JPH10265477A - 新規化合物 - Google Patents

新規化合物

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JPH10265477A
JPH10265477A JP33957197A JP33957197A JPH10265477A JP H10265477 A JPH10265477 A JP H10265477A JP 33957197 A JP33957197 A JP 33957197A JP 33957197 A JP33957197 A JP 33957197A JP H10265477 A JPH10265477 A JP H10265477A
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JP
Japan
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group
cephem
vinylthio
dmso
nmr
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Pending
Application number
JP33957197A
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English (en)
Inventor
Koji Kawabata
浩二 川端
Kohei Kuzumi
光平 来住
Minoru Sakurai
稔 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規セフェム化合物の提供 【解決手段】 下記の式[I] 【化1】 [式中、R1はアミノ基または保護されたアミノ基、R2
はハロゲンまたは水素、R3は低級アルキル基、水素ま
たはアシル基、R4はカルボキシ基または保護されたカ
ルボキシ基、R5は1個またはそれ以上の置換基を有し
ていてもよい複素環基、ここで、R2が水素である場
合、R5はピラゾリル基またはトリアゾリル基であっ
て、その各々は1個またはそれ以上の置換基を有してい
てもよい、をそれぞれ意味する。]で表されるセフェム
化合物およびその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は新規セフェム化合
物およびその塩に関する。より詳しくは、この発明は、
抗菌活性(特にMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球
菌)およびVRE(バンコマイシン耐性エンテロコッカ
スファエカリス)に対する抗菌活性)を有する新規セフ
ェム化合物およびその塩、それらの製造方法、それらを
含有する医薬を提供するものであり、医薬の分野で有用
である。
【0002】
【課題を解決するための手段】目的セフェム化合物は新
規であり、下記の一般式[I]
【化2】
【0003】[式中、R1はアミノ基または保護された
アミノ基、R2はハロゲンまたは水素、R3は低級アルキ
ル基、水素またはアシル基、R4はカルボキシ基または
保護されたカルボキシ基、R5は1個またはそれ以上の
置換基を有していてもよい複素環基、ここで、R2が水
素である場合、R5はピラゾリル基またはトリアゾリル
基であって、その各々は1個またはそれ以上の置換基を
有していてもよい、をそれぞれ意味する。]で表すこと
ができる。
【0004】目的化合物[I]に関して、下記の点に留
意すべきである。すなわち、目的化合物[I]はZ異性
体、E異性体およびそれらの混合物を含んでいる。Z異
性体は下記の式
【化3】 (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ前記定義の通り
である。)で表される部分構造を有する一方の幾何異性
体を意味し、E異性体は下記の式
【0005】
【化4】 (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ前記定義の通り
である。)で表される部分構造を有する他方の幾何異性
体を意味し、これらの幾何異性体およびそれらの混合物
のすべてもこの発明の範囲に含まれる。
【0006】この明細書および請求の範囲において、こ
れらの幾何異性体およびそれらの混合物の部分構造は、
便宜上、下記の式
【化5】 (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ前記定義の通り
である。)で表される。セファロスポリン核の第三位置
に「ビニル基」が存在するため、目的化合物[I]は、
E異性体およびZ異性体をも含む。
【0007】この発明のセフェム化合物[I]は、この
明細書の実施例に示す諸方法、または当該技術分野にお
いて既知の方法によって製造することができる。出発化
合物のいくつかは新規であり、後述の製造例に記載の方
法、または同様の方法によって製造することができる。
【0008】化合物[I]の好適な塩は、医薬として許
容される慣用の無毒の単塩または二塩であって、金属
塩、たとえばアルカリ金属塩[たとえばナトリウム塩、
カリウム塩など]およびアルカリ土類金属塩[たとえば
カルシウム塩、マグネシウム塩など]、アンモニウム
塩、有機塩基塩[たとえばトリメチルアミン塩、トリエ
チルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキ
シルアミン塩、N,N−ジベンジルエチレンジアミン塩
など]、有機酸付加塩[たとえば蟻酸塩、酢酸塩、トリ
フルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸
塩など]、無機酸付加塩[たとえば塩酸塩、臭化水素酸
塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩など]、アミノ酸
との塩[たとえばアルギニン塩、アスパラギン酸塩、グ
ルタミン酸塩など]などを挙げることができる。
【0009】この明細書の以上および以下の記述におい
て、種々の定義の好適な例を次に詳細に説明する。「低
級」とは、特記ない限り、炭素原子数1ないし6を意味
する。「保護されたアミノ」の好適な保護基としては、
アル(低級)アルキル、たとえばモノまたはジまたはト
リフェニル(低級)アルキル[たとえばベンジル、フェ
ネチル、1−フェニルエチル、ベンズヒドリル、トリチ
ルなど]、下記のアシルなどを挙げることができる。
【0010】好適なアシル基としては、カルボン酸、炭
酸、カルバミン酸、スルホン酸などから誘導された脂肪
族アシル、芳香族アシル、アリール脂肪族アシルおよび
複素環脂肪族アシルなどを挙げることができる。
【0011】このように説明されるアシル基の好適な例
としては、低級アルカノイル[たとえばホルミル、アセ
チル、プロピオニル、ヘキサノイル、ピバロイルな
ど]、モノ(またはジまたはトリ)ハロ(低級)アルカ
ノイル[たとえばクロロアセチル、トリフルオロアセチ
ルなど]、低級アルコキシカルボニル[たとえばメトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、第三級ブトキシカ
ルボニル、第三級ペンチルオキシカルボニル、ヘキシル
オキシカルボニルなど]、モノ(またはジまたはトリ)
ハロ(低級)アルコキシカルボニル[たとえばクロロメ
トキシカルボニル、ジクロロエトキシカルボニル、トリ
クロロエトキシカルボニルなど]、アロイル[たとえば
ベンゾイル、トルオイル、キシロイル、ナフトイルな
