JPH10266945A - 流体移送装置 - Google Patents

流体移送装置

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JPH10266945A
JPH10266945A JP9067893A JP6789397A JPH10266945A JP H10266945 A JPH10266945 A JP H10266945A JP 9067893 A JP9067893 A JP 9067893A JP 6789397 A JP6789397 A JP 6789397A JP H10266945 A JPH10266945 A JP H10266945A
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JP
Japan
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rotating body
groove
fluid
axis
casing
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JP9067893A
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Akira Shimizu
彰 清水
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Sanden Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/066Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B3/00Machines or pumps with pistons coacting within one cylinder, e.g. multi-stage
    • F04B3/003Machines or pumps with pistons coacting within one cylinder, e.g. multi-stage with two or more pistons reciprocating one within another, e.g. one piston forning cylinder of the other
    • F04B3/006Machines or pumps with pistons coacting within one cylinder, e.g. multi-stage with two or more pistons reciprocating one within another, e.g. one piston forning cylinder of the other with rotating cylinder block

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要のシール性を容易に実現可能な回転式の
流体移送装置を提供すること。 【解決手段】 第一のケーシング11の内部に第一の回
転体13を配する一方、これに対し偏心した第二のケー
シング12の内部に第2の回転体14を配する。第一の
回転体と第二の回転体との間に中間部材15を介在さ
せ、これらによりオルダム継手を構成させる。第一及び
第二の回転体の各々と中間部材との間に第一及び第二の
容積空間16,17を設ける。第一及び第二の回転体の
回動時に中間部材が相対的移動を起こし第一及び第二の
容積空間を拡縮させることにより流体を移送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体移送装置に係
り、特に、ケーシングの内部に配した回転体の回転によ
り容積空間の拡縮を起こして流体を移送する回転式の流
体移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の流体移送装置としては様々なタ
イプのものが知られている。その一つとしてベーンロー
タリータイプと呼ばれるものがある。ベーンロータリー
タイプの流体移送装置は、ケーシングと、そのケーシン
グの内部の偏心した回転体と、その回転体に保持された
