JPH10265775A - 残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法 - Google Patents

残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法

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JPH10265775A
JPH10265775A JP8997797A JP8997797A JPH10265775A JP H10265775 A JPH10265775 A JP H10265775A JP 8997797 A JP8997797 A JP 8997797A JP 8997797 A JP8997797 A JP 8997797A JP H10265775 A JPH10265775 A JP H10265775A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原料アルミナ粉末に由来する粒径を殆ど損な
わない残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方
法を得ることにより、原料アルミナ粉末に由来する残光
特性を有するアルミン酸塩系蛍光体を得る。 【解決手段】 原料アルミナと、このアルミナと母結晶
を共に形成する1つ以上の金属元素と、付活剤と、場合
においては共付活剤とを混合した後に予め定められた温
度で焼成する残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の
製造方法において、原料アルミナとして予め定められた
平均粒子径と粒度分布とを有するα−アルミナ粉末を用
い、各原料を混合した後の焼成の際に、原料α−アルミ
ナ粉末をフラックスによる溶融を行わせずに焼成する方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線、可視光で
励起されて長時間(数10分〜数時間)の残光特性を示
す蓄光材等に使用される残光特性を有するアルミン酸塩
系蛍光体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、夜間表示や夜光時計用として、放
射性物質を蛍光体に添加した自発光性夜光塗料が利用さ
れてきた。最近に至り放射性物質を用いない長時間の残
光性を有する蓄光性蛍光体の応用が広く検討されてい
る。蓄光性蛍光体としては、例えばユーロピウム付活ス
トロンチウムアルミネイトが主として検討されている
(特許第2543825号公報)。
【0003】蛍光体の特性は、蛍光体粒子の一次粒子径
に影響を受け、発光効率は蛍光体粒子が大きいほうが高
いことはよく知られている。蓄光性蛍光体においても残
光輝度は一次粒子径に比例して高くなると言われてい
る。そのため通常20μmから50μm の一次粒子径の
蓄光性蛍光体が使用されている。
【0004】さらに、蛍光体の発光特性は微量不純物に
大きく影響を受けることはよく知られている。そのた
め、残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の基体とな
るアルミネイトには、高純度に精製した高純度α−アル
ミナあるいは高純度γ−アルミナ等の高純度アルミナ粉
末が主原料として用いられ、焼成の際にフッ化アルミニ
ウム等をフラックスとして添加して製造される。これら
高純度アルミナ粉末は、一次粒子径が微細で通常1μm
未満であり、フラックスによって焼成の際に溶融される
ため、堅い凝集粒子を形成する。
【0005】一方、この堅い凝集粒子を粉砕により低減
することもできるが、凝集粒子の残留や粉砕にともなう
微粒子の生成により粉砕後の粒度分布は広いものとな
る。そのためこれらの高純度アルミナ粉末を用いて合成
された蛍光体は、サブミクロンから約100μm の広い
粒度分布からなる粉末である。
【0006】すなわち、残光特性を有するアルミン酸塩
系蛍光体は、原料アルミナとして1μm 未満の微細な高
純度アルミナ原料を用い、高温焼成によりサブミクロン
から約200μm の蛍光体粒子に成長する。そのため、
焼成後の蛍光体粒子は粒度分布が広くかつ強く凝集して
おり、粉砕する必要がある。加えて分級により微粒子お
よび粗大粒子を除去することが必須である。その結果、
粉砕による一次粒子の破壊や結晶性の不均一化を原因と
する残光特性の低下、さらには蛍光体粒子としての歩留
まりが低い等大きな問題があった。
【0007】したがって、これまで粉砕が容易でかつ微
粒子が少なく残光特性に優れ、製品歩留まりが高い残光
特性を有する小粒子(例えば、10μm以下の)アルミ
ン酸塩系蛍光体は、未だ得られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、原料アルミ
ナ粉末に由来する粒子径を殆ど損なわない残光特性を有
するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法を得ることによ
り、原料アルミナ粉末に由来する残光特性を有するアル
ミン酸塩系蛍光体を得ることを目的とする。また、たと
え粉末同士がくっついたとしても粉砕が容易でかつ微粒
子が少ないため残光特性に優れ、製品歩留まりが高いこ
とを特徴とする残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体
の製造方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明に係る残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造
方法は、原料アルミナと、このアルミナと母結晶を共に
形成する1つ以上の金属元素と、付活剤と、場合におい
ては共付活剤とを混合した後に予め定められた温度で焼
成する残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方
法において、原料アルミナとして予め定められた平均粒
子径と粒度分布とを有するα−アルミナ粉末を用い、各
原料を混合した後の焼成の際に、原料α−アルミナ粉末
をフラックスによる溶融を行わせずに焼成する方法であ
る。
【0010】請求項2に記載された発明に係る残光特性
を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法は、一般式 aMO・Al23 (Mはストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、
バリウム(Ba)からなる群から選ばれる少なくとも1
つ以上の金属元素からなる化合物、aは0. 5から1.
