JPH10260855A - 二重化構成装置 - Google Patents

二重化構成装置

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JPH10260855A
JPH10260855A JP9064805A JP6480597A JPH10260855A JP H10260855 A JPH10260855 A JP H10260855A JP 9064805 A JP9064805 A JP 9064805A JP 6480597 A JP6480597 A JP 6480597A JP H10260855 A JPH10260855 A JP H10260855A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムバスに複数のモジュールが接続さ
れ、モジュールの二重化が行われるシステムの設計の自
由度を高める。 【解決手段】 モジュール102、103に、それぞ
れ、モジュールの種別を表すモジュール識別信号を発生
するモジュール識別信号設定部104、105と、各モ
ジュールが正常に動作していることを示す動作中信号を
発生するステータス表示部106、107を設ける。各
モジュール2は自身のモジュール識別信号と隣のモジュ
ールからのモジュール識別信号とを比較して同種か異種
かを判断する。隣のモジュールが同種であり、動作中信
号により正常に動作していることが示されている場合に
は、二重化処理が行われる。異種の場合は、個別に動作
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重化構成装置に
関し、特に、バスに接続されるモジュールを二重化した
二重化構成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フォールトトレラントコンピ
ュータに代表されるように、装置の一部あるいは全部を
二重化して、障害が発生した場合であっても、システム
全体としての正常な動作を継続することができるように
構成した装置、即ち、耐故障性を備えた二重化構成装置
が知られている。
【0003】この種の二重化構成装置として、システム
バスに接続されたモジュールを二重化し、一方のモジュ
ールに障害が発生しても、他方のモジュールを動作させ
ることにより、その機能を維持できるようにしたものが
ある。このような二重化構成装置は、例えば、特開平2
−215246号公報に開示されている。
【0004】特開平2−215246号公報に開示され
た二重化構成装置は、図3に示すように、システムバス
301に接続された中央制御部302と、同じくシステ
ムバス301に接続されたN個の回線インタフェース部
303−1〜303−Nとを有している。そして、第n
1の回線インタフェース部303−n1と第n2の回線
インタフェース部303−n2とは、二重化ケーブル3
04により互いに接続されている。
【0005】各回線インタフェース部303は、自己の
スロットアドレスを記憶するための自己アドレス記憶手
段305(図3では、305−n1及び305−n2の
み図示)と、二重化された場合に、その相手となる回線
インタフェース部のスロットアドレスを記憶するための
隣接アドレス記憶手段306(図3では、306−n1
及び306−n2のみ図示)とを有している。そして、
各回線インタフェース部303は、中央制御部302か
ら送信されてきたスロットアドレスを自己アドレス記憶
手段305に格納し、二重化ケーブル304を介して送
信されてきたスロットアドレスを隣接アドレス記憶手段
306に格納する。
【0006】また、各回線インタフェース部303は、
中央制御部302からの要求に応じて、自己アドレス記
憶手段305または隣接アドレス記憶手段306に格納
したスロットアドレスを中央制御部302へ通知する。
さらに、二重化ケーブル304が接続されている場合に
は、自己アドレス記憶手段305に格納したスロットア
ドレスを二重化ケーブル304を介して二重化の相手と
なる回線インタフェース部303に通知する。
【0007】以上のような構成において、中央制御部3
02は、システムバス301と各回線インタフェース部
303とを介して、各回線インタフェース部303に接
続された対局(図示せず)との間で、データの送受信を
行う。なお、二重化された回線インタフェース303−
n1及び303−n2については、現用となる回線イン
タフェース303−n1のみが対局と接続されており、
予備用の第n2の回線インタフェース303−n2は、
対局とは接続されていない。
【0008】ここで、回線インタフェース303−n1
において、障害が発生すると、中央制御部302は、回
線インタフェース303−n1からの障害発生通知を受
けて、二重化切り替え動作を行う。このとき、中央制御
部302は、回線インタフェース303−n1に対して
隣接アドレス記憶手段に格納してあるスロットアドレス
の通知を要求する。そして、中央制御部302は、回線
インタフェース303−n1から通知されたスロットア
ドレスに基づいて、二重化切り替えを行うべき回線イン
タフェースが第n2の回線インタフェース303−n2
であることを認識する。そして、障害を通知してきた回
線インタフェース303−n1と、その二重化の相手と
認識した回線インタフェース303−n2とに対して、
二重化切り替えの操作を行う。この後、回線インタフェ
ース303−n1を介して行われていたデータの送受信
は、回線インタフェース303−n1を通して二重化ケ
ーブル304及び回線インタフェース303−n2を介
して行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の二重化構成装置