径方向に可動なベーンを備えている。ベーンは回転体か
ら径方向外方に突出し、ケーシングと回転体との間の空
間を仕切って容積空間を作る。回転体が回転させられる
と、ケーシングの外部から流体が容積空間に取り込ま
れ、さらに容積空間の拡縮を伴いケーシングの内周面に
沿って移送され、ケーシングの外部に吐出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベーン
ロータリータイプの流体移送装置によると、ベーンの端
部とこれに対向する他の部品との接触は線接触若しくは
狭い面積での接触とならざるを得ないため、シール性に
問題がある。
【0004】それ故に本発明の課題は、所要のシール性
を容易に実現可能な回転式の流体移送装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一の
軸心の周りに円筒形内面をもつ第一のケーシングと、前
記第一の軸心から偏心した第二の軸心の周りに円筒形内
面をもちかつ軸方向で前記第一のケーシングに隣合った
第二のケーシングと、前記第一のケーシングの内部に配
され前記第一の軸心上で回動可能な第一の回転体と、前
記第二のケーシングの内部に配され前記第二の軸心上で
回動可能な第二の回転体と、前記第一及び前記第二の回
転体間に介在し、前記第一及び第二の回転体に対して第
一及び第二の径方向に可動なように回転方向で係合した
中間部材とを含み、前記第一及び第二の回転体のうちの
少なくとも一方と前記中間部材との間に、前記第一及び
第二の回転体の回動にしたがう前記中間部材の移動によ
り拡縮される容積空間を規定し、前記容積空間の拡縮に
より流体を移送することを特徴とする流体移送装置が得
られる。
【0006】好ましくは、前記中間部材は、前記第一及
び前記第二の回転体の回動にしたがい、前記第一及び第
二の軸心を含む円軌道に沿って回動を伴って移動するも
のである。
【0007】好ましくは、前記第一及び第二の径方向は
互いに直角を成すものである。
【0008】好ましくは前記中間部材は前記第一及び第
二の回転体の軸方向端部間に介在した支持体と前記支持
体の軸方向両端面上で前記第一及び第二の径方向に夫々
のびた第一及び第二の突起部とを有し、前記第一の回転
体は前記第一の突起部を前記第一の径方向に可動なよう
に受け入れた第一の溝部を有し、前記第二の回転体は前
記第二の突起部を前記第二の径方向に可動なように受け
入れた第二の溝部を有し、前記第一及び第二の突起部の
うちの少なくとも一方をこれに対応した溝部よりも径方
向寸法を小さく作り、これにより溝部の残りの空間を前
記容積空間とする。
【0009】好ましくは、前記第一の回転体は前記第一
の軸心の周りに前記第一のケーシングの円筒形内面に摺
接する円筒形外面を有し、前記第一の溝部は前記第一の
回転体の円筒形外面に開口しており、前記第二の回転体
は前記第二の軸心の周りに前記第二のケーシングの円筒
形内面に摺接する円筒形外面を有し、前記第二の溝部は
前記第二の回転体の円筒形外面に開口している。
【0010】前記第一及び第二の軸心の相対的な偏心量
を可変とすることにより前記容積空間の拡縮の量を可変
としてもよい。
【0011】好ましくは、前記第一及び第二のケーシン
グのうちの少なくとも一方に、前記第一及び第二の回転
体の回動にしたがって前記容積空間に間欠的に連通する
流体入口及び流体出口を設ける。
【0012】好ましくは、前記流体入口は前記容積空間
の拡大過程に実質的に対応するように周方向にのびてお
り、前記流体出口は前記容積空間の縮小過程の終了近傍
に対応する位置に設けられており、これにより前記容積
空間での流体の圧縮を伴うように構成する。
【0013】また本発明によれば、第一の軸心上で回動
可能な第一の回転体と、前記第一の軸心から偏心した第
二の軸心上で回動可能な第二の回転体と、前記第一及び
前記第二の回転体と共働してオルダム継手を構成する中
間部材とを含み、前記第一及び第二の回転体のうちの少
なくとも一方と前記中間部材との相対的な移動により流
体を移送することを特徴とする流体移送装置が得られ
る。
【0014】また本発明によれば、第一の円筒形の内面
をもつ第一のケーシングと、前記第一の円筒形の内部に
回転自在に保持され一方の平面部に回転軸に対し直交に
平行な二平面からなる第一の溝部を形成された円柱であ
