JPH10265043A - 気送設備における受信方法及び装置 - Google Patents

気送設備における受信方法及び装置

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JPH10265043A
JPH10265043A JP6954097A JP6954097A JPH10265043A JP H10265043 A JPH10265043 A JP H10265043A JP 6954097 A JP6954097 A JP 6954097A JP 6954097 A JP6954097 A JP 6954097A JP H10265043 A JPH10265043 A JP H10265043A
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Yuko Nakayama
雄行 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物を空気流によって高速で移送する場合に、
気送対象物が受信位置において衝撃を緩和されて受信さ
れるようにする。 【解決手段】 送信装置3から受信装置4にかけて気送
管1を配管すると共に、この気送管1に排風機11を接
続し、前記送信装置3から前記気送管1内に投入される
気送子2を、前記排風機11により前記気送管1内に発
生される空気流12により前記受信位置4に気送する場
合に、前記気送子2が前記受信装置4に到達する前に前
記排風機11を停止して前記気送子2の速度を減じ、受
信時の衝撃を緩和するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気流を利用して
物を送る気送設備において、その物の受信位置において
その物に衝撃を与えることなく受け止める方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】物を移送する設備として、物を送る位置
(送信位置)と物を受ける位置(受信位置)との間に配
管を設け、送信位置より配管内に投入された気送対象物
を、排風機によりこの配管内に生じさせた空気流の力に
より受信位置まで移送する気送設備(空気搬送設備)が
知られている。このような設備は、試料の採取建屋とそ
の分析建屋との間のように施設の建屋間などで物を搬送
するのに用いられることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な建屋間で物を搬送する場合、汚染物のように、搬送す
る物によっては建屋間の移動時間をできるだけ短くした
方がよい場合がある。従って、移送対象物によっては、
移送速度を更に高速にすることが求められる。例えば、
数100mの距離を10〜20m/sの速度で移送する
ことが求められる。しかも、移送の制御を容易にするた
めには速度にムラがないことも要求される。
【0004】しかし、移送対象物を高速度で移送するよ
うにすると、その受信位置ではかなりの衝撃を受けるこ
とになり、移送対象物によっては破損のおそれが生じ
る。
【0005】本願に係る発明は、上記のような状況に鑑
み、気送設備において高速で移送される気送対象物が受
信位置において衝撃を緩和されて受信されるようにする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本願
の第1の発明は、送信位置から受信位置にかけて配管を
設けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送信位
置から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記排風
機により前記配管内に発生される空気流の力により前記
受信位置に移送する気送設備において、前記移送対象物
が前記受信位置に到達する前に前記排風機を停止して、
前記気送対象物の速度を減じるようにしたことを特徴と
する気送設備における受信方法である。
【0007】この第1の発明に係る受信方法によれば、
気送対象物が受信位置に至る前にその速度を減じるよう
にしたので、気送対象物は受信位置に軟着陸し、衝撃は
緩和される。
【0008】上記課題を解決する本願の第2の発明は、
前記配管に前記気送対象物の通過を検知する通過検知手
段を設け、前記通過検知手段が前記気送対象物の通過を
検知した信号により前記排風機の停止を制御することを
特徴とする受信方法である。
【0009】この第2の発明に係る受信方法によれば、
通過検知手段が気送対象物を検知した信号を受けて排風
機の停止を行うようにしたので、気送対象物が確実に減
速されて受信位置に軟着陸し、衝撃は緩和される。
【0010】上記課題を解決する本願の第3の発明は、
送信位置から受信位置にかけて配された気送管と、前記
受信位置寄りにおいて前記気送管に接続され、前記気送
管内に空気流を生じさせる排風機と、前記排風機より上
流側において前記気送管に設けられ、前記気送管内の気
送対象物の通過を検知する検知手段と、前記検知手段か
らの信号により前記排風機の停止を制御する制御装置と
を備えることを特徴とする気送設備における受信装置で
ある。
【0011】この第3の発明に係る受信装置によれば、
排風機により配管内に発生される空気流により気送対象
物は移送され、移送されている気送対象物が検知手段に
より検知されると、制御装置により排風機が停止され
