JPH1026652A - Ic測定治具 - Google Patents

Ic測定治具

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JPH1026652A
JPH1026652A JP8198560A JP19856096A JPH1026652A JP H1026652 A JPH1026652 A JP H1026652A JP 8198560 A JP8198560 A JP 8198560A JP 19856096 A JP19856096 A JP 19856096A JP H1026652 A JPH1026652 A JP H1026652A
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JP
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probe needle
needle
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JP8198560A
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Inventor
Moritomo Oosato
衛知 大里
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NIPPON MAIKURONIKUSU KK
Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
NIPPON MAIKURONIKUSU KK
Micronics Japan Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/04Housings; Supporting members; Arrangements of terminals
    • G01R1/0408Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets
    • G01R1/0433Sockets for IC's or transistors

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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣り合うプローブ針の間に導電性の隔壁を設
けることによって、高周波特性を良好にし、隣り合うプ
ローブ針間でのクロストークを減少させる。 【解決手段】 IC測定治具は、ICを着脱可能に保持
できるIC保持体10と、プローブ針を支持するプロー
ブ針支持体12とからなる。プローブ針支持体12に
は、測定すべきICのリードに対応して、多数のプロー
ブ針22が接着剤23で針押さえ24に配列固定されて
いる。針押さえ24には多数の導電性の隔壁25が互い
に平行に形成されていて、この隔壁25で仕切られた空
間のそれぞれの内部にプローブ針22が固定されてい
る。針押さえ24は導電性材料(金属または導電性樹
脂)で一体に形成されているが、プローブ針22が載る
部分だけは電気絶縁材料76が被覆されている。また、
接着剤23で固定されない部分では、プローブ針22に
電気絶縁チューブ78が被せられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パッケージで封
止された状態のIC部品を測定するための測定治具に関
する。
【0002】
【従来の技術】パッケージで封止された状態のIC部品
について、その電気特性を測定するには一般にテスタが
用いられる。この場合、ICはICソケットに装着さ
れ、このICソケットにテスタが接続される。すなわ
ち、ICのリードはICソケットの内部の端子と接触
し、この内部端子が、ICソケットの外部端子を介し
て、テスタに接続される。このICソケット方式では、
ICをICソケットに装着するまでは、ICは露出した
状態で搬送されることになり、ICの取り扱いには注意
を要する。そこで、ICを露出した状態で搬送するのを
避けるために、ICを可搬式のICソケットに装着した
状態で搬送するようなシステムにすると、ICとICソ
ケットとの間の電気的接触と、ICソケットとテスタと
の間の電気的接触とが必要となり、電気的接触箇所が増
加する。電気的接触箇所が多くなると、測定誤差が増加
する原因となり、また、電気的接触に問題があった場合
に、どの部分の電気的接触箇所が問題なのか特定が困難
になる。
