JPH10261477A - 負イオン発生装置 - Google Patents
負イオン発生装置Info
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- JPH10261477A JPH10261477A JP6408397A JP6408397A JPH10261477A JP H10261477 A JPH10261477 A JP H10261477A JP 6408397 A JP6408397 A JP 6408397A JP 6408397 A JP6408397 A JP 6408397A JP H10261477 A JPH10261477 A JP H10261477A
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- negative ion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業者の放電電極先端部への誤接触、及び負
イオン発生量の経時的な低下を共に防止することが可能
な負イオン発生装置を提供する。 【解決手段】 負イオン発生装置において、針電極15
の周囲をプラスチック製の電極カバー17が覆ってい
る。AC100V電源を回路ユニット13へ導く給電配
線19が、電極カバー17の外周面に接触した状態でこ
れを横切るように基板11に留め具21で固定されてい
る。この給電配線19に加わる電圧(AC100V)
は、針電極15の印加電圧(約−6KV〜−7KV)に
比較すると十分に低いため、電極カバー17に溜まった
負イオンを吸収し、電極カバー17の帯電を除去するこ
とができる。
イオン発生量の経時的な低下を共に防止することが可能
な負イオン発生装置を提供する。 【解決手段】 負イオン発生装置において、針電極15
の周囲をプラスチック製の電極カバー17が覆ってい
る。AC100V電源を回路ユニット13へ導く給電配
線19が、電極カバー17の外周面に接触した状態でこ
れを横切るように基板11に留め具21で固定されてい
る。この給電配線19に加わる電圧(AC100V)
は、針電極15の印加電圧(約−6KV〜−7KV)に
比較すると十分に低いため、電極カバー17に溜まった
負イオンを吸収し、電極カバー17の帯電を除去するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コロナ放電により
空気中から負イオンを生成する負イオン発生装置の改良
に関するものである。
空気中から負イオンを生成する負イオン発生装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より負イオン発生装置として、イオ
ン式空気清浄装置が知られている。この装置は、一般
に、放電電極として図1(a)に示すように先端が鋭角
に形成された針状の電極(針電極)1が用いられている
ため、ユーザが外部から針電極1の先端に手で触れるこ
とができないよう構成されている。
ン式空気清浄装置が知られている。この装置は、一般
に、放電電極として図1(a)に示すように先端が鋭角
に形成された針状の電極(針電極)1が用いられている
ため、ユーザが外部から針電極1の先端に手で触れるこ
とができないよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した空
気清浄装置においては、そのメンテナンス時や製造組立
工程時に針電極1が剥き出しになるため、作業者が誤っ
て針電極1の先端に接触して負傷したり、針電極1の先
端を損傷したりする問題があった。そこで、これらの問
題に対処するために、図1(b)に示すように、針電極
1の外周をプラスチック等の絶縁性材料から成る円筒状
の電極カバー3で覆った構成の空気清浄装置が提案され
た。
気清浄装置においては、そのメンテナンス時や製造組立
工程時に針電極1が剥き出しになるため、作業者が誤っ
て針電極1の先端に接触して負傷したり、針電極1の先
端を損傷したりする問題があった。そこで、これらの問
題に対処するために、図1(b)に示すように、針電極
1の外周をプラスチック等の絶縁性材料から成る円筒状
の電極カバー3で覆った構成の空気清浄装置が提案され
た。
【0004】しかし、上記のような構成にすると、作業
者の負傷や、針電極1の先端の損傷は回避することはで
きても、電極カバー3を設けたことによって針電極1近
傍に形成される電界が影響を受けて放電が生じ難くな
り、負イオンの発生量が低下するという新たな問題が生
