JP2000352384A - スクロール型流体機械 - Google Patents

スクロール型流体機械

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JP2000352384A
JP2000352384A JP11160232A JP16023299A JP2000352384A JP 2000352384 A JP2000352384 A JP 2000352384A JP 11160232 A JP11160232 A JP 11160232A JP 16023299 A JP16023299 A JP 16023299A JP 2000352384 A JP2000352384 A JP 2000352384A
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Noboru Mitarai
登 御手洗
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各スクロール間の圧縮室の密閉を良好に保ち
つつスクロールの自転運動を阻止して圧縮機の効率を上
げることが可能なスクロール型流体機械を提供するこ
と。 【解決手段】 装置本体と、該装置本体内において所定
の旋回半径で公転旋回自在に支持された旋回スクロール
31と、前記旋回スクロール31に設けられ、該旋回ス
クロール31とともに公転旋回運動する当接部52、5
4と、前記装置本体に設けられ、前記当接部52、54
の公転旋回運動領域の輪郭の一部をその輪郭に有するス
トッパ部51、53とを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両用
空気調和装置等に具備されるスクロール型流体機械に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気調和装置に具備される
スクロール型圧縮機(スクロール型流体機械)は、エン
ジンからベルトおよびクラッチを介して駆動力を受け、
エバポレータで車室内の熱を奪って気化した低温・低圧
の冷媒ガスを吸入、圧縮し、高温・高圧となった冷媒ガ
スをコンデンサに送り込む役目を果たしている。
【0003】従来の圧縮機の一例を図5に示す。この圧
縮機は横置きスクロール型圧縮機であり、円筒形状のハ
ウジング1と、ハウジング1内に設置されたスクロール
型圧縮機構2と、フレーム3に回転自在に支持されると
ともにスクロール型圧縮機構2に一端を連結された回転
シャフト4と、回転シャフト4の他端に連結されたプー
リ5とを備えている。
【0004】ハウジング1は、フレーム3と蓋部6とで
閉塞状態とされ、スクロール圧縮機構2とフレーム3と
の間に形成された吸入キャビティ7には冷媒ガスの吸入
口7aが設けられ、スクロール圧縮機構2と蓋部6との
間に形成された吐出キャビティ8には冷媒ガスの吐出口
8aが設けられている。
【0005】スクロール型圧縮機構2は、ハウジング1
に固定された固定スクロール10と、フレーム3と固定
スクロール10との間で公転旋回可能に支持されるとと
もに回転シャフト4の先端に設けられた偏心ピン4aを
嵌合され回転シャフト4の回転に伴って公転旋回する旋
回スクロール11と、旋回スクロール11の公転旋回運
動を許容しつつもその自転を阻止する自転阻止機構9と
を備えている。
【0006】固定スクロール10は、固定側端板10a
と、該固定側端板10aの内面に立設された渦巻き状の
固定側渦巻体10bとを備えている。旋回スクロール1
1は、固定側端板10aに対向状態に配された旋回側端
板11aと、該旋回側端板11aの内面に立設され固定
側渦巻体10bと噛み合わされた渦巻き状の旋回側渦巻
体11bとを備えている。
【0007】固定スクロール10と旋回スクロール11
とは、互いに所定の距離だけ偏心した状態で、固定側渦
巻体10bと旋回側渦巻体11bとの互いの側面が複数
箇所で線接触するように180゜の位相差をもって噛み
合わされている。また、この状態で、図7に示すよう
に、固定側渦巻体10bと旋回側渦巻体11bの中心に
対して点対称の位置関係となる複数箇所に密閉空間とな
る圧縮室Pが形成される。
【0008】以下、上記自転阻止機構9について詳細に
説明する。自転阻止機構9は、図5および図6に示すよ
うに、旋回スクロール11の下部に、かつフレーム3の
内周面に取り付けられフレーム3の内径より所定最小径
に設定されたオルダムリンク13を備えている。該オル
ダムリンク13は、軸線を中心に互いに180゜回転し
た位置に外周縁に突出して形成された2つのフレーム側
キー13aと、これらフレーム側キー13aに対して互
いに90゜回転した位置に形成された2つの旋回側キー
13bとを有している。
【0009】また、フレーム3には、その内周面に軸線