ど]、フェニル(低級)アルカノイル[たとえばフェニ
ルアセチル、フェニルプロピオニルなど]などのアル
(低級)アルカノイル、アリールオキシカルボニル[た
とえばフェノキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニ
ルなど]、フェノキシ(低級)アルカノイル[たとえば
フェノキシアセチル、フェノキシプロピオニルなど]な
どのアリールオキシ(低級)アルカノイル、アリールグ
リオキシロイル[たとえばフェニルグリオキシロイル、
ナフチルグリオキシロイルなど]、好適な置換基を有し
ていてもよいアル(低級)アルコキシカルボニルであっ
て、たとえばニトロまたは低級アルコキシを有していて
もよいフェニル(低級)アルコキシカルボニル[たとえ
ばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボ
ニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、p−メト
キシベンジルオキシカルボニルなど]、チエニルアセチ
ル、イミダゾリルアセチル、フリルアセチル、テトラゾ
リルアセチル、トリアゾリルアセチル、チアジアゾリル
アセチル、チエニルプロピオニル、チアジアゾリルプロ
ピオニル、低級アルキルスルホニル[たとえばメチルス
ルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イ
ソプロピルスルホニル、ペンチルスルホニル、ブチルス
ルホニルなど]、アリールスルホニル[たとえばフェニ
ルスルホニル、トリルスルホニル、キシリルスルホニ
ル、ナフチルスルホニルなど]、フェニル(低級)アル
キルスルホニル[たとえばベンジルスルホニル、フェネ
チルスルホニル、ベンズヒドリルスルホニルなど]など
のアル(低級)アルキルスルホニルなどを挙げることが
できる。
【0012】このように定義される「保護されたアミノ
基」の好ましい例としては、低級アルカノイルアミノ、
より好ましいものとしてはC1−C4アルカノイルアミノ
を、最も好ましいものとしてはホルムアミドを挙げるこ
とができる。
【0013】好適な「保護されたカルボキシ基」として
は、エステル化されたカルボキシ基などを挙げることが
でき、前記のエステル化されたカルボキシ基のエステル
部分の具体的な例としては、適当な置換基を有していて
もよい低級アルキルエステル[たとえばメチルエステ
ル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピル
エステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、第三
級ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステ
ル、1−シクロプロピルエチルエステルなど]など、た
とえば低級アルカノイルオキシ(低級)アルキルエステ
ル[たとえばアセトキシメチルエステル、プロピオニル
オキシメチルエステル、ブチリルオキシメチルエステ
ル、バレリルオキシメチルエステル、ピバロイルオキシ
メチルエステル、1−アセトキシエチルエステル、1−
プロピオニルオキシエチルエステル、ピバロイルオキシ
メチルエステル、2−プロピオニルオキシエチルエステ
ル、ヘキサノイルオキシメチルエステルなど]、低級ア
ルカンスルホニル(低級)アルキルエステル[たとえば
2−メシルエチルエステルなど]またはモノ(またはジ
またはトリ)ハロ(低級)アルキルエステル[たとえば
2−ヨードエチルエステル、2,2,2−トリクロロエ
チルエステルなど];低級アルケニルエステル[たとえ
ばビニルエステル、アリルエステルなど];低級アルキ
ニルエステル[たとえばエチニルエステル、プロピニル
エステルなど];適当な置換基を有していてもよいアル
(低級)アルキルエステル[たとえばベンジルエステ
ル、4−メトキシベンジルエステル、4−ニトロベンジ
ルエステル、フェネチルエステル、トリチルエステル、
ベンズヒドリルエステル、ビス(メトキシフェニル)メ
チルエステル、3,4−ジメトキシベンジルエステル、
4−ヒドロキシ−3,5−ジ第三級ブチルベンジルエス
テルなど];適当な置換基を有していてもよいアリール
エステル[たとえばフェニルエステル、4−クロロフェ
ニルエステル、トリルエステル、4−第三級ブチルフェ
ニルエステル、キシリルエステル、メシチルエステル、
クメニルエステルなど];などを挙げることができ、好
ましいものとしてはモノまたはジまたはトリフェニル
(C1−C4)アルキルエステルを、最も好ましいものと
してはベンズヒドリルエステルを挙げることができる。
【0014】好適な「低級アルキル基」としては、直鎖
または分岐状のもの、たとえばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、第三級ブチル、ペンチル、
2−エチルプロピル、ヘキシルなどを挙げることがで
き、好ましい「低級アルキル基」としては(C1−C4
アルキルを、より好ましいものとしてはメチルまたはエ
チルを挙げることができる。
【0015】好適な「アシル基」としては、「保護され
たアミノの好適な保護基」について示したものを挙げる
ことができ、好ましいものとしては低級アルカノイル
を、より好ましいものとしては(C1−C4)アルカノイ
ルを、最も好ましいものとしてはアセチルを挙げること
ができる。好適な「ハロゲン」としては、フッ素、塩
素、臭素またはヨウ素を挙げることができる。
【0016】好適な「複素環基」としては飽和または不
飽和の単環式または多環式複素環基を挙げることがで
き、たとえば窒素原子1ないし4個を有する3ないし8
員(より好ましくは5ないし7員)の不飽和複素単環
基、たとえばアゼピニル(たとえば1H−アゼピニルな
ど)、ピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリ
ル、ピリジルおよびそのN酸化物、ジヒドロピリジル、
ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリ
ル(たとえば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−
1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリア
ゾリルなど)、テトラゾリル(たとえば1H−テトラゾ
リル、2H−テトラゾリルなど)など;窒素原子1ない
し4個を有する3ないし8員(より好ましくは5ないし
7員)の飽和複素単環基、たとえばペルヒドロアゼピニ
ル(たとえばペルヒドロ−1H−アゼピニルなど)、ピ
ロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジル、ピペラジ
ニルなど];
【0017】窒素原子1ないし4個を有する不飽和縮合
複素環基、たとえばインドリル、イソインドリル、イン
ドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノ
リル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノキサリ
ニル、イミダゾピリジル[たとえばイミダゾ[4,5−
c]ピリジルなど]、テトラヒドロイミダゾピリジル
[たとえば4,5,6,7−テトラヒドロ[4,5−
c]ピリジルなど]など;窒素原子1ないし4個を有す
る飽和縮合複素環基、たとえば7−アザビシクロ[2.