じる。つまり、電極カバー3を設けてないときの針電極
1近傍の電界分布は、図1(a)において符号2で示す
ようになっている。一方、電極カバー3を設けたときの
針電極1近傍の電界分布は、使用を開始した直後には図
1(b)において符号4で示すようになっていて図1
(a)と同様の状態になっている。ところが、長期間使
用すると針電極1で生成される負イオンにより電極カバ
ー3が経時的に帯電し、針電極1近傍の電界分布が図1
(c)において符号6で示すように変化してしまう。そ
のため、針電極1への印加電圧が同じであっても放電そ
のものが弱くなり、負イオンの発生量が低下してしまう
のである。
者の負傷や、針電極1の先端の損傷は回避することはで
きても、電極カバー3を設けたことによって針電極1近
傍に形成される電界が影響を受けて放電が生じ難くな
り、負イオンの発生量が低下するという新たな問題が生
じる。つまり、電極カバー3を設けてないときの針電極
1近傍の電界分布は、図1(a)において符号2で示す
ようになっている。一方、電極カバー3を設けたときの
針電極1近傍の電界分布は、使用を開始した直後には図
1(b)において符号4で示すようになっていて図1
(a)と同様の状態になっている。ところが、長期間使
用すると針電極1で生成される負イオンにより電極カバ
ー3が経時的に帯電し、針電極1近傍の電界分布が図1
(c)において符号6で示すように変化してしまう。そ
のため、針電極1への印加電圧が同じであっても放電そ
のものが弱くなり、負イオンの発生量が低下してしまう
のである。
【0005】従って本発明の目的は、作業者の放電電極
先端部への誤接触、及び負イオン発生量の経時的な低下
を共に防止することが可能な負イオン発生装置を提供す
ることにある。
先端部への誤接触、及び負イオン発生量の経時的な低下
を共に防止することが可能な負イオン発生装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従う負イオン発
生装置は、コロナ放電により空気中から負イオンを生成
するための放電電極を備えるもので、放電電極を包囲す
る絶縁性の電極カバー部材と、電極カバー部材の外周に
配置された導電性部材とを有する。
生装置は、コロナ放電により空気中から負イオンを生成
するための放電電極を備えるもので、放電電極を包囲す
る絶縁性の電極カバー部材と、電極カバー部材の外周に
配置された導電性部材とを有する。
【0007】本発明の好適な実施形態に係る負イオン発
生装置では、放電電極には針状電極が用いられる。
生装置では、放電電極には針状電極が用いられる。
【0008】上記構成によれば、絶縁性の電極カバー部
材が放電電極を包囲しているので、装置のメンテナンス
時や製造組立工程時に、作業者が誤って放電電極先端部
に接触して負傷したり、針電極の先端を損傷したりする
ことがない。また、導電性部材が電極カバー部材の外周
に配置されているので、放電電極で生成される負イオン
が電極カバー部材に溜まっても、その負イオンは導電性
部材によって吸収される。よって、負イオン発生量の経
時的な低下が防止される。
材が放電電極を包囲しているので、装置のメンテナンス
時や製造組立工程時に、作業者が誤って放電電極先端部
に接触して負傷したり、針電極の先端を損傷したりする
ことがない。また、導電性部材が電極カバー部材の外周
に配置されているので、放電電極で生成される負イオン
が電極カバー部材に溜まっても、その負イオンは導電性
部材によって吸収される。よって、負イオン発生量の経
時的な低下が防止される。
【0009】上述した実施形態の変形例では、導電性部
材がアースされている。そのため、電極カバー部材に溜
まった負イオンは、導電性部材を通じてアースに落とさ
れることとなるので、負イオンの除去効果は更に向上
し、負イオン発生量の経時的な低下が更に抑制される。
材がアースされている。そのため、電極カバー部材に溜
まった負イオンは、導電性部材を通じてアースに落とさ
れることとなるので、負イオンの除去効果は更に向上
し、負イオン発生量の経時的な低下が更に抑制される。
【0010】上述した実施形態の別の変形例では、導電
性部材として電極カバー部材に接触された、放電電極へ
の印加電圧より低い電圧が印加される電気配線が用いら
れる。この電気配線としては、例えば、商用電源を、放
電電極に高電圧を供給する高電圧発生回路に接続するた
めの給電配線が挙げられる。
性部材として電極カバー部材に接触された、放電電極へ
の印加電圧より低い電圧が印加される電気配線が用いら
れる。この電気配線としては、例えば、商用電源を、放