【0003】上述のようなICソケット方式の問題点を
解決するものとして、特開平7−229949号公報に
記載されたIC測定治具が知られている。図11は、こ
のIC測定治具の斜視図である。このIC測定治具は、
ICを着脱可能に保持できるIC保持体80と、プロー
ブ針を露出した状態で支持するプローブ針支持体82と
からなる。IC保持体80は、上枠84と下枠86とを
備え、上枠84は下枠86に対して上下に移動可能であ
る。上枠84の上下動に連動して、1対のリード押さえ
88が開閉するようになっている。図11は、上枠84
が下がった状態を示しており、リード押さえ88は開い
た状態にある。このIC保持体80は、長方形パッケー
ジの両側からリードが突き出たタイプのICに適用され
るものである。ICの長方形パッケージの短辺側は、1
対のサイドガイド90に案内される。
【0004】一方、プローブ針支持体82には、測定す
べきICのリードに対応して、多数のプローブ針92が
針押さえ94に接着剤で固定されている。プローブ針9
2は、針押さえ94から先端までの間がすべて露出して
いる。プローブ針支持体82には3個のガイドピン96
が固定されていて、このガイドピン96は、IC保持体
80の下枠86に形成されたガイド孔と係合する。
【0005】ICを測定するには、まず、IC保持体8
0の上枠84の2箇所の押圧部85をプッシャで押しつ
け、これによって、リード押さえ88を開き、次に、真
空吸着パッドからICを落とし込む。その後、押圧部8
5からプッシャを離せば、リード押さえ88が閉じて、
ICのセットが完了する。それから、IC保持体80を
プローブ針支持体82に押し付ければ、IC保持体80
に保持されたICのリードがプローブ針92の先端に接
触する。そして、プローブ針支持体92に接続されたテ
スタを用いてICをテストする。
【0006】このIC測定治具によれば、次のような効
果が得られる。(1)ICはIC保持体に保持された状
態で取り扱うことができ、測定の際の取り扱いが容易に
なる。(2)複数のIC保持体をキャリアに搭載してお
けば、複数のICを同時にプローブ針に接触させること
ができる。(3)IC保持体にはICのリードと電気的
に接触する部分が存在しないので、IC保持体の内部で
の電気的接触不良は全く生じないし、IC保持体ごとに
リードとの接触状態が変化するような問題も生じない。
(4)IC保持体の内部には電気的通路が存在しないの
で、ICの測定の際に、ICのリードからテスタまでの
距離が短くなり、また、ICのリードとテスタとの間の
電気的接触箇所も少なくなる。(5)IC保持体やキャ
リアには高価な電気的接触部分が存在しないので、IC
保持体やキャリアが故障したり破損したりしても、これ
らを消耗品として交換できる。(6)プローブ針の先端
付近を、接地ラインや電源ラインに直接接続したり、あ
るいは、受動素子を介して接続したりすることによっ
て、プローブ針の先端付近から大電流を直接、接地ライ
ンや電源ラインに逃がしたり、特に高周波測定において
実装状態に近い状態でICを測定したりできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図12は、図11の従
来のIC測定治具におけるプローブ針支持体の針押さえ
のプローブ針固定部分を拡大して示した断面図である。
電気絶縁樹脂でできた針押さえ94の上面には多数の溝
95が形成されている。この溝95にプローブ針92を
挿入して、その上から電気絶縁樹脂からなる接着剤93
を流し込んで、これを固化させることにより、プローブ
針92を針押さえ94に固定している。
【0008】図11と図12に示すような針押さえ構造
は、次のような問題がある。(1)高周波測定における
エネルギー損失が大きい、(2)高周波測定においてプ
ローブ針相互の間でのクロストークが大きい、(3)露
出したプローブ針の間にICリードから半田片が落下す
ると、プローブ針の間でのショートの原因になる。
【0009】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は、IC保持体
とプローブ針支持体とを別個に構成したタイプのIC測
定治具において、プローブ針の支持構造を工夫すること
によって、高周波特性が良好でかつショートのおそれも
ないIC測定治具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のIC測定治具
は、複数のリードを有するICを着脱可能に保持できる
IC保持体と、前記リードの配列に対応して配置された
複数のプローブ針を支持するプローブ針支持体とから構