る。よって、空気流の速度は減じられ、気送対象物の速
度も減じられて受信位置に達する。
【0012】上記課題を解決する本願の第4の発明は、
送信位置から受信位置にかけて配管を設けると共に、当
該配管に排風機を接続し、前記送信位置から前記配管内
に入れられる移送対象物を、前記排風機により前記配管
内に発生される空気流の力により前記受信位置に移送す
る気送設備において、前記移送対象物が前記受信位置に
到達する前に前記排風機を停止するに際し、前記排風機
を停止する前記気送対象物の位置と前記受信位置におけ
る前記気送対象物との速度の関係を求めておき、この関
係に基づき、前記気送対象物が前記受信位置において所
望の速度となるように前記排風機の停止を制御すること
を特徴とする気送設備における受信方法である。
【0013】この第4の発明に係る受信方法によれば、
排風機を停止する前記気送対象物の位置と前記受信位置
における前記気送対象物との速度の関係を求めておき、
この関係に基づいて排風機の停止を制御するようにした
ので、気送対象物を所望とする速度に減じさせて受信位
置に至らせることができる。
【0014】上記課題を解決する本願の第5の発明は、
送信位置から受信位置にかけて配管を設けると共に、当
該配管に排風機を接続し、前記送信位置から前記配管内
に入れられる移送対象物を、前記排風機により前記配管
内に発生される空気流の力により前記受信位置に移送す
る気送設備において、前記受信位置においては前記移送
対象物が前記受信位置における空気を圧縮するようにし
たことを特徴とする気送設備における受信方法である。
【0015】この第5の発明に係る受信方法によれば、
受信位置においては気送対象物が空気を圧縮しながら受
信位置に到達するので、気送対象物は速度を減じられて
受信位置に軟着陸することになる。
【0016】上記課題を解決する本願の第6の発明は、
送信位置から受信位置にかけて配管を設けると共に、当
該配管に排風機を接続し、前記送信位置から前記配管内
に入れられる移送対象物を、前記排風機により前記配管
内に発生される空気流の力により前記受信位置に移送す
る気送設備において、前記受信位置を機密構造とし、前
記移送対象物が受信位置において空気を圧縮するように
したことを特徴とする気送設備における受信装置であ
る。
【0017】この第6の発明に係る受信装置によれば、
受信位置を機密構造してあるので、気送対象物が機密構
造部分において空気を圧縮することにより、気送対象物
自体が減速されて受信位置に至ることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本願に係る発明の実施の形
態につき、図面に基づき説明する。図1は、本発明の実
施の一形態に係る受信装置を含む気送設備全体の概略図
である。
【0019】図1において、1は送信位置と受信位置と
の間に配管された気送管であり、その送信位置には気送
対象物である気送子2を気送管1内に装入するための送
信装置3が設けられており、受信位置には気送子2を受
け、更に取り出すための受信装置4が設けられている。
送信位置において気送管1には、大気中に開放する給気
管5が接続されており、この給気管5には、フィルタ
6、給気弁7が設けられている。尚、気送管1は、送信
位置から受信位置にかけて、つまり全長にわたり密封構
造に構成される。また、図では表してはいないが、気送
管1は、その曲がり部等では適宜曲率が付けられてい
る。気送管1の途中には、移送先を切り換えるための管
路切り換え器(ダイバータ)15が設けられることもあ
る。
【0020】気送管1における受信位置寄りの位置に
は、フィルタ8、排気弁9を備えた給気管10を介して
排風機11が接続されている。この排風機11の駆動す
ることにより、給気管5から空気が吸引され、気送管1
内に空気流12が生ぜられる。空気流12の速度は、排
風機11の容量によるが、給気弁7、排気弁9の開閉量
を変えることによっても制御することができる。この空
気流12により、気送子2を所望の速度で送れる状態に
なると送信装置3により気送管1内に気送子2が投入さ
れる。気送子2としては、例えばジャグと呼ばれる容器
が使われ、その中に採取された試料等が収容される。気
送子2の外形は、気送管1の内径に応じた寸法とされ
る。
【0021】排風機11を接続するための給気管10よ
り更に上流側(送信位置側)の所定の位置に気送子2の
通過を検知する通過検知装置13が設置され、この通過
検知装置13の検知信号は制御装置14に入力される。
通過検知装置13としては、電気的、光学的、磁気的な
もの及びその他種々のものが採用可能である。制御装置
14は、通過検知装置13による気送子2通過の検出信
号を受けて排風機11にその駆動を停止する指令を出す
ものである。
【0022】上記気送設備において、気送子2の移送及
び受信は次のようにしてなされる。まず、排風機11を
駆動し、送信位置側の給気管5から排風機11外へ至る
空気流12を気送管1内に生じさせる。この空気流12
の流量が所定の値になると、送信装置3より気送管1内
に気送子2が投入される。気送管1内に投入された気送
子2は空気流12により初期の速度(例えば、10〜2
0m/s)で移送される。気送子2が通過検知装置13
を通過すると、それが通過検出装置13により検出さ
れ、検出結果が制御装置14に入力され、それに基づき
排風機11の停止が制御される。
【0023】排風機11が停止されることにより、気送
