JPH10260522A - フォトマスクの洗浄方法及びフォトマスクの洗浄装置 - Google Patents

フォトマスクの洗浄方法及びフォトマスクの洗浄装置

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JPH10260522A
JPH10260522A JP6622597A JP6622597A JPH10260522A JP H10260522 A JPH10260522 A JP H10260522A JP 6622597 A JP6622597 A JP 6622597A JP 6622597 A JP6622597 A JP 6622597A JP H10260522 A JPH10260522 A JP H10260522A
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JP
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photomask
cleaning
processing liquid
rotating
processing
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JP6622597A
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Takehiro Kakinuki
剛広 垣貫
Toru Nakano
徹 仲野
Tetsuo Suzuki
哲男 鈴木
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Toray Industries Inc
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フォトリソ加工の露光工程に用いるフォトマス
クを、熟練を要さず、かつ確実に洗浄することができる
フォトマスク洗浄方法およびフォトマスク洗浄装置を提
供する。 【解決手段】フォトリソ加工時に使用するフォトマスク
の洗浄方法において、該フォトマスクに対して処理液の
塗布を行い、該フォトマスクと接触した処理液を該フォ
トマスクを回転させることによって排除し、乾燥させる
ことを特徴とするフォトマスクの洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCD用カラーフ
ィルタ、半導体等のフォトリソ加工における露光工程で
用いるフォトマスクの洗浄方法および洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】LCD用カラーフィルタ、半導体等の製
造プロセスでは微細加工を行うためにフォトリソ加工を
行っている。このうち露光工程ではフォトマスクを介し
て紫外線照射を行い、所定のパターンを形成させている
が、フォトマスクと基板間の距離を非常に近接させる必
要があり、たとえばカラーフィルタの場合、50〜30
0μmの距離に近接させている。
【0003】そのため、フォトマスクには基板が持ち込
む異物やレジスト等が非常に付着しやすく、フォトマス
クを洗浄することが必須となる。
【0004】フォトマスクはその性質から非常に清浄度
を高くする必要があるが、反面、近年の基板の大判化に
伴ってフォトマスクが大判化になってきており、フォト
マスク全面を異物の付着、再汚染させることなく洗浄す
ることは難しくなってきている。
【0005】今までのフォトマスクの洗浄方法は、はじ
めにNaOH、アセトン、純水等の薬液をしみこませた
柔らかい布等を用いて、人が異物を拭き取り、この状態
でフォトマスクを使用していた。しかしこの方法は、人
手によって作業を行うため、洗浄状態にバラツキが見ら
れた。また目視検査では判別できない塵や汚れが存在し
ても、露光時に欠点となることがあるため、フォトマス
ク上の異物が除去できたかどうかは実際に露光を行う必
要があった。さらにフォトマスクの取り扱いは熟練を要
し、フォトマスク自体に傷を付けることもしばしば起こ
った。
【0006】スピン方式の基板の処理装置が、特開平7
−66099号公報、特開平5−154430号公報に
提案されており、これをフォトマスクの洗浄装置に適用
することは可能である。スピン方式では、フォトマスク
を回転させながら薬液を塗布するため、薬液の使用量は
ディップ方式に比べて少量で済むという利点がある。フ
ォトマスクは一様に乾燥させることが必要となるが、ス