を中心に互いに180゜回転した位置に2つのフレーム
側キー溝3aが形成され、これらフレーム側キー溝3a
には、前記フレーム側キー13aが半径方向に移動可能
にはめ込まれている。さらに、旋回スクロール11の底
面には、図7に示すように、軸線を中心に互いに180
゜回転した位置に2つの旋回側キー溝11cが形成さ
れ、旋回側キー13bが半径方向に移動可能にはめ込ま
れている。したがって、旋回スクロール11は、オルダ
ムリンク13を介することによりフレーム3に対して自
転が阻止された状態で公転旋回運動可能に配されてい
る。
【0010】上記のような構成のスクロール型圧縮機に
おいては、プーリ5を介して得られたエンジンの駆動力
によって回転シャフト4が回転し、旋回スクロール11
が自転阻止機構9によって自転を阻止された状態で固定
スクロール10に対して公転旋回運動を行う。
【0011】このとき、旋回スクロール11の公転旋回
運動に伴い、低温・低圧の冷媒ガスが吸入口7aを通じ
て吸入され、固定スクロール10と旋回スクロール11
との間に形成される圧縮室Pにおいて圧縮され、高温・
高圧の冷媒ガスとして吐出口8aから外部に排出され
る。
【0012】旋回スクロール11の公転旋回運動は、自
転阻止機構9によって自転を阻止されつつ行われる。旋
回スクロール11の運動は図6、図7において、オルダ
ムリンク13に設けられた旋回側キー13bと旋回スク
ロール11に設けられた旋回側キー溝11cとが摺動す
ることにより自転が阻止されつつ左右方向に移動し、オ
ルダムリンク13に設けられたフレーム側キー13aと
フレーム3に設けられたフレーム側キー溝3aとが摺動
することにより自転が阻止されつつ上下方向に移動す
る。つまり、旋回スクロール11はオルダムリンク13
に対して左右方向に単振動運動を行い、オルダムリンク
13はフレーム3に対して上下方向の単振動運動を行う
ことにより、自転運動が阻止されつつ旋回スクロール1
1の公転旋回運動が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な圧縮機においては、以下の問題を有している。上記に
おいて説明したように、旋回スクロール底面に設けられ
た旋回側キー溝11cにオルダムリンク13の旋回側キ
ー13bが移動可能にはめ込まれており、オルダムリン
ク13はそのフレーム側キー13aをフレーム3のフレ
ーム側キー溝3aに移動可能にはめ込まれている。
【0014】ところが、旋回側キー溝11cと旋回側キ
ー13b、フレーム側キー13aとフレーム側キー溝3
aという機構の組み合わせで自転を阻止する構成である
ため、各部品の寸法精度上の誤差が累積し、旋回スクロ
ール11が固定スクロール10に対して自転する場合が
ある。このとき、固定側渦巻体10bと旋回側渦巻体1
1bとの接触状態が解除され、圧縮室Pの気密が低下す
ることとなる。これによって冷媒ガスの圧力が低下し、
圧縮機の効率低下を引き起こすという問題がある。
【0015】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、各スクロール間の圧縮室の密閉を良好に保ちつ
つスクロールの自転運動を阻止して圧縮機の効率を上げ
ることが可能なスクロール型流体機械を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明においては以下の構成とした。すなわち、請
求項1記載のスクロール型流体機械は、装置本体と、該
装置本体内において所定の旋回半径で公転旋回自在に支
持された旋回スクロールと、前記旋回スクロールに設け
られ、該旋回スクロールとともに公転旋回運動する当接
部と、前記装置本体に設けられ、前記当接部の公転旋回
運動領域の輪郭の一部をその輪郭に有するストッパ部と
を備えていることを特徴とする。
【0017】旋回スクロールには外部から駆動力が与え
られて公転旋回運動しており、このとき、旋回スクロー
ルには自転する外力も作用している。しかし、旋回スク
ロールを自転させる外力に対してストッパ部が当接部に
反力を与えるので、旋回スクロールの自転運動が阻止さ
れる。以下、更に詳細に説明する。まず、旋回スクロー
ルがその自転を完全に阻止された状態で公転旋回運動し
ている場合を想定する。このとき当接部も公転旋回運動
を行うが、その運動は一定の領域に限定されている。つ
まり、少なくともある時間において当接部が存在する領
域と、いかなる時間においても当接部が存在しない領域
とに2分されるが、その境界面の形状を、ストッパ部の
輪郭として採用する。例えば、図3において当接部52
がCRを中心に公転旋回運動を行っている場合を考え、
この運動領域の輪郭に合わせ、ストッパ部51の凹面5
1aを形成する。このようにストッパ部を形成すると当
接部がストッパ部によって直接的にガイドされるため、
オルダムリンクを介して自転を阻止していた従来に比