2.1]ヘプチル、3−アザビシクロ[3.2.2]ノ
ナニルなど;酸素原子1ないし2個および窒素原子1な
いし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5また
は6員)の不飽和複素単環基、たとえばオキサゾリル、
イソオキサゾリル、オキサジアゾリル(たとえば1,
2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾ
リル、1,2,5−オキサジアゾリルなど)など;
【0018】酸素原子1ないし2個および窒素原子1な
いし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5また
は6員)の飽和複素単環基、たとえばモルホリニル、シ
ドノニルなど;酸素原子1ないし2個および窒素原子1
ないし3個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベン
ズオキサゾリル、ベンズオキサジアゾリルなど、;硫黄
原子1ないし2個および窒素原子1ないし3個を有する
3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和
複素単環基、たとえばチアゾリル、イソチアゾリル、チ
アジアゾリル(たとえば1,2,3−チアジアゾリル、
1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾ
リル、1,2,5−チアジアゾリルなど)、ジヒドロチ
アジニルなど;硫黄原子1ないし2個および窒素原子1
ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5ま
たは6員)の飽和複素単環基、たとえばチアゾリジニル
など;硫黄原子1ないし2個および窒素原子1ないし3
個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチアゾ
リル、ベンゾチアジアゾリルなど;
【0019】窒素原子1ないし4個を有する飽和縮合複
素環基、および酸素原子1ないし2個および窒素原子1
ないし3個を有する3ないし8員の飽和複素単環基、酸
素原子1個を有する3ないし8員(より好ましくは5ま
たは6員)の不飽和複素単環基、たとえばフリルなど;
酸素原子1個および硫黄原子1ないし2個を有する3な
いし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素
単環基、たとえばジヒドロオキサチイニルなど;硫黄原
子1ないし2個を有する不飽和縮合複素環基、たとえば
ベンゾチエニル、ベンゾジチイニルなど;酸素原子1個
および硫黄原子1ないし2個を有する不飽和縮合複素環
基、たとえばベンズオキサチイニルなど;などを挙げる
ことができ、好ましいものとしては、窒素原子1ないし
4個を有する3ないし8員の不飽和複素単環基を、より
好ましいものとしてはピラゾリルまたはトリアゾリルを
挙げることができる。前記の「複素環基」としては、前
記の「低級アルキル基」などの置換基を1個またはそれ
以上(好ましくは1ないし3個)有していてもよい。
【0020】化合物[I]の有用性を示すために、この
発明の代表的化合物[I]のMIC(最小阻止濃度)に
関する試験データを以下に示す。 試験方法 試験管内抗菌活性を二倍寒天平板希釈法によって下記の
ように測定した。トリプチカーゼ−ソイブロース(10
6cfu/ml)中の各試験菌株の一夜培養液の一白金
耳を、系列濃度の代表的試験化合物を含むハートインフ
ュージョン寒天培地(HI寒天培地)に画線し、37℃
で20時間インキューベート後、最小阻止濃度(MI
C)をμg/mlによって表した。
【0021】試験化合物 (1) 7β−[(Z)−2−エトキシイミノ−2−
(2−アミノ−5−クロロチアゾール−4−イル)アセ
トアミド]−3−[(E)−2−(ピラゾール−4−イ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸(実
施例26の化合物) 試験結果
【表1】
【0022】治療のための投与には、この発明の目的化
合物[1]および医薬として許容されるその塩を、前記
化合物を有効成分として、経口投与、非経口投与および
外用に適した有機または無機の固体または液体の賦形剤
などの医薬として許容される担体と共に含有する慣用の
医薬製剤の形で用いる。前記医薬製剤は、錠剤、顆粒、
粉末剤、カプセル剤などの固形状;または液剤、懸濁
剤、シロップ剤、乳剤、レモナーデ剤などの液状であっ
てもよい。
【0023】必要ならば、上記製剤に、補助剤、安定化
剤、湿潤剤、その他の常用添加剤、たとえば乳糖、クエ
ン酸、酒石酸、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウ
ム、白土、蔗糖、トウモロコシ澱粉、タルク、ゼラチ
ン、寒天、ペクチン、落花生油、オリーブ油、カカオ
脂、エチレングリコールなどを配合してもよい。
【0024】化合物[1]の用量は、患者の年令および
症状または病気の種類、適用せんとする化合物[1]の
種類などにより変化し、それらにも依存するが、一般的
には、1日当たり1mg〜約4,000mgまたはそれ
以上の量を患者一人当たりに投与すればよい。病原細菌
によって感染した病気の処置に当たって、この発明の目
的化合物[1]の平均一回量を約50mg、100m
g、250mg、500mg、1000mg、2000
mgとして用いればよい。
【0025】
【実施例】以下の製造例および実施例は、この発明をさ
らに詳しく説明するために示したものである。 製造例1 アジ化ナトリウム(2.0g)の水(9ml、30℃)
中の溶液に、1,4−ジクロロ−2−ブチン(6ml)
のメタノール(36ml)中の溶液を加えた。反応混合
物を30℃で1日攪拌した。水酸化ナトリウム(7.4
g)のメタノール(180ml)中の溶液を混合物と合
わせ、これを同温で1日攪拌した。溶媒を減圧下で除去
し、150mlの水と450mlのエーテルを残留物に
加えた。混合物をpH5にし、エーテルで抽出した。合
わせた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して、
0.72gの4−エチニル−1,2,3−トリアゾール
を得た。 IR (KBr) : 3250, 1273, 1225, 827 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 4.43 (1H, s), 8.21 (1H, s) MS (APCI) m/z : 94 (M++1)
【0026】製造例2 4−エチニルピラゾール(11.3g)のDMF(11
3ml)中の混合物に、60%水素化ナトリウム(4.
91g)を氷冷下で徐々に加えた。混合物を同温で20
分間攪拌後、これにヨウ化メチル(7.64ml)を氷
冷下で滴下した。同温で30分間攪拌後、混合物を水と
EtOAcの混合物に注いだ。分離した有機層を水と食
塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留
去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製して、4−エチニル−1−メチルピラゾール(1
0.9g)を得た。 IR (KBr) : 2117.5 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.82 (3H, s), 3.96 (1H, s), 7.
60(1H, s), 7.99 (1H, s)
【0027】製造例3 4−エチニルピラゾール(5g)のベンゼン(150m
l)中の溶液に、チオ安息香酸(11.5ml)とAI
BN(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル)(1.
