JPH10260624A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH10260624A
JPH10260624A JP9084648A JP8464897A JPH10260624A JP H10260624 A JPH10260624 A JP H10260624A JP 9084648 A JP9084648 A JP 9084648A JP 8464897 A JP8464897 A JP 8464897A JP H10260624 A JPH10260624 A JP H10260624A
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JP
Japan
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conductive belt
belt
conductive
contact
electrode
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Application number
JP9084648A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Sasamoto
哲朗 笹本
Shunichi Abe
俊一 阿部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】転写ベルト等の導電性ベルトの片寄りを精度良
く検出して蛇行を防止して良質な画像を形成する。 【解決手段】回転駆動している導電性ベルト11にベル
ト変位検知センサ26の印加電極27からベルト変位検
出用電圧を印加し、各受電電極28a〜28cで印加さ
れた電圧による通電の有無を検出して導電性ベルト11
の位置を検出して、導電性ベルト11に片寄りが生じて
いるか否と片寄り方向を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機,プリン
タ等で現像ユニットや転写ユニットに導電性ベルトを使
用した電子写真装置、特に導電性ベルトの片寄りやベル
ト切れ等の異常を検知するとともにベルト片寄り等の修
正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を使用した複写機やプリン
タにおいては、現像ユニットや転写ユニットには各種方
式があり、例えば特開平2−287578号公報に示すよう
に、導電性ベルトを有する転写ユニットや、特開平5−
204199号公報に示すように、感光体ベルトを有する転写
ユニットが使用されている。
【0003】特開平2−287578号公報に示された転写ユ
ニットはトナ−像が形成される感光体ドラムと対向して
無端の導電性ベルトからなり駆動ロ−ラとテンションロ
−ラに巻回された転写ベルトを配置し、転写ベルトをベ
ルト帯電器により一様に帯電し、搬送されてくる記録紙
を転写ベルトで保持して感光体ドラムに形成されたトナ
−像を記録紙に転写している。この転写ベルトの蛇行を
制御し、良質な画像を形成するために、転写ベルトの端
部に幅方向に位置をずらして2組の光カプラを配置し、
2組の光カプラで転写ベルトの走行方向と直交する方向
への変位を検出し、検出した変位に応じて駆動ロ−ラの
一方の端部の位置を転写ベルトの走行方向に可変して、
転写ベルトと駆動ロ−ラとの間の摩擦力を転写ベルトの
左右で変えて、転写ベルトの蛇行を制御している。
【0004】また、特開平5−204199号公報に示された
転写ユニットは駆動ロ−ラとテンションロ−ラに巻回さ
れた感光体ベルトに形成されたトナ−像を記録紙に直接
転写するようにしている。この転写ユニットにおいて
は、感光体ベルトの片寄りを防止するために、感光体ベ
ルトの端部裏面に寄り止め部材を取り付け、感光体ベル
トを駆動する駆動ロ−ラ等のロ−ラ軸の端部には寄り止
め部材と接触するカラ−を設けて感光体ベルトが駆動ロ
−ラ等から脱落することを防いでいる。
【0005】また、転写ベルト等を規制するものではな