べ、旋回スクロールの自転運動が精度良く阻止される。
なお、装置本体とは、ハウジング、ハウジングに固定さ
れた固定スクロール等、旋回スクロールに対する固定側
であればいかなるものであっても良い。また、当接部の
運動領域の輪郭の一部がストッパ部の輪郭となっていれ
ば良い。例えば、図3において、当接部52先端を球状
に形成し、ストッパ部51の凹面を円筒状に形成しても
良い。この場合、少なくとも図で示した平面において、
当接部52の運動領域の輪郭がストッパ部51の輪郭と
なっている。
【0018】請求項2記載のスクロール型流体機械は、
請求項1記載のスクロール型流体機械において、前記当
接部とストッパ部とのいずれか一方に凹面が形成され、
他方に凸面が形成され、前記旋回スクロールの公転軸に
直交する平面における前記凹面の断面輪郭形状が曲率半
径Rの曲線を有し前記凸面の断面輪郭形状が曲率半径r
の曲線を有し、旋回スクロールの旋回半径をρとおく
と、R−r=ρを満たすことを特徴とする。
【0019】このように設定しておけば、当接部は旋回
半径ρを保ちつつ、ストッパ部の凹面に対して摺動す
る。ここで、一組の当接部及びストッパ部では、360
°の公転旋回運動の全位相に対して旋回スクロールの自
転運動を阻止することができない。当接部とストッパ部
とが当接している間はストッパ部が当接部を支持するこ
とにより自転運動を阻止することができるが、公転旋回
運動の位相により当接部がストッパ部から離間する場合
があり、このときは当接部を支持できないからである。
これを解決するには、当接部及びストッパ部を複数箇
所、例えば、渦巻体中心に対して点対称となる2箇所に
設ければよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る圧縮機の実施形態を
図1乃至図4を用いて説明する。図1は、車両用空気調
和装置に具備される横置きスクロール型圧縮機(スクロ
ール型流体機械)を示している。以下、スクロール型圧
縮機を単に圧縮機と呼称する。図に示す圧縮機は、円筒
形状のハウジング21と、ハウジング21内に設置され
たスクロール型圧縮機構22と、フレーム23に回転自
在に支持されるとともにスクロール型圧縮機構22に一
端を連結された回転シャフト24と、回転シャフト24
の他端に連結されたプーリ25とを備えている。
【0021】ハウジング21は、フレーム23と蓋部2
6とで閉塞状態とされ、スクロール圧縮機構22とフレ
ーム23との間に形成された吸入キャビティ27には冷
媒ガスの吸入口27aが設けられ、スクロール圧縮機構
22と蓋部26との間に形成された吐出キャビティ28
には冷媒ガスの吐出口28aが設けられている。
【0022】スクロール型圧縮機構22は、ハウジング
21に固定された固定スクロール30と、フレーム23
と固定スクロール30との間で公転旋回可能に支持され
るとともに回転シャフト24の先端に設けられた偏心ピ
ン24aを嵌合され回転シャフト24の回転に伴って公
転旋回する旋回スクロール31とを備えている。旋回ス
クロール31は、後述するように、固定スクロール30
に対して自転運動を阻止された状態で支持されている。
ここで、ハウジング21及び固定スクロール30は、装
置本体29を構成している。
【0023】固定スクロール30は、固定側端板30a
と、固定側端板30aの内面に立設された渦巻き状の固
定側渦巻体30bとを備え、固定側渦巻体30bの先端
面にはチップシール32が嵌装されている。
【0024】固定側端板30aには、その中央部に吐出
ポート33がハウジング21の軸方向に貫通状態に形成
され、その外側面には吐出ポート33を開閉する吐出弁
34が設けられている。
【0025】ハウジング21と固定側渦巻体30bとの
間には、吸入キャビティ37と連通する吸入通路35が
形成されており、固定スクロール30と旋回スクロール
31との間に形成される圧縮室Pに接続されている。
【0026】旋回スクロール31は、固定側端板30a
に対向状態に配された旋回側端板31aと、旋回側端板
31aの内面に立設されて固定側渦巻体30bと噛み合
わされた渦巻き状の旋回側渦巻体31bとを備え、旋回
側渦巻体31bの先端面にはチップシール37が嵌装さ
れている。
【0027】旋回側端板31aには、その外面に円筒形
状のボス38が軸線を同じくして立設されており、ボス
38の内部には、ブッシュ39が旋回軸受40を介して
回転可能に嵌装されている。また、ブッシュ39には、
その内部に軸線から偏心した貫通孔39aが形成されて
いる。
【0028】固定スクロール30と旋回スクロール31
とは、互いに所定の距離だけ偏心した状態で、固定側渦
巻体30bと旋回側渦巻体31bとの互いの側面が複数
個所で線接触するように180°の位相差をもって噛み
合わされている。また、この状態で、固定側渦巻体30