成されているIC測定治具において、隣り合うプローブ
針の間に導電性の隔壁が存在することを特徴としてい
る。そして、この導電性の隔壁は接地電位となってい
る。これにより、高周波測定の際にインピーダンスが整
合化されてエネルギー損失が少なくなり、従来よりも高
い周波数まで、低損失の測定ができる。また、特に高周
波測定において隣り合うプローブ針間でのクロストーク
が減少する。
【0011】また、この発明では、プローブ針と導電性
の隔壁との間に電気絶縁性の材料を配置している。好ま
しくは、プローブ針に電気絶縁性の被覆を設けている。
この被覆の方法としては、プローブ針に電気絶縁チュー
ブを被せたり、プローブ針に電気絶縁材料をコーティン
グしたりする。このような被覆を施すと、IC測定の際
に、隣り合うプローブ針の間に、あるいはプローブ針と
導電性の隔壁との間に、ICリードから半田片が落下し
ても、プローブ針間であるいはプローブ針と導電性の隔
壁との間でのショートを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例の斜
視図である。このIC測定治具は、ICを着脱可能に保
持できるIC保持体10と、プローブ針を支持するプロ
ーブ針支持体12とからなる。
【0013】IC保持体10は、上枠14と下枠16と
を備え、上枠14は下枠16に対して上下に移動可能で
ある。上枠14の上下動に連動して、1対のリード押さ
え18が開閉するようになっている。図1は、上枠14
が下がった状態を示しており、リード押さえ18は開い
た状態にある。このIC保持体10は、長方形パッケー
ジの両側からリードが突き出たタイプのICに適用され
るものである。ICの長方形パッケージの短辺側は、1
対のサイドガイド20に案内される。
【0014】プローブ針支持体12には、測定すべきI
Cのリードに対応して、多数のプローブ針22が接着剤
23で針押さえ24に配列固定されている。針押さえ2
4には多数の隔壁25が互いに平行に形成されていて、
この隔壁25で仕切られた空間のそれぞれの内部にプロ
ーブ針22が固定されている。プローブ針22は片持ち
梁形式であって、その先端付近は上方に折れ曲がってい
る。プローブ針22の先端の形状はノミ形をしている。
プローブ針支持体12には3個のガイドピン26が固定
されていて、このガイドピン26は、IC保持体10の
下枠16に形成されたガイド孔と係合する。
【0015】ICをセットするには、まず、IC保持体
10の上枠14の2箇所の押圧部15をプッシャで押し
つけ、これによって、リード押さえ18を開き、次に、
真空吸着パッドからICを落とし込む。その後、押圧部
15からプッシャを離せば、リード押さえ18が閉じ
て、ICのセットが完了する。
【0016】図2(A)は、隔壁と隔壁の間で針押さえ
を切断した状態の正面断面図である。針押さえ24は、
プローブ針の長手方向に沿って、三つの領域24a、2
4b、24cに分けることができる。隣り合う隔壁25
の間において、第1領域24aでは高さH1の第1の段
部72によって両側の隔壁25をつないでいる。第2領
域24bでは高さH2の第2の段部74によって両側の
隔壁25をつないでいる。第3領域24cでは、両側の
隔壁25の間は底面まで完全に開放している。そして、
第2の段部74はその上面にプローブ針を固定する部分
であり、その高さH2は、第1の段部72の高さH1よ
りも高く、また隔壁25の高さH3よりも低くなってい
る。このように、針押さえ24は、多数の隔壁25と、
隣り合う隔壁25の間の第1の段部72及び第2の段部
74とから構成されていて、これらが導電性材料(金属
または導電性樹脂)で一体に形成されている。ただし、
第2の段部74の上面だけは電気絶縁材料76が被覆さ
れている。すなわち、プローブ針が針押さえに接触する
部分だけは、電気絶縁材料76が被覆されている。
【0017】第2図(B)は針押さえにプローブ針を固
定した状態を示す正面断面図である。プローブ針22は
第2の段部74の上面の電気絶縁材料76の上に載って
いて、電気絶縁樹脂からなる接着剤23で接着固定され
ている。この図面において、プローブ針22の左端は上
方に折れ曲がっていて、その上端がICのリードとの接
触部になっている。また、右端は下方に折れ曲がってい
て、針押さえ24の底面よりも下方に突き出している。
そして、第2の段部74に接着固定されない部分では、
プローブ針22に電気絶縁チューブ78が被せられてい
る。なお、電気絶縁チューブ78の上から接着剤23で
固定すると、プローブ針22が電気絶縁チューブ78の
内部で動いてしまうので、接着剤23で固定する部分だ
けは、プローブ針22に電気絶縁チューブ78を被せて
