JPH10261341A - 電子機器の操作スイッチ機構及び電子機器 - Google Patents

電子機器の操作スイッチ機構及び電子機器

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Publication number
JPH10261341A
JPH10261341A JP9066865A JP6686597A JPH10261341A JP H10261341 A JPH10261341 A JP H10261341A JP 9066865 A JP9066865 A JP 9066865A JP 6686597 A JP6686597 A JP 6686597A JP H10261341 A JPH10261341 A JP H10261341A
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JP
Japan
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unit
operation unit
pressed
electronic device
switch
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Application number
JP9066865A
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English (en)
Inventor
Koen Ichimura
公延 市村
Kazuyoshi Tanaka
和良 田中
Yoshie Kawanaka
淑江 川中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性の向上を図ると共に部品点数の削減を
図ることのできる電子機器の操作スイッチ機構を提供す
る。 【解決手段】 外筐体61に対して回動自在に取り付け
られ、押圧操作されることにより回動される操作パネル
63、64と、操作パネル63、64とは別に押圧操作
される操作部材65と、操作パネル63、64と操作部
材65の押圧操作に基づきテーププレーヤ装置20を制
御する制御部とを備え、制御部は、操作パネル63、6
4が押圧操作された時、テーププレーヤ装置20に対し
所定の動作を実行させ、操作部材65が押圧操作された
後操作パネル63、64が押圧操作された時、テーププ
レーヤ装置20に対し動作とは別の動作を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば音声信号、
映像信号等の情報信号の記録及び/又は再生を行う記録
及び/又は再生装置等の電子機器のスイッチ機構及び電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器には、様々な操作スイッチが配
設されている。例えば、テレビジョン受像機にあって
は、スクリーン面が構成される主面部の周縁部に、電源
を投入する電源スイッチや、チャンネルを選択するチャ
ンネル選択スイッチや、出力される音声を調節する音量
調節スイッチ等が配設されている。また、このテレビジ
ョン受像機等を遠隔操作を行うための遠隔操作装置にあ
っては、掌サイズの大きさをした筐体に、チャンネル選
択スイッチや音量調節スイッチや、電源スイッチ等多く
の種類の操作スイッチが配設されている。さらには、音
声信号が記録されるテープカセットの携帯性に優れた小
型の記録及び/又は再生装置にあっては、装置の主面部
や側面部に、磁気テープに記録されている音声信号を再
生するための再生スイッチや、磁気テープの走行を停止
させるための停止スイッチや、磁気テープを高速走行さ
せるための早送りスイッチ、巻き戻しスイッチや、音量
調節スイッチ等様々な操作スイッチが配設されている。
【0003】その一方、例えばテレビジョン受像機にあ
っては、出力される音声の音質を変更する機能やスクリ
ーン面に映し出される画面の方式を変更する機能等新た
に様々な機能が備え付けられるようになった。これに伴
い、テレビジョン受像機の操作を行う操作部や遠隔操作
装置に配設される操作スイッチの数も増加する傾向にあ
る。また、小型の記録及び/又は再生装置にあっても、
同様である。操作スイッチは、電子機器の機能に対しほ
ぼ同数の操作スイッチが設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子機器の操作スイッチは限られた場所に設けなければ
ならない。すなわち、上述の例によれば、テレビジョン
受像機は、スクリーン面が構成されない筐体周縁部に操
作スイッチを設けなければならない。また、遠隔操作装
置や記録及び/又は再生装置にあっては、装置自体が小
型であり、操作スイッチを設ける場所が限られることに
なる。
【0005】このように電子機器にあっては、制限され
た場所に操作スイッチを設けなければならず、電子機器
の主面部のみならず側面部にまで操作スイッチを設けな
ければならなくなる。そのため、このような電子機器
は、操作スイッチの操作性の向上を図ることが困難であ
り、また、電子機器のデザイン設計上多くの制約を受け
ることになる。
【0006】特に、スライドスイッチ等の操作子がスラ
イド操作されて切り換えを行うスライドスイッチが電子
機器の側面部に設けられた場合には、操作する際、その
操作子の位置を利用者が目視して確認を行わなければな
らない。このようなスイッチが電子機器の側面部に設け
られている場合、利用者は、切り換え操作する際、操作
子の位置の確認を行わなければならずその操作が煩わし
くなる。殊に、操作子の位置が電子機器の状態を表示す
る場合には尚更である。
【0007】また、電子機器には、電子機器の機能の増
加に伴い、このように多くの操作スイッチを設けなけれ
ばならず部品点数が増加し、電子機器の生産コストの増
大につながっていた。
【0008】そこで、本発明は、操作性の向上を図ると
共に小スペースで多くの機能を操作することのできる電
