JPH10261858A - 液晶表示装置の実装構造及び電子機器 - Google Patents
液晶表示装置の実装構造及び電子機器Info
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- JPH10261858A JPH10261858A JP6516897A JP6516897A JPH10261858A JP H10261858 A JPH10261858 A JP H10261858A JP 6516897 A JP6516897 A JP 6516897A JP 6516897 A JP6516897 A JP 6516897A JP H10261858 A JPH10261858 A JP H10261858A
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- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/325—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor
Abstract
着工程を不要とすることにより、液晶パネルに熱応力が
残留してそれに起因して種々の不具合が発生するのを防
止する。 【解決手段】 液晶表示装置1を電子機器のフレーム基
板8に装着するための実装構造において、バネ性を備え
た複数個のスプリング端子28を有するスプリングコネ
クタ27を、液晶パネル2の外部接続用端子19と電子
機器の出力端子26との間に配設し、そして、スプリン
グ端子28を介して外部接続用端子19と電子機器の出
力端子26とを導電接続する。スプリングコネクタ27
を所定位置に固定した状態で液晶パネル2を所定位置へ
置けば、外部接続用端子19が自動的にスプリング端子
28に接触する。
Description
種の電子機器に装着するための実装構造に関する。また
本発明は、その実装構造を用いて構成される電子機器に
関する。
各種の電子機器において、可視情報を表示するための表
示部として液晶表示装置が広く用いられている。この液
晶表示装置は一般に外部接続用端子を備えており、その
外部接続用端子を電子機器側のホスト制御部の出力端子
に接続することによってその電子機器に実装される。従
来、液晶表示装置の外部接続用端子と電子機器側の出力
端子との接続は、ACF( Anisotropic Conductive Fi
lm:異方性導電膜)等といった接着剤を用いてそれらの
端子にFPC(Flexible Printed Circuit)を接着する
ことによって行うのが一般的であった。
等といった接着剤は熱圧着によって接着性を発揮するの
で、これを用いて液晶表示装置を電子機器に実装する際
には、必然的に、液晶表示装置も高温にさらされること
になって、その液晶表示装置に不具合が生じるおそれが
あった。例えば、熱圧着に起因して生じる残留応力のた
めに液晶パネルに異常な負荷が加わって、表示品質に影
響が出ることが考えられる。
液晶パネルを構成する一対の透明基板の少なくとも一方
の表面上に液晶駆動用ICを直接に搭載する方式の液晶
表示装置、いわゆるCOG( Chip On Glass)方式の液
晶表示装置が知られている。この液晶表示装置では、液
晶駆動用ICはACF等の接着剤によって透明基板上に
接着されるのが一般的である。この種のCOG方式の液
晶表示装置に関して、その液晶表示装置の外部接続用端
子と電子機器側の出力端子とをACF等の接着剤を用い
て接続しようとすると、端子接続用の接着剤を熱圧着す
る際に液晶駆動用ICを接着しているACF等がその熱
圧着処理において発生する熱のために軟化してしまい、
その結果、液晶駆動用ICと液晶パネルの透明基板との
間に接続不良が発生するおそれがある。
着するという従来の実装構造は、その実装のための工程
が煩雑であった。
装構造における上記の問題点に鑑みてなされたものであ
って、液晶表示装置の実装の際に熱圧着工程を不要とす
ることにより、液晶パネルに熱応力が残留してそれに起
因して種々の不具合が発生するのを防止することを目的
とする。また本発明は、電子機器への液晶表示装置の実
装を簡単に行えるようにすることを目的とする。
め、本発明に係る液晶表示装置の実装構造は、液晶の配