り前記第一の溝と反対側の面に円柱と同軸の第一の回転
軸をもつ第一の回転体と、前記第一の溝部に嵌合する平
行な平面部をもつ突起部を両面にもつ円板で同突起部の
平行平面が板の表裏で互いに直交する中間部材と、前記
第一の回転体と同形状で第二の溝部が前記第一の溝部と
互いに向かい合う形で前記中間部材の他方の突起部と前
記第二の溝部が嵌合するように設けられた第二の回転体
と、前記第二の回転体の第二の回転軸を前記第一の回転
軸に対して平行かつ同軸でない心ずれのある状態で保持
する第二の円筒形の内面をもつ第二のケーシングとを含
み、前記第一の回転体が回転することにより前記突起部
が前記第一及び第二の溝部の内部で往復運動を行い、前
記第一の回転体の回転につれて前記第一のケーシングと
前記第一の回転体と前記中間部材の突起部とで規定され
る空間および前記第二のケーシングと前記第二の回転体
と前記中間部材の突起部とで規定される空間が拡大縮小
を行うことを特徴とする流体移送装置が得られる。
【0015】また本発明によれば、上述したいずれかの
流体移送装置を前記第一及び第二の回転体のうちの少な
くとも一方に回転力を与えることで駆動する駆動方法が
得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
流体移送装置を一部切り欠いた状態で示す斜視図であ
り、図2はその流体移送装置の分解斜視図である。
【0017】図示の流体移送装置は、第一のケーシング
11、第二のケーシング12、第一の回転体13、第二
の回転体14、及び中間部材15を含んでいる。
【0018】第一のケーシング11は第一の軸心の周り
に円筒形内面11aをもつ円筒形のものである。第二の
ケーシング12は前記第一の軸心から所定距離だけ偏心
した第二の軸心の周りに円筒形内面12aをもつ円筒形
のものである。第一及び第二の軸心は互いに平行であ
る。なお第一及び第二のケーシング11,12は軸方向
で互いに隣接する位置にあり、図示しない装置により互
いに固定されている。
【0019】第一の回転体13は、第一のケーシング1
1の内部に前記第一の軸心上で回動可能に配されてい
る。第一の回転体13は、第一の円柱状部13aと、こ
の第一の円柱状部13aの軸方向一端面から前記第一の
軸心に沿って突出した第一の軸部13bと、第一の円柱
状部13aの軸方向他端面に形成され径方向にのびた第
一の溝部13cを有している。第一の円柱状部13aは
前記第一の軸心の周りに第一のケーシング11の円筒形
内面11aに摺接する円筒形外面13dを有する。第一
の溝部13cの両端は円筒形外面13dに開口してい
る。
【0020】第二の回転体14は、第二のケーシング1
2の内部に前記第二の軸心上で回動可能に配されてい
る。第二の回転体14は、第二の円柱状部14aと、こ
の第二の円柱状部14aの軸方向一端面から前記第二の
軸心に沿って突出した第二の軸部14bと、第二の円柱
状部14aの軸方向他端面に形成され径方向にのびた第
二の溝部14cを有している。第二の円柱状部14aは
前記第二の軸心の周りに第二のケーシング12の円筒形
内面12aに摺接する円筒形外面14dを有する。第二
の溝部14cの両端は円筒形外面14dに開口してい
る。こうして第一及び第二の回転体13,14は互いに
オフセット配置(心ずれ配置)されている。
【0021】中間部材15は、第一及び第二の回転体1
3,14の軸方向一端面間に接触介在した円板状の支持
体15aと、この支持体15aの軸方向一端面上で第一
の径方向にのびた第一の突起部15bと、支持体15a
の軸方向他端面上で第一の径方向に直交する第二の径方
向にのびた第二の突起部15cとを有している。第一の
突起部15bは第一の溝部13cにこれに沿って摺動可
能なように嵌合挿入される。第二の突起部15cは第二
の溝部14cにこれに沿って摺動可能なように嵌合挿入
される。こうして中間部材15は第一及び第二の回転体
13,14に対して前記第一及び第二の径方向に可動な
ように回転方向で係合している。この結果、第一の回転
体13を前記第一の軸心上で回転させると、これにした
がい中間部材15が前記第一及び第二の軸心を径方向両
端に含む円軌道に沿って回動を伴って移動し、また同時
に、第二の回転体14が前記第二の軸心上で回転する。
即ち、第一及び第二の回転体13,14と中間部材15
