JPH10260808A - 映像表示システムおよびその臨場感向上方法 - Google Patents
映像表示システムおよびその臨場感向上方法Info
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Abstract
示しその臨場感を向上させる。 【解決手段】 クライアント200から人物の映像をサ
ーバ100に送信する。サーバ100では送信された映
像と内部記憶された背景画像を合成して各クライアント
200に送信する。
Description
で接続して、会議を行う場合に好適な映像表示システム
およびその臨場感向上方法に関する。
手先に送る映像表示システムとしては電子会議システム
や、テレビ電話システムが知られている。電子会議シス
テムやテレビ電話システムでは、ビデオカメラにより撮
像された映像をパーソナルコンピュータに入力し、パー
ソナルコンピュータから、LAN(広域ネットワーク)
などの通信回線を介して、更新相手のパーソナルコンピ
ュータに送る。
りビデオカメラにより撮像された相手側の人間の映像が
自己のパーソナルコンピュータに送られてくる。双方の
パーソナルコンピュータでは自己のビデオカメラにより
撮影された映像を、たとえば、CRT表示装置の表示画
面の左側、相手側から送られた映像を表示画面の右側に
表示して、ユーザに臨場感をもたしている。
ソナルコンピュータの間の相互通信(全2重通信)で
は、2箇所の人間しか会議に参加することができず、3
個所以上での電子会議を開くことができない。また、相
手側から送られてくる映像は通信のために。自己のビデ
オカメラにより撮影された映像とはタイムラグが生じて
しまい、その表示が不自然となっていしまう。さらに従
来は自分の映像と相手の映像は別々の方形の中に表示さ
れており、その位置関係および表示サイズは各利用者毎
に異なっていた。そのため、両者が同じ空間(画面位
置)を意図的に共有することはできなかった。
一の場所で会議を行っているような臨場感を与えること
ができる、映像表示システムおよびその臨場感向上方法
を提供することにある。
るために、請求項1の発明は、異なる場所で映像を入力
する複数の映像入力手段と、異なる場所で映像を表示す
る複数の映像表示手段と、前記複数の映像入力手段から
入力された複数組の映像を、鏡像となるように1つの映
像に合成する画像合成手段とを有し、前記画像合成手段
により合成した映像を前記複数の映像表示手段に転送し
て、前記複数の映像表示手段で表示することを特徴とす
る。
表示システムにおいて、前記画像合成手段をサーバ内に
設け、前記複数の映像入力手段と前記複数の映像表示手
段とを複数のクライアント内に設け、前記サーバと、前
記複数のクライアントを通信ネットワークで接続したこ
とを特徴とする。
表示システムにおいて、前記映像入力手段はビデオカメ
ラ、前記映像表示手段はプロジェクタであることを特徴
とする。
像入力装置を異なる場所に設置し、映像を表示する複数
の映像表示装置を異なる場所に設置し、前記複数の映像
入力装置から入力された複数組の映像を、鏡像となるよ
うに1つの映像に画像処理装置により合成し、前記画像
処理装置により合成した映像を前記複数の映像表示装置
に転送して、前記複数の映像表示装置で表示することを
特徴とする。
表示システムの臨場感向上方法において、前記画像処理
装置をサーバ内に設け、前記複数の映像入力装置と前記
複数の映像表示装置とを複数のクライアント内に設け、
前記サーバと、前記複数のクライアントを通信ネットワ
ークで接続したことを特徴とする。
表示システム臨場感向上方法において、前記映像入力装
置はビデオカメラ、前記映像合成装置はプロジェクタで
あることを特徴とする。
実施の形態を説明する。
の形態における映像通信システムのシステム構成を示
す。図1において、サーバー100および複数のクライ
アント200がLAN(ローカルエリアネットワーク)
等の通信回線(ネットワーク)に接続されている。各ク
ライアント200側では、会議に参加したい者を撮像し
(音声入力を含む)、撮像結果から人物の映像を残し、
背景を除去して、サーバー100に送信する。サーバー
100側では、複数のクライアント200側から送られ
る人物像と、サーバ100側で用意している背景とを合
成し、合成後の映像を各クライアント200に送信す
る。各クライアント側では受信した合成映像を表示す
る。
システム構成を図2に示す。サーバ100およびクライ
アント200には汎用のパーソナルコンピュータやワー
クステーションを使用することができるので、システム
説明は簡単に留める。図2において、クライアント側の
CPU1はOS(オペレーティングシステム)に従っ
て、システム制御を行う他、図3に示す処理プログラム
を実行して、本発明に係る映像通信を行う。ROM2に
は上記OSの一部およびシステムフォント等を記憶して
いる。RAM3はCPU1に対する入出力データ、ハー
ドディスク記憶装置(HDD)8からローディングされ
た実行用プログラム、CPU1の演算データ、キーボー
ド6から入力されたデータ等が格納される。
入出力インタフェース(I/O)5はLAN(ローカル
エリアネットワーク)と接続し、サーバ100から送信
された映像を受信する。
する動作指示を入力する。マウス7はCRT4の表示画
面の特定位置を指定することによりその位置に表示され
ている情報に関連する動作命令、文字、数値等を入力す