向を制御することで光を変調して可視像を表示する液晶
表示装置を電子機器に実装するための実装構造におい
て、バネ性を備えた複数個のスプリング端子を有するス
プリングコネクタを、液晶表示装置の外部接続用端子と
電子機器の出力端子との間に配設すること及びそれらの
スプリング端子を介して液晶表示装置の外部接続用端子
と電子機器の出力端子とを導電接続することを特徴とす
る。
の一方の端部に電子機器の出力端子が接続され、その他
方の端部に液晶表示装置の外部接続用端子が接続され、
結果的に液晶表示装置の外部接続用端子と電子機器の出
力端子とがそのスプリング端子を介して互いに導電接続
される。このとき、スプリング端子はそれ自身がバネ性
を有しているので、液晶表示装置の外部接続用端子と電
子機器の出力端子との接続は、特別に大きな押圧力を必
要とすることなく確実に達成される。もちろん、ACF
等を用いて接続を行う場合のように熱を加える必要がな
いので、熱応力の発生によって液晶パネルに負荷が加わ
るという問題は解消する。また、電子機器へ液晶表示装
置を実装する際に液晶駆動用ICの接着部分に熱が加わ
ることがなくなるので、液晶駆動用ICの接着状態が不
十分になることもなくなる。
置、TAB方式の液晶表示装置、その他種々の構造の液
晶表示装置を電子機器に実装する際に適用できる。ここ
で、COG方式の液晶表示装置というのは、液晶を挟ん
で互いに対向する一対の透光性基板のうちの少なくとも
一方の上に液晶駆動用ICを直接に搭載する構造の液晶
表示装置である。また、TAB方式の液晶表示装置とい
うのは、TAB(TapeAutomated Bonding:テープ自動
化実装)の技術に則って液晶駆動用ICをFPC(Flex
ible Printed Circuit)の上に接合して形成されたTC
P(Tape Carrier Package)を液晶パネルの透光性基板
に接続した構造の液晶表示装置である。「透光性」とい
うのは、無色透明で透光性を有する場合及び有色であっ
て透光性を有する場合の両方を含む意味である。
部接続用端子がITO(Indium TinOxide:インジウム
スズ酸化物)によって液晶パネルの透光性基板上に直接
に形成され、その外部接続用端子にスプリングコネクタ
のスプリング端子が接触する。一方、TAB方式の液晶
表示装置の場合には、液晶パネルの透光性基板にTCP
が接続され、そしてそのTCPの端部に外部接続用端子
が設けられ、その外部接続用端子にスプリングコネクタ
のスプリング端子が接触する。
晶パネルの透光性基板やFPC等の上に複数個形成さ
れ、しかもそれらの端子は互いに平行に並べられる。従
って、スプリングコネクタのスプリング端子もそれらの
外部接続端子の配列状態に対応して平行に並べられるの
が一般的である。
発明に係る実装構造を用いて構成される電子機器であっ
て、外部接続用端子を通して供給される信号に基づいて
液晶の配向を制御することで光を変調して可視像を表示
する液晶表示装置と、その液晶表示装置の外部接続用端
子に信号を供給するための出力端子とを有する電子機器
である。そしてこの電子機器では、バネ性を備えた複数
個のスプリング端子を有するスプリングコネクタを、液
晶表示装置の外部接続用端子と電子機器の出力端子との
間に配設し、さらに、上記スプリング端子を介して液晶
表示装置の外部接続用端子と電子機器の出力端子とを導
電接続する。この電子機器としては、例えば、携帯電話
機、電子手帳等といった各種の電子機器が考えられる。
実装構造の一実施形態を示している。まず、ここに示し
た液晶表示装置1は、液晶パネル2に液晶駆動用IC3
及びバックライトユニット4を装着し、さらに、それら
をケース6に格納することによって構成される。ケース
6の側面底部には係止片7,7が形成され、それらの係
止片7,7を電子機器のフレーム基板8に設けた係止穴
9にはめ込むことにより、図2に示すように、液晶パネ
ル2及びバックライトユニット4がフレーム基板8の上
の所定位置に設置される。
に対向する一対の透明基板(すなわち、透光性基板)1
1a及び11bを有する。これらの透明基板11a及び
11bは、例えばガラス、プラスチック等によって形成
される。一方の透明基板11aの表面にはITO(Indi
um Tin Oxide)によって透明電極12aが形成される。