78g)を室温で加えた。10時間環流後、混合物を炭
酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルの混合物に注い
だ。分離した有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。真空中で溶液から溶媒を留去し、残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、4
−[(E)−2−(ベンゾイルチオ)ビニル]ピラゾー
ル(2.02g)を得た。 IR (KBr) : 1670.1, 1608.3, 1579.4 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.86 (1H, d, J=16.2Hz), 6.99
(1H, d, J=16.2Hz),7.55-7.97 (7H, m), 12.97 (1H, br
s) さらに4−[2−(ベンゾイルチオ)ビニル]ピラゾー
ル(6.11g)の(E,Z)−混合物を得た。 IR (KBr) : 1670.1, 1608.3, 1579.4 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.74-7.03 (2H, m), 7.55-8.10
(7H, m),13.09 (1H, br s)
【0028】製造例4 4−[(E)−2−(ベンゾイルチオ)ビニル]−1,
2,3−トリアゾール(0.38g)を、4−エチニル
−1,2,3−トリアゾール(0.63g)から製造例
3と同様にして得た。 IR (KBr) : 1664, 1207, 905 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 7.06 (1H, d, J=16.3Hz), 7.52
(1H, d, J=16.3Hz),7.61 (2H, t, J=7.1Hz), 7.72-7.80
(1H, m), 7.98 (2H, d, J=7.1Hz),8.14 (1H, s) MS (APCI) m/z : 232 (M++1)
【0029】製造例5 4−エチニル−1−メチルピラゾール(10.9g)の
ベンゼン(327ml)中の溶液に、チオ安息香酸(1
8.1ml)とAIBN(3.37g)を室温で加え
た。同温で30分間攪拌後、混合物を炭酸水素ナトリウ
ム水溶液と酢酸エチルの混合物に注いだ。分離した有機
層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。真
空中で溶液から溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製して、4−[(Z)−2−
(ベンゾイルチオ)ビニル]−1−メチルピラゾール
(13.38g)を得た。 IR (KBr) : 1666.2, 1612.2, 1581.3, 1533.1 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.88 (3H, s), 6.74 (1H, d,J=1
0.5Hz), 6.81 (1H, d, J=10.5Hz), 7.58-7.80 (4H, m),
7.99-8.08 (3H, m) さらに4−[(E)−2−(ベンゾイルチオ)ビニル]
−1−メチルピラゾール(6.57g)を得た。 IR (KBr) : 1658.5, 1621.8, 1577.5, 1540.8 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.83 (3H, s), 6.83 (1H, d, J=1
6.2Hz), 6.96 (1H, d,J=16.2Hz), 7.55-7.96 (7H, m)
【0030】製造例6 4−[(E)−2−(ベンゾイルチオ)ビニル]ピラゾ
ール(4.45g)のN,N−ジメチルホルムアミド
(22.3ml)中の懸濁液に、トリチルクロライド
(6.46g)とピリジン(1.88ml)を氷冷下で
加えた。室温で一夜攪拌後、混合物を水と酢酸エチルの
混合物に注いだ。生じた沈殿物を濾過により集め、ジク
ロロメタンに溶解し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付して、4−[(E)−2−(ベンゾイルチオ)
ビニル]−1−トリチルピラゾール(9.9g)を得
た。 IR (KBr) : 1670.1, 1619.9 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.85 (1H, d, J=15.5Hz), 7.03
(1H, d, J=15.5Hz),7.05-8.01 (22H, m)
【0031】製造例7 製造例6と同様にして、4−[(Z)−2−(ベンゾイ
ルチオ)ビニル]−1−トリチルピラゾールを得た。 IR (KBr) : 1670.1, 1608.3 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.75 (1H, d, J=10.5Hz), 6.85
(1H, d, J=11.5Hz),7.07-7.97 (22H, m)
【0032】製造例8 4−[(E)−2−(ベンゾイルチオ)ビニル]−1−
トリチル−1,2,3−トリアゾール(0.78g)を
製造例6と同様にして得た。 NMR (DMSO-d6,δ) : 6.98-8.05 (23H, m) MS (APCI) m/z : 474 (M++1)
【0033】製造例9 4−[(Z)−2−(ベンゾイルチオ)ビニル]−1−
トリチルピラゾール(5.67g)のTHF(12m
l)とDMF(35ml)中の溶液に、メタノール中の
1.2Nナトリウムメトキシド溶液(10ml)を−5
℃で滴下した。これに、7β−ホルムアミド−3−メシ
ルオキシ−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメ
チル(5.86g)の、THF(47ml)とDMF
(141ml)の混合物中の溶液を−65℃で滴下し
た。同温で30分間攪拌後、混合物を水とEtOAcの
混合物に注いだ。混合物を1N HClでpH6に調
整し分離した有機層を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。真空中で溶媒を留去し、残留物をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製して、7β−ホルム
アミド−3−[(Z)−2−(1−トリチルピラゾール
−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ジフェニルメチル(6.03g)を得た。 IR (KBr) : 1781.9, 1691.3, 1629.6 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.74 および 3.97 (2H, ABq, J=1
7.4Hz),5.18 (1H, d, J=4.7Hz), 5.82 (1H, dd, J=9.1H
z, 4.7Hz), 6.34(1H, d, J=10.2Hz), 6.74 (1H, d, J=1
0.2Hz), 6.89 (1H, s), 7.01-7.53 (25H, m), 7.66 (1
H, s), 7.83 (1H, s), 8.17 (1H, s), 9.13(1H, d, J=
9.1Hz)
【0034】製造例10 4−[(E)-(ベンゾイルチオ)ビニル]−1−トリ
チルピラゾール(472.6mg)のDMF(15m
l)中の溶液に、メタノール中の1.2Nナトリウムメ
トキシド溶液(0.833ml)を−5℃で滴下した。
これに、7β−ホルムアミド−3−メシルオキシ−3−
セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチル(488.
65mg)の、THF(1ml)とDMF(3ml)の
混合物中の溶液を−65℃で滴下した。同温で30分間
攪拌後、混合物を水とEtOAcの混合物に注いだ。混
合物を1N HClでpH6に調整し、分離した有機層
を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
真空中で溶媒を留去し、残留物をシリカゲルクロマトグ
ラフィーで精製して、7β−ホルムアミド−3−
[(E)−2−(1−トリチルピラゾール−4−イル)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニ
ルメチル(342.0mg)を得た。 IR (KBr) : 1781.9, 1691.3, 1600.6 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.76 および 3.93 (2H, ABq, J=1
7.5Hz),5.20 (1H, d, J=4.7Hz), 5.79 (1H, d, J=9.1H
z, 4.7Hz), 6.75 (1H,d, J=15.4Hz), 6.84 (1H, d, J=1
5.4Hz), 6.88 (1H, s), 7.23-7.56(25H, m), 7.60 (1H,
s), 7.92 (1H, s), 8.17 (1H, s), 9.11 (1H,d, J=9.1
Hz)
【0035】下記の化合物(製造例11ないし13)を
製造例10と同様にして得た。 製造例11 7β−ホルムアミド−3−[(E)−2−(1−メチル
ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−
4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1778, 1693 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.76, 3.93 (2H, ABq, J=17.4H
z), 3.81(3H, s), 5.23 (1H, d, J=4.7Hz), 5.80 (1H,
dd, J=4.7Hz, 8.7Hz),6.76 (2H, s), 6.89 (1H, s), 7.
25-7.58 (10H, m), 7.66 (1H, s),7.85 (1H, s), 8.18
(1H, s), 9.13 (1H, d, J=8.7Hz) MS (APCI) m/z : 533 (M++1)
【0036】製造例12 7β−ホルムアミド−3−[(Z)−2−(1−メチル
ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−
4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1781.9, 1699.0, 1604.5, 1540.8 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.74 および 4.02 (2H, ABq, J=1
7.3Hz),3.83 (3H, s), 5.23 (1H, d, J=4.8Hz), 5.82
(1H, dd, J=8.8Hz,4.8Hz), 6.29 (1H, d, J=10.2Hz),
6.69 (1H, d, J=10.2Hz), 6.92(1H, s), 7.25-7.56 (10
H, m), 7.58 (1H, s), 7.83 (1H, s), 8.17(1H, s), 9.
