JPH10266293A - 洗い場付き浴槽の排水路構造 - Google Patents

洗い場付き浴槽の排水路構造

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JPH10266293A
JPH10266293A JP9084735A JP8473597A JPH10266293A JP H10266293 A JPH10266293 A JP H10266293A JP 9084735 A JP9084735 A JP 9084735A JP 8473597 A JP8473597 A JP 8473597A JP H10266293 A JPH10266293 A JP H10266293A
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JP
Japan
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bathtub
drainage
drain
washing
washing place
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JP9084735A
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English (en)
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Minoru Fukuda
稔 福田
Osamu Ito
修 伊藤
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗い場付き浴槽への取り付けが容易であると
ともに、水密性の問題も生じず、かつ、外的要因によっ
ても破損の生じにくい洗い場付き浴槽の排水路構造を提
供する 【解決手段】 洗い場部11と浴槽10とが一体となっ
た洗い場付き浴槽の浴槽10側排水を、洗い場部11の
裏面側に設けられた排水トラップ6まで排出する浴槽排
水路4,5の一部に、変形容易な軟質材にて形成される
伸縮部50を設けるとともに、この伸縮部50を、この
伸縮部50より浴槽10側の浴槽排水路4,5側又は排
水トラップ6側から延設される保護部42で覆うように
した。加工誤差等を伸縮部50が吸収するため、洗い場
付き浴槽側に変形等を生じさせることなく、浴槽排水路
4,5を、この洗い場付き浴槽側に容易に取り付けるこ
とができる。また、保護部42により、強度的に弱い伸
縮部50の保護も簡単に図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗い場部と浴槽
とが一体となった洗い場付き浴槽、又は洗い場部のフレ
ーム中に浴槽が落とし込んで取り付けられる落とし込み
式の洗い場付き浴槽の浴槽側排水を、洗い場部の裏面側
に設けられた排水トラップまで排出する洗い場付き浴槽
の排水路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の洗い場付き浴槽の排水路構
造を示している。洗い場付き浴槽1は、樹脂材等によっ
て、浴槽10と洗い場部11とが一体的に形成されたも
のであり、図4で示されるように、洗い場部11のエプ
ロン11aと浴槽10のリム部10aとが接続されてい
るとともに、外周部に壁パネルPを設置する壁載せ部1
2が形成されている。
【0003】この洗い場付き浴槽1の洗い場部11側に
は、浴槽10に寄った位置に洗い場排水口H1が形成さ
れ、この洗い場排水口H1に臨むように、洗い場部11
の裏面側に、排水トラップ100が取り付けられてい
る。また、この浴槽10の底部には、浴槽排水口H2が
形成され、この浴槽排水口H2に臨むように、浴槽10
の裏面側に、排水エルボ101が取り付けられ、この排
水エルボ101と排水トラップ100とが、排水管10
2によって接続されている。
【0004】洗い場部11上の排水は、この洗い場部1
1上面の排水傾斜面に沿って洗い場排水口H1側に集め
られた後、排水トラップ100に流し込まれるととも
に、浴槽10内の排水は、浴槽排水口H2から排水エル
ボ101と排水管102とを通って、排水トラップ10
0に流し込まれる。そして、排水トラップ100内の排
水は、排水トラップ100に接続される排出管(図示せ
ず)を介して、所定の排水ピット等に排出される。
