JPH10263065A - オゾンによる空気浄化および燻蒸装置 - Google Patents

オゾンによる空気浄化および燻蒸装置

Info

Publication number
JPH10263065A
JPH10263065A JP9087478A JP8747897A JPH10263065A JP H10263065 A JPH10263065 A JP H10263065A JP 9087478 A JP9087478 A JP 9087478A JP 8747897 A JP8747897 A JP 8747897A JP H10263065 A JPH10263065 A JP H10263065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
air
flow path
fumigation
ozone generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9087478A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Wakasa
暁 若狭
Masataka Takai
政貴 高井
Kenichirou Wakana
健一郎 若名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIURA KENKYUSHO KK
Miura Co Ltd
Original Assignee
MIURA KENKYUSHO KK
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIURA KENKYUSHO KK, Miura Co Ltd filed Critical MIURA KENKYUSHO KK
Priority to JP9087478A priority Critical patent/JPH10263065A/ja
Publication of JPH10263065A publication Critical patent/JPH10263065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾンによる空気浄化および燻蒸を、流路の
切り換えを行うことなく、1台の装置で行なうこと。 【解決手段】 吸込口1から吸い込んだ空気のほぼ全量
を、第一オゾン発生器5,オゾン分解器6および第二オ
ゾン発生器7を順に通過させた後、吹出口2から放出す
る流路4を備え、前記第一および第二オゾン発生器5,
7を選択的に作動させることにより、装置内に吸い込ん
だ汚染空気にオゾンを発生させ分解する際に脱臭および
殺菌する動作と、装置内で発生させたオゾンを装置外に
放出して燻蒸する動作とを行うオゾンによる空気浄化お
よび燻蒸装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オゾンを用いて
空気浄化および燻蒸を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般住居,事務所,ホテル,病院
などの建築物や、自動車,列車,船舶などの交通手段の
室内の空気を、オゾンを用いて、脱臭や殺菌を行う空気
浄化装置が多用されている。また、そのような室内にオ
ゾンを放出して、室内の害虫の駆除や、カビ,細菌類の
殺菌や消毒を行う燻蒸装置も多用されている。従来、前
述のような空気浄化装置と燻蒸装置は別々に構成されて
いた。そのため、設置スペースの問題があって、近年で
は1台で両者の機能を有する空気浄化および燻蒸装置が
提案されている。しかし、この従来の装置においては、
装置内部における空気浄化時の空気の流れと燻蒸時の空
気の流れとが異なっているため、その流れを切り換える
ための流路切換手段が必要である。このような装置で
は、オゾンが必要時以外に装置の外に漏れ出るのを防止
する必要があるが、従来の流路切換手段を有するもので
は、この流路切換手段におけるシールの問題が解決され
ていない。
【0003】たとえば、図5に示すように、ケーシング
15内に、オゾン発生器16,オゾン分解器17および
送風機18を上流側からこの順に接続してなる第一流路
19を形成し、さらに前記第一流路19には前記オゾン
分解器17をバイパスする第二流路20を接続し、前記
第一流路19と第二流路20との接続部分に、第一およ
び第二流路切換手段21,22を設けてある。そして、
空気浄化時には、第一および第二流路切換手段21,2
2を図5の実線で示す位置に切り換え、吸込口23から
吸い込んだ汚染空気を第一流路19に導入し、この汚染
空気にオゾン発生器16によってオゾンを発生させて空
気を浄化し、オゾン分解器17によってオゾンを除去し
た後に清浄空気として吹出口24から室内に放出する。
一方、燻蒸時には、第一および第二流路切換手段21,
22を図5の二点鎖線で示す位置に切り換え、吸込口2
3から吸い込んだ空気にオゾン発生器16によってオゾ