この透明電極12aは、少なくとも複数の直線状電極を
互いに平行に並べたストライプ状電極を含み、さらに場
合によって、適宜の形状のパターン状電極を含んで構成
される。この透明電極12aの上には配向膜13が形成
され、この配向膜13に対して配向処理、例えば、ラビ
ング処理が施される。
て透明電極12bが形成される。この透明電極12b
も、少なくともストライプ状電極を含み、さらに場合に
よって、パターン状電極を含む。透明電極12bの上に
も配向膜13が形成され、さらに配向処理が施される。
明電極12a及び12bが対向するように、特にストラ
イプ状電極が直交するように互いに重ね合わされ、そし
て、適宜の間隙、すなわちセルギャップを形成するよう
に、シール材14によって接着される。そのセルギャッ
プ内に液晶16が封入される。また、各透明基板11a
及び11bの外側表面に偏光板17が貼着される。
1bの外側へ張り出しており、その張出し部に複数の電
極端子18が形成される。これらの電極端子18は、透
明電極12aと一体に形成される複数の端子と、透明基
板11aと透明基板11bとの間に設けられた導電材
(図示せず)を介して他方の透明基板11b上の透明電
極12bに接続する複数の端子とによって構成される。
また、透明基板11aの張出し部の端部には、外部回路
との間で導電をとるための複数の外部接続用端子19が
形成される。
に対して液晶駆動用IC3を装着する際には、図3に示
すように、ACF( Anisotropic Conductive Film)2
1を間に挟んで液晶駆動用IC3の突出電極、いわゆる
バンプを電極端子18及び外部接続用端子19のそれぞ
れに接触させ、さらに液晶駆動用IC3を加熱下で加圧
することにより、その液晶駆動用IC3を透明基板11
a上に接着する。
は、両面テープその他の接着手段を用いて一方の透明基
板11bの外側表面に接着される。このバックライトユ
ニット4は、例えばポリカーボネート、アクリル等によ
って形成された平板状の導光体22と、その導光体22
の一端に配置された複数、例えば4個の発光ダイオード
23と、そして導光体22の発光面22aの反対側の面
に貼着された光反射板24とを含んで構成される。
8の表面には、電子機器側のホスト制御部から延びる出
力端子26が設けられ、そしてその近傍にスプリングコ
ネクタ27が配設される。このスプリングコネクタ27
は、互いに平行に並べられた複数のスプリング端子28
と、それらのスプリング端子28を収納するケース29
とを含んで構成される。図4に示すように、隣り合うス
プリング端子28の間隔、すなわちピッチPは、0.3
〜0.5mm程度に設定される。ケース29の両側面に
は外方へ張り出す補強板30が設けられる。
固定端子28aはケース29の側面から外部へ突出し、
その可動端子28bはケース29の上面から外部へ突出
する。可動端子28aは、スプリング端子28それ自身
が有するバネ性に従って図の上下方向へ揺動できる。ス
プリングコネクタ27は、スプリング端子の固定端子2
8aをフレーム基板8上の出力端子26に半田付け等に
よって導電接続した状態でそのフレーム基板8上に固定
される。このとき、補強板30をフレーム基板38に固
着しておくことにより、スプリングコネクタ27をフレ
ーム基板8にしっかりと固定できる。
1をフレーム基板8上に搭載する前にそのフレーム基板
8上に固定される。そして、スプリングコネクタ27が
固定されているフレーム基板8の上に液晶パネル2及び
バックライトユニット4を置き、さらにケース6をフレ
ーム基板8にはめ込む。すると、液晶パネル2の外部接
続用端子19がスプリングコネクタ27の可動端子28
bに自動的に接触し、さらに適宜の行程でその可動端子
28bを図の下方へ押し付ける。スプリング端子28は
それ自身がバネ性を持っているので可動端子28bはそ
のバネ性に応じて外部接続用端子19を加圧し、それ
故、可動端子28bと外部接続用端子19との間に安定
した確実な導電接続が得られる。
構成されているので、図2において、発光ダイオード2
3が通電によって発光すると、その光が導光体22の内
部へ導入され、さらに光反射板24で反射して発光面2
2aへ導かれてその発光面22aから外部へ面状に放射
される。
2において透明電極12a及び12bのうちの適宜のも
