = 33.2896 d5 =11.0007 nd3 =1.48749 νd3 =70.21 r6 = 131.2747 d6 = 6.1004 nd4 =1.80440 νd4 =39.59 r7 = 23.9817 d7 =31.474 r8 = -29.9215 d8 = 5.5 nd5 =1.51633 νd5 =64.14 r9 = -70.3003 d9 = 1.0 r10= 124.6145 d10= 6.0 nd6 =1.71736 νd6 =29.51 r11= ∞ WD= 132.6738 FL= 300 f1 = 90.9042 f2 = -89.2318 f3 = -105.7999 f4 = 173.7122 。
【0049】以上の実施例1〜7の収差曲線図をそれぞ
れ図8〜図14に示す。これら収差図中において、NA
は開口数、FIYは像高を示す。
【0050】以上の本発明の顕微鏡用対物レンズと単対
物型双眼実体顕微鏡システムは、例えば次のように構成
することができる。 〔1〕 物体からの光をアフォーカル光束に変換する1
つの対物レンズと、その対物レンズを射出した光を受け
て左右の像を形成する2つの観察光学系とを備えた単対
物型双眼実体顕微鏡用対物レンズにおいて、対物レンズ
の焦点距離をFL、対物レンズ像点側の第1レンズ面か
ら標本面までの距離をLとしたとき、下記の条件が成り
立つことを特徴とする顕微鏡用対物レンズ。
【0051】(1) 1.0<FL/L<1.6
【0052】〔2〕 物体からの光をアフォーカル光束
に変換する1つの対物レンズと、その対物レンズを射出
した光を受けて左右の像を形成する2つの観察光学系と
を備えた単対物型双眼実体顕微鏡システムにおいて、対
物レンズを少なくとも2本装着できる切り換え装置を備
え、各対物レンズの焦点距離の比が、短い焦点距離の対
物レンズに対して全て1.3倍以上であり、対物レンズ
を切り換えても同焦距離が一定であることを特徴とする
単対物型双眼実体顕微鏡システム。
【0053】〔3〕 物体からの光をアフォーカル光束
に変換する1つの対物レンズと、その対物レンズを射出
した光を受けて左右の像を形成する2つの観察光学系と
を備えた単対物型双眼実体顕微鏡システムにおいて、各
対物レンズの焦点距離の比が、短い焦点距離の対物レン
ズに対して全て1.3倍以上であり、対物レンズを交換
しても同焦距離が一定であることを特徴とする単対物型
双眼実体顕微鏡システム。
【0054】〔4〕 像側から順に、少なくとも1枚の
正屈折力レンズを有する第1レンズ群と、物体側に凹面
を向けたメニスカスレンズを有する第2レンズ群と、負
屈折力レンズを有する第3レンズ群とからなることを特
徴とする上記〔1〕記載の顕微鏡用対物レンズ。
【0055】〔5〕 像側から順に、少なくとも1枚の
正屈折力レンズを有する第1レンズ群と、物体側に凹面
を向けたメニスカスレンズを有する第2レンズ群と、負
屈折力を有する第3レンズ群と、少なくとも1枚の正屈
折力レンズを有する第4レンズ群とからなることを特徴
とする上記〔1〕記載の顕微鏡用対物レンズ。
【0056】〔6〕 第2レンズ群と第3レンズ群の何
れか一方もしくは双方共接合レンズであることを特徴と
する上記〔4〕又は〔5〕記載の顕微鏡用対物レンズ。
【0057】〔7〕 全系の焦点距離をFL、第3レン
ズ群の焦点距離をf3 としたとき、下記の条件が成り立
つことを特徴とする上記〔4〕から〔6〕の何れか1項
記載の顕微鏡用対物レンズ。
【0058】 (2) 0.12<|f3 /FL|<0.3
【0059】〔8〕 第3レンズ群の負レンズのアッべ
数をνd3、第4レンズ群の正レンズのアッべ数をνd4と
したとき、下記の条件が成り立つことを特徴とする上記
〔5〕記載の顕微鏡用対物レンズ。
【0060】(3) νd3>νd4
【0061】
〔9〕 像側から順に、少なくとも1枚の
正屈折力レンズを有する第1レンズ群と、物体側に凹面
を向けたメニスカスレンズを有する第2レンズ群と、物
体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを有する第3レ
ンズ群と、少なくとも1枚の正屈折力レンズを有する第
4レンズ群とからなることを特徴とする上記〔1〕記載
の顕微鏡用対物レンズ。
【0062】〔10〕 第2レンズ群が接合レンズであ
ることを特徴とする上記
〔9〕記載の顕微鏡用対物レン
ズ。
【0063】〔11〕 全系の焦点距離をFL、第2レ
ンズ群の焦点距離をf2 としたとき、下記の条件が成り
立つことを特徴とする上記
〔9〕又は〔10〕記載の顕
微鏡用対物レンズ。
【0064】 (4) 0.2<|f2 /FL|<0.45
【0065】〔12〕 第2レンズ群の接合レンズの正
レンズのアッべ数をνd21 、負レンズのアッべ数をνd2
2 としたとき、下記の条件が成り立つことを特徴とする
上記〔6〕又は〔10〕記載の顕微鏡用対物レンズ。