ンを発生させ、第二流路20によってオゾン分解器17
をバイパスさせて吹出口24から室内に放出する。しか
し、このような従来の装置では、前記第一および第二流
路切換手段21,22によって前記第一流路19から第
二流路20を完全に遮断することが難しく、空気浄化時
に前記オゾン発生器16で発生したオゾンが第一流路切
換手段21から第二流路20に漏れ、さらに第二流路切
換手段22から第一流路19に漏れて吹出口24から室
内に放出されてしまう恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明が、解決しよ
うとする課題は、簡単な構成で、オゾンによる空気浄化
および燻蒸を行える装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発
明は、吸込口から吸い込んだ空気のほぼ全量を、第一オ
ゾン発生器,オゾン分解器および第二オゾン発生器を順
に通過させた後、吹出口から放出する流路を備え、前記
第一および第二オゾン発生器を選択的に作動させること
により、装置内に吸い込んだ汚染空気にオゾンを発生さ
せ分解する際に脱臭および殺菌する動作と、装置内で発
生させたオゾンを装置外に放出して燻蒸する動作とを行
うことを特徴としており、請求項2に記載の発明は、前
記第一および第二オゾン発生器を停止させ、空気を装置
内に取り込むことによってオゾンを分解することを特徴
としている。
【0006】さらに、請求項3に記載の発明は、前記流
路に送風機を設けたことを特徴としており、請求項4に
記載の発明は、前記オゾン分解器と前記第二オゾン発生
器との間に、送風機を設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、オゾンによって前述
の建築物や交通手段などの室内の空気の脱臭や殺菌、室
内の害虫などの駆除、カビや細菌類などの殺菌を1台の
装置で行うことのできるオゾンによる空気浄化および燻
蒸装置として実施される。さらに、この発明の装置は、
そのまま空気浄化および燻蒸装置として設置される場合
も、建築物などの空調設備の送風ダクトに組み込まれて
設置される場合も含む。前記装置は、吸込口と吹出口と
の間の流路に、第一オゾン発生器,オゾン分解器および
第二オゾン発生器を設けたものである。前記流路は、吸
込口から吸い込んだ空気のほぼ全量を、第一オゾン発生
器,オゾン分解器および第二オゾン発生器を順に通過さ
せた後、吹出口から放出する構成である。前記第一およ
び第二オゾン発生器は、たとえば無声放電法などにより
オゾンを発生するものである。前記オゾン分解器は、触
媒などを用いてオゾンを酸素に分解するものである。
【0008】この発明の装置では、前記第二オゾン発生
器を停止させた状態で、前記第一オゾン発生器を作動さ
せることにより、まず、室内の汚染した空気を装置内に
吸い込み、この汚染空気にオゾンを発生させて脱臭と殺
菌を行い、そしてオゾン分解器によって残留するオゾン
を分解した後に、清浄空気として室内に放出する。ま
た、第一オゾン発生器を停止させた状態で、第二オゾン
発生器を作動させることにより、装置内部で発生したオ
ゾンを室内に放出し、燻蒸を行う。この燻蒸動作時に
は、吸い込んだ空気に含まれるオゾンを前記オゾン分解
器によって一旦分解して除去した後、前記第二オゾン発
生器で再度オゾンを発生させるため、装置から吹き出る
空気のオゾン濃度は一定に保たれる。したがって、室内
のオゾン濃度が過度に高くなるのを防止できる。さら
に、この発明のオゾンによる空気浄化および燻蒸装置
は、前記吸込口から吸い込んだ空気のほぼ全量が、前記
第一および第二オゾン発生器およびオゾン分解器を通過
し、吹出口から放出される構成であるため、前記第一お
よび第二オゾン発生器を選択的に動作させるだけで、オ
ゾンによる空気浄化と燻蒸を行うことができる。すなわ
ち、この発明のオゾンによる空気浄化および燻蒸装置
は、空気の流路を切り換えること無く、オゾンによる空
気浄化と燻蒸を行えるように構成している。
【0009】さらに、この発明の装置では、前記第一お
よび第二オゾン発生器を停止させた状態で、室内の空気
を吸い込むことによって、この空気に含まれるオゾンを
分解する。たとえば、前述の燻蒸時に、室内の空気のオ
ゾン濃度が高くなりすぎた場合には、このように動作さ
せることにより、オゾン濃度を下げることができる。ま
た、燻蒸後、室内の空気からオゾンを除去して通常の状
態に戻すことができる。
【0010】さらに、この発明の装置では、前記流路に
送風機を設けたものであるから、装置単体でオゾンによ
る空気清浄および燻蒸を行うことができる。さらに、こ
の発明の装置では、前記送風機を前記オゾン分解器と前
記第二オゾン発生器との間に設けることにより、空気浄
化の際に第一オゾン発生器からオゾン分解器までの流路
が負圧になるため、前記第一オゾン発生器で発生したオ
ゾンは装置外にもれるのを防止でき、また漏れを防止す
るためのシール構造を簡素化できる。さらに、送風機を