のが液晶駆動用ICによって選択されてそれらに電圧が
印加され、これにより、それらの電極に対応する部分の
液晶の配向が初期状態から変化する。上記のようにして
バックライトユニット4から面状に放射された光は、そ
の液晶の配向変化に従って変調され、その結果、偏光板
17を通して可視情報として認識される。
では、図2に示すように、スプリングコネクタ27を用
いて液晶パネル2側の外部接続用端子19と電子機器側
の出力端子26とを導電接続した。このことに関して従
来の実装構造を考えれば、従来、液晶パネル2側の外部
接続端子19と電子機器側の出力端子26との導電接続
は、FPC等を介した上でACF等の接着剤を用いて行
われていた。この場合には、接着剤に接着性を発揮させ
るためにその接着剤を加熱及び加圧する必要がある。し
かしながらこの加熱の際には、接着剤だけではなくて液
晶駆動用IC3の近傍や液晶パネル2の全体までもが加
熱されてしまう。
液晶駆動用IC3を接着しているACF21が熱のため
に軟化して液晶駆動用IC3と透明基板11aとの接続
に不具合が発生するおそれがある。また、液晶パネル2
の全体が加熱されると、例えば、偏光板が熱で溶けてし
まうおそれがある。これに対し、本実施形態の実装構造
では、スプリングコネクタ27を用いて端子同士を導電
接続するので、その接続部を加熱する必要がない。従っ
て、加熱に起因して液晶パネル2や液晶駆動用IC3に
発生する上記の不都合を完全に解消できる。
として、ラバーコネクタと呼ばれる接続用部材がある。
このラバーコネクタは、ゴム等の弾性材料の内部に導電
性の細線を狭い間隔で複数個平行に埋め込むことによっ
て形成されたものである。液晶パネル2側の外部接続用
端子19と電子機器側の出力端子26とは、このラバー
コネクタを用いて導電接続することもでき、この場合に
も導電接続のために加熱を必要とせず、従って、加熱に
起因して液晶パネル2や液晶駆動用IC3に発生する上
記の不都合を解消できると考えられる。
上の問題からスプリングコネクタに比べてその全体形状
の厚さを小さく抑えることが難しく、よって、液晶表示
装置1の全体の高さが高くなる、従って電子機器の厚さ
が厚くなるという問題が考えられる。また、ラバーコネ
クタを用いる場合にはそのラバーコネクタの接続部にか
なり大きな荷重を加えないと安定した確実な導電性を確
保できず、従って、ケース6やフレーム基板8に大きな
負担がかかることが考えられる。これに対し、スプリン
グコネクタ27を用いた本実施形態の実装構造によれ
ば、液晶表示装置1の高さを低く抑えることができる。
しかも、接続のために大きな荷重が必要ないので、ケー
スやフレーム基板の負担を軽減できる。
晶表示装置の実装構造の他の実施形態の要部を示してい
る。この実施形態のように、スプリング端子38の可動
端子38bは、スプリング端子38の先端部分を滑らか
な曲面状に湾曲させることによって形成することもでき
る。なおこの図において、符号38aはスプリング端子
38の固定端子を示している。
晶表示装置の実装構造のさらに他の実施形態を示してい
る。この実施形態が図2に示した実施形態と異なる点
は、(1)液晶表示装置としてTAB方式の液晶表示装
置を適用したこと、(2)電子機器の出力端子と液晶表
示装置の外部接続用端子とを直接に接続するのではなく
てそれらの間に中継用PCB( Print-Circuit Board)
を配設すること、(3)中継用PCB上に接続用のラン
ド、すなわち外部接続用端子を形成すること、そして
(4)スプリングコネクタを中継用PCBの上に固着す
ると共にそのスプリングコネクタの固定側端子を中継用
基板上の外部接続用端子に導電接続すること等である。
体32の発光面側(図の上側)に配置された液晶パネル
2と、その液晶パネル2の外部接続用端子19に導電接
続されたTCP(Tape Carrier Package)62と、そし
て、導光体32の発光面の反対側(図の下側)に配置さ
れた中継用PCB66とによって構成される。
Automated bonding)技術を用いて形成された電子要素
であって、ポリイミド等によって形成されたフィルムキ
ャリヤテープ63と、それの上にパターニングされた銅
箔等によって形成されたリード64と、それらのリード
64上にボンディングされた液晶駆動用IC3とを含ん
