JPH10266655A - 避難用自動開錠式錠前 - Google Patents

避難用自動開錠式錠前

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JPH10266655A
JPH10266655A JP11001197A JP11001197A JPH10266655A JP H10266655 A JPH10266655 A JP H10266655A JP 11001197 A JP11001197 A JP 11001197A JP 11001197 A JP11001197 A JP 11001197A JP H10266655 A JPH10266655 A JP H10266655A
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JP
Japan
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cylinder
piston
stopper
coil spring
series
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JP11001197A
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English (en)
Inventor
Kenji Goto
憲治 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害時に建物内、乗物内等に人間が閉じ込め
られた場合にその避難、脱出、救助を迅速かつ円滑に行
える自動開錠式錠前を提供する。 【解決手段】 地震、火災、衝突等の災害時事故時に各
種感知器と連動する電気着火駆動回路(20)を備え、
その感知した電気信号によりシリンダー(1)の薬室
(15)内に装着されている着火薬付膨張剤を爆発膨張
させ、発生した高圧ガスの作用によりピストン(4)と
ピストン(5)を移動させて閉鎖施錠状態の錠前を瞬時
に自動で開錠することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は災害時緊急時等に瞬
時に自動的に開錠する錠前に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(イ)施錠中の錠前は室内側から手動で取手を回して開
錠でき、室外側からはカギを使用して手動で取手を回し
て開錠できる、通常の錠前がある。 (ロ)カバー付きの錠前では、まずカバーを外したり、
開いたり、破いたりしてから、カバーの中の取手を手動
で回して開錠できる非常用錠前がある。 以上いずれも手動式の錠前がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(イ)室外側から開錠できる錠前も、カギを有してのみ
しか開錠できない。 (ロ)カバー付きの非常用錠前は操作が複雑になり、ま
た操作方法が理解できなくて脱出に手間取る場合が多
い。 (ハ)室内側の人間が負傷したり気絶して動けず、建物
や自動車等が変形して人間が閉じ込められ自力脱出不可
能の場合も多く、室外側より建物や自動車等を破壊して
救助しなければならず手間取っていた。 本発明はこれらの欠点を解決するためになされたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】あらかじめ建物用、自動
車用等の用途に応じて震度、衝突、煙、熱等の各種感知
器を電気着火駆動回路(20)に接続して下記の本発明
の機器に連動させる。シリンダー(1)を設け、シリン
ダー(1)の端部に回路用孔(17)を設け、シリンダ
ー(1)の、もう一方の端部にピストンスライド孔(1
8)を設け、シリンダー(1)の側面中間部分にガス抜
き孔(10)を設ける。シリンダー(1)の内部に回路
用孔(17)と接して着火薬付膨張剤入りの薬室(1
5)を設け、電気着火駆動回路(20)を回路用孔(1
7)を通して着火薬付膨張剤入りの薬室(15)に接続
する。シリンダー(1)の内部に着火薬付膨張剤入りの
薬室(15)に接し直列してピストン(4)を設け、ピ
ストン(4)に接し直列してコイルスプリング(8)を
設ける。シリンダー(1)から間隔を取り直列してシリ
ンダー(2)を設け、シリンダー(2)のシリンダー
(1)側の端部にピストンスライド孔(19)を設け、
シリンダー(2)の側面に指掛け(11)のスライド用
の開口部(13)を設け、シリンダー(2)の側面中間
でストッパー(6)のスライド部分にストッパースライ
ド孔(22)を設ける。シリンダー(2)の内部にピス
トン(5)を設け、ピストン(5)と一体で開口部(1
3)から突出した指掛け(11)を設け、ピストン
(5)にストッパー受け溝(16)を設け、ピストン
(5)に接し直列してコイルスプリング(7)を設け
る。シリンダー(2)と一体で直角にシリンダー(3)
を設け、シリンダー(3)の側面に指掛け(12)のス
ライド用の開口部(14)を設ける。シリンダー(3)
の内部にストッパー(6)を設け、ストッパー(6)と
一体で開口部(14)から突出した指掛け(12)を設
け、ストッパー(6)に接し直列してコイルスプリング
(9)を設ける。本発明は以上の構成からなる避難用自
動開錠式錠前である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を説明する。 (イ)あらかじめ震度、衝突、熱、煙等の各種感知器と
連動させた電気着火駆動回路(20)及び薬室(15)