子機器の操作スイッチ機構及び電子機器を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子機器の
操作スイッチ機構は、上述のような課題を解決すべく、
筐体に対して回動自在に取り付けられ、押圧操作される
ことにより回動される第1の操作部と、第1の操作部と
は別に押圧操作される第2の操作部と、第1の操作部と
第2の操作部の押圧操作に基づき電子機器を制御する制
御部とを備える。そして、制御部は、第1の操作部が押
圧操作された時、電子機器に対し所定の動作を実行さ
せ、第2の操作部が押圧操作された後第1の操作部が押
圧操作された時、電子機器に対し上記動作とは別の動作
を実行させる。
【0010】このような電子機器の操作スイッチ機構
は、押圧操作される押圧部の数を少なくすることができ
る一方で、電子機器の少ない押圧部の数で電子機器の多
くの機能を切り換えることができる。このような電子機
器の操作スイッチ機構は、第1の操作部と第2の操作部
を電子機器の異なる面に設けても良く、また、同一面上
に設けても良い。第1の操作部と第2の操作部を同一面
上に設けて場合には、操作領域が1つの領域に集中され
ることになり、電子機器の操作性の向上が図られる。ま
た、第1の操作部と第2の操作部を同一面上に設けて場
合には、第1の操作部と第2の操作部が隣り合って同一
面上に設けられることから電子機器の動作状況を示す識
別部の導光部材を同一部材で構成することができる。な
お、この識別部は、第1の操作部又は第2の操作部の何
れに設けても良く、また第1の操作部と第2の操作部両
方に設けるものであっても良い。
【0011】また、本発明に係る電子機器は、上述のよ
うな課題を解決すべく、筐体に対して回動自在に取り付
けられ、押圧操作されることにより回動される第1の操
作部と、第1の操作部とは別に押圧操作される第2の操
作部と、第1の操作部と第2の操作部の押圧操作に基づ
き制御する制御部とを備える。そして、制御部は、第1
の操作部が押圧操作された時、所定の動作を実行させ、
第2の操作部が押圧操作された後第1の操作部が押圧操
作された時、動作とは別の動作を実行させる。このよう
な電子機器は、押圧操作される押圧部の数を少なくする
ことができる一方で、少ない押圧部の数で機器の多くの
機能を切り換えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子機器の操
作スイッチ機構及び電子機器について、本発明が適用さ
れた携帯型の小型のテーププレーヤ装置について、図面
を用いて詳細に説明する。このテーププレーヤ装置は、
音声信号が記録されるテープカセットを記録媒体として
用い、磁気テープに記録されている音声信号の再生専用
機である。
【0013】このテーププレーヤ装置に用いられるテー
プカセット1は、図1に示すように、合成樹脂材料によ
り形成される長方形の主面部を有するカセット本体2内
に磁気テープ3が巻回された一対のテープリール4、5
が回転自在に収納されて構成される。そして、カセット
本体2には、その前面側にテープリール4、5から繰り
出されている磁気テープ3が延在されている。具体的に
は、カセット本体2の前面側には、磁気ヘッドが進入す
る記録再生用開口部6と、ピンチローラが進入するピン
チローラ用開口部7、8が設けられ、磁気テープ3を外
方に臨ませている。
【0014】また、カセット本体2には、その主面部に
テープリール4、5に設けられたテープリール駆動機構
が嵌合されるリール軸穴9、10を外方に臨ませるリー
ル軸挿通穴11、12が設けられている。また、カセッ
ト本体2には、その主面部であって前面側に凸部13が
略台形形状に形成されている。そして、この凸部13に
は、カセット本体2の前面側に沿って位置決めピン嵌合
される位置決め穴14、15が設けられ、位置決め穴1
4、15の外側には、キャプスタン軸が進入されるキャ
プスタン用軸穴16、17が設けられている。さらに
は、カセット本体2には、その主面部の背面側に表示シ
ール18が貼り付けられている。この表示シール18に
は、例えば磁気テープ3に記録されている音声データの
タイトル等が記されることにより、利用者が磁気テープ
3に記録されている音声データの内容が分かるようにさ
れている。
【0015】このようなテープカセット1が使用される
テーププレーヤ装置20は、図2乃至図3に示すよう
に、テープカセット1の上記開口部6、7、8が設けら
れない背面側である長辺方向を挿入端としてテープカセ
ット1が収納されこのテープカセット1に収納された磁
気テープ3の再生が行われる再生部21が構成される本
体22と、再生部21を閉塞するように本体22に対し
て回動可能に取り付けられる蓋体23とから構成され
る。そして、テーププレーヤ装置は、装置20に接続さ
れるイヤホン24を介して音声データが出力される。
【0016】本体22は、図2に示すように、その外筐
体が例えばABS樹脂等の機械的強度を有する合成樹脂
材料によりなり、全体としてテープカセット1の外形形
状と略同じくする直方体形を有して形成される。本体2
2には、蓋体23が設けられない側の主面に第1の操作
部25及び第2の操作部26が設けられている。
【0017】第1の操作部25は、2枚の操作パネルが
並んで主面に対して回動自在に配設されている。第1の
操作部25は、操作パネルの両端部、計4つが、指によ
り押圧操作される第1の押圧部25a〜25dとして構
成されている。また、第2の操作部26は、操作押しボ
タンにより構成される。第2の操作部26は、その主面
部に指により押圧操作される第2の押圧部26aが構成
されている。これら第1及び第2の押圧部25a〜25
d、26aは、押圧操作されることで、本体22内に配
設されるプリント配線基板に設けられたスイッチ素子を
押圧するように構成されている。
【0018】テーププレーヤ装置20は、第1の押圧部
25aが押圧操作されることで、磁気テープ3に記録さ
れている情報信号の再生を行い、第1の押圧部25bが
