JPH10265878A - 高靭性Ni基合金およびその製造方法 - Google Patents

高靭性Ni基合金およびその製造方法

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JPH10265878A
JPH10265878A JP6958397A JP6958397A JPH10265878A JP H10265878 A JPH10265878 A JP H10265878A JP 6958397 A JP6958397 A JP 6958397A JP 6958397 A JP6958397 A JP 6958397A JP H10265878 A JPH10265878 A JP H10265878A
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alloy
cooling
strength
heat
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Toshiaki Nonomura
敏明 野々村
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱構造部材に適用し得るようにその靭性を
向上した718合金およびその熱処理方法を提供する。 【解決手段】 重量%で、Ni:50.0〜55.0
%、Cr:17.0〜21.0%、CbとTaの1種ま
たは2種:4.75〜5.50%、Mo:2.8〜3.
3%、Ti:0.65〜1.15%、Al:0.2〜
0.8%、C:0.08%以下、Mn:0.35%以
下、Si:0.35%以下、B:0.006%以下、残
部Feおよび不可避的不純物からなり、シャルピー衝撃
値が3.0kgf・m/cm2以上であることを特徴と
する高靭性Ni基合金であり、その熱処理は溶体化処理
を1000℃ないし1050℃で30分間以上保持した
後、空冷し、時効処理を680〜760℃で8〜24時
間保持した後空冷し、また場合によっては溶体化処理後
再溶体化処理も施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた耐食性と靭
性ならびに耐高温特性が要求され、耐熱構造部材として
使用する高靭性Ni基合金およびその製造方法に関す
る。より詳しくは耐熱構造部材として使用するために、
主としてその靭性を改良した718合金として知られて
いるNi基合金およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】718合金は最も広く使用されている鉄
−ニッケル基超合金(スーパーアロイ)のうちの一つで
ある。この合金は、多くの環境での顕著な耐食性に加
え、優れた強度、低サイクル疲労強度およびクリープ強
度を具備しており、加えて溶接が可能であるし、高い加
工性も有している。このため、718合金は航空、宇宙
産業界や発電用ガスタービンの業界で広い範囲に使用さ
れ続けている。また、高強度と優れた耐応力腐食割れ性
が重要な設計規準である原子力発電業界でも一層広範囲
に使用されつつあり、さらには優れた高強度と耐ヒート
クラック性により、押出用のダイスやコンテナ、ライ
ナ、あるいは熱間鍛造用の金型材等の耐熱構造部材とし
ても使用が増大している。
【0003】718合金が当初、航空宇産業界で使用さ
れて以来、この合金に対する熱処理技術は高温強度を最
適な値にするように勘案されてきた。たとえば、このよ
うな熱処理条件として、最も一般的な条件としては、A
MS(Aerospace MaterialSpecification)5663H
(Issued Sep 1965,Revised Jan.1996)に、941〜1
010℃で厚さに応じた適切な時間保持した後、空冷以
上の冷却速度で冷却する溶体化処理を施した後、718
〜760℃で8時間保持して、56℃/時間の速度で炉
冷し、さらに621〜649℃で8時間保持後、空冷す
る時効処理が規定されている。さらに、この規定の範囲
の中で、通常は、980℃の溶体化処理と、720℃で
8時間保持した後、56℃/時間の速度で冷却し620
℃で8時間保持する時効処理が標準的に多用されてい
る。
【0004】上述したような押出用ダイス他の耐熱構造
部材は、耐熱応力や耐ヒートクラック性を付与するため
には、3.0kgf・m/cm2以上のシャルピー値が
必要とされているが、AMS5663に規定されている
熱処理条件によれば、概ね3.0kgf・m/cm2
下、通常1.5〜2.5kgf・m/cm2程度のシャ
ルピー値しか得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】718合金は本来、航