いない。したがって、電気絶縁チューブ78は、接着剤
固定部分よりも先端側の電気絶縁チューブと、接着剤固
定部分よりも根元側の電気絶縁チューブとからなる。プ
ローブ針22の先端の折れ曲がり部分のところではプロ
ーブ針22が電気絶縁チューブ78から露出しており、
また、プローブ針22の根元付近においても針押さえ2
4の底面から下方に突き出るところでプローブ針22が
電気絶縁チューブ78から露出している。このように、
隣り合う隔壁25の間の空間においては、プローブ針2
2は、接着剤23で覆われるか、あるいは電気絶縁チュ
ーブ78で覆われている。
【0018】第2図(C)は第2図(B)の3A−3A
線断面図であり、第3図(A)はその拡大図である。第
2図(C)では、隣り合う隔壁25で仕切られた各空間
79に1本ずつプローブ針22が配置されているのがよ
くわかる。また、第3図(A)では、プローブ針22の
周囲が電気絶縁チューブ78で覆われているのがよくわ
かる。電気絶縁チューブ78の外面と隔壁25とは接触
しておらず、両者の間には空間が存在している。第2図
(C)では、8本のプローブ針22が針押さえ24に固
定されているように描かれているが、実際には、測定す
べきICのリード数に合わせて、多数のプローブ針22
が針押さえ24に固定されることになる。
【0019】第3図(B)は第2図(B)の3B−3B
線で切断した拡大断面図である。プローブ針22は、第
2の段部74の上面の電気絶縁材料76の上に載ってい
る。そして、隣り合う隔壁25の間の空間は、プローブ
針22が配置された状態で、電気絶縁樹脂からなる接着
剤23が充填され、これが固まることによってプローブ
針22が針押さえ24に固定されている。なお、電気絶
縁材料76として、接着剤23と同じ材質のものを使う
こともできる。すなわち、第2の段部74の上面に最初
に接着剤23を薄く塗布して固化させ、これを電気絶縁
材料76とし、その上にプローブ針22を載せてから、
再び接着剤23を充填して固化させる方法を採用するこ
ともできる。
【0020】第3図(C)は第2図(B)の3C−3C
線で切断した拡大断面図である。隣り合う隔壁25の間
の空間は針押さえの底面まで開放しており、この空間に
おいて、プローブ針22が下方に向かって延びている。
この図面では、電気絶縁チューブ78が針押さえの底面
付近までプローブ針22を覆っているのがよくわかる。
【0021】針押さえ24の材質例を挙げると、金属の
例としては、アルミニウムやステンレス鋼を用いること
ができる。導電性樹脂の例としては、カーボンを混入し
た樹脂を用いることができる。アルミニウムの場合に
は、その表面を陽極酸化処理して、耐腐蝕性をもたせて
いる。この陽極酸化被膜は電気絶縁性なので、この被膜
を、針押さえ24の第2の段部74の上面の電気絶縁材
料76として利用することができる。アルミニウム製の
針押さえの場合、その底面は上述の酸化被膜を除去し
て、後述のGNDパターン44との電気的接触を図って
いる。
【0022】電気絶縁チューブ78の一例を述べると、
線径0.35mのプローブ針に対して、内径0.4m
m、外径0.48mm、肉厚0.04mmのポリイミド
チューブを被せている。その装着方法を述べると、先端
を折り曲げた状態のプローブ針に対して、接着剤固定部
分よりも先端側に位置することになる電気絶縁チューブ
と、接着剤固定部分よりも根元側に位置することになる
電気絶縁チューブとを、順に、根元側から被せる。その
後、プローブ針の根元側を、根元側の電気絶縁チューブ
と共に折り曲げて、クランク形のプローブ針とする。
【0023】図2に示した実施形態では、プローブ針と
導電性の隔壁との間に配置する電気絶縁材料として、プ
ローブ針に被せた電気絶縁チューブを用いているが、こ
の他の形態も可能である。例えば、プローブ針に電気絶
縁材料をコーティングするか、あるいは、隔壁の表面に
電気絶縁材料をコーティングすることで、電気絶縁チュ
ーブを省略できる。また、アルミニウム製の針押さえの
場合、隔壁の表面に陽極酸化被膜を形成しておけば、こ
れが、プローブ針と隔壁との間の電気絶縁材料としても
機能する。
【0024】図4は、キャリアに搭載したIC保持体
と、支持台に固定したプローブ針支持体とを示す正面断
面図である。IC保持体10は、上下方向に弾性支持す
るための圧縮コイルバネ28と、水平方向に弾性支持す
るための圧縮コイルバネ30とを介して、キャリア32
に搭載されている。圧縮コイルバネ28はバネ受け29
(図1も参照)とキャリア32との間に介挿されてい
る。また、圧縮コイルバネ30はキャリア本体と底板3
1との間に収納されている。