1)で示される複合酸化物基体に、付活剤としてのユー
ロピウム(Eu)がMで表わす金属元素に対するモル%
で0.002%以上20%以下添加され、更に、共付活
剤として、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラ
セオジウム(Pr)、ネオジウム(Nd)、サマリウム
(Sm)、ガドリニウム(Gd)テルビウム(Tb)、
ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビ
ウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Y
b)、ルテチウム(Lu)、マンガン(Mn)、スズ
(Sn)、ビスマス(Bi)、スカンジウム(Sc)か
らなる群の少なくとも1つ以上の元素がMで表わす金属
元素に対するモル%で0.002%以上20%以下添加
された残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体を合成す
るにあたり、原料アルミナとして予め定められた平均粒
子径と粒度分布とを有するα−アルミナ粉末を用い、前
記原料アルミナ粉末と、選ばれた前記金属元素と付活剤
と共付活剤とを混合した後の焼成の際に、融剤の添加な
しに予め定められた温度で焼成する方法である。
【0011】請求項3に記載された発明に係る残光特性
を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法は、一般式; (Sr,Eu,Pb,Dy)O・y(Al,Bi)2
3 (但し、0.83≦y≦1.67) で示されるEu2+付活ストロンチウム・アルミネイト系
蛍光体を母体とする残光特性を有するアルミン酸塩系蛍
光体を合成するにあたり、原料アルミナとして予め定め
られた平均粒子径と粒度分布とを有するα−アルミナ粉
末を用い、前記原料アルミナ粉末と、選ばれた前記金属
元素と付活剤と共付活剤とを混合した後の焼成の際に、
融剤の添加なしに予め定められた温度で焼成する方法で
ある。
【0012】請求項4に記載された発明に係る残光特性
を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法は、請求項1
〜3の何れかに記載された原料アルミナ粉末として、一
次粒子径が0. 3μm 以上で30μm 以下の実質的に破
砕面を有しないα−アルミナ粉末を用いる方法である。
【0013】請求項5に記載された発明に係る残光特性
を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法は、一般式; (Sr,Eu,Dy)O・Al23 で示された残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体を合
成するにあたり、原料アルミナとして一次粒子径が0.