では、二重化されるモジュールの組は、二重化ケーブル
によって規定される。このため、システムバスに複数種
類のモジュールが接続されている場合には、種類の異な
るモジュールを誤って二重化ケーブルで接続してしまう
可能性がある。
【0010】この可能性を排除するために、複数のスロ
ットを2個1組のスロットに分け、各組に実装される2
つのモジュールを自動的に二重化する方法が考えられる
が、この方法では、各組の2つのスロットには、必ず同
一の種類のモジュールを実装しなければならず、二重化
を必要としないモジュールがある場合に空きスロットが
発生するという問題点がある。また、各組のスロットに
異なる種類のモジュールを実装してしまう可能性も排除
できるわけではない。
【0011】また、従来の二重化構成装置では、二重化
の切り替え制御は、中央制御部によって行われているた
め、中央制御部に障害が発生すると全ての二重化切り替
え制御が実行できなくなり、モジュールを二重化した意
味が無くなるという問題点もある。
【0012】本発明は、隣接するスロットに実装される
モジュールが同一種類のモジュールであれば自動的に二
重化することが可能で、異なる種類のモジュールの場合
は二重化せず、単独での動作を可能にし、モジュール実
装の自由度が高く、効率的なシステム構成を実現するこ
とができる二重化構成装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、システムバス
に接続されるモジュールを二重化して耐故障性を持たせ
る二重化構成装置において、各モジュールに、当該モジ
ュールの種類を識別するためのモジュール識別信号を出
力するモジュール識別信号設定手段と、当該モジュール
の動作状態を示すステータス信号を出力するステータス
表示手段と、前記モジュール識別信号及び前記ステータ
ス信号を隣接するモジュールへ送信する送信手段と、前
記隣接するモジュールから送信されてくるモジュール識
別信号とステータス信号とを受信する受信手段と、少な
くとも、前記モジュール識別信号設定手段からのモジュ
ール識別信号と、前記受信手段からのモジュール識別信
号及びステータス信号とに基づいて、前記隣接するモジ
ュールとの二重化を行うか否かを決定して、二重化指示
信号を出力する二重化制御手段と、前記二重化指示信号
に応答して前記隣接するモジュールとの二重化を実行す
る二重化実行手段と、を設けたことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、システムバスに接続され
るスロットに実装される各モジュールを、隣接するスロ
ットに実装されたモジュールと動機動作させることによ
って二重化し、二重化された一方のモジュールに障害が
発生してももう一方が動作し続けることによって耐故障
性を備えた二重化構成装置において、モジュールの種類
を識別するためのモジュール識別信号を送出するモジュ
ール識別信号設定手段と、自身のモジュールが動作中で
あることを示す動作中信号を送出するステータス表示手
段と、二重化される隣接するもう一方のモジュールから
前記モジュール識別信号と自身のモジュール識別信号が
一致し、かつもう一方のモジュールから前記動作中信号
が送出されている場合に、二重化指示信号を送出する二
重化指示手段と、前記二重化指示手段からの二重化指示
信号にしたがって、隣接するもう一方のモジュールとの
二重化処理を開始する二重化実行手段を有し、2n−1
番目と2n番目(nは自然数)の決まった組み合わせの
隣接するスロットに実装されたモジュールが、互いに同
種のモジュールである場合にのみ二重化処理を行い、異
なる種類のモジュールである場合は別々に動作すること
を特徴とする。
【0015】さらに、本発明は、システムバスに接続さ
れるスロットに実装される各モジュールを、隣接するス
ロットに実装されたモジュールと動機動作させることに
よって二重化し、二重化された一方のモジュールに障害
が発生してももう一方が動作し続けることによって耐故
障性を備えた二重化構成装置において、自身のモジュー
ルが動作中であると同時に非二重の状態であり、隣接す
るモジュールとの二重化が可能であることを示す二重化
許可信号を送出するステータス表示手段と、モジュール
の種類を識別するためのモジュール識別信号を送出する
モジュール識別信号設定手段と、自身のモジュールがn
番目のスロットに実装されている場合、自身の前記二重
化許可信号とn−1番目及びn+1番目の各スロットに
実装されたモジュールの二重化許可信号とが同時に送出
されていることをチェックし、n−1番目及びn+1番
目の各スロットに実装されたモジュールに対するチェッ
ク結果をそれぞれ送出するステータスチェック手段と、
自身の前記モジュール識別信号設定手段の出力である前
記モジュール識別信号と、n−1番目及びn+1番目の
各スロットに実装されたモジュールのモジュール識別信
号設定手段の出力であるモジュール識別信号とが一致す
るか否かによって、n−1番目及びn+1番目の各スロ
ットに実装されたモジュールが自身と同じ種類のモジュ
ールか否かをそれぞれチェックするモジュールチェック
手段と、前記ステータスチェック手段と前記モジュール
チェック手段からのn−1番目及びn+1番目の各スロ
ットに実装されたモジュールに対するチェック結果を参
照して、二重化許可信号が送出され、かつ同じ種類のモ
ジュールであり、二重化可能であることをチェックする
と同時に、n−1番目またはn+1番目のスロットのモ
ジュールから二重化抑制信号を受信していない場合にの
み、自身とn−1番目またはn+1番目のスロットのモ
ジュールとの二重化を指示する二重化信号と自身とn+
1番目またはn−1番目のスロットのモジュールとの二