【0066】(5) 15<|νd21 −νd22 |<55
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、同焦距離が対物レンズの焦点距離よりも短いに
もかかわらず、各収差の発生が極力抑えられ、像の平坦
性が良い単対物型双眼実体顕微鏡用対物レンズを提供す
ることができ、また、この顕微鏡用対物レンズを単対物
型双眼実体顕微鏡に用いることにより、低位置双眼鏡筒
を用いなくても観察位置が低く、また、少なくとも2本
以上の上記の対物レンズを交換しても観察位置が一定で
ある操作性の良い単対物型双眼実体顕微鏡システムを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の顕微鏡用対物レンズのレン
ズ構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例2の顕微鏡用対物レンズのレン
ズ構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例3の顕微鏡用対物レンズのレン
ズ構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例4の顕微鏡用対物レンズのレン
ズ構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例5の顕微鏡用対物レンズのレン
ズ構成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例6の顕微鏡用対物レンズのレン
ズ構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例7の顕微鏡用対物レンズのレン
ズ構成を示す断面図である。
【図8】実施例1の収差曲線図である。
【図9】実施例2の収差曲線図である。
【図10】実施例3の収差曲線図である。
【図11】実施例4の収差曲線図である。
【図12】実施例5の収差曲線図である。
【図13】実施例6の収差曲線図である。
【図14】実施例7の収差曲線図である。
【図15】単対物型双眼実体顕微鏡に1倍対物レンズを
取り付けたときと従来の0.5倍対物レンズを取り付け
たときの同焦距離の差と観察位置の差を示す図である。
【図16】実体顕微鏡での左右両眼で観察したときの融
像モデルを示す図である。
【図17】左眼光路での像の歪曲と右眼光路での像の歪
曲を示す図である。
【図18】図17の両像を左右両眼で融像したときの像
の盛り上がりと盛り下がりを示す図である。
【図19】1倍対物レンズと本発明の実施例3、5、6
の対物レンズの同焦距離が一定であることを示す断面図
である。
【符号の説明】
G1…第1レンズ群 G2…第2レンズ群 G3…第3レンズ群 G4…第4レンズ群 L1〜L7…像側から数えた順のレンズ 1…鏡体 2…接眼レンズ 3…1倍の対物レンズ 4…0.5倍の対物レンズ 5…鏡筒 6…1倍の対物レンズの同焦距離 7…0.5倍の対物レンズの同焦距離 8…1倍対物レンズと0.5倍対物レンズの観察位置の

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体からの光をアフォーカル光束に変換
    する1つの対物レンズと、その対物レンズを射出した光
    を受けて左右の像を形成する2つの観察光学系とを備え
    た単対物型双眼実体顕微鏡用対物レンズにおいて、 対物レンズの焦点距離をFL、対物レンズ像点側の第1
    レンズ面から標本面までの距離をLとしたとき、下記の
    条件が成り立つことを特徴とする顕微鏡用対物レンズ。 (1)1.0<FL/L<1.6
  2. 【請求項2】 物体からの光をアフォーカル光束に変換
    する1つの対物レンズと、その対物レンズを射出した光
    を受けて左右の像を形成する2つの観察光学系とを備え
    た単対物型双眼実体顕微鏡システムにおいて、 対物レンズを少なくとも2本装着できる切り換え装置を
    備え、各対物レンズの焦点距離の比が、短い焦点距離の
    対物レンズに対して全て1.3倍以上であり、対物レン
    ズを切り換えても同焦距離が一定であることを特徴とす
    る単対物型双眼実体顕微鏡システム。
  3. 【請求項3】 物体からの光をアフォーカル光束に変換
    する1つの対物レンズと、その対物レンズを射出した光
    を受けて左右の像を形成する2つの観察光学系とを備え
    た単対物型双眼実体顕微鏡システムにおいて、 各対物レンズの焦点距離の比が、短い焦点距離の対物レ
    ンズに対して全て1.3倍以上であり、対物レンズを交
    換しても同焦距離が一定であることを特徴とする単対物
    型双眼実体顕微鏡システム。
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