このように配置すると、空気浄化の際も燻蒸の際も、送
風機がオゾンに晒されることがなくなり、オゾンによる
送風機の部品の劣化などの悪影響を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明に係るオゾンによる空気浄化
および燻蒸装置の第一実施例について、図1を参照しな
がら説明する。ここで、図1は、この発明の第一実施例
の説明図である。
【0012】図1において、オゾンによる空気浄化およ
び燻蒸装置は、一端側に吸込口1を、他端側に吹出口2
を有するケーシング3を備えている。このケーシング3
内には、前記吸込口1から吹出口2に向けて、途中で分
岐すること無く一方向に流通する流路4が形成されてい
る。この流路4には、前記吸込口1の側から前記吹出口
2の側にかけて、第一オゾン発生器5,オゾン分解器6
および第二オゾン発生器7をこの順に接続してある。さ
らに、前記流路4のオゾン分解器6と第二オゾン発生器
7との間には送風機8を接続してある。したがって、前
記流路4は、前記送風機8によって吸込口1から吸い込
んだ空気のほぼ全量が、第一オゾン発生器5,オゾン分
解器6および第二オゾン発生器7を順に通過した後、吹
出口2から放出されるように構成されている。
【0013】前記送風機8は、この第一実施例では軸流
式のものとしてある。さらに、前記第一オゾン発生器5
および第二オゾン発生器7は、この第一実施例ではとも
に無声放電法によるものである。これらの第一および第
二オゾン発生器5,7は、選択的に作動させることがで
きる。また、前記オゾン分解器6は、二酸化マンガン
(MnO2 )のようなオゾンを分解する触媒を用いたも
のである。
【0014】以上の構成において、オゾンによる空気浄
化を行う場合には、第二オゾン発生器7を停止させた状
態で第一オゾン発生器5および送風機8を作動させる。
すると、室内の汚染空気は、前記吸込口1から吸い込ま
れて第一オゾン発生器5に流入する。この第一オゾン発
生器5において、汚染空気にオゾンを発生させる。そし
て、この汚染空気が下流側に向けて流れる間に、オゾン
は、汚染空気に含まれる悪臭成分を分解して脱臭が行な
われ、また、汚染空気に含まれる細菌類の殺菌が行われ
る。このようにして脱臭と殺菌が行われた空気には、オ
ゾンが残留しているが、このオゾンは前記オゾン分解器
6によって分解される。したがって、前記オゾン分解器
6を通過した後の空気は、オゾンも除去された清浄空気
となっている。この清浄空気は、前記第二オゾン発生器
7を通過した後、前記吹出口2から室内に戻される。す
なわち、前記吸込口1から吸い込まれた汚染空気は、流
路4内で分岐すること無く、そのほぼ全量が前記第一オ
ゾン発生器5,オゾン分解器6および第二オゾン発生器
7を順に通過して吹出口2から清浄空気として室内に放
出される。ここで、第二オゾン発生器7は作動させてい
ないので、これを通過する清浄空気にはオゾンは発生し
ない。以上の動作を所望時間継続することで、室内の空
気の脱臭と殺菌が行われる。ここで、前記送風機8は、
前記オゾン分解器6よりも下流に設けてあるため、前記
流路4の第一オゾン発生器5より下流側は負圧になって
いる。したがって、前記流路4から外にオゾンが洩れる
ことはなく、そのため、前記流路4のシール構造を簡略
化することができる。
【0015】つぎに、オゾンによる燻蒸を行う場合に
は、前記第一オゾン発生器5を停止させた状態で第二オ
ゾン発生器7および送風機8を作動させる。すると、前
述同様に、室内の空気は、前記吸込口1から吸い込まれ
て第一オゾン発生器5およびオゾン分解器6を経由して
第二オゾン発生器7に流入する。この第二オゾン発生器
7において、吸い込まれた空気にオゾンを発生させ、こ
の空気を吹出口2から室内に放出する。このとき、吸込
口1から吸い込まれた空気は、前記空気浄化の場合と同
じく、流路4内で分岐すること無く、そのほぼ全量が、
前記第一オゾン発生器5,オゾン分解器6および第二オ
ゾン発生器7を通過して吹出口2からオゾンを含んだ空
気として室内に放出される。この動作を所望時間継続す
ることで、室内にオゾンを放出し、室内の害虫の駆除
や、カビや細菌類の殺菌を行う。ここで、前記燻蒸動作
を継続すると、室内にオゾンが広がっていき、室内のオ
ゾン濃度が上昇していく。ここで、この実施例の構成で
は、まず、前記オゾン分解器6によって、前記吸込口1
から吸い込んだ空気に含まれるオゾンを分解してから、
第二オゾン発生器7によって新たにオゾンを発生させて
いるため、装置から放出する空気のオゾン濃度は一定に
なる。したがって、室内のオゾン濃度も所定の値を越え
ることはない。そのため、室内のオゾン濃度が高くなり
すぎることもなく、この燻蒸中に誤って入室して人体に
悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0016】この燻蒸動作が所望時間行われた後は、前
記第一および第二オゾン発生器5,7を停止させた状態
で、送風機8を作動させる。すると、オゾンを含んだ空
