JP3007666U - 出入口用消臭装置 - Google Patents

出入口用消臭装置

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JP3007666U
JP3007666U JP1994009847U JP984794U JP3007666U JP 3007666 U JP3007666 U JP 3007666U JP 1994009847 U JP1994009847 U JP 1994009847U JP 984794 U JP984794 U JP 984794U JP 3007666 U JP3007666 U JP 3007666U
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Japan
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air
pipe
entrance
exit
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JP1994009847U
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Inventor
陽子 井内
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に発生した悪臭原因物質そのものを無臭
化すること、及び悪臭を外部に持ち出すのを防止するよ
うにした出入口用消臭装置を提供することである。 【構成】 トイレユニットは、出入口用開口部2を通
じて前記壁1によって囲われたトイレ室内3と廊下4と
を開放式に出入りするもので、開口部2の上縁には下方
に向けて多数の吹出口11aを開口形成したエアカーテ
ン吹出用パイプ11が配置されているとともに、開口部
2の下縁には床面と同一になるべく開口された空気吸込
用の吸引パイプ12が埋設され、各パイプ11,12は
パイプ13を通じてエア循環用ポンプ14の吐出側及び
吸引側に連通し、ポンプ14の駆動によりパイプ11の
吹出口11aからエアカーテン状に流下させて吸引パイ
プ12側に吸引される。パイプ13の配管経路途中には
消臭剤15を充填したカラム16が接続され、吸引され
たエアの殺菌浄化を図るとともに、芳香を付与しエアに
混合して開口部2内を流下する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トイレ、廃棄物処理工場、薬品工場など匂いを生ずる場所と外部と を匂い的に遮断するための出入口用消臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トイレ、廃棄物処理工場、薬品工場など悪臭を生ずる場所では、出入口用開口 部を通じて悪臭が外に漏れ易い。このような場所で悪臭を防除するため方法とし てエアカーテンがある。このエアカーテンは例えば前記開口部の上縁にエア吹出 口を設け、ここからエアを流下させておくことによって開口部を挾む内外を匂い 的に遮断する構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この構造では内部で発生する悪臭は無臭化できず、しかも悪臭 原因物質が付着性物質である場合には内部側からエアカーテンを通じて外に出た としても、開口部を通過する物や人の体の周囲から原因物質が完全に吹き払われ ずに付着したままとなり、外部に悪臭を持ち出す原因となる。
【0004】 本考案は以上の問題を解決するものであって、その目的は内部に発生した悪臭 原因物質そのものを無臭化すること、及び悪臭を外部に持ち出すのを防止するよ うにした出入口用消臭装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、建物における出入口用開口部の縁部に吹 出口を設け、該吹出口より消臭剤を含むエアを該開口部に沿ってカーテン状に流 れさせるものである。
【0006】 また本考案は、前記開口部の前記吹出口と対向する縁部に吸引口を並設し、該 吸引口から吸い込んだエアを循環ポンプを及び消臭剤を介して前記吹出口側に循 環する構成も採用できる(請求項2)。
【0007】 さらに本考案では、前記出入口用開口部を挾む匂い発生側室内に匂いセンサを 設け、該匂いセンサの検知出力に応じて前記消臭装置が駆動される構成(請求項 3)、前記出入口用開口部を挾む匂い発生側室内に設けられた排気用ファンの操 作スイッチに連繋して前記消臭装置が駆動される構成(請求項4)、或いは前記 出入口用開口部には扉を設けるとともに、該扉の開扉を検知する用センサを設け 、該センサの検知出力に応じて前記消臭装置が駆動される構成(請求項5)も採 用できる。
