JPH10261193A - 車両走行制御システム - Google Patents

車両走行制御システム

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JPH10261193A
JPH10261193A JP6821197A JP6821197A JPH10261193A JP H10261193 A JPH10261193 A JP H10261193A JP 6821197 A JP6821197 A JP 6821197A JP 6821197 A JP6821197 A JP 6821197A JP H10261193 A JPH10261193 A JP H10261193A
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JP
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vehicle
transmission
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reception
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JP6821197A
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Inventor
Yuji Tsukui
裕二 津久井
Yoshiaki Tsuda
喜秋 津田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路側システムと車両との通信により、車両
の自動走行制御を行うための道路側のシステムにおい
て、道路上の車両との通信を行うための領域の単位であ
る複数に分割された通信区間のそれぞれの距離を大きく
することにより、各通信区間に配置される通信制御装置
の数を極力少なくすることが必要である。 【解決手段】 1つの通信区間の車両の進行する道路沿
いの縦方向に複数の送受信装置を配置するとともに横方
向には車線数分の送受信装置を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両と道路側シ
ステム間で双方向通信を行い、道路側システムから車両
に対して車両走行に必要な制御情報を送信することによ
り、ドライバの運転動作の介在なしに車両の定速走行、
加減速及び停止等の制御を自動で行う車両走行制御シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、世界的に道路交通システムの高度
化(高度道路交通システム:Intelligent
Transport System、以下ITSと呼
ぶ)に関する開発機運が高まっており、日本において
も、日経ムック(1995−11−6発行)「ITSの
すべて」(46ページ〜127ページ)によるとITS
の9つの分野である、ナビゲーションの高度化、自動料
金収受システム、安全運転の支援、交通管理の最適化、
道路管理の効率化、公共交通の支援、商用車の効率化、
歩行者等の支援及び緊急車両の運行支援に関する開発が
目白押しである。車両の自動走行は、このITSの1つ
の分野である安全運転支援に含まれるものであり、建設
省が中心となり研究が進められている。既に、建設省土
木研究所のテストコース及び上信越道の小諸インターチ
ェンジ周辺の実道を使用しての車両の自動走行の実験が
行われ、その模様はテレビ、新聞等で報道され、車両の
自動走行に関する認識が世の中に広まりつつある。な
お、その車両の自動走行制御システム概要については、
朝日新聞(1996−9−28朝刊)の29ページ「電
子の道を車が走った」、読売新聞(1996−10−2
9朝刊)の26ページ〜27ページ「開発最先端走る日
本の夢の自動走行車実現へ」等に具体的に紹介されてい
る。また、米国の特許(Patent Number:
5,369,591、Date of Patent:
Nov.29,1994)「VEHICLELONGI
TUDINAL CONTROL AND COLLI
SION AVOIDANCE SYSTEM FOR
ANAUTOMATED HIGHWAY SYST
EM」に車両の自動走行制御システムに関する構成、動
作等ついて詳細に述べられている。
【0003】ところで、上記紹介した日本における車両
の自動走行制御システム及び米国の特許で記述されてい
る車両の自動走行制御システムの構成、動作等は基本的
には同じであり、以下その運用概念、構成、動作等につ
いて図9、図10、図11及び図12を用いて説明す
る。
【0004】従来の車両走行制御システムの運用概念を
図9に示す。図において、車線9を車両進行方向に複数
の区間に分割し、その分割したそれぞれの区間を通信区
間12(n個の区間に分かれる。nは正の整数)と呼
ぶ。通信区間12の中の通信担当範囲13に存在する走
