JPH102649A - 車載用保冷庫 - Google Patents
車載用保冷庫Info
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- JPH102649A JPH102649A JP15131596A JP15131596A JPH102649A JP H102649 A JPH102649 A JP H102649A JP 15131596 A JP15131596 A JP 15131596A JP 15131596 A JP15131596 A JP 15131596A JP H102649 A JPH102649 A JP H102649A
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Abstract
た、積載物が多い場合にあっても凝縮排熱を確実に排出
できる。 【解決手段】物品を収容し冷却装置の構成部品である蒸
発器9aが設置された断熱性の保冷庫本体3と、冷却装
置の構成部品である圧縮機9b、凝縮器9c、凝縮器用
ファン9d等が設置された機械室5と、圧縮機9b及び
凝縮器用ファン等の電源であるバッテリ12が設置され
たバッテリ室4とを備え、この保冷庫本体3の後側上面
に、機械室5及びバッテリ室4を設置した構造となって
いる。これにより、運搬車両の荷台の積載スペースがこ
の機械室5及びバッテリ室4により狭くなることがな
い。また、機械室5が上位にあるため、運搬車両に多量
の物品が積載され、荷台の底側が満杯となっているとき
でも、凝縮排熱を支障なく排出できる。
Description
食料品、医薬品等を収容し、トラック等の運搬車両で搬
送される車載用保冷庫に関するものである。
の配送にあたり、依頼主からの物品を集荷場に一旦集
め、この集荷場から運搬車両に積載し、これを冷却しな
がら受取主に配達する物流システムが確立しており、こ
の物品を運搬車両に積載するときは、これを予め保冷庫
に収容し、この保冷庫を運搬車両に積載して行ってい
る。
て、例えば特開平1ー306789号公報に開示された
ものが知られている。
に蓄冷剤と、この蓄冷剤を冷却する蒸発器と、蓄冷剤に
蓄えられた冷熱を本体内に循環させる冷却用ファンとを
設置する一方、保冷庫本体の下方には圧縮機、凝縮器、
凝縮器用ファンを設置した機械室と、冷却用ファンに給
電するバッテリを有するバッテリ室とを設けている。
積するときは、外部の電源から圧縮機、冷却用ファン及
び凝縮器用ファンに給電し、各機器を駆動する。これに
より、蒸発器にて冷却された空気が蓄冷剤の周囲に流
れ、蓄冷剤が冷却される。この蓄冷剤に冷熱が蓄積され
たときは、この保冷庫本体内に物品を収納し、この保冷
庫を運搬車両に載せ、配送する。この配送中は、バッテ
リの電力で冷却用ファンを駆動し、蓄冷剤の融解熱によ
り保冷庫本体内を所望の温度に維持する。
搬時間の経過とともに蓄冷剤の融解熱が減少するため、
この運搬配送が長時間に亘るときは、多量の蓄冷剤を保
冷庫本体内に充填しておかなければならず、その分物品
の収納容量が少なくなるという問題点を有している。
の蓄冷剤を使用することなく、バッテリ電源で冷凍サイ
クルの圧縮機等を駆動し、運搬中もこの冷凍サイクルで
保冷庫本体内を保冷する車載用保冷庫が提案されてい
る。
用保冷庫では、バッテリを収容するバッテリ室及び圧縮
機、凝縮器等を収容する機械室が、保冷物品を収容する
保冷庫本体に隣接して設置されている。
及びバッテリ室を設置するときは、この機械室及びバッ
テリ室の設置スペースの分、運搬車両の積載スペースが
狭くなってしまうし、また、この機械室内の圧縮機及び
凝縮器で発生した熱が隣接する保冷庫本体に直接に熱伝
導し、保冷庫本体の保冷効率が低下したり、更には、運
搬車両に積み込まれた他の物品等により凝縮器への空気
流通が阻害されるという問題点を有している。
運搬車両の積載スペースを有効に利用でき、また、積載
物が多い場合にあっても凝縮排熱を確実に排出できる車
載用保冷庫を提供することにある。
するため、請求項1の発明に係る車載用保冷庫は、物品
を収容し冷却装置の構成部品である蒸発器が設置された
断熱性の保冷庫本体と、冷却装置の構成部品である圧縮
機、凝縮器、凝縮器用ファン等が設置された機械室と、
この圧縮機及び凝縮器用ファン等の電源であるバッテリ
が設置されたバッテリ室とを備え、この保冷庫本体の後
側上面に、機械室及びバッテリ室を設置した構造となっ
ている。
テリ室が保冷庫本体の上面に設置されているため、運搬
車両の荷台の積載スペースがこの機械室及びバッテリ室
により狭くなることがない。また、機械室が上位にある
ため、運搬車両に多量の物品が積載され、荷台の底側が
満杯となっているときでも、凝縮排熱を支障なく排出で
きる。
係る車載用保冷庫において、バッテリ室の上面に機械室
を設置し、この機械室の一側寄りの前面或いは上面の少
なくとも一方には、凝縮器用ファンの駆動により取り込
まれる空気の吸入口を有し、機械室の他側寄りの上面に
は、この機械室に取り込まれ凝縮器と熱交換した空気の
排出口を有する。