電電極に高電圧を供給する高電圧発生回路に接続するた
めの給電配線が挙げられる。
【0011】上記のような給電配線を用いることによっ
ても、上記変形例におけると同様に、電極カバー部材に
溜まった負イオンの除去効果は更に向上する。負イオン
発生量の経時的な低下が更に抑制される。
ても、上記変形例におけると同様に、電極カバー部材に
溜まった負イオンの除去効果は更に向上する。負イオン
発生量の経時的な低下が更に抑制される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
面により詳細に説明する。
【0013】図2は、本発明の一実施例に係る負イオン
発生装置の全体構成を示す斜視図である。
発生装置の全体構成を示す斜視図である。
【0014】上記装置は、図2に示すように、基板11
と、装置の回路ユニット13と、針電極15と、電極カ
バー17と、給電配線19と、留め具21とを備える。
基板11は、プラスチック等の絶縁性材料により構成さ
れており、この基板11上に回路ユニット13が搭載さ
れている。針電極15は、この回路ユニット13の側面
から突出してその先端が基板11の一辺縁に臨んでい
る。電極カバー17も、基板11と同様にプラスチック
等の絶縁性材料によって構成されており、図示のように
針電極15の周囲を覆っている。給電配線19は、AC
100V電源を回路ユニット13内の電源回路(図4に
おいて符号20で示す)へ導くためのもので、電極カバ
ー17の外表面に接触してこれを横切るよう、留め具2
1により基板11に固定されている。
と、装置の回路ユニット13と、針電極15と、電極カ
バー17と、給電配線19と、留め具21とを備える。
基板11は、プラスチック等の絶縁性材料により構成さ
れており、この基板11上に回路ユニット13が搭載さ
れている。針電極15は、この回路ユニット13の側面
から突出してその先端が基板11の一辺縁に臨んでい
る。電極カバー17も、基板11と同様にプラスチック
等の絶縁性材料によって構成されており、図示のように
針電極15の周囲を覆っている。給電配線19は、AC
100V電源を回路ユニット13内の電源回路(図4に
おいて符号20で示す)へ導くためのもので、電極カバ
ー17の外表面に接触してこれを横切るよう、留め具2
1により基板11に固定されている。
【0015】図3は、上述した針電極15、及び電極カ
バー17の構成を模式的に示したもので、給電配線19
は、図示のように、電極カバー17の外周面の一部に接
触した状態で電極カバー17の外周面の一部を囲むよう
に取付固定されている。
バー17の構成を模式的に示したもので、給電配線19
は、図示のように、電極カバー17の外周面の一部に接
触した状態で電極カバー17の外周面の一部を囲むよう
に取付固定されている。
【0016】この給電配線19の電圧(AC100V)
は、針電極15への印加電圧(約−6KV〜−7KV)
に比較すると十分に低く、且つ電位的にも安定してい
る。そのため、この給電配線19を、上記のように電極
カバー17の外周面に取付固定することによって、電極
カバー17に溜まった負イオンを吸収し、電極カバー1
7に帯電する負イオンを除去することができる。
は、針電極15への印加電圧(約−6KV〜−7KV)
に比較すると十分に低く、且つ電位的にも安定してい
る。そのため、この給電配線19を、上記のように電極
カバー17の外周面に取付固定することによって、電極
カバー17に溜まった負イオンを吸収し、電極カバー1
7に帯電する負イオンを除去することができる。
【0017】図4は、図2に示した負イオン発生装置が
備える回路ユニット13の構成を示した図である。
備える回路ユニット13の構成を示した図である。
【0018】この回路ユニット13は、電源回路20
と、トランジスタ(Tr)スイッチ23と、発振回路2
5と、圧電トランス27と、ダイオード29と、上述し
た針電極15とを備える。電源回路20は、AC100
Vを所定の直流電圧に整流して出力する。Trスイッチ
23は、コントロール部(図示しない)の制御下で、負
イオン発生装置を駆動/停止すべくオン/オフするもの
で電源回路20と発振回路とを接続する給電路に設けら
れており、オンのときにのみ負イオン発生装置が駆動す
る。
と、トランジスタ(Tr)スイッチ23と、発振回路2
5と、圧電トランス27と、ダイオード29と、上述し
た針電極15とを備える。電源回路20は、AC100
Vを所定の直流電圧に整流して出力する。Trスイッチ
23は、コントロール部(図示しない)の制御下で、負
イオン発生装置を駆動/停止すべくオン/オフするもの