ピン方式の場合、高速回転させることでこれを満たすこ
とができる。しかしフォトマスクを高速回転させると、
上昇気流を伴った随伴流が発生し、洗浄容器内に残った
使用後の薬液がこの随伴流によってミストを形成し、こ
のミストが随伴流に乗ってフォトマスクを再汚染させる
という問題点がある。
【0007】このミストによる再汚染はガラス基板等で
は問題にならないレベルであるが、フォトマスクの場
合、再汚染部分で光の通過に変化が起こるため問題とな
る。
【0008】そのためスピン方式でフォトマスクを洗浄
する場合、洗浄容器内に薬液を残さないようにすること
が必須となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の問題点を解決するべくなされたもので、フォトリソ
加工の露光工程に用いるフォトマスクを、熟練を要さ
ず、かつ確実に洗浄することができるフォトマスク洗浄
方法およびフォトマスク洗浄装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明のフォトマスクの洗浄方法は、フォトリソ加工
時に使用するフォトマスクの洗浄方法において、該フォ
トマスクに対して処理液の塗布を行い、該フォトマスク
と接触した処理液を該フォトマスクを回転させることに
よって排除し、乾燥させることを特徴とする。
【0011】また、前記目的を達成するための本発明の
フォトマスクの洗浄装置は、処理槽内に、フォトマスク
を回転自在に支持する回転部材と、該回転部材に支持さ
れたフオトマスクに処理液を吐出する処理液吐出ノズル
とを設けるとともに、前記回転部材の回転により飛散す
る処理液を排出する排水口を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明をさらに詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明洗浄装置の一例を示す側面
図であり、図2は、図1の上面図である。
【0014】図1に示すように、1は処理槽であり、該
処理槽内1にフォトマスク4を載置する回転テーブル3
が回転軸2に回転可能に支持されている。処理槽1の上
部は開放系となっており、装置周辺はダウンフローの雰
囲気となっている。処理槽1の底部はフォトマスク回転
中心が最も高く、外周部に向かうほど低くなるような構
造となっている。これによって、処理液が外周部へ集ま
りやすくなるようにしてある。
【0015】フォトマスク4は、露光時に基板と向き合
う面が上側になるように、回転テーブル上に載置するこ
とが好ましい。また、フォトマスク4を載置する回転テ
ーブル3はできるだけ細身化している方が好ましい。回
転テーブル3を細身化することによりフォトマスク4の
裏面洗浄が行いやすくなり、処理液の裏まわり等に対し
て洗浄が行いやすくなる。図の実施例では、回転テーブ
ル3は4本の板状の羽根が十字状のプロペラ型に形成さ
れた構造となっている。
【0016】また回転テーブル3にはフォトマスク4を
把持するチャツク(図示せず)が設けられている。この
チャックはフォトマスク4に傷が付いたり、Crがはが
れたりしないように、フォトマスクの有効紫外線照射領
域外につけることが好ましい。またチャックの材質とし
ては、テフロン等の耐薬品性がある比較的柔らかい樹脂
を用いるのが好適である。
【0017】5はフォトマスク4の上方に設けられたフ
ォトマスク4に上方から処理液を吐出する処理液吐出ノ
ズルであり、6はフォトマスク4の下方に設けられたフ
ォトマスク4に下方から処理液を吐出する処理液吐出ノ
ズルである。
【0018】フォトマスクを洗浄するために用いる処理
液としては、非イオン系、アニオン系あるいはカチオン
系の界面活性剤や、KOH、NaOH、TMAH等のア
ルカリ水溶液、純水等が挙げられるが、被洗浄物によっ
て処理液を適宜選択する必要がある。
【0019】処理液の散布はフォトマスク4を回転テー
ブル3に載置して回転させながら行うが、フォトマスク
4の下面には回転チャック等があるために水洗の際に完
全に処理液を除去することが困難であり、よって処理液
の散布はマスク上面からのみで行う方がよい。フォトマ
スク4のもう一方の面についても処理液を用いて洗浄す
る時は、フォトマスクを反転させて同様の洗浄を繰り返
せばよい。
【0020】フォトマスク4に処理液を散布するとき
は、フォトマスクをゆっくりと回転させながら塗布する
ことが望ましい。フォトマスクの回転数としては、好ま