13 (1H, d, J=8.8Hz)
【0037】製造例13 7β−ホルムアミド−3−[(E)−2−(1−トリチ
ル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ビニルチ
オ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1786, 1699, 1221 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.78, 4.00 (2H, ABq, J=17.7H
z), 5.22(1H, d, J=4.9Hz), 5.84 (1H, dd, J=8.8Hz,
4.9Hz), 6.78 (1H, d,J=15.5Hz), 6.89 (1H, s), 7.21
(1H, d, J=15.5Hz), 7.03-7.54(25H, m), 7.99 (1H,
s), 8.16 (1H, s), 9.16 (1H, d, J=8.8Hz)
【0038】製造例14 7β−ホルムアミド−3−[(E)−2−(1−トリチ
ルピラゾール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム
−4−カルボン酸ジフェニルメチル(9.98g)のM
eOH(120ml)中の懸濁液に、濃塩酸(8.1m
l)を室温で加えた。同温で4時間攪拌後、混合物を5
℃に冷却した。生じた沈殿物を濾去し、溶液を水(20
0ml)で希釈した。氷冷下で混合物をNaHCO3水
溶液でpH5.5に調整し、生じた沈殿物を濾過により
集めて、7β−アミノ−3−(E)−2−(ピラゾール
−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ジフェニルメチル(7.16g)を得た。 IR (KBr) : 1774.2, 1702.8, 1612.2 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.37 および 3.90 (2H, ABq, J=1
7.6Hz),4.85 (1H, d, J=4.9Hz), 5.07 (1H, d, J=4.9H
z), 6.76 (2H, s),6.87 (1H, s), 7.21-7.56 (10H, m),
7.81 (2H, br s)
【0039】下記の化合物(製造例15ないし18)を
製造例14と同様にして得た。 製造例15 7β-アミノ−3−[(E)−2−(1−メチルピラゾ
ール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1770, 1738, 1219 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.70, 3.90 (2H, ABq, J=17.6H
z), 3.80(3H, s), 4.85 (1H, d, J=4.9Hz), 5.07 (1H,
d, J=4.9Hz), 6.72(2H, s), 6.87 (1H, s), 7.25-7.56
(10H, m), 7.64 (1H, s), 7.83(1H, s) MS (APCI) m/z : 505 (M++1)
【0040】製造例16 7β−アミノ−3−[(Z)−2−(ピラゾール−4−
イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジ
フェニルメチル IR (KBr) : 1770.3, 1722.1, 1608.3 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.40 (2H, br s), 3.69 および
4.04 (2H,ABq, J=17.6Hz), 4.84 (1H, d, J=5.0Hz), 5.
06 (1H, d, J=5.0Hz),6.31 (1H, d, J=10.2Hz), 6.68
(1H, d, J=10.2Hz), 6.90 (1H, s),7.26-7.54 (10H,
m), 7.73 (2H, br s), 13.04 (1H, br s)
【0041】製造例17 7β−アミノ−3−[(Z)−2−(1−メチルピラゾ
ール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1770.3, 1726.0 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.39 (2H, br s), 3.66 および
3.99 (2H,ABq, J=17.6Hz), 3.83 (3H, s), 4.84 (1H,
d, J=5.0Hz), 5.07 (1H,d, J=5.0Hz), 6.27 (1H, d, J=
10.2Hz), 6.63 (1H, d, J=10.2Hz),6.89 (1H, s), 7.26
-7.54 (12H, m), 7.56 (1H, s), 7.80 (1H, s)
【0042】製造例18 7β−アミノ−3−[(E)−2−(1,2,3−トリ
アゾール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1772, 1701, 1541 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.71, 3.98 (2H, ABq, J=17.7H
z), 4.88(1H, d, J=5.0Hz), 5.11 (1H, d, J=5.0Hz),
6.75 (1H, d,J=15.5Hz), 6.88 (1H, s), 7.18 (1H, d,
J=15.5Hz), 7.24-7.53 3(11H, m), 8.03 (1H, br s) MS (FAB) m/z : 491 (M+)
【0043】実施例1 7β−アミノ−3−[(E)−2−(ピラゾール−4−
イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジ
フェニルメチル(1.3g)、1,3−ビス(トリメチ
ルシリル)ウレア(1.08g)とN,O−ビス(トリ
メチルシリル)アセトアミド(1.96ml)のTHF
(35.1ml)中の溶液に、(Z)−2−(2−ホル
ムアミド−5−クロロチアゾール−4−イル)−2−ア
セトキシイミノアセチルクロライド(1.07g)を氷
冷下で加えた。同温で1時間攪拌後、混合物を水とEt
OAcの混合物に注いだ。混合物をNaHCO3水溶液
でpH7に調整し、有機層を分離した。有機溶媒を水と
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、真空中で
溶媒を留去して、7β−[(Z)−2−(2−ホルムア
ミド−5−クロロチアゾール−4−イル)−2−アセト
キシイミノアセトアミド]−3−[(E)−2−(ピラ
ゾール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−
カルボン酸ジフェニルメチル(1.66g)を得た。 IR (KBr) : 1776.1, 1733.7, 1689.3, 1600.6 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.23 (3H, s), 3.80 および 3.96
(2H,ABq, J=17.5Hz), 5.31 (1H, d, J=4.7Hz), 5.92
(1H, dd, J=8.4Hz,4.7Hz), 6.75 (1H, d, J=15.3Hz),
6.84 (1H, d, J=15.3Hz), 6.90(1H, s), 7.23-7.58 (11
H, m), 7.82 (1H, s), 8.57 (1H, s), 10.01(1H, d, J=
8.4Hz)
【0044】下記の化合物(実施例2ないし7)を実施
例1と同様にして得た。 実施例2 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−アセトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1776.1, 1766.5, 1708.6, 1691.3, 1666.2
cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.18 (3H, s), 3.79 および 4.05
(2H,ABq, J=17.3Hz), 5.30 (1H, d, J=4.7Hz), 5.90
(1H, dd, J=8.1Hz,4.7Hz), 6.34 (1H, d, J=10.2Hz),
6.75 (1H, d, J=10.2Hz), 6.94(1H, s), 7.14 (1H, s),
7.28-7.57 (12H, m), 7.75 (2H, br s),9.96 (1H, d,
J=8.1Hz), 13.05 (1H, br s)
【0045】実施例3 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1781.9, 1726.0, 1666.2, 1606.4 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.75 および 4.00 (2H, ABq, J=1
7.3Hz),3.84 (3H, s), 5.26 (1H, d, J=4.7Hz), 5.85
(1H, dd, J=8.2Hz,4.7Hz), 6.32 (1H, d, J=10.2Hz),
6.72 (1H, d, J=10.2Hz), 6.78(1H, s), 6.93 (1H, s),
7.24-7.56 (12H, m), 7.73 (2H, br s),9.68 (1H, d,
J=8.2Hz), 13.05 (1H, br s)
【0046】実施例4 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−アセトキシイミノアセトアミド]−3−
[(E)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1778.0, 1766.5, 1666.2, 1612.2 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.17 (3H, s), 3.79 および 3.94
(2H,ABq, J=17.3Hz), 5.30 (1H, d, J=4.7Hz), 5.87