気は、装置内に吸い込まれ、オゾン分解器6によってオ
ゾンが分解された後、オゾンを含まない空気が放出され
る。この操作により、燻蒸後の室内のオゾンを除去して
通常の状態に戻す。また、この動作は、前記燻蒸時に適
宜行うことができる。この場合には、燻蒸時に、室内の
オゾン濃度が高くなりすぎた場合に、オゾン濃度を低下
させる際に有効である。
【0017】以上の第一実施例においては、ほぼ筒型の
ケーシング3内に流路4を設けたものであり、この第一
実施例の装置は、建築物や船舶などの空調設備の送風ダ
クトに接続して使用することもできる。この場合には、
空調設備にオゾンによる空気浄化および燻蒸を行う機能
を付加することができる。また、この場合には、空調設
備に既設されている送風手段を使用するようにすれば、
この第一実施例の装置における送風機を省略することが
できる。
【0018】つぎに、この発明に係るオゾンによる空気
浄化および燻蒸装置の第二実施例について、図2乃至図
4を参照しながら説明する。ここで、図2は、この発明
の第二実施例の縦断面の説明図、図3は、図2の III−
III 線に沿う断面の説明図、図4は、図2のIV−IV線に
沿う断面の説明図である。ここで、以下の第二実施例の
説明では、前記第一実施例と同様の構成部材には、同一
の参照番号を附してその詳細説明を省略する。
【0019】図2乃至図4において、第二実施例の装置
は、下部に吸込口1を、上部に吹出口2を備えた箱型の
ケーシング3を有している。このケーシング3内には、
前記吸込口1と吹出口2との間を連通する流路4を形成
してある。この流路4には、上流の吸込口1の側から順
に、第一オゾン発生器5,オゾン分解器6,送風機8お
よび第二オゾン発生器7を接続してある。
【0020】以下、前記流路4の構成と、前記流路4に
接続した各機器との配置関係を説明する。前記吸込口1
は、前記ケーシング3の下部の側面に開口させてあり、
前記吹出口2は、前記ケーシング3の上部の側面に開口
させてある。前記流路4において、前記吹出口2に連な
る部分は、吸込み流路9であり、この吸込み流路9の上
部の壁面の中央部に、前記第一オゾン発生器5が接続さ
れる。この吸込み流路9は、前記ケーシング3のほぼ底
面全体に広がる空間として形成されている。
【0021】前記第一オゾン発生器5と前記オゾン分解
器6との間の第一流路10は、テーパ形状の流路であっ
て、第一オゾン発生器5からオゾン分解器6にかけて末
広がり形状となっている。これは、オゾン分解器6を通
過する空気の速度を低下させ、オゾンを分解するための
時間を十分なものとするためである。また、前記のよう
にオゾンを分解する触媒を用いたものであるため、より
寸法の大きな触媒を用いて空気の接触面積を拡大するた
めである。
【0022】前記オゾン分解器6の下流側には、第二流
路11が接続されている。この第二流路11は、前記ケ
ーシング3のほぼ頂面に広がる空間として形成されてい
る。この第二流路11から前記送風機8にかけての第三
流路12は、第二流路11のケーシング3に近い部分に
接続されている。この第三流路12は、前記ケーシング
3の一つの側板に沿って下方に向けて延びている。この
第三流路12の下部には、前記送風機8の吸い込み側を
接続してある。
【0023】さらに、前記送風機8の吹き出し側から
は、上方に向けて第四流路13が延びており、この第四
流路13の上端近くに、前記第二オゾン発生器7を接続
してある。さらに、前記第四流路13の下流には、前記
吹出口2に接続される吹出し流路14を接続してある。
この吹出し流路14は、前記第二流路11の内部を一部
区画して形成されている。
【0024】前記送風機8は、この第二実施例では遠心
式のものとしてある。さらに、前記第一オゾン発生器5
および第二オゾン発生器7は、この第二実施例において
も、ともに無声放電法によるものである。また、前記オ
ゾン分解器6は、二酸化マンガン(MnO2 )のような
オゾンを分解する触媒を用いたものである。
【0025】以上の第二実施例の装置において、オゾン
による空気浄化を行う場合には、前記第一実施例同様
に、第二オゾン発生器7を停止させた状態で第一オゾン
発生器5および送風機8を作動させることによって行
う。また、この第二実施例の装置において、オゾンによ
る燻蒸動作を行う場合には、前記第一オゾン発生器5を
停止させた状態で第二オゾン発生器7および送風機8を
作動させることによって行う。また、第二実施例の装置
において、燻蒸動作後に室内のオゾンを通常の状態に戻
す場合、また、燻蒸動作中に室内のオゾン濃度を低下さ
せる場合は、前記第一および第二オゾン発生器5,7を
停止させた状態で、送風機8を作動させることによって
行う。
【0026】以上の第二実施例においても、オゾンによ
る空気浄化を行う場合も燻蒸を行う場合も、吸込口1か
ら吸い込まれた空気は、前記流路4内で分岐すること無
く、そのほぼ全量が、吸込み流路9,第一オゾン発生器
5,第一流路10,オゾン分解器6,第二流路11,第
三流路12,送風機8,第四流路13,第二オゾン発生