しくは200rpm以下、より好ましくは100rpm
以下である。フォトマスクを回転させることによって、
常にフォトマスクに接触する処理液が新しくなり、かつ
ゆっくりと回転させることで処理液が飛散し、ミスト飛
沫になりにくくなる。
【0021】処理液の吐出方法について、ノズルを複数
個設置することで、処理液の当たる領域が増し、またよ
り大量の処理液がフォトマスクに接触するので洗浄効果
が高くなる。これは水洗によるすすぎの際に特に有効で
ある。すすぎが十分でないと、マスク上に残った処理液
残査が再析出し、露光時に不良となる。フォトマスクが
回転しているのでノズルを必ずしも揺動させる必要はな
いが、フォトマスク全面に処理液が当たるようにノズル
の吐出方向を考慮することが大切である。
【0022】処理液による洗浄後、水洗によってすすぎ
を行うが、このときは前記した処理液吐出ノズル5,6
を用いて、上下両面から水洗を行うことが好ましい。下
面からの水洗を行うことによって、裏周りした処理液を
除去することができるからである。
【0023】水洗後、フォトマスクを高速回転させるこ
とによってフォトマスク上の水分を振り切り乾燥させ
る。フォトマスクの回転数は、好ましくは1000rp
m〜2000rpm、より好ましくは1000〜120
0rpmである。あらかじめ200rpm程度の回転数
で大半の水滴を除去した後、1000〜1200rpm
まで回転数を上げてフォトマスクを乾燥させても良い。
【0024】また乾燥させるための所要時間は、好まし
くは60〜300sec、より好ましくは90〜150
secである。フォトマスクを高速回転させることによ
って水滴を除去するのでフォトマスク上の水滴を完全に
除去でき、かつフォトマスクをミスト飛沫によって再汚
染しないようにできるだけ短い乾燥時間であることが望
ましい。
【0025】フォトマスクを高速回転させると、処理槽
内に回転方向および上昇方向の空気の流れ、つまり随伴
流が発生するが、この随伴流が発生すると同時に処理槽
底部に残っている処理液がミスト飛沫となって上昇し、
フォトマスクに付着し再汚染する。
【0026】そこで処理槽底部の排水を強制的に行い、
ミスト飛沫の形成を防ぐことが重要である。
【0027】本発明においては、前記したように、処理
槽1の底部のフォトマスクの回転軸2部分を最も高く
し、外周部に向かうに従って底部を低くするようなテー
パーをつけ、外周部に排気口兼排水口8を設置する。こ
の排気口兼排水口8は、排気と排水とを同一配管で行
い、また排気を強制的に行うことで排水が促進される。
強制的に排気を行うため方法としては、処理槽1の上部
を開放系にすることや、配管中に局所排気用ブロアーを
設置すること等が挙げられる。
【0028】さらにフォトマスクを回転させるときに発
生する随伴流を排気口兼排水口8に導入しやすくするた
めに、該排気口兼排水口8のフォトマスク4の回転方向
の下流側端部に、フォトマスク4の回転方向の上流側に
向かって傾斜して壁状に立てられた導入板10を設置す
ることが有効である。図3は、導入板を備えた排気口兼
排水口の一例を示す斜視図である。
【0029】ただし、省スペース化および排水効率の点
から、排水口8をフォトマスクを回転させたときの最外
周部から完全に外に出すことが困難であり、その結果、
導入板10がフォトマスク4の回転直下に存在すること
となる。導入板10がフォトマスク直下に存在すると、
フォトマスクの回転によって発生する随伴流が乱流状態
となるので、ミスト飛沫の発生を助長したり、フォトマ
スクの振動が大きくなったり、またフォトマスクの回転
安定性を損なうことになる。
【0030】そこで、フォトマスクの回転範囲の直下に
ある導入板10部分に切り欠き9を設けることが有効と
なる。その結果、随伴流が乱流状態にならないので前記
のような問題点は解決され、さらに排水効率を挙げるこ
とも可能となる。切り欠き部は随伴流を乱流状態にさせ
ない程度に浅くした方が排水効果が高い。図4は、フォ
トマスクと導入板部分に設けた切り欠きとの位置関係を
示す側面図である。
【0031】本発明のフォトマスク洗浄方法及び装置
は、フォトマスクを回転させることによって常に新しい
処理液がフォトマスクに接触するので洗浄効果が高く、
さらに処理槽底部に溜まる廃処理液を積極的に排水する
ことで、フォトマスクを高速回転させて乾燥を行っても
ミスト飛沫が発生せず、フォトマスクを再汚染させるこ
となく洗浄できることを特徴としている。
【0032】
【実施例】以下、好ましい実施態様を用いて本発明を更