(1H, dd, J=8.1Hz,4.7Hz), 6.76 (1H, d, J=15.5Hz),
6.84 (1H, d, J=15.5Hz), 7.14(1H, s), 7.26-7.59 (11
H, m), 7.83 (1H, s), 9.92 (1H, d,J=8.1Hz), 12.92
(1H, br s)
【0047】実施例5 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(E)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1781.9, 1666.2, 1612.2 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.76 および 3.90 (2H, ABq, J=1
7.3Hz),3.85 (3H, s), 5.26 (1H, d, J=4.6Hz), 5.81
(1H, dd, J=8.3Hz,4.6Hz), 6.76 (1H, d, J=15.4Hz),
6.81 (1H, s), 6.84 (1H, d,J=15.5Hz), 6.89 (1H, s),
7.26-7.59 (12H, m), 7.82 (1H, s),9.66 (1H, d, J=
8.3Hz)
【0048】実施例6 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−アセトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチルピラゾール−4−イル)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニル
メチル IR (KBr) : 1772.3, 1714.4, 1699.0, 1683.6, 1616.
1, 1558.2 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.17 (3H, s), 3.77 および 4.02
(2H,ABq, J=17.3Hz), 3.83 (3H, s), 5.30 (1H, d, J=
4.7Hz), 5.89 (1H,dd, J=8.1Hz, 4.7Hz), 6.30 (1H, d,
J=10.2Hz), 6.70 (1H, d,J=10.2Hz), 6.92 (1H, s),
7.13 (1H, s), 7.28-7.57 (12H, m),7.58 (1H, s), 7.8
3 (1H, s), 9.93 (1H, d, J=8.1Hz)
【0049】実施例7 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチルピラゾール−4−イル)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニル
メチル IR (KBr) : 1780.0, 1677.8, 1612.2, 1537.0 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.73 および 4.00 (2H, ABq, J=1
7.6Hz),3.83 (3H, s), 3.86 (3H, s), 5.26 (1H, d, J=
4.7Hz), 5.84 (1H,dd, J=8.2Hz, 4.7Hz), 6.29 (1H, d,
J=10.2Hz), 6.70 (1H, d,J=10.2Hz), 6.80 (1H, s),
6.92 (1H, s), 7.28-7.58 (13H, m),7.83 (1H, s), 9.6
8 (1H, d, J=8.2Hz)
【0050】実施例8 7β−アミノ−3−[(E)−2−(1,2,3−トリ
アゾール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4
−カルボン酸ジフェニルメチル(0.84g)とモノ
(トリメチルシリル)アセトアミド(MSA、0.91
g)のテトラヒドロフラン(15ml)中の溶液に、
(Z)−2−アセトキシイミノ−2−(5−クロロ−2
−ホルムアミドチアゾール−4−イル)アセチルクロラ
イド(0.59g)を0℃で加えた。3.5時間後、氷
冷水と酢酸エチルを混合物に加え、これをpH7にし、
酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出物を水と食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を
除去して、0.84gの7β−[(Z)−2−アセトキ
シイミノ−2−(5−クロロ−2−ホルムアミドチアゾ
ール−4−イル)アセトアミド]−3−[(E)−2−
(1,2,3−トリアゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチルを得
た。 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.23 (3H, s), 3.83, 4.06 (2H,
ABq,J=17.9Hz), 5.34 (1H, d, J=4.9Hz), 5.98 (1H, d
d, J=4.9Hz,8.4Hz), 6.81 (1H, d, J=15.3Hz), 6.91 (1
H, s), 7.18-7.56 (11H,m), 8.57 (1H, s), 10.08 (1H,
d, J=8.4Hz), 13.01 (1H, br s)
【0051】実施例9 7β−[(Z)−2−アセトキシイミノ−2−(5−ク
ロロ−2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)アセト
アミド]−3−[(E)−2−(1−メチルピラゾール
−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ジフェニルメチルを実施例8と同様にして得た。 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.23 (3H, s), 3.80 (3H, s), 3.
8-3.9(2H, m), 5.31 (1H, d, J=4.5Hz), 5.93 (1H, dd,
J=4.5Hz, 8.4Hz),6.76 (2H, s), 6.89 (1H, s), 7.3-
7.6 (10H, m), 7.65 (1H, s),7.85 (1H, s), 8.57 (1H,
s), 10.04 (1H, d, J=8.4Hz)
【0052】実施例10 2−[(Z)−エトキシイミノ]−2−(2−アミノ−
5−クロロチアゾール−4−イル)酢酸(0.99g)
のN,N−ジメチルアセトアミド(9.9ml)中の溶
液に、炭酸カリウム粉末(0.54g)とメタンスルホ
ニルクロライド(0.6ml)を0℃で段階的に加え
た。他方では、室温で7β−アミノ−3−[(E)−2
−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ジフェニルメチル(3.0g)の
N,N−ジメチルアセトアミド(30ml)中の懸濁液
をN−(トリメチルシリル)アセトアミド(3.09
g)で少しずつ処理した。両方の反応混合物を0℃で合
わせ、3時間攪拌した。水を加えて反応を停止させ、酢
酸エチルで抽出した。合わせた抽出物を水と食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を除
去して、5.0gの7β−[2−(Z)−エトキシイミ
ノ−2−(2−アミノ−5−クロロチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−[(E)−2−(ピラゾール
−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ジフェニルメチルを得た。
【0053】実施例11 7β−[(Z)−2−(2−ホルムアミド−5−クロロ
チアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノアセト
アミド]−3−[(E)−2−(ピラゾール−4−イ
ル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジフ
ェニルメチル(1.64g)のMeOH(16.4m
l)中の懸濁液に、室温で濃塩酸(1.33ml)を加
えた。同温で3時間攪拌後、混合物を水とEtOAcの
混合物に注いだ。混合物をNaHCO3水溶液でpH
6.5に調整し、有機層を分離した。溶媒を水と食塩水
で洗浄し、MgSO4で乾燥後、真空中で溶媒を留去し
て、7β−[(Z)−2−(2−アミノ−5−クロロチ
アゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトア
ミド]−3−[(E)−2−(ピラゾール−4−イル)
ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニ
ルメチル(1.23g)を得た。 IR (KBr) : 1774.2, 1729.8, 1718.3, 1614.1 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.74 および 3.89 (2H, ABq, J=1
7.4Hz),5.22 (1H, d, J=4.8Hz), 5.86 (1H, dd, J=8.7H
z, 4.8Hz), 6.73(1H, d, J=15.5Hz), 6.82 (1H, d, J=1
5.5Hz), 6.88 (1H, s), 7.25-7.47 (14H, m), 9.43 (1
H, d, J=8.7Hz), 12.9 (1H, br s)
【0054】下記の化合物(実施例12ないし14)を
実施例11と同様にして得た。 実施例12 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1781.9, 1708.6, 1666.2, 1606.4 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.74 および 4.00 (2H, ABq, J=1
7.7Hz),5.25 (1H, d, J=4.7Hz), 5.86 (1H, dd, J=8.2H
z, 4.7Hz), 6.32(1H, d, J=10.2Hz), 6.70 (1H, s), 6.