押圧操作されることで、走行する磁気テープ3を停止さ
せ、第1の押圧部25cが押圧操作されることで、磁気
テープ3を正転方向に高速走行させ、第1の押圧部25
dが押圧操作されることで、磁気テープ3を逆転方向に
高速走行させる。
【0019】また、第2の押圧部26aは、第1の操作
部25の機能切換スイッチである。すなわち、テーププ
レーヤ装置20は、第2の押圧部26aが押圧操作され
た後に第1の押圧部25aが押圧操作されると、出力さ
れる音声の音質を変更させ、第2の押圧部26aが押圧
操作された後に第1の押圧部25bが押圧操作される
と、出力される音声の雑音を減らし、第2の押圧部26
aが押圧操作された後に第1の押圧部25cが押圧操作
されると、磁気テープ3に音声データが記録されていな
い次のブランク領域まで磁気テープ3を高速走行させ、
第2の押圧部26aが押圧操作された後に第1の押圧部
25dが押圧操作されると、出力される音量を制限す
る。
【0020】このように、第1及び第2の操作部25、
26は、第1の押圧部25a〜25d及び第2の押圧部
26aの計5個の押圧部でテーププレーヤ装置20の8
つの機能を切り換えることができる。また、第1の操作
部25には、識別部19a〜19bが設けられている。
識別部19a〜19dは、第2の操作部26が操作され
た場合に限って点灯される。また、第1の操作部25の
近傍には、第2の識別部42が設けられている。識別部
32は、テーププレーヤ装置20が動作中に点灯され
る。なお、第1及び第2の操作部25、26について
は、その詳細は、後述する。また、識別部は、第2の操
作部にも設けても良い。
【0021】また、本体22には、その長辺方向の側面
部、すなわち、本体22の前面側に、蓋体23が再生部
21を閉塞した状態に保持するロック機構が蓋体が閉状
態にロックされた状態を解除する操作を行うためのロッ
ク解除つまみ27が設けられている。また、本体22に
は、その一方の側面部に、各種ボタンの機能をホールド
させるホールドスイッチ28と、出力される音量を調節
する音量調節ダイヤル29と、イヤホン24が接続され
るイヤホンジャック30とが設けられている。
【0022】一方、蓋体23には、図3に示すように、
その中央領域に長穴状の覗き窓部31が設けられてい
る。この覗き窓部31からは、本体22の再生部21を
覗くことができ、例えば利用者がテープリール4又は5
に巻かれている磁気テープ3の残量を目視することがで
きる。
【0023】このようなテーププレーヤ装置20におい
ては、図4に示すように、蓋体23が開方向に回動操作
された状態で、テープカセット1の長辺方向からテープ
カセット1の挿脱操作が行われる。この際、蓋体23
は、蓋体23が開方向に回動操作された状態で保持され
る。そして、テープカセット1は、複数の開口部6、
7、8が設けられない背面側の長辺方向を挿入端として
挿入される。テーププレーヤ装置20は、テープカセッ
ト1が挿入され、蓋体23が閉方向に回動操作される
と、テープカセット1が再生部21に装着され、再生が
可能な状態にされる。
【0024】この再生部21には、図3に示すように、
テープカセット1が位置決めされて装着され、テープカ
セット1の磁気テープ3に記録されている音声信号を再
生できるように構成されている。すなわち、再生部21
には、テープカセット1のリール軸穴9、10に嵌合さ
れるリール軸33、34と、位置決め穴14、15に嵌
合される位置決めピン35、36と、キャプスタン用軸
穴16、17に嵌合されるキャプスタン軸37、38
と、磁気ヘッド39と、ピンチローラ用開口部7、8に
進入するピンチローラ40、41とが備えられている。
【0025】このような再生部21は、テープカセット
1が装着されると、リール軸穴9、10にリール軸3
3、34が嵌合されテープリール4、5が回転されると
共に、位置決めピン35、36が位置決め穴14、15
に嵌合される。すると、キャプスタン軸37、38は、
キャプスタン用軸穴16、17を介して磁気テープ3の
裏面側に進入される。そして、ピンチローラ40、41
がピンチローラ用開口部7、8に進入し、キャプスタン
軸37、38と共働して磁気テープ3を狭持する。磁気
ヘッド39は、これと共に記録再生用開口部6より進入
し、磁気テープ3に対して音声信号の再生を行う。
【0026】このような本体22は、図4に示すよう
に、一方の主面側に再生部21が構成されると共に他方
の面に磁気テープ3を走行させ再生を行うための再生機
構43が設けられている。この再生機構43は、図4に
示すように、駆動モータ44を駆動源とし、キャプスタ
ン軸37、38に対応して配設される第1のフライホイ
ール45と第2のフライホイール46とを備える。第1
及び第2のフライホイール45、46は、キャプスタン
軸37、38に取り付けられている。また、本体22の
コーナ部には、回転ローラ47が配設されている。そし
て駆動モータ44と第1及び第2のフライホイール4
5、46と回転ローラ47とは、図4に示すように無端
ベルト48により接続される。第1のフライホイール4
5と第2のフライホイール46とは、このように接続さ
れることにより、駆動モータ44が駆動された際、常に
反対方向に回転するようにされている。
【0027】第2のフライホイール46は、図示しない
駆動伝達機構を介して駆動モータ44の駆動力をリール
軸33、34に伝達する。また、再生機構43は、駆動
モータ44が駆動されると、無端ベルト48を介してキ
ャプスタン軸37、38が回転される。駆動伝達機構
は、磁気テープ3の走行方向に合わせてリール軸33、
34の何れか一つを選択し、選択したリール軸を駆動さ
せる。これに合わせて、磁気ヘッド39は、図示しない
が駆動モータ44からの駆動力を伝達するリンク機構を
介して、テープカセット1の記録再生用開口部6からカ
セット本体2に進入する再生位置と、カセット本体2の
外の待機位置とに亘って移動される。また、ピンチロー
ラ40、41は、その何れか一つが、磁気テープ3の走
行方向に合わせてピンチローラ用開口部7、8に進入