3μm 以上で30μm 以下の実質的に破砕面を有しない
α−アルミナ粉末を用い、前記原料アルミナ粉末と、選
ばれた前記一般式の原料金属元素と付活剤と共付活剤と
を混合した後の焼成の際に、融剤の添加なしに予め定め
られた温度で焼成する方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明は、原料アルミナとして予め定められた平均粒子径
と粒度分布とを有するα−アルミナ粉末を用い、各原料
を混合した後の焼成の際に、原料α−アルミナ粉末をフ
ラックスによる溶融を行わせずに焼成する方法であるた
め、原料アルミナ粉末に由来する大きさの粒子径の残光
特性を有するアルミン酸塩系蛍光体が得られる。即ち、
フラックスによる溶融を行わせずに焼成することによ
り、隣接するα−アルミナ粉末の部分的な溶融はある
が、α−アルミナ粉末全体は溶融せずに焼成される。こ
のため、原料α−アルミナ粉末に由来する粒子径を維持
する残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体が得られ
る。
【0015】従って、原料アルミナとして所望の平均粒
子径と粒度分布とを有するものを選ぶことにより、粉砕
による一次粒子の破壊や結晶性の不均一化を原因とする
残光特性の低下、さらには蛍光体粒子としての歩留まり
が低い等の問題のない残光特性を有するアルミン酸塩系
蛍光体が得られる。
【0016】これを詳しく説明するならば、本発明の製
造方法で得られた残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光
体は、フラックスによる溶融を行わせずに焼成すること
により、隣接するα−アルミナ粉末の部分的な溶融はあ
るが、α−アルミナ粉末全体は溶融せずに焼成される。
これに付いては、電子顕微鏡による観察では、原料α−
アルミナ粉末の種類及び一次粒子径の大きさによって得
られた蛍光体に相違が見られた。
【0017】実質的に破砕面を有する一般のα−アルミ
ナ粉末を用いて、焼成の際にフラックスを添加せずに焼
成した場合には、原料α−アルミナ粉末の全ては溶融し
ないが、破砕面を構成する部分の角が一部溶融して、焼
成された結晶は所謂「角が丸くなった」状態となり、原
料α−アルミナ粉末の外観を殆ど維持したままの蛍光体
が焼成される。特に、原料α−アルミナ粉末の一次粒子
径がより小さければ、α−アルミナ粉末の隣接する粒子
同士が互いに融合して一次粒子径が数μm 程度の液滴状
の粒子となり、更に、この融合した数μm 程度の粒子が
弱い力で接着している状態で焼成される。
【0018】この得られた残光特性を有するアルミン酸
塩系蛍光体は、この融合体同士が弱い力で接着している
状態で焼成されるため、融合体同士の接着をほぐす程度
の力で容易にばらばらになる。従って、解砕が容易でか
つ微粒子が少ないため残光特性に優れ、製品歩留まりが
高い残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体が容易に得
られる。
【0019】一方、一次粒子径が0. 3μm 以上で30
μm 以下の実質的に破砕面を有しないα−アルミナ粉末
では角がない。従って、原料α−アルミナ粉末の一次粒
子径がより小さければ、α−アルミナ粉末の隣接する粒
子同士が互いに融合して一次粒子径が数μm 程度の液滴
状の粒子となり、更に、この融合した数μm 程度の粒子
が弱い力で接着している状態で焼成される。詳しくは、
原料α−アルミナ粉末の粒子径が約1μm より小さけれ
ば、隣接するα−アルミナ粉末粒子の表層の一部同士が
互いに融合して一次粒子径が数μm 程度の粒子となり、
更に、この融合した数μm 程度の粒子同士が弱い力で接
着している状態で焼成される。これに対して、原料α−
アルミナ粉末の一次粒子径が約1μm よりも大きけれ
ば、原料のα−アルミナ粉末の粒子が溶融せずにそのま
まの粒子径を維持し、互いに隣接する粒子が、弱い力で
接着している状態で焼成される。
【0020】この得られた残光特性を有するアルミン酸
塩系蛍光体は、原料のα−アルミナ粉末の粒子表層の一
部同士が、前述の実質的に破砕面を有する一般のα−ア
ルミナ粉末よりもはるかに弱い力で接着している状態で
焼成されるため、この粒子同士の接着をほぐす程度のよ
り弱い力で容易にばらばらになり、解砕が容易でかつ微
粒子が発生が少ない。従って、解砕が極めて容易でかつ
微粒子が少ないため、残光特性に優れ、製品歩留まりが
高い残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体が容易に得
られる。
【0021】本発明で製造される具体的な残光特性を有
するアルミン酸塩系蛍光体としては、アルミン酸塩を母
結晶に含む蛍光体であればよい。例えば特許第2543
825号公報及び特願平7−112574号公報に記載
された数10分〜数時間の残光特性を有するアルミン酸
塩系蛍光体が例示される。
【0022】具体的には、一般式 aMO・Al23 (Mはストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、
バリウム(Ba)からなる群から選ばれる少なくとも1
つ以上の金属元素からなる化合物、aは0. 5から1.