に詳しく説明するが、用いた実施様態によって本発明の
効力は何ら制限されるものではない。
【0033】実施例1 図1に示す装置を用い、排気口兼排水口8は処理槽1の
底部の外周部に4カ所設置し、その構造は100×15
0mmの長方形とした。また導入板2は150×50m
mで処理槽1の底部に対して50度の角度とした。
【0034】フォトマスクはカラーフィルタの製造に使
用しているもので、主に付着する異物はレジストであ
る。よって洗浄に用いた処理液は現像液としても用いら
れることがあるTMAHを使用した。
【0035】フォトマスク上に異物が存在すると遮光さ
れるため、例えばポジ型レジストを用いた場合、その部
分だけレジストが現像されず黒欠陥になる。よって黒欠
陥が発生したときに、マスクを洗浄する必要が生じる。
【0036】まず、回転テーブル3にフォトマスク4を
露光時に基板と向かいあう面を上にして設置した。回転
テーブル3は5mmの高さを持ったスペーサ7を有し、
回転テーブル3とフォトマスク4との間に間隙を設け
た。フォトマスク4の大きさは600×700×5mm
t、材質は石英ガラスであった。
【0037】図のように、導入板2に切り欠き部9を設
置し、フォトマスク4を回転させたときの回転中心から
のフォトマスク4の最外周半径は460mmであるの
で、この円内に入っている導入板の部分を切り欠き部9
にした。切り欠き部分にある導入板の長さをL=10m
mとした。
【0038】フォトマスク4を50rpmで回転させ、
フォトマスク4の上側100mmの位置に存在する処理
液吐出ノズル5からTMAHを1.5l/minで30
秒間散布した後、すぐに純水を2.0l/minの流量
でフォトマスク4の上側100mmの位置にある処理液
吐出ノズル5から吐出した。同時に、1.5l/min
の流量でフォトマスク4の下側にある処理液吐出ノズル
6から純水を散布し、フォトマスク裏面に回ったTMA
Hの除去を行った。純水の塗布は50rpmで60秒
間、100rpmの流量で30秒間行った。その後20
rpmで30秒間前記と同じ流量の純水を塗布を行っ
た。この結果、純水がフォトマスク4の上面を完全に覆
っている状態を形成していた。
【0039】純水によるTMAHのすすぎ後、200r
pmにて10秒間フォトマスク4を回転させてフォトマ
スク4に付着している大半の純水を除去し、その後12
00rpmにて120秒間フォトマスク4を回転させて
フォトマスク4に付着している純水を完全に除去した。
フォトマスク4の乾燥工程では回転中央にドライエアを
30Nl/minで噴射し、フォトマスク中央にある純
水を除去しやすいようにした。
【0040】同様の操作を、フォトマスク4の反対の面
についても行った。
【0041】実施例2 導入板2の切り欠き部9の長さをL=30mmとして、
実施例1と同様の条件でフォトマスクの洗浄を行った。
【0042】それぞれの条件で洗浄したフォトマスクが
清浄な状態になっているかどうかの確認を以下の方法で
行った。
【0043】フォトマスク洗浄後、キャノン製露光機P
LA−501Fを用いて200mJ、200μmの条件
でガラス基板に露光を行った。ガラス基板としては、5
50×650mmの無アルカリガラスで、ブラックペー
ストを塗布してオーブン内で135℃、20分間セミキ
ュアし、さらにポジ型レジスト(Shipley “Microposi
t” RC-100 30cp)をスピナーで塗布し、90℃、3分
間ベークしたものを用いた。
【0044】実施例3 導入板2に切り欠き部9を設けず、つまりL= 50とし
て、実施例1と同様の条件でフォトマスクの洗浄を行っ
た。
【0045】実施例4 導入板2を排気口兼排水口8に設けず、実施例1と同様
の条件でフォトマスクの洗浄を行った。
【0046】それぞれの条件で洗浄したフォトマスクが
清浄な状態になっているかどうかの確認を以下の方法で
行った。
【0047】フォトマスク洗浄後、キャノン製露光機P
LA−501Fを用いて200mJ、200μmの条件
でガラス基板に露光を行った。ガラス基板としては、5
50×650mmの無アルカリガラスで、ブラックペー
ストを塗布してオーブン内で135℃、20分間セミキ
ュアし、さらにポジ型レジスト(Shipley “Microposi
t” RC-100 30cp)をスピナーで塗布し、90℃、3分
間ベークしたものを用いた。
【0048】露光後、TMAHを2重量%含んだ25℃
の水溶液を現像液として、基板を60秒間現像液にディ