【0005】ここで、排水トラップ100、排水エルボ
101、及び排水管102を洗い場付き浴槽1に取り付
けるには、まず、排水トラップ100を洗い場付き浴槽
1の洗い場排水口H1側に取り付け、つぎに、排水エル
ボ101と排水管102とを一体化した後、排水管10
2の端部側を排水トラップ100に差し込んだ状態で、
排水エルボ101を洗い場付き浴槽1の浴槽排水口H2
側に取り付けるようにする。この場合、排水管102
は、作業の効率化を図るため、予め、所定寸法にカット
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗い場
付き浴槽1に洗い場排水口H1と浴槽排水口H2とを形
成する場合、これらの中心間距離L1には加工誤差(例
えば、プラスマイナス5mm)が生じるため、排水エル
ボ101や排水管102等が洗い場付き浴槽1にうまく
取り付けられないという問題があった。
【0007】例えば、排水トラップ100と排水エルボ
101間の中心間距離L2が排水口H1、H2の中心間
距離L1より短ければ、浴槽10と洗い場部11とを近
づけるように、洗い場付き浴槽1を変形させて、排水エ
ルボ101や排水管102等を取り付けなければなら
ず、この排水エルボ101や排水管102等の取り付け
作業に大きな労力を要してしまう。また、この場合、洗
い場付き浴槽1の変形によって、排水トラップ100や
排水エルボ101と洗い場付き浴槽1との間に隙間が生
じやすくなり、これらと洗い場付き浴槽1との間で水密
性が保てないという問題が生じる。
【0008】もちろん、これらの問題は、例えば、排水
管102等が正確な寸法にカットされていない場合にも
生じる。なお、排水管102と排水エルボ101や排水
トラップ100との間に不要な溝等を形成しないよう
に、排水管102の端部はこれらに対して、充分に奥ま
で差し込まれる。
【0009】また、洗い場付き浴槽1は、壁載せ部12
側に壁パネルP等の重みが加わるため、図4中鎖線で示
されるように、両端の壁載せ部12側が下降し、中央の
エプロン11a側が浮き上がるように変形して、前述の
場合と同様に、浴槽10と洗い場部11とが近づくよう
に変形する。このため、前述の場合と同様に、排水トラ
ップ100や排水エルボ101との間で水密性の問題が
生じる。
【0010】一方、例えば、排水管102に伸縮自在な
蛇腹管を用いることにより、上記の問題は解消される
が、この場合、蛇腹管は強度的に弱く、例えば、ねずみ
等の外的要因によって、破損が生じやすいという問題が
あった。
【0011】なお、これらの問題は、洗い場部11と浴
槽10とが一体的に形成された洗い場付き浴槽1だけで
なく、図5で示されるような、洗い場部11のフレーム
11A中に浴槽10が落とし込んで取り付けられる落と
し込み式の洗い場付き浴槽1Aにも同様に生じる。
【0012】この発明は、以上の点に鑑み、洗い場付き
浴槽への取り付けが容易であるとともに、水密性の問題
も生じず、かつ、外的要因によっても破損の生じにくい
洗い場付き浴槽の排水路構造を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の洗い場付き浴槽の排水路構造に係る発明は、洗い場部
と浴槽とが一体となった洗い場付き浴槽、又は洗い場部
のフレーム中に浴槽が落とし込まれる落とし込み式の洗
い場付き浴槽の浴槽側排水を、洗い場部の裏面側に設け
られた排水トラップまで排出する浴槽排水路の一部に、
変形容易な軟質材にて形成される伸縮部を設けるととも
に、この伸縮部を、この伸縮部より浴槽側の浴槽排水路
側又は排水トラップ側から延設される保護部で覆ってい
ることである。
【0014】この発明では、洗い場付き浴槽の浴槽側と
排水トラップ側とを浴槽排水路で接続する場合に、例え
ば、浴槽に形成した浴槽排水口の位置が排水トラップ側
に対して多少ずれていても、この位置ずれが伸縮部によ
り吸収されるため、浴槽排水路を洗い場付き浴槽側に容
易に取り付けることができる。また、浴槽排水路の取り
付けに当り、洗い場付き浴槽に変形等を生じさせること
はないため、浴槽排水路と洗い場付き浴槽との接合部に
隙間等が生じてしまうこともない。もちろん、洗い場付
き浴槽の設置後に、この洗い場付き浴槽に変形等が生じ
ても、この変形は伸縮部によって吸収されるため、浴槽
排水路との接合部に隙間等が生じてしまうこともない。
【0015】また、浴槽排水路の伸縮部は強度的に弱
く、ねずみ等の外的要因によって破損を受けやすいが、