重化を抑制する二重化抑制信号を送出し、さらに、当該
二重化指示信号が送出されていない場合にのみ、自身と
n+1番目またはn−1番目のスロットのモジュールと
の二重化指示信号を送出する二重化指示手段と、前記二
重化指示手段からの前記二重化信号に従って、隣接する
n−1番目またはn+1番目のいずれか一方のスロット
のモジュールとの二重化処理を開始する二重化実行手段
を有し、n番目とn−1番目またはn+1番目のスロッ
トに実装されたモジュールが、同種のモジュールでかつ
二重化処理が必要であれば二重化処理を行い、異なるモ
ジュールである場合は別々に動作することを特徴とす
る。
【0016】
【作用】耐故障性を高めるためにシステムバスに接続さ
れる隣接するスロットのモジュールを二重化する二重化
構成装置において、自モジュールの種別を示すモジュー
ル識別信号を生成し、二重化されるスロットに実装され
るモジュール間でそのモジュール識別信号を送受信し、
お互いにモジュールが相手と自身のモジュール識別信号
をチェックすることにより、同種のモジュールの場合に
のみ二重化を実行し、異種のモジュールの場合は、別々
に動作することを可能にする。
【0017】二重化構成装置において、ユーザの要求に
より二重化されるモジュールと単体のモジュールとが混
在する場合、従来では、二重化される1組の2つのスロ
ットを最低限の構成単位としていたため、単体で動作す
るモジュールのもう一方のスロットは空きスロットとな
り、システム拡張のために異なる種類のボードの実装を
要求されても実装することはできない。本発明により、
単体で動作するモジュールのもう一方のスロットに異な
る種類のボードが実装可能になり、限られたスロットを
有効活用し、より高いシステムの拡張性を提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0019】図1に本発明の第1の実施の形態を示す。
この二重化構成装置は、システムバス101に接続され
た複数のスロット(図示せず)のうちの隣接する2つの
スロットに実装されたモジュール102、103を有し
ている。
【0020】システムバス101は、システムの電源が
オン状態で、スロットへのモジュールの挿抜が可能な活
線挿抜機能を備え、複数のスロットにそれぞれ挿入接続
されたモジュール間でのデータの送受信を実現する。ス
ロットに挿入されるモジュールとしては、CPU(演算
処理装置)、メモリ、及び入出力処理装置等がある。
【0021】モジュール102(103)は、それぞれ
モジュール本来の処理を行うための基本処理部(図示せ
ず)以外に、モジュール識別信号設定部104(10
5)、ステータス表示部106(107)、二重化指示
部108(109)、及び二重化実行部110(11
1)を有している。
【0022】モジュール識別信号設定部104(10
5)は、例えば、フラッシュRAMやディップスイッチ
によって構成され、モジュール102(103)の種類
(種別)を表す、予め定められたコードをモジュール識
別信号112(113)として出力する。
【0023】ステータス表示部106(107)は、モ
ジュール102(103)が、モジュール本来の動作を
正常に行っている場合に、動作中を示す動作中信号(AL
IVE信号)114(115)を出力する。モジュールに
障害が発生した場合は、この動作中信号114(11
5)は、出力されない。
【0024】二重化指示部108(109)は、比較器
及びAND回路を有し、自身のモジュール識別信号設定
部104(105)からのモジュール識別信号112
(113)と、隣接するモジュールのモジュール識別信
号設定部105(104)からのモジュール識別信号1
13(112)とを比較器で比較し、この比較器の一致
出力と、隣接するモジュールのステータス表示部107
(106)からの動作中信号115(114)との論理
積を求める。つまり、二重化指示部108(109)
は、入力された2つのモジュール識別信号が一致した場
合であって、隣接するモジュールのステータス表示部1
07(106)からの動作中信号115(114)が入
力されている場合に、二重化指示信号116(117)
を出力する。
【0025】二重化実行部110(111)は、二重化
指示手段108(109)から、二重化指示信号が与え
られると、隣接するモジュール103(102)との二
重化処理を実行する。
【0026】以下、図1の二重化構成装置の動作につい
て説明する。なお、ここでは、モジュール102の動作
を中心に説明するが、モジュール103の動作について
も同様である。
【0027】まず、システム立ち上げが実行されたと
き、または、モジュール102がスロットに実装された
とき、あるいは、モジュール103がスロットに実装さ
れたことを検出したときに、モジュール識別信号設定部
104は、モジュール102の種類を示すモジュール識
別信号を112を、二重化指示部108と隣接するモジ
ュール103の二重化指示部109とへ出力する。ま
た、ステータス表示部106は、モジュール102が動
作中であって、障害の発生もない場合に、動作中信号1
14を、モジュール103の二重化指示部109へ出力
する。
【0028】次に、二重化指示部108は、モジュール
識別信号設定部104からのモジュール識別信号112
と、モジュール103のモジュール識別信号設定部10
5からのモジュール識別信号113とを比較器で比較す
る。モジュール102と103とが同じ種類のボードで
あれば、モジュール識別信号112と113とは互いに
一致し、比較器からは一致信号が出力される。また、こ
れらのモジュール識別信号が互いに一致しない場合は、
比較器は一致信号を出力しない。
【0029】比較器からの一致信号は、AND回路の一
方の入力に供給される。また、AND回路の他方の入力