とは互いに共働してオルダム継手を構成している。
【0022】さらに第一及び第二の突起部15b,15
cは第一及び第二の溝部13c,14cよりも径方向寸
法を小さく作られている。したがって第一及び第二の溝
部13c,14cには第一及び第二の突起部15b,1
5cの径方向での少なくとも一側に空間が残る。この残
りの空間を、流体の移送に寄与するポンプ室となる第一
及び第二の容積空間16,17とする。即ち、第一及び
第二の回転部13,14と中間部材15との間に第一及
び第二の容積空間16,17が規定される。
【0023】上述したように、第一及び第二の回転体1
3,14が前記第一及び第二の軸心上で回転するのに対
し、中間部材15は円軌道に沿った移動を伴って回転す
るので、第一及び第二の突起部15b,15cは第一及
び第二の溝部13c,14cに沿って径方向に移動する
ことになる。この結果、第一及び第二の容積空間16,
17は拡大・縮小を繰り返し、その際に第一及び第二の
容積空間16,17に流体を取り込みかつ移送を起こ
す。即ち、第一及び第二の突起部15b,15cがピス
トンとして働く。なお第一及び第二の容積空間16,1
7を規定する複数の部品のうち互いに隣接する部品は比
較的広い面積をもって面接触するので、所要のシール性
を容易に実現可能である。
【0024】さらに第一及び第二のケーシング11,1
2に、第一及び第二の回転体13,14の回動にしたが
って第一及び第二の容積空間16,17に間欠的に連通
して流体を吸入及び吐出するための流体入口11b,1
2b及び流体出口11c,12cを設ける。流体入口1
1b,12b及び流体出口11c,12cの具体的な位
置及び形状は後で明らかになる。
【0025】図3(a)-(j) は上述した流体移送装置の動
作を説明するための断面図である。第一のケーシング1
1に対応した部分の断面を示し、第二のケーシング12
の輪郭と中間部材15の移動軌跡、即ち、前記円軌道と
を鎖線12´,15´で示している。なお回転体13が
外部の駆動原によって反時計回りに回転駆動されている
と仮定する。
【0026】図3(a) に示す状態では、突起部15bの
径方向一側にのみ容積空間16aが生成され、ここにガ
ス状の流体を取り込んでいる。回転体13が45度回動
し図3(b) に示す状態になると、その容積空間16aは
縮小して流体を圧縮するが、一方、突起部15bの径方
向反対側にも容積空間16bが生成され、外部から流体
入口11bを通してここへのガス状の流体の取り込みを
開始する。回転体13がさらに45度回動し図3(c) に
示す状態になると、一方の容積空間16aはさらに縮小
して流体を圧縮するが、他方の容積空間16bは拡大す
る。
【0027】回転体13がさらに45度回動し図3(d)
に示す状態になると、一方の容積空間16aがさらに縮
小した上で流体出口11cに連通するので、圧縮された
流体は流体出口11cを通して外部に吐出される。この
ときも、他方の容積空間16bは拡大を続け、したがっ
て流体入口11bを通して流体をさらに取り込む。回転
体13がさらに45度回動し図3(e) に示す状態になる
と、一方の容積空間16aは実質的に消滅し,他方の容
積空間16bは流体入口11bから切り離され実質的に
密閉された空間となる。
【0028】回転体13がさらに45度回動し図3(f)
に示す状態になると、他方の容積空間16bは縮小して
流体を圧縮するが、一方、突起部15bの径方向反対側
にも一方の容積空間16aが生成され、外部から流体入
口11bを通してここへの流体の取り込みを開始する。
回転体13がさらに45度回動し図3(g) に示す状態に
なると、他方の容積空間16bはさらに縮小して流体を
圧縮するが、一方の容積空間16aは拡大する。
【0029】回転体13がさらに45度回動し図3(h)
に示す状態になると、他方の容積空間16bがさらに縮
小した上で流体出口11cに連通するので、圧縮された
流体は流体出口11cを通して外部に吐出される。この
ときも、一方の容積空間16aは拡大を続け、したがっ
て流体入口11bを通して流体をさらに取り込む。回転
体13がさらに45度回動すると、図3(a) の状態に戻
る。かくして回転体13が一回転し、その間に吸入圧縮
行程が2回行われる。
【0030】上述の説明から分かるように、流体入口1
1bは容積空間16a,16bの拡大過程のほぼ全域に