いが、搬送する記録紙を規制する方法が特開昭63−8225
5号公報や特開昭63−82254号公報に示されている。特開
昭63−82255号公報には、トナ−像を転写する記録紙の
蛇行を防止するために、転写紙の搬送方向に左右にそれ
ぞれ独立して正転逆転できるタイミングロ−ラ対を配置
し、タイミングロ−ラ対より記録紙搬送方向下流側に設
けた記録紙検知手段で検知した記録紙先端の左右の位置
変化に応じて各タイミングロ−ラ対の回転方向を制御し
て記録紙の姿勢を矯正し定位置に位置決めしている。ま
た、特開昭63−82254号公報には、記録紙を搬送する一
対のロ−ラのX軸、Y軸、Z軸の3軸方向のずれをバネ
等で規制して、搬送される記録紙に歪やしわが生じるこ
とを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−287578号公報に示されたように、転写ベルトの蛇行
を光センサで検出していると、飛散したトナ−が光セン
サに付着し、転写ベルトの検出感度が低下して転写ベル
トの蛇行を正確に検出できなくなってしまい、保守点検
をを頻繁に行う必要がある。
【0007】また、特開平5−204199号公報に示された
装置では、感光体ベルトが片寄って駆動ロ−ラ等から脱
落することや感光体ベルトの破損を防止することはでき
るが、感光体ベルトの片寄り量を自動的に検出して修正
することはできなかった。
【0008】また、特開昭63−82255号公報に示された
ように、搬送方向の左右にそれぞれ独立して正転逆転で
きるタイミングロ−ラ対を配置し、各タイミングロ−ラ
対の回転方向を制御して搬送する記録紙の位置を制御す
る方法は、搬送されている記録紙をタイミングロ−ラ対
より下流側に設けた記録紙検知手段の位置で一旦停止し
てから位置を修正する必要があり、連続的に回転駆動し
ている転写ベルト等に適用することは困難である。ま
た、特開昭63−82254号公報に示した装置では搬送され
る記録紙の歪やしわが防げるが、搬送中の片寄りを検出
して防止することはできなかった。
【0009】さらに、上記いずれの場合も、転写ベルト
等に生じるクラックや部分的な切断等を検出することは
できなかった。
【0010】この発明はかかる短所を改善するためにな
されたものであり、転写ベルト等の導電性ベルトの片寄
りを精度良く検出して蛇行を防止するとともに、ベルト
のクラック等の異常も検出して、良質な画像を形成する
ことができる電子写真装置を得ることを目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子写真
装置は、現像ユニット又は転写ユニットに感光体ドラム
と接触する無端の導電性ベルトを使用した画像形成装置
において、上記導電性ベルトの端部に導電性ベルトの移
動方向と直交する異なる位置に配置され、導電性ベルト
と接触する複数の電極を設け、各電極の通電の有無を確
認して導電性ベルトの端部位置を検出することを特徴と
する。
【0012】上記複数の電極の出力側に一定電圧以上で
低インピ−ダンスとなる特性の非直線素子を接続するこ
とが望ましい。
【0013】また、上記複数の電極を導電性ベルトの感
光体ドラムと接触する面と反対側の面と接触するように
配置すると良い。
【0014】さらに、上記複数の電極を導電性ベルトを
巻回したロ−ラの近傍に設けることが望ましい。
【0015】また、上記各電極の通電の有無を導電性ベ
ルトの同じ位置で確認すると良い。
【0016】この発明に係る第2の電子写真装置は、現
像ユニット又は転写ユニットに感光体ドラムと接触する
無端の導電性ベルトを使用した画像形成装置において、
上記導電性ベルトの端部に導電性ベルトの移動方向と直
交する異なる位置に配置され、導電性ベルトと接触する
複数の電極を設け、各電極の通電の有無を確認して導電
性ベルトの端部位置を検出し、検出した導電性ベルトの
端部位置に応じて導電性ベルトを巻回したロ−ラを導電
性ベルトの搬送方向と直交する方向に移動して導電性ベ
ルトの端部位置を補正することを特徴とする。
【0017】上記導電性ベルトの端部位置の補正動作を
形成する画像のペ−ジ間で行うことが望ましい。そして