行中の車両8の屋根に取り付けられている車載送受信装
置5と通信区間12毎に路側に設置してある送受信装置
3との間で双方向通信を行う。なお、通信制御装置2
は、送受信装置3を制御するものであり、これも通信区
間12毎に路側に設置する。ここで、路側では各車両へ
指示するための速度、車間距離等の走行に必要な制御情
報を算出し、送受信制御装置2の制御に基づき送受信装
置3から車載送受信装置5に対してその情報を送信す
る。車両側では、受信した車両走行制御情報によりアク
セル及びブレーキを調節し速度制御を自動で行う。ま
た、車両8は、車線9の中央部分に敷かれたレーンマー
カ10の位置をレーンマーカ検出装置11で検出するこ
とにより、ハンドルと連動したステアリングを調節しレ
ーンマーカ10に沿って走行する。以上のように、基本
的には、道路側システムからの通信による速度指示及び
車両でのレーンマーカ検出により、車両の自動走行を実
現するものである。
【0005】次に従来の車両走行制御システムの道路側
のシステム構成及び動作を述べる。従来の車両走行制御
システムの道路側のシステム構成を図10に示す。図に
おいて、1は車両の指示速度等を算出するための車両管
制装置、2は各通信区間12に存在する車両との情報の
送受信制御処理を行う通信制御装置、3は各通信区間1
2に存在する車両との情報の送受信を行う送受信装置で
ある。
【0006】車両管制装置1は、送受信装置3で受信し
た道路上の車両8の位置情報、速度情報等をその車両8
が存在している通信区間12の通信制御装置2から入力
し、車両8への速度指示情報等の車両走行に必要な制御
情報を算出し、車両が存在している通信区間12の通信
制御装置2に送出する。通信制御装置2は、車両管制装
置1から入力した車両走行に必要な制御情報を車両8に
送信するため、送受信装置3の送受信制御を行う。送受
信装置3は、通信制御装置2の送受信制御に基づき、車
両走行に必要な制御情報を車両8に送信するとともに車
両8から車両位置情報、車両速度情報等の車両情報を受
信する。
【0007】一方、従来の車両走行制御システムの車両
側のシステム構成及び動作を述べる。従来の車両走行制
御システムの車両側のシステム構成を図11に示す。図
において4は車両位置と車両速度を検出する車両位置検
出装置、11は道路上に敷かれたレーンマーカ10を検
出するレーンマーカ検出装置、5は道路側システムとの
送受信処理を行う車載送受信装置、6は車両のステアリ
ングやアクセル等を制御する車両制御装置、7はドライ
バの操作情報を入力及びドライバへの表示情報を表示す
る操作・表示装置である。
【0008】車両位置検出装置4は、車両の位置及び速
度を検出し、車両制御装置6に送出する。レーンマーカ
検出装置11は、道路上のレーンマーカ10を検出し、
レーンマーカ10の位置を車両制御装置6に送出する。
また、操作・表示装置7は、ドライバが運転するマニャ
アルモード又は自動運転モード等の車両制御モードの設
定等のドライバの操作情報を入力し、車両制御装置6に
送出する。車載送受信装置5は、道路側システムから車
両走行に必要な制御情報を受信し車両制御装置6に送出
するとともに車両制御装置6から入力した車両の位置及
び速度やドライバの操作情報等の車両情報を道路側シス
テムに送信する。車両制御装置6は、操作・表示装置7
から入力した操作情報により自動車両走行モードが設定
されている場合、車両位置検出装置4から入力した車両
位置情報及び車両速度情報、レーンマーカ検出装置11
から入力したレーンマーカ10の位置情報、並びに車両
送受信装置5から入力した車両走行制御情報に基づき車
両の操舵角及び速度の制御を行うとともに車両位置情
報、車両速度情報等を操作・表示装置7に送出する。操
作・表示装置7は、車両制御装置6から入力した車両位
置情報、車両速度情報等を表示する。
【0009】次に従来の道路側のシステムの送受信装置
の配置方法について述べる。従来の道路側のシステムの
送受信装置の配置概念図を図12に示す。運用概念で説
明したとおり、道路を通信担当範囲13単位で縦方向に
分割し、分割された通信担当範囲13を通信区間12と
呼んでおり、各通信区間12に1個の送受信装置3及び
1個の通信制御装置2を配置し、送受信装置3は通信区
間12の中の通信担当範囲13に存在する車両8と通信
を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
両走行制御システムの道路側のシステムの構成では、1
つの通信区間12に1個の送受信装置3のみしか配置さ
れていないので通信制御装置2が送受信装置3の数だけ
必要となる。1つの通信区間12の距離は1個の送受信
装置3の通信範囲内に制限され、道路の性質上、長い区
間にわたり運用する必要があるため数多くの通信制御装
置12を配置しなければならないという問題があった。
また、従来の車両走行制御システムの道路側のシステム
の構成では、1車線分のみしか対応できないという問題