には、モジュール103のステータス表示部107から
の動作中信号115が入力される。この動作中信号11
5は、モジュール103が正常に、障害なく動作してい
る場合にのみ出力される。したがって、AND回路は、
モジュール102と103とが同じ種類のボードであっ
て、モジュール103が正常に動作している場合にの
み、二重化指示信号116を二重化実行部110へ出力
する。つまり、モジュール103が実装されていない場
合、実装されていても種類が異なる場合または正常に動
作していない場合には、二重化指示部108から二重化
指示信号116が出力される。
【0030】二重化実行部110は、二重化指示部10
8からの二重化指示信号116に応答して、モジュール
102とモジュール103とが二重化されるように、二
重化処理を行う。
【0031】以上のように、モジュール102は、シス
テムの立ち上げ時、またはシステムバス101が活線挿
抜をサポートしている場合には、モジュール102また
は103が新たに実装された時、モジュール103に対
して二重化が必要か否か判断し、モジュール103が同
種のボードであって、かつ障害なく動作している場合
に、モジュール103との二重化を行う。モジュール1
03が異種のボードが、故障が発生しているか、または
実装されていない場合には、モジュール102は非二重
化の状態で独立した動作を行う。
【0032】次に図2を参照して本発明の第2の実施の
形態について説明する。
【0033】図2の二重化構成装置は、システムバス2
01に接続された複数のスロット(図示せず)のうちの
隣接する3つのスロットに実装されたモジュール20
2、203、及び204を有している。
【0034】上述した第1の実施の形態では、互いに二
重化されるモジュールは、所定の位置関係を有するよう
にスロットに実装されなければならない。例えば、図1
の場合は、モジュール102が上のスロット、モジュー
ル103が下のスロットに実装されなければならない。
これに対して、本実施の形態では、互いに二重化される
モジュールは、隣接するスロットに実装されさえすれば
よい。即ち、モジュール203と二重化されるモジュー
ルは、モジュール202であってもよいし、モジュール
204であってもよい。
【0035】システムバス201は、第1の実施の形態
におけるシステムバス101と同様、活線挿抜の機能を
有している。
【0036】モジュール202(203、204)は、
ステータス表示部205(206、207)、ステータ
スチェック部208(209、210)、モジュール識
別信号設定部211(212、213)、モジュールチ
ェック部214(215、216)、二重化指示部21
7(218、219)、及び二重化実行部220(22
1、222)を有している。
【0037】ステータス表示部205(206、20
7)は、そのモジュールが、非二重化の状態で、正常に
動作している場合に、二重化許可信号223(224、
225)を出力する。
【0038】ステータスチェック部208(209、2
10)は、ステータス表示部205(206、207)
から二重化許可信号223(224、225)が出力さ
れているとき、両隣のモジュールからの二重化許可信号
が出力されているか否かチェックし、その結果を出力す
る。例えば、ステータスチェック部208(209、2
10)は、2個のAND回路で構成され、ステータス表
示部205(206、207)の出力と、両隣のモジュ
ールのステータス表示部の出力との論理積をそれぞれ求
めることにより、このチェックを行う。
【0039】モジュール識別信号設定部211(21
2、213)は、モジュールの種類を現す、その種類に
固有のコードを発生し、モジュール識別信号226(2
27、228)として出力する。
【0040】モジュールチェック部214(215、2
16)は、モジュール識別信号設定部211(212、
213)からのモジュール識別信号226(227、2
28)と、両隣のモジュールのモジュール識別信号設定
部からのモジュール識別信号とに基づいて、これらのモ
ジュールが同じ種類か否かチェックする。例えば、モジ
ュールチェック部214(215、216)は、2個の
比較器で構成され、モジュール識別信号226(22
7、228)と両隣のモジュールからのモジュール識別
信号とをそれぞれ比較する。
【0041】二重化指示部217(218、219)
は、ステータスチェック部208(209、210)か
ら二重化を許可する二重化許可信号が出力されており、
モジュールチェック部214(215、216)から同
種のボードであること示す信号が出力され、さらに、二
重化抑止信号が存在しない場合に、二重化指示信号22
9または230(231または232、233または2
34)を出力する。ここで、二重化抑止信号は、両隣の
モジュールの双方と二重化が行われることのないように
するための信号で、二重化指示信号229(231、2
33)を、そのまま二重化抑止信号235(236、2
37)として利用する。この二重化指示部217(21
8、219)は、例えば、2個のAND回路と2個のイ
ンバータとで構成される。
【0042】二重化実行部220(221、222)
は、二重化指示部217(218、219)からの二重
化指示信号229または230(231または232、
233または234)を受けて、隣接するモジュールと
の二重化処理を開始する。
【0043】以下に、この二重化構成装置の動作につい
て説明する。
【0044】この二重化構成装置は、各モジュールが、
隣接する2つのモジュールのいずれとも二重化できるよ
うに構成されている。従って、第1の実施の形態の二重
化構成装置よりも、そのシステム設計の自由度は高い。