導電性ベルトの端部位置を補正するときに次の記録紙の
搬送を停止すると良い。
【0018】また、上記補正動作後の各電極の通電の有
無を確認して導電性ベルトの異常を検出し、導電性ベル
トの異常を検出したときに、画像形成動作を停止して停
止理由を表示すると良い。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の電子写真装置の現像ユ
ニットには駆動ロ−ラと従動ロ−ラに巻回された導電性
ベルトを有し、駆動ロ−ラと従動ロ−ラとの間には導電
性ベルトに電荷を印加する帯電チャ−ジャが設けられて
いる。従動ロ−ラはゴムロ−ラ軸受に支持されたゴムロ
−ラと、ゴムロ−ラを貫通して軸受に支持された修正軸
を有する。修正軸の両端部にはゴムロ−ラの外径より大
きな径を有し、ゴムロ−ラ側に傾斜面が設けられた円錐
形状の押圧部材を有する。この修正軸はクラッチとギヤ
−群を介して正逆転モ−タに連結されている。従動ロ−
ラの近傍にはベルト変位検知センサが設けられている。
ベルト変位検知センサは導電性ベルトにベルト変位検出
用の電圧を印加する印加電極と、印加電極から距離が異
なる位置に設けられた複数、例えば3個の受電電極を有
する。印加電極と各受電電極はバネにより上方向に付勢
されている。このベルト変位検知センサは、印加電極と
各受電電極が導電性ベルトの搬送方向と直交し、導電性
ベルトが正常位置にあるときに、内側の受電電極と中央
の受電電極が導電性ベルトの感光体ドラムと接触する面
と反対側の面に接触するように配置されている。
【0020】そして回転駆動しているときに、ベルト変
位検知センサの印加電極から導電性ベルトにベルト変位
検出用電圧を印加し、各受電電極で導電性ベルトに印加
されたベルト変位検出用電圧による通電の有無を検出す
る。現像ユニットの制御部は各受電電極から送られた通
電有無信号を確認し、導電性ベルトの幅方向の最も外側
に配置した受電電極から通電有りの信号が出力されてい
るときは、導電性ベルトが搬送方向に対して左側に片寄
っていると判断する。また、導電性ベルトの幅方向の最
も外側に配置した受電電極から通電無しの信号が送ら
れ、中央の受電電極から通電有りの信号が送られている
ときは、導電性ベルトの位置は正常と判定する。また、
導電性ベルトの幅方向の最も外側に配置した受電電極か
ら通電無しの信号が送られ、中央の受電電極からも通電
無しの信号が送られているときは導電性ベルトが搬送方
向に対して右側に片寄っていると判断する。そして導電
性ベルトが片寄っていると判断したときは、従動ロ−ラ
の修正軸に連結された正逆転モ−タを片寄り方向に応じ
て正転又は逆転させて従動ロ−ラの修正軸を右側又は左
側に移動して押圧部材の円錐面を従動ロ−ラのゴムロ−
ラの端部に当ててゴムロ−ラを右側又は左側に移動し、
ゴムロ−ラに巻回された導電性ベルトをゴムロ−ラの移
動に追従して右側又は左側に移動させて片寄りを補正す
る。
【0021】このように導電性ベルトに片寄りが生じた
ときに、片寄り方向に応じて導電性ベルトの位置を補正
するから、導電性ベルトを常に正常な位置で回転駆動す
ることができ、導電性ベルトが片寄ったままで回転駆動
することにより感光体ドラム上の可視像が歪むことを防
ぐことができる。
【0022】また、各受電電極で通電の有無を検出する
ときに、印加電極と各受電電極はバネにより上方向に付
勢されているから、導電性ベルトに一定の接触圧力で接
触することができ、安定してベルト変位検出用電圧を印
加することができるとともに通電の有無を確実に検出す
ることができる。
【0023】さらに、印加電極と各受電電極は導電性ベ
ルトの感光体ドラムと接触する面と反対側の面に接触す
るように配置されているから、現像剤であるトナ−によ
る接触不良が発生することを防ぐことができる。
【0024】また、ベルト変位検知センサが従動ロ−ラ
の近傍に設けてあるから、回転駆動している導電性ベル
トの波打ちの影響を受けずに印加電極と各受電電極を導
電性ベルトに確実に接触させることができる。
【0025】また、各受電電極で通電の有無を検出して
導電性ベルトの片寄りを検出して補正動作を複数回行っ