もあった。
【0011】この発明はこのような課題を解決するため
になされたものであり、1つの通信区間12に複数個の
送受信装置3を配置することにより1つの通信区間12
の距離を大きくすること及び複数の車線9に存在する車
両8との通信を可能とすることを提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明による車両走
行制御システムは、1つの通信区間12に複数個の送受
信装置3を配置し、その通信制御を1つの通信制御装置
2で行うことで1つの通信区間12の距離を大きくする
ように構成したものである。
【0013】また、第2の発明による車両走行制御シス
テムは、1つの通信区間12の複数の車線9に複数個の
送受信装置3を配置し、その通信制御を1つの通信制御
装置2で行うことで複数の車線9に存在する車両8との
通信を可能にするように構成したものである。
【0014】また、第3の発明による車両走行制御シス
テムは、この発明において送受信装置3の通信担当範囲
13の指向性を道路上の車両8の進行方向及びその逆方
向の2つの方向とすることにより、さらに1つの通信区
間12の距離を2倍の大きさにするように構成したもの
である。
【0015】また、第4の発明による車両走行制御シス
テムは、この発明において1つの通信区間12に配置し
た複数の送受信装置3と当該通信区間12に存在する車
両8との通信において、各送受信装置3の送受信処理を
時分割多元接続方式で行うことにより、各送受信装置3
間の送受信電波の周波数干渉を防止するように構成した
ものである。
【0016】また、第5の発明による車両走行制御シス
テムは、1つの通信区間12に配置した複数個の送受信
装置3と当該通信区間12に存在する車両8との通信に
おいて、各送受信装置3の送受信処理を周波数分割多元
接続方式で行うことにより、各送受信装置3間の送受信
電波の周波数干渉を防止するように構成したものであ
る。
【0017】また、第6の発明による車両走行制御シス
テムは、1つの通信区間12に配置した複数個の送受信
装置3と当該通信区間12に存在する車両8との通信に
おいて、各送受信装置3の送受信処理をスペクトラム拡
散多元接続方式で行うことにより、各送受信装置3間の
送受信電波の周波数干渉を防止するように構成したもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す道
路側のシステムの構成図であり、図において1から3は
従来のシステムと同一である。ただし、1つの通信区間
12はm個(mは正の整数)の送受信装置3で構成され
る。図2は送受信装置3の配置概念図であり、道路上の
通信区間12毎に通信制御装置2を1個、送受信装置3
をm個配置し、送受信装置3は通信区間12に存在する
車両8と通信担当範囲13で示す1つの方向の指向性で
通信を行う。ここで、車両側システムの構成は図11に
示す従来の車両側システム構成と同一である。
【0019】次に道路側システムの動作について説明す
る。図1において、車両管制装置1は、送受信装置3で
受信した道路上の車両8の位置情報、速度情報等をその
車両8が存在している通信区間12に配置される通信制
御装置2から入力し、車両8への速度指示情報等の車両
制御情報を算出し、車両が存在している通信区間12に
配置される通信制御装置2に送出する。通信制御装置2
は、車両管制装置1から入力した車両走行制御情報を図
11における車載送受信装置5に送信するとともに車載
送受信装置5から車両位置情報、車両速度情報等の車両
情報を受信するため、通信区間12に配置されたm個の
送受信装置3の送信制御を行う。ここで送受信装置3
は、通信制御装置2の送受信制御に基づき、通信担当範
囲13に存在する車両8の車両走行制御情報を図11の
車載送受信装置5に送信するとともに車載送受信装置5
から車両位置情報、車両速度情報等の車両情報を受信す
る。ここで、車両側システムの動作は従来の車両側シス
テムの動作と同様である。
【0020】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す道路側のシステムの構成図であり、図におい
て1から3は従来のシステムと同一である。ただし、1
つの通信区間12はm×k個(mは正の整数、kは車線
9の数)の送受信装置3で構成される。図4は送受信装
置3の配置概念図であり、車線9が複数存在する道路上
の通信区間12毎に通信制御装置2を1個、送受信装置
3をm×k個配置し、送受信装置3は通信区間12に存
在する車両8と通信担当範囲13で示す1つの方向の指
向性で通信を行う。ここで、車両側システムの構成は図
11に示す従来の車両側システム構成と同一である。
【0021】次に道路側のシステムの動作について説明
する。図3において、車両管制装置1は、送受信装置3
で受信した道路上の車両8の位置情報、速度情報等をそ
の車両が存在する通信区間12に配置される通信制御装