74 (1H, d, J=10.2Hz), 6.92(1H, s), 7.14 (2H, br
s), 7.28-7.56 (10H, m), 7.67 (1H, br s),7.83 (1H,
br s), 9.53 (1H, d, J=8.2Hz), 11.33 (1H, s), 13.05
(1H, br s)
【0055】実施例13 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−
[(E)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチル IR (KBr) : 1778.0, 1766.5, 1666.2, 1631.5 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.75 および 3.89 (2H, ABq, J=1
7.3Hz),5.26 (1H, d, J=4.6Hz), 5.83 (1H, dd, J=8.3H
z, 4.6Hz), 6.71(1H, s), 6.76 (1H, d, J=15.5Hz), 6.
83 (1H, d, J=15.5Hz), 6.89(1H, s), 7.12 (2H, br
s), 7.25-7.59 (10H, m), 7.77 (2H, m),9.50 (1H, d,
J=8.3Hz), 11.32 (1H, s), 12.93 (1H, br s)
【0056】実施例14 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチルピラゾール−4−イル)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニル
メチル IR (KBr) : 1778.0, 1700.9, 1672.0, 1612.2, 1535.1
cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.72 および 3.98 (2H, ABq, J=1
7.2Hz),3.88 (3H, s), 5.26 (1H, d, J=4.7Hz), 5.86
(1H, dd, J=8.3Hz,4.7Hz), 6.28 (1H, d, J=10.2Hz),
6.69 (1H, d, J=10.2Hz), 6.70(1H, s), 6.92 (1H, s),
7.11 (2H, br s), 7.28-7.56 (10H, m),7.58 (1H, s),
7.83 (1H, s), 9.50 (1H, d, J=8.3Hz), 11.31 (1H,
s)
【0057】実施例15 7β−[(Z)−2−ヒドロキシイミノ−2−(2−ア
ミノ−5−クロロチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−[(E)−2−(1,2,3−トリアゾール
−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ジフェニルメチル
【0058】実施例16 7β−[(Z)−2−ヒドロキシイミノ−2−(2−ア
ミノ−5−クロロチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−[(E)−2−(1−メチルピラゾール−4
−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸
ジフェニルメチル NMR (DMSO-d6,δ) : 3.80 (3H, s), 3.7-3.9 (2H, m),
5.22(1H, d, J=4.7Hz), 5.87 (1H, dd, J=4.7Hz, 8.6H
z), 6.74 (2H, s),6.88 (1H, s), 7.3-7.6 (12H, m),
7.65 (1H, s), 7.84 (1H, s), s),9.46 (1H, d, J=8.6H
z) MS (FAB) m/z : 708.0 (M+)
【0059】実施例17 7β−[(Z)−2−(2−アミノ−5−クロロチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(E)−2−(ピラゾール−4−イル)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニル
メチル(1.2g)の、アニソール(1.2ml)とジ
クロロメタン(3.6ml)の混合物中の懸濁液に、ト
リフルオロ酢酸(2.4ml)を氷冷下で滴下した。同
温で45分間攪拌後、混合物をイソプロピルエーテルに
氷冷下で加えた。生じた沈殿物を濾過により集めた。沈
殿物を水に懸濁し、NaHCO3水溶液でpH6.4に
調整し、HP20カラムクロマトグラフィーに付した。
目的化合物を20%イソプロピルアルコールで溶離し、
イソプロピルアルコールの除去により真空中で溶媒を留
去した。水溶液を1N HClでpH3.5に調整し、
生じた沈殿物を濾過により集め、7β−[(Z)−2−
(2−アミノ−5−クロロチアゾール−4−イル)−2
−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−[(E)−2
−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェ
ム−4−カルボン酸(127mg)を得た。 IR (KBr) : 1760.7, 1656.6, 1608.3 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.62 および 3.83 (2H, ABq, J=1
7.4Hz), ,5.15 (1H, d, J=4.8Hz), 5.74 (1H, dd, J=
8.6Hz, 4.8Hz), 6.70(1H, d, J=15.5Hz), 6.79 (1H, d,
J=15.5Hz), 7.27 (2H, br s),7.79 (2H, s), 9.38 (1
H, d, J=8.6Hz), 11.69 (1H, br s)
【0060】下記の化合物(実施例18ないし26)を
実施例17と同様にして得た。 実施例18 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸 IR (KBr) : 1760.7, 1672.0, 1633.4 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.64 および 3.96 (2H, ABq, J=1
7.2Hz),5.19 (1H, d, J=4.7Hz), 5.77 (1H, dd, J=8.2H
z, 4.7Hz), 6.29(1H, d, J=10.2Hz), 6.67 (1H, s), 6.