ただし、各モジュールが両隣のモジュールと同時に二重
化(三重化)されることがないように、一方のモジュー
ルに優先度を持たせてある。
【0045】例えば、モジュール203は、モジュール
202がモジュール203と同種のボードである場合
は、モジュール202と二重化され、モジュール204
がモジュール203と同種のボードである場合は、モジ
ュール204と二重化されるが、モジュール202及び
204が共にモジュール203と同種のボードである場
合は、モジュール202のみと二重化されるように構成
されている。この場合、モジュール202及び203
は、二重化されて同時に同じ動作を行うが、モジュール
204は非二重化の状態で、独自の動作を行う。
【0046】以下、モジュール203の動作について説
明するが、モジュール202及び204もそれぞれ同様
の動作を行う。
【0047】システム立ち上げ時、または、モジュール
202、203、及び204のいずれかがスロットに新
たに実装されたとき、モジュール識別信号設定部212
は、モジュール203の種類を示すモジュール識別信号
227を出力する。このモジュール識別信号227は、
モジュールチェック部の2つの比較器にそれぞれ供給さ
れると共に、隣接するモジュール202及び204のモ
ジュールチェック部214及び216のそれぞれ一方の
比較器に供給される。なお、モジュール識別信号227
は、モジュールの種類に応じて予め定められたコードで
あって、フラッシュRAMやディップスイッチによって
生成される。
【0048】ステータス表示部206は、モジュール2
03が、非二重化の状態で、障害無く動作しており、し
かも、二重化可能な状態にあることを示す二重化許可信
号224を出力する。つまり、ステータス表示部206
は、モジュール203が正常に動作しているか否かのス
テータスと、モジュール203がモジュール202また
は204との二重化状態にあるか否かのステータスと
の、2つのステータスを管理している。そして、この二
重化許可信号224は、ステータスチェック部209の
2つのAND回路へそれぞれ供給されると共に、モジュ
ール202及び204のステータスチェック部208及
び210のそれぞれの一方のAND回路へ供給される。
【0049】ステータスチェック部209は、二重化許
可信号224と、ステータス表示部205からの二重化
許可信号223との論理積と、二重化許可信号224
と、ステータス表示部207からの二重化許可信号22
5との論理積とを、それぞれ求めることにより、これら
の二重化許可信号が、同時に出力されているか否かチェ
ックする。
【0050】二重化許可信号224と二重化許可信号2
23とが、同時に出力されている場合は、モジュール2
03とモジュール202との二重化が可能であり、二重
化許可信号224と二重化許可信号225とが、同時に
出力されている場合は、モジュール203とモジュール
204との二重化が可能である。一方、二重化許可信号
224と二重化許可信号223とが、同時に出力されて
いない場合は、モジュール202または203に障害が
発生しているか、モジュール202が実装されていない
ので、モジュール203とモジュール202との二重化
が不可能である。また、二重化許可信号224と二重化
許可信号225とが、同時に出力されていない場合も同
様に、モジュール203とモジュール204との二重化
は不可能である。
【0051】ステータスチェック部209からのチェッ
ク結果は、二重化指示手段の2個のAND回路へ各々供
給される。つまり、ステータスチェック部209のチェ
ック結果は、二重化許可信号224と二重化許可信号2
23とが、同時に出力されていない場合に、二重化指示
信号231の出力を抑止し、二重化許可信号224と二
重化許可信号225とが、同時に出力されていない場合
に、二重化指示信号232の出力を抑止する。
【0052】二重化許可信号224が出力されていて、
二重化許可信号223または225が出力されていない
のは、モジュール202または204が、障害を起こし
ているか、実装されていない場合である。従って、モジ
ュール202または204が障害から復帰するか、また
は新たに実装された場合は、ステータスチェック部20
9による二重化指示信号231または232の抑止は無
くなる。
【0053】モジュールチェック部215では、一方の
比較器で、モジュール識別信号227とモジュール識別
信号226とを比較し、モジュール202がモジュール
203と同じ種類のボードか否かチェックする。また、
他方の比較器で、モジュール識別信号227とモジュー
ル識別信号228とを比較し、モジュール204がモジ
ュール203と同じ種類のボードか否かチェックする。
【0054】モジュールチェック部215における比較
結果は、二重化指示手段の2つのAND回路にそれぞれ
供給される。そして、モジュール202がモジュール2
03と同じ種類のボードでない場合は、二重化指示信号
231の送出を抑止し、モジュール204がモジュール
203と同じ種類のボードでない場合は、二重化信号2
32の送出を抑止する。
【0055】二重化指示部218が有する2つのAND
回路の一方は、二重化許可信号224と二重化許可信号
223とが同時に出力されていることを示すステータス
チェック部209からのチェック結果と、モジュール識
別信号227とモジュール識別信号226とが一致した
ことを示すモジュールチェック部215からのチェック
結果とを受け、さらに、モジュール202からの二重化
抑止信号235を受けていない場合に、二重化指示信号
231を二重化実行部221へ出力する。この二重化指
示信号231は、モジュール203とモジュール202
との二重化を指示する信号である。また、この二重化指
示示信号231は、モジュール3とモジュール4との二