空機用に開発された合金であるために高温強度を最優先
にしており、高靭性を中心には作られていない。確かに
高温強度が高いことは、前述したような用途の構造部材
として重要な因子ではあるが、構造部材が破壊損傷に至
る原因は必ずしも強度不足のみに起因するものではな
く、強度と靭性の組合せによる場合が多い。また、高強
度、低靭性である場合には、一般的にその破壊は急激に
進行し易いが、逆に低強度でも高靭性である場合には比
較的緩やかな破壊となることが知られている。このため
に高靭性材の方が重大な破壊事故に至るまでにその異常
さを検出して対策を講じることの可能性が高く、装置全
体としての信頼性が向上する。
【0006】このように718合金を高温にさらされる
構造材として使用する場合、従来の高温強度を最優先す
る考えのみではなく、靭性を優先して適用した場合が良
い場合も存在するわけであり、使用する目的および部位
等を考慮して高温強度を優先するか、あるいは靭性を優
先するかを選択するのが理想的である。しかしながら、
従来は構造部材として靭性を優先させた718合金につ
いての検討が全くなされておらず、高温強度と靭性のい
ずれを優先するか、その選択の余地がなかったのであ
る。本発明は上記の問題点を解決するためになされたも
のであり、718合金の熱処理条件あるいは熱処理方法
を検討することにより、従来にない靭性優先でしかも高
い強度を兼ね備えた高靭性Ni基合金を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した問
題点を解消するため、従来高温強度優先で低靭性であっ
た718合金において、より高い靭性が得られる熱処理
条件を検討した結果、その最適な条件を見出し、得られ
た強度と靭性を確認して本発明を完成したのである。
【0008】具体的に本発明は、重量%で、Ni:5
0.0〜55.0%、Cr:17.0〜21.0%、C
bとTaの1種または2種:4.75〜5.50%、M
o:2.8〜3.3%、Ti:0.65〜1.15%、
Al:0.2〜0.8%、C:0.08%以下、Mn:
0.35%以下、Si:0.35%以下、B:0.00
6%以下、残部Feおよび不可避的不純物からなる71
8合金のシャルピー衝撃値が3.0kgf・m/cm2
以上であることを特徴とする高靭性Ni基合金である。
【0009】そして、本発明の高靭性Ni基合金の強度
は、常温における引張強さが、120kgf/mm2
上、または650℃における引張強さが90kgf/m
2以上のいずれか一方、または両方を具備してなるこ
とを特徴とするものである。さらに、本発明に係る高靭
性Ni基合金の製造方法は、718合金から製作した耐
熱構造部材の靭性を向上するための製造方法であって、
該耐熱構造部材を1000〜1050℃で30分間以上
保持した後、空冷以上の冷却速度で冷却する溶体化処理
工程と、次いで680〜760℃で8〜24時間保持し
た後空冷する時効処理工程を行なうことを特徴とする製
造方法である。
【0010】また、本発明に係る高靭性Ni基合金の他
の製造方法は、上記の熱処理条件において、溶体化処理
後に930〜980℃で30分間以上保持した後、空冷
以上の冷却速度で冷却する再溶体化処理工程を付加して
時効処理を行なう製造方法である。すなわち、本発明の
最大の特徴は、従来AMSで規定されている溶体化処理
941〜1010℃、時効処理621〜649℃の熱処
理温度を高めて、溶体化処理1000〜1050℃、時
効処理も680〜760℃の高めとすることにより、従
来思いもしなかった3.0kgf・m/cm2以上のシ
ャルピー値を有する718合金を得ることが可能になっ
た点にある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るNi基合金の組成
は、前述したように周知の718合金相当のものである
ので成分限定理由の説明は省略する。本発明の高靭性N
i基合金は、前述したようにその使用目的を押出用のダ
イス、コンテナ、ライナ、熱間鍛造用の金型等としてい
るが、これ等の部材は耐ヒートクラック性の観点から高
靭性値が必要であり、シャルピー値を3.0kgf・m
/cm2以上に規定する。シャルピー値が3.0kgf
・m/cm2に満たないと靭性不足が原因で微細なヒー
トクラックが大割れに進展しやすく、一気に破壊する危
険性があるので、3.0kgf・m/cm2以上のシャ
ルピー値が必要である。
【0012】また、これ等の用途には、引張応力、繰返
しの熱応力、と共に被加工材との間に摩擦も発生するの
で、高靭性と共に高い強度も必要になる。強度が不足す
ると早期にへたりや摩耗が発生し易く、割れも発生しや
すいし、被加工材からの熱影響により昇温するので、高