1)で示される複合酸化物基体に、付活剤としてのユー
ロピウム(Eu)がMで表わす金属元素に対するモル%
で0.002%以上20%以下添加され、更に、共付活
剤として、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラ
セオジウム(Pr)、ネオジウム(Nd)、サマリウム
(Sm)、ガドリニウム(Gd)テルビウム(Tb)、
ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビ
ウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Y
b)、ルテチウム(Lu)、マンガン(Mn)、スズ
(Sn)、ビスマス(Bi)、スカンジウム(Sc)か
らなる群の少なくとも1つ以上の元素がMで表わす金属
元素に対するモル%で0.002%以上20%以下添加
された残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体が例示さ
れる。
【0023】例えば、残光特性を有するアルミン酸塩系
蛍光体が一般式aMO・Al23で示される複合酸化
物基体にユーロピウムが付活剤として、さらにジスプロ
シウム、ネオジウムから選ばれる少なくとも1種の金属
元素が共付活剤として添加された化合物の場合、aが
0. 5から1. 1の範囲にあることが好ましい。
【0024】また、具体的には、残光特性を有するアル
ミン酸塩系蛍光体が一般式aSrO・Al23 で示さ
れる複合酸化物基体にユーロピウムが付活剤として、さ
らにジスプロシウム共付活剤として添加された化合物の
場合、aが0. 9から1. 1の範囲にあることが好まし
い。更に、残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体が一
般式aCaO・Al23 で示される複合酸化物基体に
ユーロピウムが付活剤として、さらにネオジウムが共付
活剤として添加された化合物の場合、aが0.9から1.
1の範囲にあることが好ましい。
【0025】更に、例えば、残光特性を有するアルミン
酸塩系蛍光体が一般式aSrO・Al23 で示される
複合酸化物基体にユーロピウムが付活剤として、さらに
ジスプロシウムが共付活剤として添加された化合物の場
合、ユーロピウムの添加量が0. 01aから0. 1a、
ジスプロシウムの添加量が0. 02aから0. 2aの範
囲にあることが好ましい。例えば、残光特性を有するア
ルミン酸塩系蛍光体が一般式aCaO・Al23 で示
される複合酸化物基体にユーロピウムが付活剤として、
さらにネオジウムが共付活剤として添加された化合物の
場合、ユーロピウムの添加量が0. 01aから0. 1
a、ネオジウムの添加量が0. 02aから0. 2aの範
囲にあることが好ましい。これら好ましい範囲より少量
あるいは多量の付活剤添加は輝度を低下させるため好ま
しくない。
【0026】また、共付活剤としてランタン(La)、
セリウム(Ce)、プラセオジウム(Pr)、ネオジウ
ム(Nd)、サマリウム(Sm)、ガドリニウム(G
d)テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホ
ルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(T
m)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)、
マンガン(Mn)、スズ(Sn)、ビスマス(Bi)、
スカンジウム(Sc)からなる群の少なくとも1種の金
属元素を一般式aMO・Al23 で示される複合酸化
物基体において0. 001aから0. 1a添加すること
ができる。
【0027】また、一般式; (Sr,Eu,Pb,Dy)O・y(Al,Bi)2
3 (但し、0.83≦y≦1.67) で示されるEu2+付活ストロンチウム・アルミネイト系
蛍光体を母体とする残光特性を有するアルミン酸塩系蛍
光体が例示される。
【0028】この残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光
体は、yの範囲が、0.83≦y≦1.67であり、各
元素の組成割合(モル)は、0.016≦Eu≦0.0
33,0.006≦Pb≦0.017,0.050≦D
y≦0.133,1.655≦Al≦3.334,0.
0030≦Bi≦0.0100であり、より好ましい態
様としては、1.00≦y≦1.15,0.020≦E
u≦0.023,0.010≦Pb≦0.011,0.
05≦Dy≦0.133,1.994≦Al≦2.29
64,0.0036≦Bi≦0.006である。更に好
ましい態様としては、y=1,0.017≦Eu≦0.