たが、各受電電極で検出している通電有無信号に変化が
なく導電性ベルトの位置が正常と判定されない場合に
は、現像ユニットの制御部は導電性ベルトのベルト切れ
やベルトの伸び等の異常が発生したと判断しベルト異常
検出信号を出力し、画像形成動作を停止して停止理由を
表示する。このようにして導電性ベルトのベルト切れや
ベルトの伸び等の異常も簡単に検出することができる。
【0026】さらに、導電性ベルトの片寄り補正動作を
形成する画像のペ−ジ間で行うと、感光体ドラム上の画
像が歪む可能性を回避することができる。また、この補
正動作を行うときに、導電性ベルトの一定位置で片寄り
を検出し、導電性ベルトの端部のバラツキによる検出精
度の低下を防止する。さらに導電性ベルトの端部位置の
補正をするときに次の記録紙の搬送を停止することによ
り、異常画像が形成されることを防ぐことができる。
【0027】また、各受電電極からの通電有無検出信号
の入力端子と制御部の間に一定電圧以上で低インピ−ダ
ンスとなる特性の非直線素子、例えばツェナ−ダイオ−
ドを設け、導電性ベルトの帯電電圧による制御部のCP
U等の破壊を防ぐ。
【0028】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、電子写真装置は、感光体ドラム1
の周囲に配置された帯電器2と光書込部3と現像ユニッ
ト4と転写ユニット5及びクリ−ニングユニット6を有
する。帯電器2で帯電された感光体ドラム1に光書込部
3で光が照射して形成された静電潜像に現像ユニット4
でトナ−を付着して可視化する。この感光体ドラム1上
のトナ−像を転写ユニット5でタイミングロ−ラ7によ
り搬送される記録紙8に転写し、記録紙8に転写したト
ナ−像は定着ロ−ラ9で定着される。感光体ドラム1に
残留したトナ−はクリ−ニングユニット6で除去され
る。
【0029】現像ユニット4は駆動ロ−ラ12と従動ロ
−ラ13に巻回された導電性ベルト11を有する。導電
性ベルト11は例えばポリイミドとポリアリレ−ドから
なり、表面抵抗が100〜101Ω/m2程度に形成されてい
る。駆動ロ−ラ12は、図2の斜視図に示すように、駆
動軸がギヤ群14を介して導電性ベルト駆動用モ−タ1
5に連結され、導電性ベルト11を矢印A方向に回動さ
せる。駆動ロ−ラ12と従動ロ−ラ13との間には高圧
電源16に接続され導電性ベルト11に電荷を印加する
帯電チャ−ジャ17が設けられている。従動ロ−ラ13
はゴムロ−ラ軸受18に支持されたゴムロ−ラ19と、
図3の断面図に示すように、ゴムロ−ラ19を貫通して
軸受20に支持された修正軸21を有する。修正軸21
の両端部にはゴムロ−ラ19の外径より大きな径を有
し、ゴムロ−ラ19側に傾斜面が設けられた円錐形状の
押圧部材22を有する。この修正軸21はクラッチ23
とギヤ−群24を介して正逆転モ−タ25に連結されて
いる。従動ロ−ラ13の近傍にはベルト変位検知センサ
26が設けられている。ベルト変位検知センサ26は、
図4の断面図に示すように、ベルト変位検出用の電圧を
印加する印加電極27と、印加電極27から距離が異な
る位置に設けられた複数、例えば3個の受電電極28
a,28b,28cを有する。印加電極27と受電電極
28a〜28cはバネ29により上方向に付勢されてい
る。このベルト変位検知センサ26は、印加電極27と
受電電極28a〜28cが導電性ベルト11の搬送方向
と直交し、導電性ベルト11が正常位置にあるときに、
内側の受電電極2aと中央の受電電極2bが導電性ベル
ト11の感光体ドラム1と接触する面と反対側の面に接
触するように配置されている。
【0030】現像ユニット4の制御部は、図のブロック
図に示すように、CPU31とROM32とRAM33
とあらかじめ一定時間が設定されたタイマ34とタイマ
34にドライバ35a,35bを介して接続された正逆
転モ−タ25の駆動部36とを有する。CPU31は電
子写真装置本体の制御部からの動作オン/オフ信号を受
けて導電性ベルト駆動モ−タ15のオン/オフ信号をド
ライバ35dを介して出力するとともに高圧電源16か
ら帯電チャ−ジャ17に印加する電圧のオン/オフ信号
