JPH10266808A - 蒸気タービン動翼のチップシール装置 - Google Patents

蒸気タービン動翼のチップシール装置

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JPH10266808A
JPH10266808A JP7185997A JP7185997A JPH10266808A JP H10266808 A JPH10266808 A JP H10266808A JP 7185997 A JP7185997 A JP 7185997A JP 7185997 A JP7185997 A JP 7185997A JP H10266808 A JPH10266808 A JP H10266808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
moving blade
nozzle
axial
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7185997A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Sasaki
公良 佐々木
Osamu Isumi
修 伊住
Hisakuni Takenaga
久邦 竹永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7185997A priority Critical patent/JPH10266808A/ja
Publication of JPH10266808A publication Critical patent/JPH10266808A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/22Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations
    • F01D5/225Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations by shrouding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気タービン動翼のチップリーク防止性能の
向上、蒸気タービンの製作コストの低減、信頼性の向上
が可能な装置を実現する。 【解決手段】 車室1の仕切板12に設けられたオブリ
ークノズル13と、動翼6のシュラウド7の蒸気流入口
側の端面に設けられた第1のアキシャルフィン7aと、
上記オブリークノズル13の蒸気流出口側の端面に設け
られ上記第1のアキシャルフィン7aと段違いラビリン
スシールを形成する第2のアキシャルフィン13を備え
たものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービン動翼
のチップシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸気タービンについて、図2によ
り説明する。図2において、車室1に嵌合された仕切板
2に組込まれたノズル3から流出した高速の蒸気は、ロ
ータ5に組込まれた動翼6に進入し、ロータ5に回転エ
ネルギを与える。
【0003】しかしながら、ノズル出口端3aより出た
蒸気の流れFは、図2(c)に示すように動翼入口にお
いて動翼6のチップ側に集積するため、動翼チップ側の
圧力を高め、動翼チップ側からの蒸気洩れ増加の要因と
なっていた。
【0004】そこで、従来の蒸気タービンにおいては、
動翼チップの蒸気流のリークを防止するため、仕切板2
に設けられたフローガイド2aにラジアルフィン3bが
埋金8とともに、カシメ2bにより取付られていた。同
様の目的で動翼チップを綴ったシュラウド7にもアキシ
ャルフィン7aが設けられていた。なお、上記仕切板2
には、仕切板2とロータ5間のシールのため、パッキン
環4が嵌合されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の蒸気タービンに
おいては、動翼チップ側からの蒸気洩れ防止のため、前
記のようにラジアルフィンが設けられていた。
【0006】しかしながら、このラジアルフィンは、仕
切板のフローガイド等に設けた溝に埋金とともにコーキ
ングで固定されたものであり、構造が複雑なためにコス
トがかゝり、また、人手による作業のため、コーキング
が不完全な場合にフィンの脱落を生じる可能性もあっ
た。
【0007】更に、大きな軸振動が発生した場合、ラジ
アルフィンと動翼チップの接触により、ラジアルフィン
及び動翼チップのシュラウドに損傷が発生し、シールク
リアランスが増大して性能が悪化することがあり、シュ
ラウドの損傷が大きい場合には、動翼を植替ないと使用
できなくなるおそれがあった。本発明は上記の課題を解
決しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
係る蒸気タービン動翼のチップシール装置は、車室の仕
切板に組み込まれたオブリークノズル、動翼を綴るシュ
ラウドの蒸気流入口側の端面に設けられた第1のアキシ
ャルフィン、および上記オブリークノズルの蒸気流出口
側の端面に設けられ上記第1のアキシャルフィンと段違
いラビリンスシールを形成する第2のアキシャルフィン
を備えたことを特徴としている。
【0009】本発明においては、動翼へ蒸気を流入させ
るノズルをオブリークノズルとしたため、動翼入口での
チップ側への蒸気の集積を防止することが可能となり、
動翼チップでの反動度の低下、即ち、動翼の前流と後流