置2から入力し、車両への速度指示情報等の車両走行制
御情報を算出し、車両8が存在している通信区間12に
配置される通信制御装置2に送出する。通信制御装置2
は、車両管制装置1から入力した車両走行制御情報を図
11における車載送受信装置5に送信するとともに車載
送受信装置5から車両位置情報、車両速度情報等の車両
情報を受信するため通信区間12に配置されたm×k個
の送受信装置3の送受信制御を行う。ここで送受信装置
3は、通信制御装置2の送受信制御に基づき、通信担当
範囲13に存在する車両8の車両走行制御情報を図11
の車載送受信装置5に送信するとともに車載送受信装置
5から車両位置情報、車両速度情報等の車両情報を受信
する。ここで、車両側システムの動作は従来の車両側シ
ステムの動作と同様である。
【0022】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3を示す送受信装置の13配置概念図であり、車線
9が複数存在する道路上の通信区間12毎に通信制御装
置2を1個、送受信装置3をm×k個配置し、送受信装
置3は通信区間12の中の通信担当範囲13A又は通信
担当範囲13Bに存在する車両8と2つの方向の指向性
で通信を行う。ここで、道路側のシステムの構成図は図
3と同一であり、車両側システムの構成は図11に示す
従来の車両側システム構成と同一である。
【0023】次に動作について説明する。図5におい
て、送受信装置3の通信の指向性を車両8の進行方向と
その逆方向の2つの方向とすることにより通信担当範囲
13Aと通信担当範囲13Bを形成する。そして、送受
信装置3は通信担当範囲13Aと通信担当範囲13Bに
存在する車両の8車両走行制御情報を図11の車載送受
信装置5に送信するとともに車載送受信装置5から車両
位置情報、車両速度情報等の車両情報を受信する。その
他の動作については実施の形態2と同様である。
【0024】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4を示す時分割多元接続方式による通信の送受信フレ
ームの構成図である。ここで、送受信装置3や通信制御
装置2等の配置概念図は図4と同一である。
【0025】次に動作について説明する。1つの通信区
間12に配置されるm×k個の送受信装置3は、道路側
のシステムの構成を示した図3のように、車両側システ
ムの構成を示す図11における車載送受信装置5との間
で、図6におけるm×k個のタイムスロットに対応した
タイミングで順次送受信処理を行うことにより、m×k
個の送受信装置3と車載送受信装置5との送受信電波の
周波数を同一にしてもm×k個の送受信装置3間の送受
信電波の周波数干渉を防止することができる。
【0026】また、車載送受信装置5は、m×k個の送
受信装置3からの送信情報を移動体通信方式で汎用的に
使用されている時分割ダイバーシティ方式により受信
し、検波、情報の誤り検出及び誤り訂正を行い、複数の
受信情報の中から最も誤りが小さい受信情報を選択して
車両制御装置6に送出する。その他の動作については、
実施の形態3と同様である。
【0027】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5を示す周波数分割多元接続方式による通信の送受信
周波数の構成図である。ここで、送受信装置3や通信制
御装置2等の配置概念図は図4と同一である。
【0028】次に動作について説明する。1つの通信区
間12に配置されるm×k個の送受信装置3は、道路側
のシステムの構成を示した図3のように車両側システム
図11における車載送受信装置5との間で、図7におけ
るm×k個の周波数をそれぞれが異なるように使用して
送受信を行うことにより、m×k個の送受信装置3間の
送受信電波の周波数干渉を防止することができる。
【0029】また車載送受信装置5は、m×k個の送受
信装置3からの送信情報を移動体通信方式で汎用的に使
用されている周波数ダイバーシティ方式により受信し、
検波、情報の誤り検出及び誤り訂正を行い、複数の受信
情報の中から最も誤りが小さい受信情報を選択して車両
制御装置6に送出する。その他の動作については、実施
の形態3と同様である。
【0030】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6を示すスペクトラム拡散多元接続方式による通信の
拡散符号の構成図である。ここで、送受信装置3や通信
制御装置2等の配置概念図は図4と同一である。
【0031】次に動作について説明する。1つの通信区
間12に配置されるm×k個の送受信装置3は、道路側
のシステムの構成を示した図3のように車両側システム
図11における車載送受信装置5との間で、図8におけ
るm×k個の拡散符号でスペクトラム拡散を行い送受信
を行うことにより、m×k個の送受信装置3間の送受信
電波の周波数干渉を防止することができる。
【0032】また、車載送受信装置5は、m×k個の送