【0025】図示のIC保持体10は、上枠14を押し
下げた状態にあって、リード押さえ18は開いた状態に
ある。IC34を上方から落下させると、パッケージの
短辺側がサイドガイド20に案内され、また、リード3
6の先端が、円弧状の断面を有するリードガイド38に
案内されて、正しい位置に位置決めされる。上枠14へ
の押し下げ力を解放すると、上枠14と下枠16との間
に介挿された圧縮コイルバネ39の作用により、上枠1
4が上昇しする。その結果、リード押さえ18が閉じ
て、リード押さえ18の下端40がリード36を押さえ
る。
【0026】一方、プローブ針支持体12は支持台42
に固定されている。プローブ針支持体12の針押さえ2
4の底面は、支持台42の上面のGNDパターン(接地
電位の導電パターン)44に接触していて、導電性の針
押さえ24は接地電位になっている。プローブ針22の
根元側は、支持台42を貫通してから、支持台42の下
面の配線パターン46につながっている。この配線パタ
ーンは、支持台42上の外部端子を経由してテスタに接
続される。
【0027】リード押さえ18を閉じてIC34をIC
保持体10に保持した状態でキャリア32を搬送するこ
とができる。IC保持体10をプローブ針支持体12の
上方まで移動させてから、キャリア32を支持台42に
装着することにより、IC34のリード36にプローブ
針22の先端を接触させることができる。IC保持体1
0の下枠16には、リード34と同数の貫通孔48が形
成されていて、この貫通孔48をプローブ針22の先端
が通過して、リード34の下面に接触する。なお、IC
保持体10をプローブ針支持体12に装着した状態での
プローブ針支持体12の位置を一点鎖線で示す。
【0028】図5は、IC保持体10をプローブ針支持
体12に装着した状態の正面断面図である。この図で
は、リード押さえ18は閉じている。この断面図は、図
4とは異なる箇所で切断した断面を示しており、プロー
ブ針支持体12側のガイドピン26がIC保持体10側
のガイド孔に係合している状態を示している。圧縮コイ
ルバネ28はIC保持体10を全体として下側に押しつ
ける役割を果たしており、このバネ28の作用により、
IC保持体10の下面50がプローブ針支持体12の上
面52に確実に接触するようになっている。キャリア3
2の平面度が劣っていたとしても、このバネ28の働き
によって、IC保持体10とプローブ針支持体12と
は、上下方向に正しく位置決めされる。
【0029】図6(A)はIC保持体の平面図であり、
(B)は底面図である。平面図では、1対のリード押さ
え18は閉じた状態にある。底面図においては、プロー
ブ針が貫通するための貫通孔48が明瞭に示されてい
る。
【0030】図7はIC保持体の正面図であり、(A)
は上枠14が下がってリード押さえ18が開いた状態に
あり、(B)は上枠14が上がってリード押さえ18が
閉じた状態にある。リード押さえ18は回転シャフト5
4の所で回動できる。リード押さえ18の両側にはピン
56が固定されていて、このピン56が上枠14のガイ
ド孔58内にスライド可能に係合することによって、上
枠14の上下動に連動してリード押さえ18が開閉す
る。
【0031】図8はIC保持体の側面図である。上枠1
4は圧縮コイルバネ39によって下枠16に対して上方
に押し上げられている。また、下枠16に固定されたシ
ャフト60に沿って、上枠14がスライドするようにな
っている。
【0032】図9は4個のIC保持体10をひとつのユ
ニットにまとめた状態を示す斜視図である。このIC保
持体ユニットは、後述のキャリアに搭載して使用する。
【0033】図10はキャリアと支持台の一例を示す斜
視図である。キャリア32には、8個の搭載孔66が形
成されていて、各搭載孔66に、図8に示したIC保持
体ユニットを搭載できる。このIC保持体ユニットは、
図2に示すような圧縮コイルバネ28,30を介して、
搭載孔66内に弾性支持される。一方、支持台42には
4個のプローブ針支持体12を並べて固定し、このよう
な4個ひとまとまりのユニットを、8ユニット並べてい
る。すなわち、支持台42にも32個のプローブ針支持
体12を固定する。このようなキャリア32と支持台4
2とを用いることにより、32個のICを同時にプロー
ブ針に接触させることができる。キャリア32に形成さ
れたガイド孔68は、支持台42に固定されたガイドピ
ン70と係合できる。ガイド孔68とガイドピン70と
の係合は、キャリア32と支持台42との位置決めに用
いるものであるが、個々のIC保持体とプローブ針支持
体との位置決めは、図1に示すガイドピン26によって
決定される。