で電源回路20と発振回路とを接続する給電路に設けら
れており、オンのときにのみ負イオン発生装置が駆動す
る。
【0019】発振回路25は、Trスイッチ23がオン
のとき、電源回路20からの給電により駆動して高周波
電圧を発生させ、この高周波電圧を圧電トランス27に
出力する。圧電トランス27は、発振回路25からの高
周波電圧を昇圧してダイオード21に印加する。ダイオ
ード21は、圧電トランス27からの出力高電圧のうち
負の高電圧のみが針電極15に印加されるようにするた
め、図示の態様で針電極15と圧電トランス27の入力
との間に接続される。針電極15は、ダイオード21を
通じて印加される負の高電圧によってコロナ放電を発生
させる。この針電極15の先端で生じるコロナ放電によ
って、空気中の分子が負イオン化されることになる。
のとき、電源回路20からの給電により駆動して高周波
電圧を発生させ、この高周波電圧を圧電トランス27に
出力する。圧電トランス27は、発振回路25からの高
周波電圧を昇圧してダイオード21に印加する。ダイオ
ード21は、圧電トランス27からの出力高電圧のうち
負の高電圧のみが針電極15に印加されるようにするた
め、図示の態様で針電極15と圧電トランス27の入力
との間に接続される。針電極15は、ダイオード21を
通じて印加される負の高電圧によってコロナ放電を発生
させる。この針電極15の先端で生じるコロナ放電によ
って、空気中の分子が負イオン化されることになる。
【0020】以上説明したように、本発明の一実施形態
では、針電極15への印加電圧(約−6KV〜−7K
V)に比較すると1桁以上も大きさが異なり(AC10
0V、上記印加電圧から見れば0電位に近い)、且つ、
電位的にも安定している給電配線19を、電極カバー1
7の外周面に取付固定した。そのため、電極カバー17
に溜まった負イオンが給電配線19によって吸収でき、
それによって電極カバー17が負電位に帯電するのを防
止することが可能になった。
では、針電極15への印加電圧(約−6KV〜−7K
V)に比較すると1桁以上も大きさが異なり(AC10
0V、上記印加電圧から見れば0電位に近い)、且つ、
電位的にも安定している給電配線19を、電極カバー1
7の外周面に取付固定した。そのため、電極カバー17
に溜まった負イオンが給電配線19によって吸収でき、
それによって電極カバー17が負電位に帯電するのを防
止することが可能になった。
【0021】図5は、本発明の一実施形態の第1の変形
例に係る針電極及び電極カバーの構成を模式的に示した
もので、本変形例に係る電極カバー17は、その外周面
に例えば金属板31のような導体を貼付けた構成となっ
ている。
例に係る針電極及び電極カバーの構成を模式的に示した
もので、本変形例に係る電極カバー17は、その外周面
に例えば金属板31のような導体を貼付けた構成となっ
ている。
【0022】電極カバー17を、このような構成にする
ことによっても、電極カバー17に溜まった負イオンを
金属板31によって吸収でき、それによって電極カバー
17が負電位に帯電するのを防止することが可能であ
る。なお、電極カバー17の全体を金属で構成すると、
針電極15との間で放電が発生するので好ましくない。
ことによっても、電極カバー17に溜まった負イオンを
金属板31によって吸収でき、それによって電極カバー
17が負電位に帯電するのを防止することが可能であ
る。なお、電極カバー17の全体を金属で構成すると、
針電極15との間で放電が発生するので好ましくない。
【0023】図6は、本発明の一実施形態の第2の変形
例に係る針電極及び電極カバーの構成を模式的に示した
もので、本変形例に係る電極カバー17は、上記第1の
変形例で設けた金属板31をアースした構成となってい
る。
例に係る針電極及び電極カバーの構成を模式的に示した
もので、本変形例に係る電極カバー17は、上記第1の
変形例で設けた金属板31をアースした構成となってい
る。
【0024】このような構成にすることによっても、電
極カバー17に溜まった負イオンを金属板31を通して
アースに落とすことができるので、それによって電極カ
バー17が負電位に帯電するのを防止することが可能で
ある。
極カバー17に溜まった負イオンを金属板31を通して
アースに落とすことができるので、それによって電極カ
バー17が負電位に帯電するのを防止することが可能で
ある。
【0025】図7は、上述した本発明の一実施形態に係
る負イオン発生装置、一実施形態の第1、第2の変形例
に係る負イオン発生装置、及び従来の負イオン発生装置