bおよび旋回側渦巻体31bのチップシール32、37
がそれぞれ旋回側端板31aおよび固定側端板30aの
内面に密接し、固定側渦巻体30bと旋回側渦巻体31
bの中心に対して点対称の位置関係となる複数個所に密
閉空間となる圧縮室Pが形成されている。
【0029】回転シャフト24は、フレーム23の内周
面に設けられた軸受41に軸支され、先端には軸線から
所定量偏心された偏心ピン24aが上端に突出状態に設
けられている。偏心ピン24aは、ブッシュ39の貫通
孔39aに摺動嵌合され、ブッシュ39を回転可能に支
持している。
【0030】プーリ25は、回転シャフト24の他端に
マグネットクラッチ42を介して連結されている。マグ
ネットクラッチ42は、エンジンと圧縮機との間の駆動
力の伝達および遮断を行うものである。
【0031】旋回スクロール31は、上述のように自転
運動を阻止された状態で支持されている。この機構につ
いて詳細に説明する。図2は固定スクロール30と旋回
スクロール31を示す図であり、図1のA−A線に沿っ
た断面の一部である。図2に示すように、旋回側渦巻体
31bが固定側渦巻体30bに噛み合っており、固定側
渦巻体30bにはストッパ部51、53が設けられ、旋
回側渦巻体31bには、その周囲に、ストッパ部51、
52と各々当接する当接部52、54が設けられてい
る。
【0032】ストッパ部51、53および当接部52、
54は以下のように形成されているので、旋回スクロー
ル31の公転旋回運動によって当接部52、54がスト
ッパ部51、53に対して摺動するようになっている。
すなわち、まず旋回スクロール31の旋回半径をρとお
く。図3に示すように、ストッパ部51の内面(ストッ
パ部と当接部とが摺動する面)をCRを中心とする曲率
半径Rの半円からなる凹面51aとし、当接部52の摺
動部分をCrを中心とする曲率半径rの半円からなる凸
面52aとし、かつ、R−r=ρを満たすように設定し
ておく。凹面51aと凸面52aとは互いに対向して位
置している。このようにしておくと、凸面52aの中心
rはCRを中心として旋回半径ρで公転旋回運動を行い
つつ、ストッパ部51の凹面51aに対して摺動する。
【0033】ストッパ部53と当接部54についても上
記と同様に設定しておくが、上記ストッパ部51と当接
部52とは異なり、ストッパ部53に曲率半径rの凸面
53aを、当接部54に曲率半径Rの凹面54aを形成
しておく。また、各々のストッパ部51、53と当接部
52、54の組は、固定側渦巻体30bと旋回側渦巻体
31bの中心に対して180°位相が異なった位置に設
けられている。
【0034】上記のように構成された圧縮機において
は、まず、プーリ25を介して得られたエンジンの駆動
力によって回転シャフト24が回転し、その回転が偏心
ピン24a、ブッシュ39、旋回軸受41およびボス3
8を介して旋回スクロール31に伝達される。そして、
旋回スクロール31が自転を阻止された状態で固定スク
ロール30に対して公転旋回運動を行う。
【0035】このとき、旋回スクロール31の公転旋回
運動に伴って低温・低圧の冷媒ガスが吸入口27aを通
じて吸入され、圧縮室Pにおいて圧縮され、高温・高圧
の冷媒ガスとなって吐出口28aから外部に吐出され
る。
【0036】以下、旋回スクロール31の動作について
説明する。上記のように、旋回スクロール31は回転シ
ャフト24によって駆動力を与えられ、固定スクロール
30に対して公転旋回運動を行う(図2では右回りで公
転旋回する)。回転シャフト24の駆動力はまた、旋回
スクロール31を右回りに自転させるよう作用してい
る。
【0037】いま、当接部52がストッパ部51の凹面
51a上で摺動しているとする。このとき、旋回スクロ
ール31には当接部52を図面右方向に移動させるよう
な外力が回転シャフト24を介して働いている。しか
し、ストッパ部51が当接部52に反力を与えているた
め旋回スクロール31の自転は阻止されている。一方、
ストッパ部53と当接部54については、互いに離間し
ているために自転阻止の機能は働いていない。
【0038】旋回スクロールの旋回が進行し、当接部5
2がストッパ部51の凹面51aの端縁まで摺動した
後、当接部52とストッパ部51とは離間するが、それ
と同時に当接部54とストッパ部53とが摺動を開始す
る。その後の摺動状態を図4に示した。当接部54とス
トッパ部53とが摺動を行っている間は、当接部54を
図面左方向に移動させる外力が回転シャフト24を介し
て働いている。しかし、ストッパ部53が当接部54に
反力を与えているため旋回スクロール31の自転が阻止
される。一方、この間、ストッパ部51と当接部52に
ついては互いに離間しているために自転阻止の機能は働
いていない。さらに時間が経過し、当接部54とストッ
パ部53との摺動が終了すると、再びストッパ部51と
当接部52との摺動が開始するこのように、一組の当接