に載置される物品が隣接することがない部位、即ち、機
械室の上面或いは前面に空気の吸入口及び排出口を設け
ているため、荷台に積載された物品により吸入口及び排
出口が通常閉塞されることがないし、また、吸入口が機
械室の上面及び側面の2箇所となっているときは、一方
の吸入口が閉塞されているときでも、他方の吸入口から
熱交換用の空気を機械室に確実に吸入できる。
用保冷庫の一実施形態を示すもので、図1は車載用保冷
庫の積載状態を示す斜視図、図2は車載用保冷庫の斜視
図、図3は保冷庫本体を断面で表した車載用保冷庫の正
面図、図4は保冷庫本体を断面で表した車載用保冷庫の
側面図、図5は運搬車両として小型車両を用いた場合の
車載用保冷庫の積載状態を示す側面図である。
に、トラック2の荷台に積み込み配送されるもので、図
2乃至図4にも示すように、断熱壁で構成された方形状
の保冷庫本体3と、この保冷庫本体3の後側上面に設置
されたバッテリ室4及び機械室5とを有し、このバッテ
リ室4の上に機械室5を積み重ねた状態にしている。
に断熱性の蓋体6を有している。この蓋体6は後端に蝶
番6aを有し上下に回動自在となっており、保冷庫本体
3の上面開口の開閉操作により、物品の収納及び取り出
しを行う。また、この蓋体6の前側には鉄片6bを有す
る一方、機械室5の前面板5aにはマグネット6cを有
し、この蓋体6を開動作させたとき、マグネット6cに
鉄片6bが吸着し蓋体6が開状態で保持される。なお、
車載用保冷庫1の運搬中等はこの蓋体6が開かないよう
施錠金具6dで閉状態に保持している。
が連結し、庫内の凝縮水を外に排出する。更に、この保
冷庫本体3の内壁面にはワイヤを格子状に組んだ網8が
配置され、庫内に収納される物品と内壁面との接触を防
止し、物品の過冷却及び内壁面への張り付きを防止して
いる。
却装置の構成部品であるパイプオンシートタイプの蒸発
器9aを巻回する一方、この機械室5には同じく、図3
及び図4に示すように、冷却装置の構成部品である圧縮
機9b、凝縮器9c及び凝縮器用ファン9dが配置され
ている。このような冷却装置により、圧縮機9b→凝縮
器9c→図示しない膨張弁→蒸発器9a→圧縮機9bと
冷媒が順次循環し、保冷庫本体3内を保冷している。ま
た、この機械室5の前板5a及び上板5bの一側寄りに
は、多数のスリットで構成した空気吸入口10a,10
bを設ける一方、機械室5の上板5bの他側寄りには、
同じく多数のスリットで構成された空気排出口11を設
けている。これにより、凝縮器用ファン9dの駆動でこ
の空気吸入口10a,10bから機械室5に熱交換用の
空気が吸入され、この空気が凝縮器9cと熱交換し、空
気排出口11から排出される。更に、この圧縮機9b及
び凝縮器用ファン9dは、その駆動電源がバッテリ室4
内に設置された充電式のバッテリ12であることに鑑
み、直流モータを内蔵したもの、或いは、バッテリ12
からの直流電流をインバータで交流変換し、この変換さ
れた交流電流で駆動する交流モータを内蔵するものとな
っている。
駆動制御用の制御素子が組み込まれた制御ボックス13
が設置され、また、バッテリ12の充電或いは交換等が
できるようバッテリ室4の前面には開閉扉4aが設置さ
れている。
ように、バッテリ12を収容したバッテリ室4が保冷庫
本体3の上面に設置されているため、保冷庫本体3の周
囲に多数の物品が積載されている場合でも、保冷庫本体
3の上方の空間を利用してバッテリ12の充電或いは交
換作業を行うことができる。
設置しているため、圧縮機9b及び凝縮器9cで発生す
る熱がこのバッテリ室4で遮断され、直接に保冷庫本体
3に伝導することがない。また、機械室5からの排熱
が、保冷庫本体3の上方に排出されるため、この排熱に
よる保冷庫本体3への熱的影響を小さくできる。更に、
機械室5が車載用保冷庫1の最上位に位置し、荷台の床
面から大きく離隔しているから、機械室5の空気吸入口
10a,10bに床面の塵埃等が吸い込まれることがな
く、凝縮器9cへの塵埃の付着が低減される。
隣接することがない部位、即ち、機械室5の上面或いは
前面に空気吸入口10a,10b及び空気排出口11を
設けているため、荷台に積載された物品により各空気吸
入口10a,10b及び空気排出口11が通常閉塞され
ることがない。また、一方の空気吸入口10a(又は1
0b)が閉塞されたときでも、他方の吸入口10b(又
は10a)から熱交換用の空気を機械室5に確実に吸入
できる。
冷庫本体3の上面に設置されているため、トラック2の
荷台の積載スペースがこのバッテリ室4及び機械室5に
より狭くなることがない。
ものとなっており、図5に示すように、小型の運搬車両
2’にも積み込むことができる。ここで、この車載用保
冷庫1の運搬車両2’に積み込むときは、その正面を車
両の2’の扉2aと対向するよう積み込む。これによ
り、扉2aを開けた状態で車外からバッテリ12を交換
したり、或いは、バッテリ12を積み込んだままで充電
作業を行うことができる。
よれば、機械室及びバッテリ室が保冷庫本体の上面に設
置されているため、運搬車両の荷台の積載スペースがこ
の機械室及びバッテリ室により狭くなることがなく、物