受信装置3からの送信情報を受信し、相関検波、情報の
誤り検出及び誤り訂正を行い、複数の受信情報の中から
最も誤りが小さい受信情報を選択して車両制御装置6に
送出する。その他の動作については、実施の形態3と同
様である。
【0033】
【発明の効果】第1の発明によれば、1つの通信区間1
2に複数個の送受信装置3を配置し、その送受信制御を
1つの通信制御装置2で行うことにより1つの通信区間
12の距離を大きくすることができ、通信制御装置12
の数を減らすことができる効果がある。
【0034】また、第2の発明によれば、1つの通信区
間12の複数の車線9に複数個の送受信装置3を配置
し、その送受信制御を1つの通信制御装置2で行うこと
で複数の車線9に存在する車両8との通信ができる効果
がある。
【0035】また、第3の発明によれば、送受信装置1
3の通信担当範囲13の指向性を道路上の車両8の進行
方向とその逆方向の2方向とすることにより、さらに、
1つの通信区間12の距離を2倍の大きさにすることが
でき、通信制御装置2の数を減らすことができる効果が
ある。
【0036】また、第4の発明によれば、1つの通信区
間12に配置した複数個の送受信装置3と当該通信区間
12に存在する車両8との通信において、各送受信装置
3の送受信処理を時分割多元接続方式で行うことによ
り、1つの通信区間12の複数個の送受信装置3間の送
受信電波の周波数干渉を防止でき、車両側システムは、
道路側システムの複数個の送受信装置3から送信した複
数の情報を時分割ダイバーシティ方式により受信し、情
報の誤り検出及び誤り訂正を行うことにより、正しいデ
ータの受信確率を大きくすることができる効果がある。
【0037】また、第5の発明によれば、1つの通信区
間12に配置した複数個の送受信装置3と当該通信区間
12に存在する車両8との通信において、各送受信装置
3の送受信処理を周波数分割多元接続方式で行うことに
より、1つの通信区間12の複数個の送受信装置3間の
送受信電波の周波数干渉を防止でき、車両側システム
は、道路側システムの複数個の送受信装置3から送信し
た複数の情報を周波数分割ダイバーシティ方式により受
信し、情報の誤り検出及び誤り訂正を行うことにより、
正しいデータの受信確率を大きくすることができる効果
がある。
【0038】また、第6の発明によれば、1つの通信区
間12に配置した複数個の送受信装置3と当該通信区間
12に存在する車両8との通信において、各送受信装置
3の送受信処理をスペクトラム拡散方式で行うことによ
り、1通信区間の複数個の送受信装置間の送受信電波の
周波数干渉を防止でき、車両側システムは、道路側シス
テムの複数個の送受信装置3から送信した複数の情報を
受信し、相関検波、情報の誤り検出及び誤り訂正を行う
ことにより、正しいデータの受信確率を大きくすること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における車両走行制御システムの実
施の形態1の道路側のシステム構成を示す図である。
【図2】 この発明における車両走行制御システムの実
施の形態1の送受信装置の配置概念を示す図である。
【図3】 この発明における車両走行制御システムの実
施の形態2の道路側のシステム構成を示す図である。
【図4】 この発明における車両走行制御システムの実
施の形態2の送受信装置の配置概念を示す図である。
【図5】 この発明における車両走行制御システムの実
施の形態3の送受信装置の配置概念を示す図である。
【図6】 この発明における車両走行制御システムの実
施の形態4の送受信フレーム構成を示す図である。
【図7】 この発明における車両走行制御システムの実
施の形態5の送受信周波数の構成を示す図である。
【図8】 この発明における車両走行制御システムの実
施の形態6の送受信拡散符号の構成を示す図である。
【図9】 従来の車両走行制御システムの運用概念を示
す図である。
【図10】 従来の車両走行制御システムの道路側のシ
ステム構成を示す図である。
【図11】 従来の車両走行制御システムの車両側のシ
ステム構成を示す図である。
【図12】 従来の車両走行制御システムにおける送受
信装置の配置概念を示す図である。
【符号の説明】
1 車両管制装置、2 通信制御装置、3 送受信装
置、4 車両位置検出装置、5 車載送受信装置、6
車両制御装置、7 操作・表示装置、8 車両、9 車
線、10 レーンマーカ、11 レーンマーカ検出装
置、12 通信区間、13 通信担当範囲、13A 車
両進行方向通信担当範囲、13B 車両進行逆方向通信
担当範囲。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路側システムとして、道路上の車両と
    の通信を行うために道路を複数の通信区間に分割し、各
    通信区間毎に通信区間数とは無関係に存在する複数の車
    両との情報の送受信制御処理を行う通信区間数と同数存
    在する複数個の通信制御装置と、車両走行制御情報を算