温での強度も必要になる。そこで、本発明では上述の要
求に対応するため、常温での引張強さを120kgf/
mm2、高温の650℃での引張強さを90kgf/m
2以上に規定する。
【0013】本発明の高靭性Ni基合金は、718合金
がシャルピー衝撃値で示される靭性値を3.0kgf・
m/cm2以上有することを特徴とし、さらには常温に
おける引張強さが120kgf/mm2以上、または6
50℃における引張強さが90kgf/mm2以上のい
ずれか一方または両方を具備するものである。この高靭
性Ni基合金を製造するためには、1000〜1050
℃で30分間以上保持した後、空冷以上の冷却速度で冷
却する溶体化処理と、続く680〜760℃で8〜24
時間保持後空冷する時効処理を行なうことが必要であ
る。さらに、望ましくは溶体化処理と時効処理の間に9
30〜980℃で30分間保持後空冷以上の冷却速度で
冷却する再溶体化処理を加えるのが良い。
【0014】以下に、本発明の熱処理条件の限定理由に
ついて説明する。溶体化処理温度を1000〜1050
℃に限定する。溶体化処理温度1000℃以下では、δ
相を中心とする金属間化合物の析出が多く、また熱間加
工時の加工歪の残存もあるため、十分に軟化させること
ができず、靭性を向上させることができない。また、1
050℃を越えると再結晶により結晶粒の粗大化が顕著
となるために、強度の低下が著しく大きくなり構造材と
して使用するには適当でなくなる。このために、溶体化
処理の温度範囲は1000〜1050℃の範囲に限定す
ることが必要である。保持時間は析出物を十分固溶させ
再結晶を生じさせるためには、少なくとも30分は必要
であるので30分以上とする。冷却はあまり遅いと、冷
却途中で金属間化合物が過度に再析出してしまい、当初
の溶体化処理の目的を果たさなくなってしまうので空冷
以上に限定する。また、熱処理する部材が大型になると
空冷では冷却速度が不足することがあるので、油冷や水
冷など比較的早い冷却速度を状況に応じて適宜適用すれ
ばよい。
【0015】時効処理は、680〜760℃×6〜24
時間に規定する。時効処理ではγ″(Ni3Nb)およ
びγ′(Ni3(Al,Ti))の析出により強度が大
幅に向上する。時効処理温度680℃以下ではγ″およ
びγ′は非常に微細に析出するけれども、十分な強度が
得られる析出量とするためには、非常長時間を必要と
し、工業的ではなくなるので、時効処理温度は680℃
以上が必要である。また、逆に時効処理温度が760℃
以上ではγ″の析出は急速に進み、比較的短時間での時
効処理が可能となるが、γ″の大きさは粗大となり過ぎ
て靭性は高いものの、やはり十分な強度を得ることがで
きなくなるので上限は760℃以下とする。
【0016】保持時間も時効処理の重要な要素である。
保持時間が6時間未満では、十分なγ″およびγ′の析
出が得られず、所定の強度が得られないので6時間以上
保持することが重要である。逆に時効保持時間が24時
間を越える場合、特に高温での処理の場合には、過時効
となり、やはり十分な強度が得られなくなるうえに、必
要以上に長時間の時効処理は経済的ではなく工業的にも
不向きであるので、上限は24時間以下に限定する。
【0017】したがって、時効時間は、680〜780
℃の時効温度範囲において、6〜24時間の範囲が適切
であるが、この中にあっても処理温度が高ければ短時間
側とし、処理温度が低ければ長時間側とするのがより適
切である。具体的には所定の強度と靭性の特性バランス
の得られる適切な組合せとなるように、この範囲内にて
調整してやることが望ましい。
【0018】また、さらには前記溶体化処理と時効処理
の間に930〜980℃で30分間以上保持後空冷以上
で冷却する再溶体化処理を入れても良いが、この再溶体
化処理を入れることによりδ相の粒界への析出が生じ、
高温で延性が向上し切欠感受性が向上する。このような
高温のδ相の粒界析出は930〜980℃の温度範囲が
適切であり、かつ均一に析出するのには30分間以上の
保持が必要となるので、930〜980℃で30分間以
上の保持に規定する。冷却はあまり遅いと冷却途中で金
属間化合物が過度に析出してしまうので空冷以上とする
ことが必要である。
【0019】すなわち、従来の高温強度最優先で低靭性
であった718合金において、靭性を最優先させた熱処
理方法を検討し、高靭性Ni基合金とすることで、使用
目的および部位に応じた718合金の使い分けについて
の選択枝を用途に応じて与えるものであり、ひいては装
置全体としての信頼性の向上ができたのである。
【0020】
【実施例】以下に実施例と比較例に基づいて本発明を詳
しく説明する。まず表5に示す組成の718合金で25
mmφの棒材を準備した。この718合金のφ25mm
