JPH10265829A - アルミナ−カーボン質ガス吹き込み用プラグ - Google Patents
アルミナ−カーボン質ガス吹き込み用プラグInfo
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- JPH10265829A JPH10265829A JP9018297A JP9018297A JPH10265829A JP H10265829 A JPH10265829 A JP H10265829A JP 9018297 A JP9018297 A JP 9018297A JP 9018297 A JP9018297 A JP 9018297A JP H10265829 A JPH10265829 A JP H10265829A
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Abstract
に複数個の金属製細管のガス吹込み用貫通孔パイプ1を
内設したアルミナ−カ−ボン質ガス吹込み用プラグにお
いて、各金属製細管のガス吹込み用貫通孔パイプ1の外
周にMgO質コ−ティング材をコ−ティングしたMgO
質コ−ティング層2を有することを特徴とするアルミナ
−カ−ボン質ガス吹込み用プラグを提供するものであ
る。 【効果】 貫通孔ステンレスパイプの外周にMgO質コ
−ティング層を設けることにより、スピネルの生成によ
る強度の向上とステンレスパイプとアルミナ−カ−ボン
質耐火物との反応による炭化クロムの生成を抑制し、ス
テンレスパイプの劣化を防ぐことにより実炉耐用指数が
従来品の160に対して320となり、2倍以上の大き
な効果となる。
Description
溶融金属の精錬炉に装着する貫通孔を有する底吹きプラ
グに関するものである。
−ボン質耐火物のガス吹込みプラグを使用しているが、
ガス吹込み用貫通孔パイプ周りの溶損が大きく、強度の
向上、および耐食性が望まれている。
ための貫通孔として使用するステンレスパイプは熱に対
して非常に溶融し易く、劣化し易いことから、ガス吹込
みプラグの溶損はステンレスパイプを中心に溶損してい
る。また、使用中はステンレスパイプの内側はガスが流
れるため冷却されているが、ステンレスパイプの外側は
熱伝導が高いアルミナ−カ−ボン質耐火物と接している
ため高温となる。したがって、ステンレスパイプの外周
は常時高温で還元雰囲気にさらされている状態にあり、
ステンレスパイプの劣化が進む、劣化は特にステンレス
パイプに含まれるCrがアルミナ−カ−ボン質耐火物の
カ−ボンと結合してCrC2等の炭化クロムが生成する
ことにより、より進行することになり、このステンレス
パイプの劣化はガス吹込み用プラグの耐用寿命を短くす
る一つの要因になっている。
黒鉛を含有するアルミナ−カ−ボン質耐火物3よりなる
ガス吹込み用プラグの複数本のステンレスパイプのガス
吹込み用貫通孔パイプ1の外周にそれぞれMgO質超微
粉10〜99重量%を主成分とし、SiO2、Al
2O3、ZrO2等の酸化物および金属アルミニウムまた
はAl−Mg合金等の金属微粉0.1〜50重量%を含
有し、カ−ボンを含有しないMgOコ−ティング材を
0.01〜3.0mmの厚さのMgO質コ−ティング層2
として塗布コ−ティングすることを特徴とするアルミナ
−カ−ボン質ガス吹込み用プラグである。
ング層2をつくることにより、ステンレスパイプ1がア
ルミナ−カ−ボン質3と直接的に接触することをさける
ことにより、アルミナ−カ−ボン質3中のカ−ボンとス
テンレスパイプに含まれるCrとの結合を防ぎ、ステン
レスパイプの劣化を抑制するものである。また、MgO
コ−ティング材は、MgO超微粉10〜99重量%を主
成分とすることによりアルミナ−カ−ボン質耐火物3に
含まれるアルミナと反応させ、スピネルを生成させるこ
とにより、ステンレスパイプ1近傍の耐摩耗性を向上さ
せ、ガス吹込み用プラグの耐用寿命が向上する。
0重量%以下では本発明の効果の一つでありアルミナ−
カ−ボン質耐火物中のアルミナと反応してスピネルを生
成させることができないためで10〜99重量%が適正
範囲である。SiO2、Al2O3、ZrO2等の酸化物、
金属アルミニウムまたはAl−Mg合金等の金属微粉
0.1〜50重量%の添加はMgO質コ−ティング層の
焼結を向上させるためである。
以下では薄膜すぎて炭化クロムが生成する危険があり、
3.0mm以上ではコ−ティング層の剥離の危険があり
0.01〜3.0mmが適正範囲である。
0mmのステンレスパイプ1の外周にMgO超微粉90重
量%、SiO210重量%含有するMgOコ−ティング
材の水系溶液を作製し、MgO質コ−ティング層2とし
て0.1mmの厚さに塗布コ−ティングした。このMgO
質コ−ティング層2を有するステンレスパイプをガス吹
込み用貫通孔パイプ1として用いてアルミナ−カ−ボン
質耐火物3中に内設して成形し、図1、図2に示す金属
溶融還元炉のガス吹込み用プラグを製造し、実炉実験を
行った。
吹込み用プラグは貫通孔ステンレスパイプの外周にMg