    出し前記複数の通信制御装置と入出力を行う車両管制装
    置と、前記複数個の通信制御装置の制御により複数の通
    信区間に存在する複数の車両との情報の送受信処理を行
    う通信区間数の正数倍存在する複数個の送受信装置とで
    構成され、車両側システムとして、車両の位置及び速度
    を検出する車両位置検出装置と、道路上に敷かれたレー
    ンマーカを検出するレーンマーカ検出装置と、ドライバ
    の操作を入力するとともに情報表示を行う操作・表示装
    置と、前記道路側システムの送受信装置との情報の送受
    信処理を行う車載送受信装置と、前記車両位置検出装置
    からの車両位置情報及び車両速度情報、前記レーンマー
    カ検出装置からのレーンマーカ位置情報、前記操作・表
    示装置からの操作情報、前記車載送受信装置から車両制
    御情報を基に車両の走行を制御する車両制御装置とで構
    成される車両走行制御システムにおいて、1つの通信区
    間において車両の進行する道路沿いの縦方向に複数個の
    送受信装置を1まとめとして配置したことを特徴とした
    車両走行制御システム。
  2. 【請求項2】 道路側システムとして、道路上の車両と
    の通信を行うために複数の車線から構成される道路を車
    線数とは無関係に存在する複数の通信区間に分割し、各
    通信区間毎に車線数及び通信区間数とは無関係に存在す
    る複数の車両との情報の送受信制御処理を行う通信区間
    数と同数存在する複数の通信制御装置と、車両走行制御
    情報を算出し前記複数の通信制御装置と入出力を行う車
    両管制装置と、前記複数の通信制御装置の制御により複
    数の通信区間に存在する複数の車両との情報の送受信処
    理を行う通信区間数の正数倍存在する複数の送受信装置
    とで構成され、車両側システムとして、車両の位置及び
    速度を検出する車両位置検出装置と、道路上に敷かれた
    のレーンマーカを検出するレーンマーカ検出装置と、ド
    ライバの操作を入力するとともに情報表示を行う操作・
    表示装置と、道路側システムの前記送受信装置との情報
    の送受信処理を行う車載送受信装置と、前記車両位置検
    出装置からの車両位置情報及び車両速度情報、前記レー
    ンマーカ検出装置からのレーンマーカ位置情報、前記操
    作・表示装置からの操作情報、前記車載送受信装置から
    の車両走行制御情報を基に車両を制御する車両制御装置
    とで構成される車両走行制御システムにおいて、複数の
    車線にまたがる1つの通信区間において車両の進行する
    道路沿いの縦方向に複数個の送受信装置を1まとめとし
    て配置したことを特徴とした車両走行制御システム。
  3. 【請求項3】 送受信装置の通信担当範囲の指向性を道
    路上の車両の進行方向とその逆方向の2方向とすること
    により、1つの通信区間の距離を2倍にしたことを特徴
    とする請求項2記載の車両走行制御システム。
  4. 【請求項4】 1つの通信区間に存在する複数個の送受
    信装置間の送受信のタイミングをそれぞれ重ならないよ
    うに時分割多元接続方式で行うことにより、道路側シス
    テムの複数個の送受信装置と車載送受信装置との間で情
    報の送受信を行い、車載送受信装置は、道路側システム
    の複数個の送受信装置から送信した複数の情報を時分割
    ダイバーシティ方式により受信し、情報の誤り検出及び
    誤り訂正を行うようにしたことを特徴とする請求項3記
    載の車両走行制御システム。
  5. 【請求項5】 1つの通信区間に存在する複数個の送受
    信装置間の送受信の周波数をそれぞれ重ならないように
    周波数分割多元接続方式で行うことにより、道路側シス
    テムの複数の送受信装置と車載送受信装置との間で情報
    の送受信を行うことができ、車載送受信装置では、道路
    側システムの複数個の送受信装置から送信した複数の情
    報を周波数ダイバーシティ方式により受信し、情報の誤
    り検出及び誤り訂正を行うようにしたことを特徴とする
    請求項3記載の車両走行制御システム。
  6. 【請求項6】 1つの通信区間に存在する複数の送受信
    装置間の送受信情報をスペクトラム拡散多元接続方式で
    行うことにより、道路側システムの複数の送受信装置と
    車載送受信装置との間で情報の送受信を行うことがで
    き、車載送受信装置では、道路側システムの複数の送受
    信装置から送信した複数の情報を受信し、相関検波、情
    報の誤り検出及び誤り訂正を行うようにしたことを特徴
    とする請求項3記載の車両走行制御システム。
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