【0008】
【作用】
以上の構成によれば、悪臭原因物質はエアカーテン中に含まれる消臭剤成分に 接触することによって無臭化される。
【0009】 請求項2の構成を採用した場合には、流れるエアは吹出口と対向する縁部で吸 引され循環使用される。
【0010】 請求項3の構成を採用した場合には、悪臭が発生した状態でエアカーテンが作 動する。
【0011】 請求項4の構成を採用した場合には、室内側は負圧状態となり、エアカーテン は室内側に供給され、室内の消臭殺菌に活用される。
【0012】 請求項5の構成を採用した場合には、室内に対する入退出時のみエアカーテン が作動する。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0014】 図1は本考案をトイレユニットに適用した場合を示すものである。図における トイレユニットは、壁1によって内外を仕切り、出入口用開口部2を通じて前記 壁1によって囲われたトイレ室内3と廊下4とを開放式に出入りできるようにし たもので、室内3は、図示しない複数の小便器、洗面台、大便器及びこれらを仕 切るドア付き間仕切6などを備えている。
【0015】 また、室内3の天井面3aには中央には吸込口7が開口され、これに嵌め付け られた吸込器具8は天井裏においてダクト9を介して排気ファン10に連通し、 該排気用ファン10を介して建物外部に排出されるようにしている。
【0016】 さらに前記開口部2の上縁には下方に向けて多数の吹出口11aを開口形成し たエアカーテン吹出用パイプ11が配置されているとともに、上縁の吹出口11 aと対向する開口部2の下縁には床面と同一になるべく開口され、ルーバ等によ り目隠しされた空気吸込用の吸引パイプ12が埋設されている。
【0017】 各パイプ11,12は壁1内部に配管されたパイプ13を通じて天井裏等に配 置されたエア循環用ポンプ14の吐出側及び吸引側に連通し、ポンプ14の駆動 によりパイプ11の吹出口11aから開口部2に沿って矢印のごとくカーテン状 に流下するエアは吸引パイプ12側に吸引され、循環使用される。
【0018】 また、パイプ13の配管経路途中には消臭剤15を充填したカラム16が接続 され、カラム16の内部に取り込んだエアの殺菌浄化を図るとともに、芳香を付 与し、ポンプ14の駆動により前記エアに混合されて開口部2内を流下する。
【0019】 なお、悪臭原因物質としては、硫化水素その他有機,無機硫黄化合物、及びア ンモニアその他窒素化合物などからなるものである。
【0020】 これに対し、消臭剤15はこれらを吸着する活性炭、あるいは酸化分解用の酸 化剤あるいは芳香性マスキング剤等からなるもの、あるいはこれらの複合体であ って、このうち芳香性マスキング剤は蒸散しつつ気流に混合されてエアカーテン 中に混合し、その中和効果により悪臭を打ち消す。また酸化剤としてオゾン発生 器などにより発生したオゾンを前記気流中に混合して吹き出すこともできる。
【0021】 さらに天井面3aには匂いセンサ17が配置され、このセンサ17の検知出力 はコントロ―ラ18に入力され、これに応じてコントロ―ラ18は、前記ファン 10及びポンプ14の駆動制御を行なう。
【0022】 したがって、この実施例では室内3の悪臭原因物質濃度が前記センサ17によ って検知されることにより、ファン10及びポンプ14が駆動して室内3の空気 が排出されるとともに、エアカーテンが作動して開口部2を出入りする人に消臭 剤を混合した空気を吹き付け、付着した悪臭成分を除去する。
【0023】 また、ファン10の駆動により室内3は負圧となっているため、エアカーテン の一部は室内3側に吸引され、室内3の空気に混合し、これによる浄化作用も併 せて行なわれる。
【0024】 なお、前記実施例では床面側に吸引パイプ12を配置し、流下するエアカーテ ンをポンプの吸引側に循環する構成としたが、これは必ずしも必要でない。
【0025】 図2は吸引パイプを設けない場合の第二実施例を示すもので、前記第一実施例 と同様箇所は同一符号を付し、異なる箇所にのみ異なる符号を用いて説明する。 図において、エアーポンプ20の吸引側に消臭剤15を充填したカラム16を 接続し、該カラム16の吸引側を大気に開口させておく点が第一実施例と異なる 。
【0026】 この場合には開口部を流下するエアカーテンは矢印のごとくファン10の駆動 による室内3の負圧により全量室内3側に供給され、室内3の浄化に活用される ことになる。