をドライバ35eを介して出力する。このCPU31に
受電電極28a〜28cの出力端子が検出開始スイッチ
37を介して接続されている。
【0031】上記のように構成された電子写真装置で画
像を形成しているときの現像ユニット4の動作を図6の
フロ−チャ−トを参照して説明する。
【0032】電子写真装置本体の制御部からの動作オン
信号を受けると(ステップS1)、現像ユニット4のC
PU31は導電性ベルト駆動モ−タ15のオン信号を出
力して導電性ベルト駆動モ−タ15を駆動して導電性ベ
ルト11を回転させながら高圧電源16から帯電チャ−
ジャ17に電圧を印加して導電性ベルト11を帯電さ
せ、感光体ドラム1に形成された静電潜像にトナ−を付
着させて可視化する(ステップS2,S3)。この導電
性ベルト11が回転駆動しているときに、ベルト変位検
知センサ26で導電性ベルト11の片寄りを検出する場
合(ステップS4)、CPU31はあらかじめ定めた一
定周期毎に片寄り検出開始信号を出力して検出開始スイ
ッチ37をオンにし、同時に印加電極27から導電性ベ
ルト11にベルト変位検出用電圧を印加する。各受電電
極28a〜28cは導電性ベルト11に印加されたベル
ト変位検出用電圧による通電の有無を検出し、検出した
通電有無検出信号を検出開始スイッチ37を介してCP
U31に送る。このように印加電極27から導電性ベル
ト11にベルト変位検出用電圧を印加し、各受電電極2
8a〜28cで通電の有無を検出するときに、印加電極
27と各受電電極28a〜28cはバネ29により上方
向に付勢されているから、導電性ベルト11に一定の接
触圧力で接触することができ、安定してベルト変位検出
用電圧を印加することができるとともに通電の有無を確
実に検出することができる。また印加電極27と各受電
電極28a〜28cは導電性ベルト11の感光体ドラム
1と接触する面と反対側の面に接触するように配置され
ているから、トナ−による接触不良が発生することを防
ぐことができる。さらに、ベルト変位検知センサ26が
従動ロ−ラ12の近傍に設けてあるから、回転駆動して
いる導電性ベルト11の波打ちの影響を受けずに印加電
極27と各受電電極28a〜28cを導電性ベルト11
に確実に接触させることができる。
【0033】CPU31は各受電電極28a〜28cか
ら送られた通電有無信号を確認し、導電性ベルト11の
幅方向の最も外側に配置した受電電極28cから通電有
りの信号が出力されているときは、導電性ベルト11が
搬送方向に対して左側に片寄っていると判断する(ステ
ップS5)。そして従動ロ−ラ12の修正軸21に連結
されたクラッチ23をオンにするとともにタイマ34を
オンにして正逆転モ−タ25を正転させる(ステップS
6,S7)。正逆転モ−タ25を正転させると、従動ロ
−ラ12の修正軸21が、図3の矢印Bで示すように導
電性ベルト11の搬送方向に対して左側から右側に移動
する。この移動により修正軸21の左側すなわち正逆転
モ−タ25側に設けた押圧部材22の円錐面が従動ロ−
ラ12のゴムロ−ラ19の端部に当たりゴムロ−ラ19
を右側に移動する。このゴムロ−ラ19が右側に移動す
ると、ゴムロ−ラ19に巻回された導電性ベルト11は
ゴムロ−ラ19の移動に追従して右側に移動し左側の片
寄りを補正する。一定時間正逆転モ−タ25を正転させ
タイマ34がタイムアップしたら正逆転モ−タ25を停
止させる(ステップS8)。この正逆転モ−タ25を駆
動する時間は、各受電電極28a〜28c間の距離や修
正軸21の単位時間当たりの移動量に応じてあらかじめ
設定しておく。
【0034】CPU31で各受電電極28a〜28cか
ら送られた通電有無信号を確認した結果、導電性ベルト
11の幅方向の最も外側に配置した受電電極28cから
通電無しの信号が送られ、中央の受電電極28bから通
電有りの信号が送られているときは(ステップS5,S
9)、導電性ベルト11の位置は正常と判定する(ステ
ップS10)。また、導電性ベルト11の幅方向の最も
外側に配置した受電電極28cから通電無しの信号が送
られ、中央の受電電極28bから通電無しの信号が送ら