における負イオン発生量の比較結果を示す図である。
る負イオン発生装置、一実施形態の第1、第2の変形例
に係る負イオン発生装置、及び従来の負イオン発生装置
における負イオン発生量の比較結果を示す図である。
【0026】図7を参照して明らかなように、電極カバ
ー17に帯電した負電荷を除電するための対策を全く講
じない従来の装置では、曲線101で示すように装置を
起動した直後にその濃度がほぼ0になる。
ー17に帯電した負電荷を除電するための対策を全く講
じない従来の装置では、曲線101で示すように装置を
起動した直後にその濃度がほぼ0になる。
【0027】これに対して、一実施形態に係る負イオン
発生装置では、曲線103で示すように装置起動時から
10分間経過するまで、ほぼ平均して30000(個/
cc)以上の濃度を保持していることが分かる。また、
第2の変形例に係る負イオン発生装置では、曲線105
で示すように、装置起動時直後は約38000(個/c
c)から急激に減少して25000(個/cc)程度に
落込む。そして、その後も30000(個/cc)を中
心に多少の増減変動はあるが、装置起動時から10分間
経過すると一実施形態におけると同様に30000(個
/cc)以上の濃度を保持していることが分かる。更
に、第1の変形例に係る負イオン発生装置では、曲線1
07で示すように、時間の経過とともに一時的に100
00(個/cc)近くにまで減少することがあるもの
の、概ね20000(個/cc)を中心に増減変動して
おり、装置起動時から10分間経過すると、20000
(個/cc)程度の濃度を保持していることが分かる。
発生装置では、曲線103で示すように装置起動時から
10分間経過するまで、ほぼ平均して30000(個/
cc)以上の濃度を保持していることが分かる。また、
第2の変形例に係る負イオン発生装置では、曲線105
で示すように、装置起動時直後は約38000(個/c
c)から急激に減少して25000(個/cc)程度に
落込む。そして、その後も30000(個/cc)を中
心に多少の増減変動はあるが、装置起動時から10分間
経過すると一実施形態におけると同様に30000(個
/cc)以上の濃度を保持していることが分かる。更
に、第1の変形例に係る負イオン発生装置では、曲線1
07で示すように、時間の経過とともに一時的に100
00(個/cc)近くにまで減少することがあるもの
の、概ね20000(個/cc)を中心に増減変動して
おり、装置起動時から10分間経過すると、20000
(個/cc)程度の濃度を保持していることが分かる。
【0028】上記比較結果から、本発明の一実施形態、
及びその第1、第2の変形例に係る負イオン発生装置の
方が、従来の負イオン発生装置よりも、比較的高濃度で
安定的に負イオンを生成できることが明らかになった。
及びその第1、第2の変形例に係る負イオン発生装置の
方が、従来の負イオン発生装置よりも、比較的高濃度で
安定的に負イオンを生成できることが明らかになった。
【0029】なお、上述した内容は、あくまで本発明の
一実施形態に関するものであって、本発明が上記内容の
みに限定されることを意味するものでないのは勿論であ
る。
一実施形態に関するものであって、本発明が上記内容の
みに限定されることを意味するものでないのは勿論であ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業者の放電電極先端部への誤接触、及び負イオン発生
量の経時的な低下を共に防止することが可能な負イオン
発生装置を提供することができる。
作業者の放電電極先端部への誤接触、及び負イオン発生
量の経時的な低下を共に防止することが可能な負イオン
発生装置を提供することができる。
【図1】従来の負イオン発生装置の針電極及び電極カバ
ーの構成を示す模式図。
ーの構成を示す模式図。
【図2】本発明の一実施形態の負イオン発生装置の全体
構成を示す斜視図。
構成を示す斜視図。
【図3】一実施形態の負イオン発生装置の針電極及び電
極カバーの構成を示す模式図。
極カバーの構成を示す模式図。
【図4】一実施形態の負イオン発生装置の回路ユニット
の構成図。
の構成図。
【図5】一実施形態の第1の変形例の針電極及び電極カ
バーの構成を示す模式図。
バーの構成を示す模式図。
【図6】一実施形態の第2の変形例の針電極及び電極カ
バーの構成を示す模式図。
バーの構成を示す模式図。
【図7】一実施形態の負イオン発生装置、各変形例の負
イオン発生装置、及び従来の負イオン発生装置における
負イオン発生量の比較結果を示す図。
イオン発生装置、及び従来の負イオン発生装置における