内に着火薬付膨張剤を備え、それらを建築物用、自動車
用等の各用途に応じて備える。 (ロ)円筒形のシリンダー(1)を設け、シリンダー
(1)の端部に回路用孔(17)を設け、シリンダー
(1)のもう一方の端部にピストンスライド孔(18)
を設け、シリンダー(1)の側面中間部分にガス抜き孔
(10)を設ける。 (ハ)シリンダー(1)の内部に回路用孔(17)と接
して着火薬付膨張剤入りの薬室(15)を設け、電気着
火駆動回路(20)を回路用孔(17)を通して着火薬
付膨張剤入りの薬室(15)に接続する。 (ニ)シリンダー(1)の内部に着火薬付膨張剤入りの
薬室(15)に接し直列してピストン(4)を設け、ピ
ストン(4)に接し直列してコイルスプリング(8)を
設ける。 (ホ)シリンダー(1)から間隔を取り直列して円筒形
のシリンダー(2)を設け、シリンダー(2)のシリン
ダー(1)側の端部にピストンスライド孔(19)を設
け、シリンダー(2)の側面に指掛け(11)のスライ
ド用の開口部(13)を設け、シリンダー(2)の側面
中間でストッパー(6)のスライド部分にストッパース
ライド孔(22)を設ける。 (ヘ)シリンダー(2)の内部にピストン(5)を設
け、ピストン(5)と一体で開口部(13)から突出し
た指掛け(11)を設け、ピストン(5)にストッパー
受け溝(16)を設け、ピストン(5)に接し、直列し
てコイルスプリング(7)を設ける。 (ト)シリンダー(2)と一体で直角に円筒形のシリン
ダー(3)を設け、シリンダー(3)の側面に指掛け
(12)のスライド用の開口部(14)を設ける。 (チ)シリンダー(3)の内部にストッパー(6)を設
け、ストッパー(6)と一体で開口部(14)から突出
した指掛け(12)を設け、ストッパー(6)に接し直
列してコイルスプリング(9)を設ける。 本発明は以上の構成よりなっている。以下、本発明の作
動を説明する。 (イ)図3に示すようにシリンダー(2)内のピストン
(5)はシリンダー(1)内のピストン(4)と接し、
共にシリンダー(2)内のコイルスプリング(7)とシ
リンダー(1)内のコイルスプリング(8)の圧力によ
りシリンダー(1)側のピストンスライド孔(18)に
直列して挿入され、これにより錠前は閉鎖し施錠状態に
ある。 (ロ)震度、衝突、煙、熱等の各種感知器よりの電気信
号を受け電気着火駆動回路(20)が薬室(15)内の
着火薬付膨張剤に伝わり、膨張剤が瞬時に膨張し高圧の
膨張ガス(21)を発生する。 (ハ)図4に示すように、この高圧ガスの圧力によっ
て、それまでコイルスプリング(7)とコイルスプリン
グ(8)の圧力でピストンスライド孔(18)に押し込
められていたピストン(4)とピストン(5)はコイル
スプリング(7)とコイルスプリング(8)を圧縮押戻
してシリンダー(1)方向よりシリンダー(2)方向へ
移動を開始する。 (ニ)図4に示すように、同時にシリンダー(3)内の
ストッパー(6)はコイルスプリング(9)を圧縮押戻
して後退する。 (ホ)図6に示すように、ピストン(4)はピストン
(5)と共に移動を続けガス抜孔(10)に到達し、高
圧の膨張ガス(21)はガス抜孔(10)により外部に
排出される。 (ヘ)図7に示すように、ピストン(4)はコイルスプ
リング(8)の圧力により原位置に後退し停止する。一
方のピストン(5)はストッパー(6)により移動位置
に停止する。 (ト)これで、それまで隣接して閉鎖し施錠状態であっ
たピストン(5)はピストン(4)と互いに離れて停止
し空間が生じて開錠状態になる。 本発明は以上のように作動する。以下、本発明の使用方
法を説明する。 (イ)本錠前はシリンダー(1)部分とシリンダー
(2)・シリンダー(3)部分とに二分割されており、
それぞれに取付具、電気絶縁取付具等を介して開口面、
固定面の任意の位置に取付ける。 (ロ)シリンダー(1)部分とシリンダー(2)・シリ
ンダー(3)部分の間をコイルスプリング(7)とコイ
ルスプリング(8)の圧力でピストン(5)がピストン
(4)と接して直列しピストンスライド孔(18)に挿
入されることにより閉鎖して施錠状態になるものであ
る。 (ハ)シリンダー(2)部分に付いている指掛け(1
1)をコイルスプリング(7)方向に引くと、ストッパ
ー(6)によってピストン(5)は、その位置に停止し
て開錠状態になる。一方、シリンダー(1)内のピスト
ン(4)はコイルスプリング(8)の圧力によって原位
置に停止している。 (ニ)シリンダー(3)部分に付いている指掛け(1
2)をコイルスプリング(9)方向に引くとストッパー
(6)はピストン(5)を開放しピストン(5)はコイ
ルスプリング(7)の圧力によってピストン(4)と接
し直列してピストンスライド孔(18)に挿入されて閉
鎖して施錠状態になる。 (ホ)上記(ハ)(ニ)項を手動で操作することによ
り、錠の開閉が自在に可能となり、本機器の点検、整備
と開口部周辺の点検、清掃が容易になる。 (ヘ)コイルスプリング(7)、コイルスプリング
(8)、コイルスプリング(9)は閉鎖施錠時には応力
負担が少なく長時間の施錠状態においても疲労が殆ど無
く、いわゆるヘタリが少ない。 以上、本発明の使用方法である。
【0006】
【発明の効果】
(イ)室外側の救助者がカギを有していない場合でも、
本発明品を非常口等に取付けておけば避難時には瞬時に
自動で開錠されているので、脱出、救助が早く、かつ容
易に可能となる。 (ロ)カバー付きの非常用錠前は操作が複雑であり、ま
た操作方法がとっさに理解できなかった場合でも、本発
明品は瞬時に自動で開錠されているので脱出、救助が早
く、かつ容易に可能となる。 (ハ)室内側の人間が負傷したり、気絶して動けず自力