03,0.008≦Pb≦0.017,0.08≦Dy
≦0.11,1.994≦Al≦1.9964,0.0
036≦Bi≦0.006である。
【0029】尚、この残光特性を有するアルミン酸塩系
蛍光体のストロンチウム(Sr)の数モル%(好ましく
は1.3%〜2.6モル%)が、亜鉛で置換された組成
を有してもよい。
【0030】本発明で用いる予め定められた平均粒子径
と粒度分布とを有するα−アルミナ粉末としては、残光
特性を有するアルミン酸塩系蛍光体として求める平均粒
子径と粒度分布とを考慮して選ばれる。このα−アルミ
ナ粉末としては、求める平均粒子径と粒度分布とを有し
ていれば、実質的に破砕面を有する一般のα−アルミナ
粉末を用いることができる。また、一次粒子径が0. 3
μm 以上で30μm 以下の実質的に破砕面を有しないα
−アルミナ粉末を用いることができる。この実質的に破
砕面を有しないα−アルミナ粉末は、住友化学工業株式
会社からアドバンストアルミナの商品名で販売されてお
り、凝集粒子がほとんど無く、粒度分布がシャープであ
る。
【0031】アルミン酸塩を構成するストロンチウム、
カルシウム、亜鉛、鉛あるいはビスマス等の化合物粉末
としては酸化物、あるいは水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、
ハロゲン化物など高温で分解し酸化物になりうるものが
使用出来る。
【0032】発光を生じさせるための付活剤となるユー
ロピウム及び共付活剤となるジスプロシウム、ネオジウ
ム等の原料としては、酸化物、あるいは水酸化物、炭酸
塩、硝酸塩、ハロゲン化物など高温で分解し酸化物にな
りうるものが使用出来る。
【0033】これら原料をボールミル、V型混合機等を
用い混合した後、1100から1800℃にて数時間焼
成する。さらに上記方法にて得られた生成物をボールミ
ル、自動乳鉢、ジェットミル等を用い解砕した後、必要
に応じ分級する。
【0034】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0035】なお、本発明における各種の測定は次のよ
うにして行った。 1.α−アルミナ粉末の特性評価 (1)α−アルミナ粉末の一次粒子径は、α−アルミナ
粉末のSEM(走査型電子顕微鏡、日本電子株式会社
製:T−300)写真から80ないし100個の粒子を
選び出して画像解析を行い、円相当径の平均値を求め
た。円相当径とは、面積が等しい真円の直径に換算した
値である。 (2)α−アルミナ粉末の平均粒子径(D50)及び粒
度分布(D90/D10)は、レーザー散乱法を測定原
理とするマスターサイザー(マルバーン社製)を用いて
測定した。 (3)α−アルミナ粉末の比表面積はBET法を測定原
理とする (4)α−アルミナ粉末の純度分析は発光分析装置(島
津製作所製 CQM−75)を用いて行った。 (5)α−アルミナ粉末の粒子形状は走査型電子顕微鏡
(日本電子株式会社製:T−220A)を用いて撮影し
た。
【0036】2.残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光
体の特性評価 (1)残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の平均粒
子径(D50)及び粒度分布(D90/D10)は、レ
ーザー散乱法を測定原理とするSKレーザーミクロンサ
イザー(セイシン企業製)を用いて測定した。 (2)残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の粒子形
状は走査型電子顕微鏡(日本電子株式会社製:T−22
0A)を用いて撮影した。 (3)残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の発光強
度は蛍光分光光度計(オプトリサーチ社製)を用いて測
定した。 (4)残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の残光強
度は以下の方法により実施した。蛍光体粉末を試料容器
に充填し(直径38mm,厚さ5mm)、16時間暗所
に保管した後、試料容器の150mm高さに設置した蛍
光灯を10分間照射した。照射停止した後一定時間経過
した時の残光強度を輝度計(松下電子工業R&Dセンタ
ー製:5712型)及び光電管(浜松ホトニクス製:R
847型)を用いて測定した。
【0037】実施例(フラックスを用いない高残光性酸
塩系蛍光体の製造) (Sr0.988 ,Eu0.010 ,Dy0.002 )O・Al2
3 で示される残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体を
フラックスを添加せずに焼成した。用いた原料は次の通