品収容効率が向上する。また、機械室が上位にあるた
め、運搬車両に多量の物品が積載され、荷台の底側が満
杯となっているときでも、熱交換用の空気の取り込み及
び凝縮排熱を十分に行うことができる。
に載置される物品が隣接することがない部位、即ち、機
械室の上面或いは前面に空気の吸入口及び排出口を設け
ているため、荷台に積載された物品により吸入口及び排
出口が通常閉塞されることがなく、運転効率が低下する
ことがない。
図
図
保冷庫の積載状態を示す側面図
5…機械室、9a…蒸発器、9b…圧縮機、9c…凝縮
器、9d…凝縮器用ファン、10a,10b…空気吸入
口、11…空気排出口、12…バッテリ。
Claims (2)
- 【請求項1】 物品を収容し冷却装置の構成部品である
蒸発器が設置された断熱性の保冷庫本体と、冷却装置の
構成部品である圧縮機、凝縮器、凝縮器用ファン等が設
置された機械室と、該圧縮機及び凝縮器用ファン等の電
源であるバッテリが設置されたバッテリ室とを備え、 前記保冷庫本体の後側上面に、前記機械室及び前記バッ
テリ室を設置したことを特徴とする車載用保冷庫。 - 【請求項2】 前記バッテリ室の上面に前記機械室を設
置し、前記機械室の一側寄りの前面或いは上面の少なく
とも一方には、前記凝縮器用ファンの駆動により取り込
まれる空気の吸入口を有し、前記機械室の他側寄りの上
面には、前記機械室に取り込まれ凝縮器と熱交換した空
気の排出口を有することを特徴とする請求項1記載の車
載用保冷庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15131596A JP3502219B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 車載用保冷庫 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15131596A JP3502219B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 車載用保冷庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102649A true JPH102649A (ja) | 1998-01-06 |
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ID=15515962
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15131596A Expired - Fee Related JP3502219B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 車載用保冷庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3502219B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10720735B2 (en) | 2016-10-19 | 2020-07-21 | Amphenol Corporation | Compliant shield for very high speed, high density electrical interconnection |
US10840649B2 (en) | 2014-11-12 | 2020-11-17 | Amphenol Corporation | Organizer for a very high speed, high density electrical interconnection system |
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US11437762B2 (en) | 2019-02-22 | 2022-09-06 | Amphenol Corporation | High performance cable connector assembly |
US11444398B2 (en) | 2018-03-22 | 2022-09-13 | Amphenol Corporation | High density electrical connector |
US11735852B2 (en) | 2019-09-19 | 2023-08-22 | Amphenol Corporation | High speed electronic system with midboard cable connector |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP15131596A patent/JP3502219B2/ja not_active Expired - Fee Related
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