重化を抑止する二重化抑止信号236として、インバー
タを介して二重化指示部218の他方のAND回路と、
モジュール204の二重化指示部219とに供給され
る。
【0056】また、二重化指示部218の他方のAND
回路は、二重化許可信号224と二重化許可信号225
とが同時に出力されていることを示すステータスチェッ
ク部209からのチェック結果と、モジュール識別信号
227とモジュール識別信号228とが一致しているこ
とを示すモジュールチェック部215からのチェック結
果を受け、さらに、前記一方のAND回路からの二重化
抑止信号236を受けていない場合に、二重化指示信号
232を二重化実行部221へ出力する。この二重化指
示信号232は、モジュール203とモジュール204
との二重化を指示する信号である。
【0057】ここで、二重化指示部218において、二
重化抑制信号235及び236をチェックする理由を説
明する。
【0058】システム立ち上げ時には、全てのモジュー
ルは非二重化の状態であり、各モジュールでは、両隣に
位置するモジュールとの二重化が可能か否かのチェック
を同時に行う。従って、そのモジュールが両隣のいずれ
のモジュールとも二重化可能である判断されたならば、
いずれか一方を選択しなければならない。そこで、本実
施の形態では、このような選択を自動的に行うために、
二重化抑制信号を利用する。つまり、本実施の形態で
は、各モジュールにおいて両隣のモジュールと二重化が
可能と判断された場合、図の上側に位置するモジュール
と優先的に二重化されるように、二重化抑制信号をチェ
ックする。
【0059】例えば、モジュール203において、モジ
ュール202と204のいずれとも二重化が可能な場
合、二重化指示部218の一方のAND回路から出力さ
れるモジュール202との二重化を指示する二重化指示
信号231は、インバータを介して他方のAND回路に
入力(二重化抑制信号236が入力)される。この二重
化抑制信号236は、モジュール204との二重化を指
示する二重化指示信号232の出力を抑制する。したが
って、モジュール203は、モジュール204よりもモ
ジュール202の方と優先的に二重化される。換言する
と、モジュール203において、二重化抑止信号236
をチェックすることにより、より優先度の高いモジュー
ル202との二重化が行われるか否かが判定でき、二重
化が行われる場合には、より優先度の低いモジュール2
04との二重化は抑止される。
【0060】また、モジュール202が、図示しない上
側のモジュールと二重化される場合、二重化抑止信号2
35がモジュール203に供給される。即ち、モジュー
ル203においては、この二重化抑止信号235をチェ
ックすることにより、優先度の高いモジュール202と
の二重化が可能か否か判定できる。
【0061】同様に、モジュール203とモジュール2
02とが二重化される場合、二重化信号231は、二重
化抑制信号236としてモジュール204へ供給され、
モジュール204は、二重化抑制信号236をチェック
することにより優先度の高いモジュール203との二重
化が可能か否か判定することができる。
【0062】このように、本実施の形態では、各モジュ
ールにおいて、二重化抑止信号をチェックすることによ
り、より優先度の高いモジュールとの二重化を自動的に
行うことができる。
【0063】なお、通常の動作中に、新たなモジュール
がシステムバス201の空きスロットに搭載された場
合、隣接するモジュールは、新たなモジュールに対して
のみ二重化のチェックを行う。このとき、既に二重化状
態にあるモジュールでは、ステータス表示部から二重化
許可信号が出力されないので、優先度(二重化)のチェ
ックは行わない。
【0064】次に、二重化実行部221は、二重化指示
信号231を受けとるとモジュール203とモジュール
202との二重化を実行する。また、二重化実行部22
1は、二重化指示信号232を受けとるとモジュール2
03とモジュール204との二重化を実行する。上記説
明から明らかなように、二重化指示部218から二重化
指示信号231及び232が同時に出力されることは無
い。しかしながら、二重化指示部218から二重化指示
信号231及び232のいずれも出力されない場合はあ
る。この場合、二重化実行部221は、モジュール20
2及び204のいずれとも二重化を行わないので、モジ
ュール203は、非二重化の状態で単独で動作する。
【0065】以上説明したように、モジュール203
は、システム立ち上げ時、または、モジュール202、
203、または204のいずれかがシステムバス201
に接続されたスロットに新たに実装されたときに、モジ
ュール202及び204に対して二重化が必要か否か判
断し、モジュール202または204が、モジュール2
03と同種のボードであって、かつ非二重動作で障害無
く動作している場合に、モジュール202または204
との二重化を行う。ただし、モジュール202とモジュ
ール204との双方と二重化可能な場合は、モジュール
202と優先的に二重化を行う。モジュール202及び
204が、共にモジュール203とは異種のボードであ
るか、または既に他のモジュールと二重化されている状
態か、交渉が発生しているか、または実装されていない
場合は、モジュール203は、モジュール202及び2
04に対して非二重化の状態で動作する。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、各モジュールに、その
モジュールの種別を表すモジュール識別信号を出力する
モジュール識別信号設定手段と、そのモジュールの動作
状態を示すステータス信号を出力するステータス表示手
段とを設け、これらの信号を隣接するモジュールと送受