器7および吹出し流路14を経て前記吹出口2から室内
に放出される。ここで、前記送風機8は、前記オゾン分
解器6よりも下流に設けてあるため、第一オゾン発生器
5以降の流路は負圧になっている。したがって、流路4
から外にオゾンが洩れることはなく、そのため、前記流
路4のシール構造を簡略化することができる。
【0027】さらに、この第二実施例においては、送風
機8からモータ部が出っ張るが、前記第二流路11をテ
ーパー形状としてあるため、その細くなっている部分に
このモータ部を位置させることにより、装置内の空間の
有効利用が行え、各流路を接近させて、装置の小型化を
行える。
【0028】以上の第一および第二実施例において、前
記流路4に、活性炭のような悪臭の吸着材や脱臭触媒を
設けることもできる。このような吸着材や脱臭触媒を設
ける場合、脱臭・燻蒸の各動作時に、第一および第二オ
ゾン発生器5,7からのオゾンが直接作用しないよう
に、前記オゾン分解器6と前記第二オゾン発生器7との
間に設けるのが好ましい。
【0029】さらに、以上の第一および第二実施例にお
いて、オゾン分解器6として触媒を用いているが、この
発明においては、前記第一および第二オゾン発生器5,
7によって発生するオゾン濃度が10ppm 以下の低濃度
であれば、活性炭を用いることもできる。
【0030】さらに、以上の第一および第二実施例にお
いては、前記送風機8の取付位置を前記オゾン分解器6
と第二オゾン発生器7の間に設けてあるが、実施に応じ
て、第二オゾン発生器7の下流側に設けることもでき、
さらにオゾン分解器6の上流側、または第一オゾン発生
器5の上流側に設けることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るオ
ゾンによる空気浄化および燻蒸装置は、第一オゾン発生
器および第二オゾン発生器を選択的に動作させることに
より、流路を切り換える手段を設けること無く、オゾン
による空気浄化動作と燻蒸動作を切り換えることができ
る。さらに、この発明に係るオゾンによる空気浄化およ
び燻蒸装置は、従来装置のような流路を切り換える手段
が不要であるため、流路のシール構造が簡単になり、装
置からのオゾンの漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例の説明図である。
【図2】この発明の第二実施例の縦断面の説明図であ
る。
【図3】図2の III−III 線に沿う断面の説明図であ
る。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面の説明図である。
【図5】従来のオゾンによる空気浄化および燻蒸装置の
説明図である。
【符号の説明】
1 吸込口 2 吹出口 4 流路 5 第一オゾン発生器 6 オゾン分解器 7 第二オゾン発生器 8 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若名 健一郎 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口1から吸い込んだ空気のほぼ全量
    を、第一オゾン発生器5,オゾン分解器6および第二オ
    ゾン発生器7を順に通過させた後、吹出口2から放出す
    る流路4を備え、前記第一および第二オゾン発生器5,
    7を選択的に作動させることにより、装置内に吸い込ん
    だ汚染空気にオゾンを発生させ分解する際に脱臭および
    殺菌する動作と、装置内で発生させたオゾンを装置外に
    放出して燻蒸する動作とを行うことを特徴とするオゾン
    による空気浄化および燻蒸装置。
  2. 【請求項2】 前記第一および第二オゾン発生器5,7
    を停止させ、空気を装置内に取り込むことによってオゾ
    ンを分解することを特徴とする請求項1に記載のオゾン
    による空気浄化および燻蒸装置。
  3. 【請求項3】 前記流路4に送風機8を設けたことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のオゾンによる
    空気浄化および燻蒸装置。
  4. 【請求項4】 前記オゾン分解器6と前記第二オゾン発
    生器7との間に、送風機8を設けたことを特徴とする請
    求項3に記載のオゾンによる空気浄化および燻蒸装置。