で構成される。このTCP62は液晶パネル2の下方側
へ折り曲げられ、そしてその先端の端子が中継用PCB
66上の外部接続用端子67の一端に半田付け等によっ
て導電接続される。
ネクタ27が固着され、そのスプリングコネクタ27の
固定端子28aが中継用PCB66の外部接続用端子6
7の他端に半田付け等によって導電接続される。
61をフレーム基板8の所定位置に置けば、スプリング
コネクタ27のバネ性を備えた可動端子28bが自動的
にフレーム基板8上の出力端子26に接触し、さらに液
晶表示装置61の自重に応じてその可動端子28bが撓
むことによって確実な導電接触が得られる。
子機器の一実施形態を示している。この実施形態は、本
発明に係る液晶表示装置の実装構造を電子機器としての
携帯電話機に適用した場合の実施形態である。ここに示
す携帯電話機は、上ケース41及び下ケース42を含ん
で構成される。上ケース41には、送受信用のアンテナ
43と、キーボードユニット44と、そしてマイクロホ
ン46とが設けられる。そして、下ケース42には、例
えば図1に示した液晶表示装置1と、スピーカ47と、
そして回路基板48とが設けられる。液晶表示装置1及
び回路基板48はフレーム基板8の上に装着され、さら
に、フレーム基板8の上には出力端子26が形成され
る。回路基板48の上には、図8に示すように、スピー
カ47の入力端子に接続された受信部49と、マイクロ
ホン46の出力端子に接続された発信部51と、CPU
を含んで構成された制御部52と、そして各部へ電力を
供給する電源部53とが設けられる。制御部52は、発
信部51及び受信部49の状態を読み取ってその結果に
基づいて液晶駆動用IC3に情報を供給して液晶表示装
置1の表示領域に可視情報、例えば文字、数字等を表示
する。また、制御部52は、キーボードユニット44か
ら出力される情報に基づいて液晶駆動用IC3に情報を
供給して液晶表示装置1の表示領域に可視情報を表示す
る。
説明したが、本発明はその実施形態に限定されるもので
なく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変
できる。
考えれば、図1の実施形態では、COG方式の液晶表示
装置に本発明に係る実装構造を適用したが、本発明はC
OG方式以外の任意の液晶表示装置に対しても適用でき
る。例えば、TAB方式の液晶表示装置に対して本発明
を適用する場合には、FPC上に液晶駆動用ICを搭載
して形成したTCPを液晶パネルの透明基板に接続した
上で、そのTCPの端部に形成された外部接続用端子に
スプリングコネクタのスプリング端子を接続する。
えれば、図7に示した実施形態では、携帯電話機の可視
情報表示部として用いられる液晶表示装置のための実装
構造として本発明の実装構造を適用する場合を例示した
が、携帯電話機以外の任意の電子機器、例えば、ビデオ
カメラ等の表示部として用いられる液晶表示装置のため
の実装構造として本発明の実装構造を適用できることは
もちろんである。
リング端子はそれ自身がバネ性を有しているので、液晶
表示装置の外部接続用端子と電子機器の出力端子との接
続は、特別に大きな押圧力を必要とすることなく確実に
達成される。また、その接続作業の際に加熱処理が必要
ないので、熱応力の発生によって液晶パネルに不要な負
荷が加わったり、前もって接着されている液晶駆動用I
Cの接着状態が悪くなる等といった問題がなくなる。ま
た、ラバーコネクタを用いた実装構造に比べて、導電接
続のための押圧力が小さくて済み、しかも実装構造の大
きさを小さく抑えることができる。さらに、ACF等を
用いてFPCを端子に接着する方式の従来の構造に比べ
て、装着のための作業性が著しく向上する。
構成する透光性基板の上に外部接続用端子が直接的に形
成されるような液晶表示装置を想定している。このよう
な液晶表示装置としては、COG方式の液晶表示装置が
考えられる。このCOG方式の液晶表示装置では、外部
接続用端子に非常に近い部分に液晶駆動用ICがACF
等を用いて接着されるので、その外部接続用端子を電子
機器の出力端子に接続させる際にその接続部分を加熱す
ると、液晶駆動用ICを接着しているACF等までもが
加熱されてしまい、その結果、その液晶駆動用ICの接
着状態に不良が発生するおそれがある。このような問題