の棒材に対して、表1に示す条件で熱処理を実施した。
そして、この熱処理を実施した棒材の常温の引張試験結
果、高温(650℃)での引張試験結果および常温での
シャルピー衝撃試験結果を表2にそれぞれまとめて示
す。表2の比較例1,5,6および本発明例2,3,4
を比べると明らかなように、時効温度が本発明条件より
も低温、あるいは高温の場合は衝撃値は高いものの、常
温および高温の強度が従来合金に比べても低くなり過ぎ
るし、同様に溶体化処理温度が本発明条件よりも高い比
較例10も、本発明例7〜9に比べて靭性は高いものの
強度が大幅に低くなっている。
【0021】逆に、溶体化処理温度が低い比較例11,
12は強度は高いものの、靭性は低いレベルとなってお
り、特に比較例12の熱処理は、高温強度を重視したジ
ェットエンジン業界で使用されている現在の標準的な熱
処理方法であるが、その靭性レベルは非常に低い値にな
っている。本発明例13は、本発明例3に再溶体化処理
を追加したものである。強度レベル、靭性レベルともに
ほとんど差異はない。しかしながら、表3に示すように
再溶体化処理を施した方が、650℃でのストレスラプ
チャーの延性が向上しており、切欠感受性が向上してい
ることがわかる。
【0022】表4は、本発明をCu押出用のインナライ
ナに適用し、その寿命をプッシュ数で比較したものであ
る。押出用のインナライナでは、耐ヒートクラック性が
特に要求されるために、高温強度が高いだけではなく、
より高靭性であることが重要であるが、従来の熱処理条
件である比較例の熱処理品に比べて、本発明例3の熱処
理条件でのライナでは、寿命(プッシュ数)が2倍強に
まで延びており、本発明の高靭性化の効果が顕著に現わ
れている。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による高靭
性Ni基合金およびその製造方法によれば、従来の高温
強度最優先の合金および熱処理に比べて、押出用のダイ
ス、コンテナ、ライナ、あるいは熱間鍛造用の金型等の
耐熱構造部材に適用できるように大幅な靭性の向上を得
ることが可能となる。この結果、その使用する目的およ
び部位を考慮して、強度重視か、あるいは靭性重視から
の選択が可能となり、その構造物に最も適した機械的性
質および熱処理条件の選択ができるようになり、ひいて
は構造物の長寿命化および信頼性が向上する利点がある
ので、本発明の工業上の効果は非常に大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/00 691 C22F 1/00 691C 1/10 1/10 H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、Ni:50.0〜55.0
    %、Cr:17.0〜21.0%、CbとTaの1種ま
    たは2種:4.75〜5.50%、Mo:2.8〜3.
    3%、Ti:0.65〜1.15%、Al:0.2〜
    0.8%、C:0.08%以下、Mn:0.35%以
    下、Si:0.35%以下、B:0.006%以下、残
    部Feおよび不可避的不純物からなり、シャルピー衝撃
    値が3.0kgf・m/cm2以上であることを特徴と
    する高靭性Ni基合金。
  2. 【請求項2】 常温における引張強さが、120kgf
    /mm2以上、または650℃における引張強さが90
    kgf/mm2以上のいずれか一方、または両方を具備
    してなることを特徴とする請求項1に記載の高靭性Ni
    基合金。
  3. 【請求項3】 718合金から製作した耐熱構造部材の
    靭性を向上するための製造方法であって、該耐熱構造部
    材を1000〜1050℃で30分間以上保持した後、
    空冷以上の冷却速度で冷却する溶体化処理工程と、次い
    で680〜760℃で8〜24時間保持した後空冷する
    時効処理工程とからなることを特徴とする高靭性Ni基
    合金の製造方法。
  4. 【請求項4】 718合金から製作した耐熱部材の靭性
    を向上するための製造方法であって、該耐熱構造部材を
    1000〜1050℃で30分間以上保持した後、空冷
    以上の冷却速度で冷却する溶体化処理工程と、さらに9
    30〜980℃で30分間以上保持した後空冷以上の冷
    却速度で冷却する再溶体化処理工程と、次いで680〜
    760℃で8〜24時間保持した後空冷する時効処理工
    程とからなることを特徴とする高靭性Ni基合金の製造
    方法。
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