71 (1H, d, J=10.2Hz), 7.13(2H, br s), 7.81 (2H,
s), 9.49 (1H, d, J=8.2Hz), 11.31 (1H, brs)
【0061】実施例19 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸 IR (KBr) : 1758.8, 1672.0, 1612.2 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.64 および 3.96 (2H, ABq, J=1
7.2Hz),3.83 (3H, s), 5.20 (1H, d, J=4.7Hz), 5.75
(1H, dd, J=8.1Hz,4.7Hz), 6.28 (1H, d, J=10.2Hz),
6.72 (1H, d, J=10.2Hz), 6.76(1H, s), 7.23 (2H, br
s), 7.81 (2H, s), 9.63 (1H, d, J=8.1Hz),13.29 (1H,
br s)
【0062】実施例20 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−
[(E)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸 IR (KBr) : 1772.3, 1751.0, 1718.3, 1683.6, 1670.1
cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.65 および 3.84 (2H, ABq, J=1
7.2Hz),5.19 (1H, d, J=4.6Hz), 5.72 (1H, dd, J=8.1H
z, 4.6Hz), 6.68(1H, s), 6.72 (1H, d, J=15.4Hz), 6.
81 (1H, d, J=15.4Hz), 7.12(2H, br s), 7.81 (2H,
s), 9.45 (1H, d, J=8.1Hz), 11.30 (1H,s), 13.09 (1
H, br s)
【0063】実施例21 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(E)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニルチオ]
−3−セフェム−4−カルボン酸 IR (KBr) : 1766.5, 1716.3, 1654.6, 1635.3 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.65 および 3.85 (2H, ABq, J=1
7.3Hz),3.83 (3H, s), 5.18 (1H, d, J=4.6Hz), 5.71
(1H, dd, J=8.1Hz,4.6Hz), 6.72 (1H, d, J=16.2Hz),
6.77 (1H, s), 6.82 (1H, d,J=16.2Hz), 7.21 (2H, br
s), 7.81 (2H, s), 9.60 (1H, d, J=8.1Hz)
【0064】実施例22 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチルピラゾール−4−イル)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸 IR (KBr) : 1758.8, 1673.9, 1602.6, 1567.8 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.61 および 3.95 (2H, ABq, J=1
7.3Hz),3.85 (3H, s), 5.20 (1H, d, J=4.8Hz), 5.77
(1H, dd, J=8.2Hz,4.8Hz), 6.26 (1H, d, J=10.2Hz),
6.65 (1H, d, J=10.2Hz), 6.67(1H, s), 7.12 (2H, br
s), 7.61 (1H, s), 7.89 (1H, s), 9.49(1H, d, J=8.2H
z), 11.31 (1H, s)
【0065】実施例23 7β−[(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
[(Z)−2−(1−メチルピラゾール−4−イル)ビ
ニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸 IR (KBr) : 1776.1, 1675.8, 1537.0 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.62 および 3.96 (2H, ABq, J=1
7.2Hz),3.83 (3H, s), 3.85 (1H, s), 5.20 (1H, d, J=
4.7Hz), 5.76 (1H,dd, J=8.2Hz, 4.8Hz), 6.25 (1H, d,
J=10.2Hz), 6.65 (1H, d,J=10.2Hz), 6.76 (1H, s),
7.22 (2H, br s), 7.61 (1H, s), 7.90(1H, s), 9.62
(1H, d, J=8.1Hz)
【0066】実施例24 7β−[(Z)−2−ヒドロキシイミノ−2−(2−ア
ミノ−5−クロロチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−[(E)−2−(1,2,3−トリアゾール
−4−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボ
ン酸 IR (KBr) : 3302, 1768, 1668, 1616 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.56, 3.89 (2H, ABq, J=17.3H
z), 5.17(1H, d, J=4.8Hz), 5.76 (1H, dd, J=4.8Hz,
8.5Hz), 6.69, 7.15(2H, ABq, J=15.6Hz), 7.30 (2H, b
r s), 7.99 (1H, s), 9.45 (1H,d, J=8.5Hz) MS (FAB) m/z : 528.9 (M+), 531.0 (M++2)
【0067】実施例25 7β−[(Z)−2−ヒドロキシイミノ−2−(2−ア
ミノ−5−クロロチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−[(E)−2−(1−メチルピラゾール−4
−イル)ビニルチオ]−3−セフェム−4−カルボン酸 IR (KBr) : 1759, 1614, 1543 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.43, 3.75 (2H, ABq, J=17.1H
z), 3.79(3H, s), 5.07 (1H, d, J=4.8Hz), 5.66 (1H,
dd, J=4.8Hz, 8.6Hz),6.54 (1H, d, J=15.4Hz), 6.66
(1H, d, J=15.4Hz), 7.31 (2H, brs), 7.58 (1H, s),
7.77 (1H, s), 9.37 (1H, d, J=8.6Hz), 11.73(1H, br
s) MS (FAB) m/z : 541.7 (M+), 579.7 (K 塩)
【0068】実施例26 7β−[(Z)−2−エトキシイミノ−2−(2−アミ
ノ−5−クロロチアゾール−4−イル)アセトアミド]
−3−[(E)−2−(ピラゾール−4−イル)ビニル
チオ]−3−セフェム−4−カルボン酸 IR (KBr) : 3400, 1765, 1670, 1610 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.24 (3H, t, J=7.0Hz), 3.39,
3.73(2H, ABq, J=17.2Hz), 4.11 (2H, q, J=7.0Hz), 5.
05 (1H, d,J=4.8Hz), 5.60 (1H, dd, J=4.8Hz, 8.5Hz),
6.54, 6.66 (2H, ABq,J=15.4Hz), 7.39 (2H, br s),
7.72 (1H, s), 9.48 (1H, d, J=8.5Hz) MS (FAB) m/z : 593.9 (K 塩)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の式[I] 【化1】 [式中、R1はアミノ基または保護されたアミノ基、 R2はハロゲンまたは水素、 R3は低級アルキル基、水素またはアシル基、 R4はカルボキシ基または保護されたカルボキシ基、 R5は1個またはそれ以上の置換基を有していてもよい
    複素環基、 ここで、R2が水素である場合、R5はピラゾリル基また
    はトリアゾリル基であって、その各々は1個またはそれ
    以上の置換基を有していてもよい、をそれぞれ意味す
    る。]で表されるセフェム化合物およびその塩。
  2. 【請求項2】 R1がアミノ基、 R3が低級アルキル基、水素または低級アルカノイル
    基、 R4がカルボキシ基、 R5がピラゾリル基またはトリアゾリル基であって、そ
    の各々は1個またはそれ以上の置換基を有していてもよ
    い、である請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R2がハロゲン、 R3が低級アルキル基または水素、 R5が1ないし3個の低級アルキルを有していてもよい
    ピラゾリル基、である請求項2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R2がハロゲン、 R3が低級アルキル基または水素、 R5が1ないし3個の低級アルキルを有していてもよい
    トリアゾリル基、である請求項2に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の化合物または医薬とし
    て許容されるその塩を有効成分として含有する医薬。
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