JP9087478A 1997-03-21 1997-03-21 オゾンによる空気浄化および燻蒸装置 Pending JPH10263065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9087478A JPH10263065A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 オゾンによる空気浄化および燻蒸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9087478A JPH10263065A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 オゾンによる空気浄化および燻蒸装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10263065A true JPH10263065A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13916045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9087478A Pending JPH10263065A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 オゾンによる空気浄化および燻蒸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10263065A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2914861A1 (fr) * 2007-04-16 2008-10-17 Air Liquide Sante France Desinfection d'un reseau de vide par injection d'ozone.
JP2010264077A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ihi Shibaura Machinery Corp 隔離室形成装置及び隔離室形成方法
JP2010264076A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ihi Shibaura Machinery Corp 隔離室形成装置、及び、隔離室清浄燻蒸方法
KR101700431B1 (ko) * 2015-08-12 2017-01-26 주식회사 하나지엔씨 클러스터 이오나이저와 워터 캐치가 혼합된 하이브리드 멸균시스템 컨트롤 장치 및 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2914861A1 (fr) * 2007-04-16 2008-10-17 Air Liquide Sante France Desinfection d'un reseau de vide par injection d'ozone.
JP2010264077A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ihi Shibaura Machinery Corp 隔離室形成装置及び隔離室形成方法
JP2010264076A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ihi Shibaura Machinery Corp 隔離室形成装置、及び、隔離室清浄燻蒸方法
KR101700431B1 (ko) * 2015-08-12 2017-01-26 주식회사 하나지엔씨 클러스터 이오나이저와 워터 캐치가 혼합된 하이브리드 멸균시스템 컨트롤 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0687890B2 (ja) 殺菌・脱臭装置
EP1559963A1 (en) Combination air purifier and air ventilator
JP4070447B2 (ja) トイレ用殺菌装置
JP2000157621A (ja) 空気清浄機
JP2007006956A (ja) 除菌及び脱臭機能を備えた空気清浄機
JP2002263181A (ja) 簡易脱臭装置
JPH0760058A (ja) 空気清浄器
JPH06165910A (ja) 空気清浄器
JPH10263065A (ja) オゾンによる空気浄化および燻蒸装置
KR100381312B1 (ko) 오존발생장치
JP2004286384A (ja) 給気口構造及び換気システム及びこれを用いた建物
JP2002115877A (ja) 空気清浄機
KR20220046053A (ko) 실내 유해균, 악취 및 바이러스 제거 장치
JP2008201530A (ja) エレベーター専用の消臭方法とその消臭器
JP3462942B2 (ja) 空気清浄装置
KR930005736Y1 (ko) 냉장고의 살균 및 탈취장치
JPH0539700Y2 (ja)
JP3577443B2 (ja) 室内脱臭機
JPH0910537A (ja) 空気浄化装置
JP2546766Y2 (ja) 脱臭殺菌装置
JPH06182142A (ja) 空気清浄器
KR200211665Y1 (ko) 오존발생장치
JP3007666U (ja) 出入口用消臭装置
JPH04135615A (ja) ガス処理装置
JP2002058417A (ja) 屠殺場の環境浄化システム