O質コ−ティング層を設けることにより、スピネル生成
による強度向上とステンレスパイプとアルミナ−カ−ボ
ン質耐火物との反応による炭化クロムの生成を抑制し、
ステンレスパイプの劣化を防ぐことにより実炉耐用指数
が従来品の160に対して320となり2倍以上の大き
な効果になることが判明した。
る。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 カ−ボンおよび黒鉛を含有する耐火物中
に複数本の金属製細管のガス吹込み用貫通孔パイプを内
設したアルミナ−カ−ボン質ガス吹込み用プラグにおい
て、各金属製細管のガス吹込み用貫通孔パイプの外周に
MgO質コ−ティング材をコ−ティングしたMgO質コ
−ティング層を有することを特徴とするアルミナ−カ−
ボン質ガス吹込み用プラグ。 - 【請求項2】 複数本の金属製細管のガス吹込み用貫通
孔パイプがステンレスパイプの貫通孔で、O2、CO2、
Ar、N2等のガスを吹込むことを特徴とする請求項1
記載のアルミナ−カ−ボン質ガス吹込みプラグ。 - 【請求項3】 MgOコ−ティング材はMgO質超微粉
10〜99重量%を主成分とし、SiO2、Al2O3、
ZrO2等の酸化物および金属アルミニウムまたはAl
−Mg合金等の金属微粉0.1〜50重量%含有し、カ
−ボンを含有しないセラミックス系の水溶液であること
を特徴とする請求項1、2記載のアルミナ−カ−ボン質
ガス吹込み用プラグ。 - 【請求項4】 ガス吹込み用貫通孔パイプにMgO質コ
−ティング材をコ−ティングしたMgO質コ−ティング
層の厚みが0.01〜3.0mmであることを特徴とする
請求項1、2、3記載のアルミナ−カ−ボン質ガス吹込
み用プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09018297A JP3662094B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | アルミナ―カーボン質ガス吹込み用プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09018297A JP3662094B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | アルミナ―カーボン質ガス吹込み用プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10265829A true JPH10265829A (ja) | 1998-10-06 |
JP3662094B2 JP3662094B2 (ja) | 2005-06-22 |
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ID=13991355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09018297A Expired - Fee Related JP3662094B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | アルミナ―カーボン質ガス吹込み用プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3662094B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100749659B1 (ko) * | 2001-05-04 | 2007-08-14 | 주식회사 포스코 | 전로의 출강구 슬리브 보강기능을 갖춘 플러그 |
WO2012005119A1 (ja) | 2010-07-06 | 2012-01-12 | 品川リフラクトリーズ株式会社 | ガス吹き込みノズル |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP09018297A patent/JP3662094B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100749659B1 (ko) * | 2001-05-04 | 2007-08-14 | 주식회사 포스코 | 전로의 출강구 슬리브 보강기능을 갖춘 플러그 |
WO2012005119A1 (ja) | 2010-07-06 | 2012-01-12 | 品川リフラクトリーズ株式会社 | ガス吹き込みノズル |
US9109838B2 (en) | 2010-07-06 | 2015-08-18 | Shinagawa Refractories Co., Ltd. | Gas blowing nozzle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3662094B2 (ja) | 2005-06-22 |
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