信するようにしたことで、隣接するモジュールが同種の
モジュールであれば、二重化を行い、異なる種類のモジ
ュールであれば、単独でどうさせることができる。これ
により、システム設計の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重化構成装置の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】本発明の二重化構成装置の第2の実施の形態を
示すブロック図である。
【図3】従来の二重化構成装置の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
101 システムバス 102,103 モジュール 104,105 モジュール識別信号設定部 106,107 ステータス表示部 108,109 二重化指示部 110,111 二重化実行部 201 システムバス 202,203,204 モジュール 205,206,207 ステータス表示部 208,209,210 ステータスチェック部 211,212,213 モジュール識別信号設定
部 214,215,216 モジュールチェック部 217,218,219 二重化指示部 220,221,222 二重化実行部 301 システムバス 302 中央制御部 303−1〜303−N 回線インタフェース部 303−n1 第n1の回線インタフェース部 303−n2 第n2の回線インタフェース部 304 二重化ケーブル 305−n1,305−n2 自己アドレス記憶手
段 306−n1,306−n2 隣接アドレス記憶手

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムバスに接続されるモジュールを
    二重化して耐故障性を持たせる二重化構成装置におい
    て、各モジュールに、当該モジュールの種類を識別する
    ためのモジュール識別信号を出力するモジュール識別信
    号設定手段と、当該モジュールの動作状態を示すステー
    タス信号を出力するステータス表示手段と、前記モジュ
    ール識別信号及び前記ステータス信号を隣接するモジュ
    ールへ送信する送信手段と、前記隣接するモジュールか
    ら送信されてくるモジュール識別信号とステータス信号
    とを受信する受信手段と、少なくとも、前記モジュール
    識別信号設定手段からのモジュール識別信号と、前記受
    信手段からのモジュール識別信号及びステータス信号と
    に基づいて、前記隣接するモジュールとの二重化を行う
    か否かを決定して、二重化指示信号を出力する二重化制
    御手段と、前記二重化指示信号に応答して前記隣接する
    モジュールとの二重化を実行する二重化実行手段と、を
    設けたことを特徴とする二重化構成装置。
  2. 【請求項2】 前記モジュール識別信号設定手段からの
    モジュール識別信号が当該モジュールの種類を示すコー
    ド信号であり、前記受信手段からのモジュール識別信号
    が前記隣接するモジュールの種類を示すコード信号であ
    り、前記受信手段からのステータス信号が前記隣接する
    モジュールが正常に動作している場合に出力される動作
    中信号であって、前記二重化制御手段が、前記モジュー
    ル識別信号設定手段からのモジュール識別信号と前記受
    信手段からのモジュール識別信号とを比較する比較器
    と、該比較器の一致出力と前記受信手段からのステータ
    ス信号との論理積を求めるAND回路とを有することを
    特徴とする請求項1の二重化構成装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段が、当該モジュールの両隣
    に位置する2つのモジュールにそれぞれ前記モジュール
    識別信号及び前記ステータス信号を送信し、前記受信手
    段が、前記両隣に位置する2つのモジュールからそれぞ
    れ送信されてくるモジュール識別信号とステータス信号
    とを受信する受信手段であって、前記二重化制御手段
    が、前記ステータス表示手段からのステータス信号と前
    記両隣に位置する2つのモジュールからそれぞれ送信さ
    れてくるステータス信号とが同時に存在するか否かチェ
    ックするステータスチェック手段と、前記モジュール識
    別信号設定手段からのモジュール識別信号と前記両隣に
    位置する2つのモジュールからそれぞれ送信されてくる
    モジュール識別信号とがそれぞれ一致するか否かをチェ
    ックするモジュールチェック手段と、前記両隣に位置す
    る2つのモジュールの一方からの二重化抑止信号を受信
    する抑止信号受信手段と、前記ステータスチェック手段
    のチェック結果と、前記モジュールチェック手段のチェ
    ック結果と、前記抑止信号受信手段の出力とに基づい
    て、前記両隣に位置する2つのモジュールと二重化を行
    うか否か決定し、前記二重化指示信号を出力する二重化
    指示手段とを備えたことを特徴とする請求項1の二重化
    構成装置。
  4. 【請求項4】 前記ステータスチェック手段が、前記ス
    テータス表示手段からのステータス信号と前記両隣に位
    置する2つのモジュールからそれぞれ送信されてくるス
    テータス信号との論理積を求める第1及び第2のAND
    回路を有し、前記モジュールチェック手段が、前記モジ
    ュール識別信号設定手段からのモジュール識別信号と前
    記両隣に位置する2つのモジュールからそれぞれ送信さ
    れてくるモジュール識別信号とをそれぞれ比較する第1