負イオン発生量の比較結果を示す図。
11 基板 13 回路ユニット 15 針電極 17 電極カバー 19 給電配線 20 電源回路 21 留め具 23 トランジスタスイッチ 25 発振回路 27 圧電トランス 29 ダイオード 31 金属板
Claims (5)
- 【請求項1】 コロナ放電により空気中から負イオンを
生成するための放電電極を備える負イオン発生装置にお
いて、 前記放電電極を囲む絶縁性の電極カバー部材と、 前記電極カバー部材の外周に配置される導電性部材と、 を有することを特徴とする負イオン発生装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の負イオン発生装置におい
て、 前記放電電極が、針状電極であることを特徴とする負イ
オン発生装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の負イオン発生装置におい
て、 前記導電性部材が、アースされていることを特徴とする
負イオン発生装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の負イオン発生装置におい
て、 前記導電性部材が、前記電極カバー部材に接触された、
前記放電電極への印加電圧より低い電圧が印加される電
気配線であることを特徴とする負イオン発生装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の負イオン発生装置におい
て、 前記電気配線は、商用電源を、前記放電電極に高電圧を
供給する高電圧発生回路に接続するための給電配線であ
ることを特徴とする負イオン発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6408397A JPH10261477A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 負イオン発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6408397A JPH10261477A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 負イオン発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10261477A true JPH10261477A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13247845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6408397A Pending JPH10261477A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 負イオン発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10261477A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004019462A1 (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-04 | Daito Co., Ltd. | イオン発生装置 |
KR20070066555A (ko) * | 2005-12-22 | 2007-06-27 | 삼성전자주식회사 | 이온발생장치 |
US7636229B2 (en) | 2004-12-28 | 2009-12-22 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Ion generating unit and ion generating apparatus |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP6408397A patent/JPH10261477A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004019462A1 (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-04 | Daito Co., Ltd. | イオン発生装置 |
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