【0027】 なお、この考案は上記実施例のものに限定されず、吹出口11aを開口部2の 一側縁に設け、これと対向する他の側縁に吸引パイプ12を設けてもよい。この 場合には、エアーが流下するのではなく側方に流れることになる。
【0028】 また、一般にトイレ室内には、照明点灯用スイッチとともに排気ファン用スイ ッチも並設されているが、このスイッチに連動させて前記ポンプ14,または2 0を駆動し、エアカーテンを作動させることもできるほか、エアカーテン駆動用 のスイッチを並設し、排気用ファンとは独立してエアカーテンのみを作動させる こともできる。
【0029】 さらに、出入口用開口部2は必ずしも開放式とは限らず、扉により開閉するも のもある。このような場合には扉が閉じている場合には室内3は密閉され、エア カーテンによる遮断を行なう必要がない。したがって、扉の開扉を検知するセン サを設けておき、このセンサの検知出力に応じて扉が開いている状態のみポンプ 14,20を駆動してエアカーテンを作動させることもできる。
【0030】 またさらに、本考案は単にトイレのみでなく、清掃工場、薬品工場等の匂いを 生ずる建物の出入口用開口部に適用することもでき、これの内外を通過するトラ ックなどの消臭,殺菌等にも有効活用できることは勿論である。
【0031】
【考案の効果】
以上実施例により詳細に説明したように本考案に係る出入口用消臭装置にあっ ては、悪臭原因物質はエアカーテン中に含まれる消臭剤成分に接触することによ って無臭化されるため、エアカーテンによる匂い的遮断効果のみならず、内部に 発生した悪臭原因物質そのものを無臭化し、悪臭を外部に持ち出すのを防止する ことができる利点がある。
【0032】 また、本考案の請求項2の構成を採用した場合には、流下したエアカーテンは 下部側で吸引されるためエアカーテンによる遮断効果が確実になるとともに、消 臭剤成分も循環使用されるため、経済的である。
【0033】 請求項3の構成を採用した場合には、悪臭が発生した状態でエアカーテンが作 動するため、過剰な動作がなく経済的である。
【0034】 請求項4の構成を採用した場合には、室内側は負圧状態となり、エアカーテン は室内側に供給されるため、室内側の消臭殺菌に有効に活用できる。
【0035】 請求項5の構成を採用した場合には、室内に対する入退出時のみエアカーテン が作動するため、請求項3の場合と同様に過剰な動作がなく、同じく経済的であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトイレユニットの模式的断面説明
図である。
【図2】本考案の第二実施例を示す模式的部分断面説明
図である。
【符号の説明】
1 壁 2 出入口用開口部 3 トイレ室内 4 廊下(外部) 10 排気ファン 11 エアカーテンの吹出用パイプ 12 吸引パイプ 14 エア循環用ポンプ 15 消臭剤 16 カラム 20 エアーポンプ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物における出入口用開口部の縁部に吹
    出口を設け、該吹出口より消臭剤を含むエアを該開口部
    に沿ってカーテン状に流れさせることを特徴とする出入
    口用消臭装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部の前記吹出口と対向する縁部
    に吸引口を並設し、該吸引口から吸い込んだエアを循環
    ポンプを及び消臭剤を介して前記吹出口側に循環するこ
    とを特徴とする請求項1記載の出入口用消臭装置。
  3. 【請求項3】 前記出入口用開口部を挾む匂い発生側室
    内に匂いセンサを設け、該匂いセンサの検知出力に応じ
    て前記消臭装置が駆動されるようにしたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の出入口用消臭装置。
  4. 【請求項4】 前記出入口用開口部を挾む匂い発生側室
    内に設けられた排気用ファンの操作スイッチに連繋して
    前記消臭装置が駆動されるようにしたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の出入口用消臭装置。
  5. 【請求項5】 前記出入口用開口部には扉を設けるとと
    もに、該扉の開扉を検知するセンサを設け、該センサの
    検知出力に応じて前記消臭装置が駆動されるようにした
    ことを特徴とする請求項1または2記載の出入口用消臭
    装置。
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