りである。炭酸ストロンチウム(SrCO3 )、酸化ユ
ーロピウム(Eu23 )、酸化ジスプロシウム(Dy
23 )、α−アルミナ粉末(α−Al23 )、
【0038】α−アルミナ粉末として、実質的に破砕面
を有しないα−アルミナ粉末AA−07,AA−3,A
A−5(商品名「アドバンストアルミナ」、住友化学株
式会社製)及びRA−40を(市販品、岩谷化学工業株
式会社製)用いた。用いた原料α−アルミナ粉末の平均
粒子径,粒度分布の粒子径特性は次の表1に示す通りで
ある。また、用いた原料α−アルミナ粉末の走査型電子
顕微鏡での粒子形状を各々図1〜図4の図面代用写真に
示す。
【0039】
【表1】
【0040】上記原料をボールミルにて十分に混合し、
還元性雰囲気中1300℃で3時間焼成した後、得られ
た酸化物を自動乳鉢にて20分間粉砕して各蛍光体を得
た。尚、比較例として、市販の残光特性を有するアルミ
ン酸塩系蛍光体CP-05 6C30(市販品、商品名「ピカリ
コ」、ケミテック株式会社製)を自動乳鉢にて120分
間粉砕したCP-05 6C30SSを用いた。
【0041】得られた蛍光体の残光強度等の特性を表2
に、平均粒子径,粒度分布の粒子径特性を表3に示す。
尚、残光強度はCP-05 6C30(市販品、商品名「ピカリ
コ」、ケミテック株式会社製)を自動乳鉢にて120分
間粉砕したもの(CP-05 6C30SS)を100%として計算
した値である。尚、得られた残光特性を有するアルミン
酸塩系蛍光体の走査型電子顕微鏡での粒子形状を各々図
5〜図8の図面代用写真に示す。また、図9に比較とし
た残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体CP-056C30の
走査型電子顕微鏡での粒子形状の図面代用写真を、図1
0に図9の蛍光体の破砕物(CP-05 6C30SS)の走査型電
子顕微鏡での粒子形状の図面代用写真を示す。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】図1〜図4までの原料と、図5〜図8まで
の焼成物とを比較して判るように、電子顕微鏡による観
察では、焼成の際にフラックスを添加せずに焼成するこ
とにより、α−アルミナが溶融せずに焼成され、原料の
α−アルミナ粉末が溶融せずにそのままの粒子径を維持
しつつ、残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体が得ら
れる。
【0045】しかしながら、表1及び表3を比較する
と、レーザー散乱法を測定原理とする得られた残光特性
を有するアルミン酸塩系蛍光体の平均粒子径の測定値
は、実質的に破砕面を有しないAA−07,AA−3,
AA−5及び破砕面を有するRA−40を用いたもので
は、焼成する前のα−アルミナ粉末原料の平均粒子径が
0.66μm〜4.7μmと広い範囲の平均粒子径のも
のを用いているが、得られた焼成後の残光特性を有する
アルミン酸塩系蛍光体の平均粒子径は、6.4μm〜1
0.9μmと原料α−アルミナ粉末の平均粒子径の値の
約13倍〜約2.3倍の値を示す。
【0046】これは、図1〜図4までの原料と、図5〜
図8までの焼成物とを比較して判るように、原料α−ア
ルミナ粉末の一次粒子径が小さければ、α−アルミナ粉
末の隣接する粒子同士が互いに融合して一次粒子径が数
μm 程度の液滴状の粒子となり、更に、この融合した数
μm 程度の粒子同士が弱い力で接着している状態で焼成
される。また、原料α−アルミナ粉末の粒子径が大きけ
れば、原料のα−アルミナ粉末の粒子が溶融せずにその
ままの粒子径を維持するが、互いに隣接する粒子が、弱
い力で接着している状態で焼成される。よって、20分
程度の自動乳鉢による解砕で、粗大な粒子と微粉がほと
んどない、平均粒子径が10μm前後の小さい粒子が得
られる。
【0047】これに対して、市販の残光特性を有するア
ルミン酸塩系蛍光体では、50%平均粒子径(D50)を
AA−07,AA−3,AA−5と同等の粒子径にする
ためには、破砕を充分に行う必要があり、この破砕に伴
う労力は膨大なものがある。しかも、同等の粒子径にし
たものでは、残光強度は同等以下であり、粒子径が不揃
で分級を必要とすることは明白である。
【0048】尚、RA−40では、残光強度が市販の残
光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体よりも低い値とな
った。これは原料α−アルミナの一次粒子径が0.46
μmと他の粒子径と比較すると遥かに小さく、得られた
蛍光体の平均粒子径も6.4μmとはるかに小さいため
であり、比較する市販の残光特性を有するアルミン酸塩
系蛍光体をRA−40程度の平均粒子径にして比較すべ
きことであるが、市販の残光特性を有するアルミン酸塩