例えば、排水トラップ側から延出された簡単な構造の保
護部により、この伸縮部の保護も充分になされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係る洗い場付き浴槽の排水路構造を示している。な
お、洗い場付き浴槽1,1Aの構成は、図3や図4で示
したものと同一であるため、その説明は省略する。
【0017】この排水路構造は、排水金具2、パッキン
3、排水エルボ4、排水管5、排水トラップ6とから構
成されている。なお、排水エルボ4と排水管5とによっ
て浴槽排水路が形成される。
【0018】排水金具2は、浴槽排水口H2を形成する
ものであり、上端につば部2aが形成された円筒部の外
周面に雄ねじ部N1が形成されたものである。この排水
金具2は、つば部2aが浴槽10の底部側に形成された
凹状部10aに突き当たるまで、下部をこの凹状部10
aに形成された開口10bに差し込むことにより取り付
けられる。
【0019】排水エルボ4は、例えば、硬質系樹脂であ
る塩化ビニルによって形成されたものであり、エルボ本
体40の上端部にパッキン3を加圧するフランジ部41
が形成され、水平方向に向いたエルボ本体40の下端部
に、排水管5の伸縮部50(後述)周りを覆って保護す
る保護部42が形成されたものである。この排水エルボ
4には、エルボ本体40のフランジ部41側内面に、排
水金具2の雄ねじ部N1がねじ込まれる雌ねじ部N2が
形成され、エルボ本体40の保護部42側に、排水管5
の差込部40aが形成されている。
【0020】排水管5は、排水エルボ4と排水トラップ
6とを接続するものであり、蛇腹状に形成された伸縮自
在な伸縮部50の両側に、入口部51と出口部52とが
形成されたものである。この排水管5は、例えばエラス
トマー、PP、PEといった変形容易な軟質系樹脂によ
って形成される伸縮部50と、硬質系樹脂から形成され
る出入口部51,52とが樹脂の2色成形によって一体
的に形成されたものであり、自然な状態で所定の長さを
有するように形成されている。
【0021】排水トラップ6は、浴槽10中の排水と洗
い場部11上の排水とを、臭気を浴室内に逆流させない
ように排出するためのものであり、洗い場部11の、排
水開口11bが形成された凹状部11a裏面側に取り付
けられる。この排水トラップ6は、トラップ本体60
と、カバー部61と、ノズル部62と、封水管63と、
目皿64と、Uパッキン65とから構成されている。
【0022】トラップ本体60には、下部側中央に所定
高さの封水溜60aが形成されているとともに、この封
水溜60aの下部に連通するように、排水管5の出口部
52が接続される封水溜入口部60bが形成されてい
る。また、トラップ本体60には、封水溜60aの上方
側と連通するように、排水流出部60cが形成されてい
る。そして、このトラップ本体60上部には、中央の開
口部周りに雌ねじ部N3が形成されたカバー部61が取
り付けられている。
【0023】ノズル部62は、外周面に雄ねじ部N4が
形成された円筒状の本体部62bの上端側にフランジ部
62aが形成されたものであり、本体部62bの雄ねじ
部N4をカバー部61の雌ねじ部61aにねじ込むこと
により、フランジ部62aが洗い場部11の開口11b
縁部に取り付けられたUパッキン65を加圧して、洗い
場付き浴槽1,1Aに取り付けられる。そして、このノ
ズル部62には、本体部62bの内側に形成された段部
62cを介して、トラッップ本体100の封水溜60a
に差し込まれる封水管63が支持されるとともに、フラ
ンジ部62aの上端側中央に、洗い場排水口H1を形成
する目皿64が載置される。
【0024】つぎに、この排水路構造の洗い場付き浴槽
1,1Aへの取り付け手順について説明する。まず、洗
い場付き浴槽1,1Aの浴槽10と洗い場部11との凹
状部10a,11aに、開口10b,11bを形成する
とともに、排水管5の入口部51外表面に接着剤を塗布
した後、この入口部51を排水エルボ4の差込部40a
に充分に差し込み、排水エルボ4と排水管5とを一体化
する。
【0025】つづいて、洗い場部11の開口11b周り
に排水トラップ6のUパッキン65を取り付けた後、ト
ラップ本体60に取り付けられた排水トラップ6のカバ
ー部61を裏面側からUパッキン65に押し当てた状態
で、ノズル部62の雄ねじ部N4をカバー部61の雌ね
じ部N3にねじ込んでいく。そして、ノズル部62をカ