れているときは(ステップS5,S9)、導電性ベルト
11が搬送方向に対して右側に片寄っていると判断す
る。そして従動ロ−ラ12の修正軸21に連結されたク
ラッチ23をオンにするとともにタイマ34をオンにし
て正逆転モ−タ25を逆転させる(ステップS11,S
12)。正逆転モ−タ25を逆転させると、従動ロ−ラ
12の修正軸21が、図3の矢印Cで示すように導電性
ベルト11の搬送方向に対して右側から左側に移動す
る。この移動により修正軸21の右側すなわち正逆転モ
−タ25と反対側に設けた押圧部材22の円錐面が従動
ロ−ラ12のゴムロ−ラ19の端部に当たりゴムロ−ラ
19を左側に移動する。このゴムロ−ラ19が左側に移
動すると、ゴムロ−ラ19に巻回された導電性ベルト1
1はゴムロ−ラ19の移動に追従して左側に移動し右側
の片寄りを補正する。一定時間正逆転モ−タ25を逆転
させタイマ34がタイムアップしたら正逆転モ−タ25
を停止させる(ステップS13)。この処理を装置本体
の制御部から動作オフ信号が入力されるまで繰り返す
(ステップS14)。
【0035】このように印加電極27から導電性ベルト
11にベルト変位検出用電圧を印加し、各受電電極28
a〜28cで通電の有無を検出して導電性ベルト11の
位置を検出するから、導電性ベルト11に片寄りが生じ
たことと片寄り方向を正確に検出することができる。ま
た、導電性ベルト11に片寄りが生じたときに、片寄り
方向に応じて導電性ベルト11に位置を補正するから、
導電性ベルト11を常に正常な位置で回転駆動すること
ができ、導電性ベルト11が片寄ったままで回転駆動す
ることにより感光体ドラム1上の可視像が歪むことを防
ぐことができ、良質な画像を形成することができる。
【0036】また、上記のように各受電電極28a〜2
8cで通電の有無を検出して導電性ベルト11の片寄り
を検出して補正動作を複数回行ったが、各受電電極28
a〜28cで検出している通電有無信号に変化がないと
き、すなわち導電性ベルト11の位置が正常と判定され
ない場合、CPU31は導電性ベルト11のベルト切れ
等の異常が発生して正常な画像が形成されないと判断
し、装置本体の制御部にベルト異常検出信号を出力し、
画像形成処理を停止させて停止理由を表示する。このよ
うにして導電性ベルト11のベルト切れやベルトの伸び
等の異常も簡単に検出するとともに異常画像を形成する
ことを防ぐことができる。
【0037】上記実施例ではCPU31からあらかじめ
定めた一定周期毎に片寄り検出開始信号を出力して各受
電電極28a〜28cで通電の有無を検出して導電性ベ
ルト11の片寄りを検出して補正動作を行う場合につい
て説明したが、感光体ドラム1に形成された静電潜像を
現像中に補正動作を行うと、感光体ドラム1上の画像が
歪む可能性がある。そこで片寄り検出開始信号を出力す
る周期を形成する画像の1ペ−ジの長さに応じて定め、
ペ−ジ間で補正動作を行い、補正動作をしているとき
は、次の記録紙8の搬送をタイミングロ−ラ7の上流側
で停止して記録紙8を待機させる良い。このようにペ−
ジ間で補正動作を行うときに、導電性ベルト11のホ−
ムポジションを基準にした一定位置で片寄りを検出する
と、導電性ベルト11の端部のバラツキによる検出精度
の低下を防止することができる。
【0038】また、上記実施例は各受電電極28a〜2
8cで検出した通電有無検出信号をCPU31に直接入
力した場合について説明したが、帯電チャ−ジャ17か
ら導電性ベルト11に印加した高い電圧の帯電電圧がC
PU31に入力するとCPU31が破壊されてしまう。
そこで、図7のブロック図に示すように、各受電電極2
8a〜28cからの通電有無検出信号の入力端子とCP
U31の間に抵抗と一定電圧以上で低インピ−ダンスと
なる特性の非直線素子、例えばツェナ−ダイオ−ドと各
受電電極28a〜28cからの通電有無検出信号を選択
するアナログスイッチ及びアナログスイッチの出力を基
準電圧と比較するコンパレ−タを有する帯電電圧監視回
路38を設けると良い。このように帯電電圧監視回路3
8を設けておくと、導電性ベルト11に帯電電圧を印加
しているときでもCPU31等を破壊することなしに導