し、キャプスタン軸37、380と共働して磁気テープ
3を狭持する。なお、本体22には、再生機構43が設
けられる側の面の奥方向に電池収納部55が設けられて
いる。そして、再生機構43上には、オーディオ回路、
電源回路等の電気回路が組み込まれたプリント配線基板
49が配設される。
【0028】このプリント配線基板49には、上記第1
の操作部25及び第2の操作部26に対応して、スイッ
チ素子50が5つ設けられている。スイッチ素子50
は、上述した第1の操作部25に対応して設けられる第
1のスイッチ素子50a〜50dと第2の操作部26に
対応して設けられる第2のスイッチ素子50eとから構
成される。スイッチ素子50aは、磁気テープ3に記録
された音声データの再生スイッチであり、スイッチ素子
50bは、磁気テープ3の走行を停止させるための停止
スイッチであり、スイッチ素子50cは、磁気テープ3
を正転方向に高速走行させるための早送りスイッチであ
り、スイッチ素子50dは、磁気テープ3を逆転方向に
高速走行させるための巻き戻しスイッチである。また、
これらスイッチ素子50a〜50dは、第1の操作部2
5に対応するものである。スイッチ素子50eは、第2
の操作部26に対応するものであり、機能選択スイッチ
である。
【0029】また、このスイッチ素子50の近傍には、
第2の操作部26が操作された利用者に認識させるため
の識別部19a〜19bの発光源となる発光ダイオード
56が設けられている。発光ダイオード56は、第1の
操作部25の第1の押圧部25aに対応する場所にだ
け、2つの発光ダイオードが近接して配設されている。
すなわち、この第1の押圧部25aにおいては、2つの
発光ダイオードがいずれも発光しない場合と、1つの発
光ダイオードが発光した場合と、2つすべての発光ダイ
オードが発光する場合と、合わせて3つの状態を示すこ
とができる。なお、発光ダイオード56は、残りの第1
の押圧部25b〜25dに対応する場所については、1
つの発光ダイオード56が配設されている。そして、発
光ダイオード56が、レーザ光を出射している場合とし
ていない場合の2つの状態を示すことができる。
【0030】テーププレーヤ装置20により再生される
音声信号は、このような本体22に接続されてイヤホン
24を介して出力される。このイヤホン24は、図2に
示すように、イヤホン24の電気音響変換素子に音声信
号を供給する外部接続用のコード51を介してテーププ
レーヤ装置20に接続され、電気音響変換素子が内蔵さ
れて耳介凹部に嵌合するようにして装着される本体52
と、この本体52の放音面側を覆うようにして取り付け
られるウレタン等の弾性体よりなるイヤパッド53と、
本体52と一体に形成され先端部が外耳道に挿入される
放音部54とを備える。このようなイヤホン24は、耳
介凹部にイヤパッド53が取り付けられた本体が係止さ
れると共に、放音部54が外耳道に挿入されることか
ら、着実に耳介に装着される。
【0031】次に、上述した第1の操作部25及び第2
の操作部26を構成する操作スイッチ機構について説明
する。この操作スイッチ機構は、図4及び図5に示すよ
うに、本体22の外筐体61の主面に設けられる取付け
凹部62と、この取付け凹部62に回動自在に取り付け
られて第1の操作部25を構成する2つの操作パネル6
3、64と、取付け凹部62に取り付けられる第2の操
作部26を構成する操作部材65とを備える。
【0032】取付け凹部62は、全体として略直方形状
をし、加えて本体22の背面側に向かって膨出して構成
され、その周囲より一段下がって形成されている。この
取付け凹部62には、操作パネル63、64が並んで取
り付けられ、膨出した領域には、操作部材65が外方に
臨まされる。取付け凹部62は、その長辺方向の両側
に、これに取り付けられる操作パネル63、64の両端
部に対応して、ガイド凸部65、66が設けられてい
る。また、取付け凹部62には、その中央領域に、凸状
に第1の支持基台68が形成され、さらに、この第1の
支持基台68の中央領域に、第2の支持基台69が形成
されている。すなわち、第2の支持基台68は、取付け
凹部62の中で一番高い領域とされる。これら、第1及
び第2の支持基台69は、詳細は後述する操作パネル6
3、64の回動支点とされる。
【0033】このような取付け凹部62には、操作パネ
ル63、64のガイドピンが挿入されるガイド穴71、
72がガイド凸部65、66に形成されている。また、
これらガイド穴71、72の内側には、操作パネル6
3、64の第1の押圧子85が挿入される開口部73、
74が形成されている。開口部73、74は、外筐体6
1の内方に取り付けられるプリント配線基板49に設け
られた第1のスイッチ素子50a〜50dに対応して設
けられている。また、取付け凹部62には、第1の支持
基台68に、導光部材が外方に臨ませるためのスリット
75が形成されている。さらには、第1の支持基台68
には、操作パネル63、64の取付ピン86が挿入され
る支持穴76、77が設けられている。また、第2の支
持基台69には、操作パネル63、64の中心を決める
ための位置決めピンが挿入される位置決め穴78、79
が形成されている。また、取付け凹部62には、操作部
材の操作ボタン部が外方に臨まされる開口部60が形成
されている。
【0034】操作パネル63、64は、図4に示すよう
に、弾性変位可能な合成樹脂材料よりなり、やや湾曲し
た薄板状を呈して形成されている。また、操作パネル6
3、64は、全体にメッキ処理が施されている。操作パ
ネル63、64は、外表面側の両側縁部に、テーププレ
ーヤ装置20の各動作を模式的に示す刻印、印刷等の表
示が施された上記押圧部25a〜25dが構成されてい
る。また、操作パネル63、64には、その中央にそれ
ぞれ2つの識別穴81、82が形成されている。識別穴
81、82は、上述したスリット75に対応して設けら
れている。識別穴81、82からは、導光部材の一部が
外方に臨まされ、識別部19a〜19dを構成する。識