【0034】
【発明の効果】この発明は、隣り合うプローブ針の間に
導電性の隔壁を設けることによって、従来よりも高い周
波数まで低損失の測定ができる。また、特に高周波測定
において隣り合うプローブ針間でのクロストークが減少
する。さらに、プローブ針と導電性の隔壁の間に電気絶
縁性の材料を配置しているので、隣り合うプローブ針の
間で、あるいはプローブ針と導電性の隔壁との間で、シ
ョートを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の斜視図である。
【図2】針押さえの付近を拡大して示した各種の断面図
である。
【図3】図2(B)の3A−3A線、3B−3B線、3
C−3C線断面図である。
【図4】キャリアに搭載したIC保持体と、支持台に固
定したプローブ針支持体とを、拡大して示す正面断面図
である。
【図5】IC保持体をプローブ針支持体に装着した状態
の正面断面図である。
【図6】IC保持体の平面図と底面図である。
【図7】IC保持体の二つの状態を示した正面図であ
る。
【図8】IC保持体の側面図である。
【図9】4個のIC保持体をひとつのユニットにまとめ
た状態を示す斜視図である。
【図10】キャリアと支持台の一例を示す斜視図であ
る。
【図11】従来のIC測定治具の斜視図である。
【図12】従来の針押さえの断面図である。
【符号の説明】
10 IC保持体 12 プローブ針支持体 22 プローブ針 23 接着剤 24 針押さえ 25 隔壁 26 ガイドピン 44 GNDパターン 46 配線パターン 76 電気絶縁材料 78 電気絶縁チューブ 79 空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリードを有するICを着脱可能に
    保持できるIC保持体と、前記リードの配列に対応して
    配置された複数のプローブ針を支持するプローブ針支持
    体とからなり、ICを保持した前記IC保持体を前記プ
    ローブ針支持体に位置決め可能に装着することにより前
    記リードが前記プローブ針に接触するように構成された
    IC測定治具において、次の構成を備えるIC測定治
    具。 (イ)前記IC保持体は、プローブ針を固定するための
    針押さえを備えている。 (ロ)前記針押さえは、導電性の複数の隔壁を備えてい
    る。 (ハ)前記隔壁で仕切られた空間のそれぞれの内部にプ
    ローブ針が1本ずつ配置されている。 (ニ)プローブ針が配置された状態の前記空間の少なく
    とも一部に、電気絶縁樹脂からなる接着剤が充填され、
    これによってプローブ針が針押さえに固定されている。 (ホ)前記プローブ針は、前記空間内に配置されている
    部分のうちの少なくとも前記接着剤で覆われていない部
    分に、電気絶縁性の被覆が施されている。
  2. 【請求項2】 複数のリードを有するICを着脱可能に
    保持できるIC保持体と、前記リードの配列に対応して
    配置された複数のプローブ針を支持するプローブ針支持
    体とからなり、ICを保持した前記IC保持体を前記プ
    ローブ針支持体に位置決め可能に装着することにより前
    記リードが前記プローブ針に接触するように構成された
    IC測定治具において、 隣り合うプローブ針の間に導電性の隔壁が存在してい
    て、プローブ針と前記隔壁との間には電気絶縁性の材料
    が存在していることを特徴とするIC測定治具。
  3. 【請求項3】 前記隔壁は接地電位であることを特徴と
    する請求項1または2に記載のIC測定治具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180716A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Nictech Co Ltd プローブ及びこれを持つプローブカード
KR101668270B1 (ko) * 2015-05-27 2016-10-21 에스케이하이닉스 주식회사 전자부품 실장 테스트를 위한 접속장치 및 이를 이용한 테스트 장치

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JP2008180716A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Nictech Co Ltd プローブ及びこれを持つプローブカード
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