管1内の空気流速が減速される。このとき、気送子2
は、空気流速に対しある程度遅れて移送されるが、空気
流速の減速によりこの気送速度も減速される。従って、
受信装置4における気送子2の受信時の速度も減速さ
れ、気送子2の受信時の衝撃は緩和される。
【0024】図2には、衝撃力が緩和された様子を示
す。図中、白丸が従来の受信速度及び衝撃力を示し、黒
丸が本実施形態による受信速度及び衝撃力を示す。図
中、J1、J2 は気送子2の質量の違うものを示す。
【0025】上述のように、通過検知装置13が気送子
2を検出したことに応じて、排風機11の停止を制御す
るに際し、気送子2がどの位置にあるときに排風機11
を停止するかをより正確に行うことにより、気送子2の
到着に支障を来すことなく、気送子2の受信衝撃を効率
的に緩和することができる。
【0026】そのため、予め排風機11の停止時の気送
子2の位置(受信位置からの距離:xs )と受信位置で
の気送子2の受信時の速度との関係を試験等により求め
ておく。図3には、その結果を示し、このグラフより式
(1)のモデル式が求められる。
【0027】
【数1】vf =−xs +15 ・・・ (1)
【0028】図3及びモデル式にからわかるように、排
風機11の停止したときの気送子2の位置による受信速
度の変化はほぼ線形となっており、受信速度は排風機1
1を停止したときの気送子2の位置の一次式で近似でき
る。図3には、異なる空気流量における受信速度のグラ
フが示してあり、流量の変化によりモデル式も変わるこ
とがわかる。Aが空気流量31m3 /hの場合であり、
Bが空気流量26m3/hのものである。尚、図3にお
いて、各グラフの右側の縦線は軟着陸限界を示す。つま
り、この線を超える距離では気送子2は受信位置に到達
できなくなる。
【0029】このように、モデル式を求めおき制御装置
14に記憶させておく。所定の空気流量の空気流により
移送されている移送子2が通過検知装置13により検出
されると、モデル式より移送子2がどの位置に来たとき
に排風機11を停止すればよいかが求められ、それに基
づき排風機11が停止される。気送子2が所定の位置に
来たことの判定手段としては種々のものが考えられる
が、例えば、通過検知装置13が気送子2を検出してか
らの時間をタイマによりカウントして停止指令を排風機
11に指令するようにすればよい。また、モデル式よ
り、どの位置に気送子2が来たときに排風機11を停止
すればよいのかがわかるので、その位置に通過検知装置
13をセットすればよい。
【0030】上記実施の形態は、受信位置が鉛直下降部
にある場合であるが、図4に示すように、受信位置が水
平部に存在する場合でも同様に適用することができる。
【0031】図5には本発明の受信装置の他の実施の形
態を示す。これは、気送管1の排風機11から受信装置
4に至る気送管部(気密構造部分)1aを、気送子2の
外形との間に適当な隙間を設けた気密構造としたもので
ある。図5に機密構造部1aの効果を確かめるために実
験的に使用した空気管21及び弁22も併せて示してあ
る。図中、Lは受信位置から弁22までの距離である。
【0032】この受信装置によれば、排風機11がつな
がる排気管10の接続位置を通過した気送子2は気密構
造部分1aに入り、気密構造部分1a内の空気を圧縮し
ながら下降する。つまり、受信箇所に進む気送子2は、
気密構造部分1a内の空気(以下、受信側空気)に対
し、これを圧縮する力として作用する。気送子2と気送
管1との隙間から空気は進行方向と反対側に流れるが、
受信箇所が機密構造であれば、隙間の流れを考慮しても
受信側空気は圧縮される。このとき、圧縮された受信側
空気は、気送子2に対し、進行方向と反対の方向の押す
力として作用する。この力により、気送子2の速度(気
送速度)は減速され、受信時の速度は小さくなる。よっ
て、気送子2は受信位置に軟着陸し、衝撃は緩和され
る。
【0033】図6、図7には、受信側空気量と受信時の
衝撃力、受信速度との関係をグラフでそれぞれ示してあ
る。尚、受信側の空気量は、受信位置から弁22までの
距離に比例し、これを変化させた場合の受信速度の変化
を示す。受信時の衝撃力、受信速度は気送子2の速度に
よって当然変り、図6、図7において、aは気送子2が
30gのものの場合、bは気送子2が20gのものの場
合である。
【0034】図6、図7より、受信側空気の量が少ない
ほど受信速度は小さくなることがわかる。つまり、図
6、図7は受信側空気の量がある程度以上大きくなると
受信速度はほぼ一定となるが、これは受信側空気が大き
いと空気の圧縮による減速効果がほとんどなくなること
を示しているのである。従来の方法による受信速度は、
この効果がほとんどなくなるときの速度またはそれ以上
となり、本発明によると従来に対し最大約50%の減
速、また襲撃力は1/3までの減少効果が得られてい
る。よって、本発明の適用にあたっては、受信箇所を機
密構造とし、かつ受信箇所の空気容量を少なくすること
に可能であり、特別に装置を設置する必要がない。
【0035】この受信装置は、前述の排風機11を早期
に停止させる構造と組み合わせることも可能である。そ
の場合には、排風機11の停止のタイミングと受信側の
空気量を調整することにより効果的な軟着陸を達成する
ことができる。
【0036】本発明に係る気送設備の受信装置は、すべ
ての分野の気送設備に利用できるが、特に気送対象物を
高速で搬送する設備においては極めて有効である。ま
た、その構造は、上述のものに限らず、種々の態様で実