部とストッパ部とでは、旋回スクロール31の公転旋回
運動について最大180°までの位相でしか旋回スクロ
ール31の自転を阻止することができないため、2組の
当接部52、54とストッパ部51、53が相補的に旋
回スクロール31の自転運動を阻止している。
【0039】以上のように旋回スクロール31が固定ス
クロール30に直接ガイドされて自転運動が阻止される
ことにより、オルダムキーが不要となって部品点数が減
少するのでより簡易な構成となり、キーとキー溝の寸法
精度に起因する自転が生じなくなる。したがって、精度
良く自転運転を阻止することができるので、圧縮室Pの
密閉を良好に保つことができる。したがって、圧縮機の
効率を上げることが可能である。
【0040】なお、本発明は上記実施形態に限るもので
はなく、以下のように構成してもよい。 (1)上記においては当接部とストッパ部を2組設けた
が、それ以上でもよい。例えば、固定側渦巻体30bの
周囲に120°間隔で3組設けてもよい。 (2)ストッパ部を固定スクロール30の渦巻体30b
に設けたが、ハウジング21にストッパ部を設けてもよ
い。 (3) ストッパ部を穴状に形成し、当接部を該穴内壁
に摺動する円柱状としてもよい。 (4) ストッパ部、当接部の凹面、凸面の断面形状を
正円状ではなく、楕円等、種々の形状としてもよい。こ
の場合、例えば図3において、旋回角θに対してR(θ)
−r(θ)=ρとする。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ロール型流体機械によれば、旋回スクロールが直接自転
阻止されるので、オルダムキーが不要となって部品点数
が減少するのでより簡易な構成となり、キーとキー溝の
寸法精度に起因する自転が生じなくなる。したがって、
精度良く自転運転を阻止することができるので、圧縮室
の密閉を良好に保つことができ、圧縮機の効率を上げる
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるスクロール型圧縮
機を示すである。
【図2】 同スクロール型圧縮機の固定スクロールと旋
回スクロールとの噛み合わせ状態を示す断面図である。
【図3】 同スクロール型圧縮機のストッパ部と当接部
との摺動状態を示す拡大図である。
【図4】 同スクロール型圧縮機の固定スクロールと旋
回スクロールとの噛み合わせ状態を示す断面図である。
【図5】 従来のスクロール型圧縮機を示す図である。
【図6】 従来のスクロール型圧縮機の自転阻止機構を
示す図である。
【図7】 従来のスクロール型圧縮機の旋回スクロール
を示す図である。
【符号の説明】
21 ハウジング 29 装置本体 30 固定スクロール 30a 固定側端板 30b 渦巻体 31 旋回スクロール 31a 旋回側端板 31b 渦巻体 51 ストッパ部 51a 凹面 52 当接部 52a 凸面 53 ストッパ部 53a 凸面 54 当接部 54a 凹面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、 該装置本体内において所定の旋回半径で公転旋回自在に
    支持された旋回スクロールと、 前記旋回スクロールに設けられ、該旋回スクロールとと
    もに公転旋回運動する当接部と、 前記装置本体に設けられ、前記当接部の公転旋回運動領
    域の輪郭の一部をその輪郭に有するストッパ部とを備え
    ていることを特徴とするスクロール型流体機械。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスクロール型流体機械に
    おいて、 前記当接部とストッパ部とのいずれか一方に凹面が形成
    され、他方に凸面が形成され、 前記旋回スクロールの公転軸に直交する平面における前
    記凹面の断面輪郭形状が曲率半径Rの曲線を有し前記凸
    面の断面輪郭形状が曲率半径rの曲線を有し、 旋回スクロールの旋回半径をρとおくと、R−r=ρを
    満たすことを特徴とするスクロール型流体機械。
JP11160232A 1999-06-07 1999-06-07 スクロール型流体機械 Withdrawn JP2000352384A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009023974A1 (de) * 2007-08-22 2009-02-26 Spinnler Engineering Verdrängermaschine nach dem spiralprinzip
KR20140098567A (ko) * 2013-01-31 2014-08-08 한라비스테온공조 주식회사 스크롤 압축기

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