バー部61側に充分にねじ込んで、ノズル部62のフラ
ンジ部62aとカバー部61とで、Uパッキン65を充
分に加圧した後、ノズル部62に封水管63と目皿64
とを設置して、洗い場付き浴槽1,1Aの洗い場部11
側に排水トラップ6を取り付ける。
【0026】つぎに、外表面に接着剤が塗布された排水
管5の入口部51を排水トラップ6の封水溜入口部60
bに充分に差し込んだ状態で、排水エルボ4を洗い場付
き浴槽1,1A側に取り付ける。この取り付けは、排水
エルボ4のフランジ部41を、パッキン3を介して、浴
槽10の凹状部10a裏面側に当てた状態で、浴槽10
の開口10bに排水金具2を差し込み、雄ねじ部N1を
排水エルボ4の雌ねじ部N2にねじ込むことによりなさ
れる。そして、排水金具2のつば部2aで浴槽10の凹
状部10aを加圧し、パッキン3が浴槽10と排水エル
ボ4とで充分に加圧されると、排水エルボ4等の取り付
け作業が終了する。
【0027】この場合、洗い場付き浴槽1,1Aの2つ
の開口10b,11bの位置によって決定される、洗い
場排水口H1と浴槽排水口H2との中心間距離L1が、
排水エルボ4のフランジ部41と排水トラップ6のノズ
ル部62との中心間距離L2より、小さく形成されて
も、大きく形成されても、排水管5の伸縮部50が伸縮
することにより、排水エルボ4や排水管5等は洗い場付
き浴槽1,1Aに容易に取り付けられる。また、排水エ
ルボ4と排水トラップ6のカバー部61との上面間距離
L3が、洗い場付き浴槽1,1A側と一致しなくても、
排水管5の入口部51側と出口部52側とが、伸縮部5
0を介して上下にずれることにより、排水エルボ4や排
水管5等は洗い場付き浴槽1,1Aに容易に取り付けら
れる。
【0028】以上のように、この洗い場付き浴槽1,1
Aの排水路構造では、浴槽排水路を構成する排水管5
に、変形容易な軟質材にて形成される伸縮部50を形成
しているため、排水エルボ4、排水管5等を洗い場付き
浴槽1,1A側に取り付ける場合に、洗い場排水口H1
と浴槽排水口2の中心間距離L1に寸法誤差が生じた
り、排水エルボ4や排水管5自体に寸法誤差が生じて
も、これらを洗い場付き浴槽1,1A側に容易に取り付
けることができる。
【0029】したがって、排水エルボ4や排水管5等の
取り付けに当たり、洗い場付き浴槽1,1Aに変形を生
じさせ、排水エルボ4や排水トラップ6が洗い場付き浴
槽1,1Aに斜状に取り付けられて、排水エルボ4や排
水トラップ6と洗い場付き浴槽1,1Aとの接合部から
水漏れが生じることもない。また、洗い場付き浴槽1,
1Aの設置後に、この洗い場付き浴槽1,1Aが撓ん
で、その底部が変形しても、この変形に排水管5の伸縮
部50が追従できるため、排水エルボ4や排水トラップ
6と洗い場付き浴槽1,1Aとの間に隙間が生じ、水漏
れの問題が生じてしまうこともない。
【0030】また、この洗い場付き浴槽1,1Aの排水
路構造では、排水エルボ4の端部を排水管5側に延出し
て、簡単な構造の保護部42を形成し、この保護部42
で排水管5の伸縮部50周りを覆って保護しているた
め、ねずみや害虫等の外的要因によって、軟質材から形
成される伸縮部50に孔が開けられてしまうこともな
い。この場合、保護部42と伸縮部50間の隙間は、で
きるだけ小さいほうがよいが、伸縮部50の変形も考慮
して、内部にねずみや一定の大きさの害虫が入り込めな
い程度の大きさとしておく。
【0031】ここで、排水管5の伸縮部50は、排水エ
ルボ4と排水トラップ6への取付部を除いて、排水管5
の略全体に設けてもよい。また、排水管5は、樹脂の2
色成形とせず、全体を伸縮部50と同じ材質で形成して
もよいし、伸縮部50と出入口部51,52側とを、例
えば、接着剤やバンド等を用いて接合してもよい。さら
に、排水管5の伸縮部50は、例えば、EPDM,SB
R,CRといった合成ゴム(軟質材)から形成してもよ
い。
【0032】ところで、伸縮部50と出入口部51,5
2とを接合して排水管5を形成する場合に、これらの材
料の線膨張率が異なれば、両者の接合は接着剤によって
は充分になされない。排水管5に湯を通した場合に、伸
縮部50と出入口部51,52との接合部に隙間が生じ
るからである。この場合には、図2で示されるように、
出入口部51,52の端部外周に凹溝51a,52aを
形成し、この凹溝51a,52aにペフ(樹脂発泡テー
プ)Pを巻き付けた後、この出入口部51,52の凹溝
51a,52a側を成形直後の伸縮部50の端部に差し