別部19a〜19dは、該当する操作ボタンの操作が動
作中に限ってプリント配線基板49に設けられた発光ダ
イオード56が発光され、利用者に識別させる。
【0035】操作パネル63、64の取付け凹部62へ
の取付け面側は、図6に示すように、ガイド穴71、7
2に挿入されるガイドピン84が植立形成されている。
また、ガイドピン84の内側には、プリント配線基板4
9に設けられた第1のスイッチ素子50a〜50dを押
圧するための第1の押圧子85が形成されている。第1
の押圧子85は、開口部73、74を挿通し、第1のス
イッチ素子50a〜50dを押圧する。
【0036】また、操作パネル63、64には、支持穴
76、77に挿通される取付ピン86が設けられてい
る。取付ピン86は、その付け根から中程にかけて略十
字状の支持部87が設けられている。この支持部87
は、操作パネル63、64が取付け凹部62に取り付け
られた際、取付け凹部62の第1の支持基台68に突き
当てられる。この支持部87は、操作パネル63、64
が回動操作された際、ストッパとして機能する。そし
て、取付ピン86は、操作パネル63、64が取り付け
られると、先端部が溶着され、操作パネル63、64を
取付け凹部62に支持する。
【0037】操作パネル63、64には、その中央に位
置決め穴78、79に挿入される位置決めピン88が植
立形成されている。さらに、操作パネル63、64に
は、その側縁に回動支点となる支軸89が設けられてい
る。この支軸89は、取付け凹部62の第2の支持基台
69に突き当てられる。
【0038】操作部材65は、図4及び図5に示すよう
に、上記第2の操作部26を構成し、押圧部26aが構
成される操作ボタン部91と、この操作ボタン部91と
一体に形成されるフレーム部92とからなる。フレーム
部92は、合成樹脂材料よりなり、弾性変位可能に形成
されている。また、操作部材65には、その裏面側にプ
リント配線基板49に設けられた第2のスイッチ素子5
0eを押圧操作するための第2の押圧子93が設けられ
ている。このような操作部材65は、開口部60より操
作ボタン部91が外方に臨まされるようにフレーム部9
2が外筐体61の内面に溶着され取り付けられる。
【0039】また、このような操作スイッチ機構には、
図4及び図5に示すように、導光部材95が配設され
る。この導光部材95は、光透過特性に優れた合成樹脂
材料より形成され、上記第1の操作部25の識別部19
a〜19dを構成する4つの突出部96a〜96dと、
テーププレーヤ装置20が動作中であることを示す識別
部32を構成する突出部97と、これらを接続するフレ
ーム部98とから構成される。突出部96a〜96d
は、上記スリット75に嵌合され、識別穴81、82よ
り装置外方に臨まされる。また、突出部96aは、その
中央にスリット99が設けられている。スリット99
は、突出部96aに設けることで、2つの発光ダイオー
ド56から出射されるレーザ光相互の干渉を防止してい
る。このような導光部材95は、外筐体61の裏面側に
フレーム部98が溶着されて取り付けられる。
【0040】スイッチ機構には、操作パネル63、64
に帯電することを防止するための導電部材101が取り
付けられる。導電部材101は、図4及び図7に示すよ
うに、針金状の導電材料を略凸字状に曲折形成して構成
される。導電部材101は、その一方の端部がコイル状
に形成され、プリント配線基板49に当接される当接部
102が設けられている。この当接部102は、図5に
示すように、外筐体裏面側に設けられた位置決め凸部1
03に填め込まれ位置決めされる。このような導電部材
101は、上述した取付け凹部62に設けられた位置決
め穴78、79に挿通され取り付けられる。すなわち、
導電部材101は、両端側が外筐体61の裏面側に位置
され、中央領域が外筐体61の表面側に位置するように
取り付けられる。導電部材101の中央領域は、操作パ
ネル63、64に接触された状態にされる。導電部材1
01は、筐体61の裏面側において、筐体61の裏面と
導光部材95に挟まれた状態にされる。そのため、導光
部材95には、そのフレーム部98に、導電部材101
が填め込まれるガイド溝103が形成されている。そし
て、外筐体61がメカシャーシに取り付けられると当接
部102は、プリント配線基板49に圧着される。これ
により、操作パネル63、64の帯電が防止される。
【0041】このような操作スイッチ機構について、図
8を用いてその動作を説明する。なお、図8は、図5に
示すB−B断面図、すなわち、操作パネル63の領域の
断面図である。なお、操作パネル64の側については、
操作パネル63の側と構成をい同じくするためその詳細
は省略する。
【0042】操作パネル63は、第1の押圧部25a又
は25bが押圧操作されると、第2の支持基台69に突
き当てられた支軸89を回動支点として回動される。こ
の際、取付けピン86の支持部87は、操作パネル63
が回動されると、取付け凹部62に突き当てられ弾性変
位される。すると、第1の押圧子85は、プリント配線
基板49の第1のスイッチ素子50a〜50dを押しオ
ンの状態にされる。すなわち、第1の操作部25を構成
する操作スイッチ機構は、支軸89を回動支点とすると
共に、操作パネル63の弾性を利用して、プリント配線
基板49上の第1のスイッチ素子50a〜50dを押圧
する。
【0043】なお、以上、操作パネル63、64の弾性
力を利用して第1のスイッチ素子50a〜50dを押す
場合について説明したが、操作パネルを剛性の合成樹脂
材料により形成し、支軸89を回動支点とし、操作パネ
ルの回動操作のみで第1のスイッチ素子50a〜50d
を押す構成にしても良いのは勿論である。また、以上、
2枚の操作パネル64、64を用いた操作スイッチ機構
について説明したが、この枚数に限定されるものではな
い。
【0044】以上のようなテーププレーヤ装置20は、
テープカセット1に記録されている音声信号を次のよう
な再生制御回路110により第1及び第2の操作部2
5、26の操作に応じて再生又は制御する。再生制御回