る。HDD8は上記OS、映像通信用プログラムを格納
する。I/O9はビデオカメラ10と接続し、ビデオカ
メラ10により撮影した映像(動画像+音声)を入力す
る。
0とほぼ同じハード構成とすることができる。ただし、
サーバー100にはビデオカメラ10は接続されておら
ず、HDD8には映像合成および通信用プログラム(図
4)および合成対象となる背景の静止画像を記憶してい
る点がクライアント200と異なる。クライアント20
0側で実行する映像通信プログラムの内容を図3に示
し、サーバ100側で実行する映像合成およひ通信プロ
グラム映像通信用プログラムの内容を図4に示す。図3
および図4のフローチャートを参照しながら図1のシス
テム動作を説明する。
ボード6またはマウス7により映像通信用プログラムの
起動の指示を受けると、HDD8からRAM3にローデ
ィングして、実行を開始する。サーバー100側のCP
U1でも映像合成および通信用プログラムの起動の指示
を受けるとRAM3に映像合成および通信用プログラム
をローディングして、実行を開始する。
通信プロトコル、たとえば、TCP/IPのような通信
プロトコルを使用して、サーバ100と接続する(ステ
ップS10)。
10から入力される動画像(図5の符号501)および
音声をRAM3に記憶し、次にこの動画像から背景画像
(図5の符号503)を消去する(ステップS20→S
39)。このためには、USP5572248号に記載
されているような、画像処理方法を使用することができ
る。この画像処理では人物が存在しない背景画像(動画
像または静止画像)を予め取得し、入力した映像に対し
て人物が存在しない背景画像によりマスク処理を施すこ
とで背景を除去する。さらに人部画像は左右反転により
鏡像が作成される。
態の動画像504すなわち、人物502についての画像
データおよび背景部分の各画素を、たとえば、数値0と
した画像データ(図5の505)からなる動画画像50
4および音声データはデータ圧縮されて、クライアント
200のI/O5を介してサーバ100に送信される
(ステップS40)。
バ100側で人物画像が合成された映像(図5の符号6
02参照)をI/O5を介して受信し、データ復元を行
って、CRT4に表示する。
アント200側の通信要求に応じて、接続し、マルチタ
スク処理により複数のクライアント200と時系列的に
通信を行う(ステップS100)。最初にサーバ100
側のCPU1は各クライアント200から送信される圧
縮済みの映像を受信し、サーバ100内のRAM3に一
時記憶する(ステップS110)。
から映像を受信すると、サーバ100側のCPU1は受
信した映像のデータ復元を行って、複数の人物画像(鏡
像形態)およびサーバ100内のHDD8に用意してあ
る背景画像(図5の符号601)を合成する(ステップ
S130)。合成後の映像602は上記CPU1により
データ圧縮されて、全クライアント200に送信される
(ステップS140)。以下、終了の指示があるまで、
上述の処理が繰り返される(ステップS110〜S16
0のループ処理)。
イアント200はサーバ100と映像の相互通信を行う
だけで、全てのクライアント200側の人物がそろっ
た、画像を表示することができる。このため、クライア
ント200側の通信プログラムは従来と同様のものをし
ようすることができる。また、サーバ100側で用意す
る背景が1つの部屋の風景であれば、全員があたかも1
つの部屋にいるような臨場感を与えることができる。
信ネットワークを介して、映像を転送し、CRTなどの
表示装置に合成画像を表示する例であった。画像合成を
光学的に行う例を図6に示す。図6において、51およ
び63はビデオカメラ、52,53,61,62はプロ
ジェクタである。70は転送される映像信号を増幅し、
分配する信号処理装置である。ビデオカメラ51により
撮影された人物の映像はプロジェクタ53、61送ら
れ、プロジェクタ53によりスクリーン54に鏡像とな
るように投影され、プロジェクタ61によりスクリーン
64に鏡像となるように投影される。また、ビデオカメ
ラ63により撮影された人物の映像はプロジェクタ5
2,61に送られ、スクリーン54,64にそれぞれ鏡
像となるように投影される。したがって、遠隔地にいる
人物同士の映像が2つのプロジェクタ52,53(6
1,62)により合成されてスクリーン54(64)に
表示される。
図7に示すように番号11の対話者がスクリーン54に
番号15の鏡像として投影され、番号12の対話者が番
号16の鏡像として投影される。また、番号13の人物
の鏡像(番号17)もスクリーン54に投影される。し
たがって、番号11,12の対話者はスクリーン54上
の鏡像7を見るて、あたかも自分の知覚に仮想人物(1
8)がいるような臨場感を得ることができる。これは遠
隔地にいる番号13の対話者についても同様のことがい
える。
11,12)が遠隔地におり、それぞれが鏡像13,1
4,15,16を見ている状態では、番号11の対話者
は番号14の鏡像(対話者2の鏡像)の位置に向けて話
かけていることになる。番号12の対話者も同様であ
る。これは対話者12にとって、仮想像17の位置に話
かけることになり両者は対話を行うことができる。この
原理は、対話者が3人以上でも成立する。
る。
映像、すなわち、動画像および音声を合成したが、合成
対象を動画像のみとすることもできる。
テムを電子会議に適用した例を示したが、遠隔地にいる