込むようにして、伸縮部50と出入口部51,52とを
接合する。このことにより、伸縮部50の一部が出入口
部51,52の凹溝51a,52aに嵌まり込むととも
に、伸縮部50の樹脂の収縮によって、この伸縮部50
と出入口部51,52との間に締付力が発生するため、
伸縮部50と出入口部51,52との材料間に線膨張率
の違いがあっても、両者は充分に接合する。
【0033】この場合、ペフPは、充分に圧縮された状
態で、伸縮部50と出入口部51,52とに接着される
ため、排水管5に湯を通すことにより、例えば、出入口
部51,52の膨張量より伸縮部50の膨張量が大きく
なり、両者の間に隙間が生じようとしても、ペフPが圧
縮前の状態に戻ることにより、両者間に隙間が生じるの
が防止される。
【0034】なお、排水管5と排水エルボ4及び排水ト
ラップ6との接続は、ねじやフランジで行なうようにし
てもよい。
【0035】さらに、伸縮部50の保護部は、排水トラ
ップ6側から延出するようにしてもよいとともに、この
保護部を排水エルボ4や排水トラップ6と別体とし、こ
れをねじや接着剤等によって、排水エルボ4や排水トラ
ップ6に取り付けるようにしてもよい。
【0036】また、予め、排水エルボ4と排水管5と排
水トラップ6とを一体化してプレハブ体を形成し、この
プレハブ体を洗い場付き浴槽1,1Aに取り付けてもよ
い。
【0037】さらに、排水管5の伸縮部50の形状は、
図3の(a)で示されるように、スパイラル状に凹凸部
が形成されたものや、図3の(b),(c)で示される
ように、出入口部51,52に対して伸縮部50を拡径
または縮径させたものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、洗い場部と浴槽とが一体となった洗い場付き浴槽、
又は洗い場部のフレーム中に浴槽が落とし込まれる落と
し込み式の洗い場付き浴槽の浴槽側排水を、洗い場部の
裏面側に設けられた排水トラップまで排出する浴槽排水
路の一部に、変形容易な軟質材にて形成される伸縮部を
設けるとともに、この伸縮部を、この伸縮部より浴槽側
の浴槽排水路側又は排水トラップ側から延設される保護
部で覆っているので、浴槽排水路の洗い場付き浴槽への
取り付けが容易になるとともに、浴槽排水路と洗い場付
き浴槽との接合部間で水密性の問題が生じてしまうこと
はなく、かつ、外的要因によって浴槽排水路に破損が生
じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る洗い場付き浴槽
の排水路構造を示す断面図である。
【図2】線膨張率に違いのある排水管の接合状態を示す
図である。
【図3】他の排水管の断面図である。
【図4】従来の洗い場付き浴槽の排水路構造を示す図で
ある。
【図5】洗い場部のフレーム中に浴槽が落とし込まれる
落とし込み式の洗い場付き浴槽の外観斜視図である。
【符号の説明】
1,1A 洗い場付き浴槽 4 排水エルボ(浴槽排水路) 5 排水管(浴槽排水路) 6 排水トラップ 10 浴槽 42 保護部 50 伸縮部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い場部と浴槽とが一体となった洗い場
    付き浴槽、又は洗い場部のフレーム中に浴槽が落とし込
    まれる落とし込み式の洗い場付き浴槽の浴槽側排水を、
    上記洗い場部の裏面側に設けられた排水トラップまで排
    出する浴槽排水路の一部に、変形容易な軟質材にて形成
    される伸縮部を設けるとともに、この伸縮部を、この伸
    縮部より上記浴槽側の上記浴槽排水路側又は上記排水ト
    ラップ側から延設される保護部で覆っていることを特徴
    とする洗い場付き浴槽の排水路構造。
JP9084735A 1997-03-19 1997-03-19 洗い場付き浴槽の排水路構造 Pending JPH10266293A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013253418A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Toto Ltd 排水栓装置
KR20140007216A (ko) * 2012-07-09 2014-01-17 정진헌 배수트렌치 구조

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