脱出不能の場合、避難口の錠前が自動で開錠されている
ので室外側よりの救助が容易である。 (ニ)建物や自動車等が変形して内部に人間が閉じ込め
られてる場合が多いが、地震による建物の変形や、衝突
による自動車の変形が起きる以前に本錠前は瞬時に自動
的に開錠されるので脱出、救助が早く、かつ容易に可能
となる。 以上本発明品は災害時等に人為的な殊に全く頼ることな
く、瞬時に自動的に脱出口の錠前が開錠状態にされるた
め迅速な脱出、救助が容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施錠時の斜視図
【図2】本発明の開錠時の斜視図
【図3】本発明の施錠時の断面図
【図4】本発明の作動開始時の断面図
【図5】本発明の作動経過中の断面図
【図6】本発明の作動経過中の断面図
【図7】本発明の作動終了時の断面図
【図8】本発明を建築物のドア面に取付けて使用した例
を一例を示す施錠時の図
【図9】本発明を建築物のドア面に取付けて使用した例
を一例を示す開錠時の図
【符号の説明】
1、2、3 シリンダー 4、5 ピストン 6 ストッパー 7、8、9 コイルスプリング 10 ガス抜孔 11、12 指掛け 13、14開口部 15 薬室 16 ストッパー受け溝 17 回路用孔 18、19 ピストンスライド孔 20 電気着火駆動回路 21 膨張ガス 22 ストッパースライド孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)シリンダー(1)を設け、シリンダ
    ー(1)の端部に回路用孔(17)を設け、シリンダー
    (1)のもう一方の端部にピストンスライド孔(18)
    を設け、シリンダー(1)の側面中央部分にガス抜き孔
    (10)を設ける。 (ロ)シリンダー(1)の内部に回路用孔(17)と接
    して薬室(15)を設け、薬室(15)に接し直列して
    ピストン(4)を設け、ピストン(4)に接し直列して
    コイルスプリング(8)を設ける。 (ハ)シリンダー(2)を設け、シリンダー(2)の端
    部にピストンスライド孔(19)を設け、シリンダー
    (2)の側面に開口部(13)を設け、シリンダー
    (2)の側面中間部にストッパースライド孔(22)を
    設ける。 (ニ)シリンダー(2)の内部にピストン(5)を設
    け、ピストン(5)と一体に指掛け(11)を設け、ピ
    ストン(5)にストッパー受け溝(16)を設け、ピス
    トン(5)に接し直列してコイルスプリング(7)を設
    ける。 (ホ)シリンダー(2)と一体で直角にシリンダー
    (3)を設け、シリンダー(3)の側面に開口部(1
    4)を設ける。 (ヘ)シリンダー(3)の内部にストッパー(6)を設
    け、ストッパー(6)と一体に指掛け(12)を設け、
    ストッパー(6)に接し直列してコイルスプリング
    (9)を設ける。本発明は以上の構成よりなる避難用自
    動開錠式錠前である。
JP11001197A 1997-03-25 1997-03-25 避難用自動開錠式錠前 Pending JPH10266655A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001197A JPH10266655A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 避難用自動開錠式錠前

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JP11001197A JPH10266655A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 避難用自動開錠式錠前

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Publication Number Publication Date
JPH10266655A true JPH10266655A (ja) 1998-10-06

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ID=14524865

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JP11001197A Pending JPH10266655A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 避難用自動開錠式錠前

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JP (1) JPH10266655A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010046407A (ko) * 1999-11-12 2001-06-15 류정열 차량도어의 긴급개방시스템
JP2006283427A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Asahi Kasei Chemicals Corp 施錠部材あるいは施錠部周辺に設置する装置
AT501500B1 (de) * 2005-03-11 2009-03-15 Gerhard Dipl Ing Partbauer Sicherheitsschrank

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