系蛍光体の6.4μm程度までの粉砕は実質的に不可能
である。
【0049】上記結果の通り、本発明による残光特性を
有するアルミン酸塩系蛍光体は、平均粒子径が小さいに
もかかわらず高い残光強度を示し、極めて優れた残光特
性を有するアルミン酸塩系蛍光体を得ることができる。
【0050】尚、本実施例では、(Sr0.988 ,Eu
0.010 ,Dy0.002 )O・Al23蛍光体の例を示し
たが、一般式;aMO・Al23 (但し、Mはストロ
ンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、バリウム(B
a)からなる群から選ばれる少なくとも1つ以上の金属
元素からなる化合物、aは0. 5から1. 1)で示され
る複合酸化物基体に、付活剤として、ユーロピウム(E
u)を、Mで表わす金属元素に対するモル%で0.00
2%以上20%以下添加され、更に、共付活剤として、
セリウム(Ce)、プラセオジウム(Pr)、ネオジウ
ム(Nd)、サマリウム(Sm)、テルビウム(T
b)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、
エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウ
ム(Yb)、ルテチウム(Lu)、スカンジウム(S
c)からなる群の少なくとも1つ以上の元素をMで表わ
す金属元素に対するモル%で0.002%以上20%以
下添加された残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体、
及び、一般式;(Sr,Eu,Pb,Dy)O・y(A
l,Bi)23 (但し、0.83≦y≦1.67)で
示されるEu2+付活ストロンチウム・アルミネイト系蛍
光体を母体とする残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光
体においても、フラックスを用いることなく焼成するこ
とにより、原料アルミナ粉末に由来する微細な残光特性
を有するアルミン酸塩系蛍光体を得ることがでる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、粉砕が容易でかつ微粒
子が少ないため発光特性に優れ、製品歩留まりが高い残
光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体を得ることが出来
る。この残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体は工業
上極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】原料α−アルミナ(AA−07)粉末の走査型
電子顕微鏡での粒子形状の図面代用写真であり、a図は
拡大率が2000倍のもの、b図は拡大率が5000倍
のものである。
【図2】原料α−アルミナ(AA−3)粉末の走査型電
子顕微鏡での粒子形状の図面代用写真であり、a図は拡
大率が2000倍のもの、b図は拡大率が5000倍の
ものである。
【図3】原料α−アルミナ(AA−5)粉末の走査型電
子顕微鏡での粒子形状の図面代用写真であり、a図は拡
大率が2000倍のもの、b図は拡大率が5000倍の
ものである。
【図4】原料α−アルミナ(RA−40)粉末の走査型
電子顕微鏡での粒子形状の図面代用写真であり、a図は
拡大率が2000倍のもの、b図は拡大率が5000倍
のものである。
【図5】本発明で得られた残光特性を有するアルミン酸
塩系蛍光体(AA07−127R)の走査型電子顕微鏡
での粒子形状の図面代用写真であり、a図は拡大率が2
000倍のもの、b図は拡大率が5000倍のものであ
る。
【図6】本発明で得られた残光特性を有するアルミン酸
塩系蛍光体(AA30−129R)の走査型電子顕微鏡
での粒子形状の図面代用写真であり、a図は拡大率が2
000倍のもの、b図は拡大率が5000倍のものであ
る。
【図7】本発明で得られた残光特性を有するアルミン酸
塩系蛍光体(AA50−130R)の走査型電子顕微鏡
での粒子形状の図面代用写真であり、a図は拡大率が2
000倍のもの、b図は拡大率が5000倍のものであ
る。
【図8】本発明で得られた残光特性を有するアルミン酸
塩系蛍光体(RA−124R)の走査型電子顕微鏡での
粒子形状の図面代用写真であり、a図は拡大率が200
0倍のもの、b図は拡大率が5000倍のものである。
【図9】比較とした残光特性を有する蛍光体CP-05 6C30
の破砕前の走査型電子顕微鏡での粒子形状の図面代用写
真であり、a図は拡大率が2000倍のもの、b図は拡
大率が5000倍のものである。
【図10】比較例のCP-05 6C30SSの走査型電子顕微鏡で