複数の人間による各種の情報通信に本発明を適用でき
る。
クライアントが接続するれいであったが、LANに代わ
り、公衆電話回線を介在させた通信ネットワーク、たと
えば、インタ−ネットを使用することもできる。
き、複数の人物の映像を重複して表示する場合には上記
優先順位にしたがって、表示を行い、優先順位の低い映
像から重複部分をマスク(除去)することも可能であ
る。
存在する場合がある。そこで、ビデオカメラと被写体の
人物との間の距離を測定しておく。人物画像の輪郭線に
より人物の位置を検出し、複数の人物画像の位置が一致
する場合には、測定距離の小さい方の人物画像を優先し
て表示することも可能である。なお、被写体の距離(位
置)を測定する方法には、天井にカメラを設置し、3角
方の原理で人物の位置、距離を測定する方法や、磁気を
使用する位置検出方法、ステレオ立体視による位置検出
方法等、周知の方法を使用するとよい。
ント200側で背景の除去処理と、鏡像への変換処理を
行ったが、画像のこま送り速度を優先させる場合には、
ビデオカメラ10から入力した映像をそのまま、サーバ
ー100に送り、サーバ100側で、画像合成を行うと
よい。このとき、背景の除去処理は行わない。また、サ
ーバー側での画像処理として、人物画像の大きさがほぼ
同一となるように各人物画像を圧縮/拡大することもで
きる。
明によれば、遠隔地にいる人物像を鏡像の形態で1つに
合成し、表示することで、その表示を見るものは自己が
あたかも仲間と同一の1つの部屋にいるような臨場感を
持つことができる。
でき、利用者間の相対位置関係が明確になる。また、表
示される映像が鏡像映像のため、鏡を見ている場合のア
ナロジーを使うことにより指さし等の非言語対話が容易
に行え、臨場感がさらに向上する。
クを介して映像を通信する場合にも、各人物画像の表示
に際して、タイムラグが生ぜず、良質な表示画像を得る
ことができる。
により光学的に画像を合成することで、多数の人物を大
きなスクリーンに表示することができ、多数の人間を取
り扱いの対象とすることができる。
ロック図である。
テム構成を示すブロック図である。
トである。
る。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 異なる場所で映像を入力する複数の映像
入力手段と、 異なる場所で映像を表示する複数の映像表示手段と、 前記複数の映像入力手段から入力された複数組の映像
を、鏡像となるように1つの映像に合成する画像合成手
段とを有し、前記画像合成手段により合成した映像を前
記複数の映像表示手段に転送して、前記複数の映像表示
手段で表示することを特徴とする映像表示システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の映像表示システムにお
いて、前記画像合成手段をサーバ内に設け、前記複数の
映像入力手段と前記複数の映像表示手段とを複数のクラ
イアント内に設け、前記サーバーと、前記複数のクライ
アントを通信ネットワークで接続したことを特徴とする
映像表示システム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の映像表示システムにお
いて、前記映像入力手段はビデオカメラ、前記映像表示
手段はプロジェクタであることを特徴とする映像表示シ
ステム。 - 【請求項4】 映像入力する複数の映像入力装置を異な
る場所に設置し、 映像を表示する複数の映像表示装置を異なる場所に設置
し、 前記複数の映像入力装置から入力された複数組の映像
を、鏡像となるように1つの映像に画像処理装置により
合成し、 前記画像処理装置により合成した映像を前記複数の映像
表示装置に転送して、前記複数の映像表示装置で表示す
ることを特徴とする映像表示システムの臨場感向上方
法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の映像表示システムの臨
場感向上方法において、前記画像処理装置をサーバー内
に設け、前記複数の映像入力装置と前記複数の映像表示
装置とを複数のクライアント内に設け、前記サーバと、
前記複数のクライアントを通信ネットワークで接続した
ことを特徴とする映像表示システムの臨場感向上方法。 - 【請求項6】 請求項4に記載の映像表示システムの臨
場感向上方法において、前記映像入力装置はビデオカメ
ラ、前記映像処理装置はプロジェクタであることを特徴
とする映像表示システムの臨場感向上方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP8577597A JP3610423B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 映像表示システムおよびその臨場感向上方法 |
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JPH10260808A true JPH10260808A (ja) | 1998-09-29 |
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Family
ID=13868264
Family Applications (1)
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