路110は、図9に示すように、磁気ヘッド39から出
力される音声信号を増幅するプリアンプ111と、音質
の調整を行うイコライザ112と、雑音を低減するため
のノイズリダクション回路(以下、NR回路という。)
113と、出力される音量を調整する可変アンプ114
と、イヤホン24とを有する。
【0045】イコライザ112は、入力される音声信号
を等化することにより3段階で音質の調整を行う。具体
的にはイコライザ112は、何も行わない通常モード
と、イヤホン24から出力される音の低音を強調する低
音モードと、低音モードよりさらにイヤホン24から出
力される音の低音を強調する重低音モードとの3つの切
り換えを後述する第1の操作部25と第2の操作部26
の組み合わせの操作に応じて行う。NR回路113は、
記録時に必要に応じて雑音を低減するために圧縮された
音声信号を伸張し元に戻すことで、高域におけるヒス雑
音を減らす。可変アンプ114は、NR回路113より
出力された音声信号のレベルを可変とし、イヤホン24
より出力される音量の調節を行う。また、この可変アン
プ114は、利用者の耳の保護のため、出力される音量
を制限する調整を行う。
【0046】また、再生制御回路110は、図9に示す
ように、第1及び第2の操作部25、26と、第1及び
第2の操作部25、26から供給される出力電圧Vout
をデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、
A/D変換器という。)115と、第1及び第2の操作
部25、26の操作に基づいて上記イコライザ112等
を制御する制御部116と、制御部116より出力され
た駆動電圧を増幅するアンプ117と、この駆動電圧に
より回転される駆動モータ44とを備える。
【0047】制御部116は、磁気テープ3を所定速度
及び所定方向に走行させるために駆動モータ44を制御
すると共に、第1及び第2の操作部25、26の操作に
基づいて、イコライザ112、NR回路113、可変ア
ンプ114を制御する。
【0048】次に、第1及び第2の操作部25、26の
詳細について、図10及び図11を用いて説明する。第
1及び第2の操作部25、26を構成する操作回路12
0は、図10に示すように、直列に接続された抵抗R、
1、R2、R3、R4、R5と、これら抵抗R、R1
2、R3、R4、R5の各接続点に接続されたスイッチ素
子50a〜50eとを有する。抵抗Rには、電源電圧V
ccが印加され、スイッチ素子50a〜50eの各端子
は、互いに接続されると共に上記ホールドスイッチ28
の接点aに接続されている。このホールドスイッチ28
の接点bは、接地されている。具体的には、停止スイッ
チである第1のスイッチ素子50bは、その一方の端子
が抵抗R1と抵抗R2の接続点に接続され、他方の接点が
ホールドスイッチ28の接点aに接続されている。再生
スイッチである第1のスイッチ素子50aは、その一方
の接点が抵抗R2と抵抗R3の接続点に接続され、他方の
端子が上記ホールドスイッチ28の接点aに接続されて
いる。早送りスイッチである第1のスイッチ素子50c
は、その一方の端子が抵抗R3と抵抗R4の接続点に接続
され、他方の端子がホールドスイッチ28の接点aに接
続されている。巻き戻しスイッチである第1のスイッチ
素子50dは、その一方の端子が抵抗R4と抵抗R5の接
続点に接続され、他方の端子がホールドスイッチ28の
接点aに接続されている。機能選択スイッチである第2
のスイッチ素子50eは、一方の端子が抵抗R5に直列
に接続され、他方の端子がホールドスイッチ28の接点
aに接続されている。
【0049】ホールドスイッチ28は、第1及び第2の
操作部25、26の操作を行う時、すなわち、ホールド
スイッチ28の可動接片28dを接点28a側にスライ
ドした時、接点28aと接点28bは、接続状態とな
り、第1及び第2の操作部25、26の操作を禁止する
時、すなわち、ホールドスイッチ28の可動接片28d
を接点28b側にスライドした時、接点28aは、フロ
ーティング状態とされる。
【0050】このような操作回路120は、第1及び第
2のスイッチ素子50a〜50eが押されることで、第
1及び第2のスイッチ素子50a〜50eは、オン状態
にされ、出力電圧Voutが図11に示すように変化す
る。制御部116は、データに変換された出力電圧V
outの変化に基づいて駆動モータ44、イコライザ11
2、NR回路113、可変アンプ114を制御する。具
体的には、次のようになる。先ず、機能選択スイッチで
ある第2のスイッチ素子50eが押されない場合につい
て説明する。
【0051】第1のスイッチ素子50bが押されると、
出力電圧Voutは、下記式1により得られる電圧(レベ
ル0)となる。
【0052】 出力電圧Vout=Vcc・R1/(R+R1)=レベル0 ・・・式1 制御部116は、出力電圧Voutがレベル0になったこ
とを検出する。制御部116は、これに基づき駆動モー
タ44を制御し、走行中の磁気テープ3を停止させる。
【0053】第1のスイッチ素子50aが押されると出
力電圧Voutは、下記式2により得られる電圧(レベル
1)となる。
【0054】 出力電圧Vout=Vcc・(R1+R2)/(R+R1+R2)=レベル1 ・・・式2 制御部116は、出力電圧Voutがレベル1になったこ
とを検出する。制御部116は、これに基づき駆動モー
タ44を制御し、磁気テープ3を定速で正転方向に走行
させる。
【0055】第1のスイッチ素子50cが押されると出
力電圧Voutは、下記式3により得られる電圧(レベル
2)となる。
【0056】 出力電圧Vout=Vcc・(R1+R2+R3)/(R+R1+R2+R3)=レベル 2 ・・・式3 制御部116は、出力電圧Voutがレベル2になったこ
とを検出する。制御部116は、これに基づき駆動モー
タ44を制御し、磁気テープ3を高速で正転方向に走行
させる。
【0057】第1のスイッチ素子50dが押されると出
力電圧Voutは、下記式4により得られる電圧(レベル