の粒子形状の図面代用写真であり、a図は拡大率が20
00倍のもの、b図は拡大率が5000倍のものであ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料アルミナと、このアルミナと母結晶
    を共に形成する1つ以上の金属元素と、付活剤と、場合
    においては共付活剤とを混合した後に予め定められた温
    度で焼成する残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の
    製造方法において、 原料アルミナとして予め定められた平均粒子径と粒度分
    布とを有するα−アルミナ粉末を用い、 各原料を混合した後の焼成の際に、原料α−アルミナ粉
    末をフラックスによる溶融を行わせずに焼成することを
    特徴とする残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 一般式; aMO・Al23 (Mはストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、
    バリウム(Ba)からなる群から選ばれる少なくとも1
    つ以上の金属元素からなる化合物、aは0. 5から1.
    1)で示される複合酸化物基体に、付活剤としてのユー
    ロピウム(Eu)がMで表わす金属元素に対するモル%
    で0.002%以上20%以下添加され、更に、共付活
    剤として、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラ
    セオジウム(Pr)、ネオジウム(Nd)、サマリウム
    (Sm)、ガドリニウム(Gd)テルビウム(Tb)、
    ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビ
    ウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Y
    b)、ルテチウム(Lu)、マンガン(Mn)、スズ
    (Sn)、ビスマス(Bi)、スカンジウム(Sc)か
    らなる群の少なくとも1つ以上の元素がMで表わす金属
    元素に対するモル%で0.002%以上20%以下添加
    された残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体を合成す
    るにあたり、 原料アルミナとして予め定められた平均粒子径と粒度分
    布とを有するα−アルミナ粉末を用い、 前記原料アルミナ粉末と、選ばれた前記金属元素と付活
    剤と共付活剤とを混合した後の焼成の際に、融剤の添加
    なしに予め定められた温度で焼成することを特徴とする
    残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式; (Sr,Eu,Pb,Dy)O・y(Al,Bi)2
    3 (但し、0.83≦y≦1.67) で示されるEu2+付活ストロンチウム・アルミネイト系
    蛍光体を母体とする残光特性を有するアルミン酸塩系蛍
    光体を合成するにあたり、 原料アルミナとして予め定められた平均粒子径と粒度分
    布とを有するα−アルミナ粉末を用い、 前記原料アルミナ粉末と、選ばれた前記金属元素と付活
    剤と共付活剤とを混合した後の焼成の際に、融剤の添加
    なしに予め定められた温度で焼成することを特徴とする
    残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記原料アルミナ粉末として、一次粒子
    径が0. 3μm 以上で30μm 以下の実質的に破砕面を
    有しないα−アルミナ粉末を用いることを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載の残光特性を有するアルミン
    酸塩系蛍光体の製造方法。
  5. 【請求項5】 一般式; (Sr,Eu,Dy)O・Al23 で示された残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体を合
    成するにあたり、 原料アルミナとして一次粒子径が0. 3μm 以上で30
    μm 以下の実質的に破砕面を有しないα−アルミナ粉末
    を用い、 前記原料アルミナ粉末と、選ばれた前記一般式の原料金
    属元素と付活剤と共付活剤とを混合した後の焼成の際
    に、融剤の添加なしに予め定められた温度で焼成するこ
    とを特徴とする残光特性を有するアルミン酸塩系蛍光体
    の製造方法。
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