実質的に対応するように周方向にのびている。一方、流
体出口11cは容積空間16a,16bの縮小過程の終
了近傍にのみ対応する位置に設けられており、これによ
り容積空間16a,16bに取り込んだ流体の圧縮を伴
うように構成されている。上記したように容積空間への
流体の流入及び流出のタイミングは、回転体13,14
の第一及び第二の溝部13c,14cと、ケーシングの
流体入口11b,12bと、流体出口11c,12cと
の位置関係で決まるため、流体吸入弁や流体吐出弁が不
要である。
【0031】図3(a)-(h) では第一のケーシング11に
対応した部分についてのみ説明したが、第二のケーシン
グ12に対応した部分でも同様な作用が得られ、したが
って容量は2倍となる。
【0032】なお、上述では前記第一及び第二の軸心が
所定距離だけ偏心したものを例にとって説明したが、そ
の偏心の距離を可変としてもよく、それによれば容量を
容易に可変にすることができる。
【0033】また上述では回転体に溝部を設ける一方、
中間部材に突起部を設けたものを例にとって説明した
が、それとは逆に、回転体に突起部を設ける一方、中間
部材にその突起部を受ける溝部を設けても実施は可能で
ある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容積空間を規定する複数の部品が面接触するので、ベー
ンを使用することなく所要のシール性を容易に実現可能
である流体移送装置を提供できる。また部品を平面と円
筒面のみで構成することが可能であるため、加工が容易
であり、コストを低減できる。また可動部品の数は3点
と少なくて済むし、組み付けも容易である。また、容積
空間への流体の流入及び流出のタイミングは回転体の溝
と流体出入口との位置関係で決まるため、流体制御用の
弁を不要とすることが可能である。さらに容量の可変化
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る流体移送装置を一部
切り欠いた状態で示す斜視図である。
【図2】図1の流体移送装置の分解斜視図である。
【図3】図1の流体移送装置の動作を説明するための断
面図である。
【符号の説明】
11 第一のケーシング 11a 円筒形内面 11b 流体入口 11c 流体出口 12 第二のケーシング 12a 円筒形内面 12b 流体入口 12c 流体出口 13 第一の回転体 13a 第一の円柱状部 13b 第一の軸部 13c 第一の溝部 13d 円筒形外面 14 第二の回転体 14a 第二の円柱状部 14b 第二の軸部 14c 第二の溝部 14d 円筒形外面 15 中間部材 15a 支持体 15b 第一の突起部 15c 第二の突起部 16 第一の容積空間 16a 容積空間 16b 容積空間 17 第二の容積空間

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の軸心の周りに円筒形内面をもつ第
    一のケーシングと、前記第一の軸心から偏心した第二の
    軸心の周りに円筒形内面をもちかつ軸方向で前記第一の
    ケーシングに隣合った第二のケーシングと、前記第一の
    ケーシングの内部に配され前記第一の軸心上で回動可能
    な第一の回転体と、前記第二のケーシングの内部に配さ
    れ前記第二の軸心上で回動可能な第二の回転体と、前記
    第一及び前記第二の回転体間に介在し、前記第一及び第
    二の回転体に対して第一及び第二の径方向に可動なよう
    に回転方向で係合した中間部材とを含み、前記第一及び
    第二の回転体のうちの少なくとも一方と前記中間部材と
    の間に、前記第一及び第二の回転体の回動にしたがう前
    記中間部材の移動により拡縮される容積空間を規定し、
    前記容積空間の拡縮により流体を移送することを特徴と
    する流体移送装置。
  2. 【請求項2】 前記中間部材は、前記第一及び前記第二
    の回転体の回動にしたがい、前記第一及び第二の軸心を
    含む円軌道に沿って回動を伴って移動するものである請
    求項1記載の流体移送装置。
  3. 【請求項3】 前記第一及び第二の径方向は互いに直角
    を成すものである請求項1又は2記載の流体移送装置。
  4. 【請求項4】 前記中間部材は前記第一及び第二の回転