ップさせてポジ型レジストの現像とブラックペーストの
エッチングを行った。
【0049】現像残りの確認を行った。基板による評価
をn=3で行い、同一部分に同じ形状の現像残りが存在
した場合、フォトマスク上に異物が存在しているとし
た。
【0050】実施例1〜4の結果を表1に示す。
【0051】
【表1】 上記の結果、導入板に切り欠き部を設けることでフォト
マスク上を再汚染させることなく洗浄を行うことができ
た。また切り欠き部を設けることでフォトマスクを回転
させる時に発生する振動を抑えることができた。
【0052】
【発明の効果】本発明のフォトマスク洗浄装置は、フォ
トマスクを回転させながら洗浄処理を行い、その後高速
回転によって乾燥させるが、装置上部を開放系とし、ま
た処理槽底部にある排気口兼排水口に導入板を設置する
ことで、排気効率を高め、さらに導入板に切り欠き部を
設けることでフォトマスクの回転によって生じる気流が
乱気流になることを防止し、その結果、処理槽底部等か
ら発生するミスト飛沫の形成を抑制し、ミスト飛沫によ
ってフォトマスクの再汚染を防止することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明洗浄装置の一例を示す側面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】導入板を備えた排気口兼排水口の一例を示す斜
視図である。
【図4】フォトマスクと導入板部分に設けた切り欠きと
の位置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1:処理槽 2:回転テーブル回転軸 3:回転テーブル 4:フォトマスク 5:上側処理液吐出ノズル 6:下側処理液吐出ノズル 7:スペーサ 8:排気口兼排水口 9:切り欠き部 10:導入板 11:フォトマスクの回転方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォトリソ加工時に使用するフォトマスク
    の洗浄方法において、該フォトマスクに対して処理液の
    塗布を行い、該フォトマスクと接触した処理液を該フォ
    トマスクを回転させることによって排除し、乾燥させる
    ことを特徴とするフォトマスクの洗浄方法。
  2. 【請求項2】処理槽内に、フォトマスクを回転自在に支
    持する回転部材と、該回転部材に支持されたフオトマス
    クに処理液を吐出する処理液吐出ノズルとを設けるとと
    もに、前記回転部材の回転により飛散する処理液を排出
    する排水口を設けたことを特徴とするフォトマスクの洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】前記処理槽の上方を開放系にし、かつ前記
    処理槽の底部はフォトマスク回転中心部分が高くされ、
    該処理槽の外側に向かって低くされる構造となし、該処
    理槽の比較的外側部に処理液の排気口兼排水口を設置し
    たことを特徴とする請求項2に記載のフォトマスクの洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】前記排気口兼排水口が、強制排気および/
    または排水を行うものであることを特徴とする請求項3
    に記載のフォトマスクの洗浄装置。
  5. 【請求項5】前記排気口兼排水口近傍にマスクの回転に
    よって生じる気流を導入する導入板を設けたことを特徴
    とする請求項3または4に記載のフォトマスクの洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】前記導入板に、マスクの回転によって生じ
    る気流を制御する切り欠きを設けたことを特徴とする請
    求項5に記載のフォトマスクの洗浄装置。
  7. 【請求項7】フォトマスクの回転中心からフォトマスク
    の最大半径内に存在する前記導入板の部分に切り欠き部
    を設けたことを特徴とする請求項5または6に記載のフ
    ォトマスクの洗浄装置。
JP6622597A 1997-03-19 1997-03-19 フォトマスクの洗浄方法及びフォトマスクの洗浄装置 Pending JPH10260522A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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