が考えられるCOG方式の液晶表示装置に対して本発明
に係る実装構造を適用すれば、液晶駆動用ICの接着部
分に熱が加わることがなくなるので、液晶駆動用ICの
接着不良の発生を回避できる。
示装置の組み付けの際に加熱作業が不要であるので、液
晶表示装置に異常な熱が加わることによってその液晶表
示装置を損傷するという問題を解消できる。また、ラバ
ーコネクタを用いた場合に比べて電子機器の全体の厚さ
を薄くできる。
形態を示す分解斜視図である。
ある。
図である。
である。
実施形態の要部を示す断面図である。
他の実施形態を示す断面図である。
示す斜視図である。
を示すブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 液晶の配向を制御することで光を変調し
て可視像を表示する液晶表示装置を電子機器に実装する
ための実装構造において、 バネ性を備えた複数個のスプリング端子を有するスプリ
ングコネクタを、液晶表示装置の外部接続用端子と電子
機器の出力端子との間に配設し、 上記スプリング端子を介して液晶表示装置の外部接続用
端子と電子機器の出力端子とを導電接続することを特徴
とする液晶表示装置の実装構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の実装構造において、液晶
表示装置は、液晶を挟んで互いに対向する一対の透光性
基板と、少なくとも一方の透光性基板の上に形成された
外部接続用端子とを有し、その外部接続用端子と電子機
器の出力端子とをスプリングコネクタのスプリング端子
によって導電接続することを特徴とする液晶表示装置の
実装構造。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の実装構造に
おいて、上記複数個のスプリング端子は互いに平行に並
べられることを特徴とする液晶表示装置の実装構造。 - 【請求項4】 外部接続用端子を通して供給される信号
に基づいて液晶の配向を制御することで光を変調して可
視像を表示する液晶表示装置と、その液晶表示装置の外
部接続用端子に信号を供給するための出力端子とを有す
る電子機器において、 バネ性を備えた複数個のスプリング端子を有するスプリ
ングコネクタを、液晶表示装置の外部接続用端子と電子
機器の出力端子との間に配設し、 上記スプリング端子を介して液晶表示装置の外部接続用
端子と電子機器の出力端子とを導電接続することを特徴
とする電子機器。
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---|---|---|---|
JP6516897A JP3743101B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 液晶表示装置の実装構造及び電子機器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10261858A true JPH10261858A (ja) | 1998-09-29 |
JP3743101B2 JP3743101B2 (ja) | 2006-02-08 |
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ID=13279099
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020057646A (ko) * | 2001-01-03 | 2002-07-12 | 윤종용 | 제어패널의 오버레이 장착구조 |
US7349620B2 (en) | 2002-09-20 | 2008-03-25 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device and electronic instrument |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP6516897A patent/JP3743101B2/ja not_active Expired - Fee Related
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