    体の軸方向端部間に介在した支持体と前記支持体の軸方
    向両端面上で前記第一及び第二の径方向に夫々のびた第
    一及び第二の突起部とを有し、前記第一の回転体は前記
    第一の突起部を前記第一の径方向に可動なように受け入
    れた第一の溝部を有し、前記第二の回転体は前記第二の
    突起部を前記第二の径方向に可動なように受け入れた第
    二の溝部を有し、前記第一及び第二の突起部のうちの少
    なくとも一方をこれに対応した溝部よりも径方向寸法を
    小さく作り、これにより溝部の残りの空間を前記容積空
    間とした請求項3記載の流体移送装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の回転体は前記第一の軸心の周
    りに前記第一のケーシングの円筒形内面に摺接する円筒
    形外面を有し、前記第一の溝部は前記第一の回転体の円
    筒形外面に開口しており、前記第二の回転体は前記第二
    の軸心の周りに前記第二のケーシングの円筒形内面に摺
    接する円筒形外面を有し、前記第二の溝部は前記第二の
    回転体の円筒形外面に開口している請求項4記載の流体
    移送装置。
  6. 【請求項6】 前記第一及び第二の軸心の相対的な偏心
    量を可変とすることにより前記容積空間の拡縮の量を可
    変とした請求項4又は5記載の流体移送装置。
  7. 【請求項7】 前記第一及び第二のケーシングのうちの
    少なくとも一方に、前記第一及び第二の回転体の回動に
    したがって前記容積空間に間欠的に連通する流体入口及
    び流体出口を設けた請求項1−6のいずれかに記載の流
    体移送装置。
  8. 【請求項8】 前記流体入口は前記容積空間の拡大過程
    に実質的に対応するように周方向にのびており、前記流
    体出口は前記容積空間の縮小過程の終了近傍に対応する
    位置に設けられており、これにより前記容積空間での流
    体の圧縮を伴う請求項7記載の流体移送装置。
  9. 【請求項9】 第一の軸心上で回動可能な第一の回転体
    と、前記第一の軸心から偏心した第二の軸心上で回動可
    能な第二の回転体と、前記第一及び第二の回転体と共働
    してオルダム継手を構成する中間部材とを含み、前記第
    一及び第二の回転体のうちの少なくとも一方と前記中間
    部材との相対的な移動により流体を移送することを特徴
    とする流体移送装置。
  10. 【請求項10】 第一の円筒形の内面をもつ第一のケー
    シングと、前記第一の円筒形の内部に回転自在に保持さ
    れ一方の平面部に回転軸に対し直交に平行な二平面から
    なる第一の溝部を形成された円柱であり前記第一の溝と
    反対側の面に円柱と同軸の第一の回転軸をもつ第一の回
    転体と、前記第一の溝部に嵌合する平行な平面部をもつ
    突起部を両面にもつ円板で同突起部の平行平面が板の表
    裏で互いに直交する中間部材と、前記第一の回転体と同
    形状で第二の溝部が前記第一の溝部と互いに向かい合う
    形で前記中間部材の他方の突起部と前記第二の溝部が嵌
    合するように設けられた第二の回転体と、前記第二の回
    転体の第二の回転軸を前記第一の回転軸に対して平行か
    つ同軸でない心ずれのある状態で保持する第二の円筒形
    の内面をもつ第二のケーシングとを含み、前記第一の回
    転体が回転することにより前記突起部が前記第一及び第
    二の溝部の内部で往復運動を行い、前記第一の回転体の
    回転につれて前記第一のケーシングと前記第一の回転体
    と前記中間部材の突起部とで規定される空間および前記
    第二のケーシングと前記第二の回転体と前記中間部材の
    突起部とで規定される空間が拡大縮小を行うことを特徴
    とする流体移送装置。
  11. 【請求項11】 請求項1−9のいずれかに記載の流体
    移送装置を前記第一及び第二の回転体のうちの少なくと
    も一方に回転力を与えることで駆動することを特徴とす
    る流体移送装置の駆動方法。
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