電性ベルト11の片寄り検出と補正動作を行うことがで
きる。なお、この場合はアナログスイッチを順次切り替
えることにより各受電電極28a〜28cからの通電有
無検出信号をCPU31に入力することができる。
【0039】なお、上記実施例は印加電極27と受電電
極28a〜28cを有するベルト変位検知センサ26を
使用して導電性ベルト11の位置を検出する場合につい
て説明したが、図3の修正軸21に設けた押圧部材22
の円錐面の導電性ベルト11の端部に対応する位置に受
電電極を設けたり、図8の斜視図に示すように受電電極
28d,28eを導電性ベルト11の幅方向の両端部に
一定距離をおいて設けても良い。
【0040】また、上記実施例が現像ユニット4に設け
た導電性ベルト11の片寄りを検出して補正する場合に
ついて説明したが、転写ユニットに設けた導電性を有す
る転写ベルト等の片寄りも同様に検出して補正すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、回転駆
動している導電性ベルトに各受電電極が接触しているか
否から導電性ベルトの位置を検出して片寄りが生じてい
るかどうかと片寄り方向を検出するようにしたから、導
電性ベルトの片寄りを精度良く検出することができる。
【0042】また、導電性ベルトの片寄りを検出したと
きに、片寄り方向に応じて導電性ベルトの位置を補正す
るから、導電性ベルトを常に正常な位置で回転駆動する
ことができ、画像形成中に導電性ベルトが片寄ったまま
で回転駆動することにより感光体ドラム上の可視像が歪
むことを防ぐことができ、良質な画像を形成することが
できる。
【0043】さらに、印加電極と各受電電極は導電性ベ
ルトの感光体ドラムと接触する面と反対側の面に接触す
るように配置されているから、現像剤であるトナ−によ
る接触不良が発生することを防ぐことができ、安定して
導電性ベルトの位置を検出することができる。
【0044】また、印加電極と各受電電極を導電性ベル
トを巻回したロ−ラの近傍に設けてあるから、回転駆動
している導電性ベルトの波打ちの影響を受けずに印加電
極と各受電電極を導電性ベルトに確実に接触させること
ができる。
【0045】また、各受電電極で通電の有無を検出して
導電性ベルトの片寄りを検出して補正動作を複数回行っ
たが、各受電電極で検出している通電有無信号に変化が
なく導電性ベルトの位置が正常と判定されない場合に
は、現像ユニットの制御部は導電性ベルトのベルト切れ
やベルトの伸び等の異常が発生したと判断しベルト異常
検出信号をシステムに対して出力するようにしたから、
導電性ベルトのベルト切れやベルトの伸び等の異常も簡
単に検出することができる。
【0046】また、ベルト異常を検出したときに画像形
成動作を停止して停止理由を表示することにより、異常
画像を形成することを防ぐとともにベルト異常を迅速に
知らセルことができる。
【0047】さらに、導電性ベルトの片寄り補正動作を
形成する画像のペ−ジ間で行うことにより、感光体ドラ
ム上の画像が歪む可能性を回避することができ、良質な
画像を形成することができる。また、この補正動作を行
うときに、導電性ベルトの一定位置で片寄りを検出する
ことにより、導電性ベルトの端部のバラツキによる検出
精度の低下を防止することができる。
【0048】また、導電性ベルトの端部位置の補正をす
るときに、次の記録紙の搬送を停止することにより、異
常画像を形成することを防ぐことができる。
【0049】また、各受電電極からの通電有無検出信号
の入力端子と制御部の間に一定電圧以上で低インピ−ダ
ンスとなる特性の非直線素子を設けることにより、導電
性ベルトの帯電電圧による制御部のCPU等の破壊を防
ぐことができ、導電性ベルトに帯電電圧を印加した状態
で位置検出と片寄り補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】現像ユニットの導電性ベルトの駆動機構を示す
斜視図である。
【図3】従動ロ−ラの構成を示す断面図である。
【図4】ベルト変位検知センサの構成を示す断面図であ
る。