3)となる。
【0058】 出力電圧Vout=Vcc・(R1+R2+R3+R4)/(R+R1+R2+R3+R4 )=レベル3 ・・・式4 制御部116は、出力電圧Voutがレベル3になったこ
とを検出する。制御部116は、これに基づき駆動モー
タ44を制御し、磁気テープ3を高速で逆転方向に走行
させる。
【0059】次に、機能選択スイッチである第2のスイ
ッチ素子50eが押された場合について説明する。第2
のスイッチ素子50eが押されると出力電圧Voutは、
下記式5により得られる電圧(レベル6)となる。
【0060】出力電圧Vout=Vcc・(R1+R2+R3
4+R5)/(R+R1+R2+R3+R4+R5)=レベ
ル6 制御部116は、出力電圧Voutがレベル6になったこ
とを検出する。そして、さらに第1のスイッチ素子50
bが押されると、出力電圧Voutは、上記レベル0とな
り、制御部116は、出力電圧Voutがレベル0になっ
たことを検出する。制御部116は、出力電圧Vout
一旦レベル6になった後レベル0になったことに基づき
上記NR回路113のオンからオフ又はオフからオンの
制御を行う。この際、図1に示す識別部19bは、制御
部116により、NR回路113がオンの状態の時点灯
され、オフの時消灯される。
【0061】第2のスイッチ素子50eが押されると出
力電圧Voutは、制御部116によりレベル6になった
ことが検出される。そして、さらに、第1のスイッチ素
子50bが押されると、出力電圧Voutは、レベル1と
なり、制御部116は、出力電圧Voutがレベル1にな
ったことを検出する。制御部116は、出力電圧Vout
が一旦レベル6になった後レベル1になったことに基づ
き上記イコライザ112の制御を行う。具体的には、イ
コライザ112は、制御部116により、低音が強調さ
れていない通常モードと、イヤホン24から出力される
音声の低音を強調する低音モードと、低音モードよりさ
らにイヤホン24から出力される音声の低音を強調する
重低音モードとの3つの切り換えを順次行う。この際、
図1に示す識別部19aは、制御部116により、通常
モードの時2つとも消灯され、低音モードの時何れか一
方が点灯され、重低音モードの時他方が点灯される。
【0062】第2のスイッチ素子50eが押されると出
力電圧Voutは、制御部116によりレベル6になった
ことが検出される。そして、さらに、第1のスイッチ素
子50cが押されると、制御部116は、出力電圧V
outがレベル2になったことを検出する。制御部116
は、出力電圧Voutが一旦レベル6になった後レベル2
になったことに基づき磁気テープ3に音声データが記録
されていない次のブランク領域まで磁気テープ3を高速
走行(スキップ)させるように駆動モータ44を制御す
る。この際、識別部19cは、駆動モータ44の駆動中
に限って点灯される。
【0063】第2のスイッチ素子50eが押されると出
力電圧Voutは、制御部116によりレベル6になった
ことが検出される。そして、さらに、第1のスイッチ素
子50dが押されると、制御部116は、出力電圧V
outがレベル3になったことを検出する。制御部116
は、出力電圧Voutが一旦レベル6になった後レベル3
になったことに基づき可変アンプ114を制御する。こ
れにより、制御部116は、利用者の耳の保護のため、
出力される音量を制限する。この際、識別部19dは、
可変アンプ114を制御している動作中に限って点灯さ
れる。
【0064】このようなテーププレーヤ装置20は、本
体22の主面に隣り合って第1の操作部25と第2の操
作部26が設けられていることから、操作性の向上が図
られる。また、操作パネル63、64を主面に対して回
動自在に取り付けることで、操作スイッチ機構の構造を
簡素化できる。加えて、第1及び第2の操作部25、2
6は、第1の押圧部25a〜25d及び第2の押圧部2
6aの計5個の押圧部でテーププレーヤ装置20の8つ
の機能を切り換えることができる。すなわち、第1の押
圧部25a〜25dの数の2倍の数の機能を切り換える
ことができる。したがって、第1及び第2の操作部2
5、26は、小スペースで多くの機能を切り換える操作
領域を構成することができ、様々な場所に操作スイッチ
を設ける必要がなくテーププレーヤ装置20全体のデザ
インの多様化を図ることができる。さらに、テーププレ
ーヤ装置20は、第1の操作部25と第2の操作部26
とを1か所に集中させることで、識別部を構成する導光
部材95を1つの部材で構成することができ、部品点数
の削減を図ることができる。
【0065】以上、本発明が適用された再生専用型のテ
ーププレーヤ装置20について説明したが、これに限定
されるものではなく、テープカセット1の記録及び/又
は再生を行うことできるテーププレーヤ装置やディスク
単体を記録媒体として用いるディスクプレーヤ装置や、
ディスクカートリッジを記録媒体として用いる記録及び
/又は再生装置等の記録及び/又は再生装置に適用する
こともできる。記録媒体に記録される信号は、音声信号
に限定されるものではなく、映像信号、コンピュータの
プログラムデータ等の情報信号が含まれる。また、本発
明は、テレビジョン受像機や、電子機器の遠隔操作装置
に適用しても良い。すなわち、本発明は、特に、小型の
電子機器や操作部の設けられるスペースが限られた電子
機器に有効である。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る電子機器の操作スイッチ機
構によれば、筐体に対して回動自在に取り付けられ押圧
操作されることにより回動される第1の操作部と、第1
の操作部とは別に押圧操作される第2の操作部と、第1
の操作部と第2の操作部の押圧操作に基づき電子機器を
制御する制御部とを備えることから、制御部により、第
1の操作部が押圧操作された時電子機器に対し所定の動
作を実行させ、第2の操作部が押圧操作された後第1の
操作部が押圧操作された時、電子機器に対し動作とは別
の動作を実行させることができる。したがって、押圧操