施可能である。
【0037】
【発明の効果】本願の第1の発明に係る気送設備におけ
る受信方法によれば、送信位置から受信位置にかけて配
管を設けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送
信位置から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記
排風機により前記配管内に発生される空気流の力により
前記受信位置に移送する気送設備において、前記移送対
象物が前記受信位置に到達する前に前記排風機を停止し
て、前記気送対象物の速度を減じるようにしたので、気
送対象物は受信位置に軟着陸し、受信時の衝撃は緩和さ
れる。よって、破損のおそれのあるものや慎重に取り扱
う必要のあるものを気送する場合、また質量が大きいも
のを気送する場合、長距離の気送や減速が期待できない
受信装置を用いる場合等受信速度が高速になる場合に特
に有効である。
【0038】本願の第2の発明に係る気送設備における
受信方法によれば、前記配管に前記気送対象物の通過を
検知する通過検知手段を設け、前記通過検知手段が前記
気送対象物の通過を検知した信号により前記排風機の停
止を制御するようにしたので、通過気送対象物が確実に
減速されて受信位置に軟着陸し、受信時の衝撃は緩和さ
れる。
【0039】本願の第3の発明に係る気送設備における
受信装置によれば、送信位置から受信位置にかけて配さ
れた気送管と、前記受信位置寄りにおいて前記気送管に
接続され、前記気送管内に空気流を生じさせる排風機
と、前記排風機より上流側において前記気送管に設けら
れ、前記気送管内の気送対象物の通過を検知する検知手
段と、前記検知手段からの信号により前記排風機の停止
を制御する制御装置とを備えるものとしたので、排風機
により配管内に発生される空気流により気送対象物は移
送され、移送されている気送対象物が検知手段により検
知されると、制御装置により排風機が停止され、よっ
て、空気流の速度は減じられ、気送対象物の速度も減じ
られて受信位置に達し、気送対象物の衝撃は緩和され
る。また、必要な設備は、気送対象物の通過検知装置及
び通過検知装置により排風機を制御する装置でよいの
で、設備費の増加を招くことがない。
【0040】本願の第4の発明に係る気送設備における
受信方法によれば、送信位置から受信位置にかけて配管
を設けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送信
位置から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記排
風機により前記配管内に発生される空気流の力により前
記受信位置に移送する気送設備において、前記移送対象
物が前記受信位置に到達する前に前記排風機を停止する
に際し、前記排風機を停止する前記気送対象物の位置と
前記受信位置における前記気送対象物との速度の関係を
求めておき、この関係に基づき、前記気送対象物が前記
受信位置において所望の速度となるように前記排風機の
停止を制御するようにしたので、気送対象物を所望とす
る速度に減じさせて受信位置に至らせることができる。
【0041】本願の第5の発明に係る気送設備における
受信方法によれば、送信位置から受信位置にかけて配管
を設けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送信
位置から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記排
風機により前記配管内に発生される空気流の力により前
記受信位置に移送する気送設備において、前記受信位置
においては前記移送対象物が前記受信位置における空気
を圧縮することにより受信されるようにしたので、気送
対象物は速度を減じられて受信位置に軟着陸することに
なり、受信時の衝撃力を少なくすることができる。よっ
て、破損の恐れのあるものや慎重に取り扱う必要のある
ものを気送する場合、また質量の大きいものを気送する
場合、長距離の移送や減速が期待できない受信装置を用
いる等、受信速度が高速度になる場合に特に有効であ
る。
【0042】本願の第6の発明に係る気送設備における
受信装置によれば、送信位置から受信位置にかけて配管
を設けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送信
位置から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記排
風機により前記配管内に発生される空気流の力により前
記受信位置に移送する気送設備において、前記受信位置
を機密構造とし、前記移送対象物が受信位置において空
気を圧縮することにより受信されるようにしたので、気
送対象物自体が減速されて受信位置に至ることになり、
受信時の衝撃力を少なくすることができる。
【0043】この第6の発明の実施にあたっては、受信
箇所を機密構造かつ受信箇所の空気容積を少なくするこ
とにより可能であり、特別に装置を設置する必要がな
く、コストの面でも有利である。また、受信箇所に給気
管等気送管以外の配管が接続されていない場合は、受信
箇所を機密構造とすることだけで十分な減速、衝撃力減
少の効果が得られる。更に、気送設備だけでなく、固体
物を受信する場合に、その固体物の大きさに合わせた管
を受信ルートに設置することにより、本発明を適用し、