    及び第2の比較器を有し、前記二重化指示手段が、前記
    二重化抑止信号を反転する第1のインバータと、該第1
    のインバータの出力、前記第1のAND回路の出力、及
    び前記第1の比較器の出力の論理積を求め、第1の二重
    化指示信号として前記二重化実行手段へ出力するととも
    に、前記両隣に位置する2つのモジュールの他方に二重
    化抑止信号として出力する第3のAND回路と、該第3
    のAND回路の出力を反転する第2のインバータと、該
    第2のインバータの出力、前記第2のAND回路の出
    力、及び前記第2の比較器の出力の論理積を求め、第2
    の二重化指示信号として前記二重化実行手段へ出力する
    第4のAND回路とを有することを特徴とする請求項3
    の二重化構成装置。
  5. 【請求項5】 システムバスに接続されるスロットに実
    装される各モジュールを、隣接するスロットに実装され
    たモジュールと動機動作させることによって二重化し、
    二重化された一方のモジュールに障害が発生してももう
    一方が動作し続けることによって耐故障性を備えた二重
    化構成装置において、モジュールの種類を識別するため
    のモジュール識別信号を送出するモジュール識別信号設
    定手段と、自身のモジュールが動作中であることを示す
    動作中信号を送出するステータス表示手段と、二重化さ
    れる隣接するもう一方のモジュールから前記モジュール
    識別信号と自身のモジュール識別信号が一致し、かつも
    う一方のモジュールから前記動作中信号が送出されてい
    る場合に、二重化指示信号を送出する二重化指示手段
    と、前記二重化指示手段からの二重化指示信号にしたが
    って、隣接するもう一方のモジュールとの二重化処理を
    開始する二重化実行手段を有し、2n−1番目と2n番
    目(nは自然数)の決まった組み合わせの隣接するスロ
    ットに実装されたモジュールが、互いに同種のモジュー
    ルである場合にのみ二重化処理を行い、異なる種類のモ
    ジュールである場合は別々に動作することを特徴とする
    二重化構成装置。
  6. 【請求項6】 システムバスに接続されるスロットに実
    装される各モジュールを、隣接するスロットに実装され
    たモジュールと動機動作させることによって二重化し、
    二重化された一方のモジュールに障害が発生してももう
    一方が動作し続けることによって耐故障性を備えた二重
    化構成装置において、自身のモジュールが動作中である
    と同時に非二重の状態であり、隣接するモジュールとの
    二重化が可能であることを示す二重化許可信号を送出す
    るステータス表示手段と、モジュールの種類を識別する
    ためのモジュール識別信号を送出するモジュール識別信
    号設定手段と、自身のモジュールがn番目のスロットに
    実装されている場合、自身の前記二重化許可信号とn−
    1番目及びn+1番目の各スロットに実装されたモジュ
    ールの二重化許可信号とが同時に送出されていることを
    チェックし、n−1番目及びn+1番目の各スロットに
    実装されたモジュールに対するチェック結果をそれぞれ
    送出するステータスチェック手段と、自身の前記モジュ
    ール識別信号設定手段の出力である前記モジュール識別
    信号と、n−1番目及びn+1番目の各スロットに実装
    されたモジュールのモジュール識別信号設定手段の出力
    であるモジュール識別信号とが一致するか否かによっ
    て、n−1番目及びn+1番目の各スロットに実装され
    たモジュールが自身と同じ種類のモジュールか否かをそ
    れぞれチェックするモジュールチェック手段と、前記ス
    テータスチェック手段と前記モジュールチェック手段か
    らのn−1番目及びn+1番目の各スロットに実装され
    たモジュールに対するチェック結果を参照して、二重化
    許可信号が送出され、かつ同じ種類のモジュールであ
    り、二重化可能であることをチェックすると同時に、n
    −1番目またはn+1番目のスロットのモジュールから
    二重化抑制信号を受信していない場合にのみ、自身とn
    −1番目またはn+1番目のスロットのモジュールとの
    二重化を指示する二重化信号と自身とn+1番目または
    n−1番目のスロットのモジュールとの二重化を抑制す
    る二重化抑制信号を送出し、さらに、当該二重化指示信
    号が送出されていない場合にのみ、自身とn+1番目ま
    たはn−1番目のスロットのモジュールとの二重化指示
    信号を送出する二重化指示手段と、前記二重化指示手段
    からの前記二重化信号に従って、隣接するn−1番目ま
    たはn+1番目のいずれか一方のスロットのモジュール
    との二重化処理を開始する二重化実行手段を有し、n番
    目とn−1番目またはn+1番目のスロットに実装され
    たモジュールが、同種のモジュールでかつ二重化処理が
    必要であれば二重化処理を行い、異なるモジュールであ
    る場合は別々に動作することを特徴とする二重化構成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015194847A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日本電気株式会社 フォールトトレラントサーバ、同期化方法、及びプログラム

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