作される押圧部の数を少なくすることができる一方で、
電子機器の少ない押圧部の数で電子機器の多くの機能を
切り換えることができ、また、操作性の向上を図ること
もできる。このような電子機器の操作スイッチ機構は、
部品点数の削減を図ることができると共に、小スペース
で構成することができることから、小型の電子機器や操
作部の設けられるスペースが限られた電子機器に特に有
効である。
【0067】また、本発明に係る電子機器によれば、筐
体に対して回動自在に取り付けられ押圧操作されること
により回動される第1の操作部と、第1の操作部とは別
に押圧操作される第2の操作部と、第1の操作部と第2
の操作部の押圧操作に基づき電子機器を制御する制御部
とを備えることから、制御部により、第1の操作部が押
圧操作された時、所定の動作を実行させ、第2の操作部
が押圧操作された後第1の操作部が押圧操作された時、
動作とは別の動作を実行させることができる。したがっ
て、このような電子機器は、押圧操作される押圧部の数
を少なくすることができる一方で、少ない押圧部の数で
機器の多くの機能を切り換えることができる。また、こ
のような電子機器は、第1の操作部と第2の操作部を小
スペースで構成することができることから、機器全体の
デザインの多様化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセットの外観斜視図である。
【図2】本体側から見たテーププレーヤ装置の外観斜視
図である。
【図3】蓋体が再生部を開放した状態を示すテーププレ
ーヤ装置の外観斜視図である。
【図4】記録再生部が構成されるの本体の分解斜視図で
ある。
【図5】本体を構成する外筐体を裏面側から見た平面図
である。
【図6】操作パネルの斜視図である。
【図7】外筐体のA−A断面図である。
【図8】外筐体のB−B断面図である。
【図9】テーププレーヤ装置の再生制御回路のブロック
図である。
【図10】第1の操作部及び第2の操作部の操作回路を
説明するための図である。
【図11】制御部を説明するための図である。
【符号の説明】
1 テープカセット、2 カセット本体、3 磁気テー
プ、20 記録及び/又は再生装置、22 本体、23
蓋体、24 イヤホン、25 第1の操作部、26
第2の操作部、49 プリント配線基板、50 スイッ
チ素子、56 発光ダイオード、61 外筐体、62
取付け凹部、63、64 操作パネル、65 操作部
材、66、67 ガイド凸部、68 第1の支持基台、
69 第2の支持基台、71、72 ガイド孔、73、
74 開口部、76、77 支持穴、78、79 位置
決め穴、81 識別穴、84 ガイドピン、85 押圧
子、86 取付ピン、87 支持部、88 位置決めピ
ン、89 支軸、91 操作ボタン部、92 フレーム
部、93 押圧子、95 導光部材、96 突出部、1
01 導電部材、102 当接部、103 フレーム
部、110 再生制御回路、111 プリアンプ、11
2 イコライザ、113 NR回路、114 アンプ、
115 A/D変換器、116 制御部、117 アン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に対して回動自在に取り付けられ、
    押圧操作されることにより回動される第1の操作部と、 上記第1の操作部とは別に押圧操作される第2の操作部
    と、 上記第1の操作部と第2の操作部の押圧操作に基づき電
    子機器を制御する制御部とを備え、 上記制御部は、上記第1の操作部が押圧操作された時、
    上記電子機器に対し所定の動作を実行させ、 第2の操作部が押圧操作された後第1の操作部が押圧操
    作された時、上記電子機器に対し上記動作とは別の動作
    を実行させることを特徴とする電子機器の操作スイッチ
    機構。
  2. 【請求項2】 上記第1の操作部と第2の操作部は、電
    子機器の同一面上に設けられることを特徴とする請求項
    1記載の電子機器の操作スイッチ機構。
  3. 【請求項3】 上記第1の操作部及び/又は第2の操作
    部には、上記筐体内に配設される配線基板に設けられた
    発光素子から出射されるレーザを導光する導光部材が上
    記筐体外方に臨まされて上記電子機器の動作状況が示さ
    れる識別部が複数設けられ、 上記識別部は、同一の導光部材よりなることを特徴とす
    る請求項2記載の電子機器の操作スイッチ機構。
  4. 【請求項4】 筐体に対して回動自在に取り付けられ、
    押圧操作されることにより回動される第1の操作部と、 上記第1の操作部とは別に押圧操作される第2の操作部
    と、 上記第1の操作部と第2の操作部の押圧操作に基づき制
    御する制御部とを備え、 上記制御部は、上記第1の操作部が押圧操作された時、
    所定の動作を実行させ、 第2の操作部が押圧操作された後第1の操作部が押圧操
    作された時、上記動作とは別の動作を実行させることを
    特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 上記第1の操作部は、2つの操作パネル
    よりなることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 上記第1の操作部と第2の操作部は、上
    記筐体の主面部に設けられることを特徴とする請求項4
    記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 上記第1の操作部及び/又は第2の操作
    部には、上記筐体内に配設される配線基板に設けられた
    発光素子から出射されるレーザを導光する導光部材が上
    記筐体外方に臨まされて動作状況が示される識別部が複
    数設けられ、 上記識別部は、同一の導光部材よりなることを特徴とす
    る請求項4記載の電子機器。
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