受信時の衝撃を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る気送設備の受信装
置の概略図である。
【図2】実施の形態に係る装置の効果を示す線図であ
る。
【図3】排風機を停止したときの気送子の位置と受信速
度との関係を示す線図である。
【図4】受信装置の他の態様を示す概略図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る気送設備の受信
装置の概略図である。
【図6】受信側の空気量と受信時の衝撃との関係を示す
線図である。
【図7】受信側の空気量と受信時の速度との関係を示す
線図である。
【符号の説明】 1 気送管 2 気送子 3 送信装置 4 受信装置 5 給気管 6 フィルタ 7 給気弁 8 フィルタ 9 排気弁 10 排気管 11 排風機 12 空気流 13 通過検知装置 14 制御装置 15 管路切り換え器 21 空気管 22 弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信位置から受信位置にかけて配管を設
    けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送信位置
    から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記排風機
    により前記配管内に発生される空気流の力により前記受
    信位置に移送する気送設備において、前記移送対象物が
    前記受信位置に到達する前に前記排風機を停止して、前
    記気送対象物の速度を減じるようにしたことを特徴とす
    る気送設備における受信方法。
  2. 【請求項2】 前記配管に前記気送対象物の通過を検知
    する通過検知手段を設け、前記通過検知手段が前記気送
    対象物の通過を検知した信号により前記排風機の停止を
    制御することを特徴とする請求項1に記載の気送設備に
    おける受信方法。
  3. 【請求項3】 送信位置から受信位置にかけて配された
    気送管と、前記受信位置寄りにおいて前記気送管に接続
    され、前記気送管内に空気流を生じさせる排風機と、前
    記排風機より上流側において前記気送管に設けられ、前
    記気送管内の気送対象物の通過を検知する検知手段と、
    前記検知手段からの信号により前記排風機の停止を制御
    する制御装置とを備えることを特徴とする気送設備にお
    ける受信装置。
  4. 【請求項4】 送信位置から受信位置にかけて配管を設
    けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送信位置
    から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記排風機
    により前記配管内に発生される空気流の力により前記受
    信位置に移送する気送設備において、前記移送対象物が
    前記受信位置に到達する前に前記排風機を停止するに際
    し、前記排風機を停止する前記気送対象物の位置と前記
    受信位置における前記気送対象物との速度の関係を求め
    ておき、この関係に基づき、前記気送対象物が前記受信
    位置において所望の速度となるように前記排風機の停止
    を制御することを特徴とする気送設備における受信方
    法。
  5. 【請求項5】 送信位置から受信位置にかけて配管を設
    けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送信位置
    から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記排風機
    により前記配管内に発生される空気流の力により前記受
    信位置に移送する気送設備において、前記受信位置にお
    いては前記移送対象物が前記受信位置における空気を圧
    縮することにより、受信時の衝撃力が緩和されるように
    したことを特徴とする気送設備における受信方法。
  6. 【請求項6】 送信位置から受信位置にかけて配管を設
    けると共に、当該配管に排風機を接続し、前記送信位置
    から前記配管内に入れられる移送対象物を、前記排風機
    により前記配管内に発生される空気流の力により前記受
    信位置に移送する気送設備において、前記受信位置を機
    密構造とし、前記移送対象物が受信位置において空気を
    圧縮することにより、受信時の衝撃力が緩和されるよう
    にしたことを特徴とする気送設備における受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101759034A (zh) * 2008-10-07 2010-06-30 北京银融科技有限责任公司 一种气动管道传输的接收方法及装置
CN101804917A (zh) * 2009-02-12 2010-08-18 北京银融科技有限责任公司 一种气动管道传输系统的方法及装置
KR20160126182A (ko) * 2015-04-23 2016-11-02 주식회사 포스코 기송자 위치검출장치 및 이를 구비한 기송장치

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