【図5】現像ユニットの制御部の構成を示すブロック図
である。
【図6】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図7】現像ユニットの制御部の他の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】他のベルト変位検知センサの構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4 現像ユニット 11 導電性ベルト 12 駆動ロ−ラ 13 従動ロ−ラ 17 帯電チャ−ジャ 19 ゴムロ−ラ 21 修正軸 22 押圧部材 25 正逆転モ−タ 26 ベルト変位検知センサ 27 印加電極 28 受電電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像ユニット又は転写ユニットに感光体
    ドラムと接触する無端の導電性ベルトを使用した画像形
    成装置において、上記導電性ベルトの端部に導電性ベル
    トの移動方向と直交する異なる位置に配置され、導電性
    ベルトと接触する複数の電極を設け、各電極の通電の有
    無を確認して導電性ベルトの端部位置を検出することを
    特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の電極の出力側に一定電圧以上
    で低インピ−ダンスとなる特性の非直線素子を接続した
    請求項1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の電極を導電性ベルトの感光体
    ドラムと接触する面と反対側の面と接触するように配置
    した請求項2記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 上記複数の電極を導電性ベルトを巻回し
    たロ−ラの近傍に設けた請求項3記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 上記各電極の通電の有無を導電性ベルト
    の同じ位置で確認する請求項4記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 現像ユニット又は転写ユニットに感光体
    ドラムと接触する無端の導電性ベルトを使用した画像形
    成装置において、上記導電性ベルトの端部に導電性ベル
    トの移動方向と直交する異なる位置に配置され、導電性
    ベルトと接触する複数の電極を設け、各電極の通電の有
    無を確認して導電性ベルトの端部位置を検出し、検出し
    た導電性ベルトの端部位置に応じて導電性ベルトを巻回
    したロ−ラを導電性ベルトの搬送方向と直交する方向に
    移動して導電性ベルトの端部位置を補正することを特徴
    とする電子写真装置。
  7. 【請求項7】 上記導電性ベルトの端部位置の補正を形
    成する画像のペ−ジ間で行う請求項6記載の電子写真装
    置。
  8. 【請求項8】 上記導電性ベルトの端部位置を補正する
    ときに次の記録紙の搬送を停止する請求項7記載の電子
    写真装置。
  9. 【請求項9】 上記補正動作後の各電極の通電の有無を
    確認して導電性ベルトの異常を検出する請求項6記載の
    電子写真装置。
  10. 【請求項10】 上記導電性ベルトの異常を検出したと
    きに、画像形成動作を停止して停止理由を表示する請求
    項9記載の電子写真装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7302217B2 (en) 2004-09-14 2007-11-27 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and transfer apparatus employing endless belt

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