間の圧力差の低減が可能となり、第1と第2のアキシャ
ルフィンにより段違いラビリンスシールを形成するもの
としたため、シール作用が改善され、その結果、チップ
リーク防止性能の向上が可能となる。
【0010】また、上記オブリークノズルは、従来のも
のと同等のコストで製作することができ、第2のアキシ
ャルフィンは、従来のものより容易かつ安価に製作する
ことができるため、全体として製作コストの低減が可能
となる。
【0011】更に、第2のアキシャルフィンは、従来の
もののように運転中に大きな軸振動を生じた場合にも、
それ自身が損傷したり、シュラウドを損傷させることが
ないため、蒸気タービンの信頼性の向上が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る蒸気
タービン動翼のチップシール装置について、図1により
説明する。
【0013】図1に示すチップシール装置は、車室1に
嵌合された仕切板12に組み込まれノズル出口端13a
の高さ方向をロータ中心からオフセットさせた引出線に
合わせるようにしてオブリーク角θだけ傾けたオブリー
クノズル13、ロータ5に組み込まれた動翼6を綴るシ
ュラウド7の蒸気流入口側の端面に設けられたアキシャ
ルフィン7a、および上記オブリークノズル13の蒸気
流出口側の外周部端面に設けられ上記アキシャルフィン
7aと段違いラビリンスシールを形成するアキシャルフ
ィン13bからなっている。なお、上記θは通常3〜2
0°程度を選定する。
【0014】本実施形態においては、従来のノズル出口
端の高さ方向を中心引出線と合わせるように形成された
通常のノズルに替えて、オブリークノズル13を採用し
ているため、ノズル出口端13aより出た蒸気の流れ
F’の動翼入口でのチップ側への蒸気の集積を防止する
ことができ、動翼チップの前流と後流間の圧力差を減少
させることができる。
【0015】また、オブリークノズル13に設けたアキ
シャルフィン13bは、動翼6のシュラウド7に設けら
れたアキシャルフィン7aと段違いラビリンスシールを
形成するため、従来の装置におけるラジアルフィンとア
キシャルフィンとの組合せに比べて高いシール効果を得
ることができる。
【0016】そのため、オブリークノズル13と、この
ノズル13に設けたアキシャルフィン13bとの相乗効
果により、動翼チップにおける蒸気の洩れを従来の装置
に比べて大幅に低減することが可能となった。
【0017】また、アキシャルフィン13bは、従来の
装置におけるラジアルフィンに比べて製作が容易であ
り、オブリークノズル13は、従来の装置におけるノズ
ルと製作コストが同等のため、全体として製作コストの
低減が可能となった。
【0018】更に、アキシャルフィン13bは、従来の
装置におけるラジアルフィンのように運転中に大きな軸
振動を生じた場合にも、損傷して性能低下を生じること
がなく、シュラウドの損傷によりロータが使用できなく
なることがないため、信頼性の向上が可能となった。
【0019】
【発明の効果】本発明の蒸気タービン動翼のチップシー
ル装置は、車室の仕切板に設けられたオブリークノズル
と、動翼のシュラウドの蒸気流入口側の端面に設けられ
た第1のアキシャルフィンと、上記オブリークノズルの
蒸気流出口側の端面に設けられ上記第1のアキシャルフ
ィンと段違いラビリンスシールを形成する第2のアキシ
ャルフィンを備えたものとしたことによって、オブリー
クノズルが動翼入口でのチップ側への蒸気の集積を防止
し、第1と第2のアキシャルフィンが段違いラビリンス
シールを形成してシール効果が向上するため、チップリ
ーク防止性能の向上が可能となる。
【0020】また、第2のアキシャルフィンは容易かつ
安価に製作できるため、製作コストの低減が可能とな
り、更に、アキシャルフィンは運転中に生じた大きな軸
振動により損傷することがないため、蒸気タービンの信
頼性の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るチップシール装置
の説明図で、(a)は側断面図、(b)は(a)のA部
の拡大図、(c)は(a)のB−B矢視図、(d)は
(c)のC−C矢視図である。
【図2】従来の装置の説明図で、(a)は側断面図、
(b)は(a)のD部の拡大図、(c)は(a)のE−
E矢視図、(d)は(c)のF−F矢視図である。
【符号の説明】
1 車室 4 パッキン環 5 ロータ 6 動翼 7 シュラウド 7a アキシャルフィン 12 仕切板 13 オブリークノズル 13a ノズル出口端 13b アキシャルフィン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の仕切板に組み込まれたオブリーク
    ノズル、動翼を綴るシュラウドの蒸気流入口側の端面に
    設けられた第1のアキシャルフィン、および上記オブリ
    ークノズルの蒸気流出口側の端面に設けられ上記第1の
    アキシャルフィンと段違いラビリンスシールを形成する
    第2のアキシャルフィンを備えたことを特徴とする蒸気
    タービン動翼のチップシール装置。
JP7185997A 1997-03-25 1997-03-25 蒸気タービン動翼のチップシール装置 Pending JPH10266808A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085185A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Toshiba Corp 軸流タービンおよび軸流タービン段落構造
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